調布のインターナショナルスクール全2校|ASIJ(アメリカンスクール)の学費と「偏差値」の答え

調布のインターナショナルスクール全2校と近隣の選択肢を紹介する記事のキービジュアル

「調布のインターナショナルスクールを探しているけれど、実際のところ市内に何校あるのだろう」「アメリカンスクールの学費は、正直いくらかかるのだろう」「アメリカンスクール・イン・ジャパンの偏差値はどのくらいなのだろう」——そんな気持ちでこのページを開いた方が多いのではないでしょうか。先に結論からお伝えします。調布市で小学生以上がフルタイムで通えるインターナショナルスクールは、実質的にアメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)1校です。そしてそのASIJの授業料は、公式が公表している2026-27年度のスケジュールで年間349万8000円〜382万6000円、初年度の総額は526万8000円〜595万1000円(スクールバスを使うとさらに年39万円)。この記事では、この金額の内訳を出典付きで最初に開示し、続いて「インターに偏差値はあるのか」という疑問に正直に答え、調布キャンパスへの通学・スクールバスの実像、市内全2校と近隣エリアの選択肢までを一気に整理します。読み終えるころには、お子さんに合う道筋の輪郭がきっと見えてきます。

朝の調布・野川沿いの緑豊かな道を、通学かばんを持った子どもと母親が並んで歩く様子
武蔵野の緑が残る調布。学校数が多くないからこそ、選び方の軸を先に決めておくと迷いにくくなります。
目次

調布のインターナショナルスクール事情|「調布=ASIJの街」という前提

まず前提を整理します。調布市は東京都下・多摩地区の市で、京王線と西武多摩川線が走る、緑と住宅街が広がる落ち着いたエリアです。ここに、創立から100年を超える米国式のインターナショナルスクール、アメリカンスクール・イン・ジャパン(American School in Japan/通称ASIJ・アメリカンスクールインジャパン)の調布キャンパスがあります。所在地は調布市野水1-1-1。都心の各エリアからスクールバスが運行されているため、調布市内だけでなく都心の家庭にとっても現実的な進学先になっている——これが調布という街の一番の特徴です。「アメリカンスクール 調布」「調布 アメリカンスクール」と検索される方が多いのも、この一点に理由があります。

ただし、「ASIJがあるから調布にはインターがたくさんある」わけではありません。調布市内でインターナショナルスクールを名乗り、英語を主な言語として学べる学校は、実質的にASIJとニューワールド インターナショナル スクールの2校です。しかも後者は幼児教育が中心のため、小学生以上がフルタイムで通える調布市内の学校はASIJのみ。このほか仙川・国領には英語で過ごせるバイリンガル幼児園や英語学童がありますが、学校としての選択肢は限られます。そのため調布市でお子さんの学校を探す家庭は、三鷹・武蔵野(吉祥寺)・府中・小平・東久留米といった近隣エリアまで、自然と視野を広げることになります。そもそもインターナショナルスクールという言葉が指す範囲が気になる方は、インターナショナルスクールとは何かを整理した記事もあわせてご覧ください。

この記事は、まず多くの方が知りたい「ASIJの学費」と「ASIJの偏差値」に正面から答えたうえで、通学の現実、そして市内全2校+近隣6校の比較へと進みます。
※学費等は2026年8月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトでご確認ください。

調布のインターナショナルスクール選びで押さえたい、費用の総額・小学校以降の進路の見通し・通学時間と続けやすさという3つのポイントを示した図解
選択肢が少ない街だからこそ、比べる前にこの3つの軸を決めておくと迷いません。

ASIJ(アメリカンスクール・イン・ジャパン)の学費|2026-27年度の公式実額

ここが、この記事でいちばん正確にお伝えしたい部分です。以下はすべて、ASIJ公式サイトが公開している「ASIJ Tuition and Fees for School Year 2026–27」の数値をそのまま日本円で整理したものです。第三者ブログの推計ではありません。表は横にスクロールできます。

ASIJの授業料と初年度総額(2026-27年度)

