結論から。京都府で小学生以上が通えるインターナショナルスクールは6校で、毎年かかる学費は約88万円〜198万円。いちばん安いのは京都国際フランス学園(幼稚部 年880,824円)、英語で学ぶ学校のなかで最も安いのは京田辺市のKIU Academy(年1,153,000円)です。この記事の金額は、すべて各校の公式サイトに2026年8月時点で載っていた実額で、出典リンクを1件ずつ付けています。
内訳は京都市に4校、府南部に2校。うち5校は英語で、1校はフランス語で学びます。ただし小学1年生から新たに入学できるのは実質4校——府南部の同志社国際学院国際部(DISK)はG9〜G12のみで、しかも2029年の閉校が公式に予告されているためです。加えて幼児向けのプリスクールが京都市内を中心に10校前後、英語で学べる一条校の国際コースが宇治市・京田辺市にあります。
この記事では、まず全6校の学費を安い順に並べた比較表を置き、そのうえで校名別(京都インターナショナルスクール・京都国際フランス学園・KIU Academy)の学費と出願時期、京田辺・府南部からの通学圏、そして「京都のインターに偏差値はあるのか」という疑問にお答えします。特定の学校を売り込むためではありません。読み終えたときに、ご自身で判断の軸を持てるようになる——それがこの記事のゴールです。

京都府のインターナショナルスクール事情と学費相場
京都は、国際観光都市であると同時に、京都大学をはじめとする大学・研究機関が集まる学術都市です。京都府内の外国人住民は2016年の約54,000人から2025年には約91,000人へと、10年で1.68倍に増えました(京都府・外国人住民等の現状)。特に京都市左京区は、人口約15万人のうち9,000人以上が外国人住民という地域で、留学生・外国人研究者とその家族が数多く暮らしています。「数年だけ日本に滞在する研究者・大学教員の家庭」と「京都で長く暮らす国際結婚・帰国子女の家庭」が同居しているのが、京都府の国際教育ニーズの特徴です。
一方で、京都府のインターナショナルスクールの数は、東京・大阪・神戸ほど多くはありません。小学生以上まで学び続けられる学校は、京都市内に4校(京都インターナショナルスクール、京都国際フランス学園、AIC国際学院京都 初等部、チャンドラ・セカール・アカデミー京都校)、府南部に2校(同志社国際学院国際部、KIU Academy)。ただし同志社国際学院国際部はG9〜G12(高校段階)のみで、しかも2029年の閉校が公式サイトで予告されています。そのため小学1年生から新たに入学できるのは実質4校です。幼児期の英語環境(プリスクール)は京都市中京区・左京区・北区などに複数ありますが、小学校進学のタイミングで「府内で続けられる学校」が急に絞られるのが京都府の実情です。そもそもインターナショナルスクールとは何か、日本の学校(一条校)との違いから整理したい方はインターナショナルスクールとはもあわせてご覧ください。
学費の相場は、各校の公式サイトで確認できる2026年度の金額で見ると、毎年かかる額が約88万円〜198万円です。いちばん安いのはフランス本国の課程で学ぶ京都国際フランス学園(幼稚部 年880,824円)、いちばん高いのはAIC国際学院京都 初等部(年1,980,000円)。英語で学ぶ学校のなかではKIU Academy(年1,153,000円)が最も抑えめです。これに初年度だけの入学金・登録料(10万〜30万円)と、教材費・バス代などが加わります。英語で学べる一条校の国際コースは年間約98万〜168万円。学費の内訳の考え方はインターナショナルスクールの学費の内訳で詳しく解説しています。※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトでご確認ください。
京都で見かける「認定」とカリキュラムの種類
学校選びで混乱しやすいのが、学校名のあとに並ぶアルファベットの認定名です。京都府で実際に見かけるものだけ、意味を整理しておきます。
- IB(国際バカロレア)——3〜12歳のPYP、11〜16歳のMYP、16〜19歳のDPに分かれます。3つすべてを持つ学校を「IBコンティニュアム校」と呼び、京都では京都インターナショナルスクールが該当します。
- WASC——米国の学校評価団体。米国式カリキュラムの学校が受けることが多い認定です。
- ACSI——キリスト教系の学校の国際団体による認定。
- COBIS——英国式の学校を対象とした国際団体の認定。
- AEFE——フランス本国の教育課程を海外で提供する学校のネットワーク(世界139カ国・580校)。京都国際フランス学園が属します。
- CBSE——インドの中等教育中央委員会が定める課程。インド系の学校が採用します。
この認定が大事なのは、単なる肩書きではないからです。国際的な評価団体の認定を受けた学校の12年課程を修了していれば、日本の大学の受験資格が認められるという制度上の意味があります。逆に言えば、認定のない学校を選ぶ場合は、進学時の受験資格をあらかじめ確認しておく必要があります。

京都のインターナショナルスクールを学費が安い順に比較【2026年・公式サイト出典】
「京都のインターナショナルスクールで学費が安いのはどこか」——この記事にたどり着く方がいちばん多く調べているのが、この問いです。そこで最初に、府内6校を毎年かかる額の安い順に並べます。掲載したのは、2026年8月時点で各校の公式サイトに載っていた金額だけです。学費比較サイトには数字が並んでいることもありますが、出典のはっきりしない額を載せるとご家庭の資金計画がずれてしまうため、公式で確認できなかった学校は金額を書かず「公式サイトでは非公開」と明記しました。
表の見方をひとつだけ。「毎年かかる額」と「初年度だけの一時金」は必ず分けて見てください。入学金や登録料は初年度限りの出費で、6年・12年と通うときの総額を左右するのは前者です。
| 安い順 | 学校名/所在地 | 対象 | 毎年かかる額(授業料+毎年の固定費) | 初年度だけの一時金 | 出典(公式) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 京都国際フランス学園(LFIK) 京都市下京区/京阪 清水五条 |
3〜18歳 フランス語・AEFE認可 |
880,824円(幼稚部) 902,845円(小学部) 990,927〜1,012,948円(中学部) 1,132,392〜1,315,405円(高校) +連帯基金 年5,000円 |
