「世田谷区でインターナショナルスクールを探しているけれど、実際のところ何校あって、学費はどのくらいなのだろう」——そう思ってこのページにたどり着いた方も多いはずです。世田谷区は都内でも有数の閑静な住宅地で、緑豊かな環境と落ち着いた街並みから、国際教育を望む家庭に長く選ばれてきました。この記事では、世田谷区に実在するインターナショナルスクール14校を、幼小中高まで通える本格校から幼児向けプリスクールまで正直に整理し、年間学費の早見表(約160万〜348万円)、よく検索される「偏差値」の正しい見方、入学・編入のスケジュールと必要書類、そして世田谷区から通える近隣区の選択肢まで、出典つきでお伝えします。さらに、学費や通学が壁になったときの「オンラインという第8の選択肢」までご紹介します。読み終えるころには、お子さんに合う進路の輪郭がきっと見えてきます。

はじめに基礎を押さえたい方へ:インターナショナルスクールとは?種類・学費・入学条件・選び方の完全ガイドで全体像を整理しています。
世田谷区のインターナショナルスクール事情と学費相場
まず前提として、世田谷区は「幼小中高まで一つのキャンパスで一貫して通える本格校」が数多くひしめくエリアではありません。港区や渋谷区のように大使館・外資系企業が密集する土地とは性格が違い、世田谷区の中心にあるのは、瀬田・用賀・二子玉川・三軒茶屋・玉川田園調布といった緑豊かな住宅地です。そのため、区内の学校は「歴史ある名門のK-12校が2校」+「中高段階から通える国際系の学校が3校」+「幼児向けのプリスクール・キンダーガーテンが多数」という構成になっています。数だけを見れば都心3区にはかないませんが、質の面ではセント・メリーズ・清泉という国内屈指の伝統校を擁し、さらに三軒茶屋には英国式のブリティッシュ・スクール・イン・東京(BST)の中等教育キャンパスがあるのが世田谷区の特徴です。
もう一つ、世田谷区を検討するうえで押さえておきたいのは「区内で完結させようとしすぎない」ことです。世田谷区は東急田園都市線・大井町線・東横線・小田急線・京王線が走り、渋谷・港区の主要校へも30分前後で出られます。「世田谷区内にあるか」だけで絞ると選択肢を自分で狭めてしまうので、この記事では後半に近隣区・近隣市から通える学校も所要時間の目安つきで整理しました。
学費の相場を見ると、小学生以上が通える本格校の場合、世田谷区では年間の授業料でおおむね160万〜348万円ほどが目安です。上限に近いのはG4以上の少人数校で年間約344万〜348万円、K-12の男子校で年間約286万〜305万円、中等教育の英国式校で約298万〜307万円。幼稚部から始まる女子校は幼稚部ハーフデイなら約160万円からと、学校・学年によって幅があります。これに入学金・施設整備費・スクールバス代などが加わると、初年度の総額は400万〜460万円台に達することも珍しくありません。一方、幼児向けのプリスクールは時間帯やクラスにより費用が大きく変わるため、多くが「要問い合わせ」の位置づけです。ただし世田谷区は認可外保育施設の保育料補助が月額上限77,000円(3〜5歳・給食提供施設は80,000円)と手厚く、就学前であれば負担が大きく変わります(詳細は後半のFAQで解説)。
※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

世田谷区のインターナショナルスクール学費早見表【小学生以上が通える5校】
まずは全体像をつかめるよう、世田谷区で小学生以上が学べる5校の学費・カリキュラム・最寄駅・対象段階を一覧にしました。金額は年間授業料の目安で、別途 出願料・入学金・施設維持費・バス代がかかります。金額の高い順に並べていないのは、上位=わが家に最適とは限らないから。まず相場観をつかんでから、後半の各校解説へ進んでください。
| 学校名 | エリア/最寄駅 | カリキュラム | 対象段階 | 年間授業料の目安 | 初年度の一時金 |
|---|---|---|---|---|---|
| セント・メリーズ・インターナショナルスクール | 瀬田/二子玉川・上野毛 | 米国式+高校でIB DP(男子) | 幼〜G12(約5〜18歳) | 約286万〜305万円 | 登録料40万+開発基金100万円 |
| 清泉インターナショナルスクール | 用賀/用賀駅 | IB(PYP・MYP・DP)+IGCSE | 2歳〜G12(G1以上は女子) | 約160万〜270万円 | 登録料30万+土地建物開発費70万円 |
| ブリティッシュ・スクール・イン・東京 昭和キャンパス | 太子堂/三軒茶屋駅 | 英国式(IGCSE)+IB DP | Year 7〜13(12〜18歳) | 約298万〜307万円 | 入学金50万+教育資源費68万円 |
| 東京インターナショナル・プログレッシブ・スクール(TIPS) | 鎌田/二子玉川駅からバス圏 | 米国式・少人数の個別支援型 | G4〜G12(約9〜18歳) | 約344万〜348万円 | 登録料38.5万+学校開発費72.6万円 |
| 国本女子中学校・高等学校 ダブルディプロマコース | 喜多見/喜多見駅 徒歩約2分 | 日本の中高+カナダ・アルバータ州課程 | 中1〜高3(女子) | 授業料 約108万円(カナダ分60万円含む) | 入学金・諸経費は公式要確認 |
こうして並べると、同じ「世田谷区で小学生以上が学べる国際教育」でも、授業料は年間約108万円から348万円まで3倍以上の開きがあるとわかります。1条校(日本の学校教育法第1条に定められた学校)のダブルディプロマコースが際立って手頃で、米国式・英国式・IBの本格校ほど高い、というのが大まかな傾向です。※金額は各校公式の2026年時点の公開情報(TIPSの授業料は公開データベース掲載の目安)にもとづくもので、学年・年度・別途費用(出願料・入学金・施設維持費・バス代等)により変わります。必ず各校公式サイトで最新をご確認ください。
