結論から言うと、横浜のインターナショナルスクールは年間授業料が約60万〜約344万円と学校によって5倍以上の開きがあり、まず「校名で決めて調べている」のか「条件で候補を探している」のかを分けるのが最短ルートです。この記事では、検索の多い横浜インターナショナルスクール(YIS)の学費・カリキュラム・入学条件を公式情報で整理したうえで、市内の実在するおすすめ7校を年間費用・初年度総額・エリア(最寄駅)で比較します。
あわせて、エリア別の通学事情(本牧・山手/横浜駅/都筑・緑区)、プリスクールから小学部への接続、編入のタイミング、費用を抑える制度、そして通学しないという選択肢まで整理しました。読み終えるころには、「まず候補をどう2〜3校に絞るか」がはっきり見えるはずです。

はじめに基礎を押さえたい方へ:インターナショナルスクールとは?種類・学費・入学条件・選び方の完全ガイドで全体像を整理しています。神奈川県全体の見取り図は神奈川のインターナショナルスクールもどうぞ。
横浜インターナショナルスクール(YIS)とは|学費・カリキュラム・入学条件・評判の見方
「横浜インターナショナルスクール」と検索する方の多くは、実在する1校である横浜インターナショナルスクール(Yokohama International School/通称YIS)を調べています。まずはこの学校の事実関係を、公式サイトの公開情報にもとづいて丁寧に整理します。そのうえで、「わが家に合うかどうか」を判断するための見方までお伝えします。
YISの基本情報|1924年創立、キャンパスは山手から本牧(小港町)へ
YISは1924年創立で、日本で最も歴史あるインターナショナルスクールの一つです。長く中区山手町にありましたが、校舎の老朽化と生徒数の増加を受けて2022年に中区小港町(本牧エリア)の新キャンパスへ移転しました。新キャンパスは建築家・隈研吾氏の設計によるもので、1万4,000平方メートルを超える敷地に、屋内プール、大型ホール、人工芝グラウンドなどを備えています。
ここは意外と見落とされがちな点です。ウェブ上には移転前の「山手町258」という住所を載せたままの情報も残っているため、見学に行く前に必ず公式サイトで現在地を確認してください。
- 所在地:横浜市中区小港町(本牧エリア)
- 最寄り・通学:JR根岸線「山手」駅からバスで約8分。本牧地区は市営バス網が発達しており、元町・中華街方面や横浜駅方面からのバス通学が中心です
- 対象年齢:3歳(Early Learning Centre)〜18歳(Grade 12)
- 学年構成:ELC(3〜5歳)/Elementary(Kindergarten〜G5)/Middle(G6〜8)/High(G9〜12)
- 学年暦:8月始まり・6月終わり
YISの学費【2026-2027年度・公式】|年間費用と初年度総額の目安
「横浜インターナショナルスクール 学費」で調べている方のために、公式サイトが公開している2026-2027年度の金額を学年別にまとめます。YISは授業料に含まれる範囲が広いのが特徴で、学校が貸与するPC・タブレット、多くの校外学習や遠征の費用、IBディプロマ・ISA・PSATの試験料(再受験を除く)が授業料に含まれると明記されています。
| 区分 | 年間授業料 | キャンパス整備費(年額) | 初年度総額の目安 |
|---|---|---|---|
| ELC 半日(3〜5歳) | 約212万円 | 約39.9万円 | 約405万円 |
| ELC 全日(3〜5歳) | 約261万円 | 約39.9万円 | 約454万円 |
| Kindergarten〜G5 | 約321万円 | 約39.9万円 | 約514万円 |
| G6〜G11 | 約334.5万円 | 約39.9万円 | 約527万円 |
| G12 | 約344万円 | 約39.9万円 | 約537万円 |
初年度総額には、出願料 約5万円(非返金)と、合格後に必要な登録料 約148万円(一時金・非返金)を加えています。この登録料が、YISの初年度が大きく跳ね上がる最大の理由です。2年目以降は「授業料+キャンパス整備費」に戻るため、たとえばKindergarten〜G5なら年間約361万円が続くイメージになります。
なお、スクールバス・制服・カフェテリア・一部の課外活動は別料金です。授業料は年2回(7月・12月)の分割払いが基本とされています。
※金額は2026年7月時点で公式サイトに掲載されている2026-2027年度の値をもとにした目安です。改定されることがあるため、最新は必ずYIS公式のTuition & Feesでご確認ください。
YISのカリキュラム|3歳から18歳まで国際バカロレア(IB)で一貫
YISは国際バカロレアのIBワールドスクールで、3歳のELCから高校卒業までを一つの流れで学べます。ELCはIB PYPの考え方にレッジョ・エミリアの発想を取り入れた遊び中心の設計、Kindergarten〜G5は教科の枠を超えた探究(PYP)、G6〜8はMYP、G9〜12はYISディプロマを土台に、IBディプロマの科目や外部試験を組み合わせて履修する形をとっています。
ここは誤解されやすいところですが、YISの高校課程は「全員が必ずIBディプロマをフルで取る」設計ではなく、生徒に応じて科目を選べる仕組みです。IBディプロマのフル取得を前提に考えているご家庭は、出願前に履修の条件を確認しておくと安心です。授業は英語で行われ、日本語をはじめとする母語も言語科目として学べます。
