【2026年版】名古屋のインターナショナルスクール8校一覧|学費・小学校の有無・最寄駅・何歳まで通えるかを比較

名古屋・愛知のインターナショナルスクール8校を学費と最寄駅で比較する記事のキービジュアル

名古屋市内と近郊のインターナショナルスクールは8校。年間学費は約53万〜410万円、小学部があり小学校から通えるのは5校(うち名古屋市内は4校)、高校まで英語で学べるのは4校です。この記事では、その8校を「年間学費・最寄駅・何歳まで英語で学べるか」の3点で比較し、わが家に合う1校まで絞り込めるようにまとめました。名古屋が東京・大阪と決定的に違うのは、幼児から高校まで全授業を英語で通せるフル一貫校が実質1校しかないという点です。以下では2026年7月時点の各校公式サイトの実額をもとに、小学部の学費、初年度にかかる総額、名古屋市の区ごとの所在地と通学の現実、入学条件と編入時期、見学で聞くべき質問まで、良いところも足りないところも正直に整理します。

目次

結論:名古屋で選べる学校(早見)

ここだけ読めば全体像がつかめます。この記事で扱う学校と、オンラインという選択肢を、同じ粒度で並べました。

  • 名古屋国際学園(NIS)の学費と特徴|守山区・幼〜高のフル一貫 — 対象年齢/所在——3〜18歳(幼児部〜G12)・名古屋市守山区中志段味/学費と費用(2026-27年度・公式)——授業料は幼児部(ELC)219万円/小学部(G1〜5)270万円/中等部(G6〜10)312万円/高等部…
  • 江西インターナショナルスクール(Enishi)の学費と特徴|西区・名古屋駅から約10分 — 対象年齢/所在——1〜18歳(アーリーラーニング〜G12)・名古屋市西区菊井/学費と費用(2026-27年度・公式)——授業料はELC(F1週3日)127.4万円〜プリスクール/キンダー157.5万円/初等部(G1〜5)205万円/中等部…
  • 名古屋国際中学校・高等学校(NUCB系列)の学費と特徴|昭和区・御器所駅 徒歩7分 — 対象年齢/所在——12〜18歳(中学〜高校)・名古屋市昭和区/学費と費用(公式)——中学(中高一貫課程・2027年度第1学年予定)は入学金22万円+授業料 半期28.74万円(一般クラス)/31.135万円(国際バカロレアクラス)で…
  • 国際高等学校(NUCB International College)の学費と特徴|日進市・全寮制のIB高校 — 対象年齢/所在——高校1〜3年・愛知県日進市米野木町三ヶ峯/学費と費用(公式)——授業料210万円+寮費155万円(光熱費・1日3食込)+教育充実費45万円=年額410万円。入学金50万円を加えた初年度合計は460万円。名古屋圏では最も高い…
  • 愛知インターナショナルスクール(NIPAIS)の学費と特徴|名東区・星ヶ丘エリア — 対象年齢/所在——3〜12歳(幼児部〜G6)・名古屋市名東区にじが丘/学費と費用(公式)——授業料は幼児部 年108.9万円/初等部 年133.1万円。ほかに施設利用料 幼児部20.68万円・初等部22.748万円、諸経費…
  • UPBEAT International Schoolの学費と特徴|熱田・中川・天白の3校舎 — 対象年齢/所在——生後57日〜12歳・名古屋市熱田区/中川区/天白区/学費と費用——公式サイトでは学費を公開しておらず、問い合わせフォームまたは各校舎への連絡が必要です(2026年7月時点)。プリスクールと小学部で料金体系が異なるため…
  • キンダーキッズ インターナショナルスクール 名古屋校の学費と特徴|昭和区・いりなか駅 徒歩5分 — 対象年齢/所在——生後6か月〜年長・名古屋市昭和区広路町/学費と費用——公式サイトでは金額を公開しておらず、資料請求・問い合わせが必要です(2026年7月時点)。第三者情報では月額6万円台後半〜という水準が見られますが…
  • サニーサイド インターナショナルスクール(岐阜)の学費と特徴|名古屋から電車で約20分+ — 対象年齢/所在——3〜12歳(幼稚園部・小学部)・岐阜県岐阜市岩井/学費と費用(公式・募集要項)——幼稚園部は授業料 月34,300円(無償化補助適用後)+設備充実費 月1万円=年約53万円、入学金5万円・申込金5千円。小学部は授業料…
  • NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通学圏や学費が壁になる家庭の選択肢。
名古屋城を背景に、朝の街路を手をつないで歩く母親と小学生の子ども
トヨタ圏を抱える名古屋は駐在・帰国子女家庭も多い街。まずは全体像から見ていきましょう。

はじめに基礎を押さえたい方へ:インターナショナルスクールとは?種類・学費・入学条件・選び方の完全ガイドで全体像を整理しています。愛知県全体で探したい方は愛知県のインターナショナルスクールもあわせてどうぞ。


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    名古屋市・近郊のインターナショナルスクール一覧8校|学費・最寄駅・対象年齢で比較

    まず全体像です。名古屋市内(守山区・西区・昭和区・名東区・熱田区・中川区・天白区)と近郊(日進市・岐阜市)から、通学圏として現実的な8校を、年間学費・エリアと最寄駅・カリキュラム・対象段階の4点で並べました。名古屋で本当に効いてくるのは金額の順位よりも「何歳まで英語で学べるか(対象段階)」——この列を軸に眺めてください。

    学校名 エリア/最寄駅 カリキュラム 対象段階 年間学費の目安
    名古屋国際学園(NIS) 名古屋市守山区中志段味/JR高蔵寺駅からシャトルバス・市内スクールバス5路線 IB(PYP/MYP/DP)全英語 幼〜高(3〜18歳) 約219万〜318万円
    江西インターナショナルスクール(Enishi) 名古屋市西区菊井/名古屋駅から約10分 IB(PYP/MYP/DP) 幼〜高(1〜18歳) 約127万〜240万円
    名古屋国際中学校・高等学校(NUCB系列) 名古屋市昭和区/地下鉄「御器所」駅 徒歩約7分 IB(MYP/DP)+一条校 中〜高(12〜18歳) 約60万〜94万円(2年目以降)
    国際高等学校(NUCB International College) 愛知県日進市米野木町/全寮制 IB DP(全寮制・一条校) 高(高1〜高3) 約410万円(初年度 約460万円・寮費食費込/公式)
    愛知インターナショナルスクール(NIPAIS) 名古屋市名東区にじが丘/地下鉄東山線「星ヶ丘」駅エリア WASC認定(幼〜小) 幼〜小(3〜12歳) 約109万〜133万円
    UPBEAT International School 名古屋市熱田区八番/中川区好本町/天白区島田が丘 IB PYP(探究型) 乳幼児〜小(生後57日〜12歳) 要問い合わせ(非公開)
    キンダーキッズ 名古屋校 名古屋市昭和区広路町/地下鉄「いりなか」駅 徒歩約5分 英語イマージョン(幼保) 乳幼児(生後6か月〜年長) 要問い合わせ(公式は非公開)
    サニーサイド インターナショナルスクール 岐阜市岩井/名古屋から電車で約20分+ IB PYP(一条校) 幼〜小(3〜12歳) 幼稚園部 約53万円/小学部 約82万円

    こうして並べると、名古屋市・名古屋圏のインターは学費が年間約53万円から410万円まで大きく開く一方で、高校まで英語で学べる進路があるのはNIS・江西・名古屋国際中高(IBクラス)・国際高等学校(全寮制)の4校(うち幼児期から高校まで全授業を英語で一本化できるのはNISのみ)、そして小学部を持つのはNIS・江西・愛知インター・UPBEAT・サニーサイドの5校とわかります。手頃な学校の多くは幼児〜小学校段階が中心で、その先の接続は別に設計する必要があります。

    ※学費は2026年7月時点の各校公式サイト・公開データベースにもとづく目安です。学年・年度・別途費用(入学金・施設費・維持費・バス代等)により変わります。必ず各校公式サイトで最新をご確認ください。
    ※他サイトの一覧では今も紹介されることがある「インターナショナル・クリスチャン・アカデミー名古屋(ICAN/長久手市)」は、2021年に閉校しています(1991年開校)。候補に入れる前に現在の運営状況をご確認ください。
    ※学費の出典(2026年7月時点):NIS公式 Tuition & Fees江西公式 Tuition愛知インター公式 授業料・諸費名古屋国際中高公式 学費・諸経費国際高等学校公式 学納金サニーサイド公式 募集要項。UPBEATとキンダーキッズは公式サイトで金額を公開していないため、要問い合わせです。

