【2026-27年度】横浜インターナショナルスクール(YIS)の学費はいくら?授業料・登録料・卒業までの総額を公式情報で整理

横浜インターナショナルスクール(YIS)の学費はいくら?2026-27年度の授業料と総額を公式情報で整理した記事のアイキャッチ

「横浜インターナショナルスクールの学費は、結局いくら用意すればいいの?」。公式サイトの学費ページを開くと、Tuition、Registration Fee、Campus Development Fee と英語の費目が並び、どれが毎年で、どれが入学時だけなのか、ひと目では分かりにくいと感じた方も多いのではないでしょうか。しかも「山手の学校」というイメージで調べ始めると、キャンパスがすでに移っていることに戸惑うかもしれません。

先に答えをお伝えします。横浜インターナショナルスクール(Yokohama International School/YIS)の2026-27年度の授業料は、学年により年2,120,000円〜3,440,000円(公式・2026年11月1日確認)。これに毎年のキャンパス開発費399,000円が加わり、さらに入学時だけ、出願料50,000円と登録料1,480,000円がかかります。小1にあたるGrade 1で入学した年は5,139,000円、2年目以降は年3,609,000円が目安です。授業料に何が含まれ何が別なのか、日本国籍の家庭が出願できる条件、「偏差値」の考え方まで、学校の公式情報だけで順番に整理します。

なお、YISは1924年の創立以来長く中区山手町にありましたが、2022年1月に本牧地区(中区小港町)の新キャンパスへ移転しています。見学や通学の計画は、新しい所在地を前提に立ててください。

目次

結論:横浜インターナショナルスクールの学費(2026-27年度・早見)

  • 授業料(年額):Early Learning Center(3〜5歳)半日2,120,000円/全日2,610,000円、Kindergarten〜Grade 5 3,210,000円、Grade 6〜11 3,345,000円、Grade 12 3,440,000円
  • 毎年、授業料に上乗せされるもの:キャンパス開発費(Campus Development Fee)399,000円。Kindergarten〜Grade 5なら年額合計3,609,000円
  • 入学時だけかかるもの:出願料50,000円+登録料1,480,000円=1,530,000円(どちらも返金なし)
  • 授業料に含まれるもの・別のもの:学校支給のパソコン/タブレット、IBDP・ISA・PSATの試験料(再受験を除く)、大半の遠征・校外学習は授業料に含まれる。スクールバス・体育着・カフェテリア・追加のIBDP科目・遠方への課外活動の旅費は別
  • 割引・支援:きょうだい割引は公式サイトに記載なし。学業成績による奨学金は「提供していない」と公式に明記。保護者の勤務先が企業寄付プログラム(CCP)に参加している場合の奨学金のみ
  • 偏差値:公表された偏差値はなく、学力で選抜しない(non-selective)入学方針と公式資料に明記。判断材料は成績表・推薦書・英語力・保護者の英語力
  • 学費が壁になるなら:NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンラインのインターナショナルスクール/2027年9月開校予定・対面インターの約1/5の学費帯を目指す・金額は開校情報登録者に先行案内)
横浜の住宅街にある家の明るい食卓で、両親と小学生の娘が学校の資料とノートパソコンを見ながら学費の予定を話し合っている様子
授業料だけでなく、入学時の153万円と毎年のキャンパス開発費まで並べると、家族で準備する金額が見えてきます。

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    横浜インターナショナルスクール(YIS)とは——学費を見る前に押さえる基本情報

    YISは関東大震災のあと、1924年10月27日に6人の生徒と1人の教員で開校しました。公式の沿革には、校名に「International」を掲げた近代の学校として世界で2番目だと書かれています。現在はIBの3プログラム(PYP・MYP・DP)をそろえた「IB Continuum School」として、3歳から高校卒業(Grade 12)までを一貫して受け入れています。