YISの入学条件|日本国籍の子どもが出願できるのはどんな場合か
YISは全国籍の子どもを受け入れていますが、公式のAdmissions Policyには明確な出願資格が示されています。とくに日本のご家庭が確認すべきなのは、次の4点です。
- 日本国籍の場合:海外の非日本語校、または国内の認定インターナショナルスクールで主に教育を受けてきた子どもが対象とされています
- 保護者の英語力:同居する保護者の少なくとも1名が、英語を話す・読む・書くいずれも流暢であることが求められます
- 同居と通学距離:在籍中は、少なくとも1名の保護者と通学可能な距離に同居していることが条件です
- 両親とも日本国籍の場合:インターナショナルスクールを志望する理由を記した、保護者からのレターの提出が求められます
出願の流れは、事前申込フォームでポータルのアカウントを作成 → 出願資格の確認 → 本出願と出願料5万円(非返金)の支払い → 書類(パスポート、成績表、教員推薦、健康診断書など)の提出 → 審査・結果通知 → 入学承諾と登録料の支払い、というステップです。2027-2028年度の出願は2026年11月上旬に開始とされています。海外からの出願は随時(ローリング)ですが、8月入学を目指すなら3月上旬まで(高校は2月上旬まで)の出願が推奨されています。
入学の難しさは学年によって差があります。学校プロフィール上は選抜制ではないとされる一方、実際には人気学年で定員が埋まり、ウェイティングリストになるケースが報告されています。とくにG6〜8への国内からの転入は空き待ちになりやすい、と考えておくとよいでしょう。詳細と最新の締切はYIS公式のAdmissionsでご確認ください。
YISの「評判」はどう読む?|インターナショナルスクールに偏差値は存在しません
検索すると「横浜インターナショナルスクール 偏差値」という言葉が出てきますが、正直にお伝えすると、インターナショナルスクールに偏差値という指標は存在しません。偏差値は日本の模擬試験を受けた集団の中での相対位置を示す数値で、日本の模試を前提としないインター校には、そもそも計算の土台がないためです。学校比較サイトに数字が載っていても、それは推定値であって公式のものではありません。
では何を見ればよいのか。実際に判断材料になるのは、次のような情報です。
- 学校が公表しているIBの結果:ディプロマの取得率や平均スコアを、学校プロフィールや年次報告で確認する
- 卒業生の進学先:どの国・どのタイプの大学に進んでいるか(海外大学/国内の英語学位プログラムなど)
- EAL(英語補助)の手厚さ:英語が母語でない子どもをどこまで支えるか。上級学年ほど支援は薄くなる傾向があります
- 定員と待機の状況:入りたい学年に実際に席があるか。これは口コミより学校への直接確認が確実です
- 教員の定着率とコミュニティの空気:見学時に在校生・保護者の様子を自分の目で見る
口コミサイトの星の数は、投稿者の背景(帰国生か、駐在家庭か、国内組か)によって印象が大きく変わります。数字を追うより、わが子の英語力・年齢・在籍年数の見通しに対して、その学校がどう答えてくれるかを確認するほうが、はるかに役に立ちます。
他校の「偏差値」はどう考える?|東京横浜独逸学園・横浜山手中華学校は成り立ちが違います
実際の検索では、「東京横浜独逸学園 偏差値」「横浜山手中華学校 偏差値」という調べ方をされる方も少なくありません。ここには理由があります。この2校は、英語系のインターナショナルスクールとは学校としての成り立ちがそもそも違うためです。日本の私立中高に近い感覚で調べられることが多いのですが、実際の中身は別物です。順に整理します。
- 東京横浜独逸学園(DSTY)は、ドイツ語で学び、ドイツ国際アビトゥアというドイツの教育制度の資格に向かって進む学校です。日本の高校受験・大学受験の枠組みとは接続の仕方が異なるため、日本の模試を基準にした偏差値は算出されません。ここで実質的な入口になるのは学力試験の点数ではなく、授業の言語であるドイツ語についていけるかです。どの学年から、どの程度のドイツ語力が前提になるかは学年によって異なるため、編入を検討するなら公式の入学案内で必ず確認してください。
- 横浜山手中華学校は、横浜の華僑コミュニティが歴史的に築いてきた学校で、制度上は日本の一条校ではありません。ただし、「偏差値がない」ことと「選考がない」ことは別です。公式の募集要項には、総合考査(ペーパーテスト)・行動観察・面接という選考が明示されています。面接は中国語か日本語を選ぶことができ、志願者と保護者の双方が対象です。2026年度の小学1年生募集では、総合考査が10月上旬、面接がその直後、合格発表が10月中旬という日程が公表されていました(公式・入学について)。
つまりこの2校は、「偏差値では測れないが、選考はある」学校です。そしてその選考は、日本の受験のように点数で全国の中の位置を測るものではなく、その学校の言語と教育方針に、お子さんとご家庭が合っているかを見るものです。偏差値表を探すより、各校の募集要項を1校ずつ読み込むほうが、はるかに実のある準備になります。どちらが上か下かという比較は、そもそも土俵が違うため成り立ちません。
「横浜インターナショナルスクール ランキング」はどう読めばいい?
