【2026年版】渋谷区のインターナショナルスクール7選|学費相場と選び方も正直に解説

渋谷区のインターナショナルスクール7選と書かれた記事のキービジュアル

「渋谷区で、わが子に合うインターナショナルスクールを探したい」——そう思って検索を始めたものの、幼児向けのプリスクールばかり出てきたり、学費の情報がばらばらだったりして、手が止まっていませんか。渋谷区は広尾・恵比寿・代々木・富ヶ谷を中心にインターナショナルスクールが集まる一方で、中学・高校まで続く学校は限られる、という「濃淡」のある街です。この記事では、渋谷区に実在するインターナショナルスクール7校を、学費相場・カリキュラム・エリアで正直に比較し、わが家に合う選び方まで整理します。読み終えるころには、見学に行くべき2〜3校が絞れているはずです。

朝の渋谷区・広尾あたりの街並みを背景に、通学かばんを持った子どもと母親が並んで歩く様子
広尾・恵比寿・代々木・富ヶ谷。渋谷区は幼児部からの選択肢が多く、だからこそ「選び方の軸」が大切になります。
目次

渋谷区のインターナショナルスクール事情と学費相場

渋谷区は、大使館や外資系企業、国際機関が集まる広尾・恵比寿エリアを抱え、東京23区の中でもインターナショナルスクールやプリスクールの密度が高い区です。特徴は大きく二つあります。ひとつは、代々木・富ヶ谷・恵比寿を中心に、乳幼児〜小学校低学年向けの少人数プリスクール/幼稚部がとても充実していること。もうひとつは、中学・高校まで一貫して通える学校は数校に絞られること。かつて渋谷にキャンパスを構えていた英国式の名門 The British School in Tokyo は、現在は麻布台ヒルズ(港区)と昭和(世田谷区)にキャンパスを移しており、渋谷区内の校舎は運営していません。「渋谷区=有名インターが何校も」という印象は、実は少しずれています。

学費の相場は、フルタイムで通う小〜中学部で年間およそ170万〜270万円台が中心です。加えて多くの学校で、入学金(数十万円)・施設費や教育開発費(数十万円〜)といった一時金や、年額の維持費が別途かかります。幼児部(プリスクール)はこれとは別の料金体系で、通う時間数によって大きく変わります。金額は学校・学年・年度で改定されるため、必ず各校公式サイトの最新情報をご確認ください。まずは「授業料だけ」でなく、入学初年度にかかる総額と、毎年払い続けられる年額の二つで見るのがコツです。※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトでご確認ください。

渋谷区のインターナショナルスクール選びで押さえたい、何歳まで通えるか・費用の総額・エリアと通学という3つのポイントを示した図解
迷ったら、この3つの軸から。渋谷区は「何歳まで通えるか」を最初に確認するのが近道です。

渋谷区のインターナショナルスクールおすすめ7選

ここからは、渋谷区に実在する7校を、対象年齢の広い一貫校から、特色ある少人数校・幼児部まで、バランスよく紹介します。カリキュラムはIB・米国式(WASC/米国基準)・イスラム系国際教育などが中心で、選びやすいよう「こんな家庭に」まで添えました。

1. International School of the Sacred Heart(聖心インターナショナルスクール)

広尾にある1908年創立の女子校で、渋谷区を代表する伝統的なインターナショナルスクールです。幼稚部(K3〜K4)は共学、小学部以降は女子教育を行い、グレード12まで一貫。米国のWASCと欧州のECISに認証され、卒業生は世界の大学へ進学します。落ち着いた環境と、少人数を大切にする校風が魅力です。

  • カリキュラム:米国式(WASC・ECIS認証)、K3〜G12の一貫教育
  • 対象年齢:3歳(幼稚部)〜18歳/小学部以降は女子校
  • 学費目安:年間約242万〜272万円(学年による。別途 入学金約30万円・教育施設費約60万円などの一時金と年額の維持費)/2026年公式情報・最新は要確認
  • こんな家庭に:娘の中高一貫での国際教育を、広尾で腰を据えて考えたい家庭

2. Yoyogi International School(代々木インターナショナルスクール)

代々木公園に近い代々木・富ヶ谷にキャンパスを持つ、国際バカロレア(IB)のPYP(初等教育プログラム)認定校です。米国コモンコアと英国ナショナルカリキュラムを土台に、探究型の学びを英語で展開。富ヶ谷キャンパスが4〜6歳、代々木キャンパスが6〜14歳をカバーします。IBの探究学習を早い段階から体験させたい家庭に向いています。