    名古屋のインターナショナルスクールは小学校から入れる?小学部がある5校と学費

    名古屋市でインターナショナルスクールを探す方から最も多いのが、そもそも小学校から入れるのかという質問です。答えは入れます。ただし選べるのは5校まで——名古屋市内に4校(NIS/江西/愛知インター/UPBEAT)、近郊の岐阜市に1校(サニーサイド)です。幼児部・プリスクールなら名古屋市内に数十園ありますが、小学部まで持っている学校はこの5校に絞られます。ここが名古屋の学校選びで最初にぶつかる壁です。

    小学部のある学校 所在(区・市) 小学部の学年 小学部の年間費用(公式) 初年度総額の目安
    名古屋国際学園(NIS) 名古屋市守山区 G1〜G5(その後G12まで一貫) 授業料 270万円+キャンパス開発費 25万円 約400万円(登録料100万円・出願料5万円)
    江西インターナショナルスクール 名古屋市西区 G1〜G5(その後G12まで) 授業料 205万円+年間維持費 17.5万円 約286万円(入学金25万円・施設費35万円・出願料3万円)
    愛知インターナショナルスクール 名古屋市名東区 第1〜第6学年 授業料 133.1万円+施設利用料 22.748万円+諸経費 9.68万円 約213万円(申込金3.3万円・入学金44万円/第1〜3学年)
    UPBEAT International School 名古屋市天白区(小学部) G1〜G6 要問い合わせ(公式は非公開) 要問い合わせ
    サニーサイド インターナショナルスクール 岐阜市(名古屋から約20分+) 1〜6年(一条校) 授業料 月5.5万円+設備充実費 月1万円=年約78万円+教育環境費3万円ほか 約92万円(申込金5千円・入学金10万円/外部生)

    金額の幅がそのまま「名古屋で小学校をどう選ぶか」の答えになります。NISの小学部は初年度約400万円、サニーサイドの小学部は約92万円——同じ「インターの小学校」でも4倍以上の開きがあり、しかも高い学校ほど中学・高校まで英語で続けやすい構造です。名古屋市内だけで探すと4校、岐阜まで広げると5校。この母数の少なさは、東京(数十校)や大阪との最大の違いです。

    インターの小学部に入ると、日本の小学校の扱いはどうなる?

    学費と同じくらい先に確認しておきたいのが、その学校が一条校(学校教育法第1条に定める学校)かどうかです。一条校なら、通うことがそのまま日本の小学校の課程を修了したことになります。一条校ではないインターナショナルスクールの場合、日本の学校教育法上は小学校に在学している扱いにならないため、お住まいの市区町村の教育委員会への相談と手続きが必要になり、扱いは自治体によって異なります。

    • 一条校(日本の小学校としての卒業資格)——サニーサイド インターナショナルスクール(岐阜市)。一条校として日本で第1号のIB PYP認定校です。
    • 一条校ではない(国際認定にもとづく学校)——NIS・江西・愛知インター・UPBEATの4校。IBやWASCの認定にもとづく学びで、卒業資格は日本の小学校のものとは別です。

    どちらが優れているという話ではなく、将来日本の中学校に戻る可能性があるかで選び方が変わります。名古屋市内にお住まいなら、入学を決める前に居住区の区役所・名古屋市教育委員会に扱いを確認しておくと、あとの手続きでつまずきません。日本語と国語の授業が週何時間あるかも、あわせて学校に聞いておきたいところです。

    名古屋で小学校から編入するとき、英語力はどのくらい必要?

    幼児部からの内部進学と違い、日本の幼稚園・保育園から小学部に外部入学する場合は、学校ごとに英語力の確認があります。低学年(G1〜G2)であれば英語ゼロからの受け入れに柔軟な学校が多い一方、高学年になるほど授業についていける英語力が前提になります。江西のようにEAL(英語サポート)を年30万円の別料金で用意する学校もあるため、「入れるか」だけでなく「サポート費込みでいくらか」まで見学時に確認してください。名古屋は該当校が少なく学年ごとの定員も小さいため、気になった時点でウェイティングリストの状況を聞いておくのが現実的です。

    名古屋でインターナショナルスクールを選ぶ前に押さえたい、学費の総額・カリキュラムの接続・通学と続けやすさという3つのポイントを示した図
    学校名から入る前に、この3つの観点を持っておくと情報に振り回されません。

    名古屋市のインターナショナルスクールの学費相場と「初年度にかかる総額」

    学費の話で最も多い誤算は、授業料だけを見て予算を組んでしまうことです。名古屋のインターナショナルスクールでも、実際には入学金・施設費・年間維持費・バス代が上乗せされ、初年度は授業料の1.3〜1.5倍になることが珍しくありません。まず段階別の相場を押さえましょう。

    • プリスクール・幼児部——年間約53万〜160万円。名古屋市内で最も選択肢が多い層です。
    • 小学部(インター)——年間約78万〜270万円(名古屋市内の4校に限れば約166万〜295万円)。小学校からは一気に金額が上がります。
    • 中学・高校(インター)——年間約230万〜318万円(全寮制の国際高等学校は約410万円)。一条校のIBクラスなら年約94万円という選択肢もあります。

    そのうえで、実際に振り込む金額に近い初年度総額を試算したのが次の表です(2026年7月時点の公式公開情報にもとづく概算・バス代や教材費等は除く)。

    学校・段階 授業料(年) 初年度だけかかる費用 初年度総額の目安 2年目以降(年)
    NIS 幼児部(ELC) 約219万円 登録料100万円+出願料5万円 約349万円 約244万円
    NIS 小学部(G1〜5) 約270万円 登録料100万円+出願料5万円 約400万円 約295万円
    江西(Enishi) 小学部(G1〜5) 約205万円 入学金25万円+施設費35万円+出願料3万円 約286万円 約223万円
    愛知インター(NIPAIS) 初等部1年 約133万円 入学申込金3.3万円+入学金44万円 約213万円 約166万円
    名古屋国際中高 IBクラス(中1・2027年度予定) 約62万円+IB教育費29.8万円 入学金22万円ほか 約116万円 約94万円

    NISの小学部は初年度に約400万円、江西でも約286万円——この差が、名古屋で「入れるかどうか」ではなく「続けられるかどうか」が最初の関門になる理由です。逆に一条校である名古屋国際中高のIBクラスは初年度約109万〜116万円と、桁がひとつ違います。学費の内訳がどう積み上がるかはインターナショナルスクールの学費の内訳で詳しく分解しています。より選択肢の多い都市と比べたい方は大阪のインターナショナルスクール東京のインターナショナルスクールもどうぞ。

    名古屋市の無償化・補助はインターナショナルスクールに使えるのか

    ここは誤解が多いところなので、名古屋市の制度に沿って整理します。名古屋市では保育の必要性の認定を受けた3歳児クラス〜5歳児クラスについて、認可外保育施設等の利用料を月額37,000円を上限に無償化しています(保育所・幼稚園・認定こども園を利用していない場合)。0〜2歳児クラスは住民税非課税世帯等で月額42,000円が上限。幼稚園・認定こども園に在籍していて預かり保育が一定基準(平日8時間かつ年200日以上)に満たない場合は、預かり保育料と合わせて月額11,300円が上限となります。

    重要なのは、対象になるのは国の定める基準を満たし、その証明書を取得している認可外保育施設等だという点です。つまり「インターだから対象外」でも「インターだから対象」でもなく、施設ごとに扱いが違います。検討中のプリスクールが名古屋市の無償化対象施設一覧に載っているか、見学時に必ず直接確認してください。年間で最大44万円ほどの差になり得ます。

    【年齢段階別】名古屋市のインターナショナルスクールは何歳から何歳まで英語で学べるか

    名古屋の学校選びは、年齢段階ごとに「選べる数」が劇的に変わるのが特徴です。ここを知らずに幼児期の学校だけで決めると、数年後に困ります。

    • 0〜3歳(乳幼児)——選択肢は豊富。UPBEATは生後57日から、キンダーキッズは生後6か月から受け入れます。この段階は「英語に触れる場」として選びやすい層です。
    • 3〜6歳(幼児部・プリスクール)——名古屋で最も層が厚い段階。NIS幼児部、江西ELC、愛知インター幼児部に加え、千種区・名東区・天白区・中区などに多数のプリスクールがあります。
    • 6〜12歳(小学部・小学校段階)——ここで一気に絞られ、小学校から通えるのはNIS、江西、愛知インター(第6学年まで)、UPBEAT小学部、サニーサイド(岐阜)の5校。うち名古屋市内は4校です。金額も跳ね上がります。
    • 12〜15歳(中学部)——さらに細くなり、NIS・江西・名古屋国際中学校(IBクラス)が現実的な選択肢です。
    • 15〜18歳(高校)——NIS・江西・名古屋国際高等学校(IBDPクラス)・国際高等学校(全寮制)の4択。このうち全授業英語で幼児期から高校まで一本で通せるのはNISのみです。

