「広州への赴任が決まった。子どもは広州日本人学校か、インターか」「広州のインターの学費は年いくら? 日本人の子どもは入れるの?」「深圳の学校も候補に入れるべき?」。そんな迷いからこの記事にたどり着いた方も多いと思います。広州には、黄埔区の科学城や白雲区、番禺区を中心に大規模なインターナショナルスクールが集まり、科学城には小学部・中学部をもつ全日制の広州日本人学校もあります。ただし中国では、日本人がイメージする「インター」の多くが外国籍の子どものための学校(外籍人員子女学校)として制度上区別されていて、学校選びの前に「わが子はどの学校に入れるのか」を確かめる必要があります。この記事では、実在する7校の学費(各校公式の2026-27年度・令和8年度の公開情報)を人民元と円換算で比べたうえで、駐在・在住のご家庭が抱えやすい3つの不安――駐在中の学校選び、帰国後の受け皿、日本語を落とさない方法――に、正直にお答えします。隣の深圳の選択肢も1節でまとめました。
結論:広州で選べる学校(早見)
- American International School of Guangzhou(AISG)|Pre-K〜Grade 12|授業料 年22万9,280〜30万3,900元(約538万〜713万円)+新入生の入学金1万元|二沙島と科学城の2キャンパス。米国式で高校はIBディプロマ
- Utahloy International School Guangzhou(UISG)|K(2歳)〜Grade 12|授業料 年13万9,300(K半日)〜30万元(約327万〜704万円)+席確保の入学金2万元|白雲区。IBのPYP・MYP・DPが一貫、寄宿もあり
- ISA Science City International School|EY1(2歳)〜Grade 12|授業料 年22万〜32万8千元(約516万〜770万円)+返金条件つきの学位保留費3万元|黄埔区・科学城の大規模IB校。広州日本人学校から近い
- The British School of Guangzhou(BSG・Nord Anglia)|Toddler〜Year 13|授業料 年10万5千(Toddler半日)〜30万1千元(約246万〜706万円)+入学預かり金2万元|白雲区。英国式でIGCSE→Aレベル
- Canadian International School of Guangzhou(CIS)|Pre-K2〜Grade 12|授業料 年18万8千〜26万5,800元(約441万〜624万円)+入学金1万元・学費に充当される預かり金10万元|番禺区。カナダ・アルバータ州のカリキュラム
- Clifford International School|Grade 1〜12|授業料 年13万5千〜17万6千元(約317万〜413万円・2025-26年度の公式掲載)|番禺区・祈福新邨。カナダ・マニトバ州のカリキュラム+AP、寄宿あり
- 広州日本人学校|小学部・中学部|授業料 月3,700元(年4万4,400元・約104万円)+入学金1万元(約23万円)|黄埔区・科学城。1995年開校、日本国籍などの入学条件あり
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン/2027年9月開校予定・6〜18歳・対面インターの約1/5の学費帯を目指す・日本語の支えあり)|開校前のため、現在は開校情報の登録を受付中
※学費等は2026年10月25日時点で各校の公式サイトに掲載されている公開情報です(AISG・UISG・ISA・BSG・CISは2026-27年度、Cliffordは2025-26年度、広州日本人学校は公式サイトの現行の案内)。円換算は1元=約23.5円(三菱UFJ銀行の2026年10月23日公表値の中値)の目安で、為替によって大きく変わります。最新は各校公式サイトでご確認ください。

広州で「通えるインター」が見つからない方へ
NIJIN GLOBAL ACADEMYは、校舎を持たないオンラインのインターナショナルスクールです。広州から通学時間ゼロで、日本の学校に通いながら世界とつながって学べます(ダブルスクール)。対面インターのおよそ1/5の学費。
🎁 ご登録の方に学校案内PDF(日本語版・英語版)を自動返信でその場でお届けします。学費・体験クラスの先行案内もいち早くお送りします。
登録は無料。いつでも解除できます。
駐在中の学校選び:広州のインターナショナルスクールと日本人学校の違い・学費相場