ランキングを探して来られた方に、率直にお伝えしたいことがあります。インターのランキングは、その媒体がどの軸を重視したかで順番が変わります。学費の手頃さで並べればIISJや横浜山手中華学校が上に来ますし、IBの一貫性で並べればYISやサンモールが上に来ます。通学のしやすさなら横浜駅至近の学校が有利です。同じ7校でも、軸を変えるだけで順位は入れ替わります。
だからこの記事では、あえて順位をつけていません。代わりにおすすめしたいのは、ご家庭で軸を1つだけ先に決めてしまうことです。費用なのか、進路なのか、通学の負担なのか、言語環境なのか。軸が決まれば、順位表がなくても候補は自然に2〜3校に絞れます。費用を軸にする場合は、年間授業料だけでなく一時金を含めた総額で見ることが大切です。判断の材料として、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額もあわせてご覧ください。
YISが第一志望でも、比較対象を持っておきたい理由
ここまで読んで、「YISはいい学校そうだけれど、初年度500万円台と、入学条件のハードルが……」と感じた方もいるはずです。それはとても健全な反応です。YISに限らず、横浜のインター選びで実際につまずきやすいのは、学校の質そのものより費用・出願資格・空き枠・通学距離の4つだからです。
だからこそ、第一志望が固まっている方ほど、同じ横浜市内に「価格帯の違う学校」「入学条件の違う学校」「通学負担の軽い学校」を2〜3校持っておくと、判断がぶれません。次の章から、YISを含む7校を同じ物差しで比べていきます。
横浜市のインターナショナルスクール事情と学費相場【2026年最新】
横浜は1859年の開港以来の外国人居留地の歴史をもつ街で、山手・本牧エリアには100年前後の歴史をもつ伝統校が集まります。近年は関内・馬車道やみなとみらい、港北ニュータウン(都筑区)、緑区といった利便性の高いエリアにも学校が広がりました。英語で過ごせるプリスクール(英語保育園・幼稚園)は市内に数十園ありますが、小学校から高校まで一貫した本格的なインターナショナルスクールは10校前後にとどまります。
学費の相場は、英語系インターで年間授業料 約212万〜344万円が中心帯です。ここに入学金・登録料・施設費・スクールバス代が加わるため、初年度は年間授業料の1.3〜1.6倍程度になるのが一般的です。一方で、インド系CBSE校のIISJは年間約60万〜70万円、ドイツ系のDSTYは年間約170万〜196万円、中国語ベースの横浜山手中華学校は年間約46万〜48万円と、価格帯は学校によって数倍の開きがあります。「横浜のインターは高い」と一括りにせず、カリキュラムと費用のバランスで見ていくことが大切です。

横浜のインターナショナルスクールおすすめ7選|特徴・対象年齢・年間学費
ここからは、カリキュラム・価格帯・立地の多様性を意識して選んだ7校を紹介します。各校の特徴と、「こんな家庭に向いている」という視点でまとめました。学費は各校公式などの公開情報にもとづく、2026年7月時点の目安です。
1. 横浜インターナショナルスクール(YIS)|本牧・IB一貫の老舗
1924年創立、日本を代表する老舗の一つ。2022年に本牧(中区小港町)の新キャンパスへ移転し、3歳から18歳までを国際バカロレアで一貫して学べます。50カ国以上の生徒が集う国際色の豊かさが魅力です。学費・入学条件の詳細は、上の「横浜インターナショナルスクール(YIS)とは」の章をご覧ください。
- カリキュラム:IB一貫(PYP/MYP/YISディプロマ+IB DP科目)
- 対象年齢:3歳(ELC)〜18歳(G12)
- エリア・最寄駅:中区(小港町・本牧)/JR根岸線「山手」駅からバス約8分
- 学費目安:年間授業料 約212万〜344万円+キャンパス整備費 約39.9万円(2026-2027年度・公式)。別途 出願料5万円・登録料 約148万円
- こんな家庭に:一貫したIBで、国際的な進路を見据えたいご家庭に
2. サンモール・インターナショナルスクール|山手・アジア最古の伝統校
1872年創立、日本・アジアで最も歴史あるインターナショナルスクールとされるカトリック系の共学校。山手の高台(中区山手町83)に位置し、幼児期のモンテッソーリから、英国式のIGCSE、IB・APまで幅広い学びに対応します。少人数で落ち着いた雰囲気が特徴です。
- カリキュラム:モンテッソーリ/IPC/IGCSE/IB・AP
- 対象年齢:2.5歳〜18歳(G12)
- エリア・最寄駅:中区(山手町)/みなとみらい線「元町・中華街」・JR根岸線「石川町」
- 学費目安:年間授業料 約166万〜363万円(モンテッソーリ半日〜上級学年。2026/27年度の公開情報)。別途 出願料3.5万円・登録料 約95万円
- こんな家庭に:歴史ある少人数の環境で、多様な進路の選択肢を残したいご家庭に
3. ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール|横浜駅至近、IB+日本語
神奈川区大野町に2019年完成の校舎を構えるIBワールドスクール。IBにケンブリッジや日本のカリキュラムの要素をブレンドした設計が特徴で、50カ国以上・500名超の生徒が学びます。横浜駅から近く、市外・都内からの通学にも向きます。兄弟割引(第2子20%・第3子30%)があるのも、横浜では珍しい点です。
- カリキュラム:IB(PYP/MYP/DP)+ケンブリッジ+日本カリキュラムの融合
- 対象年齢:2.5〜3歳〜18歳(G12)
- エリア・最寄駅:神奈川区(大野町)/JR・私鉄各線「横浜」駅、「新高島」「神奈川」駅
- 学費目安:年間授業料 約168万〜304万円+維持費 約25万円(2026-2027年度・公式)。別途 出願料4.5万円・登録料50万円・建設協力金75万円。EAL支援は年30万〜50万円、スクールバスは年21.5万〜30万円
- こんな家庭に:IBと日本語・日本文化の両立をバランスよく求めるご家庭に
4. CGKインターナショナルスクール|関内・2歳から高等部まで拡張中