    つまり名古屋では、幼児期は選べるが、高校に近づくほど選べなくなる。だからこそ、入り口の学校だけでなく「出口(接続先)」までセットで設計する視点が、他都市以上に重要になります。

    名古屋市・愛知のインターナショナルスクール8校の学費と特徴を1校ずつ解説

    ここからは各校を個別に見ていきます。どの学校が優れているかではなく、ご家庭の条件によって最適解は変わります。とくに「何歳まで英語で学べるか」と「毎朝通えるか」に注目してご覧ください。

    1. 名古屋国際学園(NIS)の学費と特徴|守山区・幼〜高のフル一貫

    1964年開校、名古屋市守山区中志段味にある中部地方を代表する老舗インターです。約30の国籍の子どもたちが学び、IBのPYP・MYP・DPをフルに提供する、中部でほぼ唯一の幼小中高一貫・全授業英語のフルカリキュラム校。CIS・WASC・IB・JCISの認定を持ち、海外大学への進学実績も豊富です。通学は千種区・名東区を中心に市内を巡回するスクールバス5路線と、JR高蔵寺駅とのシャトルバスが軸。出願は通年受け付け、空き状況に応じて四半期ごとの入学が可能という運用です。名古屋で「高校まで英語で通しで」を考えるなら、まず基準になる学校です。

    • カリキュラム——国際バカロレア(PYP/MYP/DP)・全授業英語
    • 対象年齢/所在——3〜18歳(幼児部〜G12)・名古屋市守山区中志段味
    • 通学——市内スクールバス5路線+JR高蔵寺駅シャトル(年間登録またはチケット利用)
    • 学費と費用(2026-27年度・公式)——授業料は幼児部(ELC)219万円/小学部(G1〜5)270万円/中等部(G6〜10)312万円/高等部(G11〜12)318万円。ほかにキャンパス開発費25万円(年)・登録料100万円・出願料5万円。スクールバスは年50万円(シャトルバスは19.5万円)と高額なので、通学費まで含めて試算してください
    • こんな家庭に——高校まで英語一貫のIB教育を受けさせたい、予算に余裕のあるご家庭

    2. 江西インターナショナルスクール(Enishi)の学費と特徴|西区・名古屋駅から約10分

    学校法人江西国際学園が運営する、名古屋市西区菊井のIB認定校です。アーリーラーニングからハイスクールまでPYP・MYP・DPを提供し、名古屋駅から約10分という立地は共働き・駐在家庭にとって現実的な強みになります。NISに次いで中高までの接続を目指せる比較的新しい選択肢で、日本語と英語の両方を大切にするバイリンガル志向が特徴。英語のサポートが必要な場合はEALサポート費(年30万円)が加わる設計で、兄弟姉妹には授業料5%の割引があります。

    • カリキュラム——国際バカロレア(PYP/MYP/DP)
    • 対象年齢/所在——1〜18歳(アーリーラーニング〜G12)・名古屋市西区菊井
    • 通学——名古屋駅から約10分。都心アクセスがよく、駅利用の通学がしやすい立地
    • 学費と費用(2026-27年度・公式)——授業料はELC(F1週3日)127.4万円〜プリスクール/キンダー157.5万円/初等部(G1〜5)205万円/中等部(G6〜10)230万円/高等部(G11〜12)240万円(IBDP選択は+15万円)。ほかに年間維持費17.5万円・入学金25万円・施設費35万円・出願料3万円。英語サポートが必要な場合はEAL費 年30万円、第2子以降は授業料5%割引
    • こんな家庭に——日本語の支えも残しつつ、英語で中高まで学ばせたいご家庭

    3. 名古屋国際中学校・高等学校(NUCB系列)の学費と特徴|昭和区・御器所駅 徒歩7分

    名古屋市昭和区にある、名古屋商科大学(NUCB)系列の私立一条校です。日本の中学・高校の卒業資格を取りながら、IBのMYP・ディプロマ(DP)にも挑戦できるデュアル型。地下鉄鶴舞線・桜通線「御器所」駅2番出口から徒歩約7分(名古屋駅から桜通線で約15分)と、名古屋のインター関連校のなかでは群を抜いて通学しやすい立地です。一条校のため学費が桁違いに手頃で、日本の学籍を保ちつつ英語・IBに触れたい中高生の受け皿として名古屋では希少。全授業を英語で行うインターとは性格が異なる点は理解しておきましょう。

    • カリキュラム——国際バカロレア(MYP/DP)+日本の中高課程(一条校)
    • 対象年齢/所在——12〜18歳(中学〜高校)・名古屋市昭和区
    • 通学——地下鉄「御器所」駅から徒歩約7分/バス停「塩付通四丁目」から徒歩約2分
    • 学費と費用(公式)——中学(中高一貫課程・2027年度第1学年予定)は入学金22万円+授業料 半期28.74万円(一般クラス)/31.135万円(国際バカロレアクラス)で、初年度合計は一般クラス約82万円/国際バカロレアクラス約116万円(IB教育費 半期14.9万円を含む)、2年目以降は約60万円/約94万円。高校(2025年度第1学年)は普通科アドバンストクラス・国際教養科が初年度約82万円、普通科(国際バカロレアクラス)が約109万円で、こちらのIBDP教育費27.5万円は入学手続時のみのため2年目以降はいずれも約60万円です。高校進学時に教育振興費10万円。名古屋市内のインター関連校では突出して手頃です
    • こんな家庭に——日本の学籍を保ちながら、中高からIBに挑戦したいご家庭

    4. 国際高等学校(NUCB International College)の学費と特徴|日進市・全寮制のIB高校

    2022年開校、愛知県日進市米野木町にある全寮制のインターナショナル・ボーディングスクールです。日本の一条校でありながら英語を使用言語とし、IBディプロマ(DP)課程を提供。9月入学制度を採用し、20か国以上の生徒が学びます。名古屋市内から通うのではなく寮生活が前提のため通学の概念が変わりますが、「名古屋圏で高校からIBを英語で」という選択肢として、市内の通学型では埋めきれない穴を埋める存在です。成績に応じた授業料減免制度もあります。

    • カリキュラム——国際バカロレア(DP)・全寮制・一条校
    • 対象年齢/所在——高校1〜3年・愛知県日進市米野木町三ヶ峯
    • 通学——全寮制(食事込み)。名古屋市内からの通学ではなく寮生活が前提
    • 学費と費用(公式)——授業料210万円+寮費155万円(光熱費・1日3食込)+教育充実費45万円=年額410万円。入学金50万円を加えた初年度合計は460万円。名古屋圏では最も高い部類ですが、成績に応じた奨学金・授業料減免制度があります
    • こんな家庭に——高校からIBに全振りしたい、寮生活を前向きに考えられるご家庭

    5. 愛知インターナショナルスクール(NIPAIS)の学費と特徴|名東区・星ヶ丘エリア

    名古屋市名東区にじが丘にある、WASC認定の国際校です。幼児部(3〜5歳)は英語イマージョン、初等部(G1〜G6)は日本語と英語のバイリンガル教育という設計。ICT教育や小学部でのバイオリン指導などユニークな取り組みが特徴で、ユネスコ協同学校ネットワークにも参加しています。地下鉄東山線「星ヶ丘」駅エリアで、名東区・千種区からのアクセスが良好。公開見学会を随時開催し、2027年度対象の体験入学も受け付けています。小学校段階まで英語でしっかり、という設計で、その先(中学以降)の接続は別途考える必要があるのが名古屋らしい課題です。

    • カリキュラム——WASC認定・ユネスコスクール(幼児部は英語イマージョン、初等部はバイリンガル)
    • 対象年齢/所在——3〜12歳(幼児部〜G6)・名古屋市名東区にじが丘
    • 通学——地下鉄東山線「星ヶ丘」駅エリア。名東区・千種区・長久手方面から通いやすい
    • 学費と費用(公式)——授業料は幼児部 年108.9万円/初等部 年133.1万円。ほかに施設利用料 幼児部20.68万円・初等部22.748万円、諸経費 幼児部8.8万円・初等部9.68万円。入学金は学年により5.5万〜44万円(初等部第1〜3学年は44万円)、入学申込金は幼児部2.2万円/初等部3.3万円
    • こんな家庭に——小学校段階まで英語環境でじっくり、日本語も並行して育てたいご家庭