世田谷区で小学生以上が通えるインターナショナルスクール5校
ここからは、世田谷区に実在するインターナショナルスクールを正直に整理します。無理に「7選」とはしません。まずは小学生・中学生・高校生が学べる5校から。それぞれ性格が大きく異なるので、「有名だから」ではなく「わが家の年齢・性別・価値観に合うか」で読み進めてください。
1. セントメリーズ・インターナショナルスクール(St. Mary’s International School)
世田谷区瀬田に1954年から続く、日本を代表する男子のインターナショナルスクール。幼稚部から高校まで(キンダーガーテン〜Grade 12)を対象に、米国式カリキュラムを基盤としつつ、高校では国際バカロレア(IB DP)も選択できます。世界各国から生徒が集まり、進学実績も豊富。世田谷区で「本格的なK-12」を望むなら、まず名前が挙がる学校のひとつです。入学審査は、過去の在籍校の成績、標準テストの結果、スクリーニングテスト、そして本人と保護者の面接で総合的に見られます(出願は通年受付)。
- 最寄駅・所要時間:東急田園都市線・大井町線 二子玉川駅から徒歩約12分(大井町線 上野毛駅からも徒歩圏)
- カリキュラム:米国式カリキュラム+高校でIBディプロマ(IB DP)
- 対象年齢:幼稚部〜Grade 12(男子・およそ5〜18歳)
- 学費目安:授業料 年間約286万〜305万円(小学部 286万円/中学部 297万円/高校 305万円。2026-2027年度の公式情報)
- 初年度の総額目安:授業料+登録料40万円+開発基金100万円+施設維持費20万円+出願料5万円で、およそ450万〜470万円(バス利用時はさらに片道31万円/往復42万円)
- 編入の受け入れ:通年で出願を受け付けており、空き状況に応じて随時審査。人気学年は空席が出にくいため早めの相談が現実的
- こんな家庭に:男子で、幼小中高まで一貫した本格的な国際教育・IBまで見据えたい家庭に
学費の出典(公式:Tuition & Fees)/公式サイトはこちら
2. 清泉インターナショナルスクール(Seisen International School)
世田谷区用賀にある、カトリック系の伝統校。幼稚部(キンダーガーテン)は共学、Grade 1以上は女子校という編成で、幼小中高を通じて国際バカロレア(PYP・MYP・DP)を提供し、IGCSEも学べます。少人数で一人ひとりに寄り添う校風と、モンテッソーリを取り入れた幼児教育でも知られます。セント・メリーズと並び、世田谷区を代表するK-12校です。学年暦は8月下旬に始まり6月上旬に終わる欧米型。Grade 1〜11の出願者には英語と算数のアセスメントが実施され、その結果をふまえて各部門の校長との家族面談に進みます。
- 最寄駅・所要時間:東急田園都市線 用賀駅から徒歩約10〜12分
- カリキュラム:国際バカロレア(IB PYP・MYP・DP)+IGCSE
- 対象年齢:2歳〜Grade 12(幼稚部は共学、Grade 1以上は女子)
- 学費目安:授業料 年間約160万〜270万円(幼稚部ハーフデイ160万円/幼稚部フルデイ250万円/小学部 265万円/中学部・高校 270万円。2026-2027年度の公式情報)
- 初年度の総額目安:授業料+登録料30万円+土地建物開発費70万円+施設維持費15万円+出願料3万円で、小学部ならおよそ385万円前後(バス利用時は片道31万円/往復42万円)
- 編入の受け入れ:Grade 1〜11で随時審査。ただしEAL(英語を第二言語とする生徒向け)プログラムの枠は限られており、学年が上がるほど求められる英語力は高くなる
- こんな家庭に:女子で、IBの探究型教育とカトリックの価値観のもと、幼児から一貫して学ばせたい家庭に
学費の出典(公式:Tuition & Fees)/入学要件(公式:Criteria & Procedures)/公式サイトはこちら
3. ブリティッシュ・スクール・イン・東京 昭和キャンパス(The British School in Tokyo, Showa Campus)
意外に見落とされがちですが、英国式教育の代表校であるブリティッシュ・スクール・イン・東京(BST)は、世田谷区太子堂の昭和女子大学キャンパス内に中等教育のキャンパスを置いています(2007年開設)。Year 7(12歳)からYear 13(18歳)までの生徒が学び、イングランドのナショナル・カリキュラムを基盤に、Key Stage 4ではIGCSE、Year 12〜13ではIBディプロマ(IBDP)へ進む設計です。三軒茶屋駅から徒歩圏で、渋谷からも電車2駅という通学しやすさ。幼稚部・小学部は港区の麻布台ヒルズキャンパスなので、「小学校は麻布台、中学以降は世田谷」という通学の流れになります。
- 最寄駅・所要時間:東急田園都市線・世田谷線 三軒茶屋駅から徒歩約7分(渋谷から急行で約5分)
- カリキュラム:英国ナショナル・カリキュラム+IGCSE、Year 12〜13はIBディプロマ
- 対象年齢:Year 7〜Year 13(12〜18歳・共学)※Nursery〜Year 6は港区の麻布台ヒルズキャンパス
- 学費目安:授業料 年間約298万円(Year 7〜9)/約307万円(Year 10〜13)。2026-2027年度の公式情報
- 初年度の総額目安:授業料+入学金50万円+教育資源費68万円+キャピタル開発費10万円+出願料4万円で、およそ430万〜440万円
- 編入の受け入れ:学年ごとに空き状況次第。英国式カリキュラムの学習歴があると接続しやすく、Year 10(IGCSE開始学年)やYear 12(IBDP開始学年)は区切りとして相談しやすいタイミング