中区南仲通(関内・馬車道エリア)に拠点を置くIB PYP認定校で、MYP候補校でもあります。2歳のプリスクールから初等部(G1〜5)へと続き、2025年4月に中等部、2028年4月には高等部の開校を予定しており、2歳から高校卒業までの一貫化が進んでいます。探究中心の学びと、市中心部の通いやすさが魅力です。
- カリキュラム:国際バカロレア IB PYP認定校(MYP候補校)
- 対象年齢:2歳(プリスクール)〜初等部G5、以降 中等部へ
- エリア・最寄駅:中区(南仲通)/JR「関内」・みなとみらい線「馬車道」
- 学費目安:初等部 授業料 年間約211万円+施設費 約15.8万円(2027年度・公式)。別途 出願料4.4万円・入学金55万円。スクールバス(登校のみ)年 約22.4万〜25万円
- こんな家庭に:幼児期から探究型の学びを、通いやすい市中心部で始めたいご家庭に
5. インディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン(IISJ)|緑区・市内最安クラス
緑区霧が丘にある、インド式CBSEカリキュラムの学校。文部科学省指定のインターナショナルスクールで、上級学年ではIBディプロマも選べます。理数教育に定評があり、年間授業料60万円台という手頃さは市内で群を抜いています。
- カリキュラム:CBSE(インド式)+上級学年でIB DP。授業は英語
- 対象年齢:幼稚園〜G11
- エリア・最寄駅:緑区(霧が丘)/駅からは距離があり、路線バス・スクールバス通学が中心
- 学費目安:年間授業料 約60万円(幼稚園〜G10)/約70万円(G11)(2026-2027年度・公式)。別途 登録料1万円・教材費 年1万円・制服代など。スクールバスは地域により年 約9万〜20万円
- こんな家庭に:理数に強い英語環境を、無理のない学費で選びたいご家庭に
6. 東京横浜独逸学園(DSTY)|都筑区・ドイツ式でアビトゥアまで
都筑区茅ヶ崎南に位置する、東アジアに現存する最古のドイツ人学校(1904年開校)。幼稚園からドイツ国際アビトゥアまでを一貫して学べ、ドイツ語での教育を軸にした多言語環境が特徴です。英語系インターより学費が抑えめで、東京都心方面からのスクールバスも運行されています。
- カリキュラム:ドイツ式(幼稚園〜アビトゥア)
- 対象年齢:3歳(幼稚園)〜G12
- エリア・最寄駅:都筑区(茅ヶ崎南)/市営地下鉄ブルーライン「仲町台」
- 学費目安:幼稚園 年間約187万〜196万円、G1〜4 年間約170万円、G5〜12 年間約184万円(2026/27年度・公式)。別途 入学金65万円・事務手数料7.5万円。スクールバスは年 約38万円
- こんな家庭に:ドイツ語圏とのつながりや、ドイツ式の進路を重視するご家庭に
7. 横浜山手中華学校|石川町駅すぐ、中国語ベースの多文化教育
中区吉浜町にある、中国語をベースとした多文化教育を行う小中一貫校。開港以来の中華街の歴史を背景に、中国語・日本語・英語に触れる多言語環境が特徴です。JR根岸線「石川町」駅からすぐという立地と、月額3万円台という学費水準から、英語一辺倒ではない「もう一つの国際教育」を探すご家庭には、選択肢として知っておく価値があります。
- カリキュラム:中国語ベースの多文化教育(小中一貫。系列にパンダ幼稚園)
- 対象年齢:小学部〜中学部
- エリア・最寄駅:中区(吉浜町)/JR根岸線「石川町」駅 徒歩約1分
- 学費目安:授業料 小学部 月3.8万円/中学部 月4万円、施設維持費 月5,000円。入学金20万円・受験料2.5万円。初年度は教材・制服等を含めて約80万円が目安(公式)。入学には総合考査・行動観察・親子面接があります
- こんな家庭に:中国語圏とのつながりや、複数言語で育てたいご家庭に
※学費等は2026年7月時点の公開情報にもとづく目安です。入学金・施設費・学費改定の有無、定員や入学条件は変わることがあります。最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。
横浜のインターナショナルスクール 学費早見表|年間費用と初年度総額の目安
7校の「カリキュラム・対象年齢・年間授業料・初年度総額」を一覧にまとめました。初年度総額は、入学金や登録料などの一時金を含めた概算です。まず全体像をつかみ、気になる学校を2〜3校に絞る手がかりにしてください。
| 校名 | カリキュラム | 対象年齢 | 年間授業料の目安 | 初年度総額の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 横浜インターナショナルスクール(YIS) | IB一貫(PYP/MYP/DP科目) | 3〜18歳 | 約212万〜344万円 | 約405万〜537万円 |
| サンモール | モンテッソーリ/IGCSE/IB・AP | 2.5〜18歳 | 約166万〜363万円 | 約265万〜462万円 |
| ホライゾン・ジャパン | IB+ケンブリッジ+日本 | 2.5〜18歳 | 約168万〜304万円 | 約312万〜447万円 |
| CGKインターナショナルスクール | IB PYP認定(MYP候補) | 2歳〜(中等部へ拡張中) | 約211万円+施設費 約15.8万円 | 約286万円 |
| IISJ(インド系) | CBSE+上級でIB DP | 幼稚園〜G11 | 約60万〜70万円 | 約65万〜75万円(バス別) |
| 東京横浜独逸学園(DSTY) | ドイツ式(〜アビトゥア) | 3歳〜G12 | 約170万〜196万円 | 約243万〜269万円 |
| 横浜山手中華学校 | 中国語ベースの多文化教育 | 小学部〜中学部 | 約46万〜48万円+施設費 年6万円 | 約80万円 |
※2026年7月時点の公開情報にもとづく目安です。初年度総額は、授業料・年額の諸費用・入学金/登録料・出願料を単純合算した概算で、制服・スクールバス・EAL費用等は含みません。最新は各校公式でご確認ください。学費の内訳をより詳しく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額もあわせてどうぞ。
