「世田谷区でインターナショナルスクールを探しているけれど、実際のところ何校あって、学費はどのくらいなのだろう」——そう思ってこのページにたどり着いた方も多いはずです。世田谷区は都内でも有数の閑静な住宅地で、緑豊かな環境と落ち着いた街並みから、国際教育を望む家庭に長く選ばれてきました。この記事では、世田谷区に実在するインターナショナルスクールを、幼小中高まで通える本格校から幼児向けプリスクールまで正直に整理し、学費の相場・カリキュラム・わが家に合う選び方をお伝えします。さらに、学費や通学が壁になったときの「オンラインという第8の選択肢」までご紹介します。読み終えるころには、お子さんに合う進路の輪郭がきっと見えてきます。

はじめに基礎を押さえたい方へ:インターナショナルスクールとは?種類・学費・入学条件・選び方の完全ガイドで全体像を整理しています。
世田谷区のインターナショナルスクール事情と学費相場
まず前提として、世田谷区は「幼小中高まで一貫して通える本格的なインターナショナルスクール」が数多くひしめくエリアではありません。港区や渋谷区のように大使館・外資系企業が密集する土地とは性格が違い、世田谷区の中心にあるのは、瀬田・用賀・二子玉川といった緑豊かな住宅地です。そのため、区内の学校は「歴史ある名門のK-12校が2校」+「幼児向けのプリスクール・キンダーガーテンが複数」という構成になっています。数は多くなくても、質の面ではセントメリーズ・清泉という国内屈指の伝統校を擁するのが世田谷区の特徴です。
学費の相場を見ると、幼小中高まで持つ本格校の場合、世田谷区では年間の授業料でおおむね160万〜305万円ほどが目安です。上限に近いK-12の男子校では年間286万〜305万円、共学の幼稚部から始まる女子校では年間160万〜270万円と、学校・学年によって幅があります。これに入学金・施設整備費・スクールバス代などが加わると、初年度の総額は400万円前後に達することも珍しくありません。一方、幼児向けのプリスクールは時間帯やクラスにより費用が大きく変わるため、多くが「要問い合わせ」の位置づけです。
※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

世田谷区に実在するインターナショナルスクールを正直に紹介
ここからは、世田谷区に実在するインターナショナルスクールを正直に整理します。無理に「7選」とはしません。幼小中高まで通える本格校は区内に2校で、あとは就学前から国際環境に触れられるプリスクール・キンダーガーテンが中心です。それぞれ性格が大きく異なるので、「有名だから」ではなく「わが家の年齢・価値観に合うか」で読み進めてください。
1. セントメリーズ・インターナショナルスクール(St. Mary’s International School)
世田谷区瀬田に1954年から続く、日本を代表する男子のインターナショナルスクール。幼稚部から高校まで(キンダーガーテン〜Grade 12)を対象に、米国式カリキュラムを基盤としつつ、高校では国際バカロレア(IB DP)も選択できます。世界各国から生徒が集まり、進学実績も豊富。世田谷区で「本格的なK-12」を望むなら、まず名前が挙がる学校のひとつです。
- カリキュラム:米国式カリキュラム+高校でIBディプロマ(IB DP)
- 対象年齢:幼稚部〜Grade 12(男子・およそ5〜18歳)
- 学費目安:授業料 年間約286万〜305万円(2026-2027年度の公式情報。別途 出願料・登録料・開発基金などの一時金)
- こんな家庭に:男子で、幼小中高まで一貫した本格的な国際教育・IBまで見据えたい家庭に
2. 清泉インターナショナルスクール(Seisen International School)
世田谷区用賀にある、カトリック系の伝統校。幼稚部(キンダーガーテン)は共学、Grade 1以上は女子校という編成で、幼小中高を通じて国際バカロレア(PYP・MYP・DP)を提供します。少人数で一人ひとりに寄り添う校風と、モンテッソーリを取り入れた幼児教育でも知られます。セントメリーズと並び、世田谷区を代表するK-12校です。
- カリキュラム:国際バカロレア(IB PYP・MYP・DP)
- 対象年齢:2歳〜Grade 12(幼稚部は共学、Grade 1以上は女子)
- 学費目安:授業料 年間約160万〜270万円(幼稚部ハーフデイ約160万円〜、初等部以上 約265万〜270万円。2026-2027年度の公式情報。別途一時金あり)
