「金沢でインターナショナルスクールを探しているけれど、調べても同じ名前ばかり出てくる」「そもそも金沢市内に何校あるのか、はっきり知りたい」——そんな気持ちでこのページを開いた方が多いのではないでしょうか。金沢は北陸最大の都市で、北陸新幹線の開業以降、海外からの人の流れも企業の進出も増えました。それでも、東京や大阪のように「インターナショナルスクールが十数校あって選び放題」という街ではありません。この記事では、金沢市内に実在する学校を水増しせずに全部並べ、そのうえで内灘・小松・白山、さらに富山まで広げた通学圏の選択肢を、公開されている学費の実額つきで整理します。加えて、2027年に金沢の景色を変える可能性がある新設校の動きと、通学そのものを前提にしない第8の選択肢まで。読み終えるころには、お子さんに合う道筋の輪郭が見えているはずです。
結論:金沢で選べる学校(早見)
- アオバジャパン・インターナショナルスクール 金沢キャンパス|3歳〜小学3年(開校初年度)|学費は公式の学費表・説明会で要確認|2027年8月開校予定。IB(PYP/MYP/DP)の認定取得を目指す探究型で、金沢市三小牛町の北陸学院大学 国際交流研修センターを活用
- Kanazawa International School(金沢インターナショナルスクール)|2〜5歳|月26,250円(週1日)〜105,000円(週5日)|金沢市諸江町の小規模プリスクール。英語を主言語に、午前・午後の3時間クラス
- Weskii Lab(ウェスキーラボ)|未就学児〜小学生|要問い合わせ|金沢市内3拠点。オールイングリッシュのバイリンガル保育園と、英語で預かる放課後学童
- Ishikawa Hope International School|幼稚部〜高等部|要問い合わせ|内灘町千鳥台。2024年4月本開校の少人数校で、英語を主言語にプロジェクト型・STEAMの学びを行う
- 白山インターナショナルスクール(Hakusan International School)|5〜15歳|要問い合わせ|小松市園町。2005年開校で、北陸で最も歴史のある英語で学ぶスクールのひとつ。フルタイム/サタデー等の複数プログラム
- 国際高等専門学校(ICT)|15歳〜(高専1年=高1相当)|1・2年は授業料年1,824,000円+寮費年546,000円+食費年630,000円|白山麓キャンパスで全寮制、3年次はニュージーランド留学、4・5年次は金沢キャンパス
- トリニティーインターナショナルスクール(富山市)|小・中・高|初年度合計1,090,000円(入学金150,000円+授業料月70,000円×12+施設費100,000円)|2024年開校。北陸で最も学費が抑えられた通学型のひとつ
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン/2027年9月開校・6〜18歳・対面インターの約1/5の学費帯を目指す・日本語の支えあり)|住む場所を選ばず、少人数の対話中心で学ぶオンライン・インターナショナルスクール。2027年9月開校予定で、現在は開校情報登録の受付中

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金沢市のインターナショナルスクール事情と学費相場
まず前提を正直にお伝えします。金沢市内で「英語を主な言語として毎日通える学校」は、2026年9月時点でとても限られています。市内に住所を置く施設は、未就学児向けのプリスクールとアフタースクールが中心で、小学生以上をフルタイムで英語環境に置ける学校は市内には見当たりません。これは金沢が特別なわけではなく、日本ではインターナショナルスクールが学校教育法第1条に定める「学校」に位置づけられていないため、地方都市では小学生以上を受け入れる校数がどうしても少なくなる、という全国共通の事情です。制度の背景はインターナショナルスクールとは何かを解説した記事で整理しています。
その金沢の景色を変えうるのが、2027年8月開校予定のアオバジャパン・インターナショナルスクール金沢キャンパスです。IBのPYP・MYP・DPの認定取得を目指し、開校初年度は3歳の幼稚部から初等部3年生までを受け入れ、将来的にはG4〜G10へ拡大する計画が公表されています。金沢市三小牛町の北陸学院大学 国際交流研修センターを活用する形で、開校前から説明会が行われています。つまり金沢の家庭にとって、今は「選択肢が少ない時期」であると同時に「数年後の地図が書き換わる直前」でもあります。