横浜のインターナショナルスクール 学費一覧(2026年度・公式サイト出典)
ここまでの早見表は7校を横並びで見渡すためのものでした。この章では、YIS以外の学校についても学年別の実額を、各校の公式サイトの出典リンクつきで並べます。「CGKの学費」「ホライゾンの学費」「サンモールの学費」のように、校名で調べている方がそのまま確認できる形にしています。金額はいずれも2026年8月時点で各校公式サイトに掲載されていた値です。
ひとつ、正直にお伝えしておきたいことがあります。公式サイトで金額を確認できなかった学校については、あえて数字を書いていません。学費比較サイトには数字が並んでいることもありますが、出典のはっきりしない金額を載せると、ご家庭の資金計画がずれてしまうためです。該当する学校は「公式サイトで要確認」と明記しました。
| 学校名 | 対象学年 | 年間授業料 | 一時金(入学時) | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 横浜インターナショナルスクール(YIS) | ELC〜G12 学年別の内訳は、上の「YISの学費」の表をご覧ください |
212万〜344万円 +キャンパス整備費 39.9万円 |
出願料 5万円 登録料 148万円 |
YIS公式 Tuition & Fees (2026-2027年度) |
| サンモール・インターナショナルスクール | 2.5歳〜G12 | 公式サイトで要確認 公式ページは費用項目のみを示し、金額は別資料で案内する形式のため、2026年8月時点で学年別の確定額を確認できませんでした |
公式サイトで要確認 | サンモール公式 School Fees |
| ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール | EYP 半日(幼児期) | 168万円 +維持費 25万円 |
出願料 4.5万円 登録料 50万円 建設協力金 75万円 |
ホライゾン公式 Tuition and Fees (2026-2027年度) |
| EYP 全日(Preschool〜Kindergarten) | 244万円 +維持費 25万円 |
|||
| G1〜G5(PYP) | 279万円 +維持費 25万円 |
|||
| G6〜G10(MYP) | 289万円 +維持費 25万円 |
|||
| G11〜G12(DP) | 304万円 +維持費 25万円 |
|||
| CGKインターナショナルスクール | プリスクール 2歳(週2〜5日) | 月93,500〜187,000円 +施設費 月6,600〜13,200円 |
出願料 4.4万円 入学金 55万円 2歳クラスは入学金11万円、 2歳→3歳の進級金44万円 |
CGK公式 初等部・中等部・ プリスクール各Admission (2027年度) |
| プリスクール 3〜5歳 | 211.2万円 +施設費 15.84万円 |
|||
| 初等部 G1〜G5 | 211.2万円 +施設費 15.84万円 |
|||
| 中等部 G6〜G9 | 211.2万円 +施設費 15.84万円 |
|||
| インディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン(IISJ) | 幼稚園〜G10 | 60万円 | 登録料 1万円 緊急・保険料 5,000円 |
IISJ公式 Tuition & Fees (2026-2027年度) |
| G11 | 70万円 | |||
| 東京横浜独逸学園(DSTY) | 幼稚園(8:00〜15:00の基本料金) | 187万円 | 入学金 65万円 事務手数料 7.5万円 |
DSTY公式 Schulgebühren (2026/27年度) |
| G1〜G4(初等部) | 170万円 | |||
| G5〜G12(中等部) | 184万円 | |||
| 横浜山手中華学校 | 小学部 | 月38,000円(年45.6万円) +施設維持費 月5,000円 |
入学金 20万円 受験料 2.5万円 |
横浜山手中華学校公式 入学について (2026年度) |
| 中学部 | 月40,000円(年48万円) +施設維持費 月5,000円 |
※2026年8月時点で各校公式サイトに掲載されていた金額です。年度表記は各校の公式表記に合わせています(CGKは2027年度、DSTYは2026/27年度、その他は2026-2027年度)。スクールバス・制服・EAL(英語補助)・課外活動などは原則として別料金で、上表には含みません。学費は改定されることがあるため、出願前に必ず各校公式でご確認ください。
CGKインターナショナルスクールの学費【2027年度・公式】
CGKは2歳から中等部までの費用を公式サイトで公開しています。特徴は、3歳以降は学年が上がっても授業料が変わらない点です。プリスクールの3〜5歳・初等部G1〜G5・中等部G6〜G9のいずれも年間211.2万円、施設費が年15.84万円で共通しています。学年が上がるほど授業料が上がる学校が多いなかで、長期の見通しを立てやすい設計といえます。
2歳クラスだけは通う日数に応じた月額制で、週2日の月93,500円から週5日の月187,000円まで幅があります。一時金は出願料4.4万円と入学金55万円(2歳クラスは入学金11万円、2歳から3歳への進級時に44万円)です。このほか、必要に応じてEAL支援と学習支援がそれぞれ年34.65万円、スクールバスが年22.4万〜25.08万円、預かり保育が1分22円といった費用が加わります。授業料を分割で支払う場合は5%の分割手数料がかかる点も、総額を試算するときに見落とさないようにしてください。なお公式サイトでは、幼児教育・保育の無償化による月37,000円の補助や兄弟割引にも触れられています。出典はCGK公式・初等部Admissionほか各部のAdmissionページです。
ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクールの学費【2026-2027年度・公式】
