「吉祥寺のインターナショナルスクールを調べているけれど、出てくるのは幼児向けのプリスクールばかり。小学生になったら、うちの子はどこへ通えばいいんだろう」——吉祥寺・三鷹・武蔵境のあたりで学校探しを始めた方の多くが、ここでつまずきます。武蔵野市は住みたい街ランキングの常連で、教育熱心な家庭が多く集まるエリア。それなのに、市内で小学生以上が毎日英語で学べる全日制のインターナショナルスクールは、現時点で1校だけという、少し意外な構造になっています。この記事では、武蔵野市(吉祥寺・三鷹駅北側・武蔵境)に実在するインターナショナルスクール全6校を、いちばん混乱しやすい対象年齢と学費で正直に整理します。あわせて、検索でよく調べられている「吉祥寺学園インターナショナルスクールの学費」「武蔵野東学園インターナショナルスクールの学費」について公式の数字をそのまま載せ、市内で見つからないときに広げる近隣エリアの選択肢、そして学費や通学が壁になったときの「オンライン」というもうひとつの道までお伝えします。
結論:吉祥寺・武蔵野市で選べる学校(早見)
- Axis International School(アクシス/吉祥寺本町)|1〜18歳(プリスクール+Grade 1〜12)|授業料 年間約196万〜210万円(2025年10月1日現在の公式。別途 入学金33万/55万円ほか)|武蔵野市で唯一、小学生から高校生まで毎日英語で通える全日制
- 吉祥寺学園インターナショナルスクール(初等部・緑町/2027年4月開設)|小学1年生〜(2027年度は第1学年 約40名)|初年度納入金 350万円・2年目以降 年180万円が目安(2027年度募集要項・予定額)|旧・武蔵野東学園。学校教育法第一条の一条校で、日本の小学校卒業資格が得られる
- ズー・フォニックス・アカデミー吉祥寺校(吉祥寺本町)|2〜6歳のインターナショナル・プリスクール+小学生クラス/英語学童|要問い合わせ(公式サイトに料金の掲載なし)|フォニックスを土台にしたバイリンガル育成コース
- ハッピーキッズインターナショナル(吉祥寺本町)|1歳半ごろ〜の未就学+アフタースクール|要問い合わせ|英語×モンテッソーリ。吉祥寺駅南口から徒歩圏の小規模スクール
- BKI バイリンガル・キッズ・インターナショナル・プリスクール(境/武蔵境)|18か月〜6歳+小学生・中高生のアフタヌーン|要問い合わせ(公式は時間あたりの目安のみ公表)|2003年開校。朝7時30分から夜18時30分まで対応
- International School for Little Explorers(ISLE 三鷹校/西久保)|1歳半ごろ〜の未就学+キンダー・小学生クラス|要問い合わせ|旧ファーストラーニング三鷹。米国の乳幼児教育カリキュラムがベース
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン/2027年9月開校・6〜18歳・対面の約1/5の学費帯・日本語の支えあり)|住む場所を選ばないオンライン国際校。現在は開校情報の登録を受付中です

吉祥寺・武蔵野市のインターナショナルスクール事情と学費相場
武蔵野市の学校地図をひとことで言うと「未就学は5校、小学生以上は1校」です。吉祥寺・三鷹駅北側(中町・西久保)・武蔵境というコンパクトな市域に、英語で一日を過ごせるプリスクールやキンダーガーテンが点在していて、就学前の選択肢という意味では、多摩地域のなかでは恵まれているほうだと言えます。0〜6歳の時期に「英語で過ごす場所」を探しているなら、吉祥寺駅から徒歩圏だけでも複数の候補が見つかります。
ところが、そこから先が急に細くなります。小学生が毎日英語で学べる全日制は、市内ではAxis International School(吉祥寺本町)の実質1校。ほかのスクールは、小学生向けのプログラムがあってもアフタースクールや週数回のクラスで、地元の小学校に通いながら英語を続ける形です。中学生・高校生の年代になると、市内ではAxisのGrade 6〜12以外に選択肢がありません。つまり武蔵野市は、未就学5校 → 小学生以上は1校という、はっきりした断絶を抱えたエリアなのです。
