「インターナショナルスクールの学費は、実際いくらかかるのか」——検索してもバラバラの数字ばかりで、都市ごと・学校ごとの相場が掴めない。そんなあなたのために、この記事では東京・大阪・シンガポール・バンコク・クアラルンプール・香港・ドバイの実在するインターナショナルスクール16校の「年間学費レンジ・カリキュラム・対象年齢」を、すべて一次情報(各校公式・信頼データベース)の出典付きで一覧表にまとめました。数値は2026年7月時点の公開情報で、捏造は一切していません(不明箇所は「要問い合わせ」と明記)。相場を俯瞰したあと、では学費が壁になったときにどんな現実的な選択肢があるのかまで、正直にご案内します。
この記事でわかること
- アジア主要都市+国内主要校の「インターナショナルスクール 学費」年間レンジ(出典URL付き比較表)
- 都市別の相場感と、近年の値上がり・入学待機の傾向(出典のある範囲で考察)
- 授業料以外にかかる「隠れコスト」(入学金・施設費・バス代など)の見方
- 学費が壁になったときの現実的な第三の選択肢=オンライン併用(ダブルスクール)
主要ファクト5つ(引用歓迎・出典は本文表に明記)
- 国内トップ校の年間授業料は約200万〜343万円(東京圏・2025–26年度)。
- シンガポールの名門校は年間 約S$35,000〜56,000(円換算 約400万〜640万円・参考値)。
- 香港は上位校の値上げが続き、初等でHK$20万超が「新常識」に。中華国際学校は前年比約11%増。
- バンコク・クアラルンプールは相対的に手頃で、年間 約195万〜500万円(円換算・参考値)。
- どの都市も授業料は氷山の一角——入学金・施設費・バス代などを足すと総額はさらに膨らむ。
学費の一覧とあわせて確認したいのが、公的な支援が使えるかどうかです。インターナショナルスクールの学費は無償化・補助金の対象になるのか(指定校一覧つき)で、文部科学大臣の指定を受けている学校名まで整理しています。
このインターナショナルスクール学費データベースの見方と前提
数字を正しく比べるために、最初に3つの前提を共有させてください。第一に、表の金額は原則として年間の授業料(tuition)を中心とした目安で、入学金・施設費・スクールバス・給食などは別途かかるのが一般的です。第二に、円換算は2026年7月時点のおおよそのレート(S$1≈115円/THB1≈4.3円/RM1≈34円/HK$1≈20円/AED1≈43円)での参考値であり、為替で上下します。第三に、学費は各校が毎年見直すため、正確な最新額は必ず各公式でご確認ください。数値は捏造せず、確認できない箇所は「要問い合わせ」としています。

【2026年版】都市別・主要インターナショナルスクール 学費データベース
ここが本記事の中心です。アジア主要4都市(シンガポール・バンコク・クアラルンプール・香港)と中東の教育ハブ・ドバイ、そして国内(東京・大阪)の実在校について、公開されている年間授業料レンジを一次情報から集計しました。記者・ブロガーの方はこの表を出典明記のうえ引用いただけます。
都市ごとの学校一覧・エリア別の通学圏・入学時期まで詳しく知りたい方は、都市別ガイドもあわせてご覧ください:東京 インターナショナルスクール/大阪 インターナショナルスクール/横浜 インターナショナルスクール/名古屋 インターナショナルスクール/港区 インターナショナルスクール。
| 都市/地域 | 代表校 | 年間授業料レンジ(現地通貨) | 円換算の目安(参考値) | 主なカリキュラム | 対象年齢 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京 | アメリカン・スクール・イン・ジャパン(ASIJ) | 約¥2,930,000〜3,425,000(学年による) | —(国内) | 米国式(WASC認定) | 3〜18歳 | エグシス |
| 東京・横浜 | 横浜インターナショナルスクール(YIS) | 約¥3,190,000 | —(国内) | IB(PYP/MYP/DP) | 3〜18歳 | エグシス |
| 東京 | 西町インターナショナルスクール | 約¥2,980,000 | —(国内) | 国際教育(K–9) | 5〜15歳 | エグシス |
| 東京 | クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン | 約¥2,020,000 | —(国内) | 米国式(キリスト教) | 5〜18歳 | エグシス |
| 大阪 | 関西学院千里国際(SIS/OIS) | 授業料 約¥1,070,000(+教育充実費 約¥170,000) | —(国内) | IB/国際(中等・高等) | 12〜18歳 | 千里国際 公式 |
| 大阪 | 大阪YMCAインターナショナルスクール(OYIS) | 約¥1,730,000 | —(国内) | 国際/IB系 | 3〜15歳 | OYIS 公式 |
| シンガポール | タングリン・トラスト・スクール | S$34,770〜55,734(建設基金・GST込) | 約400万〜640万円 | 英国式/IB | 3〜18歳 | Tanglin 公式 |
| シンガポール | UWCSEA | 約S$38,000〜45,000(IBDPはさらに上) | 約440万〜520万円 | IB | 4〜18歳 | UWCSEA 公式 |