- こんな家庭に:共学の本格校を世田谷区内で探している家庭、英国式からIBへ接続したい家庭に
4. 東京インターナショナル・プログレッシブ・スクール(Tokyo International Progressive School/TIPS)
世田谷区鎌田にある、Grade 4からGrade 12までを対象とした少人数の共学インターナショナルスクール。1クラスの平均は6名程度、上限10名という規模で、学習面につまずきや個別の配慮が必要な子どもを積極的に受け入れているのが最大の特徴です。大規模校の一斉授業では埋もれてしまいがちなお子さんにとって、区内で数少ない現実的な選択肢になります。入学審査では英文の成績証明書が必須で、英語力のアセスメント、校長面接、1〜2日の体験通学、必要に応じてスクールカウンセラーによる評価が組み合わされます。
- 最寄駅・所要時間:東急田園都市線 二子玉川駅からバス圏(世田谷区鎌田・多摩川沿いエリア)
- カリキュラム:米国式(Elementary G4〜5/Middle G6〜8/High G9〜12)・個別最適化と少人数指導
- 対象年齢:Grade 4〜Grade 12(およそ9〜18歳・共学)
- 学費目安:授業料 年間約344万円(G4〜9)/約348万円(G10〜12)。2026-2027年度・公開データベース掲載の目安。兄弟姉妹の同時在籍で10%割引の案内あり
- 初年度の総額目安:授業料+登録料38.5万円+学校開発費72.6万円+出願料3.3万円で、およそ458万円(任意のスクールバスは年間約38万円)
- 編入の受け入れ:少人数のため定員は限られるが、学年途中でも体験通学を経て受け入れる運用。まずは初回コンタクトフォームからの相談
- こんな家庭に:大人数の環境が合わない、学習面の個別支援がほしい、けれど英語で学ぶ環境は続けたいという家庭に
公式サイトはこちら/学費データの出典(International Schools Database)
5. 国本女子中学校・高等学校 ダブルディプロマコース
厳密にはインターナショナルスクールではなく、日本の学校教育法第1条に定められた私立の女子中学・高校です。ただ、世田谷区喜多見にあるこの学校はカナダ・アルバータ州教育省と提携し、日本の高校卒業資格とカナダの高校卒業資格を同時に取得できるダブルディプロマコースを設けています。日本の学校に在籍しながら英語で学ぶ量を大きく増やせるため、「就学義務は満たしたい、でも英語で学ぶ環境も欲しい」という日本人家庭にとって、学費面でも現実的な選択肢です。授業料はダブルディプロマコースで年間約108万円(うちカナダ分の授業料60万円を含む)。本格インターの3分の1程度に収まります。
- 最寄駅・所要時間:小田急線 喜多見駅から徒歩約2分
- カリキュラム:日本の中高一貫課程+カナダ・アルバータ州課程(ダブルディプロマ)
- 対象年齢:中学1年〜高校3年(女子)
- 学費目安:ダブルディプロマコース 授業料 年間約108万円(カナダ分60万円含む)/総合進学コース 授業料 年間48万円。ほかに諸経費・研修旅行費・制服代等
- 編入の受け入れ:一般入試・帰国生入試のほか転入・編入の相談窓口あり。時期・学年で条件が変わるため公式で要確認
- こんな家庭に:日本の卒業資格を確保しながら、英語で学ぶ時間と海外進学の選択肢を持たせたい家庭に
世田谷区の就学前・低学年向けインターナショナルプリスクール9校
世田谷区の本当の強みは、実はこの層の厚さです。0〜6歳を英語環境で過ごせるプリスクール・キンダーガーテンが区内に十数施設あり、しかも世田谷区の保育料補助が使える施設も多い。就学前の入り口としては、都内でもかなり恵まれたエリアです。
6. さくらインターナショナルスクール世田谷校(Sakura International School)
世田谷区上用賀・砧公園近くにある、関西国際学園グループのインターナショナルプリスクール。日英バイリンガル・探究型の英語保育を特徴とし、幼児期から「自分で考える力」と英語に親しむ環境を用意しています。2020年6月開校で、幼児教育・保育の無償化の対象施設として案内されています。
- 最寄駅:東急田園都市線 用賀駅(砧公園に近い上用賀エリア)
- カリキュラム:日英バイリンガル・探究型の英語保育(幼児教育)
- 対象年齢:0〜6歳(プリスクール〜キンダーガーテン年代)
- 学費目安:公式の資料請求・お問い合わせで要確認(時間帯・クラスにより変動)
- こんな家庭に:就学前から、まずは英語と探究の環境にやさしく慣れさせたい家庭に
7. 東京インターナショナルスクール 学芸大キンダーガーテン/アフタースクール
世田谷区下馬にある、国際バカロレア認定校・東京インターナショナルスクールのカリキュラムをベースにしたキンダーガーテンとアフタースクール。「英語で学ぶ」探究型の環境で、幼児期から小学校低学年までを対象にしています。開室は14時から21時までと遅く、放課後の英語学童としても使える柔軟さが魅力です。
- 最寄駅・所要時間:東急東横線 学芸大学駅から徒歩約12分(世田谷区下馬)
- カリキュラム:東京インターナショナルスクール(IB認定)ベースの探究型英語教育
- 対象年齢:キンダーガーテン(年少〜年長)+アフタースクール(年中〜小学4年生前後)
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認(プログラム・利用時間により変動)
- こんな家庭に:地元の小学校に通いながら、放課後も含めて英語漬けの環境を無理なく続けたい家庭に
8. ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンス 田園調布校