ホライゾンは学年段階ごとに授業料が上がっていく、標準的なIB校の料金設計です。公式サイトの2026-2027年度の金額は、EYP半日が年168万円、EYP全日(Preschool〜Kindergarten)が年244万円、G1〜G5(PYP)が年279万円、G6〜G10(MYP)が年289万円、G11〜G12(DP)が年304万円。ここに維持費が年25万円加わります。
初年度に必要な一時金は、出願料4.5万円・登録料50万円・建設協力金75万円で、合計約129.5万円です。加えて、EAL支援が必要な場合は年50万円、スクールバスは片道利用で年21.5万円・往復で年30万円、G1のみ技術費2.5万円、PTA会費が1家庭あたり5,000円と公式に示されています。授業料は3回に分けて納める方式です。第2子は20%、第3子は30%の授業料割引があるため、きょうだいで通わせる前提のご家庭は、この割引の有無で総額が数百万円単位で変わります。出典はホライゾン公式・Tuition and Feesです。
サンモール・インターナショナルスクールの学費【2026年8月時点:公式サイトで要確認】
サンモールについては、正直にお伝えします。公式サイトのSchool Feesページは費用の項目を示したうえで、詳しい金額は別途の資料で案内する形式になっており、2026年8月時点で学年別の確定額を公式ページ上で確認できませんでした。そのため、この記事では金額を書きません。他サイトに数字が出ていても、それが最新の公式額である保証はないためです。
ただし、どんな費用項目があるかは公式に示されています。問い合わせや説明会のときに、次の項目を1つずつ確認すると漏れがありません。
- Application Fee(出願者全員)とRegistration Fee(合格後の新入生)
- Reservation Fee(在籍継続の予約にかかる費用)
- 年間授業料(学年別。5月と11月の2回に分けて納める方式と案内されています)
- Campus Development and Maintenance Fund(年額の施設関連費)
- PSG Dues(保護者会費・1家庭あたり)とStudent Council Fee(G6以上)
最新の金額はサンモール公式・School Feesから、案内されている詳細資料または学校への直接問い合わせでご確認ください。
一覧を見て「一時金の重さ」に驚いた方も多いと思います。インターの費用は授業料だけで決まらず、入学金・登録料・施設費・バス代・EAL費用の積み上げで最終的な総額が決まります。何にいくらかかるのかを項目ごとに把握したい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額で費用構造そのものを整理しています。
横浜のインターナショナルスクールをエリア別に見る|本牧・山手/横浜駅/都筑・緑区
横浜のインターナショナルスクール選びは、「どのエリアに通うか」で毎日の負担が大きく変わります。市内は大きく3つのエリアに分けて考えると整理しやすくなります。最寄駅と通学の目安もあわせて確認しておきましょう。
- 本牧・山手・元町・関内エリア(中区):YIS(小港町)・サンモール(山手町)・CGK(南仲通)・横浜山手中華学校(吉浜町)が集まる中心地。JR根岸線「石川町」「山手」駅、みなとみらい線「元町・中華街」「馬車道」駅、JR「関内」駅が最寄りで、横浜駅から10分前後、東京・品川方面からも1時間圏です。ただし山手は坂の多い高台、YISのある本牧は駅から離れてバス利用が前提。「駅近=通学がラク」とは限らない点に注意してください。
- 横浜駅・神奈川区エリア:ホライゾン・ジャパンは横浜駅から近い神奈川区大野町にあり、JR・東急・京急・相鉄など各線が集まる横浜駅を使えるため、市外・都内からの通学に最も向きます。川崎方面からも30分前後です。
- 都筑・港北・緑区エリア(郊外):東京横浜独逸学園(DSTY)は都筑区茅ヶ崎南で、市営地下鉄ブルーライン「仲町台」駅が最寄り。IISJは緑区霧が丘で駅からは距離があり、路線バスやスクールバス通学が中心です。郊外型は敷地が広く落ち着いた環境が魅力ですが、通学手段(スクールバスの有無・運行エリア・年額)は事前に必ず確認しましょう。DSTYのバスは年 約38万円、IISJは地域により年 約9万〜20万円と、金額の差も小さくありません。
横浜市内で条件が合わないときは、隣接エリアまで視野を広げると選択肢が一気に増えます。川崎市(川崎のインターナショナルスクール)は横浜駅から20〜30分圏、東京都心(東京のインターナショナルスクール)も横浜駅から30分〜1時間圏です。神奈川県全体の見取り図は神奈川のインターナショナルスクールにまとめています。
年齢段階で選ぶ|プリスクールから小学部への接続と、編入のタイミング
横浜のインター選びでつまずきやすいのが、「プリスクールに入れたのに、上がれる小学部がなかった」というケースです。年齢段階ごとに、押さえておきたい点を整理します。
プリスクール(2〜5歳)|「小学部まであるか」を最初に確認する
市内には英語で過ごせるプリスクールが数十園ありますが、その多くは幼児期のみで終わります。小学部以降まで一貫して通いたいなら、CGK(初等部・中等部へ拡張中)、サンモール(モンテッソーリからG12まで)、ホライゾン(EYPからG12まで)、YIS(ELCからG12まで)のように上の学年がつながっている学校を最初から選ぶのが安全です。逆に、幼児期だけ英語環境で過ごし、小学校からは日本の学校+放課後の英語で、と考えるご家庭にはダブルスクールという選択もあります。
小学部(G1〜5)|横浜でいちばん選択肢が広い時期
小学部は7校すべてが受け入れており、費用も年間約46万円(横浜山手中華学校)から約321万円(YIS)まで幅があります。英語がまだ不安な段階でも受け入れる学校が多く、EAL(英語補助)で追いつく設計が一般的です。ここが横浜でいちばん選択肢が広く、失敗しにくい入り口といえます。
中学部・高校(G6〜12)|英語力と空き枠が一気にシビアになる
