【2026年版】横浜インターナショナルスクール徹底比較|YISの学費・入学条件と7校の年間費用

横浜インターナショナルスクール(YIS)と横浜市内7校を学費・入学条件で比較する記事のキービジュアル

結論から言うと、横浜のインターナショナルスクールは年間授業料が約60万〜約344万円と学校によって5倍以上の開きがあり、まず「校名で決めて調べている」のか「条件で候補を探している」のかを分けるのが最短ルートです。この記事では、検索の多い横浜インターナショナルスクール(YIS)の学費・カリキュラム・入学条件を公式情報で整理したうえで、市内の実在するおすすめ7校を年間費用・初年度総額・エリア(最寄駅)で比較します。

あわせて、エリア別の通学事情(本牧・山手/横浜駅/都筑・緑区)、プリスクールから小学部への接続、編入のタイミング、費用を抑える制度、そして通学しないという選択肢まで整理しました。読み終えるころには、「まず候補をどう2〜3校に絞るか」がはっきり見えるはずです。

目次

結論:横浜で選べる学校(早見)

ここだけ読めば全体像がつかめます。この記事で扱う学校と、オンラインという選択肢を、同じ粒度で並べました。

  • 横浜インターナショナルスクール(YIS)|本牧・IB一貫の老舗 — 対象年齢:3歳(ELC)〜18歳(G12)/学費目安:年間授業料 約212万〜344万円+キャンパス整備費 約39.9万円(2026-2027年度・公式)。別途 出願料5万円・登録料 約148万円
  • サンモール・インターナショナルスクール|山手・アジア最古の伝統校 — 対象年齢:2.5歳〜18歳(G12)/学費目安:年間授業料 約166万〜363万円(モンテッソーリ半日〜上級学年。2026/27年度の公開情報)。別途 出願料3.5万円・登録料 約95万円
  • ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール|横浜駅至近、IB+日本語 — 対象年齢:2.5〜3歳〜18歳(G12)/学費目安:年間授業料 約168万〜304万円+維持費 約25万円(2026-2027年度・公式)。別途…
  • CGKインターナショナルスクール|関内・2歳から高等部まで拡張中 — 対象年齢:2歳(プリスクール)〜初等部G5、以降 中等部へ/学費目安:初等部 授業料 年間約211万円+施設費 約15.8万円(2027年度・公式)。別途 出願料4.4万円・入学金55万円。スクールバス(登校のみ)年 約22.4万〜25万円
  • インディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン(IISJ)|緑区・市内最安クラス — 対象年齢:幼稚園〜G11/学費目安:年間授業料 約60万円(幼稚園〜G10)/約70万円(G11)(2026-2027年度・公式)。別途 登録料1万円・教材費…
  • 東京横浜独逸学園(DSTY)|都筑区・ドイツ式でアビトゥアまで — 対象年齢:3歳(幼稚園)〜G12/学費目安:幼稚園 年間約187万〜196万円、G1〜4 年間約170万円、G5〜12 年間約184万円(2026/27年度・公式)。別途…
  • 横浜山手中華学校|石川町駅すぐ、中国語ベースの多文化教育 — 対象年齢:小学部〜中学部/学費目安:授業料 小学部 月3.8万円/中学部 月4万円、施設維持費 月5,000円。入学金20万円・受験料2.5万円。初年度は教材・制服等を含めて約80万円が目安…
  • NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通学圏や学費が壁になる家庭の選択肢。
朝の横浜・山手の坂道を、通学かばんを持った子どもと母親が並んで歩き、遠くにみなとみらいの街並みが見える様子
山手の老舗校から都筑・緑区の新興校まで、横浜は選択肢の幅が広い街。だからこそ「選び方の軸」が大切になります。

はじめに基礎を押さえたい方へ:インターナショナルスクールとは?種類・学費・入学条件・選び方の完全ガイドで全体像を整理しています。神奈川県全体の見取り図は神奈川のインターナショナルスクールもどうぞ。

横浜インターナショナルスクール(YIS)とは|学費・カリキュラム・入学条件・評判の見方

「横浜インターナショナルスクール」と検索する方の多くは、実在する1校である横浜インターナショナルスクール(Yokohama International School/通称YIS)を調べています。まずはこの学校の事実関係を、公式サイトの公開情報にもとづいて丁寧に整理します。そのうえで、「わが家に合うかどうか」を判断するための見方までお伝えします。

YISの基本情報|1924年創立、キャンパスは山手から本牧(小港町)へ

YISは1924年創立で、日本で最も歴史あるインターナショナルスクールの一つです。長く中区山手町にありましたが、校舎の老朽化と生徒数の増加を受けて2022年に中区小港町(本牧エリア)の新キャンパスへ移転しました。新キャンパスは建築家・隈研吾氏の設計によるもので、1万4,000平方メートルを超える敷地に、屋内プール、大型ホール、人工芝グラウンドなどを備えています。

ここは意外と見落とされがちな点です。ウェブ上には移転前の「山手町258」という住所を載せたままの情報も残っているため、見学に行く前に必ず公式サイトで現在地を確認してください。

  • 所在地:横浜市中区小港町(本牧エリア)
  • 最寄り・通学:JR根岸線「山手」駅からバスで約8分。本牧地区は市営バス網が発達しており、元町・中華街方面や横浜駅方面からのバス通学が中心です
  • 対象年齢:3歳(Early Learning Centre)〜18歳(Grade 12)
  • 学年構成:ELC(3〜5歳)/Elementary(Kindergarten〜G5)/Middle(G6〜8)/High(G9〜12)
  • 学年暦:8月始まり・6月終わり

YISの学費【2026-2027年度・公式】|年間費用と初年度総額の目安

「横浜インターナショナルスクール 学費」で調べている方のために、公式サイトが公開している2026-2027年度の金額を学年別にまとめます。YISは授業料に含まれる範囲が広いのが特徴で、学校が貸与するPC・タブレット、多くの校外学習や遠征の費用、IBディプロマ・ISA・PSATの試験料(再受験を除く)が授業料に含まれると明記されています。

区分 年間授業料 キャンパス整備費(年額) 初年度総額の目安
ELC 半日(3〜5歳) 約212万円 約39.9万円 約405万円
ELC 全日(3〜5歳) 約261万円 約39.9万円 約454万円
Kindergarten〜G5 約321万円 約39.9万円 約514万円
G6〜G11 約334.5万円 約39.9万円 約527万円
G12 約344万円 約39.9万円 約537万円

初年度総額には、出願料 約5万円(非返金)と、合格後に必要な登録料 約148万円(一時金・非返金)を加えています。この登録料が、YISの初年度が大きく跳ね上がる最大の理由です。2年目以降は「授業料+キャンパス整備費」に戻るため、たとえばKindergarten〜G5なら年間約361万円が続くイメージになります。

なお、スクールバス・制服・カフェテリア・一部の課外活動は別料金です。授業料は年2回(7月・12月)の分割払いが基本とされています。

※金額は2026年7月時点で公式サイトに掲載されている2026-2027年度の値をもとにした目安です。改定されることがあるため、最新は必ずYIS公式のTuition & Feesでご確認ください。

YISのカリキュラム|3歳から18歳まで国際バカロレア(IB)で一貫

YISは国際バカロレアのIBワールドスクールで、3歳のELCから高校卒業までを一つの流れで学べます。ELCはIB PYPの考え方にレッジョ・エミリアの発想を取り入れた遊び中心の設計、Kindergarten〜G5は教科の枠を超えた探究(PYP)、G6〜8はMYP、G9〜12はYISディプロマを土台に、IBディプロマの科目や外部試験を組み合わせて履修する形をとっています。

ここは誤解されやすいところですが、YISの高校課程は「全員が必ずIBディプロマをフルで取る」設計ではなく、生徒に応じて科目を選べる仕組みです。IBディプロマのフル取得を前提に考えているご家庭は、出願前に履修の条件を確認しておくと安心です。授業は英語で行われ、日本語をはじめとする母語も言語科目として学べます。

YISの入学条件|日本国籍の子どもが出願できるのはどんな場合か

YISは全国籍の子どもを受け入れていますが、公式のAdmissions Policyには明確な出願資格が示されています。とくに日本のご家庭が確認すべきなのは、次の4点です。

  • 日本国籍の場合:海外の非日本語校、または国内の認定インターナショナルスクールで主に教育を受けてきた子どもが対象とされています
  • 保護者の英語力:同居する保護者の少なくとも1名が、英語を話す・読む・書くいずれも流暢であることが求められます
  • 同居と通学距離:在籍中は、少なくとも1名の保護者と通学可能な距離に同居していることが条件です
  • 両親とも日本国籍の場合:インターナショナルスクールを志望する理由を記した、保護者からのレターの提出が求められます

出願の流れは、事前申込フォームでポータルのアカウントを作成 → 出願資格の確認 → 本出願と出願料5万円(非返金)の支払い → 書類(パスポート、成績表、教員推薦、健康診断書など)の提出 → 審査・結果通知 → 入学承諾と登録料の支払い、というステップです。2027-2028年度の出願は2026年11月上旬に開始とされています。海外からの出願は随時(ローリング)ですが、8月入学を目指すなら3月上旬まで(高校は2月上旬まで)の出願が推奨されています。

入学の難しさは学年によって差があります。学校プロフィール上は選抜制ではないとされる一方、実際には人気学年で定員が埋まり、ウェイティングリストになるケースが報告されています。とくにG6〜8への国内からの転入は空き待ちになりやすい、と考えておくとよいでしょう。詳細と最新の締切はYIS公式のAdmissionsでご確認ください。

YISの「評判」はどう読む?|インターナショナルスクールに偏差値は存在しません

検索すると「横浜インターナショナルスクール 偏差値」という言葉が出てきますが、正直にお伝えすると、インターナショナルスクールに偏差値という指標は存在しません。偏差値は日本の模擬試験を受けた集団の中での相対位置を示す数値で、日本の模試を前提としないインター校には、そもそも計算の土台がないためです。学校比較サイトに数字が載っていても、それは推定値であって公式のものではありません。