ただし、この構造は2027年に少し変わります。武蔵野市緑町で、吉祥寺学園(旧・武蔵野東学園)が2027年4月にインターナショナルスクールを初等部に開設予定だからです。こちらは学校教育法第一条に定める一条校のなかに置かれるため、日本の小学校の卒業資格を得ながら英語で学べる、これまでの武蔵野市にはなかったタイプの選択肢になります。小学生以上の受け皿が1校から2校へ増える——今この街で学校を探している家庭にとっては、見逃せない変化です。そもそも「インターナショナルスクール」という言葉が指す範囲が気になる方は、インターナショナルスクールとは何かを整理した記事もあわせてご覧ください。
学費の相場も見ておきましょう。武蔵野市で小学生以上が通える全日制は、授業料だけで年間おおむね180万〜210万円、初年度は入学金や施設費を合わせて250万〜350万円という水準です。都心の大規模インターの年間300万〜350万円と比べれば抑えめですが、それでも6年間・12年間と積み上がる金額であることに変わりはありません。未就学のプリスクールは、公式サイトで金額を公表していないところが多く、多くが要問い合わせです。

吉祥寺・武蔵野市のインターナショナルスクール全6校
ここからは、武蔵野市内に実在するインターナショナルスクール・インターナショナルプリスクールを、水増しせずに紹介します。無理に「7選」にはしません。市内にあるのは6校(うち1校は2027年4月開設)で、性格はまったく違います。「有名だから」ではなく「わが家の年齢と予算に合うか」で読み進めてください。
1. Axis International School(アクシス インターナショナルスクール/吉祥寺本町)
JR・京王井の頭線の吉祥寺駅から徒歩圏、吉祥寺本町1丁目の七井ビルにあるインターナショナルスクール。1歳のトドラープログラムから18歳(Grade 12)までを一貫して受け入れており、武蔵野市で唯一、小学生・中学生・高校生が毎日英語で学べる全日制です。米国式のカリキュラムで、英語(リーディング・ライティング・文法・スペリング)、数学、理科、社会に加えて聖書の授業があるキリスト教主義の学校です。1クラスの上限は8名という、かなり手厚い少人数体制を掲げています。学年暦も9月始まり(第1学期9月〜12月、第2学期1月〜6月)と、日本の学校とは異なる海外型です。認定は米国のミドルステーツ協会(Middle States Association)やGriggs International Academyなどを受けています。
- カリキュラム:米国式カリキュラム(聖書・英語・数学・理科・社会。キリスト教主義/少人数)
- 対象年齢:1〜18歳(プリスクール1〜3歳、キンダー、Grade 1〜Grade 12)
- 学費目安:授業料 年間195万6000円(12か月払)/210万2100円(10か月払)。別途 入学金33万円(プリスクール)・55万円(Grade 1〜12)、施設費 年20万円、教材費 プリスクール6万1080円/G1〜5 20万6000円/G6〜8 25万6000円/G9〜12 52万6000円(2025年10月1日現在の公式)。兄弟割引あり
- こんな家庭に:吉祥寺エリアで、少人数の米国式環境を幼児から高校まで途切れさせずに続けたい家庭に
2. 吉祥寺学園インターナショナルスクール(初等部・緑町/2027年4月開設)
武蔵野市緑町、2027年4月に開設予定のインターナショナルスクールです。母体は60年以上の歴史を持つ武蔵野東学園で、2025年10月20日に東京都の認可を受けて法人名を学校法人 吉祥寺学園に改称し、2026年4月1日から各校の名称も「吉祥寺学園 初等部」「吉祥寺学園 中等部」などに変わりました。最大の特徴は、学校教育法第一条に定める一条校の枠組みのなかに置かれること。日本の小学校としての卒業資格を得ながら、授業の約70%を英語で行うイマージョン教育を受けられます。1クラス20名で、ネイティブ教員と日本人バイリンガル教員の2人体制。卒業時にCEFRのB1(英検2級相当)到達を目標に掲げ、TOEFL Junior対策の授業も置かれます。校舎は建築家・隈研吾氏の設計。英語を集中的に学びつつ他教科は日本語で進める「国際コース」も併設され、こちらは学費が抑えめに設定されています。
- カリキュラム:授業の約70%を英語で行うイマージョン(一条校)。ネイティブ+日本人バイリンガル教員の2人体制、1クラス20名
- 対象年齢:小学1年生〜(2027年度は第1学年のみ・約40名。以降学年進行。中等部・高等専修部への接続あり)
- 学費目安:初年度納入金 350万円(入学金100万円+建設開発費70万円+授業料130万円+設備・維持費50万円)、2年目以降は年180万円が目安。国際コースは初年度280万円。別途 給食費・教材費・校外学習費、入学検定料3万円(2027年度募集要項の予定額)