学年 年間授業料 初年度総額(授業料+一時金等) キャンパス
Nursery〜Pre-K(幼児部) 314万3000円 526万8000円 六本木(ELC)
Kindergarten〜Grade 5 349万8000円 562万3000円 K=六本木/Grade 1〜5=調布
Grade 6〜8(中学部) 369万9000円 582万4000円 調布
Grade 9〜12(高等部) 382万6000円 595万1000円 調布

出典:ASIJ公式「Tuition & Fees」および同ページ掲載の2026-27年度Schedule of Tuition & Fees(金額は消費税込み。円未満の丸めなし)

ASIJの入学金・施設維持費・スクールバス代の内訳

「年間いくら」だけを見ていると初年度で驚くことになります。ASIJの費用は、初年度だけかかる一時金と、毎年かかる費用に分かれます。

費目 金額 頻度 内容
出願料(Application Fee) 5万円 出願時1回 返金不可。支払っても合否・入学を保証するものではない
登録料(Registration Fee) 30万円 入学時1回 初日まで在籍枠を確保するためのデポジット
施設維持費(Building Maintenance Fee) 152万5000円 入学時1回 校舎の建設・改修にあてる返金不可の一時金
資本賦課金(Capital Assessment) 25万円 毎年 施設の通常維持のための返金不可の年額費用
スクールバス(Transportation) 39万円 毎年(利用者のみ) 定期バス登録者の年額。四半期単位での按分あり
再入学デポジット(Re-Enrollment Deposit) 30万円 2年目以降 毎年 在籍枠確保のための前納。授業料に充当される

つまりASIJの「アメリカンスクールインジャパン 学費」の答えは、初年度でGrade 1〜5なら562万3000円、Grade 9〜12なら595万1000円。スクールバスを利用すればそれぞれ601万3000円・634万1000円になります。さらに、Grade 4〜5はiPad、Grade 6〜12はMacBookの各自準備が必須とされており、食事・校外学習(修学旅行等)の費用も別枠です。

一方、2年目以降は一時金が落ちるため負担は下がります。公式の目安では、Kindergarten〜Grade 5で年374万8000円、Grade 6〜8で394万9000円、Grade 9〜12で407万6000円(授業料+資本賦課金。再入学デポジット30万円は授業料に充当)。つまり「初年度が突出して重く、2年目以降は年400万円前後で長く続く」のがASIJの費用構造です。12年間通えば累計は数千万円規模になります。学費の内訳をもう少し細かく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳を解説した記事が役に立ちます。

なお、勤務先の企業が教育補助を提供している場合は、ASIJが案内する法人向けのCorporate Contribution Programを利用できることがあります。また授業料の分割払いも、家庭が支払う場合に限り申請できます(1名あたり1万円の事務手数料)。該当しそうな方は、出願前に会計オフィスへ確認しておくと計画が立てやすくなります。

ASIJに偏差値はある?「アメリカンスクールインジャパン 偏差値」の正しい答え

結論からお伝えします。ASIJを含むインターナショナルスクールに、日本の中学受験・高校受験で使われる意味での偏差値は存在しません。偏差値とは、同じ模擬試験を受けた集団の中で自分がどの位置にいるかを示す相対値です。日本の学習塾が全国規模の模試を実施し、その結果と合否実績を突き合わせることで、はじめて「◯◯中学は偏差値△△」という数字が成立します。ASIJは学校教育法上の一条校ではなく日本の受験模試の対象校ではないため、この計算の土台そのものがありません。ネット上で「ASIJの偏差値は◯◯」と書かれた数字を見かけることがありますが、公式に算出・公表されたものではないため、鵜呑みにしないほうが安全です。

とはいえ、「偏差値」と検索する方が本当に知りたいのは「うちの子でも入れるのか」「学力レベルはどのくらいか」のはずです。それには、偏差値の代わりに次の4つの指標を見るのが実務的です。

指標1:カリキュラムと学術プログラム(AP・IB)

ASIJは米国式の大学進学準備型カリキュラムで、米国のWASC(西部地区基準協会)の認定校です。上級生向けには大学レベルのAP(アドバンスト・プレイスメント)科目が幅広く用意されており、AP Seminar・AP Researchを含む一定の条件を満たすとAP Capstone Diplomaが授与されます。「どこまで高度な学びが用意されているか」は、偏差値よりもよほど学力水準を語ります。IB(国際バカロレア)を求める場合は、後述する小平市のMalvern College Tokyoのように、IB認定を掲げる学校を比較対象に入れるのが筋の通った探し方です。