初回登録料 年少以下 100,000円 年中 150,000円 年長・小学部・高校 300,000円 |
学費2026-2027 |
| 2 | KIU Academy 京田辺市 田辺弓代/近鉄 新田辺・JR 京田辺 |
G1〜G12 英語+日本語・WASC/ACSI |
1,153,000円 授業料953,000円+科目登録費50,000円+施設費150,000円 |
入学金 300,000円 出願料 25,000円 初年度合計 1,453,000円 |
Grade 1 Admissions (2026-27年度) |
| 3 | 同志社国際学院国際部(DISK) 木津川市/近鉄 新祝園・JR 祝園からバス |
G9〜G12のみ 英語・IB DP/WASC |
1,850,000円 授業料1,700,000円+教育充実費150,000円 |
公式サイトでは非公開 要問い合わせ |
Academic Fees ※2029年に閉校予定 |
| 4 | AIC国際学院京都 初等部 京都市下京区/京都駅から徒歩約10分 |
3〜12歳 英語中心+日本語・IB PYP |
1,980,000円 授業料 月135,000円+教育充実費 月15,000円+施設設備費 年180,000円 |
入学金 300,000円 選考料 20,000円 |
2027年度 第一回入試募集要項 |
| — | 京都インターナショナルスクール(KIS) 京都市上京区/市バス 堀川中立売 |
3〜18歳 英語・IB PYP/MYP/DP |
公式サイトでは非公開 2026年8月時点で公式に金額の掲載がないため、この記事では数字を書きません |
出願料 31,500円 (公式に記載あり) |
KIS公式出願サイト |
| — | チャンドラ・セカール・アカデミー京都校 京都市伏見区向島/近鉄 向島 |
小学部中心 英語・インド式CBSE |
公式サイトでは非公開 「手の届く学費」と公式に述べられているのみで、金額の掲載はありません |
公式サイトでは非公開 | 公式サイト |
※いずれも2026年8月時点で各校公式サイトに掲載されていた金額です(2026年時点・要確認)。学費は年度ごとに改定されるため、出願前に必ず各校公式でご確認ください。スクールバス・制服・教材・EAL(英語補助)・研修旅行などは原則として別料金で、上表には含みません。
結論:京都でいちばん学費が安いインターは京都国際フランス学園
数字をまとめると、こうなります。府内で毎年の学費がいちばん安いのは京都国際フランス学園で、幼稚部なら年880,824円。もっとも高いAIC国際学院京都 初等部(年1,980,000円)とは、年間で110万円以上の開きがあります。12年間で考えれば1,000万円を超える差です。
ただし、フランス学園は授業がフランス語です。フランス語を母語としない子ども向けの受け入れプログラムはありますが、「英語環境が欲しくてインターを探している」ご家庭の答えにはなりません。そこで、英語で学ぶ前提でいちばん安いのは、京田辺市のKIU Academy(毎年1,153,000円)。京都市内の英語系と比べて数十万円単位で軽く、しかもG1からG12まで通えます。府南部や奈良・大阪府北東部にお住まいなら、まず候補に入れる価値があります。
逆に、京都市中心部で英語系を探すと選択肢は一気に狭まります。KISは公式に授業料を出しておらず、AIC国際学院京都は毎年198万円。「京都市内・英語・小学生から」という条件は、京都府ではいちばんお金のかかる組み合わせだと知っておいてください。授業料以外に何がどれだけ積み上がるのかを項目ごとに把握したい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額で費用構造そのものを整理しています。
学費を下げる方法は、公式に用意されています
表の額面だけで諦める前に、各校が公式に案内している減額の仕組みを確認してください。いずれも2026年8月時点で公式サイトに記載があるものだけを挙げます。
- 京都インターナショナルスクール(KIS)——IBディプロマ(G11〜G12)の出願者向けに、選考結果に応じて最大100%の授業料減免となる奨学金。枠は限られ、競争制と案内されています。また幼児部は、京都市の就学前グループ活動支援事業により月最大20,000円の補助を受けられるとされています(KIS公式出願サイト)。
- 京都国際フランス学園——同時に在籍するきょうだいがいる場合、3人目から5%、4人目から10%の授業料減額。フランス国籍で在外公館に登録している家庭はAEFEの奨学金、国籍を問わず申請できる連帯基金もあります(公式・学費2026-2027)。
- KIU Academy——きょうだい割引と学費援助(financial aid)について、申し出があれば相談に応じると公式の募集ページに明記されています(公式Grade 1 Admissions)。
- 幼児期(3〜5歳)のプリスクール——幼児教育・保育の無償化の対象になる場合があります。認可外保育施設等の区分では月額37,000円までが上限で、市町村から保育の必要性の認定を受けることが条件です。施設の届出区分で扱いが変わるため、園と居住地の自治体窓口の両方に確認してください。
これらを積み上げると、表の額面から年間数十万円下がることがあります。「学費が高いから無理」と判断する前に、まず減額の可否を学校に聞く——それだけで選択肢が増えるご家庭は少なくありません。
エリア別に見る:京都市・京田辺・府南部のインターナショナルスクール一覧
ここからは、京都府内で確認できたインターナショナルスクールをエリア別に整理します。京都府は南北に長く、京都市エリアと、けいはんな学研都市を含む府南部エリアでは、選べる学校がまったく違います。お住まいの場所から現実的に通えるかを想像しながら読んでみてください。
京都市エリア(上京区・下京区・伏見区・中京区ほか)
1. 京都インターナショナルスクール(KIS)
1957年創立、京都でもっとも歴史あるインターナショナルスクールです。京都市上京区に聚楽キャンパス(3〜12歳)と待賢キャンパス(12歳〜)の2拠点を構え、国際バカロレアのPYP・MYP・DPをすべて実施する、京都で唯一のIBコンティニュアム校。2025年8月にG11、2026年にG12が開設され、幼児から高校卒業まで一貫して学べる体制が整いました。WASC・COBISの認定も受けています。新年度は8月始まりです。
- カリキュラム——国際バカロレア(PYP/MYP/DP)・英語
- 対象年齢——3〜18歳(K1〜G12)・京都市上京区(2キャンパス)
