【2026年版】シドニーのインターナショナルスクールおすすめ7選|学費相場と選び方も正直に解説

シドニーのインターナショナルスクールおすすめ7選を紹介する都市別ガイドのキービジュアル

シドニーへの赴任や移住が決まって「シドニー インターナショナルスクール」と検索すると、すぐに気づくはずです——東京や上海のような“外国人向けインター”が、シドニーにはほとんど無い、と。この記事ではその理由から正直に解説し、国際教育の受け皿となっている実在の7校(バイリンガル校・各国系スクール・IB校)を、学費相場と選び方まで含めて整理します。

先に結論を言うと、シドニーでは「インターという名前」ではなく「中身(カリキュラム・言語・費用)」で選ぶのがコツです。学費は年間約40万円台から450万円超まで、10倍近い幅があります。

朝のシドニー湾沿いを、通学バッグを背負った子どもと母親が手をつないで歩く様子。背景にオペラハウスとハーバーブリッジ
英語の街シドニーでは、「インター選び」の意味がアジアとは少し違います。
目次

シドニーのインターナショナルスクール事情と学費相場

シドニーが東京やシンガポールと決定的に違うのは、公用語が英語であること。現地校に通えばそのまま英語環境になるため、「英語で学ぶための学校」という意味でのインターは需要が小さく、ごく少数です。代わりに国際教育の受け皿となっているのが次の3タイプです。

  • 各国系スクール——ドイツ・フランス・日本など母国の課程と言語で学べる学校。母語の維持と現地適応を両立できます。
  • バイリンガル私立校——言語イマージョン教育を軸にした学校(IGSなど)。
  • IB採用の私立校——探究型の国際バカロレアを提供する地元私立校。海外大学への進路につながります。

学費相場は、今回の7校で年間約4,500〜47,100豪ドル(1豪ドル=約95円換算で約43万〜450万円)。授業料のほかに出願料・入学金・教材や遠足の実費もかかります。費用の構造はインターナショナルスクールの学費の内訳もご参考に。※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトでご確認ください。

シドニーの学校選びの3つの前提(外国人学校は少数派・学費の幅が広い・学年は1月末スタート)を示した図解
シドニーの学校選びは、この3つの前提を押さえると迷いません。

シドニーのインターナショナルスクールおすすめ7選

ここからは実在の7校を見ていきます。「どこが一番か」ではなく、言語・費用・住むエリアで最適解が変わる前提で、特徴を正直にまとめました。

1. International Grammar School Sydney(IGS)

都心アルティモのInternational Grammar School Sydneyは、校名に「インターナショナル」を掲げる希少な私立一貫校。日本語を含む6言語から選ぶイマージョン教育が看板の、宗教色のない共学校です。

  • カリキュラム——NSW州課程+HSC(言語イマージョン併用)
  • 対象年齢——3〜18歳(Preschool〜Year 12)
  • 学費目安——年間約25,510〜35,906豪ドル(約240万〜340万円・2026年時点の公式情報・最新は要確認)
  • こんな家庭に——都心通学で、英語+日本語など2言語を本気で育てたいご家庭

2. German International School Sydney

北部テリーヒルズのGerman International School Sydneyは、独英バイリンガルの各国系スクール。ドイツの国際卒業資格につながる課程を持ち、ドイツ語圏出身でなくても入学できます。

  • カリキュラム——ドイツ式+バイリンガル課程(ドイツ国際アビトゥア等)
  • 対象年齢——3〜18歳(Preschool〜Year 12)
  • 学費目安——年間約15,362〜32,653豪ドル(約145万〜310万円・2026年時点の公開情報・最新は要確認)
  • こんな家庭に——欧州とのつながりや第2外国語を重視するご家庭

3. Lycée Condorcet — The International French School of Sydney

東部マルーブラのLycée Condorcetは、フランス政府認定の国際フレンチスクール。仏バカロレアを目指せる英仏バイリンガル環境で、国際系としては学費が手頃な部類です。

  • カリキュラム——フランス式(仏バカロレア)+英仏バイリンガル
  • 対象年齢——3〜18歳(Maternelle〜Terminale)
  • 学費目安——年間約10,000〜20,000豪ドル(約95万〜190万円・2025-26年時点の公開情報・最新は要確認)
  • こんな家庭に——費用を抑えつつ本格的な多言語教育を受けさせたいご家庭

4. Sydney Japanese International School(シドニー日本人国際学校)

テリーヒルズのシドニー日本人国際学校(SJIS)は、文科省課程の「日本人学級」(小1〜中3)とNSW課程の「国際学級」(Kindy〜Year 6)が同居する世界でも珍しい学校。日豪の子どもが日常的に交流し、帰国後の接続も安心です。

  • カリキュラム——日本の学習指導要領/NSW州課程(学級による)
  • 対象年齢——5〜15歳(学級により異なる)
  • 学費目安——年間約13,680豪ドル(約130万円・2025年時点の公式情報・最新は要確認)
  • こんな家庭に——数年で帰国予定の駐在家庭、日本語の学力を守りたいご家庭

5. Redlands(SCECGS Redlands)

ノースショア・クレモーンのRedlandsは、最終学年でHSCとIBディプロマを選択できる、シドニーを代表するIB校のひとつ。長期滞在型の体験学習など課外プログラムも豊富です。