指標2:卒業生の進学先大学

ASIJ公式の進路案内では、ハーバード・イェール・プリンストン・コロンビア・ブラウン・ダートマス・コーネル・ペンシルベニアといったアイビーリーグ8校に加え、スタンフォード、MIT、デューク、ノースウェスタン、オックスフォード、ケンブリッジ、LSE、トロント、マギル、UBC、香港科技大学、KAIST、ソウル大学、そして東京大学・早稲田・慶應・上智・ICUなどが進学先として挙げられています。年間100名を超える大学のアドミッションオフィサーがキャンパスを訪れるとも公表されています。「偏差値」の代わりに見るべきは、この出口の広さです。

指標3:入学時に求められる英語力

ASIJの公式FAQは、英語のネイティブスピーカーであることは要件ではないとしつつ、プログラムで成功するには高い英語運用力が必要と明記しています。Grade 1〜8には複数言語を使う子どもを支える言語サポート(EAL)のプログラムがあります。ここが日本の受験と決定的に違う点で、日本語での学力がどれだけ高くても、英語で授業を理解し議論できる素地がなければ入学後が苦しくなります。逆に言えば、英語力を計画的に積み上げれば道はあるということでもあります。

指標4:定員と入りやすさ

ASIJは合格率を公表していません。公式FAQで示されているのは、新規入学者は毎年おおむね在籍者の15〜20%の範囲で変動し、全学年で新入生を受け入れているという点です。年齢要件も明確で、Nurseryは入学年の9月1日時点で3歳、Kindergartenは同じく5歳に達していることが条件とされています。空き状況は学年と時期で大きく変わるため、「偏差値がいくつなら受かる」ではなく「希望学年に今どれだけ枠があるか」を直接問い合わせるのが、もっとも早い答え合わせになります。

ASIJ調布キャンパスへの通学|最寄り駅とスクールバスの実像

学費と並んで見落とされがちなのが通学です。ASIJ調布キャンパス(調布市野水1-1-1)の最寄りは西武多摩川線・多磨駅。京王線の調布駅・つつじヶ丘駅・仙川駅といった調布市内の主要駅からは、西武多摩川線への乗り換えが必要になるため、市内在住であってもスクールバス・自家用車・自転車のいずれかが現実的な通学手段になります。「調布市内だから徒歩圏」とは限らない点は、住まいを検討する段階で押さえておきたいところです。

そのぶんスクールバスの体制は、日本のインターの中でも突出しています。ASIJ公式によれば、33台のバスで都心一円をカバーし、停留所は276か所、1日あたり約1300人が利用。CPRと応急手当の資格を持つバスモニターが170名配置され、車両にはGPS・双方向無線・緊急用品が備えられています。児童生徒はIDカードで乗降をタップし、保護者はBusMinderアプリで運行を確認できます。放課後の課外活動に参加する高学年向けには、通常より遅い時間帯の便も設定されています。多くの家庭にとって、片道の通学時間はこのバスの中で過ごす時間になります。

注意点も正直にお伝えします。バスは既存の運行ルート圏内に住んでいる家庭が対象で、ルート外の住所には運行義務がないと公式に明記されています。費用は年額39万円(四半期単位の按分あり)。停留所の一覧は公式サイトで公開されていないため、志望を固める前に「自宅の住所がルート圏内か」を必ず学校へ直接確認してください。とくに調布市内・多摩地区から通う場合、この確認が住まい選びを左右します。

参考までに、ASIJが夏に開催するサマーデイキャンプでは、京王線・調布駅を含む複数駅(JR三鷹・JR武蔵境・JR国立・小田急狛江)からバスが運行されており、調布駅の集合は朝8時40分、解散は16時10分〜16時30分と公表されています。学期中の定期バスとは別プログラムのため路線も条件も異なりますが、「調布駅からキャンパスへバスで通う」動線が現実に存在することのイメージにはなるはずです。