- アクセス——京都市上京区北俵町317。市バス「堀川中立売」下車すぐ(9・12・50系統)(公式アクセス)
- 学費目安——公式サイトは授業料を公開していないため要問い合わせです。公式に金額が示されているのは出願料31,500円(1回・返金不可)のみ。あわせて、IBディプロマ(G11〜G12)には選考結果に応じて最大100%の授業料減免となる奨学金があること、幼児部は京都市の就学前グループ活動支援事業により月最大20,000円の補助を受けられることが公式に案内されています(KIS公式出願サイト/2026年8月時点・条件は要確認)
- こんな家庭に——京都市中心部からフルIBの一貫教育を受けさせたい、大学関係・駐在などで数年〜長期に京都に暮らすご家庭
2. 京都国際フランス学園(Lycée Français International de Kyoto)
京都市下京区にある、フランス本国の教育課程をそのまま提供する学校です。幼稚部(maternelle)から高校最終学年(terminale)までの3〜18歳が対象で、フランス教育省の認可(AEFEネットワーク:世界139カ国・580校)を受けています。在籍は約270名・23の国籍で、うち約7割が外国籍。1クラスの平均が12名という小規模さも特徴です。授業はフランス語が中心ですが、フランス語を母語としない子ども向けの受け入れプログラムがあり、日本語・英語・ドイツ語・スペイン語・中国語・ラテン語の語学クラスも用意されています。卒業時にはフランスのバカロレアとブルベ(中等教育修了資格)が得られます。京都府で「英語以外の言語で国際教育を受けられる唯一の学校」であり、京都市の公式案内にも市内のインターナショナルスクールとして掲載されています(京都市・よくある質問)。
- カリキュラム——フランス本国課程(AEFE認可)・フランス語
- 対象年齢——3〜18歳・〒600-8065 京都市下京区富小路通五条上る本神明町411。京阪「清水五条」駅から徒歩約10分(公式アクセスと連絡先)
- 学費(2026-2027年度・公式実額)——幼稚部 年880,824円/小学部 年902,845円/中学部 年990,927円(最終学年は1,012,948円)/高校 年1,132,392円〜1,315,405円。初回登録料は幼稚部の年少以下100,000円・年中150,000円、年長・小学部・高校300,000円。ほかに連帯基金 年5,000円、給食は幼稚部 月11,500円・小中高 月16,500円。年度は9月〜6月の10カ月(公式・学費2026-2027/2026年8月時点・要確認)
- こんな家庭に——フランス語圏との往来がある、フランス語で学ばせたい、英語系インターの学費が負担に感じられるご家庭
3. AIC国際学院京都 初等部
2022年4月に開校した、京都駅の近くにあるインターナショナルスクールです。2025年10月に国際バカロレアPYPの認定校となりました(開校3年目での認定・リセマム)。日本語の授業を週5回確保しながら、その他の教科は英語で行うのが特徴で、算数はシンガポール式、STEAM教育にも力を入れています。現在は3〜12歳(幼児部〜初等部)が対象で、2028年に中等部の開校を予定しているため、進学の見通しを立てやすくなりつつあります。京都駅から徒歩圏という立地は、府内のどのインターよりも公共交通のアクセスが良い点です。
- カリキュラム——IB PYP認定・英語中心+日本語(週5回)・シンガポール式算数
- 対象年齢——3〜12歳(幼児部〜初等部。中等部は2028年開校予定)・京都市下京区菱屋町145
- アクセス——市バス「七条堀川」下車徒歩1分、京都駅から徒歩約10分、地下鉄烏丸線「五条」駅から約15分(公式キャンパス案内)
- 学費(公式実額)——授業料 月135,000円+教育充実費 月15,000円(合わせて年1,800,000円)、施設設備費 年180,000円(4月・10月に各90,000円)。初年度はこれに入学金300,000円と選考料20,000円が加わります。毎年かかる額は年1,980,000円で、府内でもっとも高い水準です(公式・2027年度第一回入試募集要項/2026年8月時点・要確認)
- こんな家庭に——電車通学のしやすさを重視したい、英語と日本語の両方を落とさずに小学校期を過ごさせたいご家庭
4. チャンドラ・セカール・アカデミー・インターナショナルスクール京都校
2018年4月に開校した、関西で初めてインドのCBSE(中等教育中央委員会)課程を導入したインターナショナルスクールです。京都市伏見区向島にあり、授業は英語で行われます。インド式の算数・理科教育に定評があり、在日インド人家庭のほか、インド式カリキュラムに関心のある家庭が選んでいます。開校時は小学部中心で、段階的に学年を拡大する方針です。府内のインターの中では比較的抑えた学費を目指すと公表している点が特徴ですが、具体的な金額は公開されていません。
- カリキュラム——インド式CBSE課程・英語
- 対象年齢——小学部中心(段階的に拡大)・京都市伏見区向島高場町104-1 向島セミナーハウス3F
- アクセス——近鉄京都線「向島」駅から徒歩約15分
- 学費目安——非公開のため要問い合わせ
- こんな家庭に——インド式の算数・理科教育に関心がある、伏見区・宇治方面にお住まいのご家庭
5. 京都市内のインターナショナルプリスクール(幼児期)
京都市内には、小学校進学前の子どもを対象にした英語環境のプリスクール・英語保育園が複数あります。多くは1〜6歳が対象で、日中の大半を英語で過ごす園と、日本語と英語を併用する園に分かれます。小学部以上の課程は持たないため、就学時に進路を選び直す前提で検討してください。
- 京都インターナショナルプリスクール——京都市中京区。英語での保育・プリスクールコース
- キンダーキッズ インターナショナルスクール 京都校——京都市中京区西ノ京。1〜5歳中心のオールイングリッシュ環境
- さくらインターナショナルスクール京都校(関西国際学園)——日英バイリンガル・探究学習型の英語保育
- きららインターナショナル幼稚舎——英語と日本語の両方を大切にする方針
- リトルジェムス京都校(中京区・1歳半〜6歳)/ズー・フォニックス・アカデミー京都校(中京区)/マリアンインターナショナルスクール(中京区)/ベニシアインターナショナルスクール(左京区)など