    6. UPBEAT International Schoolの学費と特徴|熱田・中川・天白の3校舎

    名古屋市内に熱田校舎(熱田区八番)・名駅校舎(中川区好本町)・天白校舎(天白区島田が丘)と小学部を展開するIB World School(PYP)です。プリスクールは生後57日から6歳まで、小学部は6〜12歳を対象とし、探究型の学びと多国籍の環境を市内の通いやすい立地で提供。認可保育園(Axia Kids)も併設し、産休明けからの受け入れがあります。学費は非公開のため見学時に確認が必要ですが、複数キャンパスから通いやすい1校を選べるのは名古屋市内では珍しい強みです。

    • カリキュラム——国際バカロレアPYP(探究型)
    • 対象年齢/所在——生後57日〜12歳・名古屋市熱田区/中川区/天白区
    • 通学——市内3校舎+小学部。自宅・職場から近い校舎を選びやすい
    • 学費と費用——公式サイトでは学費を公開しておらず、問い合わせフォームまたは各校舎への連絡が必要です(2026年7月時点)。プリスクールと小学部で料金体系が異なるため、見学時に「年間で実際にいくら払うか」を通年ベースで確認してください
    • こんな家庭に——市内で通いやすい多国籍のPYP環境を、乳幼児〜小学生で探すご家庭

    7. キンダーキッズ インターナショナルスクール 名古屋校の学費と特徴|昭和区・いりなか駅 徒歩5分

    名古屋市昭和区広路町にある、英語イマージョン型のプリスクール・幼稚園です。地下鉄鶴舞線「いりなか」駅から徒歩約5分、名城線・鶴舞線「八事」駅から徒歩約10分と駅近で、開園時間は7時45分〜19時。全国展開する運営母体で、日本人家庭の子どもへの英語導入に実績があり、はじめての英語でも段階的にサポートします。幼児期に英語漬けの環境を、通いやすい月謝制でという需要に応える一校。名古屋市内には則武新町など別校舎もあります。小学校以降は他校や日本の学校へ進むことを前提に検討しましょう。

    • カリキュラム——英語イマージョン型プリスクール/幼稚園
    • 対象年齢/所在——生後6か月〜年長・名古屋市昭和区広路町
    • 通学——地下鉄「いりなか」駅 徒歩約5分/「八事」駅 徒歩約10分
    • 学費と費用——公式サイトでは金額を公開しておらず、資料請求・問い合わせが必要です(2026年7月時点)。第三者情報では月額6万円台後半〜という水準が見られますが、コース・保育時間で変わるため、必ず園に直接ご確認ください。名古屋市の幼児教育・保育の無償化の対象施設かどうかも、あわせて聞いておきたいポイントです
    • こんな家庭に——幼児期にまず英語環境を、と考える名古屋市南東部のご家庭

    8. サニーサイド インターナショナルスクール(岐阜)の学費と特徴|名古屋から電車で約20分+

    学校法人渡辺学園が運営する、岐阜市岩井の学校です。一条校として日本で第1号のIB PYP認定校(2016年認定)で、幼稚園部と小学部を擁します。探究型の学びと日本文化・情緒教育を組み合わせた設計が特徴。名古屋市内ではありませんが、名古屋駅から岐阜駅まで電車で約20分、そこからさらに移動という距離感で、名古屋北西部(西区・北区・中村区方面)からは通学圏です。価格帯も手の届きやすい部類で、中部で数少ないPYP一条校として知っておく価値があります。

    • カリキュラム——国際バカロレアPYP(一条校)
    • 対象年齢/所在——3〜12歳(幼稚園部・小学部)・岐阜県岐阜市岩井
    • 通学——名古屋駅からJR/名鉄で岐阜駅まで約20分+現地移動。北西部からは現実的
    • 学費と費用(公式・募集要項)——幼稚園部は授業料 月34,300円(無償化補助適用後)+設備充実費 月1万円=年約53万円、入学金5万円・申込金5千円。小学部は授業料 月55,000円+設備充実費 月1万円=年約78万円に教育環境費3万円・行事費1万円などが加わり年約82万円、入学金は内部進学5万円/外部生10万円。バス代は往復 月5,500円
    • こんな家庭に——費用を抑えつつ、日本の学籍でPYPを受けさせたい名古屋北西部のご家庭

    名古屋国際学園(NIS)とは|設立年・IB認定・2026-27年度の学費・出願条件を公式情報だけで整理

    名古屋のインターナショナルスクールを調べていると、必ず名前が挙がるのが名古屋国際学園(Nagoya International School/NIS)です。ただ、検索して出てくる情報には古い年度の学費や、リニューアル前の旧ページの記述が混ざりがちです。ここではNIS公式サイトで2026年9月時点に確認できた内容だけを、確認できなかった項目は「公式サイトに掲載なし」と明記したうえでまとめます。

    設立年と認定|1964年開校、2026-27年度で63年目のIBフルカリキュラム校

    NISの開校は1964年。公式ニュースは2026-27年度を「NISの63年目の学年」と記しています。認定は公式の「Accreditations」ページにIB(PYP・MYP・DPの3プログラムすべて)、CIS(Council of International Schools)、WASC(Western Association for Schools & Colleges)の3つが明記されています。CISとWASCの認定は一度取れば終わりではなく、学校の自己評価と外部評価チームの訪問を組み合わせた合同の更新サイクルで維持される仕組みだと公式が説明しています。見学のときに「次の認定更新はいつですか」と聞くのは失礼ではなく、この仕組みを踏まえた当然の確認です。

    進学の実績も公式の「School Profile」ページで公開されています。2026年の卒業生は32名、IBディプロマ受験者25名のうち22名がディプロマを取得。NISの平均点は33点(世界平均30.88点)、最高点は43点——ディプロマを一部の生徒に絞らず、挑戦する意思のある生徒全員に開いたうえでの数字、という位置づけで公表されています(2026年9月時点)。

    名古屋国際学園の学費(2026-27年度・公式)|授業料のほかに登録料100万円が一度だけかかる

    公式「Tuition & Fees」ページに掲載されている2026-27年度の授業料です。名古屋国際学園の学費を見るときは、授業料よりも「合格時に1回だけかかる登録料100万円」と「毎年のキャンパス開発費25万円」が初年度の総額を大きく動かす点を先に押さえてください。

    段階(公式表記) 年間授業料
    Early Learning Center(プリスクール〜キンダー) 219万円
    Elementary School(Grades 1〜5) 270万円
    Middle School(Grades 6〜10) 312万円
    High School(Grades 9〜12) 318万円

    学年区分は公式サイトの表記のままです。G9・G10は中等部と高等部の両方の区分に現れるため、該当学年のお子さんはどちらの授業料になるかを学校に確認してください。授業料以外の費用も公式に金額が出ています。

    • 出願料——5万円。全学年の出願者に発生し、ポータルでのクレジットカード決済。返金はされません
    • 登録料——100万円。合格後に在籍を確定するための一度きりの費用
    • キャンパス開発費——25万円/年。校舎・敷地・設備の維持と整備に充てられる年額費用
    • スクールバス——近隣ピックアップ(公式表記 Buses #1〜#5)50万円/年、高蔵寺シャトルバス19.5万円/年。登録した生徒に年額で請求されます
    • 1対1の支援が必要な場合——275万円/年。大人1名の追加支援を要する生徒に年額で発生します
    • 任意の遠征・研修——EAISAC/WJAAの大会等は1回あたり海外8万円/国内(全国)4万円/国内(近隣)8千円/名古屋市内は無料。中高の海外研修(NIS Habitat、模擬国連など)は10万〜20万円
    • IBDPのオンライン科目——G11・G12で任意選択する場合、1科目5万〜6万円

    支払いのスケジュールも公式に書かれています。在校生は翌年度の席を確保するために1月30日までに10万円のデポジット(返金不可)を入れ、残りの学費・費用は6月30日まで。請求書は4月に届きます。年度途中の入学は、登録が確定した時点での請求です。※金額はいずれも2026年9月時点の公表値です。実際の請求額・支払い方法は必ず学校にご確認ください。

    出願の流れと締切|通年受付で、出願締切という日付は公表されていない

    NISの出願は年間を通じて受け付けられ、空きがあれば学年の途中でも入学できる運用です。したがって「◯月◯日が出願締切」という日付は公式サイトに掲載がありません。空き状況次第なので、志望が固まった時点で早めに動くことが実質的な締切になります。公式が示す流れは次の6ステップです。