調布市内のインターナショナルスクールは全2校

ここからは、調布市内に実在するインターナショナルスクールを正直に紹介します。無理に「7選」にはしません。市内にあるのは2校で、性格はまったく違います。一方は米国式の大規模校、もう一方は仙川の駅前にある小規模な幼児向けスクールです。「有名だから」ではなく「わが家の年齢と予算に合うか」で読み進めてください。

1. アメリカンスクール・イン・ジャパン(American School in Japan/ASIJ 調布キャンパス)

調布市野水にある、日本を代表するインターナショナルスクール。西武多摩川線の多磨駅が最寄りで、広大なキャンパスと充実した施設を持ちます。米国式の大学進学準備型カリキュラムを掲げ、米国のWASC(西部地区基準協会)の認定を受けています。幼児期からKindergartenまでのプログラムは港区六本木のアーリー・ラーニング・センター(ELC)にあり、調布キャンパスではGrade 1(小学部)からGrade 12(高等部)までが学びます。都心から複数路線でスクールバスが運行されているのも、この学校の大きな特徴です。学費の詳細は前掲の表をご覧ください。

  • カリキュラム:米国式の大学進学準備型カリキュラム(WASC認定・AP/AP Capstone Diploma)
  • 対象年齢:Nursery(六本木ELC)〜Grade 12。調布キャンパスはGrade 1〜12
  • 学費目安(2026-27年度・公式):授業料 年間349万8000円〜382万6000円(Kindergarten〜Grade 12)。幼児部は年間314万3000円。別途 出願料5万円・登録料30万円・施設維持費152万5000円(一時金)、資本賦課金 年25万円、スクールバス 年39万円。初年度総額は526万8000円〜595万1000円
  • こんな家庭に:英語で学ぶ環境に十分な素地があり、幼小中高から海外大学までを一続きで見据えたい家庭に

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2. ニューワールド インターナショナル スクール(New World International School)

調布市仙川町、京王線・仙川駅から徒歩圏にある1999年開校のインターナショナルスクール。遊びとプロジェクトを通してSTEAM(科学・技術・工学・数学・アート)に触れる幼児教育が中心で、世田谷・狛江・杉並・三鷹など近隣からも通う子が集まります。小学生向けにはバイリテラシー(読み書き二言語)のアフタースクールもあり、地元の小学校に通いながら英語を続けたい家庭の受け皿になっています。認可外保育施設として幼児教育・保育の無償化の対象施設にもなっています。

  • カリキュラム:遊び・プロジェクト型のSTEAM英語保育(バイリンガル)
  • 対象年齢:生後10か月ごろ〜6歳(プリスクール・キンダーガーテン)+小学生向けアフタースクール(およそ6〜12歳)
  • 学費目安:公式サイトからの問い合わせで要確認(クラス・利用時間により変動。無償化の給付対象施設)
  • こんな家庭に:就学前から英語に慣れさせたい、あるいは地元校に通いながら英語を継続したい家庭に

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このほか調布市内には、仙川駅前の英語・知育・運動を柱にしたバイリンガル幼児園i Kids Star 仙川(2〜5歳前後)や、国領駅近くの英語学童Kids Duo 国領(幼児〜小学生)など、「インターナショナルスクール」とは名乗らないものの英語環境で過ごせる施設もあります。選択肢を数える際は、この2つも候補に入れておくと現実的です。

調布から通える近隣エリアのインターナショナルスクール

小学生以上で、ASIJ以外の選択肢も比べたい——そう考えるなら、調布から30〜40分圏の三鷹・武蔵野・府中・小平・東久留米まで広げるのが現実的です。ここには、価格帯もカリキュラムも異なる学校が集まっています。

3. Musashi International School Tokyo(MIST/三鷹市)

三鷹市下連雀にある、旧リトルエンジェルス・インターナショナルスクール。ケンブリッジ国際教育機構の認定を受けた英語カリキュラムで、幼児部から高校段階(Year 13)までを一貫して学べます。調布からは京王線と中央線を乗り継いで通える距離感で、ASIJほどの規模ではないぶん学費が抑えめなのが最大の特徴です。少人数で、日本の教育要領と国際基準の両方を意識した設計になっています。