プリスクールの費用は園・コース・預かり時間によって大きく変わるため、学費は要問い合わせとしてください(週数回のコースか、フルタイムの保育かで年額は数十万円単位で変わります)。なお3〜5歳児については、幼児教育・保育の無償化の対象になる場合があります。認可外保育施設等の区分では月額3.7万円までが上限で、市町村から保育の必要性の認定を受けることが条件です。施設の届出区分によって扱いが変わるので、園と居住地の自治体窓口の両方に確認してください。
京都府南部・けいはんな学研都市エリア(木津川市・京田辺市・宇治市)
京都府南部は、関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)を中心に、広いキャンパスを持つ学校が集まるエリアです。奈良市・大阪府北東部からも通いやすく、京都市内より校地が広く、路線バスやスクールバスの整備が進んでいるという特徴があります。
6. 同志社国際学院国際部(DISK)
木津川市にある、G9〜G12(高校段階)の英語による国際校です。2011年に同志社国際学院(DIA)の一員として設立され、IBディプロマ(DP)認定校・WASC認定校となっています。検討前に必ず知っておきたい点があります。公式サイトのAdmissionsページには、在籍生が全員卒業する2029年にDISKは閉校する予定であること、新入生は既存学年のクラスにのみ受け入れ、G11・G12は受け入れないことが明記されています(公式Admissions/2026年8月時点)。入学を考える場合は、卒業までの見通しを学校に直接確認してください。同じ校舎には一条校である同志社国際学院初等部(DIAES)が併設され、日本語約45%・英語約55%の母語基盤型バイリンガル教育を行っています(DIAESも2019年にPYP認定)。「英語で学ぶインター」と「日本語も育てる一条校」が同じ敷地にあるという、全国的にも珍しい構成です。
- カリキュラム——英語による国際カリキュラム。IBディプロマ(DP)認定校で、中学段階はIB MYPに準拠。WASC認定(公式About DISK)
- 対象年齢——G9〜G12(高校段階のみ)・京都府木津川市木津川台7-31-1。小学校段階(G1〜G6)は同じ敷地の同志社国際学院初等部(一条校・日英半々でIB PYP)が担います
- アクセス——近鉄京都線「新祝園」駅/JR学研都市線「祝園」駅から直通路線バス約10分、近鉄けいはんな線「学研奈良登美ヶ丘」駅から直通バス約20分、近鉄「山田川」駅から徒歩約15分(公式アクセス)
- 学費(公式実額)——G9〜G12の授業料 年1,700,000円+教育充実費 年150,000円=年1,850,000円。9月・1月・4月の3回に分けて口座引き落としで、海外・国内の研修旅行費は含みません(公式Academic Fees/2026年8月時点・要確認)
- こんな家庭に——英語での学びと日本語の力を両立させたい、木津川・奈良・京田辺方面にお住まいのご家庭
7. KIU Academy(京都インターナショナルユニバーシティーアカデミー)
京田辺市にある、G1〜G12のバイリンガル・インターナショナルスクールです。米国式のカリキュラムをベースに日本のカリキュラムも意識し、英語と日本語の両方で授業を行います。米国のWASCと、キリスト教系学校の国際団体ACSIの認定を受けており、海外大学と日本の進路の両方を視野に入れられるのが特徴です。
- カリキュラム——米国式ベースの日英バイリンガル(WASC・ACSI認定)
- 対象年齢——6〜18歳(G1〜G12)・京都府京田辺市田辺弓代63-1(公式アクセス)
- アクセス——近鉄京都線「新田辺」駅・JR学研都市線「京田辺」駅が最寄り(徒歩圏。スクールバスの有無は要確認)
- 学費(2026-27年度・公式実額)——授業料 年953,000円+科目登録費 年50,000円+施設費 年150,000円=毎年1,153,000円。初年度はこれに入学金300,000円が加わって合計1,453,000円、別途 出願料25,000円(いずれも返金不可)。英語で学ぶ府内の学校では最も安い水準で、きょうだい割引と学費援助の相談も公式に案内されています(公式Grade 1 Admissions/2026年8月時点・要確認)
- こんな家庭に——英語と日本語の両方を伸ばしたい、京田辺・宇治・木津川・奈良方面のご家庭
英語で学べる一条校・国際コース(宇治市・京田辺市)
「インターナショナルスクールでなくてもいいが、英語で深く学ばせたい」というご家庭には、京都府内の一条校という選択肢もあります。日本の卒業資格が得られる点が、インターとの大きな違いです。
- 立命館宇治中学校・高等学校(宇治市)——2009年、関西の一条校として初めて国際バカロレアDPの認定を受けた学校。高校IBコースの年間納入金は授業料63.8万円+教育充実費29.1万円+IBコース費75万円=約167.9万円(2025年度・2026年度以降は改定あり・要確認)
- 同志社国際中学校・高等学校(京田辺市)——全校生徒の半数以上が帰国生という、京都で唯一の海外子女教育振興財団A1群指定校。初年度納入金は約108万円、2年目以降は年間約98万円程度(別途教材費等・最新は要確認)
府中部・北部エリア(亀岡・南丹・綾部・福知山・舞鶴など)
正直にお伝えすると、京都府の中部・北部で、小学生以上が英語で学べる常設のインターナショナルスクールは確認できませんでした(2026年7月時点。府内の私立学校一覧・各校公式サイト・国際学校データベース・京都市の公式案内を横断して確認)。長岡京市などには英語学童・アフタースクール型の施設がありますが、フルタイムの国際教育とは性格が異なります。このエリアからは、京都市内の学校まで通うか、府南部の学校まで通うか、あるいは通学しない学び方を検討することになります。福知山・舞鶴から京都市内までは片道2時間前後を見込む必要があり、毎日の通学としては現実的ではありません。
なお、京都府南部にお住まいなら、大阪府内の学校が通学圏に入ることもあります。大阪のインターナショナルスクールは選択肢が多く、京都駅から新快速・京阪などで通う家庭も実際にあります。全国47都道府県の一覧はこちらから、近隣府県の状況もあわせて確認できます。
学校別に見る:KIU Academy・京都国際フランス学園・京都インターナショナルスクールの学費と特徴
ここからは、京都で校名を指定して調べられることの多い3校を、出願の実務データという切り口でまとめ直します。上のエリア別の紹介と重ならないよう、この章では「いくらかかるか」「いつまでに動くか」「見学で何を聞くか」に絞ります。金額・日程はいずれも各校公式サイトの2026年8月時点の記載です。
