Wolsey Hall Oxford(ウォルジー・ホール)の学費と評判|「ライブ授業がない」オンライン校を日本から使う現実

Wolsey Hall Oxfordの学費は科目の数で決まることを示したアイキャッチ画像

オンラインのインターナショナルスクールを調べていくと、どこかで Wolsey Hall Oxford(ウォルジー・ホール・オックスフォード)という名前に行き当たります。オックスフォードという地名が入っていて、創業は1894年。英国式の資格が取れる。ここまでは、どの紹介記事にも書いてあります。ところが肝心の「Wolsey Hall Oxford の学費は、うちの子の場合いくらになるのか」を確かめようとすると、手が止まります。公式サイトに学年別の年額表が無いからです。

先に結論をお伝えします。Wolsey Hall Oxford の学費は「学年」ではなく「取る科目の数」で決まります。公式サイトの料金は、1〜3科目なら1科目あたり600ポンドから、4科目で550ポンドから、5科目で500ポンドから、という段階制です。そして公式サイトが自ら明記しているとおり、この学校にはライブ授業も、決まった時間割もありません。日本から使うとき、この一点が学費よりも効いてきます。時差に悩まなくていい代わりに、時間割をつくる仕事がご家庭に移ってくるからです。この記事では、公式サイトに書かれている実額だけを並べ、そのうえで日本の家庭にとって何が起きるかを正直に整理します。

自宅の机で資料を広げ、ノートパソコンで海外のオンライン校の学費と進路を自分で調べている高校生
ライブ授業がない学校では、1日の組み立てが家庭側の仕事になります。
目次

Wolsey Hall Oxford はどんな学校か

Wolsey Hall Oxford は、英国オックスフォードに本拠を置く、4歳から18歳までを対象としたオンラインのホームスクーリング校です。公式サイトには「1894年から、学びを違うやり方でやってきた」と書かれており、現在は130を超える国に生徒がいて、これまでに支援した生徒数は75万人を超えると公表しています。会社としての登記はイングランド(登録番号 9270091)、所在地はオックスフォードです。

カリキュラムの裏づけもはっきりしています。公式サイトによると、同校はLower Secondary・GCSE・A Level の各段階でケンブリッジ(Cambridge)の認定を受けている数少ないオンライン校のひとつで、さらにPrimary 段階でケンブリッジ認定を受けた最初のオンライン校だと記載しています。つまり「英国式を名乗っているだけの学校」ではなく、英国の試験機関の側から承認を受けている学校です。ここは安心材料として数えていい部分です。

そして、この学校を語るうえで絶対に外せないのが次の一文です。公式サイトの「How homeschooling with us works」には、「ライブ授業も、決まった時間割も、混み合った教室もない(no live lessons, set timetables or crowded classrooms)」と明記されています。教材とオンライン学習プラットフォームがあり、課題を提出すると担当チューターが3〜5営業日で添削して返す。学習計画は Student Progress Manager(学習進捗マネージャー)と一緒に作る。これがこの学校の全体像です。日本語でいえば「自習型」「非同期型」のオンライン校ということになります。

2027年9月開校予定/2027年春プレ開校

「通えるインターが近くにない」ご家庭へ

NIJIN GLOBAL ACADEMYは、校舎を持たないオンラインのインターナショナルスクールです。日本の学校に通いながら世界とつながって学べます(ダブルスクール)。対面インターのおよそ1/5の学費。

🎁 ご登録の方に学校案内PDF(日本語版・英語版)を自動返信でその場でお届けします。学費・体験クラスの先行案内もいち早くお送りします。

    登録は無料。いつでも解除できます。

    NIJIN GLOBAL ACADEMYってどんな学校? 特徴と1日の流れを見る →

    開校情報を無料で受け取る学校案内PDFをその場でお届け

    Wolsey Hall Oxford の学費は「科目の数」で決まる

    多くのオンライン国際校は、学年帯ごとの年額(Primary はいくら、GCSE はいくら)を出します。Wolsey Hall Oxford はそうではありません。公式サイトの料金は「科目のバンドル(束)」で決まります。取る科目が増えるほど、1科目あたりの単価が下がる仕組みです。

    公式サイトの Course bundling ページに掲載されている段階は、次の3つです。

    • 1〜3科目:1科目あたり 600ポンドから(約12.7万円から)
    • 4科目:1科目あたり 550ポンドから(約11.6万円から)
    • 5科目:1科目あたり 500ポンドから(約10.6万円から)

    「から」と書かれているのは、実際の単価が科目数だけでなく学習段階(Primary か GCSE か A Level か)でも変わるためです。公式サイトも「course fees will vary depending on the number of courses you choose and the level(s) of study」と注記しています。