  • カリキュラム:ケンブリッジ国際カリキュラム(認定校)
  • 対象年齢:幼児部(3歳ごろ)〜高校段階(Grade 12/Year 13)
  • 学費目安:授業料 年間約161万〜182万円(2025-2026年度の公開情報)。別途 登録料20万円・入学金30万円・キャンパス整備費21万円
  • こんな家庭に:小中高まで英語で学ばせたいが、年間350万円超の学費は現実的でないという家庭に

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4. アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 三鷹キャンパス

三鷹市下連雀、三鷹駅からアクセスできるバイリンガルプリスクール。国際バカロレア(IB)のPYPをベースにした探究型のカリキュラムを、幼児期から日英2言語で提供しています。日本語も英語も同時に育てたい家庭に選ばれており、系列のアオバジャパン・インターナショナルスクールへの接続も視野に入れられます。

  • カリキュラム:IBのPYPをベースにした探究型バイリンガル幼児教育
  • 対象年齢:1歳〜年長(K1〜K5)
  • 学費目安:公式サイトからの問い合わせで要確認(クラス・利用時間により変動)
  • こんな家庭に:日本語も英語も手放さず、探究型の学びを幼児期から始めたい家庭に

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5. Axis International School(武蔵野市・吉祥寺)

武蔵野市吉祥寺本町、JR吉祥寺駅から徒歩圏にあるインターナショナルスクール。プリスクール(2〜6歳ごろ)と、小学部以上(Grade 1〜12)の2つのキャンパスを持ち、米国式のカリキュラムで学びます。1クラス少人数の環境が特徴で、英語・数学・理科・社会などを英語で学ぶ構成です。調布からは京王線・井の頭線経由で通える範囲にあります。

  • カリキュラム:米国式カリキュラム(少人数クラス)
  • 対象年齢:プリスクール(2歳ごろ〜)+Grade 1〜12
  • 学費目安:授業料 年間約196万〜210万円(2025-2026年度の公開情報)。別途 入学金33万円(プリスクール)/55万円(Grade 1〜12)、施設費 年20万円、教材費 年6万〜53万円(学年による)
  • こんな家庭に:吉祥寺エリアで、少人数の米国式環境を幼児から高校まで続けたい家庭に

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6. スターズ&ストライプス イングリッシュ インターナショナル(府中市ほか)

府中市を拠点に、国分寺・立川にも教室を展開する英語スクール。府中の本校には幼稚部に加えて小学部があり、2022年に開校しました。オールイングリッシュの環境ながら、他のインターと比べて学費が抑えめで、朝7時30分から夕方18時までの預かりに対応しているのも共働き家庭には現実的なポイントです。調布からは京王線1本で通えます。

  • カリキュラム:オールイングリッシュの独自カリキュラム(幼稚部・小学部)
  • 対象年齢:3〜5歳(幼稚部)+小学生(小学部)
  • 学費目安:小学部の授業料 年額約116万円(月払いは月10万7800円)。別途 入学金33万円・アセスメント費2万2000円・施設管理費 年11万円。幼稚部は月5万4000円(週4日)〜6万4000円(週5日)、入園料20万円
  • こんな家庭に:小学生を英語環境で学ばせたいが、年間200万円超は難しいという共働き家庭に

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7. Christian Academy in Japan(CAJ/東久留米市)

東久留米市新川町にある、キンダーガーテンからGrade 12までの米国式インターナショナルスクール。キリスト教主義を土台にした学校で、落ち着いた環境と面倒見のよさで長く支持されてきました。調布からは乗り換えが必要で通学時間はかかりますが、ASIJより学費が抑えめのK-12校として、多摩エリアの家庭が比較対象に入れる学校です。

  • カリキュラム:米国式カリキュラム(キリスト教主義)
  • 対象年齢:キンダーガーテン〜Grade 12
  • 学費目安:年間約201万〜278万円(2025-2026年度の公開情報。学年により変動、別途一時金あり)
  • こんな家庭に:価値観を大切にした米国式のK-12校を、ASIJより抑えた費用で探したい家庭に