KIU Academy(京都インターナショナルユニバーシティーアカデミー)の学費と出願時期
「kiuアカデミー 学費」で調べている方に、まず結論を。毎年かかるのは1,153,000円(授業料953,000円+科目登録費50,000円+施設費150,000円)で、これはG1からG12まで学年によらず同額です。初年度はここに入学金300,000円が加わって1,453,000円、別に出願料25,000円がかかります。出願料と入学金はいずれも返金されません。
- 公式サイト——kiua.kyotoiu.ac.jp
- 所在地・最寄駅——京都府京田辺市田辺弓代63-1。近鉄京都線「新田辺」駅/JR学研都市線「京田辺」駅が最寄りで、公式サイトでは大阪・京都・奈良の中間に位置する立地であることが強調されています
- 対象・カリキュラム——G1〜G12。米国式をベースにした日英バイリンガル教育で、WASCとACSIの認定を受けています
- 出願時期——G1(新1年生)は2つの期に分かれ、第1期が7月1日〜7月31日(8月下旬に選考、9月中旬に結果、9月下旬が入学金の納入期限)、第2期が10月1日〜11月28日(11月下旬に選考、12月中旬に結果、12月下旬が納入期限)。公式には居住地にかかわらず第1期での出願を強く推奨と書かれています。G2〜G12は7月1日以降の通年受付で、書類審査と保護者・本人の面接、面接当日に英語・日本語・算数のプレイスメントテストを行い、結果は面接から2週間以内に通知されます
- 費用面の注意——授業料の年一括払いができるのは春入学者のみで、秋・冬入学は学期ごとか月ごとの分割になります。きょうだい割引と学費援助の相談も可能と明記されています
見学のときに確認したいこと——バイリンガル校は「英語と日本語の配分」が学年で変わることがあります。各学年で英語と日本語がそれぞれ週何コマなのか、英語が学年相当に届かない場合の支援は具体的に何をしてくれるのか、そしてG12まで在籍した生徒の進学先はどこか。この3点は資料に書かれていないことが多く、直接聞くのが確実です。
京都国際フランス学園(LFIK)の学費と特徴
公式の日本語表記は京都国際フランス学園(Lycée Français International de Kyoto)です。「京都国際フランス学園 学費」で調べている方向けに、2026-2027年度の公式実額を学年段階ごとに並べます。
- 公式サイト——lfikyoto.org(学費2026-2027)
- 所在地・最寄駅——〒600-8065 京都市下京区富小路通五条上る本神明町411。京阪「清水五条」駅から徒歩約10分
- 対象・カリキュラム——3〜18歳。フランス本国の教育課程をそのまま提供し、フランス教育省の認可(AEFEネットワーク)を受けています。卒業時にフランスのバカロレアとブルベが得られます
- 年間授業料(公式)——幼稚部 880,824円/小学部 902,845円/中学部 990,927円(最終学年は1,012,948円)/高校 1,132,392円・1,258,213円・1,315,405円(学年順)
- 一時金・その他——初回登録料は年少以下100,000円、年中150,000円、年長・小学部・高校300,000円。6月30日を過ぎての在籍確定には50,000円の追加。連帯基金 年5,000円。給食は幼稚部 月11,500円、小中高 月16,500円
- 年度と出願——年度は9月〜6月の10カ月制で、年度途中の入学は月割り計算になります
見学のときに確認したいこと——最大の論点は言語です。フランス語を母語としない子ども向けの受け入れプログラムがどの学年まで用意されているか、家庭でフランス語を支えられない場合にどこまで伴走してもらえるか。日本語・英語・ドイツ語・スペイン語・中国語・ラテン語の語学クラスがあるので、日本語をどの水準まで維持できるかもあわせて聞いておくと安心です。
京都インターナショナルスクール(KIS)の学費と特徴
「京都インターナショナルスクール 学費」は府内でもっとも多く調べられている組み合わせですが、正直にお伝えします。2026年8月時点で、KISは公式サイトに授業料の金額を掲載していません。公式に確認できるのは出願料31,500円(1回・返金不可)だけです。この記事で他サイトの数字を借りて埋めることはしません。金額は募集資料の取り寄せか、学校説明会・キャンパスツアーで確認してください。
- 公式サイト——kis.ac.jp(出願は公式出願サイト)
- 所在地・最寄駅——京都市上京区北俵町317(聚楽キャンパス/3〜12歳)と上京区藁屋町536-1(待賢キャンパス/中高)の2拠点。徒歩6分ほどの距離です
- 対象・カリキュラム——3〜18歳。京都で唯一、IBのPYP・MYP・DPをすべて実施するIBコンティニュアム校で、WASCの認定も受けています。G11が2025年8月、G12が2026年8月に開設されました
- 年度・出願——8月始まり・180日・2学期制。出願は通年受け付けていますが、書類審査に加え面接と場合により学力確認があるため、余裕を持った時期に動くことが公式に推奨されています。寮はなく、学生ビザの発給支援も行っていません
- 費用を下げる仕組み——IBディプロマ出願者向けに最大100%の授業料減免となる奨学金(競争制)。幼児部は京都市の就学前グループ活動支援事業で月最大20,000円の補助
見学のときに確認したいこと——「京都インターナショナルスクール レビュー」で口コミを探している方も多いのですが、匿名の評判より確かなのは自分の目で確かめた事実です。G11・G12が開設されたばかりなので、DPの科目がどこまで選べるか、DP指導の経験がある教員が何名いるか、初年度の卒業生がどこへ進んだか。この3点を直接聞けば、開校して間もない高校段階の実力はかなり見えてきます。
京都インターナショナルスクールの偏差値は?結論と、代わりに見る5つの指標
「京都インターナショナルスクール 偏差値」と検索しても、数字が出てこなくて戸惑った方は多いはずです。結論から言うと、インターナショナルスクールに偏差値はありません。存在しないのではなく、そもそも算出できない仕組みなのです。