世田谷区玉川田園調布にある、STEM(理数)教育に力を入れたケンブリッジ国際認定グループのプリスクール。幼児期から英語でサイエンスに触れられる独自のカリキュラムが特徴で、田園調布駅から徒歩圏です。理数・探究の芽を早くから育てたい家庭の選択肢になります。小学部は港区にあるため、就学後も同じ系列で続けたい場合は通学範囲を確認しておくと安心です。
- 最寄駅・所要時間:東急東横線・目黒線 田園調布駅から徒歩圏(世田谷区玉川田園調布1-16-17)
- カリキュラム:ケンブリッジ国際カリキュラムをベースにした英語×サイエンス(STEM)幼児教育
- 対象年齢:1歳6か月〜3歳(プリスクール)/3〜6歳(キンダーガーテン)
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認(クラス・時間帯により変動)
- こんな家庭に:早くから理数・探究の好奇心を、英語と一緒に伸ばしたい家庭に
9. グレースインターナショナルスクール(Grace International Learning Center)
世田谷区瀬田・二子玉川エリアにある、モンテッソーリ教育を軸としたオールイングリッシュのプリスクール。生後数か月から6歳ごろまでを対象に、英語環境のなかで自主性と思いやりを育てます。幼保無償化の対象となる認可外保育施設としても、就学前の家庭に選ばれています。
- 最寄駅・所要時間:東急田園都市線・大井町線 二子玉川駅から徒歩圏(世田谷区瀬田2-13-11)
- カリキュラム:モンテッソーリ教育(オールイングリッシュの幼児保育)
- 対象年齢:生後数か月〜6歳ごろ
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認(クラス・利用時間により変動)
- こんな家庭に:乳幼児期から、英語とモンテッソーリの落ち着いた環境で育てたい家庭に
10. オークウッド東京インターナショナルスクール(Oakwood Tokyo International School)
世田谷区中町にある、ナーサリーからエレメンタリーまでを一つの場所で受けられるインターナショナルスクール。国際バカロレアPYPの認定を目指して申請中で、就学前だけで終わらせず小学校段階まで英語で続けられるのが特徴です。世田谷区とその周辺エリアへのスクールバス送迎、オーガニックカフェによる給食、アフタースクールやサマースクールも用意されており、共働き家庭にとって使いやすい設計になっています。
- 最寄駅・所要時間:東急大井町線 上野毛駅から徒歩約9分(世田谷区中町3-27-11)
- カリキュラム:オールイングリッシュ/IB PYP認定校を目指して申請中
- 対象年齢:生後10か月ごろ〜(ナーサリー・プリスクール・キンダーガーテン・エレメンタリー)
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認(プログラム・利用時間により変動)
- こんな家庭に:スクールバスと給食があり、小学校段階まで英語で続けられる環境を探している家庭に
11. 駒沢公園インターナショナルスクール(Komazawa Park International School)
世田谷区深沢、駒沢オリンピック公園のそばにある共学のインターナショナルプリスクール。18か月から6歳までを対象に、屋外での探索と教室での活動を組み合わせた遊びを通した学び(learning through play)を掲げています。6〜14歳向けの英語アフタースクール(17時〜19時)も運営しているため、小学校に上がってからも英語に触れ続けられます。
- 最寄駅・所要時間:東急田園都市線 駒沢大学駅・東急東横線 自由が丘駅からバス圏(世田谷区深沢2-12-16)
- カリキュラム:遊びを通した学び(child-centered / play-based)
- 対象年齢:18か月〜6歳(+6〜14歳のアフタースクール)
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認
- こんな家庭に:自然のなかでのびのび過ごしながら英語に触れさせたい家庭に
12. 瀬田インターナショナルスクール(Seta International School)
世田谷区瀬田にある、少人数のインターナショナルプリスクール・キンダーガーテン。教室にはモンテッソーリ教材が揃い、経験のある教師が米国の教材も取り入れながら、トドラーからキンダーガーテンまでの一貫したプログラムを提供しています。9時〜14時30分が基本で、14時30分〜16時30分の午後クラスも選べます。サマースクールも実施しています。
- 最寄駅・所要時間:東急田園都市線・大井町線 二子玉川駅/上野毛駅/用賀駅から徒歩・バス圏(世田谷区瀬田1-27-12)
- カリキュラム:モンテッソーリ教材を用いた英語の幼児教育
- 対象年齢:生後8か月〜5歳ごろ
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認
- こんな家庭に:小規模で顔の見える環境から始めたい家庭に
13. ケイキ・インターカルチュラル・プリスクール(Keiki Intercultural Preschool)
世田谷区中町、上野毛駅の近くにある少人数のインターナショナルプリスクール。12か月から6歳までを対象に、英語と多文化理解を軸にした保育を行っています。上野毛・中町エリアはオークウッドも含めてプリスクールが集まっており、複数を見比べやすいのがこのエリアの利点です。
- 最寄駅・所要時間:東急大井町線 上野毛駅から徒歩圏(世田谷区中町4-5-8)
- カリキュラム:英語・多文化理解を軸とした幼児保育
- 対象年齢:12か月〜6歳