広州の学校選びでまず押さえたいのが、中国の制度上の学校の種別です。国の「外籍人員子女学校の開設に関する暫行管理弁法」(教外綜〔1995〕130号)は第8条で、外籍人員子女学校の受け入れ対象を中国で居留証件をもつ外国籍の人の子どもとし、国内の中国公民の子どもは受け入れないと定めています。広州の主要なインターの多くはこの区分の学校で、たとえばCISは「外国のパスポートをもつ生徒(香港・マカオ・台湾を含む)が対象」と公式に明記し、ISA Science Cityや広州日本人学校も中国語の正式名称に「外籍人員子女学校」を含みます。日本のパスポートを持ち、保護者の就労にともなう居留許可がある駐在家庭は、基本的にこの枠に当てはまります。国際結婚などでお子さんが中国籍を持つ場合は、入れる学校が変わるので、志望校のアドミッションに必ず確認してください。
学校のタイプは大きく3つです。
- 大規模なインターナショナルスクール:米国系・英国系・IB系・カナダ系の学校が中心で、多くが高校段階でIBディプロマやAレベル、カナダの州ディプロマを用意しています。2026-27年度の学費を公開している5校の授業料は年間およそ10万5千〜32万8千元(約246万〜770万円)、小学校段階では年20万4千〜28万元(約479万〜657万円)ほどが中心です。ここに出願料、入学時の一時金、スクールバス代、給食代、学校によっては技術費などが加わります。
- 全日制の広州日本人学校:日本の学習指導要領に沿って学ぶ小学部・中学部の学校です。授業料は月3,700元(年4万4,400元・約104万円)で、小学校段階のインターのおよそ5分の1〜6分の1です。「施設充実金や寄付金の徴収はない」と公式に案内しています。ただし、日本国籍をもち、日本人として有効なビザまたは居留証を取得していることなど、入学条件が細かく定められています(詳しくは後述)。
- 家庭・オンラインで日本語を支える:インターを選ぶ場合、日本語は家庭とオンラインで支える前提で計画しておくと安心です。
主な学校の学費を表にまとめました(授業料の年額。円は1元=約23.5円の目安)。
| 学校 | 対象 | 年間授業料(人民元) | 円換算の目安 | 主な追加費用 |
|---|---|---|---|---|
| AISG | PK〜G12 | 229,280〜303,900 | 約538万〜713万円 | 出願料2,000、新入生の入学金10,000、G11〜12のプログラム費10,000、バス年9,600〜19,200 |
| UISG | K(2歳)〜G12 | 139,300(K半日)〜300,000 | 約327万〜704万円 | 出願料2,000、席確保の入学金20,000(初回授業料に充当)、バス年11,300〜20,800 |
| ISA Science City | EY1〜G12 | 220,000〜328,000 | 約516万〜770万円 | 出願料3,000、学位保留費30,000(条件つきで返金)、技術費 小学7,500・中学10,000、給食年10,236〜16,265 |
| BSG | Toddler〜Y13 | 105,000(Toddler半日)〜301,000 | 約246万〜706万円 | 出願料2,500、入学預かり金20,000(条件つきで返金)、バス年11,700〜28,700、EAL 学期10,000 |
| CIS | PK2〜G12 | 188,000〜265,800 | 約441万〜624万円 | 出願料2,000、入学金10,000、預かり金100,000(学費に充当)、バス年9,800〜17,800 |
| Clifford | G1〜G12 | 135,000〜176,000(2025-26年度) | 約317万〜413万円 | 寄宿 年7,900。給食・制服は別。2026-27年度は公式未掲載 |
| 広州日本人学校 | 小1〜中3 | 44,400(月3,700) | 約104万円 | 入学金10,000(返金なし)、通学バス月1,200(バス会社へ直接) |
インターは授業料だけで年数百万円から700万円台になるため、駐在の場合は会社の教育手当でどこまで補助されるかで選択肢が大きく変わります。辞令が出たら、まず人事部に確認しましょう。学費の内訳の読み方はインターナショナルスクールの学費の内訳で、ほかの都市との比較は都市別のインターナショナルスクール学費一覧で整理しています。

広州のインターナショナルスクールと日本人学校7選
ここからは、カリキュラムや価格帯、エリアの異なる実在の7校を紹介します。インター6校に加え、日本人家庭の多くが実際に検討する広州日本人学校も並べました。順番は優劣ではありません。