  • カリキュラム——NSW州課程+IB DP選択制(IB選択料 年約2,950豪ドル)
  • 対象年齢——3〜18歳(Preschool〜Year 12)
  • 学費目安——年間約28,800〜47,100豪ドル(約270万〜450万円・2026年時点の公式情報・最新は要確認)
  • こんな家庭に——予算に余裕があり、施設・課外活動・IB進学のすべてを求めるご家庭

6. St Paul’s Grammar School

西部ペンリス近郊のSt Paul’s Grammar Schoolは、幼小中高でIBの3プログラム(PYP・MYP・DP)を一貫提供するNSW州でも数少ないIB一貫校。都心の名門校より学費が抑えめです。

  • カリキュラム——IB一貫(PYP/MYP/DP)+NSW州課程(HSC選択可)
  • 対象年齢——4〜18歳(Pre-K〜Year 12)
  • 学費目安——年間約8,604〜28,494豪ドル(約80万〜270万円・2026年時点の公開情報・最新は要確認)
  • こんな家庭に——西部在住で、IBの探究型教育を現実的な費用で受けたいご家庭

7. Australian International Academy, Kellyville Campus

北西部ケリービルのAustralian International Academyは、イスラム系の価値観を土台にIB教育を行う共学校。初等はNSW課程+IB PYP、シニアではIBディプロマも選べ、7校で最も学費が手頃です。

  • カリキュラム——IB PYP+NSW州課程、シニアでIB DP
  • 対象年齢——5〜18歳(Kindergarten〜Year 12)
  • 学費目安——年間約4,500〜9,800豪ドル(約43万〜93万円・2026年時点の公開情報・最新は要確認)
  • こんな家庭に——学費を抑えてIBの国際教育を受けさせたい、価値観教育を重視するご家庭

比較でわかる、わが家に合う選び方

7校を個別に見たところで、タイプごとの違いを俯瞰しましょう。大切なのは「どの学校が一番か」ではなく、わが家は何を優先するかです。

名門私立・IB校、各国系・バイリンガル校、オンライン国際校の3タイプを費用や日本語の支えなど5つの観点で比較した表
3タイプを観点別に比較。すべてに強い選択肢はなく、優先順位で答えが変わります。

名門私立・IB校は施設も進路実績も申し分ない一方、学費と通学エリアの制約が大きい。各国系スクールは母語の支えが厚い一方、進路がそのカリキュラム圏に寄りやすい。オンライン国際校は費用と場所の自由度が高い一方、対面の校庭や施設はありません。学費は改定されることがあり、定員・入学条件も年により変わるため、気になる学校には早めの問い合わせが鉄則です。オンラインでの学びのしくみを見る →

シドニーのアパートで、湾を望む窓辺のテーブルに向かい、父親が子どものオンライン授業を隣で見守る様子
住むエリアや学費に縛られない学び方も、いまは現実の選択肢です。

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢

「良い学校はあるけれど学費が続かない」「郊外在住で毎日の送迎が現実的でない」——そう感じた方に、第8の選択肢としてお伝えしたいのが、2027年9月開校のNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)です。運営する株式会社NIJINが日本で手がけるオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には、すでに1000名以上が在籍しています。

NGAはテストの点数で子どもを並べない“脱偏差値”のオンライン・インターナショナルスクール。アジア・オセアニアの6〜18歳を対象に、少人数の対話を通じて「自分と世界を、好きになる」学びを届けます。日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れられる設計で、学費は対面インターの約5分の1を目指しています。シドニー郊外でも、帰国後の日本でも、住む場所を選びません。正直に言えば、NGAはまだ開校前で実績はこれから。校庭や理科室のある対面校と同じ体験ができるわけでもありません。それでも「学費や場所を理由に諦める」前に、比較の選択肢に加えていただけたらと思います。

よくある質問

シドニーのインターナショナルスクールには何歳から入れますか?

多くの学校が3歳前後からのPreschoolを持ち、義務教育はKindergarten(5歳)から。人気校は幼児部から順番待ちになることもあるため、渡航が決まったら早めの出願が安心です。

日本語のサポートはありますか?

シドニー日本人国際学校なら日本の課程で学べ、IGSには日本語イマージョンのクラスがあります。他校でも英語補習(EAL/D)は一般的ですが、日本語の教科学習の支えは限られるため、補習校やオンラインを併用する家庭が多いです。

日本からの編入はいつがよいですか?

豪州の学年は1月末開始の4学期制で、日本と半年ずれます。学期途中の編入を受け入れる学校も多い一方、年齢基準の読み替えで日本より下の学年になる場合も。生年月日を伝えて所属学年を必ず確認しましょう。

シドニーでも、シドニーの外でも。学びの選択肢はもう狭くない

英語の街シドニーには、母語を守れる各国系スクール、2言語で育つバイリンガル校、世界基準のIB校、そして場所も学費の壁も越えるオンラインという道まで、多彩な選択肢があります。どれが正解かは、お子さんの性格とご家庭の優先順位だけが知っています。あわてなくて大丈夫。この記事が、その順位づけの一歩になればうれしいです。

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