- こんな家庭に:義務教育の卒業資格を確保したまま、英語漬けに近い環境で小学校時代を過ごさせたい家庭に
3. ズー・フォニックス・アカデミー吉祥寺校(吉祥寺本町)
吉祥寺本町4丁目にある、1歳から小学6年生までを対象にした英語教育機関。フォニックス(文字と音の対応)を土台にした指導で知られ、バイリンガル育成コースのなかに2〜6歳のインターナショナル・スクールクラスが置かれています。クラスは年齢ごとに細かく分かれ、ミッシーマウス(2〜3歳・9時15分〜12時15分または14時15分)、ロビィラビット(3〜4歳)、ディディディア1(4〜5歳)、ディディディア2(5〜6歳・9時〜14時15分)という構成です。小学生には英語で過ごす学童「E-CAMP」やアドバンス・クラスがあり、地元の小学校に通いながら英語を積み上げたい家庭の受け皿になっています。
- カリキュラム:フォニックスを基盤にしたバイリンガル育成(インターナショナル・プリスクール+小学生クラス)
- 対象年齢:1歳〜小学6年生(インターナショナル・スクールクラスは2〜6歳)
- 学費目安:要問い合わせ(公式サイトに金額の掲載なし。資料請求・体験レッスンで確認)
- こんな家庭に:未就学期にしっかり英語の土台をつくり、小学校入学後も英語学童で続けたい家庭に
4. ハッピーキッズインターナショナル(吉祥寺本町)
吉祥寺駅から徒歩数分、吉祥寺本町2丁目にある小規模なスクール。英語とモンテッソーリ教育を組み合わせたプリスクールとアフタースクールを運営しています。1歳半ごろからの受け入れで、保護者同伴で参加できるクラスもあり、はじめて英語環境に触れる子でも入りやすい雰囲気が特徴です。大規模なインターのような施設や進路実績を求める場ではありませんが、「まずは英語を好きになってほしい」という段階の家庭には合いやすい選択肢です。
- カリキュラム:英語×モンテッソーリの少人数プリスクール/アフタースクール
- 対象年齢:1歳半ごろ〜の未就学児(アフタースクールは幼稚園児中心)
- 学費目安:要問い合わせ
- こんな家庭に:吉祥寺駅近くで、小さいうちからやわらかく英語に触れさせたい家庭に
公式サイトはこちら(最新の開講状況は直接ご確認ください)
5. BKI バイリンガル・キッズ・インターナショナル・プリスクール(境/武蔵境)
武蔵野市境5丁目、JR武蔵境駅側にある2003年開校のインターナショナル・プリスクール。すべての時間を英語で過ごす設計で、モーニング・プログラム(8時30分〜14時30分)はビギナー(18か月〜)、ラーナー(3〜4歳)、プリレッジョ(5歳)、レッジョ(6歳)と年齢で分かれます。加えてアフタヌーン・プログラム(15時30分〜17時30分)には幼稚園児(3〜6歳)だけでなく小学1〜6年生・中学生・高校生のクラスもあり、就学後も英語を続けられる数少ない場になっています。フルデイ(8時30分〜17時30分)や、7時30分〜18時30分の延長にも対応しており、共働き家庭にも現実的です。
- カリキュラム:オールイングリッシュの探究型プリスクール(モーニング/アフタヌーン/フルデイ)
- 対象年齢:18か月〜6歳(プリスクール)+小学生・中高生(アフタヌーン)
- 学費目安:要問い合わせ(公式サイトは金額を掲載せず、モーニング枠 平均598円/時間、アフタヌーン枠 平均1176円/時間という目安のみ公表)
- こんな家庭に:武蔵境・三鷹側に住み、朝から夕方まで英語環境で過ごせる園を探している家庭に
6. International School for Little Explorers(ISLE 三鷹校/西久保)
三鷹駅の北口側、武蔵野市西久保2丁目にあるインターナショナルスクール。ファーストラーニング三鷹から名称を変えた校舎で、米国の乳幼児教育カリキュラム(The Creative Curriculum)をベースに、遊びを通して英語と非認知能力を育てる設計です。プリスクール(1歳半ごろ〜)、キンダークラス、小学生クラスがあり、日本文化への理解も大切にするという方針を掲げています。三鷹駅は南口が三鷹市、北口が武蔵野市——この校舎は北口側の武蔵野市に位置しており、三鷹・吉祥寺の両方から通いやすい立地です。
- カリキュラム:米国の乳幼児教育カリキュラム(The Creative Curriculum)をベースにした英語保育