1. American International School of Guangzhou(AISG)
広州でもっとも歴史のあるインターのひとつで、公式サイトは「45年以上」の歩みを紹介しています。珠江に浮かぶ二沙島のキャンパス(Pre-K〜Grade 3)と、黄埔区の科学城キャンパス(Grade 4〜12)の2拠点で、米国式のカリキュラムに国際的な視点を組み合わせ、高校ではIBディプロマを学びます。料金ページでは、授業料のほかにノートパソコン(7,000〜8,500元)や給食(1食26〜37元)など、実際にかかる費用の目安まで公開しています。
- カリキュラム:米国式+高校でIBディプロマ
- 対象年齢:Pre-Kindergarten〜Grade 12
- 学費目安:授業料 Pre-K 229,280元、Kindergarten〜Grade 5 255,230元、Grade 6〜8 264,970元、Grade 9〜12 303,900元。出願料2,000元、新入生の入学金10,000元(2026-27年度の新入生)、Grade 11〜12のプログラム費 年10,000元、スクールバス 年9,600〜19,200元
- こんな家庭に:二沙島・天河方面に住み、米国式の学びからIBディプロマで北米・世界の大学を見据えたい長期滞在の家庭
2. Utahloy International School Guangzhou(UISG)
白雲区の沙太北路にある、IBのPYP(初等)・MYP(中等)・DP(ディプロマ)を一貫して学べるインターです。公式サイトでは45か国以上の国籍の生徒が学ぶと紹介し、高校段階ではIBディプロマに加えて香港のHKDSEプログラムも用意しています。2歳のKクラスは半日と全日を選べるため、幼児期の費用を抑えたい家庭にとって検討しやすい学校です。年1回払いなら授業料が4%割引になり、2人目は5%、3人目以降は10%のきょうだい割引もあります。5日制・7日制の寄宿(食事つき・年37,000〜58,000元)があるのも特徴です。
- カリキュラム:IB(PYP・MYP・DP)、高校はHKDSEプログラムも選択可
- 対象年齢:K(2歳)〜Grade 12(別に6か月〜6歳のナーサリー)
- 学費目安:授業料 K・K1 半日139,300元/全日199,000元、K2 212,000元、K3 222,000元、Grade 1〜5 242,000元、Grade 6〜8 260,000元、Grade 9〜10 289,000元、Grade 11〜12 300,000元(2026-27年度)。出願料2,000元、席確保の入学金20,000元(返金不可・初回の授業料に充当)、スクールバス 年11,300〜20,800元
- こんな家庭に:白雲区方面に住み、幼児期から一貫したIBの探究型の学びを受けさせたい家庭。寄宿を使いたい家庭
3. ISA Science City International School
黄埔区の科学城にある、2,200人規模の大規模なIB校です(中国語名は広州科学城愛莎外籍人員子女学校)。2〜18歳を受け入れ、5つの言語学習の道筋を用意し、500人規模の寄宿施設を備えています。高校段階ではIBディプロマとHKDSEの2つの進路があり、2026年10月24日には「IB & HKDSEオープンデー」を開いています。広州日本人学校と同じ科学城エリアにあるため、きょうだいで日本人学校とインターに分かれて通う家庭にも通いやすい立地です。学費のほかに、小学部7,500元・中学部10,000元の技術費がかかります。
- カリキュラム:IB(高校はIBディプロマまたはHKDSE)
- 対象年齢:EY1(2歳)〜Grade 12
- 学費目安:授業料 EY1〜EY2 220,000元、EY3〜EY4 250,000元、Grade 1〜3 270,000元、Grade 4〜5 280,000元、Grade 6〜8 310,000元、Grade 9〜10 320,000元、Grade 11〜12 328,000元(2026-27年度)。出願料3,000元、学位保留費30,000元(条件を満たせば返金・学費には充当されない)、技術費 年0〜10,000元、給食 年10,236〜16,265元、寄宿(週5日)管理費 年53,000元+食費27,000元
- こんな家庭に:科学城・黄埔区に住み、IBの一貫教育と充実した施設を重視する家庭
4. The British School of Guangzhou(BSG)