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認
- こんな家庭に:家から近い範囲で、少人数の英語環境を探している家庭に
14. TIKインターナショナルスクール 田園調布校(Tokyo International Kindercare)
世田谷区玉川田園調布にある、100%英語環境のインターナショナルスクール。1歳6か月から6歳までを対象に、知性・社会性・芸術性をバランスよく育てる「ホールチャイルド(全人的)教育」を掲げています。特徴的なのは、英語環境でありながら毎朝30分ほど日本語の時間を設け、ひらがな・カタカナまで扱う点。日本の小学校への進学も視野に入れる家庭にとって、母語の土台を崩さない設計は安心材料になります。
- 最寄駅・所要時間:東急東横線・目黒線 田園調布駅から徒歩圏(世田谷区玉川田園調布2-10-20)
- カリキュラム:オールイングリッシュ+日本語・日本文化の時間(毎朝約30分)
- 対象年齢:1歳6か月〜6歳
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認
- こんな家庭に:英語も伸ばしたいが、日本語の読み書きも同時に育てたい家庭に
このほか、世田谷区上馬の三軒茶屋インターナショナルスクール(英語学童・英会話を軸に幅広い年齢を受け入れ)、代沢の代沢インターナショナルスクール(Sprout)、用賀のヨガキッズワールド、瀬田のキティ・インターナショナルスクールなど、乳幼児向けの施設はさらにあります。区内だけでも十数施設あるので、「世田谷区に選択肢がない」わけではまったくありません。ただし小学生以上の本格校は前半の5校が中心です。世田谷区で探しつつ東京全体・他区のインターナショナルスクールも比べたい方は、東京全体の選択肢はこちらもあわせてご覧ください。
世田谷区のインターナショナルスクールに偏差値はあるのか——清泉・セント・メリーズを例に
「清泉インターナショナルスクール 偏差値」「セント・メリーズ 偏差値」——世田谷区の学校を調べていると、こうしたキーワードで検索したくなる瞬間があると思います。結論からお伝えすると、インターナショナルスクールに、日本の学校のような「偏差値」は存在しません。偏差値は、同じ模試を同じ集団が受けたときの相対的な位置を示す数値です。インターナショナルスクールの受験者は日本の統一模試を受けないため、偏差値を算出する母集団そのものが形成されないのです。
ネット上に清泉やセント・メリーズの「偏差値」らしき数字が出ていることもありますが、それは日本の私立中高と横並びにするために第三者が推定した参考値で、学校が公表しているものではありません。当サイトでも、公表されていない数字を推測で書くことはしません。数字を鵜呑みにすると、かえってわが子に合う学校を見落としかねないからです。
偏差値の代わりに見るべき4つの指標
では、何を基準に比べればいいのでしょうか。インター選びで実際に効いてくるのは、次の4点です。
- ① 英語力の要件と入学資格——ここが実質的なゲートです。清泉が公開している入学要件では、少なくとも一方の保護者が英語を流暢に話す駐在・国際結婚家庭のお子さん、家庭で英語を使うお子さん、英語で学ぶ学校に2年以上在籍した日本人生徒、他のインターから転校するお子さんなどが対象区分として示されています。幼稚部(K1〜K3)はネイティブレベルを求められませんが、学年が上がるほど求められる英語力は上がり、EAL(英語を第二言語とする生徒向け)プログラムの枠は限られています。
- ② IB・AP・IGCSEなどの提供状況と実績——清泉はIBのPYP・MYP・DPを通して提供するフルコンティニュアム校で、IGCSEも学べます。セント・メリーズは米国式カリキュラムを基盤に高校でIB DPを選択でき、BST昭和キャンパスはIGCSEからIBDPへ接続します。同じ「本格校」でも、修了時に手にする資格が違います。
- ③ 卒業生の進学先——偏差値より雄弁なのがここです。各校の公式サイトには university destinations(進学先大学一覧)が掲載されています。日本の大学・英語圏の大学のどちらに強いのか、お子さんの希望と重なるかを、必ず一次情報で確認してください。当サイトで具体的な合格者数を書かないのは、年度で大きく変動し、推測が入りやすい数字だからです。
- ④ 入学審査の中身——セント・メリーズは、過去の在籍校の成績証明書、標準テストの結果、スクリーニングテスト、そして本人と保護者の面接で審査します。清泉はGrade 1〜11で英語と算数のアセスメントを実施し、その結果をふまえて各部門の校長との家族面談に進みます。つまり見られているのは「偏差値」ではなく、これまでの学習の積み上げと、英語で学び続けられるかどうかです。
清泉・セント・メリーズの学年構成と学費を並べて見る
偏差値のような一次元の序列がない代わりに、この2校は性別・学年構成・カリキュラム・費用という4つの軸でかなり性格が違います。公式情報にもとづいて整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | 清泉インターナショナルスクール | セントメリーズ・インターナショナルスクール |
|---|---|---|
| 所在地・最寄駅 | 世田谷区用賀1-12-15/用賀駅 | 世田谷区瀬田1-6-19/二子玉川駅・上野毛駅 |
| 性別・学年構成 | 幼稚部は共学、Grade 1〜12は女子(2歳〜18歳) | 幼稚部〜Grade 12まで男子(約5〜18歳) |
| カリキュラム | IB PYP・MYP・DP+IGCSE | 米国式+高校でIB DP選択 |