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8. Malvern College Tokyo(小平市)

小平市上水南町に2023年9月に開校した、英国の名門マルバーン・カレッジ系列の学校。国際バカロレア(IB)のPYP・MYPを提供するIB継続校で、英国式の伝統と探究型のIBを組み合わせた設計です。開校3年目で在籍は約400名まで拡大しています(同校公表による)。調布からは通学時間がかかりますが、英国式やIBを望むなら多摩エリアで有力な選択肢になります。

  • カリキュラム:英国式+国際バカロレア(IB PYP・MYP。DPは順次導入予定)
  • 対象年齢:4〜16歳
  • 学費目安:授業料 年間約269万〜291万円(2026-2027年度の公開情報)。別途 出願料2万2000円・登録料30万円・施設整備費74万2000円
  • こんな家庭に:英国式の伝統校とIBの探究を両立させたい家庭に

公式サイトはこちら

なお、インターではありませんが、多摩地区には公立初の小中高一貫教育校である東京都立立川国際中等教育学校附属小学校もあり、英語を中心とした国際教育に力を入れています。学費面での負担が桁違いに軽いため、選択肢の一つとして知っておく価値はあります。調布だけでなく東京全体の学校も比べたい方は東京全体の選択肢はこちらを、隣接する世田谷区まで通学圏に入る方は世田谷区のインターナショナルスクールもあわせてご覧ください。仙川・国領エリアからは、世田谷区の学校のほうが通学時間が短くなるケースもあります。

調布のインターナショナルスクール一覧|学費・エリア・対象段階で比較

調布市内2校と、調布から通える近隣エリアの6校をまとめて並べました。学費は本文で触れた公開情報の授業料ベースで、入学金・施設費・スクールバス代などの一時金は含みません。金額を公開していない学校は「要問い合わせ」としています。

学校名 エリア・最寄駅 対象段階(対象年齢) カリキュラム 年間学費の目安
アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)調布キャンパス 調布市野水/多磨駅(西武多摩川線)・都心からスクールバス 幼児〜Kは六本木ELC、調布キャンパスはGrade 1〜12 米国式の大学進学準備型(WASC認定・AP) 349万8000円〜382万6000円(幼児部は314万3000円)
ニューワールド インターナショナル スクール 調布市仙川町/仙川駅(京王線)徒歩圏 生後10か月ごろ〜6歳+小学生アフタースクール(約6〜12歳) 遊び・プロジェクト型のSTEAM英語保育(バイリンガル) 要問い合わせ(無償化の給付対象施設)
Musashi International School Tokyo(MIST) 三鷹市下連雀 幼児部(3歳ごろ)〜Grade 12/Year 13 ケンブリッジ国際カリキュラム(認定校) 約161万〜182万円
アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 三鷹キャンパス 三鷹市下連雀/三鷹駅 1歳〜年長(K1〜K5) IBのPYPをベースにした探究型バイリンガル幼児教育 要問い合わせ
Axis International School 武蔵野市吉祥寺本町/吉祥寺駅徒歩圏 プリスクール(2歳ごろ〜)+Grade 1〜12 米国式カリキュラム(少人数クラス) 約196万〜210万円
スターズ&ストライプス イングリッシュ インターナショナル 府中市(ほか国分寺・立川)/調布から京王線1本 3〜5歳(幼稚部)+小学生(小学部) オールイングリッシュの独自カリキュラム 小学部 約116万円/幼稚部 月5万4000円〜6万4000円
Christian Academy in Japan(CAJ) 東久留米市新川町 キンダーガーテン〜Grade 12 米国式カリキュラム(キリスト教主義) 約201万〜278万円
Malvern College Tokyo 小平市上水南町 4〜16歳 英国式+国際バカロレア(PYP・MYP。DPは順次導入予定) 約269万〜291万円

比較でわかる、わが家に合う選び方

ここまで読んで、「結局どう決めればいいの」と感じた方も多いはずです。調布とその周辺の選択肢は、大きく3タイプに整理すると見通しがよくなります。①ASIJのような大規模なK-12インター、②三鷹・吉祥寺・府中などの中堅インター、③そして通学しないオンライン国際校です。下の表は、費用・入りやすさ・通学負担などの観点で、それぞれの傾向を正直に並べたものです。