    では実際にフルタイムで通うといくらになるのか。公式サイトは、いちばん人気のある組み合わせを「例」として実額で出しています。

    Wolsey Hall Oxfordの学費を3つの層に分けた図解。1科目600ポンドからのバンドル単価、GCSE8科目2年一括6,245ポンド、料金表に載らない登録料95ポンドと試験料・国際送料を示している
    公式サイトの例 一括払い 分割払い 円換算(概算)
    GCSE 8科目バンドル(2年分) £6,245 £6,590 約131.8万円/2年=年約66万円
    AS・A Level フルタイム4科目
    (AS=1年分/A Level=2年分の料金)
    £5,485 £5,780 約115.7万円(総額)
    追加1科目(GCSE) £700から 約14.8万円から
    追加1科目(A Level) £800から 約16.9万円から
    登録料(1人1回・返金不可) £95 約2.0万円

    出典:Wolsey Hall Oxford 公式「Course bundling」「Fees」ページ(2026年9月19日確認)。円換算は2026年9月18日時点の1ポンド=約211円による概算で、為替により変動します。金額は改定される可能性があるため、出願前に必ず公式でご確認ください。

    ここで見落としやすいのが期間です。公式サイトは「Primary・Lower Secondary・単科の AS Level の料金は1年分、GCSE と フルの A Level の料金は2年分を含む」と明記しています。つまり GCSE の £6,245 は年額ではなく2年分です。年あたりに直すとおよそ66万円。King’s InterHigh の GCSE 年額 £7,250(King’s InterHigh の学費と時差で詳しく扱っています)と並べると、ここで大きな差が出ます。ライブ授業がある学校とない学校で、価格が倍以上ちがう。これは値引きではなく、売っているものが違うということです。

    料金表に載っていない4つの費用

    Wolsey Hall Oxford の誠実なところは、「含まれないもの」を公式サイトに列挙している点です。逆にいえば、ここを読まずに見積もると足りなくなります。

    1. 登録料 £95:1人1回、返金不可。
    2. 試験料:学校には払いません。ご自身で選んだ試験センターに直接支払います。日本国内で IGCSE や A Level を受ける場合、受験会場の確保と費用はご家庭の仕事になります。
    3. 国際送料:教科書は費用に含まれますが、英国内の送料が無料なだけで、国際発送は実費で別途見積りです。日本に紙の教科書一式を送ると、金額は無視できません。
    4. 試験用テキスト:必要な場合は自分で用意します(多くの試験では持ち込み不可とも注記されています)。

    とくに2番目が重要です。オンライン校を選ぶときに「卒業資格が取れる」と書いてあっても、実際に試験を受ける場所を自分で探さなければならない学校と、学校側が受験まで面倒を見る学校があります。Wolsey Hall Oxford は前者です。日本から IGCSE を受ける具体的な手順は IGCSEはオンラインで取れる?日本から受験する手順 にまとめていますので、申し込む前に一度目を通しておいてください。

    自宅のテーブルで保護者が学校に電話をしながらノートに費用や試験会場の条件を書き留め、隣で子どもが自分の課題を進めている様子
    試験会場と国際送料は、学校ではなくご家庭が動く項目です。

    日本から使うと何が起きるか:時差ゼロという最大の利点と、その代償

    ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。

    ライブ授業がないということは、時差がないということです。英国式のオンライン校を日本から検討するとき、たいていは時差が最後の壁になります。英国時間の午前9時は日本時間の夕方17時〜18時。学年が上がって授業が増えれば、夕食も就寝も後ろにずれていきます。Wolsey Hall Oxford にはその問題がまったくありません。朝でも夜でも、土曜でも、好きな時間に学べます。日本の学校に通いながら併用する設計とも相性がいい。これは、他の英国式オンライン校にはない、はっきりした強みです。

    ただし代償があります。学校が時間割を決めてくれないということは、誰かが決めなければならないということです。そしてその「誰か」は、たいてい保護者です。公式サイトも Student Progress Manager が個別の学習スケジュール作りを手伝うと書いていますが、毎日その時間に机に向かわせるのは家庭の側です。

    正直に書きます。自習が苦手なお子さんに、自習型の学校を与えると、いちばん苦しくなります。「学校が合わないから、自由なオンラインへ」という動機だけで選ぶと、自由の部分が重荷に変わることがあります。逆に、自分で進められるお子さん、スポーツや芸術で時間が読めないお子さん、健康上の理由で決まった時間に拘束されたくないお子さんにとっては、これ以上ない設計です。実際、公式サイトの生徒ストーリーには、自閉症・ディスレクシアのある生徒や、テニス・自転車競技の選手が並んでいます。

    「評判」をどう読むか

    Wolsey Hall Oxford の公式サイトには、Trustpilot の評価が常時表示されています。2026年9月19日時点の表示は 「Excellent 4.9 / 5(415件)」。数字としては高い評価です。

    ただし、読むときに1つだけ注意してください。この415件がどの国の家庭によるものかは公表されていません。公式サイトが「生徒ストーリー」として紹介しているのは英国・ケニア・タンザニア・ロシア・ナミビアの生徒で、日本やアジアの家庭の事例は見当たりませんでした。高評価そのものは本物でも、そこに日本の家庭が知りたいこと——日本語のサポートはあるか、日本で試験は受けられるか、日本の学校と両立できるか——への答えが含まれている保証はありません。