では何を見ればよいのか。実際に判断材料になるのは、次のような情報です。

  • 学校が公表しているIBの結果:ディプロマの取得率や平均スコアを、学校プロフィールや年次報告で確認する
  • 卒業生の進学先:どの国・どのタイプの大学に進んでいるか(海外大学/国内の英語学位プログラムなど)
  • EAL(英語補助)の手厚さ:英語が母語でない子どもをどこまで支えるか。上級学年ほど支援は薄くなる傾向があります
  • 定員と待機の状況:入りたい学年に実際に席があるか。これは口コミより学校への直接確認が確実です
  • 教員の定着率とコミュニティの空気:見学時に在校生・保護者の様子を自分の目で見る

口コミサイトの星の数は、投稿者の背景(帰国生か、駐在家庭か、国内組か)によって印象が大きく変わります。数字を追うより、わが子の英語力・年齢・在籍年数の見通しに対して、その学校がどう答えてくれるかを確認するほうが、はるかに役に立ちます。

他校の「偏差値」はどう考える?|東京横浜独逸学園・横浜山手中華学校は成り立ちが違います

実際の検索では、「東京横浜独逸学園 偏差値」「横浜山手中華学校 偏差値」という調べ方をされる方も少なくありません。ここには理由があります。この2校は、英語系のインターナショナルスクールとは学校としての成り立ちがそもそも違うためです。日本の私立中高に近い感覚で調べられることが多いのですが、実際の中身は別物です。順に整理します。

  • 東京横浜独逸学園(DSTY)は、ドイツ語で学び、ドイツ国際アビトゥアというドイツの教育制度の資格に向かって進む学校です。日本の高校受験・大学受験の枠組みとは接続の仕方が異なるため、日本の模試を基準にした偏差値は算出されません。ここで実質的な入口になるのは学力試験の点数ではなく、授業の言語であるドイツ語についていけるかです。どの学年から、どの程度のドイツ語力が前提になるかは学年によって異なるため、編入を検討するなら公式の入学案内で必ず確認してください。
  • 横浜山手中華学校は、横浜の華僑コミュニティが歴史的に築いてきた学校で、制度上は日本の一条校ではありません。ただし、「偏差値がない」ことと「選考がない」ことは別です。公式の募集要項には、総合考査(ペーパーテスト)・行動観察・面接という選考が明示されています。面接は中国語か日本語を選ぶことができ、志願者と保護者の双方が対象です。2026年度の小学1年生募集では、総合考査が10月上旬、面接がその直後、合格発表が10月中旬という日程が公表されていました(公式・入学について)。

つまりこの2校は、「偏差値では測れないが、選考はある」学校です。そしてその選考は、日本の受験のように点数で全国の中の位置を測るものではなく、その学校の言語と教育方針に、お子さんとご家庭が合っているかを見るものです。偏差値表を探すより、各校の募集要項を1校ずつ読み込むほうが、はるかに実のある準備になります。どちらが上か下かという比較は、そもそも土俵が違うため成り立ちません。

「横浜インターナショナルスクール ランキング」はどう読めばいい?

ランキングを探して来られた方に、率直にお伝えしたいことがあります。インターのランキングは、その媒体がどの軸を重視したかで順番が変わります。学費の手頃さで並べればIISJや横浜山手中華学校が上に来ますし、IBの一貫性で並べればYISやサンモールが上に来ます。通学のしやすさなら横浜駅至近の学校が有利です。同じ7校でも、軸を変えるだけで順位は入れ替わります。

だからこの記事では、あえて順位をつけていません。代わりにおすすめしたいのは、ご家庭で軸を1つだけ先に決めてしまうことです。費用なのか、進路なのか、通学の負担なのか、言語環境なのか。軸が決まれば、順位表がなくても候補は自然に2〜3校に絞れます。費用を軸にする場合は、年間授業料だけでなく一時金を含めた総額で見ることが大切です。判断の材料として、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額もあわせてご覧ください。

YISが第一志望でも、比較対象を持っておきたい理由

ここまで読んで、「YISはいい学校そうだけれど、初年度500万円台と、入学条件のハードルが……」と感じた方もいるはずです。それはとても健全な反応です。YISに限らず、横浜のインター選びで実際につまずきやすいのは、学校の質そのものより費用・出願資格・空き枠・通学距離の4つだからです。

だからこそ、第一志望が固まっている方ほど、同じ横浜市内に「価格帯の違う学校」「入学条件の違う学校」「通学負担の軽い学校」を2〜3校持っておくと、判断がぶれません。次の章から、YISを含む7校を同じ物差しで比べていきます。

2027年9月開校予定/2027年春プレ開校

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    横浜市のインターナショナルスクール事情と学費相場【2026年最新】

    横浜は1859年の開港以来の外国人居留地の歴史をもつ街で、山手・本牧エリアには100年前後の歴史をもつ伝統校が集まります。近年は関内・馬車道やみなとみらい、港北ニュータウン(都筑区)、緑区といった利便性の高いエリアにも学校が広がりました。英語で過ごせるプリスクール(英語保育園・幼稚園)は市内に数十園ありますが、小学校から高校まで一貫した本格的なインターナショナルスクールは10校前後にとどまります。

    学費の相場は、英語系インターで年間授業料 約212万〜344万円が中心帯です。ここに入学金・登録料・施設費・スクールバス代が加わるため、初年度は年間授業料の1.3〜1.6倍程度になるのが一般的です。一方で、インド系CBSE校のIISJは年間約60万〜70万円、ドイツ系のDSTYは年間約170万〜196万円、中国語ベースの横浜山手中華学校は年間約46万〜48万円と、価格帯は学校によって数倍の開きがあります。「横浜のインターは高い」と一括りにせず、カリキュラムと費用のバランスで見ていくことが大切です。

    横浜のインターナショナルスクール選びで押さえたい、費用の総額と年額・カリキュラムと進路・立地と通学の負担という3つのポイントを示した図解
    比べる前に、この3つの軸を先に決めておくと迷いにくくなります。

    横浜のインターナショナルスクールおすすめ7選|特徴・対象年齢・年間学費

    ここからは、カリキュラム・価格帯・立地の多様性を意識して選んだ7校を紹介します。各校の特徴と、「こんな家庭に向いている」という視点でまとめました。学費は各校公式などの公開情報にもとづく、2026年7月時点の目安です。

    1. 横浜インターナショナルスクール(YIS)|本牧・IB一貫の老舗

    1924年創立、日本を代表する老舗の一つ。2022年に本牧(中区小港町)の新キャンパスへ移転し、3歳から18歳までを国際バカロレアで一貫して学べます。50カ国以上の生徒が集う国際色の豊かさが魅力です。学費・入学条件の詳細は、上の「横浜インターナショナルスクール(YIS)とは」の章をご覧ください。

    • カリキュラム:IB一貫(PYP/MYP/YISディプロマ+IB DP科目)
    • 対象年齢:3歳(ELC)〜18歳(G12)
    • エリア・最寄駅:中区(小港町・本牧)/JR根岸線「山手」駅からバス約8分
    • 学費目安:年間授業料 約212万〜344万円+キャンパス整備費 約39.9万円(2026-2027年度・公式)。別途 出願料5万円・登録料 約148万円
    • こんな家庭に:一貫したIBで、国際的な進路を見据えたいご家庭に

    2. サンモール・インターナショナルスクール|山手・アジア最古の伝統校

    1872年創立、日本・アジアで最も歴史あるインターナショナルスクールとされるカトリック系の共学校。山手の高台(中区山手町83)に位置し、幼児期のモンテッソーリから、英国式のIGCSE、IB・APまで幅広い学びに対応します。少人数で落ち着いた雰囲気が特徴です。

    • カリキュラム:モンテッソーリ/IPC/IGCSE/IB・AP
    • 対象年齢:2.5歳〜18歳(G12)
    • エリア・最寄駅:中区(山手町)/みなとみらい線「元町・中華街」・JR根岸線「石川町」
    • 学費目安:年間授業料 約166万〜363万円(モンテッソーリ半日〜上級学年。2026/27年度の公開情報)。別途 出願料3.5万円・登録料 約95万円
    • こんな家庭に:歴史ある少人数の環境で、多様な進路の選択肢を残したいご家庭に

    3. ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール|横浜駅至近、IB+日本語

    神奈川区大野町に2019年完成の校舎を構えるIBワールドスクール。IBにケンブリッジや日本のカリキュラムの要素をブレンドした設計が特徴で、50カ国以上・500名超の生徒が学びます。横浜駅から近く、市外・都内からの通学にも向きます。兄弟割引(第2子20%・第3子30%)があるのも、横浜では珍しい点です。

    • カリキュラム:IB(PYP/MYP/DP)+ケンブリッジ+日本カリキュラムの融合
    • 対象年齢:2.5〜3歳〜18歳(G12)
    • エリア・最寄駅:神奈川区(大野町)/JR・私鉄各線「横浜」駅、「新高島」「神奈川」駅
    • 学費目安:年間授業料 約168万〜304万円+維持費 約25万円(2026-2027年度・公式)。別途 出願料4.5万円・登録料50万円・建設協力金75万円。EAL支援は年30万〜50万円、スクールバスは年21.5万〜30万円
    • こんな家庭に:IBと日本語・日本文化の両立をバランスよく求めるご家庭に

    4. CGKインターナショナルスクール|関内・2歳から高等部まで拡張中

    中区南仲通(関内・馬車道エリア)に拠点を置くIB PYP認定校で、MYP候補校でもあります。2歳のプリスクールから初等部(G1〜5)へと続き、2025年4月に中等部、2028年4月には高等部の開校を予定しており、2歳から高校卒業までの一貫化が進んでいます。探究中心の学びと、市中心部の通いやすさが魅力です。

    • カリキュラム:国際バカロレア IB PYP認定校(MYP候補校)
    • 対象年齢:2歳(プリスクール)〜初等部G5、以降 中等部へ
    • エリア・最寄駅:中区(南仲通)/JR「関内」・みなとみらい線「馬車道」
    • 学費目安:初等部 授業料 年間約211万円+施設費 約15.8万円(2027年度・公式)。別途 出願料4.4万円・入学金55万円。スクールバス(登校のみ)年 約22.4万〜25万円
    • こんな家庭に:幼児期から探究型の学びを、通いやすい市中心部で始めたいご家庭に

    5. インディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン(IISJ)|緑区・市内最安クラス

    緑区霧が丘にある、インド式CBSEカリキュラムの学校。文部科学省指定のインターナショナルスクールで、上級学年ではIBディプロマも選べます。理数教育に定評があり、年間授業料60万円台という手頃さは市内で群を抜いています。