学費の相場感も押さえておきましょう。金沢のプリスクール帯は、週の通う日数で決まる月額制が中心で、週1日なら月2万円台から、週5日で月10万円前後というレンジが一つの目安になります。一方、小学生以上を受け入れる北陸の通学型は幅が大きく、富山のトリニティーは初年度合計で約109万円、全寮制で英語で理数工学を学ぶ国際高等専門学校は1・2年で授業料だけで年約182万円(寮費・食費は別)。東京の大手インターが年300万円前後になることを思えば抑えられていますが、それでも公立とは桁が違います。だからこそ「入学できるか」より「6年、12年と続けられるか」で見てほしいのです。内訳の考え方はインターナショナルスクールの学費の内訳を分解した記事にまとめました。石川県全体の分布は石川県のインターナショナルスクール一覧もあわせてご覧ください。

金沢市内のインターナショナルスクールは全3校|学費と特徴
ここからは、金沢市内に拠点を置く3校を、開校予定のものも含めて正直に並べます。7選のような数合わせはしません。数が少ないことも、あなたが判断するための大切な情報だからです。
1. アオバジャパン・インターナショナルスクール 金沢キャンパス(2027年8月開校予定)
東京で長年IB教育を行ってきたアオバジャパン・インターナショナルスクールが、金沢市三小牛町の北陸学院大学 国際交流研修センターを活用して開く新キャンパスです。開校初年度は3歳以上の幼稚部から初等部3年生まで、その後G4〜G10へ拡大予定で、高等部にあたる11・12年生はオンラインのDPプログラムで継続できる設計が公表されています。金沢市内で「小学生以上が毎日英語で学ぶ」道が現実的に見えてくる、地域にとって大きな変化です。
- カリキュラム:IBのPYP・MYP・DPの認定取得を目指す探究型学習
- 対象年齢:開校初年度は3歳(幼稚部)〜初等部3年、将来的にG10まで拡大予定
- 学費目安:公式サイトに学費表が掲載されていますが、開校前で改定の可能性があるため、最新の金額は説明会・公式サイトで必ずご確認ください
- こんな家庭に:IBの一貫した道筋を金沢で歩ませたい/数年後を見据えて早めに動きたいご家庭
2. Kanazawa International School(金沢インターナショナルスクール)
金沢市諸江町にある、2〜5歳を対象とした小規模の英語プリスクールです。公式サイトによると、言語・創造性・発見・身体・社会性という5つの発達領域を軸に、音楽や自然、料理、工作といった具体的な体験を通して英語に触れる設計。英語を主言語としつつ、アルファベット導入としてフォニックスも取り入れています。月〜土のうち週1〜5日を選べるため、地域の幼稚園・保育園と併用しているご家庭も少なくありません。
- カリキュラム:英語を主言語とした遊びと体験中心のプリスクール(フォニックス導入あり)
- 対象年齢:2〜5歳/8:30〜11:30または13:00〜16:00の3時間クラス
- 学費目安:月26,250円(週1日)〜105,000円(週5日)、入会金5,250円(1家族)、運営費800円。教材・おやつ込みと明記(公式サイト掲載額。掲載時期の記載がないため最新は要確認)
- こんな家庭に:就学前に英語の耳を育てたい/園と併用しながら少しずつ慣らしたいご家庭
3. Weskii Lab(ウェスキーラボ)
金沢市小坂町の本校、駅西(長田)、泉野の3拠点を持つ、バイリンガル保育園と英語アフタースクールのブランドです。公式サイトでは、オールイングリッシュの環境で「聞く・話す」から始め、デザイン思考やプロジェクト型の学びを取り入れると説明されています。放課後の預かりを兼ねているため、共働きのご家庭が学童の枠を英語環境に置き換える、という使い方ができるのが特徴です。富山にも拠点があります。
- カリキュラム:オールイングリッシュのバイリンガル保育+プロジェクト型の放課後プログラム
- 対象年齢:未就学児〜小学生(コースにより異なる)
- 学費目安:公式サイトでは非公開。要問い合わせ(説明会で案内)
- こんな家庭に:共働きで放課後の時間を活かしたい/全日制インターは難しいが英語の量は確保したいご家庭
金沢から通える北陸のインターナショナルスクール4校|内灘・小松・白山・富山
小学生以上をフルタイムで英語環境に置きたい場合、金沢市内だけで完結させるのは現状むずかしいのが実際です。そこで、金沢を起点に通学圏を広げた4校を、距離感とあわせて見ていきます。
4. Ishikawa Hope International School(内灘町)
金沢市の北西に隣接する河北郡内灘町・千鳥台にある学校です。2023年の準備開校を経て2024年4月にグランドオープンし、幼稚部から高等部までを対象としています。公式サイトによると、英語を主な言語としながら、手を動かすプロジェクト、アート、STEAM、探究型の学びを組み合わせる方針。小中学生は地域の公立校に学籍を置きながら通う形をとり、高等部は提携する通信制高校を通じて卒業資格につなげる設計だと説明されています。金沢市北部からなら車で通える距離です。