偏差値とは、同じ模擬試験を受けた集団の中での相対的な位置を示す数値です。日本の中学受験・高校受験では、大手模試を受けた何万人ものデータと各校の合否結果が突き合わされることで、「この学校はおよそ偏差値◯◯」という数値が推定されます。ところが京都のインターナショナルスクールは、日本の模試の受験対象でも、合否データの集計対象でもありません。入学選考は英語力・面接・在籍校の成績で行われ、母集団が存在しないため数値が生まれないのです。検索結果に偏差値が出てくる場合、それは同志社国際中学校・高等学校や立命館宇治といった一条校(日本の学校)の数値である可能性が高いので、混同しないよう気をつけてください。
では、偏差値の代わりに何を見ればよいのでしょうか。京都の学校を比べるとき、実際に判断材料になるのは次の5つです。
- 英語力の入学要件——学年が上がるほど要求水準が上がります。英語が学年相当に届かない場合にEAL(英語を母語としない子への言語補助)があるかどうかは、実質的な「入りやすさ」の指標になります。
- IBの結果——DPは45点満点。平均スコアや取得率を公表している学校があり、これは学力水準を測る最も客観的な材料です。京都でDPを実施しているのはKIS、同志社国際学院国際部(DISK)、立命館宇治(一条校)の3校です。
- 認定の有無と種類——IB・WASC・ACSI・COBIS・AEFEなどの第三者評価は、偏差値の代わりに「外部の目が入っているか」を示します。日本の大学の受験資格にも関わる、実務的に重要な指標です。
- 卒業生の進学先——どの国のどんな大学に進んでいるか。学校の実力がもっとも素直に表れる部分です。開校して間もない学校は実績がまだ薄いので、そこも含めて確認しましょう。
- 1クラスの人数と国籍構成——たとえば京都国際フランス学園は1クラス平均12名・23カ国籍と公表しています。数字が小さいほど、一人ひとりに手が届きます。
逆に言えば、インターを選ぶという行為は「偏差値という一本のものさしを手放す」こととほぼ同じ意味を持ちます。それは不安でもありますが、お子さんを点数で並べずに見る、という選択でもあります。
京都国際フランス学園・KIU Academyの「偏差値」はどう考えればいい?
校名に「偏差値」を付けて調べられることが多いのが、京都国際フランス学園とKIU Academyです。結論は同じで、どちらにも偏差値はありません。ただ理由は少し違うので、分けて説明します。
京都国際フランス学園は、フランス本国の教育課程を提供する学校です。到達度はフランスのバカロレアやブルベというフランスの資格制度で測られ、日本の模試とは接続していません。実質的な入口になるのは学力の点数ではなく、フランス語で授業についていけるかどうかです。フランス語を母語としない子ども向けの受け入れプログラムがどの学年まであるかを確認するほうが、偏差値を探すよりはるかに実のある準備になります。
KIU Academyも同じく日本の模試の対象ではありませんが、選考がないわけではありません。公式の募集要項には、書類審査、児童・保護者の面接、そして面接当日に行う英語・日本語・算数のプレイスメントテストが明示されています。つまり「偏差値では測られないが、学力と英語力は見られる」学校です。検索結果に偏差値の数字が出てくる場合、それは同志社国際中学校・高等学校や立命館宇治といった一条校(日本の学校)の数値である可能性が高いので、混同しないよう気をつけてください。
口コミ・レビューを読む前に:見学で確認したい5つのこと
「kiuアカデミー 口コミ」「京都インターナショナルスクール レビュー」——校数が少ない京都では、評判を頼りにしたくなる気持ちはよく分かります。ただ、匿名の口コミは書いた人の家庭の事情に強く左右されますし、京都のように在籍者が少ない学校ほど、数件の投稿で印象が振れてしまいます。特定の学校の良し悪しをここで論じることはしません。代わりに、口コミで語られがちな論点を、見学で自分の目で確かめる質問に置き換えます。この5つを各校に同じ言葉で聞けば、比較の土台がそろいます。
- 「英語についていけるか不安」への答え——英語が学年相当に届かない子への支援(EAL・英語補助)は、週何コマ、誰が、どの教室で行うのか。追加費用はかかるのか。
- 「日本語が心配」への答え——日本語の授業は週何コマか。国語として学ぶのか、外国語として学ぶのか。日本の学校に戻る可能性がある場合、どんな支援があるか。
- 「先生がすぐ替わる」への答え——直近3年の教員の在籍年数と入れ替わりの状況。担任は年度途中で替わることがあるか。
- 「思ったよりお金がかかった」への答え——公表されている年額以外に、実際の1年間で何にいくらかかったか。教材費・行事費・バス代・試験料を、在校生の実額で聞く。
- 「出口が見えない」への答え——直近の卒業生の進学先。開校して間もない学年なら、進路指導の担当者が何名いて、どの国の出願制度に対応できるか。
この5つに具体的な数字で答えられる学校は、少なくとも情報を開示する姿勢があります。逆に、どの質問にも「ご家庭によります」としか返ってこないなら、その曖昧さ自体が判断材料です。口コミを何十件読むより、同じ5つの質問を3校にぶつけたほうが、わが家に合う学校は早く見つかります。
京田辺・府南部から通えるインターナショナルスクール
「京田辺 インターナショナルスクール」で調べている方に、先に結論を。京田辺市内にあるインターナショナルスクールはKIU Academy(京田辺市田辺弓代63-1)の1校です。ただし京田辺は、けいはんな学研都市の入口にあたり、木津川市・精華町・奈良市・大阪府北東部と生活圏が重なる場所でもあります。市内に絞らず「京田辺から通える範囲」で見ると、選択肢は一気に増えます。
| 学校 | 所在地 | 対象 | 京田辺エリアからのアクセス |
|---|---|---|---|
| KIU Academy | 京田辺市 田辺弓代63-1 | G1〜G12 | 近鉄京都線「新田辺」駅/JR学研都市線「京田辺」駅が最寄り。両駅は徒歩数分の距離で隣接しており、京都方面・大阪方面・奈良方面のいずれからも乗り換えなしで来られる位置です |
| 同志社国際学院国際部(DISK) | 木津川市 木津川台7-31-1 | G9〜G12 ※2029年閉校予定 |
近鉄京都線「新祝園」駅/JR学研都市線「祝園」駅から直通の路線バスで約10分、近鉄けいはんな線「学研奈良登美ヶ丘」駅から直通バスで約20分、近鉄「山田川」駅から徒歩約15分(公式アクセス)。新田辺からは近鉄京都線で数駅南下します |
| 同志社国際中学校・高等学校 (一条校・帰国生中心) |
京田辺市 | 中学・高校 | KIU Academyと同じ京田辺市内。日本の卒業資格が得られる点がインターとの違いで、全校生徒の半数以上が帰国生です |
| 立命館宇治中学校・高等学校 (一条校・IB DPコース) |