    • カリキュラム:CBSE(インド式)+上級学年でIB DP。授業は英語
    • 対象年齢:幼稚園〜G11
    • エリア・最寄駅:緑区(霧が丘)/駅からは距離があり、路線バス・スクールバス通学が中心
    • 学費目安:年間授業料 約60万円(幼稚園〜G10)/約70万円(G11)(2026-2027年度・公式)。別途 登録料1万円・教材費 年1万円・制服代など。スクールバスは地域により年 約9万〜20万円
    • こんな家庭に:理数に強い英語環境を、無理のない学費で選びたいご家庭に

    6. 東京横浜独逸学園(DSTY)|都筑区・ドイツ式でアビトゥアまで

    都筑区茅ヶ崎南に位置する、東アジアに現存する最古のドイツ人学校(1904年開校)。幼稚園からドイツ国際アビトゥアまでを一貫して学べ、ドイツ語での教育を軸にした多言語環境が特徴です。英語系インターより学費が抑えめで、東京都心方面からのスクールバスも運行されています。

    • カリキュラム:ドイツ式(幼稚園〜アビトゥア)
    • 対象年齢:3歳(幼稚園)〜G12
    • エリア・最寄駅:都筑区(茅ヶ崎南)/市営地下鉄ブルーライン「仲町台」
    • 学費目安:幼稚園 年間約187万〜196万円、G1〜4 年間約170万円、G5〜12 年間約184万円(2026/27年度・公式)。別途 入学金65万円・事務手数料7.5万円。スクールバスは年 約38万円
    • こんな家庭に:ドイツ語圏とのつながりや、ドイツ式の進路を重視するご家庭に

    7. 横浜山手中華学校|石川町駅すぐ、中国語ベースの多文化教育

    中区吉浜町にある、中国語をベースとした多文化教育を行う小中一貫校。開港以来の中華街の歴史を背景に、中国語・日本語・英語に触れる多言語環境が特徴です。JR根岸線「石川町」駅からすぐという立地と、月額3万円台という学費水準から、英語一辺倒ではない「もう一つの国際教育」を探すご家庭には、選択肢として知っておく価値があります。

    • カリキュラム:中国語ベースの多文化教育(小中一貫。系列にパンダ幼稚園)
    • 対象年齢:小学部〜中学部
    • エリア・最寄駅:中区(吉浜町)/JR根岸線「石川町」駅 徒歩約1分
    • 学費目安:授業料 小学部 月3.8万円/中学部 月4万円、施設維持費 月5,000円。入学金20万円・受験料2.5万円。初年度は教材・制服等を含めて約80万円が目安(公式)。入学には総合考査・行動観察・親子面接があります
    • こんな家庭に:中国語圏とのつながりや、複数言語で育てたいご家庭に

    ※学費等は2026年7月時点の公開情報にもとづく目安です。入学金・施設費・学費改定の有無、定員や入学条件は変わることがあります。最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

    横浜のインターナショナルスクール 学費早見表|年間費用と初年度総額の目安

    7校の「カリキュラム・対象年齢・年間授業料・初年度総額」を一覧にまとめました。初年度総額は、入学金や登録料などの一時金を含めた概算です。まず全体像をつかみ、気になる学校を2〜3校に絞る手がかりにしてください。

    校名 カリキュラム 対象年齢 年間授業料の目安 初年度総額の目安
    横浜インターナショナルスクール(YIS) IB一貫(PYP/MYP/DP科目) 3〜18歳 約212万〜344万円 約405万〜537万円
    サンモール モンテッソーリ/IGCSE/IB・AP 2.5〜18歳 約166万〜363万円 約265万〜462万円
    ホライゾン・ジャパン IB+ケンブリッジ+日本 2.5〜18歳 約168万〜304万円 約312万〜447万円
    CGKインターナショナルスクール IB PYP認定(MYP候補) 2歳〜(中等部へ拡張中) 約211万円+施設費 約15.8万円 約286万円
    IISJ(インド系) CBSE+上級でIB DP 幼稚園〜G11 約60万〜70万円 約65万〜75万円(バス別)
    東京横浜独逸学園(DSTY) ドイツ式(〜アビトゥア) 3歳〜G12 約170万〜196万円 約243万〜269万円
    横浜山手中華学校 中国語ベースの多文化教育 小学部〜中学部 約46万〜48万円+施設費 年6万円 約80万円

    ※2026年7月時点の公開情報にもとづく目安です。初年度総額は、授業料・年額の諸費用・入学金/登録料・出願料を単純合算した概算で、制服・スクールバス・EAL費用等は含みません。最新は各校公式でご確認ください。学費の内訳をより詳しく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額もあわせてどうぞ。

    横浜のインターナショナルスクール 学費一覧(2026年度・公式サイト出典)

    ここまでの早見表は7校を横並びで見渡すためのものでした。この章では、YIS以外の学校についても学年別の実額を、各校の公式サイトの出典リンクつきで並べます。「CGKの学費」「ホライゾンの学費」「サンモールの学費」のように、校名で調べている方がそのまま確認できる形にしています。金額はいずれも2026年8月時点で各校公式サイトに掲載されていた値です。

    ひとつ、正直にお伝えしておきたいことがあります。公式サイトで金額を確認できなかった学校については、あえて数字を書いていません。学費比較サイトには数字が並んでいることもありますが、出典のはっきりしない金額を載せると、ご家庭の資金計画がずれてしまうためです。該当する学校は「公式サイトで要確認」と明記しました。

    学校名 対象学年 年間授業料 一時金(入学時) 出典
    横浜インターナショナルスクール(YIS) ELC〜G12
    学年別の内訳は、上の「YISの学費」の表をご覧ください
    212万〜344万円
    +キャンパス整備費 39.9万円
    出願料 5万円
    登録料 148万円
    YIS公式
    Tuition & Fees
    (2026-2027年度)
    サンモール・インターナショナルスクール 2.5歳〜G12 公式サイトで要確認
    公式ページは費用項目のみを示し、金額は別資料で案内する形式のため、2026年8月時点で学年別の確定額を確認できませんでした
    公式サイトで要確認 サンモール公式
    School Fees
    ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール EYP 半日(幼児期) 168万円
    +維持費 25万円
    出願料 4.5万円
    登録料 50万円
    建設協力金 75万円
    ホライゾン公式
    Tuition and Fees
    (2026-2027年度)
    EYP 全日(Preschool〜Kindergarten) 244万円
    +維持費 25万円
    G1〜G5(PYP) 279万円
    +維持費 25万円
    G6〜G10(MYP) 289万円
    +維持費 25万円
    G11〜G12(DP) 304万円
    +維持費 25万円
    CGKインターナショナルスクール プリスクール 2歳(週2〜5日) 月93,500〜187,000円
    +施設費 月6,600〜13,200円
    出願料 4.4万円
    入学金 55万円
    2歳クラスは入学金11万円、
    2歳→3歳の進級金44万円
    CGK公式
    初等部・中等部・
    プリスクール各Admission
    (2027年度)
    プリスクール 3〜5歳 211.2万円
    +施設費 15.84万円
    初等部 G1〜G5 211.2万円
    +施設費 15.84万円
    中等部 G6〜G9 211.2万円
    +施設費 15.84万円
    インディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン(IISJ) 幼稚園〜G10 60万円 登録料 1万円
    緊急・保険料 5,000円
    IISJ公式
    Tuition & Fees
    (2026-2027年度)
    G11 70万円
    東京横浜独逸学園(DSTY) 幼稚園(8:00〜15:00の基本料金) 187万円 入学金 65万円
    事務手数料 7.5万円
    DSTY公式
    Schulgebühren
    (2026/27年度)
    G1〜G4(初等部) 170万円
    G5〜G12(中等部) 184万円
    横浜山手中華学校 小学部 月38,000円(年45.6万円)
    +施設維持費 月5,000円
    入学金 20万円
    受験料 2.5万円
    横浜山手中華学校公式
    入学について
    (2026年度)
    中学部 月40,000円(年48万円)
    +施設維持費 月5,000円

    ※2026年8月時点で各校公式サイトに掲載されていた金額です。年度表記は各校の公式表記に合わせています(CGKは2027年度、DSTYは2026/27年度、その他は2026-2027年度)。スクールバス・制服・EAL(英語補助)・課外活動などは原則として別料金で、上表には含みません。学費は改定されることがあるため、出願前に必ず各校公式でご確認ください。

    CGKインターナショナルスクールの学費【2027年度・公式】

    CGKは2歳から中等部までの費用を公式サイトで公開しています。特徴は、3歳以降は学年が上がっても授業料が変わらない点です。プリスクールの3〜5歳・初等部G1〜G5・中等部G6〜G9のいずれも年間211.2万円、施設費が年15.84万円で共通しています。学年が上がるほど授業料が上がる学校が多いなかで、長期の見通しを立てやすい設計といえます。

    2歳クラスだけは通う日数に応じた月額制で、週2日の月93,500円から週5日の月187,000円まで幅があります。一時金は出願料4.4万円と入学金55万円(2歳クラスは入学金11万円、2歳から3歳への進級時に44万円)です。このほか、必要に応じてEAL支援と学習支援がそれぞれ年34.65万円、スクールバスが年22.4万〜25.08万円、預かり保育が1分22円といった費用が加わります。授業料を分割で支払う場合は5%の分割手数料がかかる点も、総額を試算するときに見落とさないようにしてください。なお公式サイトでは、幼児教育・保育の無償化による月37,000円の補助や兄弟割引にも触れられています。出典はCGK公式・初等部Admissionほか各部のAdmissionページです。

    ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクールの学費【2026-2027年度・公式】

    ホライゾンは学年段階ごとに授業料が上がっていく、標準的なIB校の料金設計です。公式サイトの2026-2027年度の金額は、EYP半日が年168万円、EYP全日(Preschool〜Kindergarten)が年244万円、G1〜G5(PYP)が年279万円、G6〜G10(MYP)が年289万円、G11〜G12(DP)が年304万円。ここに維持費が年25万円加わります。