- カリキュラム:英語を主言語とした探究・プロジェクト型/STEAM(キリスト教的価値観を土台とする)
- 対象年齢:幼稚部〜高等部
- 学費目安:公式サイトに掲載がなく、学費は問い合わせ制(要問い合わせ)
- こんな家庭に:少人数でていねいに見てほしい/日本の学籍を残しつつ英語環境に置きたいご家庭
5. 白山インターナショナルスクール(Hakusan International School/小松市)
小松市園町にある、2005年開校のスクールです。北陸で「英語で学ぶ」本格的なスクールとしては最も早い部類で、5〜15歳を対象に、フルタイムのほかサタデースクールや平日の一部通学など、複数のプログラムを設けてきました。少人数で探究的・体験的に学ぶスタイルを長く続けています。金沢駅からはIRいしかわ鉄道・JRで小松駅まで30分前後。ただし2026年9月時点で公式サイトが閲覧できない状態のため、現在の開講状況・対象年齢・費用は必ず電話等で直接ご確認ください。
- カリキュラム:英語を教授言語とした探究・体験型の少人数教育
- 対象年齢:5〜15歳(プログラムにより異なる)
- 学費目安:要問い合わせ(公式サイトが閲覧できないため、最新情報は学校へ直接)
- こんな家庭に:小松・加賀方面にお住まいで、実績のある小規模校を探しているご家庭
6. 国際高等専門学校(ICT/白山市・金沢)
金沢工業大学を運営する法人が設置する、15歳からの5年制高等専門学校です。公式サイトによると、1・2年次は白山市の白山麓キャンパスで全寮制、3年次はニュージーランドのオタゴポリテクニクに留学し、4・5年次は金沢キャンパスで学ぶ流れ。授業の多くを英語で行い、科学・技術・数学を横断して学ぶ「欧米型ボーディングスクール」に近い設計です。インターナショナルスクールとは制度上別のカテゴリですが、金沢で「英語で理系を学ぶ」ならもっとも現実的な進路のひとつです。
- カリキュラム:英語による理数・工学(STEM)中心の5年一貫課程/3年次はニュージーランド留学
- 対象年齢:15歳〜(高専1年=高校1年相当)
- 学費目安:1・2年は授業料年1,824,000円、寮費年546,000円、食費年630,000円。3年次は授業料年250,000円+留学先費用、4・5年は授業料年1,600,000円(公式サイトの学校納入金ページより)
- こんな家庭に:中学卒業後に英語で理系を突き詰めたい/寮生活を前向きに考えられるご家庭
7. トリニティーインターナショナルスクール(富山市)
富山市中冨居にある、2024年4月開校の小・中・高一貫のスクールです。公式サイトによると授業は英語で行われ、聖書、金融教育、国際的な視点からの歴史なども扱います。特筆すべきは費用で、公開されている料金表では入学金150,000円、授業料月70,000円、施設費100,000円で初年度合計1,090,000円。英語力のある生徒向けの特別レート(入学金50,000円・授業料月30,000円)も設けられています。金沢駅から富山駅は北陸新幹線で約20分。通学の現実性は家庭により分かれますが、費用面では北陸で有力な選択肢です。
- カリキュラム:英語による小中高一貫のクリスチャンスクール(ACSI加盟と公表)
- 対象年齢:小学生〜高校生
- 学費目安:初年度合計1,090,000円(入学金150,000円+授業料月70,000円×12+施設費100,000円)、教材費月5,000円。特別レートあり(2025年度の公開料金表)
- こんな家庭に:費用を抑えて全日制の英語環境を探している/富山方面への通学・移住も検討できるご家庭
比較でわかる、わが家に合う選び方
ここまで7つの選択肢を見てきて、「結局どれを基準に決めればいいのか」と感じた方も多いと思います。金沢の場合、判断を分けるのはお子さんの年齢と通学の現実性、そして何年続けられるかの3点です。未就学であれば市内のプリスクールで十分に選べます。ところが小学校入学のタイミングで、内灘・小松・富山まで視野を広げるか、地域の学校に通いながら英語の量を確保するか、という分岐が来ます。ここを入学直前に考え始めると、選べる幅が一気に狭くなります。

表のとおり、どのタイプにも必ず制約があります。通学型は対面での関係や校庭・施設という代えがたい価値がある一方、費用と送迎の負担が大きい。プリスクールやアフタースクールは始めやすい代わりに、小学生以上の受け皿が続かない。オンラインは費用と場所の制約から自由になる代わりに、対面と同じ体験にはなりません。大切なのは、この3つのうちわが家がどの制約なら引き受けられるかを先に決めることです。オンラインでの学びのしくみを見る →