| 年間授業料 | 幼半日160万/幼全日250万/小265万/中高270万円 | 小286万/中297万/高305万円 |
| 出願料 | 3万円 | 5万円 |
| 初年度の一時金 | 登録料30万+土地建物開発費70万円 | 登録料40万+開発基金100万円 |
| 年間の施設維持費 | 15万円 | 20万円 |
| スクールバス(年間) | 片道31万/往復42万円(11路線) | 片道31万/往復42万円 |
| 入学審査 | G1〜11は英語・算数のアセスメント+校長との家族面談 | 成績証明書・標準テスト結果・スクリーニングテスト+本人と保護者の面接 |
出典:清泉インターナショナルスクール公式 Tuition & Fees(2026-2027年度)/セント・メリーズ公式 Tuition & Fees(2026-2027年度)。※2026年7月時点の公開情報です。
こうして並べると、「どちらが上か」ではなく「わが子がどちらに当てはまるか」で決まる問いだとわかります。お子さんの性別、いま何歳か、IBを最後まで学ばせたいのか、費用の上限はどこか——偏差値の数字を探すよりも、この4つを見比べるほうが、相性は正確にわかります。私たちNIJIN GLOBAL ACADEMYが「脱偏差値」を掲げているのも、同じ理由からです。点数で子どもを一列に並べるのではなく、一人ひとりが「自分と世界を、好きになる」ことを学びの土台に置く。世田谷区の学校選びでも、この視点はきっと役に立つはずです。偏差値という考え方そのものをもう少し掘りたい方は、インターナショナルスクールに偏差値はある?ランキングの正しい読み方もあわせてどうぞ。
世田谷区のインターナショナルスクールの入学・編入時期と必要書類
ここが、世田谷区の学校を検討する家庭が最もつまずくポイントです。日本の中学受験のように「2月1日に一斉に入試」という形ではないため、いつ動けばいいのかが見えにくいのです。
学年暦は8月下旬スタート——逆算すると動き出しは1年以上前
清泉の公式情報では、学年暦は8月下旬に始まり6月上旬に終わります。セント・メリーズやBSTも同様に欧米型の学年暦です。つまり4月入学を前提に考えていると、丸ごと半年ずれてしまいます。実務的な逆算はこうなります。
- 入学の12〜15か月前:学校見学・オープンハウス・説明会に参加。この段階で「英語力が足りているか」を率直に相談しておくと、その後が楽になります
- 前年の秋(9〜11月ごろ):出願。出願料は清泉3万円、セント・メリーズ5万円、BST4万円、TIPS3.3万円(いずれも公式・2026年時点)
- 前年の冬(11〜2月ごろ):アセスメント(英語・算数)や面接、学校によっては体験通学
- 春(2〜5月ごろ):合否通知。合格後は期限内に登録料・開発費などの一時金を納付(清泉100万円/セント・メリーズ140万円/BST118万円/TIPS111.1万円の水準)
- 8月下旬:入学・新学年開始
ただし、セント・メリーズのように出願を通年で受け付け、空き状況に応じて随時審査する学校もあります。「もう時期を逃した」と諦める前に、まず問い合わせてみるのが正解です。
必要書類はここでつまずきやすい
日本の学校からの出願で最も時間がかかるのが書類です。学校によって差はありますが、次のあたりが標準的です。
- 過去2〜3年分の英文の成績証明書(在籍校に英文での発行を依頼する必要があり、ここで数週間かかることがあります。TIPSは英文の成績証明書を必須としています)
- 在学証明書・卒業(見込)証明書
- 担任や英語・算数の教員による推薦状(英文)
- パスポート・在留カードの写し、証明写真
- 予防接種記録・健康診断書
- これまでに受けた標準テストの結果(お持ちの場合)
- 保護者の英語力・家庭での使用言語に関する申告(学校の入学資格区分にかかわります)
英語力の目安と、編入で知っておくべきローカルルール
英語力の目安は、学年で大きく変わります。幼稚部段階では「挨拶ができ、先生の簡単な指示に応じられる」水準で受け入れられる可能性がありますが、小学校高学年・中学以降は英語で教科を学び切れるかが問われ、EAL枠も限られます。「まず英語力をつけてから」と考える場合、ダブルスクールやオンラインで英語の学習量を確保してから出願するという順番も現実的です(ダブルスクールという選択もご参考に)。
もう一つ、意外に知られていないルールがあります。清泉の公式FAQによると、JCIS(Japan Council of International Schools)加盟校の間での年度途中の転校は、両校の校長による事前の協議なしには受け入れられません。つまり「東京のインターに入ってから、より上位と思う学校へ途中で乗り換える」という動きは、想像よりずっと難しいということです。だからこそ最初の選択で、費用も通学も無理のない範囲を選んでおく意味があります。
そして日本人家庭にとって最も重要なのが、就学義務の扱いです。世田谷区の公式案内では、「保護者は、日本国籍を有し日本国内に居住する児童・生徒を、学校教育法に基づく学校に就学させる義務があります」とされ、インターナショナルスクール等は「学校教育法第1条に定められた学校ではなく、独自の教育課程を編成している各種学校または無認可の教育施設」と位置づけられています。二重国籍で将来外国籍を選択する可能性が高く、ほかに教育を受ける機会が確保されている場合には就学義務の免除を受けられるとされ、その手続きは教育委員会事務局学務課就学係の窓口です。日本国籍のみのお子さんがインターに通う場合の扱いは家庭ごとに事情が異なるため、世田谷区の公式ページを確認し、必ず区に直接相談してください。
比較でわかる、わが家に合う選び方
