「マニラでインターナショナルスクールを探し始めたけれど、学費の幅が広すぎて基準がわからない」「BGCの有名校は高すぎる。でも、子どもには世界とつながる教育を受けさせたい」——マニラでの学校選びには、そんな迷いがつきものです。この記事では、マニラのインターナショナルスクールから実在の7校を厳選し、学費相場・カリキュラム・特徴を正直に整理しました。名門校だけでなく手頃な価格帯の学校も含めて、わが家に合う候補の絞り方までお伝えします。
結論:マニラで選べる学校(早見)
ここだけ読めば全体像がつかめます。この記事で扱う学校と、オンラインという選択肢を、同じ粒度で並べました。
- International School Manila(ISM) — 対象年齢——3〜18歳(プリスクール〜グレード12)/学費目安——年間9,720ドル+30.6万ペソ(プリスクール)〜19,660ドル+62.4万ペソ(グレード11〜12)。円換算で約228万〜462万円(2026-27年度の公式学費表を2026年10月25日確認・1ドル≒157円、1ペソ≒2.46円)
- Brent International School Manila — 対象年齢——3〜18歳(ナーサリー〜グレード12)/学費目安——米ドル+ペソ併用払いで、キンダー〜G12は年間合算約235万〜261万円相当(ナーサリー約97万円・プレK約124万円・2026-27年度の公式学費表を2026年10月25日確認)
- The British School Manila(BSM) — 対象年齢——3〜18歳(ナーサリー〜イヤー13)/学費目安——英ポンド+ペソ併用払いで、年間合算約280万〜370万円相当(幼児部はより低め・2026年時点の公式情報、最新は要確認)
- Chinese International School Manila(CISM) — 対象年齢——5〜18歳(キンダー〜グレード12)/学費目安——年間約68.5万〜112.4万ペソ(約168万〜277万円・2026-27年度の公式学費表を2026年10月25日確認・返金条件付きの15万ペソを含む)
- Reedley International School — 対象年齢——4〜18歳(プレキンダー〜グレード12)/学費目安——公式サイトでは金額非公開(学年・プログラム別の「Tuition Fees Catalog」を出願時に案内・2026年10月25日確認)
- Southville International School and Colleges — 対象年齢——3歳〜大学生(プリスクール〜カレッジ)/学費目安——年間約19万ペソ前後から(約50万円前後〜・学年やプログラムにより異なる、2026年時点の公開情報・最新は要確認)
- Domuschola International School — 対象年齢——3〜18歳(ナーサリー〜グレード12)/学費目安——公式サイトでは非公開のため要問い合わせ(資料請求で開示)
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通学圏や学費が壁になる家庭の選択肢。

はじめに基礎を押さえたい方へ:インターナショナルスクールとは?種類・学費・入学条件・選び方の完全ガイドで全体像を整理しています。
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マニラのインターナショナルスクール事情と学費相場
メトロマニラは、東南アジアでも有数のインターナショナルスクール密集地です。BGC(ボニファシオ・グローバルシティ)やマッキンリーヒルを中心に、マカティ、パシッグ、南部のラスピニャスやラグナ方面まで、20校を超える学校が点在します。米国系・英国系の名門からIB一貫校、バイリンガル校、フィリピンの学制と組み合わせた学校まで、選択肢の幅は驚くほど広い街です。
学費はおおまかに3つの層に分かれます。手頃な学校で年間約15万〜35万ペソ(約40万〜90万円)、中堅で約35万〜55万ペソ(約90万〜145万円)、名門大手になると約65万〜150万ペソ(約170万〜390万円)以上になることもあります。さらに初年度は入学金・施設費など授業料以外の費用が大きく、マニラ特有の渋滞による通学負担も見逃せない観点です。学費の内訳の見方はインターナショナルスクールの学費、何にいくらかかる?でも詳しく解説しています。※学費等は2026年10月25日に各校公式サイトで確認した2026-27年度の数字です(円換算は1ペソ≒2.46円・1米ドル≒157円の目安・2026年10月23日レート)。最新は各校公式サイトでご確認ください。

マニラのインターナショナルスクールおすすめ7選
ここからは、知名度・カリキュラムの多様性・価格帯のバランスを考えて選んだ7校を紹介します。順番は序列ではありません。お子さんの状況とご家庭の優先順位によって、最適な学校は変わります。
1. International School Manila(ISM)