世界に学校網をもつNord Anglia Educationの一員で、白雲区の同和路にある英国系インターです。1歳からのToddler(半日)、Pre-Nursery、Nursery、Receptionと幼児クラスが細かく分かれ、Year 13まで英国式に学びます。中等部ではIGCSE、Year 12〜13ではAレベルを履修します。2026年6月15日までに年額を一括で払うと5%引きという案内があり、英語の支援(EAL)が必要な生徒は学期ごとに10,000元の追加費用がかかります。
- カリキュラム:英国式(IGCSE→Aレベル)
- 対象年齢:Toddler(1歳)〜Year 13
- 学費目安:授業料 Toddler半日105,000元、Pre-Nursery・Nursery 211,000元、Reception 227,000元、Year 1〜2 255,000元、Year 3〜6 265,000元、Year 7〜9 283,000元、Year 10〜13 301,000元(2026-27年度)。出願料2,500元、入学預かり金20,000元(条件つきで返金)、スクールバス 年11,700〜28,700元、制服 年約3,200元、EAL 学期10,000元
- こんな家庭に:英国の大学をはじめ、Aレベルで世界の大学を目指したい家庭。英語の支援を有料でもしっかり受けたい家庭
5. Canadian International School of Guangzhou(CIS)
番禺区の東藝路にある、カナダ・アルバータ州のカリキュラムで学ぶインターで、卒業時にはアルバータ州の高校卒業資格を得られます。公式サイトは「外国のパスポートをもつ生徒(香港・マカオ・台湾を含む)が対象」と明記し、英語の入学テストと面接があります。英語を集中的に伸ばすSTEPクラス(小学252,500元・中学273,200元)も別に設けています。学費に充当される10万元の預かり金が必要なので、初年度の支払額は大きめに見ておきましょう。きょうだい2人以上で5%引き、中等部には寄宿(年35,000元)もあります。
- カリキュラム:カナダ・アルバータ州のカリキュラム(アルバータ高校ディプロマ)
- 対象年齢:Pre-K2〜Grade 12
- 学費目安:授業料 幼児部(PreK2〜PreK4)188,000元、Kindergarten〜Grade 3 204,000元、Grade 4〜6 224,500元、Grade 7〜9 245,200元、Grade 10〜12 265,800元(2026-27年度の新入家庭)。出願料2,000元、入学金10,000元、預かり金100,000元(学費に充当)、スクールバス 年9,800〜17,800元
- こんな家庭に:番禺区に住み、北米の大学進学を見据えつつ授業料を抑えたい家庭。英語の準備クラスから始めたい家庭
6. Clifford International School
番禺区の大型住宅地・祈福新邨(Clifford Estates)の中にあるカナダ系のインターで、Grade 1〜12がカナダ・マニトバ州のカリキュラムとAP(大学単位先取り)科目を学びます。SATの試験センターにもなっています。公式サイトに掲載されているのは2025-26年度の学期ごとの学費で、今回比べた中ではもっとも低い価格帯です。2026-27年度の金額と国籍の要件は公式サイトで確認できなかったため、入学担当に直接問い合わせてください。
- カリキュラム:カナダ・マニトバ州のカリキュラム+AP
- 対象年齢:Grade 1〜12
- 学費目安:授業料 Grade 1〜6 学期67,500元(年135,000元)、Grade 7〜8 学期74,500元(年149,000元)、Grade 9〜12 学期88,000元(年176,000元)、寄宿 学期3,950元(2025-26年度・給食と制服は別)。2026-27年度は公式未掲載
- こんな家庭に:番禺区の祈福新邨周辺に住み、授業料を抑えながら北米系の学びとAPで大学進学を目指したい家庭
7. 広州日本人学校
1982年に補習授業校として歩みを始め、1995年4月に開校した全日制の日本人学校です(正式名称は広州日本人外籍人員子女学校)。2003年に黄埔区の科学城にある現在の校舎へ移り、人工芝の運動場や電子黒板、タブレットなどの環境を整えてきました。教職員30人のほか英語講師2人・中国語講師2人がいます(2026年4月現在)。授業料は月3,700元を学期ごとにまとめて払い、施設充実金や寄付金の徴収はないと公式に案内しています。入学の条件は4つすべてを満たす必要があり、合格すれば入学できます。
- カリキュラム:日本の学習指導要領
- 対象年齢:小学部・中学部(小1〜中3)