- 対象年齢:1歳半ごろ〜の未就学児+キンダー・小学生クラス
- 学費目安:要問い合わせ(クラス・利用回数により変動)
- こんな家庭に:三鷹駅周辺で、少人数の英語環境を未就学期から始めたい家庭に
このほか武蔵野市中町には、インターナショナルスクールではないものの英語で過ごす学童Kids Duo 三鷹があります。「インターに毎日通わせるのは難しいけれど、放課後は英語で過ごさせたい」という家庭は、こうした英語学童も候補に入れておくと選択肢が広がります。
吉祥寺・武蔵野市のインターナショナルスクールの学費
武蔵野市の学校を調べていて、いちばん多く検索されているのが「学費」です。ここでは、公式に公開されている金額だけを整理します。金額を出していないスクールについては、憶測を書かずに「要問い合わせ」とします。
吉祥寺学園インターナショナルスクールの学費(2027年度・公式募集要項)
2027年4月に開設される吉祥寺学園初等部のインターナショナルスクールは、2027年度の児童募集要項で初年度納入金(予定額)を公開しています。内訳は次のとおりです。
- 入学金:1,000,000円(インターナショナルスクール)/300,000円(国際コース)
- 建設開発費:700,000円(両コース共通)
- 授業料(毎年):1,300,000円(両コース共通)
- 設備・維持費(毎年):500,000円(両コース共通)
- 初年度合計:3,500,000円(インターナショナルスクール)/2,800,000円(国際コース)
- そのほか:給食費・教材費・校外学習費用が別途。入学検定料は30,000円
ここから読み取れるのは、2年目以降は「授業料130万円+設備・維持費50万円=年180万円」が基本になるということです(給食費・教材費などは別途)。入学金と建設開発費は初年度限りなので、6年間の総額をざっくり見積もると、インターナショナルスクールで1,000万円台後半という水準になります。募集人員は第1学年で約40名、出願資格は2020年4月2日から2021年4月1日までに生まれた子どもです。なお募集要項には「納付金の額は、諸条件の変化により在学期間中に改定される場合があります」と明記されているため、最新の金額は必ず公式でご確認ください。
「武蔵野東学園インターナショナルスクール 学費」で探している方へ
「武蔵野東学園のインターナショナルスクールの学費が知りたい」と検索してたどり着いた方に、大事な前提をお伝えします。武蔵野東学園と吉祥寺学園は、同じ学園です。 2025年10月20日に東京都から認可を受けて法人名が「学校法人 武蔵野東学園」から「学校法人 吉祥寺学園」へ改称され、学校名も2026年4月1日から、武蔵野東小学校→吉祥寺学園 初等部、武蔵野東中学校→吉祥寺学園 中等部、武蔵野東第一・第二幼稚園→吉祥寺学園 第一・第二幼稚部、武蔵野東高等専修学校→吉祥寺学園 高等専修部へと変わりました。
つまり、「武蔵野東インターナショナルスクールの学費」を調べている場合、探している情報は上のセクションの吉祥寺学園インターナショナルスクールの学費(初年度350万円/2年目以降 年180万円が目安)と同じものになります。旧名称で書かれた古い記事やまとめサイトには、改称前の情報や推測の数字が残っていることがあるので、金額は必ず公式の募集要項でご確認ください。
Axis International Schoolの学費
市内で唯一、現時点で小学生以上が毎日通えるAxis International Schoolは、公式サイトで学費を公開しています(2025年10月1日現在)。授業料は年間195万6000円(12か月払)または210万2100円(10か月払)で、プリスクールもGrade 1〜12も同額。これに入学金(プリスクール33万円/Grade 1〜12は55万円)、施設費 年20万円、そして学年ごとの教材費(G1〜5は20万6000円、G6〜8は25万6000円、G9〜12は52万6000円)が加わります。高校段階で教材費が上がるのは、米国の認証評価にかかる費用を含むためです。兄弟姉妹には割引制度があり、2人目は10%、3人目は50%(勤務先の補助がない場合)と公表されています。
未就学スクールの学費は「要問い合わせ」が多い