    1. 入学ポリシーを読む——「Admissions Policies & Criteria」で、どんな生徒を受け入れ、何を基準に判断するのかを先に確認する
    2. 出願する——NISのAdmissions Portalで家族アカウントを作成。願書はELC(プリスクール・キンダー)用とG1〜12用の2種類に分かれています
    3. 書類を提出する——直近2年分の成績表・成績証明、教員の推薦状(秘密扱いの専用様式)、パスポートまたは在留に関する書類、本人と保護者の写真、家族写真、短い自己紹介動画。追加書類を求められる場合もあります
    4. 出願料を払う——5万円。入金が確認されるまで審査は始まりません
    5. 審査とアセスメント——年齢・学歴・前籍校に応じて、本人と保護者の面接、ELC志望者は授業観察、英語力のアセスメント、必要に応じたプレースメント/入学テストが行われます
    6. 合否の通知——合格の場合は登録・オリエンテーションなど、初日までの案内が届きます

    もうひとつ、時期の話で見落とされやすい条件があります。最終学年(シニア)での転入については、NISで丸1年を過ごすことが方針として求められると公式に記されています。高校最終学年での駆け込み転入は想定されていない、と読んでおくのが安全です。

    日本人の子どもは入学できるのか|英語力の基準値は非公表。制度面の確認は別に必要

    公式の「Who We Serve」には、多様な国籍・言語・文化・背景の家庭を歓迎すると書かれており、国籍による入学制限の記載はありません。一方で判断基準として、「出願者本人だけでなく、学業・社会情緒・言語の面で学校が支えきれるかどうかも含めて個別に審査する」と明記されています。入学ポリシーの項目にも「English Language Proficiency(英語力)」が独立して置かれており、審査段階では英語力のアセスメントが行われます。

    ただし、「英語圏の学校に何年」「英検・TOEFLで何点」といった具体的な基準値は、2026年9月時点の公式サイトには掲載がありません。旧サイトの数値を今も引用しているまとめ記事がありますが、現行の公式サイトでは裏が取れないため、この記事では基準値を書きません。お子さんの学年と英語歴を伝えて入試広報に直接問い合わせるのが、唯一確実な方法です。

    そして日本国籍のご家庭には、入学の可否とは別に、先に知っておくべき制度上の論点があります。NISは愛知県が公表する私立の「各種学校」名簿(令和7年4月1日現在)に、守山区中志段味南原2686・052-736-2025として掲載されており、学校教育法第1条に定める学校(いわゆる一条校)ではありません。文部科学省は「保護者が日本国籍を有する子を一条校として認められていないインターナショナルスクールに就学させたとしても、法律で規定された就学義務を履行したことにはなりません」と明示しています(文部科学省「学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」)。小中学生の年齢で入学を検討するなら、お住まいの市区町村の教育委員会に事前に相談し、地元の小中学校の学籍をどう扱うかを確認しておくこと。これは名古屋に限らず、一条校ではないインター全般に共通する手順です。

    守山区・中志段味という立地|最寄りは「駅」ではなく「バス停」になる

    NISの所在地は名古屋市守山区中志段味南原2686(〒463-0002)、電話は052-736-2025です(公式サイト記載)。守山区の東部、志段味エリアにあり、地下鉄の駅からは離れています。そのため守山区のインターナショナルスクールを検討するときに実際に確認すべきなのは、最寄駅ではなく「自宅から乗れるバス停があるか」です。

    • 路線の規模——公式のバスサービス案内では、名古屋エリアをカバーする8ルート・33停留所を運行と記載されています(2026年9月時点。費用表の区分は「Buses #1〜#5」と高蔵寺シャトルの2本立てです)
    • ルートは公開されていない——生徒の安全のため、停留所とルートの一覧は公表しないと公式に明記されています。示されているのは「市の中部・南部と、昭和区・千種区・名東区、長久手・日進などの主要エリアを通る」という範囲だけ。自宅の近くを通るかどうかは、入試広報に直接確認するしかありません
    • 放課後の帰り道——スポーツ・アート・クラブなど放課後の活動に参加する生徒向けに、地下鉄東山線「一社」駅行きのレイトバスが用意されています。中高生が放課後まで学校生活を使い切れるかどうかは、ここで決まります

    守山区・春日井市・尾張旭市・長久手市のあたりから探しているご家庭は、「区名で学校を探す」より「バス停で通える学校を探す」ほうが早い——これが名古屋の実情です。守山区内に他の選択肢はほとんどないので、隣接エリアまで視野を広げ、バスと電車の両方で往復の通学シミュレーションをしてみてください。毎朝のことなので、ここが続くかどうかが学校選びの分かれ目になります。

    ※このセクションの数値・条件は、2026年9月時点でNIS公式サイト、愛知県が公表する各種学校名簿(令和7年4月1日現在)、文部科学省の公表資料により確認したものです。学費・費用・出願条件は年度によって変わります。実際の請求額と最新の要件は、必ず学校に直接ご確認ください。

    名古屋市のインターナショナルスクールはどの区にある?エリア・沿線別の通学時間の現実

    名古屋市のインターナショナルスクールは守山区・西区・昭和区・名東区・熱田区・中川区・天白区に分かれ、市内東部〜北部に偏っており、多くが通学バスを運行しています。毎日のことなので、学費と同じくらい「無理なく通えるか」を最初に確認してください。沿線で整理すると次のようになります。

    • 守山区・北東部(NIS)——最も広い敷地を持つ一方、地下鉄駅からは離れています。JR中央本線「高蔵寺」駅からのシャトルバスと、千種区・名東区を中心に市内を巡回するスクールバス5路線が生命線。バス停の位置が実質的な最寄駅になるため、候補にする段階で自宅から乗れる停留所があるか必ず確認しましょう。
    • 地下鉄東山線沿線・名東区/千種区(愛知インター)——「星ヶ丘」エリアは名古屋のインター需要が最も濃い地域で、プリスクールも覚王山・本山・星ヶ丘周辺に集中しています。長久手・藤が丘方面からリニモ・東山線でつなげば通学圏です。
    • 地下鉄鶴舞線・桜通線沿線・昭和区(名古屋国際中高/キンダーキッズ)——「御器所」徒歩約7分、「いりなか」徒歩約5分と、名古屋で最も駅から近いグループ。中高生が自力で通えるのは大きな利点です。
    • 名古屋駅・西区(江西)/熱田・中川・天白(UPBEAT)——名駅から約10分の江西と、市内3校舎のUPBEAT。職住近接で送迎を最小化したい共働き家庭に向く層です。都心部は園庭など屋外環境が限られる場合があるので、見学で日々の過ごし方を確認してください。
    • 東部郊外(日進市・国際高等学校)/近郊(岐阜市・サニーサイド)——日進の国際高等学校は全寮制なので通学時間の議論自体が不要。サニーサイドは名古屋から電車約20分+で、北西部からは十分通学圏です。市外まで視野を広げると、費用を抑えつつIB認定校を選べる余地が出ます

    通学時間は、そのまま「何年続けられるか」に直結します。とくに小さなお子さんは片道1時間を超えると負担が大きく、送迎する保護者の生活にも響きます。NISのように3年生以下はバス停まで保護者のお迎えが必要という運用の学校もあり、共働き家庭では現実的な制約になります。「一番良い学校」より「毎朝、無理なく通える学校」が、結果的に長く続く——これは名古屋に限らず学校選びの鉄則です。バスの運行範囲・時刻・料金は年度で変わるため、候補校には早めに問い合わせておくと安心です。

    プリスクールから小学部へ|名古屋で「その先」をどうつなぐか

    名古屋の学校選びで最も見落とされるのが、幼児部を卒園したあとの接続です。愛知インターは小学部まで、キンダーキッズは年長まで、UPBEATは小学部まで——多くの学校がどこかで終わります。現実的な接続パターンは3つです。

    • パターンA:インターの小学部へ内部進学・転校する——NIS・江西・愛知インター・UPBEAT小学部・サニーサイドが受け皿。ただし年間費用が一気に上がり、幼児部から小学部で年100万円以上増えるケースが普通です。進学時に英語力の確認がある学校もあります。
    • パターンB:日本の小学校+英語を並行する(ダブルスクール)——公立/私立小に通いながら、放課後や週末に英語環境を維持する方法。費用は抑えられますが、英語力の維持設計を家庭が担う必要があります。詳しくはダブルスクールという選び方で整理しています。
    • パターンC:オンラインの国際校で英語の学びを続ける——通学圏に接続先がない場合の現実解。名古屋の「中学以降の空白」を埋める手として、近年選ばれ始めています。