1920年創立、アジア有数の歴史を持つフィリピンを代表する名門。BGCの広大なキャンパスに多国籍の生徒が集まり、充実した施設と課外活動で知られます。高等部ではIBディプロマも選択できます。
- カリキュラム——米国式+IBディプロマ(高等部)
- 対象年齢——3〜18歳(プリスクール〜グレード12)
- 学費目安——年間9,720ドル+30.6万ペソ(プリスクール)〜19,660ドル+62.4万ペソ(グレード11〜12)。円換算で約228万〜462万円(2026-27年度の公式学費表を2026年10月25日確認・1ドル≒157円、1ペソ≒2.46円)
- こんな家庭に——予算に余裕があり、世界トップ水準の環境と進学実績を最優先したい
2. Brent International School Manila
1909年に始まる米国聖公会系の伝統校で、マニラ本校は南郊ビニャン(ラグナ)の緑豊かなキャンパスにあります。米国式カリキュラムを軸に、高等部ではIBディプロマを提供。南部(アラバン方面)在住のご家庭に特に人気です。
- カリキュラム——米国式+IBディプロマ
- 対象年齢——3〜18歳(ナーサリー〜グレード12)
- 学費目安——米ドル+ペソ併用払いで、キンダー〜G12は年間合算約235万〜261万円相当(ナーサリー約97万円・プレK約124万円・2026-27年度の公式学費表を2026年10月25日確認)
- こんな家庭に——マニラ南部に住み、伝統と落ち着いた環境、広いキャンパスを重視したい
3. The British School Manila(BSM)
BGCにある英国式教育の代表格です。英国ナショナルカリキュラムからIGCSE、そして最終学年はIBディプロマへと進む一貫した設計で、きめ細かなパストラルケア(生活面の支え)にも定評があります。
- カリキュラム——英国式(英国ナショナルカリキュラム→IGCSE→IBディプロマ)
- 対象年齢——3〜18歳(ナーサリー〜イヤー13)
- 学費目安——英ポンド+ペソ併用払いで、年間合算約280万〜370万円相当(幼児部はより低め・2026年時点の公式情報、最新は要確認)
- こんな家庭に——英国式の体系的な学びを求める家庭、英国・欧州への進学も視野に入れたい
4. Chinese International School Manila(CISM)
マッキンリーヒルにあるK-12の一貫校です。英語を主言語に、中国語(マンダリン)を全学年で学べるバイリンガル環境が最大の特徴。米国式のコアカリキュラムで学び、グレード11〜12ではIBディプロマを取得できます。
- カリキュラム——米国式コア+中国語教育+IBディプロマ(高等部)
- 対象年齢——5〜18歳(キンダー〜グレード12)
- 学費目安——年間約68.5万〜112.4万ペソ(約168万〜277万円・2026-27年度の公式学費表を2026年10月25日確認・返金条件付きの15万ペソを含む)
- こんな家庭に——英語に加えて中国語も身につけさせたい、アジアで活きる言語力を重視したい
5. Reedley International School
パシッグにある、温かく面倒見のよい校風で知られる学校です。米国系カリキュラムにシンガポール式算数を取り入れ、上級生はAP(大学単位認定)科目も選択可能。「いじめのない学校文化」を掲げ、転入生の受け入れにも慣れています。
- カリキュラム——米国系+シンガポール式算数(AP選択可)
- 対象年齢——4〜18歳(プレキンダー〜グレード12)
- 学費目安——公式サイトでは金額非公開(学年・プログラム別の「Tuition Fees Catalog」を出願時に案内・2026年10月25日確認)
- こんな家庭に——費用を抑えつつ国際カリキュラムを選びたい、少人数の温かい環境で慣らしたい
6. Southville International School and Colleges
ラスピニャスにある、幼児からカレッジまで続く総合学園です。フィリピンの学制に国際水準のプログラムを組み合わせ、IBディプロマにも対応。ローカルとインターナショナルの「中間」を手頃な価格で実現し、現地家庭からの支持が厚い学校です。
- カリキュラム——フィリピンK-12+国際プログラム(IBディプロマ対応)
- 対象年齢——3歳〜大学生(プリスクール〜カレッジ)
- 学費目安——年間約19万ペソ前後から(約50万円前後〜・学年やプログラムにより異なる、2026年時点の公開情報・最新は要確認)
- こんな家庭に——費用対効果を重視しつつ、長く通える一貫環境を求める家庭
7. Domuschola International School
パシッグにあるIBワールドスクールです。小学部はIB PYP、中等部はケンブリッジ(IGCSE)、高等部はIBディプロマという構成で、「マニラで最も手頃にIB教育を受けられる学校の一つ」として紹介されることもある少人数校です。
- カリキュラム——IB PYP+ケンブリッジ(IGCSE)+IBディプロマ
- 対象年齢——3〜18歳(ナーサリー〜グレード12)
- 学費目安——公式サイトでは非公開のため要問い合わせ(資料請求で開示)
- こんな家庭に——IBの探究型教育を、できるだけ手の届く費用と少人数環境で受けさせたい