- こんな家庭に:女子で、IBの探究型教育とカトリックの価値観のもと、幼児から一貫して学ばせたい家庭に
3. さくらインターナショナルスクール世田谷校(Sakura International School)
世田谷区上用賀にある、関西国際学園グループのインターナショナルプリスクール。日英バイリンガル・探究型の英語保育を特徴とし、幼児期から「自分で考える力」と英語に親しむ環境を用意しています。用賀駅から通えるアクセスで、就学前の国際教育のスタート地点として人気です。
- カリキュラム:日英バイリンガル・探究型の英語保育(幼児教育)
- 対象年齢:主に幼児(プリスクール〜キンダーガーテン年代)
- 学費目安:公式の資料請求・お問い合わせで要確認(時間帯・クラスにより変動)
- こんな家庭に:就学前から、まずは英語と探究の環境にやさしく慣れさせたい家庭に
4. 東京インターナショナルスクール 学芸大キンダーガーテン/アフタースクール
世田谷区下馬にある、国際バカロレア認定校・東京インターナショナルスクールのカリキュラムをベースにしたキンダーガーテンとアフタースクール。「英語で学ぶ」探究型の環境で、幼児期から小学校低学年までを対象にしています。放課後の英語学童としても使える柔軟さが魅力です。
- カリキュラム:東京インターナショナルスクール(IB認定)ベースの探究型英語教育
- 対象年齢:キンダーガーテン(年少〜年長)+アフタースクール(年中〜小学4年生前後)
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認(プログラム・利用時間により変動)
- こんな家庭に:地元に通いながら、放課後も含めて英語漬けの環境を無理なく続けたい家庭に
5. ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンス 田園調布校
世田谷区玉川田園調布にある、STEM(理数)教育に力を入れたケンブリッジ国際認定グループのプリスクール。幼児期から英語でサイエンスに触れられる独自のカリキュラムが特徴で、田園調布駅から徒歩圏です。理数・探究の芽を早くから育てたい家庭の選択肢になります。
- カリキュラム:ケンブリッジ国際カリキュラムをベースにした英語×サイエンス(STEM)幼児教育
- 対象年齢:主に幼児(プリスクール年代)
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認(クラス・時間帯により変動)
- こんな家庭に:早くから理数・探究の好奇心を、英語と一緒に伸ばしたい家庭に
6. グレースインターナショナルスクール(Grace International School)
世田谷区・二子玉川エリアにある、モンテッソーリ教育を軸としたオールイングリッシュのプリスクール。生後数か月から6歳ごろまでを対象に、英語環境のなかで自主性と思いやりを育てます。幼保無償化の対象となる認可外保育施設としても、就学前の家庭に選ばれています。
- カリキュラム:モンテッソーリ教育(オールイングリッシュの幼児保育)
- 対象年齢:生後数か月〜6歳ごろ
- 学費目安:公式のお問い合わせで要確認(クラス・利用時間により変動)
- こんな家庭に:乳幼児期から、英語とモンテッソーリの落ち着いた環境で育てたい家庭に
このほか、世田谷区上馬の三軒茶屋インターナショナルスクールのように、英語学童・英会話を軸に幅広い年齢を受け入れる施設もあります。ただ、幼小中高まで通える本格的なインターナショナルスクールという意味では、世田谷区内はセントメリーズと清泉の2校が中心です。「小学生以上で本格校を」と考える場合は、隣接する渋谷区・目黒区・大田区・杉並区まで視野を広げるのが現実的です。世田谷区で探しつつ、東京全体・他区のインターナショナルスクールも比べたい方は、東京全体の選択肢はこちらもあわせてご覧ください。
比較でわかる、わが家に合う選び方
区内の学校を並べても、「結局どう選べば?」と迷うのが正直なところだと思います。世田谷区の選択肢は大きく分けて、①伝統ある大手インター(セントメリーズ・清泉)、②幼児向けの中堅・新興プリスクール、③そして通学しないオンライン国際校という3タイプで考えると整理しやすくなります。下の表は、費用・入りやすさ・通学負担などの観点で、それぞれの傾向を正直に示したものです。