    初年度に必要な一時金は、出願料4.5万円・登録料50万円・建設協力金75万円で、合計約129.5万円です。加えて、EAL支援が必要な場合は年50万円、スクールバスは片道利用で年21.5万円・往復で年30万円、G1のみ技術費2.5万円、PTA会費が1家庭あたり5,000円と公式に示されています。授業料は3回に分けて納める方式です。第2子は20%、第3子は30%の授業料割引があるため、きょうだいで通わせる前提のご家庭は、この割引の有無で総額が数百万円単位で変わります。出典はホライゾン公式・Tuition and Feesです。

    サンモール・インターナショナルスクールの学費【2026年8月時点:公式サイトで要確認】

    サンモールについては、正直にお伝えします。公式サイトのSchool Feesページは費用の項目を示したうえで、詳しい金額は別途の資料で案内する形式になっており、2026年8月時点で学年別の確定額を公式ページ上で確認できませんでした。そのため、この記事では金額を書きません。他サイトに数字が出ていても、それが最新の公式額である保証はないためです。

    ただし、どんな費用項目があるかは公式に示されています。問い合わせや説明会のときに、次の項目を1つずつ確認すると漏れがありません。

    • Application Fee(出願者全員)とRegistration Fee(合格後の新入生)
    • Reservation Fee(在籍継続の予約にかかる費用)
    • 年間授業料(学年別。5月と11月の2回に分けて納める方式と案内されています)
    • Campus Development and Maintenance Fund(年額の施設関連費)
    • PSG Dues(保護者会費・1家庭あたり)とStudent Council Fee(G6以上)

    最新の金額はサンモール公式・School Feesから、案内されている詳細資料または学校への直接問い合わせでご確認ください。

    一覧を見て「一時金の重さ」に驚いた方も多いと思います。インターの費用は授業料だけで決まらず、入学金・登録料・施設費・バス代・EAL費用の積み上げで最終的な総額が決まります。何にいくらかかるのかを項目ごとに把握したい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額で費用構造そのものを整理しています。

    インターナショナルスクール 横浜市内全9校の比較表|一条校・スクールバス・最寄駅まで一覧

    ここまでは、カリキュラムと価格帯のバランスで選んだ7校を詳しく見てきました。ただ、「横浜市内にある学校を、とにかく全部いちど並べて見たい」という方もいるはずです。そこでこの章では、小学部以上を置くインターナショナルスクール・外国人学校を、公開情報で確認できる範囲で9校すべて横並びにします。7選には入れなかった2校も含めました。

    比較の軸は、学費だけではありません。実際に通いはじめてから効いてくるのは、最寄駅からの行き方・スクールバスがあるかどうか・そして「一条校かどうか」の3つです。とくに最後の一条校の話は、日本国籍のお子さんの場合に必ず確認しておきたい制度の話なので、表のあとで横浜市の公式見解にもとづいて整理します。

    学校名 区・最寄り 対象学年 カリキュラム・認定 年間授業料(公式) 一時金(入学時) スクールバス 一条校か
    横浜インターナショナルスクール(YIS) 中区小港町(本牧)
    JR根岸線「山手」駅からバス約8分
    3歳(ELC)〜G12 IB一貫(PYP/MYP/DP科目) 212万〜344万円
    +キャンパス整備費 39.9万円
    出願料 5万円
    登録料 148万円
    あり
    授業料とは別請求。年額は公式ページに記載なし
    いいえ
    サンモール・インターナショナルスクール 中区山手町
    「元町・中華街」/JR「石川町」
    2.5歳〜G12 モンテッソーリ/IPC/IGCSE/IB・AP
    公式にCIS・NEASC・IBO・ケンブリッジ・JCIS・Trinity College Londonの名を掲示
    公式サイトで要確認 公式サイトで要確認 公式サイトに記載なし いいえ
    ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール 神奈川区大野町
    JR・私鉄各線「横浜」駅ほか
    2.5歳〜G12 IB(PYP/MYP/DP)+ケンブリッジ+日本カリキュラム 168万〜304万円
    +維持費 25万円
    出願料 4.5万円
    登録料 50万円
    建設協力金 75万円
    あり
    片道 年21.5万円/往復 年30万円
    いいえ
    CGKインターナショナルスクール 中区南仲通(関内・馬車道)
    JR「関内」/「馬車道」
    2歳〜中等部G9
    2028年4月に高等部開校予定
    IB PYP認定校(MYP候補校) 211.2万円
    +施設費 15.84万円(3歳〜G9で共通)
    出願料 4.4万円
    入学金 55万円
    あり
    登校のみ 年22.44万円/25.08万円
    いいえ
    インディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン(IISJ) 緑区霧が丘
    駅から距離があり、バス通学が中心
    幼稚園〜G11 CBSE(インド式)+上級学年でIB DP 60万円(幼稚園〜G10)
    70万円(G11)
    登録料 1万円
    緊急・保険料 5,000円
    あり
    往復 年15万円/20万円、片道 年9万円/12万円(地域による)
    いいえ
    東京横浜独逸学園(DSTY) 都筑区茅ヶ崎南
    市営地下鉄「仲町台」
    3歳(幼稚園)〜G12 ドイツ式(幼稚園〜ドイツ国際アビトゥア) 幼稚園 187万円
    G1〜G4 170万円
    G5〜G12 184万円
    入学金 65万円
    事務手数料 7.5万円
    あり
    都心方面からも運行
    いいえ
    横浜山手中華学校 中区吉浜町
    JR根岸線「石川町」駅 徒歩約1分
    小学部〜中学部 中国語をベースとした多文化教育 小学部 月38,000円
    中学部 月40,000円
    +施設維持費 月5,000円
    入学金 20万円
    受験料 2.5万円
    公式サイトに記載なし いいえ
    横浜クリスチャンスクール
    7選には未掲載
    中区山手町
    山手・元町エリア
    2歳〜G5
    小学部はKindergarten〜5年生まで
    キリスト教主義の英語環境(小学部まで) 小学部(K〜G5)180.2万円
    +Development Fee 年25万円。2025-2026年度
    出願料 3万円
    入学金 30万円
    登録料 4.2万円
    公式サイトに記載なし いいえ
    横濱中華學院
    7選には未掲載
    中区山下町(横浜中華街)
    「元町・中華街」駅
    幼稚部〜高中部
    日本の高校にあたる課程まで
    中国語(台湾系)をベースとした一貫教育 公式サイトで要確認 公式サイトで要確認 公式サイトに記載なし いいえ

    ※金額は各校公式サイトの掲載値で、2026年8月時点に確認したものです(横浜クリスチャンスクールのみ2025-2026年度、CGKは2027年度、DSTYは2026/27年度、その他は2026-2027年度)。公式サイトで金額を確認できなかった項目は、あえて数字を書かず「要確認」としています。学費は改定されることがあるため、出願前に必ず各校公式でご確認ください。

    この9校のほかに、市内にはどんな学校がある?

    正直にお伝えすると、上の9校が「横浜市内のすべて」と言い切れるわけではありません。市内には英語で過ごせるプリスクール(英語保育園・幼稚園)が数十園あり、そのうちのいくつかは小学部を持っていると紹介されています。ただ、2026年8月時点で公式サイト上に学費や募集要項を確認できなかった学校は、この表に入れていません。不動産会社や比較サイトの一覧に名前があっても、金額の出どころがはっきりしないまま並べると、ご家庭の資金計画がずれてしまうためです。

    もうひとつ注意点があります。第三者の一覧サイトには、移転前の住所がそのまま残っていることが少なくありません。実際、YISの所在地を「中区山手町258」と記載したままの一覧はいまも複数あります(YISは2022年に中区小港町へ移転済みです)。学校見学に向かう前は、必ず各校の公式サイトで現在地を確認してください。

    横浜のインターナショナルスクールは「一条校ではない」——その意味を、横浜市の公式説明から

    比較表のいちばん右の列を、全校「いいえ」で埋めました。これは学校の質を示すものではなく、日本の制度上の位置づけの話です。横浜市教育委員会は公式サイトで、市内には学校教育法第1条に定める学校(一条校)にあたるインターナショナルスクールは現状存在しない、と明示しています。ここから先は、お子さんの国籍によって扱いが変わります。

    • 日本国籍のみのお子さんの場合:一条校ではないインターナショナルスクールへの就学は、就学義務を履行したことになりません。市の説明では、年間を通じて(市立小中学校を)欠席し続けた場合は進級が認められず、学年末で除籍となるとされています。また、そうした学校を卒業しても義務教育課程を修了したとはみなされないため、横浜市立中学校への入学は原則として認められないとされています。
    • 日本国籍と外国籍の両方をお持ちの場合:就学義務は生じますが、外国籍を選択する可能性が高く、ほかに教育の機会が確保されると認められる場合には、就学義務の猶予・免除が可能とされています。手続きは住民登録のある区役所戸籍課の窓口です。必要書類として、外国人学校等の在学証明書、外国籍を証明する書類(パスポート等)、保護者の本人確認資料が挙げられています。
    • 外国籍のみのお子さんの場合:一条校以外への就学を希望する場合、手続きは不要とされています。逆に市立小中学校への就学を希望する場合は、区役所戸籍課での外国人就学手続きが必要です。

    誤解のないよう補足します。これは横浜だけの特殊な話ではなく、日本のインターナショナルスクール全般に共通する制度の話です。実際に多くのご家庭がこの前提のうえで通わせていますし、高校卒業後の進路も、IBディプロマやドイツ国際アビトゥアといった国際資格、文部科学省の指定などを通じて国内外に開けています。ただし、どの道が使えるかは学校ごとに異なります。

    だからこそ、確認の順番だけは間違えないでください。「途中で日本の公立中学に戻る可能性が少しでもあるか」を、ご家庭で先に決めておくことです。戻る可能性を残しておきたいなら、入学前の段階で区役所の戸籍課と学校の両方に相談しておくと、あとから慌てずにすみます。出典は横浜市「インターナショナルスクール等への就学について」(2025年7月3日更新)です。

    7選に入れなかった2校について

    横浜クリスチャンスクールは、中区山手町にあるキリスト教主義の小規模校です。2歳児クラスから小学5年生(G5)までで、中学部・高校部がありません。そのため「小学校卒業のタイミングで、もう一度学校を探す」ことが前提になります。公式サイトが公開している2025-2026年度の年間授業料は、小学部(K〜G5)で180.2万円。これに年額のDevelopment Fee 25万円が加わり、入学時には出願料3万円・入学金30万円・登録料4.2万円がかかります。EAL(英語補助)が必要な場合は1学期あたり14万円、学習支援は1学期あたり4万円と、支援費も明示されています(公式・Fees & Tuition)。少人数の英語環境を幼児期から小学校前半まで、と考えるご家庭には現実的な選択肢です。