G6以降は、授業についていくための英語力が前提になり、EAL支援も薄くなる傾向があります。同時に、人気校では定員が埋まってウェイティングリストになりやすい学年でもあります。IBディプロマ(G11〜12)から入る場合は履修要件が厳しくなるため、遅くともG9〜10までに入学しておくのが現実的です。
編入時期|8月始まりに合わせるのが基本
横浜のインターナショナルスクールは、多くが8月〜9月始まりの学年制です。そのため新学年に合わせた出願・編入が最もスムーズで、募集は前年秋〜春に本格化します。YISは2027-2028年度の出願を2026年11月上旬に開始し、日本在住者の高校出願は2月中旬が締切という具合に、学年ごとに締切が異なります。一方、DSTYのように出願締切を設けず、年度途中の編入も受け付ける学校もあります。志望度が高い学校ほど、1年前から情報収集と見学予約を始めておくと安心です。
費用を抑える3つの制度と、通学圏を広げるという発想
「学費が高すぎて、検討の土俵にすら上がらない」と感じる方に、現実的に効く手を3つ挙げます。
- 幼児教育・保育の無償化(月額最大37,000円):認可外保育施設として基準を満たすプリスクールに通う3〜5歳児は、保育の必要性の認定を受けることで月額37,000円までの補助を受けられます。CGKプリスクールのように、対象であることを公表している園もあります。年間で約44万円の差になるため、必ず園と横浜市の窓口に確認を。
- 兄弟割引・減免制度:ホライゾンは第2子20%・第3子30%の授業料割引、DSTYは世帯年収750万円以下の家庭を対象に、在籍2年目以降の減免制度を設けています。きょうだいで通わせる前提なら、割引の有無で総額は数百万円変わります。
- 価格帯の違うカリキュラムを検討する:IISJ(CBSE)やDSTY(ドイツ式)、横浜山手中華学校のように、英語系IB校とは違う教育体系を選ぶと、年間費用は3分の1〜10分の1になります。「英語で学ぶ」以外の道を最初から外さないことが、結果的に選択肢を広げます。
それでも足りないときは、通学圏を広げるか、通学そのものを外すかの二択になります。学費の内訳をもっと詳しく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額もあわせてご覧ください。
神奈川でインターの学費を抑えるなら(横浜市外・オンラインまで含めて)
「神奈川で学費の安いインターナショナルスクールを探している」という方に向けて、横浜市内だけでなく神奈川県という広さで費用を下げる道筋を整理します。ここまで見てきたとおり、横浜の英語系インターは年間200万〜340万円台が中心です。ただ、県内には桁がひとつ違う選択肢も実在します。
横浜市内でいちばん費用が軽い選択肢
公式サイトで確認できる範囲でもっとも学費が抑えられているのは、横浜山手中華学校(小学部 月38,000円=年45.6万円+施設維持費 月5,000円)と、IISJ(幼稚園〜G10 年60万円)です。英語系インターの5分の1から7分の1にあたります。
ただし、安さだけで選ぶのはおすすめできません。横浜山手中華学校は中国語をベースとした多文化教育の学校で、英語漬けの環境を期待して入ると設計が違います。IISJはインド式CBSEカリキュラムで、緑区霧が丘という立地からバス通学が前提になり、そのバス代が年9万〜20万円かかります。費用は「何を得るための費用か」とセットで見る——これはどの学校にも共通する原則です。制度で費用を下げる方法は、ひとつ上の「費用を抑える3つの制度」の章で整理しています。
横浜市外まで広げると、選択肢は一気に増えます
横浜市内で条件が合わないとき、次に見るべきは市外です。通学時間が15分伸びるだけで、価格帯も入学条件もまったく違う学校が候補に入ってきます。
- 川崎市:横浜駅から20〜30分圏で、都内へのアクセスも良いエリアです。学校ごとの特徴と費用は川崎のインターナショナルスクールにまとめています。
- 神奈川県全体:どの市にどんな学校があり、県内の学費相場がどのあたりなのかを俯瞰したい方は、神奈川のインターナショナルスクールが出発点になります。「横浜で探していたが、実は隣の市のほうが条件に合っていた」というケースは珍しくありません。
市外まで広げるときは、スクールバスの運行エリアと年額を必ず先に確認してください。授業料が年30万円安くても、バス代が年30万円かかれば差は消えます。こうした授業料以外で効いてくる費用の全体像は、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額で項目ごとに整理しています。
通学そのものを外すという選択肢
それでも総額が合わないとき、残るのは「通学しない」という道です。オンラインの国際校であれば、校舎・スクールバス・給食といった費用がそもそも発生しないため、価格帯は対面校と大きく変わります。神奈川のどこに住んでいても通学時間はゼロで、転居や転勤があっても学びが途切れません。
もちろん、校庭で走り回る体験や、毎日顔を合わせる友だちとの時間は、対面校にしかない価値です。費用と通学を理由に検討をあきらめてしまう前に、対面とオンラインを同じ土俵に並べて比べてみる——それだけでも、選択肢の見え方は変わります。次の章から、その比べ方を整理します。
比較でわかる、わが家に合う選び方
7校を眺めても迷うときは、学校を「タイプ」でとらえると整理しやすくなります。次の図は、山手・本牧の老舗インター、新興や多様系のインター、オンライン国際校を、費用の手頃さ、入学のしやすさ、通学の負担、対面での体験、日本語や母語の支え、という5つの観点で正直に比べたものです。

大切なのは、優先順位をご家庭で決めておくことです。費用を最優先するならIISJや横浜山手中華学校、国際的な進路を重視するならIB一貫のYISやサンモール、通学のしやすさならホライゾン、探究型の学びを幼児期からならCGK——というように、軸を1つ決めるだけで候補は自然に絞られます。まずは学校の「学びのしくみ」を知りたい方は、オンラインでの学びのしくみを見る →。