    もう一つ、名古屋で頭に入れておきたい事実があります。長久手市にあったインターナショナル・クリスチャン・アカデミー名古屋(ICAN)は、1991年の開校から30年を経て2021年に閉校しました。プリスクールからG12まで擁していた学校が無くなるということは、「10年後もこの学校がある前提」で計画するのはリスクがあるということでもあります。今も他サイトの一覧に残っていることがあるので、候補に入れる前に運営状況を確認してください。

    名古屋のインターナショナルスクールの入学条件・出願スケジュールと編入

    名古屋のインターナショナルスクールは多くが8〜9月始まりの学年暦で、この学期の切り替わりが最も入りやすいタイミングです(一条校の名古屋国際中高・サニーサイドは日本式の4月始まり、国際高等学校は9月入学)。NISのように出願を通年受け付け、空き状況に応じて四半期ごとに入学できる運用の学校もあります。準備の目安は次のとおりです。

    • 1年前〜半年前——候補校の説明会・見学に参加。名古屋は該当校が少ないため、気になった時点でウェイティングリストの状況を確認しておくと安心です。愛知インターのように翌々年度の体験入学を先行受付する学校もあります。
    • 出願で必要になりやすいもの——出願料(NIS 5万円/江西 3万円など)、これまでの成績・レポート、前籍校の推薦状や英文書類、面接、英語力の確認(簡易テスト)。学年が上がるほど求められる英語力は高くなる傾向です。
    • 英語サポートの費用も先に確認——英語が母語でない子ども向けの支援(EAL/ESL)が別料金の学校があります。江西では年30万円のEALサポート費が設定されており、想定外の出費になりがちなポイントです。
    • 編入(海外・国内からの転入)——駐在帰任のタイミングに合わせた編入相談に応じる学校もあります。前籍校の成績証明や英文書類の準備を早めに。

    名古屋で気をつけたいのは、「入れる学校」と「その先も英語で続けられる学校」が一致しないことがある点です。幼児部・小学部で入りやすくても、中学以降の接続先が市内にほとんどない——この現実を踏まえ、入学時点で「卒業まで/次の進路まで」の見取り図を持っておきましょう。定員・出願条件・必要書類は年度と学校で異なるため、必ず各校に直接ご確認ください。

    評判・口コミはどこまで信じていい?名古屋の学校見学で聞くべき7つの質問

    名古屋はインターナショナルスクールの数が少ないぶん、ネット上の口コミも母数が小さく、数件の投稿で印象が決まってしまいがちです。口コミは「事実」ではなく「その家庭にとっての体験」——年度が違えば教員も方針も変わります。信頼できるのは、自分の目で見て、直接聞いた答えです。見学時にはこの7つを聞いてください。

    • 1. 教員の在籍年数と入れ替わり——「昨年度、何名の先生が入れ替わりましたか」。教員市場が小さい地域では、ここが学校の安定度をよく表します。
    • 2. 卒業生・卒園生の進路実績(直近3年)——とくに小学部・幼児部までの学校では、実際にどこへ進んだかが接続の現実を教えてくれます。
    • 3. 1クラスの人数と国籍構成——日本人比率が高い場合、休み時間の言語が日本語になることもあります。数字と実際の様子を両方確認しましょう。
    • 4. 英語サポート(EAL/ESL)の有無・費用・期間——別料金か、何年生まで受けられるか。
    • 5. 日本語と国語の扱い——週何時間か、日本の学習指導要領に沿うのか。帰国後や進路変更時に効いてきます。
    • 6. 学費以外に年間でいくらかかるか——バス代、教材費、遠足・研修旅行、制服、寄付。「昨年度、実際に支払った総額の目安」を聞くのが最短です。
    • 7. 認定の更新状況と学校の継続性——IBやWASCの認定はいつまでか、生徒数は増えているか。ICANの閉校を思えば、これは失礼な質問ではなく当然の確認です。

    そして最後に、在校生の顔を見てください。廊下ですれ違う子どもたちが、その学校がどんな場所かを一番正直に教えてくれます。

    大手一貫インター・中堅プリ中心校・オンライン国際校の3タイプを、費用の手頃さや通学の負担など5つの観点で比較した表
    3タイプの比較。どれが優れているかではなく、わが家が何を優先するかで答えが変わります。

    3タイプで比べる|名古屋でわが家に合う形はどれか

    8校を見てわかるのは、名古屋では「何歳まで英語で学べるか」で選択肢が急に細くなるという現実です。ここで名古屋のインター選びを「大手一貫校」「中堅・プリ中心校」「オンライン国際校」の3タイプに分け、観点別にくらべてみましょう。

    対面の校庭や施設・日常的な英語漬け環境は通学型の強み、費用と通学負担の軽さ・住む場所を選ばないことはオンライン型の強みです。名古屋で特に効いてくるのは、「小学校のあと、英語で通える中高が近くにあるか」という視点。せっかく幼児期に英語環境で育てても、接続先が名古屋では限られます。学費は小中高と続けば10年以上の投資。通学時間・家計・お子さんの性格を合わせて、続けられる形を選んでください。オンラインで世界とつながる学びのかたちはオンラインでの学びのしくみを見る →でご覧いただけます。

    名古屋の自宅リビングで、ノートパソコンを前にオンライン授業に参加する子どもと寄り添う保護者
    通学圏に縛られない学び方も、いまは現実的な選択肢になっています。

    名古屋だけで判断せず、他都市の相場と見比べたい方へ:インターナショナルスクールの学費データベース(都市別の相場・内訳と無償化の現実)で、国内・アジア主要都市16校の年間授業料を出典付きで一覧にしています。あわせて、インターナショナルスクールの学費はなぜ高いのか(相場の内訳と、対面の約1/5に下げる方法)で、費用の構造そのものを分解しています。

    学費や通学が壁なら——名古屋にいながら選べる「オンライン」という道

    ここまで読んで、「NISは魅力的だけれど初年度400万円は続けられない」「小学校の英語環境はあっても、その先、名古屋で英語で通える中高が見当たらない」と感じた方もいるかもしれません。名古屋・中部でこそ、この壁は現実的です。通学型だけが答えではありません。私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月に開校するオンライン・インターナショナルスクールです。運営は株式会社NIJIN。国内のオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には、すでに1000名以上が学んでいます。

    NGAが目指すのは、テストの点数で子どもを並べない脱偏差値の学びと、対面インターのおよそ5分の1という手の届きやすい学費。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳で、名古屋市内でも、通学圏に英語の学校がない郊外でも住む場所を選びません。日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れていける設計なので、英語がはじめてでも大丈夫です。日本語の維持に不安があるご家庭には、姉妹サービス〈ともだちじゃぱん〉(NIJIN運営・子ども日本語オンライン)もおすすめです。正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で実績はこれから。校庭や理科室のような対面の環境と同じ体験ができるわけでもありません。それでも、接続先が乏しいという名古屋の課題には比べる価値のある選択肢だと考えています。

    名古屋だけで判断がつかないときは、インターナショナルスクール 学費の全国データベースで、他地域との相場感もあわせて確かめてみてください。

    名古屋のインターは高校段階なら国の就学支援金が使える場合があります

    ここまで学費と無償化を見てきましたが、高校の年齢になると、名古屋では選択肢の見え方が変わります。小中学校の段階では公的支援がほとんど届かない一方、高校段階には国の制度で対象になっている学校が実在するからです。ここは誤解が多いところなので、出典にあたって整理します。

    文部科学省の指定一覧に、名古屋の学校が載っています

    高校段階になると、状況が変わります。高等学校等就学支援金は、高等学校や専修学校高等課程だけでなく、各種学校のうち高等学校の課程に相当すると文部科学大臣が指定した外国人学校等も対象としています。指定の考え方は2通りで、大使館を通じて日本の高等学校の課程に相当することが確認できるもの(民族系の学校など)と、国際的に実績のある学校評価団体の認証を受けていることが確認できるもの(インターナショナルスクール)です。

    そして文部科学省が公表する指定校一覧(2026年3月1日現在)には、愛知県の学校として名古屋国際学校(ハイスクール科の第2学年から第4学年までの課程に限る)と江西インターナショナルスクール(第10学年から第12学年)が掲載されています。つまり名古屋のインターでも、高校相当の学年であれば就学支援金の申請対象になり得るということです。ただし支給には世帯の所得等の要件があり、指定の範囲も学年単位で限定されていますので、実際に受け取れるかどうかは個別に確認が必要です