    横濱中華學院は、横浜中華街のなかにある台湾系の学校で、幼稚部から日本の高校にあたる高中部までの一貫教育を行っています。中国語・日本語・英語が飛び交う環境で、記事の7選に挙げた横浜山手中華学校とは系統が異なる別の学校です(中華街には中国語系の学校が2つある、と覚えておくと混乱しません)。2026年8月時点で学費を公式サイト上で確認できなかったため、この記事では金額を書いていません。関心がある場合は、学校へ直接お問い合わせください。

    横浜のインターナショナルスクールをエリア別に見る|本牧・山手/横浜駅/都筑・緑区

    横浜のインターナショナルスクール選びは、「どのエリアに通うか」で毎日の負担が大きく変わります。市内は大きく3つのエリアに分けて考えると整理しやすくなります。最寄駅と通学の目安もあわせて確認しておきましょう。

    • 本牧・山手・元町・関内エリア(中区):YIS(小港町)・サンモール(山手町)・CGK(南仲通)・横浜山手中華学校(吉浜町)が集まる中心地。JR根岸線「石川町」「山手」駅、みなとみらい線「元町・中華街」「馬車道」駅、JR「関内」駅が最寄りで、横浜駅から10分前後、東京・品川方面からも1時間圏です。ただし山手は坂の多い高台、YISのある本牧は駅から離れてバス利用が前提。「駅近=通学がラク」とは限らない点に注意してください。
    • 横浜駅・神奈川区エリア:ホライゾン・ジャパンは横浜駅から近い神奈川区大野町にあり、JR・東急・京急・相鉄など各線が集まる横浜駅を使えるため、市外・都内からの通学に最も向きます。川崎方面からも30分前後です。
    • 都筑・港北・緑区エリア(郊外):東京横浜独逸学園(DSTY)は都筑区茅ヶ崎南で、市営地下鉄ブルーライン「仲町台」駅が最寄り。IISJは緑区霧が丘で駅からは距離があり、路線バスやスクールバス通学が中心です。郊外型は敷地が広く落ち着いた環境が魅力ですが、通学手段(スクールバスの有無・運行エリア・年額)は事前に必ず確認しましょう。DSTYのバスは年 約38万円、IISJは地域により年 約9万〜20万円と、金額の差も小さくありません。

    横浜市内で条件が合わないときは、隣接エリアまで視野を広げると選択肢が一気に増えます。川崎市(川崎のインターナショナルスクール)は横浜駅から20〜30分圏、東京都心(東京のインターナショナルスクール)も横浜駅から30分〜1時間圏です。神奈川県全体の見取り図は神奈川のインターナショナルスクールにまとめています。

    年齢段階で選ぶ|プリスクールから小学部への接続と、編入のタイミング

    横浜のインター選びでつまずきやすいのが、「プリスクールに入れたのに、上がれる小学部がなかった」というケースです。年齢段階ごとに、押さえておきたい点を整理します。

    プリスクール(2〜5歳)|「小学部まであるか」を最初に確認する

    市内には英語で過ごせるプリスクールが数十園ありますが、その多くは幼児期のみで終わります。小学部以降まで一貫して通いたいなら、CGK(初等部・中等部へ拡張中)、サンモール(モンテッソーリからG12まで)、ホライゾン(EYPからG12まで)、YIS(ELCからG12まで)のように上の学年がつながっている学校を最初から選ぶのが安全です。逆に、幼児期だけ英語環境で過ごし、小学校からは日本の学校+放課後の英語で、と考えるご家庭にはダブルスクールという選択もあります。

    小学部(G1〜5)|横浜でいちばん選択肢が広い時期

    小学部は7校すべてが受け入れており、費用も年間約46万円(横浜山手中華学校)から約321万円(YIS)まで幅があります。英語がまだ不安な段階でも受け入れる学校が多く、EAL(英語補助)で追いつく設計が一般的です。ここが横浜でいちばん選択肢が広く、失敗しにくい入り口といえます。

    中学部・高校(G6〜12)|英語力と空き枠が一気にシビアになる

    G6以降は、授業についていくための英語力が前提になり、EAL支援も薄くなる傾向があります。同時に、人気校では定員が埋まってウェイティングリストになりやすい学年でもあります。IBディプロマ(G11〜12)から入る場合は履修要件が厳しくなるため、遅くともG9〜10までに入学しておくのが現実的です。

    編入時期|8月始まりに合わせるのが基本

    横浜のインターナショナルスクールは、多くが8月〜9月始まりの学年制です。そのため新学年に合わせた出願・編入が最もスムーズで、募集は前年秋〜春に本格化します。YISは2027-2028年度の出願を2026年11月上旬に開始し、日本在住者の高校出願は2月中旬が締切という具合に、学年ごとに締切が異なります。一方、DSTYのように出願締切を設けず、年度途中の編入も受け付ける学校もあります。志望度が高い学校ほど、1年前から情報収集と見学予約を始めておくと安心です。

    横浜のインターナショナルスクールの入学条件と編入時期|英語力・保護者要件・選考を横並びで比較

    「学費は調べた。でも、そもそもうちの子は入れるのか」——ここでつまずくご家庭がとても多いところです。インターナショナルスクールの入学条件は、日本の中学受験のように点数で足切りされる仕組みではありません。代わりに効いてくるのが、お子さんの言語、保護者の言語や在留資格、そして空き枠です。各校が公式に示している条件を、同じ物差しで並べます。

    学校 お子さんの言語・経歴の要件 保護者・世帯の要件 選考の内容 編入(年度途中)の受け入れ
    YIS 日本国籍の場合、海外の非日本語校または国内の認定インターナショナルスクールで主に教育を受けてきたことが求められる 同居する保護者の少なくとも1名が英語を話す・読む・書くいずれも流暢であること。在籍中は保護者1名と通学可能な距離に同居。両親とも日本国籍なら志望理由のレター提出 書類審査(成績表・教員推薦・健康診断書など)。出願料5万円は非返金 海外からの出願は随時(ローリング)。8月入学は3月上旬までの出願が推奨(高校は2月上旬)
    サンモール 公式サイトで要確認 公式サイトで要確認 公式のAdmissionsページは問い合わせフォームと学校説明会(Open House)の案内が中心。個別の要件は学校へ直接確認する形式 公式サイトで要確認
    ホライゾン・ジャパン 授業は英語。英語が母語でない子どもにはEAL(英語補助)支援を用意していると明記 入学時点で、日本の永住資格または適切な有効ビザを保持していることが必要 状況に応じて、アセスメント・生徒面談・保護者面談のいずれか(または複数)。必要書類が全部そろうまで審査は始まらない ローリング入学。年間を通じて出願でき、空き枠があるかどうかで決まる
    CGK 学年は生年月日で決まる(例:2026年度のGrade 1は2019年4月2日〜2020年4月1日生まれ) 保護者が英語・日本語の両方に堪能である必要はないと公式に明記 お子さんの入学適性審査と、保護者との面談。面談は英語・日本語のどちらでも可 公式サイトで要確認(オープンスクールの日程は公開)
    IISJ 授業言語は英語でCBSEカリキュラムは負荷が高いため、高い英語力が前提と明記 保護者の少なくとも1名が英語に堪能であること。インド国籍以外の受け入れは、各クラスの国籍・性別・習熟度のバランスを保つ方針の範囲内 オンラインでの出願フォーム提出から 公式サイトで要確認(学費の納付期限は4月30日・7月31日・12月31日と公表)
    DSTY 授業の言語がドイツ語であることが実質的な入口。必要なドイツ語力は学年により異なる 公式サイトで要確認 公式サイトで要確認(入学の詳細は下位ページと問い合わせで案内) 年度途中の編入も受け付けるとされる。詳細は学校へ確認
    横浜山手中華学校 中国語の学習が中心。詳細は募集要項 保護者も面接の対象 総合考査(ペーパーテスト)・行動観察・面接。面接は中国語か日本語を選択できる 小学1年生の募集は総合考査が10月上旬、合格発表が10月中旬という日程が公表されていた(2026年度)

    ※2026年8月時点で各校公式サイトに掲載されていた内容にもとづきます。募集要項は年度ごとに変わるため、出願前に必ず各校公式でご確認ください。空欄を作らないために推測で埋めることはしていません。

    横浜でいちばん見落とされるのが、「8月始まり」と「4月始まり」が混在していること

    ここが、横浜のインター選びで最大の落とし穴です。同じ市内にあっても、学校によって1年の始まりが違います

    • 8月始まりの学校:YISは8月始まり・6月終わりの学年暦です。DSTYもドイツの学校暦にそって夏に始まります。この場合、日本の学校から移ると学年の区切りが数か月ずれます
    • 4月始まりの学校:CGKは学年を生年月日で区切っており、2026年度のGrade 1は2019年4月2日〜2020年4月1日生まれ。これは日本の小学校とまったく同じ区切り方です。横浜山手中華学校も、10月に選考を行って翌4月に入学する日本型の日程でした。
    • 年間を通じて受け付ける学校:ホライゾンはローリング入学で、空き枠さえあれば年度の途中でも入れます。転勤の時期が読めないご家庭にとっては、この一点だけで候補の優先度が変わります。

    この違いは、パンフレットの目立つところには書かれていません。けれど実務では、「うちの子は、その学校では何年生になるのか」という一行で結果が変わります。8月始まりの学校に3月まで日本の学校に通っていたお子さんが移ると、同じ学年をやり直す形になるのか、それとも進んだ扱いになるのか——ここは学校の判断が入る部分です。逆に、インターから日本の公立校に戻る場合も、同じずれが発生します。

    見学や説明会に行くときは、パンフレットを読むより先に、この質問を口に出してください。「2027年◯月に入学した場合、うちの子は何年生になりますか。日本の学年でいうと何年生にあたりますか」。この一問で、ご家庭のスケジュールはかなりはっきりします。

    問い合わせのときに聞く、7つの質問リスト

    学校説明会は、緊張して聞きそびれるものです。次の7つをメモに書いて持っていけば、必要な情報はだいたい埋まります。どれも公式サイトだけでは確定できない項目を選びました。