    項目 内容(公式サイト・2026年11月1日確認)
    正式名称・運営 Yokohama International School(横浜インターナショナルスクール)。1969年に学校法人として登録された非営利の学校。共学・通学制(寮なし)
    設立 1924年。2024年に創立100周年
    所在地 神奈川県横浜市中区小港町2-100-1(本牧地区)。2022年1月に山手から移転した新キャンパスで、敷地は14,685㎡
    対象 Early Learning Center(3〜5歳)、Elementary(Kindergarten〜Grade 5)、Middle School(Grade 6〜8)、High School(Grade 9〜12)。学年は8月始まり・6月終わり
    カリキュラム IB PYP(ELC〜Grade 5)、MYP(Grade 6〜10)、DP(Grade 11〜12)。全員がYIS Diplomaを目指し、IBディプロマ全体・IBの一部科目・校内評価の科目を組み合わせて進路を選ぶ。Global Citizen Diplomaも取得可
    認定・加盟 高校卒業資格(YIS HS Diploma)はNEASCの認定(公式スクールプロファイル)。公式サイトにCIS・NEASC・IB・JCISのロゴを掲示
    在籍 ELC〜Grade 12で828名、うちGrade 9〜12が286名。生徒の国籍は50(2026-27年度スクールプロファイル)
    1クラスの人数 16〜22人
    授業言語・日本文化 英語。ELCから高校まで日本文化プログラム(JCP)があり、地域の学校との交流や田植え体験などを授業と結びつけている
    アクセス みなとみらい線「元町・中華街駅」近くの山下町バス停から市営バス8系統・58系統で「小港」下車。JR根岸駅からは58系統・101系統で「本牧宮原」下車。東京(六本木・広尾・麻布十番)からはスクールバスあり

    横浜インターナショナルスクールの授業料(2026-27年度・学年別)

    授業料は公式サイトの「Tuition & Fees」ページと、そこからダウンロードできる「2026-27 Fees & Financial Regulations」(2026年2月更新)に、2026-27年度の表として掲載されています。通貨は日本円のみで、金額は生徒1人あたりです。公式の表は授業料とキャンパス開発費を分けて載せているため、毎年必ずかかるキャンパス開発費399,000円を足した「年額合計」も並べました。

    学年区分(公式表記) 授業料(Tuition) キャンパス開発費(毎年) 年額合計 月あたりの目安(÷12)
    Early Learning Center – Half Day(3〜5歳・半日) 2,120,000円 399,000円 2,519,000円 約210,000円
    Early Learning Center – Full Day(3〜5歳・全日) 2,610,000円 399,000円 3,009,000円 約251,000円
    Kindergarten – Grade 5 3,210,000円 399,000円 3,609,000円 約301,000円
    Grades 6 – 11 3,345,000円 399,000円 3,744,000円 312,000円
    Grade 12 3,440,000円 399,000円 3,839,000円 約320,000円

    出典:Yokohama International School「Tuition & Fees」Tuition Schedule 2026-2027(2026年11月1日確認)。月あたりの金額は、この記事で12で割った参考値です。公式の学年区分では、Kindergarten(年長にあたる学年)はGrade 1〜5と同じ授業料で、ELCより年60万円ほど上がります。また、Grade 6からGrade 11までは同じ金額で、Grade 12だけ95,000円上がります。

    支払いの仕組みも公式に書かれています。授業料は2回に均等分割され、1回目(8〜12月分)は2026年7月17日、2回目(1〜6月分)は2026年12月7日が期限です。キャンパス開発費399,000円は、その年の最初の請求に全額が含まれます。在校生は毎年3月中旬に翌年度の席を確保する再入学デポジット300,000円の請求を受け、4月15日までに納めます(授業料の1回目に充当されるので追加の負担ではありません)。支払いが30日遅れると、未払い残高に月2.5%の遅延金がかかります。横浜市内のほかの学校と学費水準を並べて見たい方は、横浜のインターナショナルスクール一覧(学費と選び方)で全体の位置づけを確認できます。

    横浜インターナショナルスクール(YIS)の学費の内訳を「授業料」「入学時だけの一時金」「毎年かかる授業料以外」の3枚のカードで整理した図解
    学費は「毎年の授業料」「入学時だけ」「毎年の授業料以外」の3つに分けて見ると、総額を読み違えにくくなります。