- 学費目安:授業料 月3,700元(年44,400元・学期ごとにまとめて納入、日割り不可)、入学金10,000元(返金なし)、通学バス 月1,200元(バス会社へ直接支払い)
- 入学の主な条件:日本国籍をもち、親権のある保護者と広州市および近隣地域に住んでいること、満6歳以上であること、授業を受けるのに必要な日本語の力があること、日本人として中国に入国し、有効なビザまたは居留証を取得している(または手続き中である)こと。二重学籍は認められず、中学部3年生の5月1日以降の編入学は原則として受け入れない
- こんな家庭に:数年で帰国し、日本の小学校・中学校・高校受験へスムーズにつなぎたい駐在家庭
比較でわかる、わが家に合う広州の学校選び

表のとおり、完璧な選択肢はありません。帰国が数年以内と決まっているなら、広州日本人学校が合理的です。滞在が長い・第三国への転勤の可能性があるなら、インターで英語の学力を積み、日本語は家庭とオンラインで支える形が現実的でしょう。広州は市街地が広く、二沙島・天河から科学城までは地下鉄やバスで時間がかかります。学校の「良さ」より先に「わが子が入学条件を満たすか」と「どこに住めば毎日通えるか」で候補が絞られるので、科学城(AISG科学城・ISA・日本人学校)、白雲区(UISG・BSG)、番禺区(CIS・Clifford)と、学校のエリアと住まいをセットで考えてください。人気の学年は空席がない場合もあるため、辞令が出たら複数校に同時に問い合わせておくのが安心です。年間数百万円の授業料が重いと感じるなら、インターの学費が高すぎると感じたときの考え方も参考になります。
オンラインで学ぶ場合の1日の流れを知りたい方は、こちらもどうぞ。オンラインでの学びのしくみを見る →
中国の他の都市や近隣への転勤の可能性がある方は、北京のインターナショナルスクール、上海のインターナショナルスクール、広州から高速鉄道で1時間ほどの香港のインターナショナルスクールもあわせてご覧ください。
深圳も候補に:深圳のインターナショナルスクールと深圳日本人学校
広州から高速鉄道で30分〜1時間の深圳に赴任する、または広州と深圳のどちらに住むか選べる方のために、深圳の代表的な3校も公式の2026-27年度・令和8年度の公開情報で並べておきます。深圳の学校は南山区の蛇口エリアに集まっていて、日本人学校も同じ南山区にあります。
- Shekou International School(SIS)|Nursery(2歳)〜Grade 12|授業料 年19万(幼児)・28万8,500(Kindergarten)・31万9,500(Grade 1〜8)・32万9,900元(Grade 9〜12)(約446万〜774万円)|出願料2,000元、授業料のうち3万元は返金不可の席預かり金。フランス語の国際プログラムもあり、年度途中の入学は月ごとに授業料が10%ずつ減額
- QSI International School of Shenzhen|2〜17歳(蛇口に3キャンパス)|授業料 年14万400(2〜4歳)・23万4千(5〜10歳)・24万8,400(11〜13歳)・25万5,600元(14〜17歳)(約329万〜600万円)|登録料4,320元、合格後10営業日以内に返金不可の預かり金3万元。高校はIBとAPの両方。公式に「中国のパスポートまたは身分証のみをもつ生徒は対象外」と明記
- 深圳日本人学校|小学部・中学部|授業料 年5万4,720元(月4,560元・約128万円)、入学金1万元(返金なし)、教材費 小学部年1,400元・中学部年1,150元(新入・編入は別に500元)、通学バス月1,200元(2025年4月時点)|2008年開校。保護者の在籍企業から納める施設充実基金が別に必要。中学部3年生の受け入れは6月末日まで。給食はなくお弁当(指定業者への注文可)
深圳日本人学校の授業料は月4,560元で、広州日本人学校(月3,700元)より高めです。どちらも日本国籍、長期のビザ・居留許可、授業を受けられる日本語の力が条件で、面接で確認されます。
説明会・出願(編入)の時期:広州のインターナショナルスクールと日本人学校
広州でも、インターと日本人学校で年度の始まりがずれていることを押さえておくと、赴任のタイミングを決めやすくなります。
- インターナショナルスクール:多くは8月に新年度が始まり、出願は随時です。UISGは席確保の入学金2万元を請求書から5営業日以内に、QSIは預かり金3万元を合格通知から10営業日以内に納める決まりで、席は入金順に確定していきます。BSGは2026年6月15日までの一括払いで5%引き、ISA Science Cityは9月・10月にオープンデーを開くなど、春から初夏にかけて翌年度の募集が動きます。年度途中の編入は空席しだいなので、赴任の3〜6か月前には問い合わせを始め、英語の入学テストや面接の有無(CISは英語テストと面接あり)も確認しておきましょう。