    • 1. 希望する学年に、いま空きはありますか。ウェイティングリストの状況はどうですか。
    • 2. うちの子は、入学時に何年生になりますか(日本の学年でいうと何年生ですか)。
    • 3. 英語(またはドイツ語・中国語)が足りない場合、どんな支援がありますか。費用は別途かかりますか。何年生まで受けられますか。
    • 4. 保護者に求められる言語・在留資格・居住地の条件はありますか。
    • 5. 授業料以外に、1年間で必ずかかる費用を全部教えてください(施設費・バス・制服・給食・遠足・保護者会費)。
    • 6. スクールバスは自宅の地域を走っていますか。年額はいくらですか。乗車時間はどのくらいですか。
    • 7. 途中で日本の学校に戻る家庭はいますか。そのとき、成績や在籍の証明はどう出してもらえますか。

    7つ目を聞くのは気が引けるかもしれません。でも、転勤や帰国、お子さんの状態の変化で進路が変わることは珍しくありません。戻る道を確認しておくことは、その学校を疑うことではなく、安心して踏み出すための準備です。誠実な学校ほど、この質問にはっきり答えてくれます。

    費用を抑える3つの制度と、通学圏を広げるという発想

    「学費が高すぎて、検討の土俵にすら上がらない」と感じる方に、現実的に効く手を3つ挙げます。

    • 幼児教育・保育の無償化(月額最大37,000円):認可外保育施設として基準を満たすプリスクールに通う3〜5歳児は、保育の必要性の認定を受けることで月額37,000円までの補助を受けられます。CGKプリスクールのように、対象であることを公表している園もあります。年間で約44万円の差になるため、必ず園と横浜市の窓口に確認を。
    • 兄弟割引・減免制度:ホライゾンは第2子20%・第3子30%の授業料割引、DSTYは世帯年収750万円以下の家庭を対象に、在籍2年目以降の減免制度を設けています。きょうだいで通わせる前提なら、割引の有無で総額は数百万円変わります。
    • 価格帯の違うカリキュラムを検討する:IISJ(CBSE)やDSTY(ドイツ式)、横浜山手中華学校のように、英語系IB校とは違う教育体系を選ぶと、年間費用は3分の1〜10分の1になります。「英語で学ぶ」以外の道を最初から外さないことが、結果的に選択肢を広げます。

    それでも足りないときは、通学圏を広げるか、通学そのものを外すかの二択になります。学費の内訳をもっと詳しく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額もあわせてご覧ください。

    神奈川でインターの学費を抑えるなら(横浜市外・オンラインまで含めて)

    「神奈川で学費の安いインターナショナルスクールを探している」という方に向けて、横浜市内だけでなく神奈川県という広さで費用を下げる道筋を整理します。ここまで見てきたとおり、横浜の英語系インターは年間200万〜340万円台が中心です。ただ、県内には桁がひとつ違う選択肢も実在します。

    横浜市内でいちばん費用が軽い選択肢

    公式サイトで確認できる範囲でもっとも学費が抑えられているのは、横浜山手中華学校(小学部 月38,000円=年45.6万円+施設維持費 月5,000円)と、IISJ(幼稚園〜G10 年60万円)です。英語系インターの5分の1から7分の1にあたります。

    ただし、安さだけで選ぶのはおすすめできません。横浜山手中華学校は中国語をベースとした多文化教育の学校で、英語漬けの環境を期待して入ると設計が違います。IISJはインド式CBSEカリキュラムで、緑区霧が丘という立地からバス通学が前提になり、そのバス代が年9万〜20万円かかります。費用は「何を得るための費用か」とセットで見る——これはどの学校にも共通する原則です。制度で費用を下げる方法は、ひとつ上の「費用を抑える3つの制度」の章で整理しています。

    横浜市外まで広げると、選択肢は一気に増えます

    横浜市内で条件が合わないとき、次に見るべきは市外です。通学時間が15分伸びるだけで、価格帯も入学条件もまったく違う学校が候補に入ってきます。

    • 川崎市:横浜駅から20〜30分圏で、都内へのアクセスも良いエリアです。学校ごとの特徴と費用は川崎のインターナショナルスクールにまとめています。
    • 神奈川県全体:どの市にどんな学校があり、県内の学費相場がどのあたりなのかを俯瞰したい方は、神奈川のインターナショナルスクールが出発点になります。「横浜で探していたが、実は隣の市のほうが条件に合っていた」というケースは珍しくありません。

    市外まで広げるときは、スクールバスの運行エリアと年額を必ず先に確認してください。授業料が年30万円安くても、バス代が年30万円かかれば差は消えます。こうした授業料以外で効いてくる費用の全体像は、インターナショナルスクールの学費の内訳と総額で項目ごとに整理しています。

    通学そのものを外すという選択肢

    それでも総額が合わないとき、残るのは「通学しない」という道です。オンラインの国際校であれば、校舎・スクールバス・給食といった費用がそもそも発生しないため、価格帯は対面校と大きく変わります。神奈川のどこに住んでいても通学時間はゼロで、転居や転勤があっても学びが途切れません。

    もちろん、校庭で走り回る体験や、毎日顔を合わせる友だちとの時間は、対面校にしかない価値です。費用と通学を理由に検討をあきらめてしまう前に、対面とオンラインを同じ土俵に並べて比べてみる——それだけでも、選択肢の見え方は変わります。次の章から、その比べ方を整理します。

    比較でわかる、わが家に合う選び方

    7校を眺めても迷うときは、学校を「タイプ」でとらえると整理しやすくなります。次の図は、山手・本牧の老舗インター、新興や多様系のインター、オンライン国際校を、費用の手頃さ、入学のしやすさ、通学の負担、対面での体験、日本語や母語の支え、という5つの観点で正直に比べたものです。

    山手の老舗インター・新興や多様系インター・オンライン国際校を、費用の手頃さ・入学枠・通学の負担・対面体験・日本語の支えの5観点で比較した表
    どのタイプにも得意・不得意があります。「全部○」の学校はありません。

    大切なのは、優先順位をご家庭で決めておくことです。費用を最優先するならIISJや横浜山手中華学校、国際的な進路を重視するならIB一貫のYISやサンモール、通学のしやすさならホライゾン、探究型の学びを幼児期からならCGK——というように、軸を1つ決めるだけで候補は自然に絞られます。まずは学校の「学びのしくみ」を知りたい方は、オンラインでの学びのしくみを見る →

    横浜の自宅で、みなとみらいの夜景を背景に子どもがオンライン授業を受け、そばで母親が穏やかに見守る様子
    通学せずに世界とつながる学びも、横浜の家庭の現実的な選択肢になりつつあります。

    横浜だけで判断せず、他都市の相場と見比べたい方へ:インターナショナルスクールの学費データベース(都市別の相場・内訳と無償化の現実)で、国内・アジア主要都市16校の年間授業料を出典付きで一覧にしています。あわせて、インターナショナルスクールの学費はなぜ高いのか(相場の内訳と、対面の約1/5に下げる方法)で、費用の構造そのものを分解しています。

    学費や通学が壁なら——横浜で選べる「オンライン」という第8の選択肢

    ここまで見てきたように、横浜のインターは費用も通学の負担も小さくありません。初年度500万円台、山手の坂を毎日上る、本牧までバスで通う、あるいは都心へ長時間通う——それが何年も続けられるか、迷うご家庭も多いはずです。そんなときに知っておいてほしいのが、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)が2027年9月に開校するオンラインインターナショナルスクール一覧です。

    NGAは、日本の株式会社NIJINが運営します。すでに国内で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には1000名以上が在籍。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」、少人数の対話を中心にした学びで、「自分と世界を、好きになる」を大切にしています。学費は対面インターの約5分の1を目指しており、アジア・オセアニアの6〜18歳なら、住む場所を選ばず学べます。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計も特徴です。

    正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げていく段階です。校庭で走り回る、対面で友だちと過ごす——そうした体験は対面校と同じようには提供できません。それでも、通学や学費が理由でインターをあきらめかけているご家庭にとって、現実的な「第8の選択肢」になれると考えています。

    横浜のインターナショナルスクールに関するよくある質問

    Q. 「横浜インターナショナルスクール」は学校名ですか?

    はい。中区小港町(本牧エリア)にある実在の学校、Yokohama International School(YIS)の日本語名です。1924年創立のIB一貫校で、2022年に山手町から現在地へ移転しました。一方で「横浜市にあるインターナショナルスクール全般」を指す一般名詞として使われることもあります。この記事では両方の意味に答えられるよう、YIS単体の情報と市内7校の比較を並べています。

    Q. 横浜インターナショナルスクール(YIS)の学費はいくらですか?

    2026-2027年度の公式情報では、年間授業料が約212万〜344万円(ELC半日〜G12)で、これにキャンパス整備費 年 約39.9万円が加わります。初年度は出願料5万円と登録料 約148万円が必要なため、Kindergarten〜G5で総額 約514万円が目安です。2年目以降は約361万円になります。最新は各校公式で必ずご確認ください。

    Q. 日本人でも横浜インターナショナルスクール(YIS)に入学できますか?

    可能ですが条件があります。日本国籍の場合、海外の非日本語校または国内の認定インターナショナルスクールで主に教育を受けてきたことが求められ、さらに同居する保護者の少なくとも1名が英語に流暢であること、保護者と通学圏内に同居していることが条件とされています。両親とも日本国籍の場合は、志望理由のレター提出も必要です。条件に当てはまらない場合は、ホライゾンやCGK、IISJなど、別の受け入れ方針の学校を検討しましょう。

    Q. 横浜のインターナショナルスクールに偏差値はありますか?

    ありません。偏差値は日本の模擬試験の集団内での相対位置を表す指標で、日本の模試を前提としないインターナショナルスクールには適用されません。比較サイトに数字があっても公式のものではないため、IBの結果・進学先・EALの手厚さ・空き枠の状況で判断するのが確実です。

    Q. 横浜のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?

    学校によります。CGKは2歳、サンモールは2.5歳から、ホライゾンとDSTYは3歳前後、YISは3歳(ELC)からです。小学校からの編入を受け入れる学校も多いので、まずは各校の対象年齢と、上の学年までつながっているかを確認しましょう。