調布周辺の大手K-12インター・近隣の中堅インター・オンライン国際校を、費用の手頃さ・入学枠・通学の負担・対面体験・日本語の支えの5観点で比較した表
どのタイプにも長所と制約があります。わが家が何を最優先するかで答えは変わります。

大規模なK-12インターは、施設も進路実績も魅力ですが、年間350万〜383万円という授業料と入学のハードルは相当に高い。しかも英語での学習に十分な素地が求められるため、日本語で育ってきたお子さんにはまず英語力の壁があります。中堅インターは学費と通学時間のバランスが取りやすい一方、規模や卒業後の進路実績は学校ごとに大きく違います。そして忘れがちなのが「フルタイムでインターに通う以外の道」です。地元の学校に通いながら英語の学びを重ねるダブルスクールという選択肢も、調布のように選択肢が限られる地域では現実的な解になります。学費が家計を圧迫していないか、片道1時間の通学がお子さんの体力を削っていないか——ここは正直に見つめる価値があります。

オンラインでの学びのしくみを見る →

調布の自宅で、子どもがオンライン授業を受けるそばで母親が穏やかに見守る様子
通学せずに世界とつながる学びも、調布の家庭にとって現実的な選択肢になりつつあります。

調布だけで判断せず、他都市の相場と見比べたい方へ:インターナショナルスクールの学費データベース(都市別の相場・内訳と無償化の現実)で、国内・アジア主要都市16校の年間授業料を出典付きで一覧にしています。

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第3の選択肢

調布は、日本有数のインターナショナルスクールを擁する恵まれた街です。それでも、市内で小学生以上が通える学校が実質1校しかないこと、初年度で600万円前後・2年目以降も年400万円前後という費用、そして最寄り駅から離れたキャンパスへの毎日の通学が、現実の壁になる家庭は少なくありません。「国際的な学びを受けさせたいけれど、この負担が何年も続くのは……」と迷うなら、通学を前提としないオンライン・インターナショナルスクールという第3の選択肢があります。

私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。運営は、日本で1000名以上が在籍するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を手がける株式会社NIJIN。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」の考え方のもと、少人数の対話を中心に「自分と世界を、好きになる」学びを目指します。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳で、住む場所を選びません。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計です。学費は対面インターのおよそ5分の1を目指しています。

正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれからです。校庭や体育館での対面の体験は、通学型の学校と同じようには提供できません。それでも、通学の負担なく、費用を抑えて世界とつながる学びは、調布で選択肢を比べるあなたにとって、検討する価値のある一つの道だと考えています。

よくある質問

Q. ASIJ(アメリカンスクール・イン・ジャパン)の学費は年間いくらですか?

A. 公式が公表している2026-27年度のスケジュールでは、授業料は年間で幼児部(Nursery〜Pre-K)314万3000円、Kindergarten〜Grade 5が349万8000円、Grade 6〜8が369万9000円、Grade 9〜12が382万6000円です。これに毎年の資本賦課金25万円が加わり、スクールバスを利用する場合はさらに年39万円かかります。

Q. ASIJは初年度に総額でいくらかかりますか?

A. 公式の2026-27年度スケジュールによる初年度総額(出願料5万円+登録料30万円+資本賦課金25万円+施設維持費152万5000円+授業料)は、幼児部526万8000円、Kindergarten〜Grade 5が562万3000円、Grade 6〜8が582万4000円、Grade 9〜12が595万1000円です。スクールバスを使う場合はそれぞれ39万円が上乗せされ、601万3000円〜634万1000円になります。2年目以降は一時金が落ちるため、年374万8000円〜407万6000円が目安です。

Q. アメリカンスクールインジャパンの偏差値はいくつですか?

A. 偏差値という数値は存在しません。偏差値は日本の受験模試の集団内での相対位置を示す指標で、ASIJは日本の受験模試の対象校ではないためです。学力水準や入りやすさを知りたい場合は、AP・AP Capstone Diplomaといった学術プログラムの充実度、卒業生の進学先大学、入学に必要な英語力(公式FAQは「高い英語運用力が必要」と明記)、そして希望学年の空き状況の4点で判断するのが実務的です。