マニラ インターナショナルスクールをエリア別に見る(BGC・マカティ・パラニャーケ・南部)
マニラの学校選びは、学費と同じくらい「どのエリアに住むか」で決まります。7校にマニラ日本人学校とノードアングリアを加え、所在地を各校公式サイトで確認しました(2026年10月25日確認)。
| エリア | 学校(公式サイトの所在地) | 通学・スクールバス |
|---|---|---|
| BGC(タギッグ) | ISM・BSM・マニラ日本人学校(3校とも36th Street, University Parkway)/CISM(Upper McKinley Road, McKinley Hill) | BGC内に住めば短距離送迎が現実的。ISMは登録時にTransportation Officeへバスを申込(任意) |
| マカティ | 7校に校舎はなし。BGCに隣接し、マニラ日本人学校のバス運行地区 | BGCの学校へ通う家庭が多い |
| パラニャーケ | Nord Anglia International School Manila(Aseana Business Park) | 空港南側のベイエリア |
| パシッグ | Reedley(2 C. Caparas St., Brgy. Ugong)・Domuschola | オルティガス方面 |
| ラスピニャス | Southville International School and Colleges | 南部在住向け |
| ビニャン(ラグナ)/アラバン方面 | Brent(Brentville Subdivision, Mamplasan, Biñan, Laguna) | 公式FAQに「アラバンは学校に近く在籍生が多い」と明記。自校運営バスにアテンダント同乗 |
マニラ日本人学校のスクールバスは、公式サイトによるとBGC地区とマカティ地区で運行し、アラバン地区は「利用者数が規定に達していないため運行していない」とされています。座席は転入学試験のあとに申請する仕組みで、転入前の予約はできません(出典:マニラ日本人学校「スクールバスについて」 https://www.mjs.ph/ ・2026年10月25日確認)。南部に住んでBGCの学校へ通うなら、通学手段は入学前に確かめておきたいところです。
マニラ インターナショナルスクールの2026-27年度学費早見表(公式学費表で確認)
各校の2026-27年度学費表を2026年10月25日に公式サイトで確認しました。円換算は1ペソ≒2.46円、1米ドル≒157円(Trading Economics 2026年10月23日終値)の目安です。公式に金額の掲載がない学校は「非公開」とし、推定額は載せていません。
| 学校 | 年間授業料(2026-27年度) | 初年度の一時費用 |
|---|---|---|
| ISM | 米ドル+ペソの2本立て。プリスクール 9,720ドル+306,400ペソ(約228万円)/K〜G4 15,160ドル+479,600ペソ(約356万円)/G5〜8 16,520ドル+524,600ペソ(約388万円)/G9〜10 17,620ドル+558,400ペソ(約414万円)/G11〜12 19,660ドル+623,800ペソ(約462万円) | Matriculation Fee 4,500ドル+Facilities Enhancement Fee 4,500ドル(K以上の新入生)+出願料700ドル=9,700ドル(約152万円) |
| Brent | 米ドル+ペソの2本立て。ナーサリー 3,584ドル+164,120ペソ(約97万円)/プレK 4,600ドル+211,056ペソ(約124万円)/K〜G5 8,704ドル+399,840ペソ(約235万円)/G6〜8 9,320ドル+428,168ペソ(約252万円)/G9〜12 9,680ドル+444,496ペソ(約261万円) | Capital Development Fee 1,575ドル(毎年)+Matriculation Fee 3,000ドル(新入生・1回)+出願料300ドル=4,875ドル(約77万円)。G1〜8でESLが必要なら1,210ドル |
| CISM | ペソ建て。ナーサリー 684,700ペソ(約168万円)/プレK・K 732,000ペソ(約180万円)/G1〜5 874,700ペソ(約215万円)/G6〜8 925,300ペソ(約228万円)/G9〜10 1,053,000ペソ(約259万円)/G11〜12 1,124,300ペソ(約277万円)。条件付き返金の150,000ペソを含む | 公式ページに記載なし(入学手続きの中で案内) |
| Nord Anglia Manila | 学年別授業料は公式ページからリンクされたPDFに掲載(本記事では未確認のため非掲載) | 出願料 28,413ペソ(約7万円)+予約金 50,000ペソ(約12万円・条件付き返金)+入学金 231,530ペソ(約57万円) |