| バンコク | インターナショナル・スクール・バンコク(ISB) | THB 640,000〜1,162,000 | 約275万〜500万円 | 米国式/IB | 3〜18歳 | ISB 公式 |
| バンコク | Bangkok Patana/NIST 等 | THB 450,000〜800,000 | 約195万〜345万円 | 英国式/IB | 2〜18歳 | Tutopiya |
| クアラルンプール | インターナショナル・スクール・オブ・KL(ISKL) | RM 69,500〜142,000 | 約235万〜480万円 | 米国式/IB | 3〜18歳 | ISKL 公式 |
| クアラルンプール | Garden/Alice Smith/MKIS 等 | RM 65,000〜130,000 | 約220万〜440万円 | 英国式/IB | 3〜18歳 | Tutopiya |
| 香港 | 香港国際学校(HKIS) | HK$160,000〜220,000(中等はさらに上) | 約320万〜440万円 | 米国式 | 4〜18歳 | Little Steps |
| 香港 | ESF系/中華国際学校(CIS) | HK$139,000〜342,800 | 約280万〜685万円 | IB/英国式 | 3〜18歳 | ESF 公式 |
| ドバイ | GEMS World Academy | AED 72,000〜110,000 | 約310万〜475万円 | IB | 3〜18歳 | Edcare |
| ドバイ | Dubai College/Jumeirah College 等 | AED 52,000〜102,000 | 約225万〜440万円 | 英国式 | 3〜18歳(校による) | Intl Schools DB |
※金額は主に年間授業料の目安で、入学金・施設費・バス代等は別途。円換算は上記参考レートによる概算です。2026年7月時点の公開情報にもとづき、最新・正確な額は各校公式でご確認ください(不明・変動する項目は要問い合わせ)。

データからわかること——都市別の相場感と、値上がりの傾向
16校を並べて見えてくるのは、いくつかの明確な傾向です。まず都市別の相場感。円換算の参考値で比べると、名門校の年間授業料はシンガポール(約400万〜640万円)と香港(約280万〜685万円)が突出して高く、ドバイ・クアラルンプール・バンコク(おおむね約195万〜500万円)が相対的に手頃、という並びになります。国内の東京圏トップ校(約200万〜343万円の授業料)は、アジアの中では「中位〜やや手頃」に位置づけられる一方、大阪の千里国際や大阪YMCAのように年間100万円台で通える国際校もあり、地域差が大きいことがわかります。
次に値上がり傾向です。香港では上位校の学費上昇が続き、中華国際学校(CIS)は前年比約11%増、初等教育でHK$20万超が「新常識」になったと報じられています(出典:HK Schools)。ドバイでも、教育規制当局KHDAがインフレ連動の値上げ枠を毎年承認しており、費用は上振れしやすい構造です。国内でも建設維持費や施設費の改定は珍しくなく、「今の額が来年も同じ」とは限らないのが実情です。
そして忘れてはならないのが授業料は氷山の一角だという点。多くの学校で、入学時に一度だけ数十万〜100万円超の入学金・登録料がかかり、さらに施設費・資本評価(キャピタル・アセスメント)、スクールバス代、給食・制服・課外活動費などが上乗せされます。人気校では入学待機(ウェイティングリスト)や、香港の一部校のように高額なデベンチャー(債券)を求められるケースもあります。表の金額を見て「意外に手が届く」と感じても、総額では大きく膨らむ——ここは冷静に見ておきたいところです。費用の細かな内訳はインターの学費の内訳を解説した記事を、「高すぎて厳しい」と感じる方はインターの学費は高すぎる?の記事もあわせてご覧ください。※費用・制度は2026年7月時点の公開情報です。最新は各公式でご確認ください。
学費は下げられる?——無償化・就学支援金・補助金・奨学金の現実
学費の表を見たあと、多くの保護者がまず調べるのが「インターナショナルスクールの学費に、無償化や補助金は使えるのか」です。ここは誤解が多いところなので、期待をあおらずに正直に整理します。
前提として、日本のインターナショナルスクールの多くは、学校教育法上の「一条校」(いわゆる小・中・高)ではなく、各種学校または無認可の教育施設として運営されています。国の高等学校等就学支援金(いわゆる高校無償化)は高校段階の制度で、対象になるのは文部科学大臣が指定した学校の課程に限られます。文部科学省は「高等学校等就学支援金制度の対象として指定した外国人学校等の一覧」を公表しており(根拠:高等学校等就学支援金の支給に関する法律施行規則第1条第1項第4号)、アメリカン・スクール・イン・ジャパン、横浜インターナショナルスクール、名古屋国際学校、福岡インターナショナル・スクールなどが指定を受けています。ただし指定は「高等科・ハイスクール課程など、特定学年の課程に限る」とされており、同じ学校でも小学部・中学部の学費には基本的に使えないのが実情です(出典:文部科学省「高等学校等就学支援金制度の対象として指定した外国人学校等の一覧」)。支給額や所得要件は改定されることがあるため、最終的な判断は必ず最新の公式案内でご確認ください。