セントメリーズ・清泉のような大手インターは、環境も進路実績も魅力ですが、学費と入学のハードルは高め。しかも幼小中高まで通えるのは区内でこの2校に限られ、男子・女子という枠もあります。幼児向けプリスクールは就学前の入り口としては充実していますが、「小学校以降どうするか」を早めに考えておく必要があります。そして忘れてはいけないのが、通学を前提にしない選択肢です。年間300万円前後の学費が家計の大きな負担になっていないか、送り迎えや通学がお子さんの負担になっていないか——ここは正直に見つめる価値があります。学費が高いと感じたときの考え方は、インターナショナルスクールは高すぎる?と感じたらもご参考にどうぞ。

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢
世田谷区は、落ち着いた環境と伝統校に恵まれた街です。それでも、幼小中高まで通える本格校が区内に2校しかないこと、年間300万円前後の学費、そして男子校・女子校という枠が、現実の壁になる家庭は少なくありません。「国際的な学びを受けさせたいけれど、この負担が何年も続くのは……」「小学生になったら区内に選択肢が急に狭まる……」と迷うなら、通学を前提としないオンライン・インターナショナルスクールという第8の選択肢があります。
私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。運営は、日本で1000名以上が在籍するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を手がける株式会社NIJIN。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」の考え方のもと、少人数の対話を中心に「自分と世界を、好きになる」学びを目指します。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳で、住む場所を選びません。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計です。学費は対面インターのおよそ5分の1を目指しています。
正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれからです。校庭や施設での対面体験は、通学型の学校と同じようには提供できません。それでも、通学の負担なく、費用を抑えて世界とつながる学びは、世田谷区で選択肢を比べるあなたにとって、検討する価値のある一つの道だと考えています。
よくある質問
Q. 世田谷区のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?
A. プリスクール(幼児部)なら生後数か月から受け入れる学校が多く、世田谷区はこの層が比較的充実しています。清泉は2歳から、セントメリーズは幼稚部から受け入れがあり、幼小中高まで一貫して通えます。まずはお子さんの年齢で受け入れ可能な学校を絞り込むのが第一歩です。
Q. 世田谷区は小学生以上でも本格校に通えますか?
A. 幼小中高まで通える本格的なインターナショナルスクールは、区内ではセントメリーズ(男子)と清泉(女子)が中心です。共学の本格校や他のカリキュラムを望む場合は、隣接する渋谷区・目黒区・大田区などまで視野を広げるか、通学を前提としないオンライン校を検討するのが現実的です。
Q. 途中からの編入はできますか?
A. 多くの学校で編入枠はありますが、人気校ほど定員に空きが出にくく、時期や学年で条件が変わります。編入テストや面接、英語力の基準が設けられる場合もあるため、入りたい時期の1年ほど前から各校へ直接問い合わせておくと安心です。
迷う時間も、お子さんを想う時間です
学校選びに「正解」はありません。世田谷区という落ち着いた環境のなかでも、大切なのは「入学できるか」より「この学びを何年も無理なく続けられるか」です。学費も、通学も、お子さんの性格も——どれも家庭ごとに事情が違います。だからこそ、あなたが迷っているその時間そのものが、お子さんの未来を真剣に想っている証拠です。焦らず、いくつかの学校を実際に見て、比べてみてください。もし「通学以外の道」も知っておきたいと思われたら、私たちの開校情報もそっと候補に入れていただけたら嬉しいです。