| Reedley | 非公開(Tuition Fees Catalogを出願時に案内) | 入学テスト料 プレK・K 2,700ペソ/G1〜12 5,000ペソ |
| BSM/マニラ日本人学校 | 非公開(公式サイトに学費ページなし) | 記載なし |
出典(2026年10月25日確認):ISM https://www.ismanila.org/admissions/school-fees /Brent http://brent.edu.ph/wp-content/uploads/2026/03/school-fees-2026-2027.pdf /CISM https://cismanila.org/admissions/fees/ /Nord Anglia https://www.nordangliaeducation.com/our-schools/philippines/manila/international/admissions/schedule-of-fees /Reedley https://reedleyschool.edu.ph/apply/
見落としやすいのは、ISMとブレントが「ドル+ペソ」の二重請求であること、そして初年度の一時費用だけでISMは約150万円、ブレントは約77万円かかることです。授業料だけで比べると初年度の総額を見誤ります。
マニラ日本人学校(MJS)という選択肢——公式情報で整理
「インターか、日本人学校か」はマニラの日本人家庭が最初に迷う分かれ道です。公式サイト(https://www.mjs.ph/ ・2026年10月25日確認)に載っている事実だけを並べます。
- 所在地はBGCの36th St. University Parkway(ISM・BSMと同じ通り)。タギッグ校舎への移転は平成13年(2001年)、戦後の再出発は昭和43年(1968年)の日本語補習学級から。
- 設置課程は小学部と中学部(高校課程なし)。児童生徒数は497名(2026年4月15日現在)。
- 英会話授業は小学部が週2時間、中学部が週1時間で、6クラスに分けて現地の先生が担当。授業の中心は日本の学習指導要領に沿った日本語の授業です。
- 編入は「新年度初め・各学期初めに関わらず通年」で受け入れ。個別の編入学試験(小学生は国語・算数で約30分、中学生は国語・数学・英語で約30〜40分)は即日合否、合格すれば翌日から登校できます。必要書類はパスポートと日本人会会員証。
- 学費は公式サイトに掲載がなく、入学資格の詳細はMJSハンドブックで案内されます。金額は事務室へ確認してください。
帰国後に日本の学校へ戻る前提ならMJS、英語で学ぶ時間を最大にしたいならインター、が基本の整理です。MJSは中学部までなので、高校段階まで滞在が続くなら次の道筋を早めに考えておく必要があります。
編入時期と出願で求められるもの(ビザ・書類)
マニラのインターは「空きがあれば年度途中でも入れる」学校が多い一方、ビザと書類の条件は学校ごとに違います。公式サイトに明記されている範囲で整理します(2026年10月25日確認)。
- ISM——年齢基準日は9月1日。空きと条件を満たせば年度中いつでも入学できますが、各学期の最初の15日以内が望ましく、高校生は原則として学期の始めに入学。ビザは「students must have a valid temporary/permanent resident visa to study in the Philippines」「Tourist visas are NOT acceptable」と明記され、出願時に有効なビザがなければCertificate of Undertakingを提出します(出典:https://www.ismanila.org/admissions/application-file-forms-requirements )。
- ブレント——年度は8月初旬〜5月末。空きがあれば10月(第2クォーター)・1月(第3クォーター)の編入も可。英語支援は初級(EAL1)がG5以下のみで、G9〜12はEALが必要な生徒を受け入れません。寮はなく、一方の親との同居が条件です(出典:https://brent.edu.ph/admissions/faq/ ・https://brent.edu.ph/admissions/admissions-criteria/ )。
- リードリー——外国籍・二重国籍の志願者はパスポートとフィリピンビザのコピーを提出。PSA認証の出生証明書、前学年・現学年の成績表、推薦書が必要で、来校見学の予約が先です(出典:https://reedleyschool.edu.ph/apply/ )。
- マニラ日本人学校——通年編入。必要書類はパスポートと日本人会会員証。
赴任辞令が出たら、ビザの種類の確認と学校への問い合わせを同時に始めるのが安全です。
マカティに住む予定です。通えるインターはありますか?
この記事の7校にマカティ市内の校舎はありませんが、隣接するBGCの学校(ISM・BSM・CISM)やパシッグのリードリーが検討圏です。マニラ日本人学校のスクールバスはマカティ地区で運行しています。
初年度の総額はどのくらい見ておけばいいですか?