- 広州日本人学校:日本と同じ4月始まりで、編入学は随時受け付けています。公式サイトの「入学事前確認書」(エクセル)をメールで送ると、担当から返信があり、手続き日の調整に進みます。ただし4月・8月・1月は手続き日が指定されていて、たとえば2027年1月5日には「1月編入学手続会」が予定されています。手続会では学校説明、編入学手続、入学者面接、保護者面談を行い、入学金1万元は当日現金か3営業日以内の振込です。2026年4月入学の新1年生向けには、2026年2月12日に体験入学会が案内されました。中学部3年生の5月1日以降の編入学は原則として受け入れない点と、在籍校へ退学届を出してから編入する(二重学籍は不可)点に注意してください。
パスポートと「中華人民共和国外国人居留許可証」のコピーが必要で、居留許可を申請中の場合は入国時のビザ(S1ビザなど)のページで代用できます。公式サイトは「外国人として有効なビザ以外で入国した方の入学は中国の法律上認められない」と注意しているので、家族の入国手続きは学校の手続きとセットで進めましょう。
高校段階(IBディプロマ・Aレベル・AP)と大学進学
「広州 インターナショナルスクール 高校」と調べる方が多いのは、日本人学校が中学部までだからです。広州で高校段階まで続けられる選択肢は、大きく4つの資格に分かれます。
- IBディプロマ(IBDP):AISG、UISG、ISA Science Cityが用意しています。UISGとISAは香港のHKDSEプログラムも並行して設けていて、どちらの資格で大学に出願するかを高校入学時に選びます。
- 英国式のAレベル:BSGがIGCSE(Year 10〜11)からAレベル(Year 12〜13)へ進みます。
- カナダの州ディプロマ:CISはアルバータ州、Cliffordはマニトバ州の高校卒業資格で、CliffordはAP科目とSAT会場も用意しています。
- 日本の高校:広州日本人学校を卒業したら、日本の高校受験(帰国生入試を含む)か、広州のインター高校部への転校になります。
日本の大学の帰国生入試や総合型選抜では、IBディプロマのスコアやAレベル、APの成績、英語の外部試験が評価対象になることが多くあります。ただし、インターの高校段階の授業料は年26万〜33万元(約620万〜770万円)と最も高く、3年間で2,000万円前後になる計算です。中学2〜3年生の時点で、「広州に残ってインターの高校部へ」「帰国して日本の高校へ」「オンラインで学びをつなぐ」のどれにするかを、学費と帰国時期をあわせて家族で話し合っておくと安心です。
帰国後の受け皿:日本のインターナショナルスクール・帰国子女枠・一条校
駐在家庭がいちばん心配するのが「帰国したあと、子どもはどこへ行けるのか」です。受け皿は大きく3つあります。
- 日本の公立・私立の学校(一条校):学校教育法第1条で定められた、いわゆる普通の学校です。公立の小中学校には帰国後いつでも編入できますが、授業は日本語で進むため、日本語の読み書きと教科の学力が追いついているかが鍵になります。広州日本人学校に通っていた場合は、この接続がもっともなめらかです。
- 帰国子女枠(帰国生入試):私立中学・高校や大学には、海外在住経験のある子どもを対象にした入試があります。「海外在住が何年以上」「帰国後何年以内」といった条件は学校ごとに異なるため、志望校の募集要項を早めに確認しておきましょう。英語力を評価する学校もあれば、日本語での作文・面接を重視する学校もあります。
- 日本のインターナショナルスクール:英語で学び続けたい場合の受け皿です。ただし多くのインターは一条校ではないため、義務教育期間に通う場合の扱いや、日本の高校・大学への進学条件は事前に確認が必要です。東京の選択肢は東京のインターナショナルスクールおすすめ7選で、学費とあわせて整理しています。
広州のインターに通っていた子どもが帰国すると、英語は話せても日本語の読み書きや教科の語彙が学年に届いていない、ということがよく起こります。逆に、帰国後に英語が急速に抜けていくのもよくある話です(帰国子女の英語を維持する方法)。また、広州日本人学校は中学部までで、中3の5月1日以降は編入を受け入れないという決まりもあるので、帰国や転校の時期は早めに家族で話し合っておきましょう。どの受け皿を選ぶにしても、駐在中から「日本語」と「英語」の両方を切らさないことが、帰国後の選択肢を広げます。