区内の学校を並べても、「結局どう選べば?」と迷うのが正直なところだと思います。世田谷区の選択肢は大きく分けて、①伝統ある大手インター(セント・メリーズ・清泉・BST昭和)、②幼児向けの中堅・新興プリスクール、③そして通学しないオンライン国際校という3タイプで考えると整理しやすくなります。下の表は、費用・入りやすさ・通学負担などの観点で、それぞれの傾向を正直に示したものです。

セント・メリーズ・清泉のような大手インターは、環境も進路実績も魅力ですが、学費と入学のハードルは高め。しかも幼小中高を一つのキャンパスで通えるのは区内でこの2校に限られ、男子・女子という枠もあります。幼児向けプリスクールは就学前の入り口としては充実していますが、「小学校以降どうするか」を早めに考えておく必要があります。そして忘れてはいけないのが、通学を前提にしない選択肢です。年間300万円前後の学費が家計の大きな負担になっていないか、送り迎えや通学がお子さんの負担になっていないか——ここは正直に見つめる価値があります。費用の内訳をもう少し細かく知りたい方はインターナショナルスクールの学費の内訳、高いと感じたときの考え方はインターナショナルスクールは高すぎる?と感じたらもご参考にどうぞ。

世田谷区だけで判断せず、他都市の相場と見比べたい方へ:インターナショナルスクールの学費データベース(都市別の相場・内訳と無償化の現実)で、国内・アジア主要都市16校の年間授業料を出典付きで一覧にしています。
世田谷区から通える近隣区のインターナショナルスクール
世田谷区にこだわりすぎないほうがいい理由は、単純に電車で30分前後の範囲に選択肢が一気に増えるからです。特に「共学の本格校がいい」「米国式でAPを取りたい」「小学校段階から本格校に入れたい」という条件だと、区外まで見たほうが選べます。以下は世田谷区の主要駅から通える実在校の例と、所要時間の目安です(乗り換え・時間帯で変動します)。
- 聖心インターナショナルスクール(渋谷区広尾・幼〜Grade 12の女子校)——二子玉川から渋谷経由でおよそ35分、三軒茶屋からならおよそ25〜30分。清泉と同じくカトリック系の女子校で、女子で本格校を探す家庭の比較対象になります。
- 西町インターナショナルスクール(港区元麻布・幼〜Grade 9)——三軒茶屋から渋谷経由でおよそ30分。日英バイリンガル環境と探究型の学びが特徴で、共学です。
- 東京インターナショナルスクール(港区三田・IB認定)——三軒茶屋から渋谷経由でおよそ25〜30分。世田谷区下馬の学芸大キンダーガーテンと同じ系列なので、幼児期を世田谷、就学後を港区という流れも組めます。
- ブリティッシュ・スクール・イン・東京 麻布台ヒルズキャンパス(港区・Nursery〜Year 6)——三軒茶屋からおよそ25〜30分。中学以降は前述の世田谷区・昭和キャンパスに移るため、小学校は港区、中高は世田谷区という通学設計になります。
- グレッグ・インターナショナルスクール(目黒区自由が丘・12か月〜13歳)——二子玉川から大井町線・東横線でおよそ15分。世田谷区南部からは最も近い「小学校段階まで続けられる」選択肢のひとつです。
- アメリカンスクール・イン・ジャパン 調布キャンパス(調布市・幼〜Grade 12/米国式+AP)——世田谷区西部(成城学園前・喜多見・上北沢あたり)からバス・車でおよそ25〜40分。米国式でAPまで取りたい家庭の第一候補です。
- 大田区・田園調布エリア——玉川田園調布は世田谷区ですが、多摩川を挟んだ大田区側にも幼児向けのプリスクールが点在します。小学生以上の本格校は少ないため、幼児期の選択肢を広げる目的で見るのが現実的です。
各区の詳しい比較は、渋谷区のインターナショナルスクール・港区のインターナショナルスクール・調布のインターナショナルスクールの各ガイドにまとめています。区をまたいで検討するなら、通学時間はお子さんの1日の体力から逆算するのを忘れずに。片道40分は、6年間・12年間続けると相当な負荷になります。
学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢
世田谷区は、落ち着いた環境と伝統校に恵まれた街です。それでも、幼小中高を一つのキャンパスで通える本格校が区内に2校しかないこと、年間300万円前後の学費、そして男子校・女子校という枠が、現実の壁になる家庭は少なくありません。「国際的な学びを受けさせたいけれど、この負担が何年も続くのは……」「小学生になったら区内に選択肢が急に狭まる……」と迷うなら、通学を前提としないオンライン・インターナショナルスクールという第8の選択肢があります。
私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。運営は、日本で1000名以上が在籍するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を手がける株式会社NIJIN。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」の考え方のもと、少人数の対話を中心に「自分と世界を、好きになる」学びを目指します。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳で、住む場所を選びません。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計です。学費は対面インターのおよそ5分の1を目指しています。
正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれからです。校庭や施設での対面体験は、通学型の学校と同じようには提供できません。それでも、通学の負担なく、費用を抑えて世界とつながる学びは、世田谷区で選択肢を比べるあなたにとって、検討する価値のある一つの道だと考えています。