宇治市 | 中学・高校 | 京田辺から近鉄京都線・JR奈良線で北上。関西の一条校として初めてIB DPの認定を受けた学校です |
府南部が「通学圏」として有利な理由
京田辺・木津川・精華のエリアには、京都市内にはない強みがあります。ひとつは校地の広さ。もうひとつは路線バスとスクールバスの整備で、DISKのように主要駅から直通バスが出ている学校もあります。そして三つ目が、府境をまたいだ通学のしやすさです。
- 奈良方面——近鉄京都線とJR学研都市線が奈良市・生駒方面と直結しています。奈良県北部にお住まいなら、奈良県内より京田辺・木津川のほうが近いことも珍しくありません。奈良のインターナショナルスクールとあわせて比べてみてください。
- 大阪府北東部——JR学研都市線は京田辺から大阪市内(京橋・北新地方面)まで一本で結ばれています。枚方・交野・寝屋川方面からの通学も現実的です。学校数の多い大阪のインターナショナルスクールも、逆方向の選択肢として視野に入ります。
- 京都市方面——近鉄京都線の急行が新田辺に停まり、京都駅と乗り換えなしで結ばれています(所要時間は時間帯で変わるため、平日の朝で実測してください)。
ひとつだけ注意を。通学時間が片道1時間半を超えると、お子さんの体力と家庭の生活リズムに影響が出やすくなります。路線図の上で「行ける」ことと、6年・12年「通い続けられる」ことは別です。候補が絞れたら、必ず平日の朝の時間帯に、実際のかばんの重さで一度通ってみてください。
入学条件・編入時期と選考の流れ
京都のインターナショナルスクールは校数が少ないため、「入りたい年に空席があるか」が最大の変数になります。ここは早めに動くほど有利です。
新年度の始まり——国際カリキュラムの学校は、日本の4月始まりではなく8月または9月に新年度が始まるところが多いです。KISは8月始まり、京都国際フランス学園は9月〜6月の10カ月制。日本の学校から移る場合、この時期のずれで数カ月の空白や重複が生じることがあるので、逆算して動いてください。出願は新年度の半年〜1年前から始まる学校もあります。
学期途中の編入——多くの学校が受け付けています。条件は概ね2つで、①その学年に空席があること、②学年相当の英語力(および学力)があること。京都の場合、幼児期からの入学であれば英語力を問わない学校がほとんどですが、小学校中学年以降は英語の入学要件が設けられることが増えます。英語が不足する場合は、EALや英語補助プログラムを持つ学校に絞るのが現実的です。
選考の一般的な流れ——おおむね次のように進みます。
- ①問い合わせ・学校見学/説明会への参加(京都は校数が少なく、見学枠も限られます。まず連絡を)
- ②出願書類の提出(在籍校の成績・在籍証明、学校によっては推薦状やエッセイ)
- ③筆記テスト(英語・算数が中心。低年齢は面談と行動観察に代わる場合も)
- ④お子さんと保護者の面接(保護者の教育方針や、家庭で英語をどう支えるかを聞かれます)
- ⑤合否・入学手続き(入学金・登録料の納入期限が短いことがあるので、事前に確認)
見学のときに必ず聞くべき4つのこと——学費以外に年間でいくらかかるか(施設費・教材費・バス代・遠足やIB試験の費用)、日本語の授業は週何コマあるか、英語が足りない子への支援は具体的に何をしてくれるか、そして卒業生はどこに進学しているか。この4つは資料に書かれていないことが多く、直接聞くしかありません。
就学義務についての注意——インターナショナルスクールの多くは学校教育法第一条に定める「一条校」ではありません。そのため日本国籍のお子さんの場合、通学しても就学義務を満たしたことにならない扱いになるケースがあります。実際の運用は市区町村の教育委員会の判断によるため、必ず居住地の教育委員会に事前確認してください。
比較でわかる、わが家に合う選び方
ここまでの学校を「タイプ」で見直すと、判断の軸がはっきりします。京都府の場合、京都市内か府南部かというエリアの違いが、そのまま選べる学校の違いになる点が特徴です。

表のとおり、対面の校舎や日常的な英語漬け環境は通学型インターの強みですが、京都府では小学生以上が通える学校が6校(小学1年生から入れるのは実質4校)に限られ、英語系は毎年115万〜198万円かかります。一方、費用と通学負担の軽さ、そして「府内のどこに住んでいても同じ環境で続けられること」はオンライン型の強みです。大切なのは、「入学できるか」より「何年も続けられるか」という視点。学費は小中高と続けば10年以上かかる投資です。通学時間・家計・お子さんの性格を合わせて、続けられる形を選んでください。オンラインで世界とつながる学びのかたちはオンラインでの学びのしくみを見る →でご覧いただけます。

通える範囲に見つからないなら——オンラインという選択肢
ここまで読んで、「京都市内まで毎日通うのは無理」「府北部からでは通える学校がそもそもない」「年間150万円以上は続けられない」と感じた方もいるかもしれません。その場合、通学型だけが答えではありません。私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月に開校するオンライン・インターナショナルスクールです。運営は株式会社NIJIN。国内で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には、すでに1000名以上の子どもたちが学んでいます。
NGAが目指すのは、テストの点数で子どもを並べない脱偏差値の学びと、対面インターのおよそ5分の1という手の届きやすい学費。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳で、京都市内でも、宇治・木津川でも、福知山・舞鶴でも、住む場所を選びません。少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」ことを大切にしています。日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れていける設計なので、英語がはじめてでも大丈夫です。
正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げる段階です。校庭や理科室のような対面の環境と同じ体験ができるわけでもありません。それでも「京都府では通える学校が限られる」「費用と場所で国際教育を諦めたくない」ご家庭には、比べる価値のある選択肢だと考えています。
よくある質問
京都府内なら、どこからでも通えますか?