ズー・フォニックス吉祥寺校、ハッピーキッズインターナショナル、BKI、ISLE三鷹校は、いずれも公式サイトに金額表を掲載していません。BKIのみ、モーニング枠が平均598円/時間、アフタヌーン枠が平均1176円/時間という時間あたりの目安を示しています。通う日数・時間帯によって月額が大きく変わるため、「週何日・何時間で、月いくらか」を必ず問い合わせて比較してください。なお認可外保育施設として、幼児教育・保育の無償化の給付対象になっているかどうかも、家計に効く重要な確認ポイントです。学費の内訳をもう少し細かく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳を解説した記事が役に立ちます。
※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。
武蔵野市から通える近隣エリアのインターナショナルスクール
小学生以上で、市内の1校だけでは比べようがない——そう感じたら、通学圏を少し広げるのが現実的です。武蔵野市は中央線・井の頭線・西武線が使えるため、隣接エリアへのアクセスは良好です。三鷹市下連雀にはケンブリッジ国際認定のMusashi International School Tokyo(MIST)があり、幼児部から高校段階(Year 13)まで一貫。授業料は年間約161万〜182万円(2025-2026年度の公開情報)と、都心の大規模校より抑えめです。同じ三鷹にはアオバジャパン・バイリンガルプリスクール 三鷹キャンパスもあります。
さらに広げれば、調布市野水のアメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)、東久留米市のChristian Academy in Japan(CAJ)、小平市のMalvern College Tokyo、練馬区光が丘のアオバジャパン・インターナショナルスクールなど、多摩・城西エリアには規模もカリキュラムも異なる学校が集まっています。エリア別の詳細は、調布のインターナショナルスクールを整理した記事、杉並区のインターナショナルスクールの記事、練馬区のインターナショナルスクールの記事もあわせてご覧ください。武蔵野市だけでなく東京全体の選択肢を見渡したい方には、東京全体の選択肢はこちらが便利です。
ただし正直にお伝えすると、通学圏を広げるということは、そのぶん毎日の移動時間が増えるということでもあります。吉祥寺から調布や東久留米まで小学生が一人で通うとなると、往復で1時間半から2時間かかることも珍しくありません。「入れるかどうか」だけでなく「6年間続けられるかどうか」で判断してください。
比較でわかる、わが家に合う選び方
ここまで読んで、「結局どう決めればいいの」と感じた方も多いはずです。吉祥寺・武蔵野市とその周辺の選択肢は、大きく3タイプに整理すると見通しがよくなります。①Axisや近隣のK-12インターのような通学型インター、②未就学中心のプリスクール+英語学童という組み合わせ、③そして通学しないオンライン国際校です。下の表は、費用・入りやすさ・通学負担などの観点で、それぞれの傾向を正直に並べたものです。

通学型のインターは、毎日英語に浸れる環境と友人関係が最大の魅力ですが、年間200万円前後の学費と、入学時に求められる英語力の壁があります。プリスクール+英語学童の組み合わせは費用も通学負担も軽い一方、学校生活そのものは日本語で進むため、英語で「考える」時間の総量はどうしても少なくなります。そして忘れがちなのが、地元の学校に通いながら国際的な学びを重ねるダブルスクールという選択肢です。武蔵野市のように未就学の選択肢は多いのに小学生以上が細くなる地域では、これが現実的な解になる家庭も少なくありません。なお、英語環境が長くなるほど日本語のほうが心配になるご家庭には、姉妹サービスのともだちじゃぱん(NIJIN運営・子ども向け日本語オンライン)もおすすめです。

武蔵野・吉祥寺だけで判断せず、他都市の相場と見比べたい方へ:インターナショナルスクールの学費データベース(都市別の相場・内訳と無償化の現実)で、国内・アジア主要都市16校の年間授業料を出典付きで一覧にしています。
学費や通学が壁なら——「オンライン」という第7の選択肢
武蔵野市は、住みやすさでも教育環境でも、東京のなかで恵まれた街です。それでも、小学生以上が毎日通えるインターが市内に1校しかないこと、年間200万円前後という学費、そして近隣エリアまで広げれば往復2時間近くになる通学が、現実の壁になる家庭は少なくありません。「国際的な学びを受けさせたいけれど、この負担が何年も続くのは……」と迷うなら、通学を前提としないオンライン・インターナショナルスクールという第7の選択肢があります。