よくある質問
Q. 世田谷区のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?
A. プリスクール(幼児部)なら生後8〜10か月から受け入れる学校が多く、世田谷区はこの層が特に充実しています。清泉は2歳から、セント・メリーズは幼稚部から受け入れがあり、幼小中高まで一貫して通えます。小学生以上ならセント・メリーズ(男子)・清泉(女子)・オークウッド(エレメンタリー)、中学生以上ならBST昭和キャンパス(Year 7〜)、Grade 4以上ならTIPSが対象です。まずはお子さんの年齢で受け入れ可能な学校を絞り込むのが第一歩です。
Q. 世田谷区は小学生以上でも本格校に通えますか?
A. 幼小中高を一つのキャンパスで通えるのは、区内ではセント・メリーズ(男子)と清泉(女子)の2校です。ただし中学以降なら太子堂のBST昭和キャンパス(Year 7〜13・共学・英国式+IBDP)、Grade 4以上なら鎌田のTIPS(共学・少人数)、女子なら喜多見の国本女子ダブルディプロマコースという選択肢もあります。「区内には2校だけ」というのは正確ではありません。共学の米国式K-12を望むなら、渋谷区・港区・調布市まで視野を広げるのが現実的です。
Q. 日本人の家庭でも入学できますか?帰国子女枠はありますか?
A. 日本人家庭でも入学できますが、学校ごとに入学資格の区分があります。清泉が公開している要件では、英語を流暢に話す保護者がいる家庭、家庭で英語を使うお子さん、英語で学ぶ学校に2年以上在籍した日本人生徒、他のインターから転校するお子さんなどが対象として示されています。いわゆる「帰国子女枠」という名称ではなく、こうした資格区分と英語アセスメントの結果で実質的に判断される形です。なお日本国籍のお子さんの場合、インターナショナルスクールは学校教育法第1条の学校ではないため就学義務との関係が生じます。清泉の公式FAQでも、日本国籍の生徒がGrade 1〜9に在籍することは日本の就学義務を満たさないと明記されています。世田谷区の公式案内も同様の立場ですので、必ず区の案内を確認し、学務課就学係に相談してください。
Q. スクールバスはありますか?世田谷区内からの通学はどうなりますか?
A. 清泉は11路線のスクールバスを運行しており、公式FAQでは六本木、神谷町・青葉台、松濤、四谷、品川、広尾、赤坂、白金、田園調布、代々木上原、九段の各エリアが案内されています。費用は年間で片道約31万円、往復約42万円。セント・メリーズも同額水準(片道31万円/往復42万円)です。ただしバス路線は都心方面が中心なので、世田谷区内在住の場合はむしろ徒歩・自転車・電車通学が主流になります。二子玉川・用賀・三軒茶屋から徒歩圏という立地は、バス代が要らないという意味で年間30〜40万円の差になり得ます。オークウッド東京インターナショナルスクールのように、世田谷区とその周辺へ送迎バスを出している幼児向けの学校もあります。
Q. 世田谷区に学費の補助はありますか?
A. 就学前であれば、あります。世田谷区は幼児教育・保育の無償化に加えて区独自の上乗せを行っており、認可外保育施設(インターナショナルプリスクールを含む、国の指導監督基準を満たす証明書を持つ施設)を利用する場合、3〜5歳児クラスで月額上限77,000円(給食を提供する施設は80,000円)、0〜2歳児クラスは非課税世帯に限り月額上限80,000円が補助されます。ただし「保育の必要性の認定」を事前に受けている必要があり、認定期間はさかのぼれないため早めの申請が必須です。対象施設は区の無償化対象施設一覧で確認できます。一方で小学生以上のインターナショナルスクールの学費に使える公的補助は、基本的にありません。詳しくは世田谷区の公式ページと、インターナショナルスクールの学費補助・助成のまとめをご覧ください。
Q. 途中からの編入はできますか?
A. 多くの学校で編入枠はありますが、人気校ほど定員に空きが出にくく、時期や学年で条件が変わります。編入テストや面接、英語力の基準が設けられる場合もあるため、入りたい時期の1年ほど前から各校へ直接問い合わせておくと安心です。また清泉の公式FAQによると、JCIS(Japan Council of International Schools)加盟校の間での年度途中の転校は、両校の校長による事前協議なしには受け入れられません。「入ってから乗り換える」前提では動きにくいので、最初の選択を慎重に。
迷う時間も、お子さんを想う時間です
学校選びに「正解」はありません。世田谷区という落ち着いた環境のなかでも、大切なのは「入学できるか」より「この学びを何年も無理なく続けられるか」です。学費も、通学も、お子さんの性格も——どれも家庭ごとに事情が違います。偏差値のような一本の物差しがないことは、実は救いでもあります。並べられないからこそ、お子さんに合うかどうかだけを見ればいい。だからこそ、あなたが迷っているその時間そのものが、お子さんの未来を真剣に想っている証拠です。焦らず、いくつかの学校を実際に見て、比べてみてください。もし「通学以外の道」も知っておきたいと思われたら、私たちの開校情報もそっと候補に入れていただけたら嬉しいです。
ほかの都市のインターナショナルスクールガイド
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