    一方、愛知県私立高等学校等授業料軽減補助金は、県の案内によれば対象が私立高等学校(全日制・通信制)と私立専修学校高等課程とされており、各種学校であるインターナショナルスクールは対象外となる場合があります。名古屋市の私立高等学校授業料補助も、愛知県内に設置されている私立高等学校に在籍していることが条件です。国の就学支援金と、県・市の上乗せ補助では対象校の範囲が違う——この点は混同しやすいので、切り分けて確認してください。

    最後に、いちばん大事なことをお伝えします。制度の適用は、お子さんの年齢・国籍・世帯の状況と、その学校の法的な位置づけの組み合わせで決まります。同じ名古屋市内でも、園や学校が変われば結論が変わります。ですから、気になる学校が見つかったらお住まいの区役所(幼児期は区役所民生子ども課、学齢期は区役所または名古屋市教育委員会)と、その学校の事務局の両方に、同じ質問をぶつけてみてください。役所は制度の側から、学校は自分たちの位置づけの側から答えてくれます。両方の答えが揃ってはじめて、あなたのご家庭にとっての本当の負担額が見えてきます。手間はかかりますが、この確認をした親御さんは、後から慌てずに済んでいます。

    ※学費・制度は2026年9月時点の公開情報です。最新は各校・自治体の公式案内でご確認ください。

    名古屋のインターナショナルスクールに関するよくある質問

    名古屋のインターナショナルスクールには何歳から入れますか?

    UPBEATは生後57日から、キンダーキッズは生後6か月から、江西は1歳から、NIS・愛知インターは3歳から受け入れています。名古屋はとくにプリスクール〜小学校段階の選択肢が中心で、小学部からの入学・編入も可能ですが、学年が上がるほど英語力の要件が高くなる傾向があります。定員や入学条件は年度によって変わるため、必ず各校に直接ご確認ください。

    名古屋市内にインターナショナルスクールは何校ありますか?

    名古屋市内で全日制のインターナショナルスクールとして通えるのは、名古屋国際学園(守山区)・江西インターナショナルスクール(西区)・愛知インターナショナルスクール(名東区)・UPBEAT International School(熱田区/中川区/天白区)・キンダーキッズ名古屋校(昭和区)、そして一条校でIBを学べる名古屋国際中学校・高等学校(昭和区)です。近郊の日進市(国際高等学校)と岐阜市(サニーサイド)まで広げると計8校になります。プリスクール・英語幼児園まで含めれば名古屋市内にはさらに多くの選択肢があります。

    名古屋のインターナショナルスクールの小学部の学費はいくらですか?

    2026年7月時点の公式情報では、名古屋国際学園の小学部が授業料270万円(初年度総額 約400万円)、江西の初等部が205万円(同 約286万円)、愛知インターナショナルスクールの初等部が授業料133.1万円+施設利用料・諸経費(同 約213万円)、近郊のサニーサイド小学部が年約82万円(同 約92万円)です。UPBEAT小学部は非公開のため要問い合わせ。名古屋市内で小学校から通えるインターは4校、岐阜市まで広げて5校です。

    名古屋で高校まで英語で通える学校はありますか?

    幼児〜高校まで全授業を英語で一貫して学べるフルカリキュラム校は、名古屋国際学園(NIS)が実質的にほぼ唯一です。江西(Enishi)も高校(G12)までの接続を目指せます。ほかに高校段階では、名古屋国際高等学校のIBDPクラス(昭和区・一条校)と、日進市の国際高等学校(全寮制IB)という道があります。選択肢は東京・大阪に比べて限られるため、小学校段階から「その先の接続」まで見据えて計画しておくことが大切です。

    名古屋のインターナショナルスクールの学費は、東京や大阪より安いですか?

    フル一貫のNISは年間約219万〜318万円で、東京・大阪の同等校と大きくは変わりません。一方、名古屋は幼児〜小学校中心の学校や近郊の一条校(サニーサイド等)を含めると、年間53万〜130万円台の手頃な選択肢もあります。ただし「安い学校ほど対象年齢が幼児〜小学校に限られる」傾向があり、金額と対象段階はセットで見る必要があります。

    インターナショナルスクールの学費に名古屋市の無償化は使えますか?

    使える場合があります。名古屋市では保育の必要性の認定がある3〜5歳児クラスについて、認可外保育施設等の利用料を月額37,000円を上限に無償化しています(0〜2歳児クラスは住民税非課税世帯等で月額42,000円が上限)。ただし対象は国の基準を満たし証明書を取得している施設に限られ、インターやプリスクールでも施設ごとに扱いが違います。名古屋市の無償化対象施設一覧に載っているか、園に直接ご確認ください。

    英語がまったく初めてでも名古屋のインターに入れますか?

    幼児期のプリスクールや英語イマージョン校(キンダーキッズ等)は、はじめての英語でも段階的にサポートする設計が中心なので、ゼロからでも入りやすいです。一方、小学校高学年以降の編入は一定の英語力が前提になることが多く、事前の準備が必要です。江西のようにEAL(英語サポート)を別料金で用意する学校もあるため、費用も含めて見学時に確認しましょう。

    編入・入学のタイミングはいつがよいですか?

    多くのインターは8〜9月始まりで、学期の切り替わりが編入しやすいタイミングです(一条校の名古屋国際中高・サニーサイドは日本式の4月始まり)。NISのように出願を通年受け付け、空き状況に応じて四半期ごとに入学できる学校もあります。名古屋は該当校が少ない分、希望校が決まったら早めにウェイティングリストの状況を問い合わせるのがおすすめです。

    名古屋のインターナショナルスクールの口コミ・評判はどう調べればいいですか?

    名古屋は学校数が少なく口コミの母数も小さいため、数件の投稿で判断するのは危険です。教員の入れ替わり、直近3年の進路実績、1クラスの人数と国籍構成、学費以外の年間費用、認定の更新状況——この5点を学校見学で直接聞くほうが、はるかに確度の高い情報が得られます。

    名古屋のインターナショナルスクールに偏差値はあるのか——制度から説明します

    学校選びを調べていくと、多くの方が一度は「名古屋 インターナショナルスクール 偏差値」と検索します。公立高校や私立高校を比べるときにいちばん見慣れた数字だからです。ところが検索しても、名古屋国際学園(NIS)や江西インターナショナルスクール、愛知インターナショナルスクールの偏差値は出てきません。まず結論から書きます。名古屋のインターナショナルスクールに偏差値は存在しません。学校がレベルを隠しているのではなく、偏差値という数字が生まれる仕組みの外側にあるからです。

    ただし、名前がよく似た名古屋国際中学校・高等学校は日本の私立中高(一条校)で、こちらは日本の入試の枠のなかにあります。この2つは別の学校です。混同したまま調べ続けると答えにたどり着けないので、次の見出しで見分け方を整理します。

    偏差値は「同じ模試を受けた母集団」からしか生まれない

    偏差値は学校に貼られたラベルではなく、受験生の集団の中での自分の位置を示す相対値です。成立するには3つの条件が要ります。

    • 共通の試験があること——同じ問題を、同じ条件で、大勢が解いている。
    • 十分な母集団があること——得点分布が安定するだけの人数が受けている。
    • 志望校ごとの合否データが積み上がっていること——「この得点帯の何割が受かったか」を模試会社が追跡できている。

    愛知県の公立高校入試や私立高校入試は、この3つが毎年そろいます。だから「◯◯高校は偏差値△△」という言い方が成り立ちます。

    名古屋のインターの選考は、そもそも試験の形が違う

    一方、名古屋のインターナショナルスクールの入学選考は、学校ごとに設計が異なりますが、共通しておおむね次のような要素で組み立てられています。

    • お子さんの英語力の確認(面談・簡単な課題・在籍校での学習状況など)
    • お子さん本人との面接、および保護者面談
    • 在籍校の成績・通知表・推薦状などの書類
    • 学校の教育方針とご家庭の考えの相性
    • その学年に空きがあるかどうか(ウェイティングリストの状況)

    点数を一列に並べて上から合格にする方式ではないため、そもそも得点分布ができません。母集団に乗らない以上、偏差値は計算のしようがないのです。第三者のまとめサイトや塾サイトにインターの偏差値らしき数字が載っていることがありますが、それは学校が公表した値ではなく推定値です。当記事でも数値は書きません。書けないからです。

    比べる観点 高校入試(偏差値が出る世界) 名古屋のインターの選考
    全員が受ける共通の試験 ある(学力検査・模試) ない(学校ごとの個別選考)
    主に評価されるもの 教科の得点と調査書 英語力・面接・書類・方針との相性
    合否の決まり方 定員に対して得点順 学年ごとの受け入れ枠と空き状況
    外から見える数字 倍率・志願者数・模試の偏差値 認定・在籍数・進路先など(倍率は非公表が多い)
    入学の時期 年1回(4月入学) 8〜9月始まりが中心。通年受付の学校もある