    Q. 日本語のサポートはありますか?

    英語が母語でない子ども向けに、多くの学校でEAL(英語補助)や日本語の授業を用意しています。ただし手厚さは学校ごとに差があり、有料の場合もあります(ホライゾンは年30万〜50万円)。日本語での学びも残したい場合は、ホライゾンのように日本カリキュラムの要素を取り入れる学校や、日本語の支えを前提とするオンライン校も検討に値します。

    Q. 本牧・山手と郊外(都筑・緑区)では通学はどう違いますか?

    山手・元町・関内エリアはみなとみらい線やJR根岸線で都心からも通いやすい一方、山手は坂の多い高台です。YISのある本牧(小港町)はJR「山手」駅からバス約8分で、駅からは離れています。都筑区(DSTY=仲町台)や緑区(IISJ=霧が丘)の郊外校は落ち着いた環境が魅力ですが、駅から距離があることも多く、スクールバスの有無・運行エリア・年額を事前に確認しておくと安心です。神奈川区のホライゾンは横浜駅に近く、市外・都内からの通学にも向きます。

    横浜のインターナショナルスクール網羅リスト15校|「7選」「9校比較」に載らなかった学校まで公式サイトで拾い直しました

    この記事の前半では、7校の詳細と、小学部以上を置く市内9校の比較表をお見せしました。ただ実際に学校さがしを始めると、比較サイトにも不動産会社の一覧にも名前が出てこない学校に、口コミや園見学の帰り道でふと出会うことがあります。「まだ知らない学校が残っているのではないか」という感覚こそが、いちばん時間を奪うのではないでしょうか。

    そこで、2026年9月にあらためて各校の公式サイトを1件ずつ開き直し、公式サイトから所在地・対象年齢・カリキュラムを確認できた学校を15校まで拡張しました。前半の9校に加えて、ゾエ・インターナショナルスクール横浜キャンパス、YES International School横浜校、キティインターナショナルスクール、さくらインターナショナルスクール横浜青葉校、Little Treehouse International School、リタスクールを新たに確認しています。

    並べ方も変えました。横浜の学校さがしでいちばん判断を分けるのは、価格でも認定でもなく、「その学校に小学部以上があるか、幼児部で終わるか」です。ここが違うと、6歳のときにもう一度、家族で学校さがしをやり直すことになります。

    小学部以上がある11校|義務教育年齢を横浜市内で過ごせる学校

    学校名 区・エリア 最寄駅(公式表記) 対象年齢 カリキュラム 年間授業料の目安
    横浜インターナショナルスクール(YIS) 中区小港町(本牧) JR根岸線「山手」駅からバス 3歳〜G12 IB(PYP/MYP/DP) 212万〜344万円+キャンパス整備費39.9万円(2026-2027年度)
    サンモール・インターナショナルスクール 中区山手町 みなとみらい線「元町・中華街」/JR「石川町」 2.5歳〜G12 モンテッソーリ/IPC/IGCSE/IB・AP 公式サイトで要確認
    ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール 神奈川区大野町 JR・私鉄各線「横浜」駅方面 2.5歳〜G12 IB(PYP/MYP/DP)ほか 168万(半日EYP)〜304万円+維持費25万円(2026-2027年度)
    CGKインターナショナルスクール 中区南仲通・太田町(関内/馬車道) JR「関内」/みなとみらい線「馬車道」 2歳〜中等部(高等部は2028年4月開校予定) IB PYP認定校・MYP候補校 初等部 211.2万円+施設費15.84万円(公式)
    ゾエ・インターナショナルスクール 横浜キャンパス 中区弁天通 「馬車道」駅5番出口 徒歩1分/JR「関内」北口 徒歩3分/「桜木町」駅 徒歩7分 キンダー(プレ1年生)〜G12 キリスト教主義。ACSI加盟校・認定候補校。G9〜12は米国認定の高校プログラム 授業料 年150万円(3回分割)/年一括135万円+材料費10万円・メンテナンス20万円(2026-27年度)
    YES International School 横浜校 西区平沼 公式サイトに最寄駅の記載なし(住所は西区平沼1-33-1) 年長児〜中学3年生 プロジェクトベースの探究学習。公式に「フリースクール」と明記 年長児 141万2,400円/小1〜中3 158万8,950円(別途消費税)
    インディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン(IISJ)横浜校 緑区霧が丘 駅から距離があり、バス通学が中心 幼稚園〜上級学年 CBSE(インド式)。文部科学省の指定を受けた学校と公式に明記 年間授業料 60万円(2026-2027年度・公式)
    東京横浜独逸学園(DSTY) 都筑区茅ヶ崎南 市営地下鉄ブルーライン「仲町台」 3歳(幼稚園)〜G12 ドイツ式(ドイツ国際アビトゥアまで) 幼稚園187万〜196万円/1〜4年 170万円/5〜12年 184万円(2026/27年度)
    横浜山手中華学校 中区吉浜町 JR根岸線「石川町」 小学部〜中学部 中国語をベースとした多文化教育 月額制(本記事の学費早見表を参照。最新額は公式で要確認)
    横濱中華學院 中区山下町142(横浜中華街) みなとみらい線「元町・中華街」 幼稚部〜高中部 小学1年から中国語・日本語・英語の三言語を同時に学習と公式に明記 公式サイトで要確認
    横浜クリスチャンスクール 中区山手町 山手・元町エリア 2歳〜G5 キリスト教主義の英語環境(小学部まで) 163万〜183.4万円+Development Fee 25万円(2026-2027年度)

    この表で驚いたのは費用ではありませんでした。小学部以上がある11校のうち、7校が中区に集中していることです。残りは神奈川区・西区・都筑区・緑区に1校ずつ。横浜市18区のうち、義務教育年齢のインターを公式サイトで確認できたのは5区だけでした。青葉区・港北区・戸塚区・港南区・鶴見区・磯子区といった人口の多い区には、小学部以上の学校は見つかりませんでした(2026年9月時点・公式サイトで確認できた範囲)。

    幼児部が中心の4校|小学部への接続を最初に確認したい学校

    学校名 区・エリア 最寄駅(公式表記) 対象年齢 特徴 費用の目安
    キティインターナショナルスクール 都筑区茅ヶ崎東 市営地下鉄「センター南」駅より徒歩5分 0歳〜幼稚舎(小学生向けコースあり) 英語100%の幼稚舎コース。日本人バイリンガル保育士が担任のコースも公式に案内 キンダーガーテン 入学金20万円+税、学費 各学期前納34万円+税(年合計99.6万円+税、年一括97万円+税)
    さくらインターナショナルスクール横浜青葉校 青葉区 東急田園都市線「市が尾」駅より徒歩数分 親子クラス(妊娠中〜2歳)/乳幼児部/幼稚園部(年少〜年長) ショートコースとロングコース(最大7:30〜19:00)を公式に案内 公式サイトに掲載なし(資料請求で要確認)
    Little Treehouse International School 青葉区江田北 公式サイトに最寄駅の記載なし 公式サイトで要確認 レッジョ・エミリア・アプローチ。9:00〜15:00が基本、8:00からの早朝と18:00までの延長を公式に案内 公式サイトで要確認
    リタスクール 戸塚区吉田町 JR「戸塚」駅より徒歩13分 幼児部が中心 戸塚エリアの英語環境。バス乗り場からのアクセスも公式に案内 公式サイトで要確認

    金額を空欄にしている学校があるのは、公式サイトに書かれていない数字を書かないと決めているからです。第三者サイトの古い金額を資金計画に入れると、出願直前でつじつまが合わなくなります。空欄は「聞くべきこと」のリストだとお考えください。

    横浜の通学の現実|スクールバスがどこを走っているかを、公式の路線情報だけで確かめる

    横浜でインターナショナルスクールを検討するとき、学費と同じくらい家計と生活を左右するのに、比較記事でほとんど扱われないのが「毎朝、その学校まで本当に連れて行けるのか」です。前の章で見たとおり、小学部以上の学校は中区に集中しています。港北区や青葉区に住んでいるご家庭にとって、これは毎日1時間前後の移動が発生するということでもあります。

    ここでは各校の公式サイトに載っている路線情報だけを使って整理します。第三者サイトの「バスあり」という一言では、判断できないためです。

    公式に路線が公開されているのはCGKとホライゾン、そしてDSTY

    CGKインターナショナルスクールは、スクールバス3台で朝・夕それぞれ6ルートを運行していると公式に案内しています。対象エリアとして挙げられている駅名は具体的で、JR線では横浜・桜木町・関内・石川町・山手・根岸・磯子、東急東横線〜みなとみらい線では武蔵小杉・元住吉・日吉・綱島・大倉山・菊名・横浜・新高島・みなとみらい・馬車道・日本大通り・元町中華街、市営地下鉄ブルーラインでは横浜・桜木町・関内・伊勢佐木長者町、京急本線では神奈川・横浜・戸部、相鉄本線では横浜・平沼橋・西横浜。本牧エリアも対象で、ただし駅前に停車するとは限らない、と注記されています。

    時刻の目安も公開されていて、たとえば武蔵小杉駅が朝7:10〜7:25頃、磯子駅と戸部駅が7:30頃。夕方は武蔵小杉駅が18:20〜18:30頃です。川崎市側から通う場合は朝7時台前半に家を出る前提になると読み取れます。費用はルートによって、プリスクールで月18,700円〜28,600円、初等部で年22万4,400円または25万800円と公式に示されています。

    また、CGKは横浜駅東口発着のルートも公式に案内しています。朝8:40頃・夕方16:45頃の運行で、沿線に住んでいなくても「横浜駅までなら送れる」というご家庭のための選択肢とされています。ただし運行時間の関係で利用できるのはプリスクール生のみ、と明記されています。

    ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクールは、日吉ルート・港北ルート・横浜ルート・川崎ルートの4系統を公式に掲示しています。運行は民間バス会社への委託で、費用は往復が年30万円、片道が年21.5万円。定員に達した場合はウェイティングリストになり、空きが出た順に登録できると案内されています。バス代は毎年かかる固定費で、しかも席が確約されているわけではない——この2点は、資金計画にも住まい選びにも効いてきます。