  • カリキュラム:国際バカロレアPYP(探究型)/米国・英国カリキュラムを融合
  • 対象年齢:約4歳〜14歳(2キャンパス制)
  • 学費目安:年間約230万円〜(学年により上昇。別途 各種費用)/2026年公式情報・最新は要確認
  • こんな家庭に:IBの探究型教育を、代々木・富ヶ谷エリアで早期から受けさせたい家庭

3. United School of Tokyo(ユナイテッド・スクール・オブ・トウキョウ)

富ヶ谷にある、保護者と教員が2014年に立ち上げた少人数の学校。1クラス16名前後・全校約220名という規模で、責任感・グローバル市民・環境・体験学習という4つのテーマを軸にしたテーマ型カリキュラムを、英語で展開します。日本語は毎日学び、米国コモンコアを指標に。渋谷区のフルタイム校の中では学費が手頃な部類で、あたたかいコミュニティを求める家庭に人気です。

  • カリキュラム:テーマ型(米国コモンコア基準)、英語+毎日の日本語
  • 対象年齢:3歳〜14歳(K1〜G8)
  • 学費目安:年間約170万〜200万円(税込・目安)/2026年公式情報・最新は要確認
  • こんな家庭に:少人数で目が届く、家庭的な環境を優先したい家庭

4. Elite Open School LRC Tokyo(エリート・オープン・スクール)

恵比寿西にある、2015年開校のブレンド型(オンライン教材+対面サポート)インターナショナルスクール。WASCとCogniaの認証を受け、成績・単位は米国の教員が発行します。一人ひとりに合わせた個別最適な学びと柔軟な通学スタイルが特徴で、フルタイム・パートタイムの両方に対応。自分のペースで学びたい生徒や、既存の学校生活が合わなかった子にも選ばれています。

  • カリキュラム:米国式ブレンドラーニング(WASC・Cognia認証)
  • 対象年齢:小学部〜高校(グレード3〜12前後・プログラムによる)
  • 学費目安:プログラム・通学形態により変動(要問い合わせ)/2026年公式情報・最新は要確認
  • こんな家庭に:柔軟な通学と、個別最適・自分のペースの学びを求める家庭

5. The Innovation Fellowship(TIF)

宇田川町のSpark Shibuya内にある、グレード7〜12の少人数インターナショナル高校。プロジェクト型・課題解決型・探究型の3本柱で学び、米国式の高校卒業資格を取得できます。2025年12月に米国MSA-CESSの認証を取得。年に一度の「Demo Day」で生徒が自分のプロジェクトを公開発表する、行動と自己表現を重んじる校風です。渋谷の中心で、挑戦を後押しする中高の学びを探す家庭に。

  • カリキュラム:米国式高校(プロジェクト/課題解決/探究型)、MSA認証
  • 対象年齢:中学〜高校(グレード7〜12)
  • 学費目安:要問い合わせ(各校公式で確認)/2026年公式情報・最新は要確認
  • こんな家庭に:渋谷中心で、探究・実践重視の中高を求める家庭

6. Yuai International Islamic School(友愛インターナショナル・イスラミックスクール)

大山町にある、FGA教育財団と日本イスラーム文化センターの協働で設立された学校。幼稚部から中等教育までをカバーし、国際教育とイスラームの価値観を両立させる、渋谷区でも珍しいタイプの学校です。多様な文化背景の家庭が集まり、宗教的・文化的な配慮のある環境で学ばせたい家庭にとって、貴重な選択肢になります。

  • カリキュラム:国際教育+イスラーム教育(英語)
  • 対象年齢:幼稚部〜中等教育
  • 学費目安:要問い合わせ(各校公式で確認)/2026年公式情報・最新は要確認
  • こんな家庭に:宗教・文化への配慮のある国際教育環境を求める家庭

7. Capital Tokyo International School(CTIS) 渋谷キャンパス

渋谷駅直結のSakura Stage内にある、2〜5歳を対象としたキンダーガーテン(幼児部)。都心のアクセス至便な立地で、英語環境の中で就学前の土台をつくれるのが魅力です。まずは幼児期から英語の環境に触れさせ、その後の進路(区内の小学部やほかのインター)につなげたい家庭の「入口」として検討しやすい一校です。

  • カリキュラム:英語イマージョンの幼児教育(キンダーガーテン)
  • 対象年齢:2〜5歳(幼児部)
  • 学費目安:通園時間数により変動(要問い合わせ)/2026年公式情報・最新は要確認
  • こんな家庭に:渋谷駅近くで、幼児期から英語環境をスタートしたい家庭