Q. 調布市内で小学生以上が通えるインターナショナルスクールは何校ありますか?

A. 実質1校です。市内でインターナショナルスクールを名乗り、英語を主な言語として学べるのはASIJとニューワールド インターナショナル スクールの2校ですが、ニューワールドは幼児教育が中心で、小学生向けは放課後のバイリテラシー・アフタースクールという位置づけです。そのため小学生以上がフルタイムで通える市内の学校はASIJのみとなり、多くの家庭が三鷹・武蔵野(吉祥寺)・府中・小平・東久留米まで視野を広げています。

Q. ASIJ調布キャンパスの最寄り駅はどこですか? スクールバスは使えますか?

A. 所在地は調布市野水1-1-1で、最寄りは西武多摩川線・多磨駅です。京王線の調布駅・つつじヶ丘駅・仙川駅からは乗り換えが必要なため、多くの家庭がスクールバスを利用しています。公式によればバスは33台、停留所は276か所、1日約1300人が利用し、年額は39万円。ただし既存ルート圏内の住所が対象で、ルート外への運行義務はないと明記されているため、志望前に自宅がルート圏内かを学校へ直接確認してください。

Q. 英語がまったく話せなくても入れますか? 日本語のサポートはありますか?

A. 学校によって大きく異なります。ASIJの公式FAQは、英語のネイティブスピーカーであることは要件ではないとしつつ、プログラムで成功するには高い英語運用力が必要と明記しており、Grade 1〜8には言語サポート(EAL)のプログラムがあります。一方、近隣エリアの中堅インターやバイリンガル系のプリスクールは、日本語を母語とする子どもの受け入れを想定した支援があるところもあります。日本語での支えを重視するなら、出願前に各校へ「英語がどの程度必要か」「日本語の支援はあるか」を必ず確認してください。

Q. 途中からの編入はできますか?

A. 多くの学校で編入枠はあります。ASIJの公式FAQでは、新規入学者は毎年おおむね在籍者の15〜20%の範囲で変動し、全学年で新入生を受け入れているとされています。ただし人気校ほど空きが出にくく、時期や学年で条件が変わり、編入テストや面接、英語力の基準が設けられることも一般的です。調布周辺は学校数が限られるぶん、希望の時期の1年ほど前から各校に直接問い合わせて、空き状況と条件を押さえておくと安心です。

Q. 年間300万円を超えない学校はありますか?

A. あります。三鷹市のMusashi International School Tokyo(MIST)は年間約161万〜182万円、武蔵野市のAxis International Schoolは年間約196万〜210万円、府中市のスターズ&ストライプス イングリッシュ インターナショナルは小学部の授業料が年額約116万円です。東久留米市のChristian Academy in Japan(CAJ)は年間約201万〜278万円、小平市のMalvern College Tokyoは年間約269万〜291万円。いずれも入学金や施設費などの一時金が別途かかる点はご注意ください。

Q. 共働きです。預かり時間の長い選択肢はありますか?

A. 府中市のスターズ&ストライプス イングリッシュ インターナショナルは、朝7時30分から夕方18時までの預かりに対応しています。また、地元の小学校に通わせながら英語を続けたい場合は、ニューワールド インターナショナル スクールの小学生向けバイリテラシー・アフタースクールや、国領駅近くの英語学童Kids Duo 国領も現実的な受け皿になります。

迷う時間も、お子さんを想う時間です

学校選びに「正解」はありません。調布のように、素晴らしい学校が一つある一方で選択肢の数が限られる街では、なおさら迷いが深くなります。それでも大切なのは「入学できるか」より「この学びを何年も無理なく続けられるか」です。学費も、通学時間も、お子さんの英語力も、性格も——どれも家庭ごとに事情が違います。だからこそ、あなたが迷っているその時間そのものが、お子さんの未来を真剣に想っている証拠です。焦らず、いくつかの学校を実際に見て、比べてみてください。もし「通学以外の道」も知っておきたいと思われたら、私たちの開校情報もそっと候補に入れていただけたら嬉しいです。

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