日本語を落とさない:広州でインターに通う子の海外在住の日本語教育
「海外在住で子供が日本語を忘れる」は、広州でインターに通う日本人家庭からもよく聞く悩みです。平日は英語で授業を受け、学校では中国語(普通話)の授業もあり、街では広東語と普通話が耳に入る――そんな環境では、学年が上がるほど「考える言語」は英語や中国語に寄っていきます。これは子どもの努力不足ではなく、環境として自然なことです。だからこそ、どこで・どれだけ日本語に触れるかを家族で設計することが大切です(くわしくは海外在住で子供が日本語を忘れるときの対策にまとめています)。
- いったんインターに入ると、日本人学校へ戻るハードルが上がる:広州日本人学校も深圳日本人学校も「授業を受けるのに必要な日本語の能力」を入学条件にしていて、面接で確認します。インターで過ごす時間が長くなるほど、途中で日本人学校に移るには日本語の力が必要になります。
- 家庭での日本語:家庭内の会話は日本語、寝る前の読み聞かせ、日本の本や漫画を手の届く場所に置く、祖父母とのビデオ通話――小さな習慣の積み重ねが「日本語を使う理由」になります。広州と日本の時差は1時間なので、夕方や週末に日本の家族と話しやすいのは大きな利点です。漢字の読み書きは会話だけでは伸びないので、短時間でも毎日続ける仕組みを。中国語の簡体字と日本の漢字は形が違うものも多いので、混ざりやすい字は意識して見比べると安心です。
- オンライン:近くに通える日本語の教室が見つからない家庭は、オンラインで日本語の授業を足す方法もあります。日本語が不安なご家庭には、姉妹サービスのともだちじゃぱん(NIJIN運営の子ども向けオンライン日本語)もおすすめです。
なお、中国本土からは海外のウェブサービスやビデオ会議ツールの一部が使えない、または接続が不安定になることがあります。オンラインの授業や教室を選ぶときは、使うツールが中国から利用できるかを事前に確認し、無料体験などで実際の自宅回線・授業の時間帯に試してから申し込むのが安心です。有線接続にする、授業前に接続テストをするといった備えも役立ちます。
帰国子女の日本語教育でつまずきやすいポイントや、家庭でできる立て直し方は帰国子女が日本語できないと悩む前に、インターに通う場合の日本語の遅れについてはインターナショナルスクールで日本語が遅れる?で詳しく書いています。

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢
7校を見て「年間数百万円の授業料は続けられない」「入学条件や空席が合わない」「次の転勤先でまた学校探しになる」と感じた方に、もうひとつの選択肢としてご紹介したいのが、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)です。NGAは、株式会社NIJIN(日本)が運営する、2027年9月開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。日本で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には1000名以上が在籍しており、その経験をもとに設計しています。
- 脱偏差値:テストの点数で子どもを並べず、少人数の対話を中心に学びます。
- 日本語の支えを前提に、少しずつ英語へ:日本語を土台にしながら英語に触れていく設計です。
- 住む場所を選ばない:広州から深圳へ、あるいは帰国しても、同じ学校で学びを続けられます。
- 学費:対面のインターの約1/5を目指しています。
NGAはアジア・オセアニアの6〜18歳を主な対象として設計しています。広州と日本の時差は1時間なので、時間帯の面では参加しやすい地域です。一方で、正直にお伝えしたいこともあります。NGAはまだ開校前で、実績はこれからです。対面の校庭や施設、放課後のクラブ活動、多国籍の友達と毎日顔を合わせる経験など、キャンパスがあるからこそできる体験は提供できません。また、日本人学校のように日本の学習指導要領に沿って学ぶ学校ではありません。そして、先に書いたとおり中国本土からのオンライン受講は通信環境の影響を受けることがあります。具体的な時間割や学び方、受講環境については開校情報でお知らせしますので、そこで必ずご確認ください。
たとえば「インターの空席を待つ間の学びとして」「平日はインター、日本語と日本の学びをオンラインで足す」「日本人学校の中学部を卒業したあと、高校段階の学びをつなぐ」というように、ほかの選択肢と組み合わせて考えるのもひとつの方法です。