    授業料以外にかかる費用——登録料・キャンパス開発費・スクールバス・給食

    YISで見落としやすいのは、合格後14日以内に払う登録料1,480,000円と、毎年かかるキャンパス開発費399,000円です。授業料の表だけで予算を組むと、初年度で約188万円、2年目以降も毎年約40万円ずれます。一方で、パソコン代やIBの試験料、大半の遠征費が授業料に含まれている点は、ほかの学校と比べるときに覚えておきたいところです。

    費目(公式表記) 金額 かかるタイミング・注意点
    出願料(Application Fee) 50,000円 出願時にクレジットカードで支払い・返金なし。支払い後に審査が始まる
    登録料(Registration Fee) 1,480,000円 合格後、請求から14日以内か初登校の2営業日前の早いほう。返金なし。退学後2年以内に再入学する場合は免除
    キャンパス開発費(Campus Development Fee) 年399,000円 毎年・年度最初の請求に全額。年度途中の入学でも日割り・按分なし
    東京からのスクールバス(任意) 年395,000円(税込) 2路線(六本木・広尾・麻布十番/広尾)。利用回数にかかわらず1年分。申し込みは4〜5月
    給食(Dragon Dining・任意) 1食 ELC 690円/K〜Grade 2 750円/Grade 3〜5 810円/Grade 6〜12 940円(2025-26年度・税込) 買った分だけ。チャージ式のキャッシュレス。お弁当持参も可。2026-27年度の価格は公式サイトに記載なし
    体育着(PE uniforms) 公式サイトに記載なし 授業料とは別に支払うと明記。金額は保護者向けハンドブック等で確認を
    追加のIBDP科目・遠方への課外活動の旅費 公式サイトに記載なし 選択・参加する場合のみ別請求
    再入学デポジット(在校生) 300,000円 4月15日まで。授業料に充当。4月15日を過ぎると空き次第の扱いになり、復帰手数料100,000円

    出典:Tuition & Fees(2026-27 Fees & Financial Regulations を含む)、Admissions FAQs、Dragon Dining(いずれも2026年11月1日確認)。

    返金の決まりも知っておくと安心です。授業料とキャンパス開発費は、8月の新学年または1月の学期の開始から5日を超えて登校すると返金されません。休校などでオンライン授業になった場合も同じ扱いです。在校生が新年度の前に退学する場合、再入学デポジットは届け出の日付に応じて手数料が引かれ、4月16〜30日なら250,000円、5月なら150,000円、6月なら50,000円が戻り、7月以降は戻りません。費目の数え方を他校と比べたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳も参考になります。

    初年度と2年目以降、卒業までの総額の目安

    ここからは、公式に金額が出ている費目だけを足し算します。2026-27年度の金額が今後も変わらないと仮定した計算で、改定は含みません。学校自身が公式資料で「毎年、緩やかな学費の値上げを見込んでほしい」と書いているため、実際の総額はこれより増える前提で見てください。スクールバス・給食・体育着は含めていません。

    ケース 計算式 合計
    ELC(全日)で入学・初年度 出願料50,000+登録料1,480,000+授業料2,610,000+キャンパス開発費399,000 4,539,000円
    Kindergarten〜Grade 5で入学・初年度 50,000+1,480,000+3,210,000+399,000 5,139,000円
    Grade 6〜11で入学・初年度 1,530,000+3,345,000+399,000 5,274,000円
    2年目以降(1年あたり) 学年区分の授業料+キャンパス開発費399,000 2,519,000〜3,839,000円

    Grade 1からGrade 12卒業までの12年間通った場合は、次のようになります。

    • Grade 1〜5:(3,210,000円+399,000円)×5年=18,045,000円
    • Grade 6〜11:(3,345,000円+399,000円)×6年=22,464,000円
    • Grade 12:3,440,000円+399,000円=3,839,000円
    • 入学時:出願料50,000円+登録料1,480,000円=1,530,000円
    • → 合計45,878,000円

    Kindergartenから13年間なら、Kindergartenの1年分(3,609,000円)が加わり49,487,000円が目安です。東京からのスクールバスをGrade 1から12年間使うと、さらに4,740,000円(395,000円×12年)が上乗せになります。