私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。運営は、日本で1000名以上が在籍するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を手がける株式会社NIJIN。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」の考え方のもと、少人数の対話を中心に「自分と世界を、好きになる」学びを目指します。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳で、住む場所を選びません。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計です。学費は対面インターのおよそ5分の1を目指しています。
正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれからです。校庭や体育館での対面の体験は、通学型の学校と同じようには提供できません。それでも、通学の負担なく、費用を抑えて世界とつながる学びは、吉祥寺で選択肢を比べるあなたにとって、検討する価値のある一つの道だと考えています。
よくある質問
Q. 吉祥寺・武蔵野市のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?
A. 未就学なら1歳前後から選択肢があります。Axis International Schoolは1歳のトドラープログラムから、BKIは18か月から、ズー・フォニックス吉祥寺校のインターナショナル・スクールクラスは2歳から、ISLE三鷹校とハッピーキッズは1歳半ごろからの受け入れです。一方、小学生以上が毎日通える全日制はAxisの1校のみで、2027年4月に吉祥寺学園初等部のインターナショナルスクールが加わり2校になります。まずはお子さんの年齢で受け入れ可能な学校に絞り込むのが第一歩です。
Q. 武蔵野市で小学生以上が通えるインターはありますか? 日本語や義務教育の扱いは?
A. 現時点で市内の全日制はAxis International SchoolのGrade 1〜12のみです。加えて2027年4月に、吉祥寺学園初等部のインターナショナルスクールが小学1年生から開設されます。ここで大きな違いになるのが「一条校かどうか」です。一般的なインターナショナルスクールは学校教育法第一条の学校ではないため、日本の小学校・中学校を卒業した扱いにはなりません。一方、吉祥寺学園は一条校の枠組みのなかで英語イマージョンを行うため、日本の卒業資格を確保しながら英語で学べます。日本語のサポートや、英語力がどの程度必要かは学校ごとに大きく異なるので、出願前に必ず各校に直接確認してください。
Q. 途中からの編入はできますか? 時期はいつがいいですか?
A. 多くの学校で編入枠はありますが、少人数の学校ほど空きが出にくいのが実情です。Axisは9月始まりの学年暦なので、日本の4月始まりとはリズムが異なる点に注意してください。吉祥寺学園のインターナショナルスクールは2027年度は第1学年のみの募集で、出願は2026年9月下旬から、入学試験は2026年11月に行われます。未就学のプリスクールは比較的柔軟に途中入園を受け付けているところが多いものの、人気クラスは埋まりやすいので、希望時期の半年から1年前には各校に問い合わせて空き状況を押さえておくと安心です。
迷う時間も、お子さんを想う時間です
学校選びに「正解」はありません。武蔵野市のように、未就学の選択肢は豊かなのに小学生以上になると急に細くなる街では、なおさら迷いが深くなります。それでも大切なのは「入学できるか」より「この学びを何年も無理なく続けられるか」です。学費も、通学時間も、お子さんの英語力も、性格も——どれも家庭ごとに事情が違います。だからこそ、あなたが迷っているその時間そのものが、お子さんの未来を真剣に想っている証拠です。焦らず、いくつかの学校を実際に見て、比べてみてください。もし「通学以外の道」も知っておきたいと思われたら、私たちの開校情報もそっと候補に入れていただけたら嬉しいです。
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