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢
ここまで読んで、「金沢市内には通える学校がない」「富山まで毎日は難しい」「費用が想像を超えていた」と感じた方もいるはずです。そのとき、通学を前提にしない選択肢が視野に入ります。
私たちNIJIN GLOBAL ACADEMYは、2027年9月の開校を予定しているオンライン・インターナショナルスクールです。運営は日本の株式会社NIJIN。国内で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には1000名以上が在籍しています。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」を掲げ、少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」ことを大切にしています。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。住む場所を選ばないので、金沢市内でも、内灘でも、能登でも条件は変わりません。学費は対面インターの約1/5を目指しています。また、いきなり全部英語ではなく、日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れられる設計です。
正直な注意点も書いておきます。私たちはまだ開校前で、卒業生の実績はこれからです。そして、校庭で走り回ったり、毎日同じ教室で顔を合わせたりする対面の体験を、そのまま置き換えられるわけではありません。オンラインは「対面の代わり」ではなく、条件が合わないときに選べるもう一つの道です。そのうえで、通える範囲に学校がないことが、お子さんの世界の広さを決めてしまう必要はないと考えています。
よくある質問
Q. 金沢で、小学生から毎日英語で学べる学校はありますか?
2026年9月時点では、金沢市内に小学生以上をフルタイムで受け入れるインターナショナルスクールは見当たりません。内灘町のIshikawa Hope International School、小松市の白山インターナショナルスクール、富山市のトリニティーインターナショナルスクールが通学圏の候補になります。ただし2027年8月にアオバジャパン・インターナショナルスクール金沢キャンパスが初等部3年生までで開校予定で、その後G10まで拡大する計画が公表されています。数年先を見据えるなら、この動きは必ず押さえておきたいところです。
Q. 英語がまったく話せなくても入れますか?日本語のサポートはありますか?
学校によって方針が大きく異なります。未就学児のプリスクールは英語未経験を前提にした設計が一般的ですが、小学生以上を受け入れる学校では、英語力の目安や面談を設けている場合があります。日本語のサポートの有無・内容も学校ごとに違うため、体験や説明会の場で「今の英語力でどのクラスに入るか」「日本語での支えはどこまであるか」を具体的に確認してください。私たちNIJIN GLOBAL ACADEMYは、日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れられる設計にしています。
Q. 途中からの編入はできますか?いつ動き始めればいいですか?
多くの学校は定員に空きがあれば年度途中の編入も相談できますが、学年やクラスの構成によっては待機になることもあります。特に金沢のように校数が限られる地域では、動き始める時期が選択肢の幅をそのまま決めます。目安としては、入学したい年度の1年前には説明会や見学に参加し、費用・通学手段・入学条件を並べて比較しておくと安心です。新設校は出願受付の開始時期そのものが変わりやすいので、関心のある学校の案内は早めに受け取れるようにしておきましょう。
※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトでご確認ください。
選べる数が少なくても、選び方は自由でいい
金沢は、学校の数だけを見れば決して恵まれた街ではありません。けれど、数が少ないことは「選べない」ことと同じではありません。何を大事にしたいのか——英語の量なのか、対面の関係なのか、続けられる費用なのか、お子さんの表情なのか。その順番さえ決まっていれば、選択肢が3つでも7つでも、納得して選ぶことはできます。今日ここまで読んでくださったこと自体が、お子さんの数年後を思う時間でした。焦らなくて大丈夫です。ただ、情報だけは少し早めに手元に置いておいてください。
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