    横浜・東京の近い学校と学費を比べる

    YISと一緒に検討されることが多い学校と並べてみます。数字はすべて各校公式サイトの金額で、「小学部の初年度(出願料を除く)」と「2年目以降の1年分」を公式の費目だけで揃えて計算しました(バス・給食・制服は除く)。横浜市内の2校は、公式の学費ページに費目の説明はあるものの、金額そのものは確認できなかったため、その旨を書いています。

    横浜インターナショナルスクール(YIS)、横浜・東京の対面インター、オンライン国際校を、学費の負担・住む場所の自由度・校舎や行事・対面の友人関係・日本人家庭の入りやすさの観点で○△×比較した図解
    費用だけでなく、通学の負担や行事、友人関係、日本国籍の家庭が出願できる条件まで並べると、選び方が整理しやすくなります。
    学校 所在地・形態 小学部の年額(授業料+毎年の費用) 初年度(公式費目のみ・出願料除く) 2年目以降(1年あたり) 出典・備考
    横浜インターナショナルスクール(YIS) 横浜市中区(本牧)・IB(3歳〜G12)・共学 K〜G5:3,609,000円(授業料3,210,000+キャンパス開発費399,000) 5,089,000円(登録料1,480,000+年額) 3,609,000円 公式(2026-27年度)。パソコン・IB試験料・大半の遠征費込み
    サンモール インターナショナル スクール 横浜市中区山手町・共学 公式の学費ページに金額の記載なし(費目は授業料・キャンパス開発維持費・保護者会費・生徒会費。2026年11月1日時点) 公式。教科書・IB等の外部試験料・健康診断は授業料に含むと記載
    ホライゾン・ジャパン・インターナショナルスクール 横浜市・共学 公式の学費ページで2026-27年度の金額表を確認できず(費目は出願料・登録料・建設基金・維持費・授業料・EAL支援費。2026年11月1日時点) 公式。きょうだい割引あり(2人目20%・3人目30%、授業料のみ)
    アメリカン・スクール・イン・ジャパン(ASIJ) 東京都調布市・米国式(Nursery〜G12)・共学 K〜G5:3,748,000円(授業料3,498,000+施設負担金250,000) 5,573,000円(登録料300,000+建物維持費1,525,000+年額) 3,748,000円 公式(2026-27年度)
    セント・メリーズ・インターナショナル・スクール 東京都世田谷区・男子校・IB DP 小学部:3,060,000円(授業料2,860,000+建物維持費200,000) 4,460,000円(登録料400,000+Development Fund 1,000,000+年額) 3,060,000円 公式(2026-27年度)
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    ※学費は2026年11月1日時点で各校公式サイトに掲載されていた情報です。改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。

    並べてみると、YISの小学部の年額はASIJより約14万円低く、セント・メリーズより約55万円高い水準です。入学時の一時金はYISが148万円、ASIJが182.5万円、セント・メリーズが140万円で、どの学校も「授業料の表+入学時の100万円台」という構造は共通しています。各校の詳しい内訳は、アメリカンスクール・イン・ジャパンの学費、セントメリーズインターナショナルスクールの学費で整理しています。

    ほかの学校の学費:西町インターナショナルスクールの学費/清泉インターナショナルスクールの学費。都市ごとの相場をまとめて見たい方は、都市別のインターナショナルスクール学費データベースをご覧ください。

    入学条件と出願の流れ——費用より先に確認したいこと

    YISを考える日本人家庭にとって、学費より先に確認したいのが「そもそも出願できるか」です。公式の出願ページには、出願前のチェックリストとして3つの条件が並んでいます。

    1. 日本国籍の場合は「海外や国内インターでの教育歴」が条件

    公式には、出願できるのは「外国籍の子ども、または国際的な教育歴のある日本国籍の子ども」とあり、日本国籍の場合は主に海外の日本以外の学校、または国内の認定を受けたインターナショナルスクールで教育を受けてきたことが条件として書かれています。本人と両親がともに日本国籍の場合は、インターナショナルスクールを志望する理由を保護者が書いた手紙の提出も求められます。日本の幼稚園や公立小学校から直接の入学を考えている場合は、出願前に入学事務局(admissions@yis.ac.jp)に確認するのが確実です。