    東京横浜独逸学園(DSTY)の路線は、横浜の学校としては例外的です。公式サイトには、スクールバスが東京圏から学校まで直行で運ぶためのものであること、帰りは3つの異なる出発時刻が用意されていること、原則として添乗の監督者が同乗することが記されています。さらにBusCatchというシステムで、通常授業日にはバスの現在地をリアルタイムで確認でき、遅延の情報も得られると案内されています。積雪・路面凍結時の代替停留所も公式に定められ、その場合はLINEアカウントで連絡が来るとされています。費用は年38万円です。

    つまりDSTYのバスは、横浜市内を細かく回るためではなく、東京から都筑区へ来るために走っています。市北部から乗れるかは、路線図と停留所マップで個別に確認が必要です。

    バスが前提ではない学校は、駅からの徒歩距離で判断する

    一方で、公式サイトにスクールバスの路線を掲載していない学校もあります。ゾエ・インターナショナルスクールは、馬車道駅5番出口から徒歩1分、関内駅から徒歩3分、桜木町駅から徒歩7分と公式に案内していて、そもそも徒歩と電車で通う前提の立地です。横浜駅から市営バス53系統で本町四丁目停留所という経路も公式に載っています。横浜山手中華学校横濱中華學院も、石川町・元町中華街という駅の徒歩圏にあります。

    横浜インターナショナルスクール(YIS)は、学費ページに「スクールバス・制服・カフェテリア・一部の課外活動は別請求」と記載しています。運行そのものはあるものの、路線と年額は公式ページには出ていませんので、住んでいるエリアが対象かどうかは個別の問い合わせが必要です。第三者サイトには「YISにスクールバスはない」と書かれているものもありますが、公式の記載とは食い違います。こういう食い違いこそ、公式で確かめる価値がある部分です。

    幼児部の学校では、キティインターナショナルスクールが費用案内のなかで「園バスは、必ず利用できるとは限りません」と正直に書いています。センター南駅から徒歩5分という立地なので、駅までの送りができるかどうかが判断軸になります。

    主要駅から見た「通える学校」の早見

    • 横浜駅から:YES International School横浜校(西区平沼)、ホライゾン(横浜ルート)、CGK(横浜駅東口発着・プリスクール生のみ)。乗り換えのハブなので、共働きで出勤ついでに送るという運用がいちばん組みやすいエリアです。
    • 元町・中華街/石川町から:サンモール、横濱中華學院、横浜山手中華学校、横浜クリスチャンスクール、そしてCGKのルート1・2の対象エリア。徒歩圏に学校が最も密集しています。
    • センター北・センター南から:キティ(センター南徒歩5分)と、DSTY(仲町台)。ブルーライン沿線で完結するのが強みです。
    • 青葉台・たまプラーザ・市が尾から:さくらインターナショナルスクール横浜青葉校(市が尾)、Little Treehouse(江田北)。ただし青葉区に小学部以上のインターは見つかりませんでした。小学校からは、田園都市線で都内方面へ出るか、中区・都筑区・緑区へ通うか、通学そのものを見直すかの三択になります。

    横浜から東京都内のインターに通うという選択肢|片道1時間をどう見積もるか

    横浜で学校さがしをしていると、必ず一度は「都内の学校も見たほうがいいのだろうか」という問いに行き当たります。都内のほうが学校数もカリキュラムの選択肢も多いのは事実だからです。ここでは、その判断を感覚ではなく移動時間と固定費で考えてみます。

    まず、越境通学そのものは横浜側からも裏づけられます。前章のとおりDSTYは、東京圏の家庭のためにスクールバスを都筑区まで走らせています。片道1時間前後の通学は、実際に成立しているということです。ただしそれが成り立つのは、学校が専用バスを用意し、添乗者を付け、位置情報まで公開しているからです。

    逆方向、つまり横浜市内から都内の学校へ通う場合、その専用バスがありません。横浜駅から渋谷駅までは東急東横線の特急でおよそ30分ですが、学校の最寄り駅まではさらに乗り換えと徒歩が加わります。実際には片道60〜90分を見込むことになります。

    この時間を、次の3つの観点でご家庭ごとに検算してみてください。

    • 低学年で単独通学が成立するか:小学校低学年のうちは、ラッシュ時間帯の乗り換えを含む1時間の通学をひとりで任せるのは現実的ではありません。保護者の送りが前提になるなら、それは平日の毎朝2時間前後を家族の誰かが負担するということです。学費より先に、この時間の出どころを決めておく必要があります。
    • 放課後と体調不良のときに迎えに行けるか:インターナショナルスクールは放課後プログラムが充実している学校が多く、帰宅は遅くなりがちです。発熱の連絡が来てから学校に着くまで何分かかるかは、通学圏を決めるうえで意外に大きな条件になります。
    • 固定費として毎年いくら増えるか:横浜市内でも、ホライゾンの往復バスは年30万円、DSTYは年38万円、CGKの初等部ルートは年22万4,400円または25万800円です。都内校に通うなら定期代がこれに相当します。授業料が年20万円安い学校でも、通学費が年30万円増えれば逆転します。

    住まいを動かせるご家庭なら、「学校を選んでから住む場所を決める」という順番が効きます。動かせないなら、先に通学の条件を確定させてから、その圏内で学校を比べるほうが、見学の空振りが減ります。順番を逆にすると、気に入った学校に出会ってから通えないと分かる、という遠回りになりがちです。

    よくある質問

    英語がまったく話せなくても、横浜のインターナショナルスクールに入れますか?

    学校によりますが、判断の手がかりはEAL(英語を母語としない子ども向けの補助)が制度としてあるか、その費用が公式に出ているかです。ホライゾンは公式サイトでEALサポート費を年50万円と明示し、入学後40日以内にプログラムへ入った場合は固定額で、1年後もなお支援が必要な生徒は追加費用なしで継続できるとしています。ゾエは必要な場合のEALサポートを20万円、横浜クリスチャンスクールはEALサポート費を1学期14万円、学習支援費を1学期4万円と公式に案内しています。EAL費用が公表されている学校は、英語ゼロからの入学を想定した受け入れ体制があると読むことができます。一方で、学年が上がるほど授業内容そのものが高度になるため、同じ「英語ゼロ」でも小学校低学年と中学生とでは難易度がまったく違います。出願前の面談で、いま在籍しているEAL生の学年分布を聞いてみてください。

    編入(年度途中の入学)はいつできますか?費用はどう計算されますか?

    横浜の学校の多くは8月始まりで、編入の主戦場もそこです。ただ、見落としやすいのは学期の途中で入った場合の学費の扱いです。ゾエは、学年が始まってから入学した生徒の授業料は3学期分を基準に計算し、学期の途中で入る場合は入学日に応じて全学期分または半学期分を請求する、と公式に明記しています。キティインターナショナルスクールは、キンダーガーテンとプリスクールの入学時期について随時相談可能としつつ、学期ごと前納のコースは原則として途中退校できず、やむを得ない場合は納入済み学費の半額を月単位で精算返金する、と規定を公開しています。「日割りになるのか、月割りなのか、学期まるごとなのか」を出願前に確認しておくと、転勤や帰国の時期が動いたときに数十万円単位で結果が変わります。

    横浜市の補助金や就学支援は、インターナショナルスクールにも使えますか?

    幼児期については、使える可能性があります。横浜市の幼児教育・保育の無償化では、認可外保育施設を利用する3〜5歳児クラスについて月額37,000円を上限として利用料が無償化されます。ただし無償化にあたって保育の必要性の認定が必要である旨が明記されています。0〜2歳児は市民税非課税世帯のみが対象で、上限は月額42,000円です。インターナショナルスクールのプリスクール部門がこの対象になるかどうかは施設ごとに異なり、たとえばCGKは公式サイトで幼児教育・保育の無償化対象校と明示しています。キティインターナショナルスクールも、保育施設指導監督基準に関する横浜市の証明書を公式サイトに掲示しています。
    高校段階については、神奈川県の学費支援のページに、対象となる区分として外国人学校(インターナショナルスクール等)が挙げられています。ただし令和8年4月1日以降の入学者について留学生はいずれの制度も対象にならない旨が明記されており、所得制限もあります。制度の対象は「学校の種類」ではなく「その学校が指定を受けているか」で決まりますので、必ず志望校と県・市の窓口の両方で確認してください。

    幼稚園(プリスクール)から小学校への接続は、横浜ではどう考えればいいですか?

    横浜でいちばん起きやすいのが、幼児部で英語環境に慣れた6歳のときに、通える小学部が近くにないと気づくという展開です。前章のとおり、小学部以上を置く学校は中区に7校、ほかは神奈川区・西区・都筑区・緑区に1校ずつでした。青葉区や港北区の幼児部から進むとなると、その時点で通学が一気に長くなります。
    だからこそ、園を選ぶ段階で次の3つを確認しておくことをおすすめします。ひとつ、その園に小学部があるか(CGKは2歳から中等部まであり、高等部を2028年4月に開校予定と公式に案内しています。ホライゾン、YIS、DSTY、ゾエは幼児期から高校まで一貫です)。ふたつ、小学部がない場合、卒園生が実際にどの学校へ進んでいるか。みっつ、その進学先の入学時期に空き枠があるか。幼児部の卒園時期と、小学部の受け入れ枠が空く時期は、必ずしも一致しません。この3点を園見学のときに聞いておくだけで、6歳の春の選択肢がまったく変わります。

    なお、通学時間そのものを条件から外すという考え方もあります。オンラインで国際教育を受けられる学校であれば、市内のどこに住んでいても、転勤で市外に移ることになっても学びを続けられ、バス代や定期代という固定費も発生しません。この形を選択肢に一つ加えておくと、通学圏に縛られずに比較ができます。

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    「入れる学校」より、「この子が続けられる場所」を

    学校選びは、偏差値や知名度で決めるものではありません。そもそもインターに偏差値はなく、決め手になるのは、お子さんが何年も安心して通い続けられ、「自分と世界を、好きになる」場所かどうかです。横浜には、本牧・山手の伝統校から新しいIB校、ドイツ式・インド式・中国語ベースの学校、そしてオンラインまで、幅広い選択肢があります。焦らず、わが家の優先順位に正直に。あなたとお子さんに合う一校が、きっと見つかります。

    神奈川県全体でどこに何校あるかを比べたい方は、神奈川県のインターナショナルスクール一覧もあわせてご覧ください。市外の選択肢や県内の学費相場までまとめています。

    ほかの都市のインターナショナルスクールガイド

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