残念ながら、府内どこからでも通えるわけではありません。小学生以上のインターは京都市(上京区・下京区・伏見区)と木津川市・京田辺市に集中しており、亀岡・南丹・綾部・福知山・舞鶴といった府中部・北部からは片道1.5〜2時間以上かかるのが実情です。地下鉄・JR沿線や京都駅周辺にお住まいならKISやAIC国際学院京都、学研都市エリアならKIU Academy(G1〜G12)が、高校段階からならDISKが現実的な候補になります。まずは平日の朝の時間帯で実際の所要時間を確認してみてください。
大阪や奈良の学校に通うことはできますか?
できます。特に京都府南部(宇治・城陽・木津川・京田辺)は奈良市・大阪府北東部と生活圏が重なるため、府外の学校を選ぶ家庭も珍しくありません。京都駅から大阪方面へは新快速で30分弱、大阪府内は学校数が多いため選択肢の幅が一気に広がります。詳しくは大阪のインターナショナルスクールもあわせてご覧ください。ただし通学時間が毎日1時間半を超えると、お子さんの体力と家庭の生活リズムに影響が出やすくなります。
英語が初めてでも大丈夫? 日本語のサポートはありますか?
幼児期からの入学であれば、英語力を問わない学校がほとんどです。小学校中学年以降は、学校によって英語力の入学要件が設けられることがあります。京都府の場合、同志社国際学院やKIU Academy、AIC国際学院京都のように日本語と英語の両方を育てる方針の学校があるのは大きな利点です。一方で、インターに通うと日本語の読み書きが手薄になりやすいのも事実。日本語が不安なご家庭には姉妹サービス〈ともだちじゃぱん〉(NIJIN運営・子ども日本語オンライン)もおすすめです。
学費以外に、どんな費用がかかりますか?
年間の授業料のほかに、初年度だけかかる入学金・登録料(京都では10万〜30万円)と出願料・選考料(2万〜3.2万円程度)、そして毎年かかる施設費・教育充実費(15万〜18万円程度)があります。さらに教材費、制服やPC等の指定品、スクールバス代、遠足や研修旅行、IBのDPを取る場合は試験料も別途です。公表されている年額に、実際は年20万〜40万円程度が上積みされると考えて資金計画を立てると、あとで慌てません。学費の構造はインターナショナルスクールの学費の内訳で詳しく解説しています。
京都のプリスクールは幼児教育・保育の無償化の対象になりますか?
施設によります。3〜5歳児の場合、認可外保育施設等の区分では月額3.7万円までが無償化の上限となり、市町村から「保育の必要性の認定」を受けることが条件です。インターナショナルプリスクールは施設の届出区分によって扱いが分かれるため、園に「無償化の対象施設か」を直接確認し、あわせて居住地の自治体窓口で認定の要件を確かめてください。園によっては自治体独自の補助が使える場合もあります。
インターナショナルスクールを卒業して、日本の大学に進学できますか?
できます。国際的な評価団体(IB機構・WASC・ACSIなど)の認定を受けた学校の12年課程を修了していれば、日本の大学の受験資格が認められる制度になっています。国際バカロレアのディプロマを取得した場合も同様です。京都でいえばKIS・DISK・KIU Academyはいずれも国際的な認定を持ち、京都国際フランス学園はフランスのバカロレアが取得できます。ただし大学ごとに出願要件や必要書類が異なるため、志望校が固まってきた段階で各大学の募集要項を確認するのが確実です。認定を持たない学校を検討する場合は、この点をとくに早めに確認してください。
「京都で育つ」を、わが家の形で。
京都府には、フルIBの一貫校から、フランス本国課程の学校、IB PYP認定の初等部、インド式CBSEの学校、日英バイリンガルの12年一貫校、幼児期のプリスクール、そして英語で学べる一条校まで、数は多くなくても性格の違う選択肢が揃っています。だからこそ、焦って「一番有名な学校」を選ぶ必要はありません。偏差値という一本のものさしがない世界では、学費の総額・毎日の通学・お子さんの性格を照らし合わせて、「わが子がいちばん自分らしく学べる場所」を、あわてず選んでください。この記事がその判断の材料になればうれしいです。
NIJIN GLOBAL ACADEMYは2027年9月開校。脱偏差値・手の届く学費・世界とつながる少人数の対話という学びのしくみや、1期生募集の情報を、メールでいち早くお届けします。
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