    2. 保護者のうち1人は英語で読み書き・会話ができること

    同居する保護者の少なくとも1人が、通訳なしで英語の会話・読み書きができることが必須です。また、在学中は保護者の少なくとも1人と通学圏内に住む必要があり、寮はありません。家族帯同ビザなど就学できる在留資格が必要で、観光ビザでは入学できないと公式FAQに明記されています。

    3. 英語力の基準は学年で変わる

    ELCとElementary(Kindergarten〜Grade 5)は、ほかに追加の学習支援の必要がなければ英語力にかかわらず受け入れます。Middle Schoolは授業を受けるのに十分な学術英語、High Schoolは高い学術英語力が必要です。英語を補う支援(EAL)の専門教員はいますが、別建てのESLコースはありません。学年は入学年度の9月1日時点の年齢で決まります。

    4. 出願時期——日本在住は学年ごとに締め切りがある

    学年は8月始まりで、2027-28年度の出願受付は2026年11月に始まると公式に書かれています。2026年8月入学の例では、日本在住者の締め切りはELC・Kindergartenが2026年2月12日、High Schoolが1月30日、Elementary・Middle Schoolは締め切りなし(3月31日までを推奨)でした。海外在住者は通年で受け付けています。定員を超えた場合は待機(wait pool)となり、在校生のきょうだい、教職員・卒業生の子ども、企業寄付プログラム参加企業の家庭などが優先されます。

    5. 高校(IBDP)の実績——公式が公表している数字

    2026-27年度のスクールプロファイルによると、2026年のIBディプロマは受験62名のうち61名が取得し、合格率98%、平均36点(世界平均30.8点)、最高45点でした。進学先は米国が40%、英国・欧州・アジアがそれぞれ11%、カナダが9%(2026年卒業生)。日本では慶應義塾大学・早稲田大学・上智大学・国際基督教大学などの名前が並びます(2022〜2026年卒業生の進学先)。

    就学義務・無償化・就学支援金との関係

    日本国籍のお子さんの場合、費用と同じくらい大切なのが就学義務の問題です。日本人の保護者は、小1〜中3の期間、子どもを学校教育法第1条に定める学校(一条校)に就学させる義務を負います。YISは一条校ではありません。文部科学省は、学齢の子どもをインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について考え方を公表していますが、扱いは自治体によって異なることがあるため、住民票のある自治体の教育委員会に検討段階で一度相談しておくと安心です。

    高校段階については、文部科学省の告示「高等学校等就学支援金の支給に関する法律施行規則第一条第一項第四号イ及びロの各種学校及び団体を指定する件」(令和8年3月1日施行の改正を反映した版)の別表第二に、「横浜インターナショナルスクール」の「高等部の第二学年から第四学年までの課程」が掲載されています(2026年11月1日確認)。YISの高等部はGrade 9〜12なので、Grade 10〜12にあたる課程が対象で、Grade 9は含まれない点に注意してください。高等学校等就学支援金は令和8年度から制度が変わっており、支給額・世帯の要件・申請の窓口は学校と神奈川県に必ず確認してください。なお、ELC〜Grade 9の学費が公的な無償化や支援の対象になるという記載は、学校の学費ページにはありません。

    横浜の住宅街の明るい坂道を、母親と小学生の息子が並んで話しながら歩いている様子
    12年間で約4,600万円という選択だからこそ、「この子にどんな毎日を送ってほしいか」を親子で話す時間が大切になります。

    学費が壁なら——「オンライン」という選択肢

    ここまで見てきたように、YISにGrade 1からGrade 12まで通うと、公式の費目だけで約4,588万円、Kindergartenからなら約4,949万円。改定やバス代を含めるとさらに増えます。さらに日本国籍の家庭には、海外やインターでの教育歴という出願条件もあります。「50か国の友だちと英語で学ぶIBの環境は魅力的。でも、この金額を十数年続けるのは難しい」「条件を満たせず出願できない」。そう感じたとしても、それはあなたの努力不足ではありません。対面の学校は、校舎や敷地、教員体制を支えるために一定の費用がかかる仕組みなのです。