つまり、「無償化」で学費がゼロになるインターナショナルスクールは、日本にはほぼありません。学費を下げうる手段として現実的に検討できるのは、次の4つです。
- 就学支援金:文科省の指定を受けた学校の、高校段階の課程のみ。小学部・中学部は対象外。
- 学校独自の奨学金・授業料減免:家計基準(ニードベース)や特待、きょうだい割引を設けている学校があります。募集枠・条件は学校ごとに大きく違います。
- 自治体の補助制度:外国人学校に通う子どもへの補助を持つ自治体もあります。お住まいの市区町村の教育委員会でご確認を。
- 勤務先の補助:海外赴任にともなう学費補助として会社が負担するケース。国内在住で自費の場合は対象外がほとんどです。
2026年度(令和8年度)から高等学校等就学支援金は所得制限が撤廃されましたが、それで対象校の範囲が広がったわけではありません。制度ごとの対象・小中学校段階の扱い・確認の手順は、インターナショナルスクールの学費と無償化・補助金で出典つきに整理しています。
いずれも該当する家庭は限られ、下がる幅も年間数十万円の単位にとどまることが多いのが実際です。年間200万〜600万円という総額に対して、制度は「効かないわけではないが、決定打にはなりにくい」——これが正直なところだと思います。インターナショナルスクールとは何か(種類・学費・入学条件の全体像)も、あわせて押さえておくと判断がぶれません。
「年収いくらなら通わせられるか」より、大事なこと
「インターに通わせるには世帯年収1,000万〜1,500万円が必要」といった目安は、ネット上でよく語られます。ただ、この記事の数字を並べて考えるほどはっきりしてくるのは、効いてくるのは年収の額そのものではなく、「12年間、家計のどの枠から払い続けられるか」だということです。年収が高くても、住宅ローンやきょうだいの教育費が重なれば途中で苦しくなります。逆に費用の総額を抑える設計にできれば、無理のない年収帯でも国際教育を続けられます。
だからこそ、制度で数十万円を削りにいくより、費用の「構造」そのものを変えるほうが、家計へのインパクトははるかに大きい。次の章で、その具体的な選択肢を見ていきます。
学費が壁なら——「オンライン併用(ダブルスクール)」という第三の選択
ここまでのデータを見て、「どの都市でも、フルタイムの対面インターは家計にとって重い」と感じた方は多いはずです。実際、海外移住や国内の対面インターに全振りするのは、費用だけでなく就学義務や進学ルートの不安もついてきます。そこで、費用が壁になったときの現実的な第三の選択が、日本の学校に籍を残したまま、放課後や週末にオンラインのインターを”足す”「ダブルスクール」です。
私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、まさにこの併用を前提に2027年9月開校を予定するオンライン・インターナショナルスクールです。運営は、日本のオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」に800名以上が学ぶ株式会社NIJIN。費用面では、対面インターの約1/5を目指しています(具体的な金額は開校情報でご案内します)。上の表にある校舎・広い校庭・専用バスといった固定費や、高額な施設費・建設維持費をそもそも持たないため、費用の構造そのものが軽い——ここがオンライン併用の強みです。
ただ、安さだけで選んでほしくないので正直にお伝えします。NGAは英会話ではなく「英語で教科を学ぶ」本物のインターで、順位をつけない脱偏差値の少人数の対話を通じて「自分と世界を、好きになる」を育てます。一方で、対面の校庭や施設、毎日顔を合わせるリアルな友だちづくりは、オンラインである以上どうしても苦手です。だからこそ日本の学校に籍を残す併用型にしており、日本の学校で得られるリアルな体験はそのまま残し、そこに国際教育を”足す”設計にしています。NGAは日本の学校の”代わり”ではありません。もう一つ正直に——バイリンガルは「簡単・すぐ」ではなく、英語で教科を理解できるようになるには年数がかかります。NGAは日本語の支えを前提に、6〜18歳の子が少しずつ英語へ移っていける設計です。NGAの併用の全体像はダブルスクールのご案内ページで、学びのしくみはオンラインでの学びのしくみでご確認いただけます。
この学費データを、我が家の判断にどう使うか——3ステップ
最後に、集めたデータを「見て終わり」にしないための進め方を。ポイントは、いきなり大きな決断をしないことです。

まずSTEP1・総額で見積もる。表の授業料だけでなく、入学金・施設費・バス代・課外費まで足した「初年度総額」と「12年通った場合の総額」で比べると、家計へのインパクトが正確に見えます。次にSTEP2・選択肢を並べる。対面フルタイムだけでなく、オンライン併用(ダブルスクール)や、対面と併用のハイブリッドも同じ土俵に載せます。費用を対面の約1/5に抑えられる選択肢があるなら、比較検討する価値は十分あります。そしてSTEP3・小さく体験して決める。説明会や体験で、お子さんの反応を見てから無理のない範囲で始める。共働きなら週末型、平日に余白があるなら放課後型から——という具合に、負担と家計を見ながら育てられるのがオンライン併用の利点です。