公式学費表で確認できる範囲では、ISMはK〜G4の授業料15,160ドル+479,600ペソに一時費用9,700ドルが加わり約508万円。ブレントはK〜G5の授業料8,704ドル+399,840ペソに一時費用4,875ドルで約312万円が目安です(1ドル≒157円・1ペソ≒2.46円、2026年10月23日のレート)。
日本人学校からインターへ、途中で移れますか?
可能ですが、入学テストに英語力の試験が含まれるため学年が上がるほど条件は厳しくなります。ブレントはG9〜12でEALが必要な生徒を受け入れていません。移るなら小学部のうちが現実的です。
比較でわかる、わが家に合う選び方
7校を眺めると、マニラの選択肢は大きく「大手名門」「中堅・新興」、そして通学を伴わない「オンライン国際校」という3つのタイプに整理できます。それぞれの得意・不得意を正直に並べてみましょう。

大手名門は環境も進学実績も申し分ない一方、費用と入学のハードルが高く、マニラの渋滞のなかの送迎も長期戦になります。中堅・新興校は費用と質のバランスがよい反面、学校ごとの個性差が大きいので見学が欠かせません。そしてオンライン国際校は、費用と通学の負担を大きく減らせる代わりに、対面の校庭や施設はありません。すべてを満たす学校は存在しないからこそ、「何を譲れて、何を譲れないか」を家族で言葉にすることが、後悔しない選び方の出発点になります。オンラインの学びの実際は、オンラインでの学びのしくみを見る →で紹介しています。

マニラだけで判断せず、他都市の相場と見比べたい方へ:インターナショナルスクールの学費データベース(都市別の相場・内訳と無償化の現実)で、国内・アジア主要都市16校の年間授業料を出典付きで一覧にしています。あわせて、インターナショナルスクールの学費はなぜ高いのか(相場の内訳と、対面の約1/5に下げる方法)で、費用の構造そのものを分解しています。
学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢
ここまで読んで、「良い学校はわかった。でも学費が続かない」「毎日の渋滞を考えると現実的でない」と感じた方もいるかもしれません。その場合は、通学型の7校に加えて、オンライン・インターナショナルスクールという8つ目の選択肢も検討の価値があります。「インターは高すぎる」と感じたときに読む記事でも書いたとおり、国際教育の価値は校舎の豪華さだけでは決まりません。
私たち脱偏差値のオンラインインターナショナルスクール NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月に開校するオンラインインターナショナルスクールです。運営は日本の株式会社NIJINで、日本で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には1000名以上が在籍しています。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」の学びを掲げ、少人数の対話を通じて「自分と世界を、好きになる」ことを育てます。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。マニラでもラグナでも、住む場所を選ばずに学べて、学費は対面インターの約5分の1を目指しています。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れていける設計なので、英語がまだ不安なお子さんでも始めやすいのも特徴です。ただし正直に言えば、NGAはまだ開校前で実績はこれから。対面校と同じ体験を提供できるわけでもありません。通学型と公平に比べて、合うと感じたときに選んでいただければと思います。
よくある質問
マニラのインターナショナルスクールには何歳から入学できますか?
多くの学校が3歳前後のナーサリーから受け入れています。ただし人気校は幼児部から定員が埋まりやすいため、入学条件と空き状況は早めに各校へ確認することをおすすめします。
子どもが英語をまだ話せなくても入学できますか?
学校によります。英語サポート(EAL/ESL)を用意している学校は多いものの、学年が上がるほど求められる英語力も上がる傾向があります。オンライン国際校のなかには、NGAのように日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れられる設計の学校もあるので、お子さんの現在地に合わせて選びましょう。
編入のタイミングはいつがよいですか?
多くの学校は8月前後に新学年が始まるため、その前の出願が基本です。空きがあれば学期途中の編入を受け入れる学校も少なくありません。編入試験の有無は学校ごとに異なるため、必ず個別に確認してください。
マニラでの学校選びが、家族の物語になりますように。
20校を超える選択肢があるマニラは、「わが家の軸」さえ決まれば必ず候補が見つかる街です。名門校も、手頃な学校も、そしてオンラインも——大切なのは他の誰かの正解ではなく、お子さんが自分と世界を好きになれる場所を選ぶことです。焦らなくて大丈夫。この記事が、その第一歩になればうれしく思います。
NIJIN GLOBAL ACADEMYは2027年9月開校予定。手の届く学費で世界とつながる学びのしくみや、1期生募集の情報を、メールでいち早くお届けします。
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