横浜だけで判断せず、他都市の相場と見比べたい方へ:インターナショナルスクールの学費データベース(都市別の相場・内訳と無償化の現実)で、国内・アジア主要都市16校の年間授業料を出典付きで一覧にしています。
学費や通学が壁なら——横浜で選べる「オンライン」という第8の選択肢
ここまで見てきたように、横浜のインターは費用も通学の負担も小さくありません。初年度500万円台、山手の坂を毎日上る、本牧までバスで通う、あるいは都心へ長時間通う——それが何年も続けられるか、迷うご家庭も多いはずです。そんなときに知っておいてほしいのが、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)が2027年9月に開校するオンライン・インターナショナルスクールです。
NGAは、日本の株式会社NIJINが運営します。すでに国内で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には1000名以上が在籍。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」、少人数の対話を中心にした学びで、「自分と世界を、好きになる」を大切にしています。学費は対面インターの約5分の1を目指しており、アジア・オセアニアの6〜18歳なら、住む場所を選ばず学べます。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計も特徴です。
正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げていく段階です。校庭で走り回る、対面で友だちと過ごす——そうした体験は対面校と同じようには提供できません。それでも、通学や学費が理由でインターをあきらめかけているご家庭にとって、現実的な「第8の選択肢」になれると考えています。
横浜のインターナショナルスクールに関するよくある質問
Q. 「横浜インターナショナルスクール」は学校名ですか?
はい。中区小港町(本牧エリア)にある実在の学校、Yokohama International School(YIS)の日本語名です。1924年創立のIB一貫校で、2022年に山手町から現在地へ移転しました。一方で「横浜市にあるインターナショナルスクール全般」を指す一般名詞として使われることもあります。この記事では両方の意味に答えられるよう、YIS単体の情報と市内7校の比較を並べています。
Q. 横浜インターナショナルスクール(YIS)の学費はいくらですか?
2026-2027年度の公式情報では、年間授業料が約212万〜344万円(ELC半日〜G12)で、これにキャンパス整備費 年 約39.9万円が加わります。初年度は出願料5万円と登録料 約148万円が必要なため、Kindergarten〜G5で総額 約514万円が目安です。2年目以降は約361万円になります。最新は各校公式で必ずご確認ください。
Q. 日本人でも横浜インターナショナルスクール(YIS)に入学できますか?
可能ですが条件があります。日本国籍の場合、海外の非日本語校または国内の認定インターナショナルスクールで主に教育を受けてきたことが求められ、さらに同居する保護者の少なくとも1名が英語に流暢であること、保護者と通学圏内に同居していることが条件とされています。両親とも日本国籍の場合は、志望理由のレター提出も必要です。条件に当てはまらない場合は、ホライゾンやCGK、IISJなど、別の受け入れ方針の学校を検討しましょう。
Q. 横浜のインターナショナルスクールに偏差値はありますか?
ありません。偏差値は日本の模擬試験の集団内での相対位置を表す指標で、日本の模試を前提としないインターナショナルスクールには適用されません。比較サイトに数字があっても公式のものではないため、IBの結果・進学先・EALの手厚さ・空き枠の状況で判断するのが確実です。
Q. 横浜のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?
学校によります。CGKは2歳、サンモールは2.5歳から、ホライゾンとDSTYは3歳前後、YISは3歳(ELC)からです。小学校からの編入を受け入れる学校も多いので、まずは各校の対象年齢と、上の学年までつながっているかを確認しましょう。
Q. 日本語のサポートはありますか?
英語が母語でない子ども向けに、多くの学校でEAL(英語補助)や日本語の授業を用意しています。ただし手厚さは学校ごとに差があり、有料の場合もあります(ホライゾンは年30万〜50万円)。日本語での学びも残したい場合は、ホライゾンのように日本カリキュラムの要素を取り入れる学校や、日本語の支えを前提とするオンライン校も検討に値します。
Q. 本牧・山手と郊外(都筑・緑区)では通学はどう違いますか?
山手・元町・関内エリアはみなとみらい線やJR根岸線で都心からも通いやすい一方、山手は坂の多い高台です。YISのある本牧(小港町)はJR「山手」駅からバス約8分で、駅からは離れています。都筑区(DSTY=仲町台)や緑区(IISJ=霧が丘)の郊外校は落ち着いた環境が魅力ですが、駅から距離があることも多く、スクールバスの有無・運行エリア・年額を事前に確認しておくと安心です。神奈川区のホライゾンは横浜駅に近く、市外・都内からの通学にも向きます。
「入れる学校」より、「この子が続けられる場所」を
学校選びは、偏差値や知名度で決めるものではありません。そもそもインターに偏差値はなく、決め手になるのは、お子さんが何年も安心して通い続けられ、「自分と世界を、好きになる」場所かどうかです。横浜には、本牧・山手の伝統校から新しいIB校、ドイツ式・インド式・中国語ベースの学校、そしてオンラインまで、幅広い選択肢があります。焦らず、わが家の優先順位に正直に。あなたとお子さんに合う一校が、きっと見つかります。
神奈川県全体でどこに何校あるかを比べたい方は、神奈川県のインターナショナルスクール一覧もあわせてご覧ください。市外の選択肢や県内の学費相場までまとめています。
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