よくある質問
Q. インターナショナルスクールの学費に、無償化や補助金は使えますか?
A. 使える場合はありますが、限定的です。国の高等学校等就学支援金は高校段階の制度で、文部科学大臣が指定した外国人学校等の特定の課程だけが対象のため、小学部・中学部の学費には基本的に使えません。ほかに学校独自の奨学金・授業料減免、自治体の補助、勤務先の学費補助といった手段がありますが、いずれも条件が限られ、下がる幅も年間数十万円の単位にとどまることが多いのが実情です。詳しくは本文の「学費は下げられる?」の章をご覧ください。
Q. この表の金額をそのまま予算にしてよいですか?
A. 目安としては有効ですが、そのままの予算化はおすすめしません。表は主に年間授業料で、入学金・施設費・バス・給食・課外活動費などが別途かかります。円換算は2026年7月時点の参考レートによる概算で、為替でも上下します。最終的な予算は必ず各校公式の最新の学費表でご確認ください。
Q. アジアの都市は日本より安く見えますが、移住してでも通わせるべき?
A. 授業料だけを見ると手頃な都市もありますが、移住には住居費・生活費・ビザ・帯同の負担が加わり、就学義務や進学ルートの不安もついてきます。費用の一点だけで移住を決めるのは慎重に。海外・国内それぞれの費用と、帯同ビザや日本語維持で後悔しやすい点は教育移住の完全ガイドで整理しています。日本の学校に籍を残したまま国際教育を”足す”ダブルスクールなら、移住せずに費用を抑えて始められます。
Q. オンライン併用(NGA)は、対面インターと比べてどのくらい費用が下がりますか?
A. NGAは対面インターの約1/5を目指しています(具体額は開校情報でご案内します)。表のとおり対面校は授業料だけで年間200万円台〜600万円超に加え、入学金・施設費・バス代などの固定費が積み上がります。オンライン併用はこれらを持たないぶん、総額を大きく抑えられます。仕組みはダブルスクールのLPをご覧ください。
都市別の学費相場をより詳しく知りたい方は、東京のインターナショナルスクールおすすめと学費、大阪のインターナショナルスクールの学費相場、名古屋のインターナショナルスクールの学費、神戸のインターナショナルスクールの学費相場、福岡のインターナショナルスクールの学費の各ガイドもあわせてどうぞ。学校ごとの年間学費とカリキュラムを一覧表で比較できます。
「高いから」で、選択肢を閉じなくていい
都市ごとの数字を並べてみると、インターナショナルスクールの学費が決して小さくないことが、あらためて見えてきます。でも、あなたが本当に望んでいるのは「高い学校に入れること」そのものではなく、お子さんが自分と世界を好きになり、選択肢を広げていくことのはずです。費用が理由でその可能性を閉じてしまうのは、もったいない。日本の学校の良さは残したまま、そこに世界を少しだけ足す。対面インターの約1/5を目指すダブルスクールは、そのための現実的で、やさしい一歩です。急いで大きな決断をする必要はありません。まずは、開校の最新情報を受け取るところから始めてみてください。
インターの不安に、正直に答えるシリーズ
学費を抑える選択肢をもっと詳しく
- 教育費を抑えながら国際教育を受けさせる方法——家計の現実から逆算する
- バンコクの手が届くインターナショナルスクール——東南アジアで学費を下げる
- インターナショナルスクールの日本での需要を公開データで読む——2026年の一次データまとめ
- インター費用シミュレーション:6年間の総額を試算する——授業料の外側の費用まで分解
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- インターナショナルスクールは年収いくらから通えるのか——世帯年収の目安と、続けられる設計
- オンラインインターナショナルスクール一覧——通学せずに学費を下げる7校を比較