    そこで選択肢の一つとしてご紹介したいのが、NIJIN GLOBAL ACADEMYです。株式会社NIJINが運営する、2027年9月開校予定のオンライン・インターナショナルスクールで、2027年4〜5月には体験クラスとしてのプレ開校を予定しています。偏差値で子どもを測らず、少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」ことを大切にした学びを目指しています。学費は対面インターの約1/5の水準を目指して設計中で、具体的な金額は開校情報にご登録いただいた方へ先行してご案内します。運営会社のNIJINは、日本でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営しており、1000名以上の子どもたちが在籍しています。

    ただし、正直にお伝えしておきたいこともあります。NIJIN GLOBAL ACADEMYはまだ開校前で、YISのような100年の歴史や進学実績はこれから積み上げていく段階です。また、オンラインである以上、本牧の新しいキャンパスでの行事や、50か国の友だちと毎日同じ教室で過ごす体験と同じものは提供できません。「何を得られて、何を別の形で補うのか」を、ご家庭で見極めていただければと思います。

    オンラインでの学びのしくみを見る →

    よくある質問

    Q. 横浜インターナショナルスクールにきょうだい割引や奨学金はありますか?

    A. 学費ページと「2026-27 Fees & Financial Regulations」に、きょうだい割引の記載はありません(2026年11月1日時点)。公式のスクールプロファイルには「学業成績による奨学金は提供していない」とあり、奨学金は保護者の勤務先が企業寄付プログラム(Corporate Contribution Program)に参加している場合に限られます。対象かどうかは事務局(Business Office)への問い合わせが必要です。なお、きょうだいは定員超過時の待機で優先される区分に入りますが、学費の割引という意味ではありません。

    Q. 年度の途中から入学した場合、学費はどうなりますか?

    A. 公式の規定では、秋休みまたは春休みのあとに入学する場合、授業料は四半期単位で計算され、その四半期に1日でも在籍すれば四半期分を払います。一方でキャンパス開発費399,000円は按分されず全額、登録料1,480,000円も満額です。年度途中の入学の授業料は、請求から14日以内か登校開始の2営業日前までに支払います。具体的な請求額は学校に確認してください。

    Q. 横浜インターナショナルスクールに偏差値はありますか?

    A. 日本の私立校の模試のような偏差値はありません。公式のスクールプロファイルには「学力で選抜しない(non-selective)入学方針」と書かれており、判断材料は成績表・推薦書・健康診断書などの書類と、学年に応じた英語力、保護者の英語力です。ELC・Kindergartenは遊びの観察と保護者面接、Grade 1〜5は通常面接なし(体験授業を求められることあり)、Grade 6〜10は英語力に懸念がある場合に評価と面接、Grade 11〜12は面接が求められることが多い、と公式FAQにあります。インターと偏差値の関係については、インターナショナルスクールの偏差値の考え方で解説しています。

    Q. 寄付金は必須ですか?ほかに大きな一時金はありますか?

    A. 公式の学費表にある一時金は、出願料50,000円と登録料1,480,000円の2つだけで、必須の寄付金や債券(デベンチャー)の記載はありません(2026年11月1日時点)。ただし毎年のキャンパス開発費399,000円は全員にかかります。任意の寄付については公式の学費ページに記載がないため、気になる場合は学校に確認してください。

    数字を知ることは、お子さんの未来を真剣に考えている証拠

    授業料、入学時の153万円、毎年のキャンパス開発費、バス代、そして12年間の総額まで積み上げていくと、大きな金額に不安を覚えるかもしれません。でも、ここまで具体的に調べてきたあなたは、それだけお子さんの未来を真剣に考えている、ということです。横浜インターナショナルスクールを選ぶにしても、ほかの学校やオンラインを選ぶにしても、「公式の数字」と「わが家に合う学び方」の両方を手元に置いておけば、後悔の少ない選択に近づけます。

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