    誤解されやすいのですが、偏差値が無いことは「入りやすい」でも「学力を測らない」でもありません。たとえば国際バカロレアのディプロマ(DP)は、文部科学省の説明によれば45点満点中で原則24点以上の取得が資格取得の条件とされ、世界共通の基準で外部評価を受けます(文部科学省 IB教育推進コンソーシアム・2026年9月時点)。物差しが「日本の受験集団の中での位置」ではなく「世界共通の到達基準」に変わる、ということです。

    偏差値の代わりに、名古屋で見るべき5つの物差し

    偏差値が使えない代わりに、インターには偏差値よりも確かめやすい指標があります。学校見学や資料請求のときに、この5つを順番に確認してください。

    見る物差し これでわかること どこで確認するか
    1. 第三者による認定(IB/WASC/CIS など) 教育の質が外部の審査を通っているか。認定は数年ごとの更新審査を伴います 各校公式の認定ページ。例としてNISはIBのPYP・MYP・DPすべてと、CIS・WASCの認定を公式に掲示しています(NIS公式 Accreditation・2026年9月時点)
    2. 卒業生の進路先 出口の実像。名古屋は学校数が少ないぶん、進路の幅は学校ごとに大きく違います 進学実績ページ、学校説明会での直近3年分の質問
    3. 英語サポート(EAL/ESL)の有無と費用 英語がゼロからでも伸ばせる設計か。追加費用がかかる学校もあります 学費ページの内訳、入学面談での確認
    4. 定員と実在籍数 学年が上がっても学級が成立するか。名古屋は高校段階ほど選択肢が細るため、ここが要になります 学校が公開する在籍者数、説明会での学年別人数の質問
    5. 教員の資格と定着 担任が年度途中で入れ替わらないか。子どもの安心に直結します 有資格教員の割合、平均在籍年数を見学時に質問

    もうひとつ、名古屋では「一条校かどうか」が実務上とても大きい分かれ目になります。文部科学省がIB認定校を公表する一覧でも、学校は一条校と非一条校に分けて掲載されており、愛知県では名古屋国際中学校(MYP)・名古屋国際高等学校(DP)・国際高等学校(DP)が一条校側、Nagoya International Schoolが非一条校側に区分されています(文部科学省 IB教育推進コンソーシアム・令和8年6月30日時点)。偏差値という数字を探すより、この区分と上の5項目を見たほうが、わが家の判断材料としてはずっと役に立ちます。インターと偏差値の関係そのものはインターナショナルスクールに偏差値はある?脱偏差値という選び方でさらに詳しく整理しています。

    名古屋国際学園と名古屋国際中学校・高等学校は別の学校です|偏差値が出るのはどちらか、高校の学費はいくらか

    名古屋の学校選びでいちばん多い取り違えが、この2校です。どちらも「名古屋国際」で始まるだけで、設置する法人も、所在地の区も、卒業資格も別です。「名古屋国際」で検索した結果に両方が混ざるため、片方の情報をもう片方の話だと思い込んだまま検討が進んでしまうことがあります。

    項目 名古屋国際学園(Nagoya International School/NIS) 名古屋国際中学校・高等学校
    区分 非一条校のインターナショナルスクール 一条校(日本の私立中学校・高等学校)
    設置・成り立ち 1964年設立。公式に非営利(not-for-profit)の国際学校と説明されています 学校法人栗本学園が設置
    所在地 名古屋市守山区中志段味南原 名古屋市昭和区広路本町
    対象 幼児部(ELC)から高等部まで一貫 中学校・高等学校
    IB認定 PYP・MYP・DPのフル認定。あわせてCIS・WASCの認定 中学校がMYP、高等学校がDP
    卒業資格 日本の中学・高校の卒業資格そのものは出ない。IB・WASC・CISの認定を土台に海外大学等への進学を想定 日本の中学校・高等学校の卒業資格が得られる
    偏差値 存在しない(前節のとおり) 日本の入試の枠内にあるため模試各社が推定値を出すことはある。ただし学校の公表値ではないため当記事では扱いません
    学年暦 8〜9月始まり 日本式の4月始まり
    公式サイト nis.ac.jp nihs.ed.jp

    一条校か非一条校かの区分は上でご紹介した文部科学省のIB認定校一覧で、設置法人と所在地は文部科学省が運営するユネスコスクールの掲載情報で確認できます(ユネスコスクール 学校法人栗本学園 名古屋国際中学校・高等学校・2026年9月時点)。NISの設立年と認定はNIS公式の記載によります。

    「名古屋国際高校の学費は高い?」——公式の内訳で分解する

    検索では「名古屋国際高校 学費 高い」という調べ方もよくされています。高いか安いかは他校と何を比べるかで変わるので、ここでは評価をせず、公式が公表している内訳をそのまま分解します。下表は名古屋国際高等学校の高等学校課程・2027(令和9)年度 第1学年の費用(予定)で、前期と後期の合計を年額に直したものです。

    費目 普通科アドバンストクラス・国際教養科 普通科 国際バカロレアクラス
    入学金(入学時のみ) 220,000円 220,000円
    授業料(前期+後期) 574,800円 574,800円
    IB教育費(入学時のみ) 275,000円
    空調費(前期+後期) 7,500円 7,500円
    生徒会入会費・生徒会費 7,000円 7,000円
    保護者会(MAPLE)会費 9,600円 9,600円
    初年度合計 818,900円 1,093,900円

    ここから読み取れることは3つです。ひとつめは、授業料そのものはどちらのコースも同額だということ。ふたつめは、2つのコースの差額275,000円の正体はIB教育費で、しかも入学時に一度だけかかる費目だということです。「高い」と感じる部分は学費全体が高いのではなく、国際バカロレアを実施するための費用が初年度に集中している、という構造になっています。みっつめは、公式に授業料スライド制が明記されており、2年次以降に授業料のみ改定される場合があること。その際の上昇幅は対前年で3%以内と公表されています(名古屋国際中学校・高等学校 公式 学費・諸経費 高等学校課程/中高一貫課程はこちら。いずれも2026年9月時点の公表内容)。

    この記事の学費の節で見たとおり、名古屋のインターナショナルスクールは小学部からでも初年度に数百万円かかる学校があります。それに対して一条校である名古屋国際高等学校は、IBクラスでも初年度が約109万円です。同じ「国際教育」でも、一条校かインターかで金額の桁が変わる——これが名古屋で選択肢を並べたときに最初に効いてくる違いです。なお高校段階では国の就学支援金が使える場合があり、その条件は本記事の後半で改めて整理しています。

    どちらを調べていたのか、見分ける3つの手がかり

    • ドメインで見分ける——nis.ac.jp なら名古屋国際学園(インター)、nihs.ed.jp なら名古屋国際中学校・高等学校(一条校)です。
    • 区で見分ける——守山区の話なら名古屋国際学園、昭和区・御器所の話なら名古屋国際中学校・高等学校です。
    • 始まる月で見分ける——8〜9月始まりの学年暦なら名古屋国際学園、4月始まりで日本式の入試日程なら名古屋国際中学校・高等学校です。

    ※本節の学費・認定・区分は、2026年9月時点の各校公式サイトおよび文部科学省の公表情報にもとづいています。金額や制度は改定されることがあるため、出願前には必ず各校公式でご確認ください。

    「名古屋だから」を、諦める理由にしない。

    名古屋・愛知には、フル一貫のNISから駅近の一条校IBクラス、全寮制のIB高校、手の届きやすいプリスクール、そしてオンラインまで選択肢があります。ただ、東京・大阪ほど層は厚くなく、とくに小学校のあとの接続には工夫が要ります。焦って「一番有名な学校」を選ぶ必要はありません。学費の総額・通学・お子さんの性格、そして「何歳まで続けられるか」を照らし合わせて、わが子がいちばん自分らしく学べる場所を、あわてず選んでください。

    NIJIN GLOBAL ACADEMYは2027年9月開校予定。脱偏差値・手の届く学費・世界とつながる少人数の対話という学びのしくみや、1期生募集の情報を、メールでいち早くお届けします。

    愛知県全体でどこに何校あるかを比べたい方は、愛知県のインターナショナルスクール一覧もあわせてご覧ください。市外の選択肢や県内の学費相場までまとめています。

    ほかの都市のインターナショナルスクールガイド

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