ここに挙げた以外にも、渋谷区には Gingertree(神宮前)、OliveTree(富ヶ谷)、Poppins Active Learning(恵比寿)、The Reggio School of Tokyo(初台)など、特色ある幼児部・プリスクールが数多くあります。中学・高校まで視野に入れる場合は、区内だけにこだわらず、東京全体で探すのも現実的です。東京全体のインターナショナルスクールの選択肢はこちらもあわせてご覧ください。

比較でわかる、わが家に合う選び方

7校を並べても「結局どれが合うの?」と迷うのは自然なこと。渋谷区の学校選びは、次の3ステップで整理すると決めやすくなります。

大手・伝統インター、中堅新興/ブレンド型、オンライン国際校を、費用の手頃さ・入学枠・通学の負担・対面体験・日本語の支えの5観点で比較した表
タイプごとに得意・不得意は違います。全部に○が付く学校はありません。

①出口(何歳まで)から逆算する。渋谷区は幼児部が豊富な一方、中高まで続くのは聖心・TIF・Elite Open・Yuai など数校。長く通わせたいなら、まず一貫性のある学校から候補を絞ります。②総額で予算を確認する。授業料に入学金・施設費・維持費を足した「初年度総額」と「続けられる年額」で見ると、無理のない範囲が見えてきます。学費の内訳の考え方はインターナショナルスクールの学費内訳の記事で詳しく解説しています。③エリアと通学で最終判断。広尾・恵比寿・代々木・富ヶ谷で最寄り駅が変わります。毎日のことなので、子どもが何年も無理なく通えるかを最優先に。迷ったら、まずオンラインでの学びのしくみも含めて比べてみてください。オンラインでの学びのしくみを見る →

渋谷区の自宅で、子どもがオンライン授業を受けるそばで母親が穏やかに見守る様子
通学せずに世界とつながる学びも、渋谷区の家庭にとって現実的な選択肢になりつつあります。

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢

渋谷区の学校を調べるほど、「学費が想像以上に高い」「上の学年になると通える学校が限られる」という壁に気づく方は少なくありません。そんなとき、対面インターと並べて検討してほしいのが、オンラインという第8の選択肢です。

私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月に開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。運営は、日本でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営し1000名以上が在籍する株式会社NIJIN。テストの点数で子どもを並べる「脱偏差値」を掲げ、少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」ことを大切にしています。学費は対面インターのおよそ5分の1を目指し、対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。住む場所を選ばず、日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れられる設計です。

正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれからです。校庭で走り回る体験や、対面ならではの空気感は、対面校と同じようには提供できません。それでも、渋谷区で通学や学費に悩む家庭にとって、「住む場所や予算で世界とのつながりをあきらめない」選択肢になれると考えています。渋谷の学校と天秤にかける一つの軸として、知っておいて損はありません。

よくある質問

Q. 渋谷区のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?

A. 幼児部(プリスクール/キンダーガーテン)は0〜2歳から受け入れる園が多く、渋谷区はこの層がとても充実しています。小学部以降は3〜5歳の幼稚部からの入学が一般的です。まず幼児期に英語環境で土台をつくり、その後に一貫校へ、という進み方もよく選ばれています。

Q. 英語がまだの子でも大丈夫ですか? 日本語のサポートは?

A. 多くの学校が英語を主言語としますが、United School of Tokyo のように日本語を毎日学ぶ学校や、日本語サポートに力を入れる学校もあります。入学時の英語力の目安や、母語(日本語)のケア体制は学校ごとに大きく異なるため、見学時に必ず確認しましょう。日本語の支えを前提に少しずつ英語へ、という設計のオンライン校(NGA)も選択肢になります。

Q. 途中からの編入はできますか? 時期は?

A. 空き枠があれば学年途中でも編入できる学校が多いですが、人気校は定員が埋まりやすく、9月の新学期に合わせた出願が基本です。中学・高校での編入は受け入れ校が限られるため、早めの情報収集と、区外・オンラインも含めた併願をおすすめします。

「通えるかどうか」で、可能性をあきらめないで

渋谷区には、伝統ある女子校から、探究型のIB校、あたたかな少人数校、そして幼児期の入口まで、個性豊かな学校がそろっています。一方で、学費や通える学年という現実の壁があるのも事実です。大切なのは、どれか一つの「正解」を探すことではなく、わが家の暮らしと予算の中で、お子さんが何年も笑顔で続けられる場所を選ぶこと。対面もオンラインも、同じテーブルに並べて比べてみてください。その一歩が、後悔しない学校選びの始まりです。

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