よくある質問
Q. 広州のインターナショナルスクールの学費は、年間でいくらかかりますか?
A. 2026-27年度の学費を公開している5校のインターでは、授業料だけで年10万5千〜32万8千元(約246万〜770万円)と幅があります。小学校段階では、年20万4千〜28万元(約479万〜657万円)が中心です。これに出願料、入学時の一時金(AISG・CISの入学金1万元、UISGの席確保金2万元、ISAの学位保留費3万元、CISの預かり金10万元など)、スクールバス代、給食代、技術費などが加わるので、授業料だけでなく初年度の合計額で比べてください。広州日本人学校の授業料は月3,700元(年約104万円)、入学金は1万元です。
Q. 日本人の子どもは、広州のインターに入れますか?
A. 日本のパスポートを持ち、保護者の就労などにともなう居留許可がある家庭であれば、外籍人員子女学校の受け入れ対象に当てはまるのが一般的です。国の規定では、外籍人員子女学校は中国で居留証件をもつ外国籍の人の子どもを受け入れ、国内の中国公民の子どもは受け入れないと定められています。CISは「外国のパスポートをもつ生徒が対象」、深圳のQSIは「中国のパスポートまたは身分証のみの生徒は対象外」と公式に明記しています。お子さんが中国籍を持つ場合や、居留許可の種類によっては入れる学校が変わるので、志望校のアドミッションに必ず確認してください。広州日本人学校も、日本国籍と日本人としての有効なビザ・居留証を条件にしています。
Q. 英語がまったく話せなくても、インターに入れますか?
A. 低学年ほど英語力の条件はゆるやかですが、学年が上がるほど英語での授業についていけるかを評価される傾向があります。CISは英語の入学テストと面接を行い、英語を集中的に学ぶSTEPクラスを設けています。BSGは英語の支援(EAL)を学期10,000元の追加費用で提供し、UISGも英語習得の支援プログラム(ELA)を案内しています。入学前に、英語のテストや面接の有無、支援の内容と費用を確認してください。NGAは6〜18歳が対象で、日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れる設計です。
広州での時間を、お子さんの一生の財産に
広州には、45年以上の歴史をもつAISGから科学城の大規模なIB校まで多様なインターがあり、30年の歴史をもつ広州日本人学校もあります。同時に、年間数百万円の学費、国籍や居留許可による入学条件、高校段階の進路、帰国後の受け皿、日本語の維持という、駐在・在住のご家庭にしか見えない悩みもあります。大切なのは「一番有名な学校」を探すことではなく、わが家の滞在年数と帰国先、お子さんが入れる学校、そしてお子さんらしさに合った学び方を選ぶこと。インターも、日本人学校も、家庭での日本語も、オンラインも、対等な選択肢として並べてみてください。焦らなくて大丈夫。あなたの一歩を、私たちは応援しています。
ほかの都市のインターナショナルスクールガイド
- 札幌インターナショナルスクールの学費と一覧
- ドバイのインターナショナルスクールの学費
- 目黒区インターナショナルスクール全8校の学費
- 神戸インターナショナルスクール全20校一覧
- 横浜インターナショナルスクール徹底比較
- 調布インターナショナルスクールとASIJの学費
- メルボルンのインターナショナルスクール
- 港区インターナショナルスクール7校の学費一覧
- 武蔵野・吉祥寺のインターナショナルスクールおすすめ7選
- ソウルのインターナショナルスクールおすすめ7選
- 香港のインターナショナルスクールおすすめ7選
- 台北のインターナショナルスクールおすすめ7選
- 上海のインターナショナルスクールおすすめ7選
- 北京のインターナショナルスクールおすすめ7選
- 東京のインターナショナルスクールおすすめ7選