    評判を読む代わりに、次の4つを学校に直接聞いてください。どの学校でも同じ質問ができるので、比較にもそのまま使えます。

    ①日本への教科書の国際送料はおよそいくらか/②日本国内で受験できる試験センターを紹介してもらえるか、それとも自分で探すのか/③日本在住の生徒の在籍実績はあるか/④日本語での問い合わせ窓口はあるか。

    他のオンライン校と並べてみる

    1校だけ見ていても、それが高いのか安いのか、合っているのかは分かりません。設計の違いが見えるように並べてみます。

    Wolsey Hall Oxford、King's InterHigh、NIJIN GLOBAL ACADEMYを、ライブ授業の有無、日本時間で受けられるか、英国カリキュラムの認定、日本語での相談、今すぐ入学できるかの5点で比較した表

    この表で言いたいのは、優劣ではありません。ライブ授業を「持たない」ことでWolsey Hall Oxford は時差と価格の問題を消しており、ライブ授業を「持つ」ことで King’s InterHigh は毎日のペースづくりを引き受けているということです。どちらが良いかは、お子さんが自分で机に向かえるかどうかで決まります。

    料金の公開度という軸で他校も並べたい方は、オンラインインターナショナルスクール比較|日本から選べる7つの選択肢 をご覧ください。円建てで実額を公開している Crimson Global Academy の学費、学費を公開していない Nisai、米国式の Pearson Online Academy も、同じ観点で整理しています。

    申し込む前に確かめる3つのステップ

    Wolsey Hall Oxford を候補に残すなら、順番はこうです。

    Wolsey Hall Oxfordに申し込む前の3ステップを示した図解。科目数を決める、試験会場を先に確保する、家庭で1日の時間割を作る

    この順番が大事なのは、科目数を決めないと金額が出ず、試験会場を押さえないと資格が取れず、時間割を作らないと続かないからです。逆にこの3つが埋まれば、あとは申し込むだけになります。

    もし2番目の「試験会場」でつまずくなら、そもそも英国式の資格そのものが今のご家庭に必要かを一度考えてみてください。高校からの進路は7つあるで整理したとおり、日本の高校に籍を置いたまま英語で学ぶ道もあります。学び方の具体像は 学びのしくみ にまとめました。

    よくあるご質問

    Wolsey Hall Oxford の学費は結局、年間いくら見ておけばいいですか?

    公式サイトの例を年あたりに直すと、GCSE フルタイム8科目で年およそ66万円(£6,245÷2年)、A Level フルタイム4科目で総額およそ116万円です。これに登録料£95、国際送料(実費・別見積り)、試験料(試験センターへ直接)が乗ります。科目数を決めないと正確な金額は出ません。公式サイトの Course Fee Calculator で見積もるのが確実です。

    日本に住んでいても入学できますか?

    公式サイトは130か国以上に生徒がいると公表しており、国際発送の料金設定もあることから、日本からの在籍は想定の範囲内と読めます。ただし受け入れ条件は年度で変わり得ますので、必ず学校に直接ご確認ください。当サイトで断定はできません。

    日本の小中学校を辞める必要がありますか?

    一般的には必要ありません。日本に住むお子さんの場合、海外のオンライン校に在籍しても、それだけで日本の就学義務を果たしたことにはならないため、多くのご家庭は地元校に籍を残したまま併用します。制度の考え方は インターナショナルスクールと就学義務の関係 にまとめています。出席の扱いは在籍校と自治体の判断で差がありますので、先に担任・管理職と話してください。

    ライブ授業がないのに、質問はどうするのですか?

    公式サイトによると、課題を提出すると担当チューターが3〜5営業日で添削と詳細なフィードバックを返します。語学の科目にはオンラインのスピーキング練習が含まれます。加えて Student Progress Manager が学習の進み方を継続的に支援します。その場で聞いてその場で答えが返る形ではないとご理解ください。

    「自由」は、設計の一部として選ぶもの

    Wolsey Hall Oxford は、ライブ授業を持たないことで、日本の家庭にとっていちばん厄介な時差の問題を消しました。学費も、科目を絞れば手が届く範囲に収まります。ケンブリッジの認定もある。ここまでは、公式サイトが数字で答えてくれます。

    答えてくれないのは、お子さんが毎朝ひとりで机に向かえるかどうかです。これは学校の質の問題ではなく、相性の問題です。自習が得意なお子さんなら、これ以上ない選択肢になります。まだそこが育っていないお子さんなら、決まった時間に人と会う学校のほうが続きます。

    NIJIN GLOBAL ACADEMY は2027年9月開校(予定)、2027年4〜5月にプレ開校(体験クラス)を予定しています。私たちが大事にしているのは、偏差値で子どもを並べないこと、そして「自分と世界を、好きになる」時間をつくることです。日本の学校に通いながら、少人数の対話を中心に英語で教科を学ぶ形を設計しています。カリキュラム・時間割・費用の考え方、そして1期生募集の情報を、メールでいち早くお届けします。

    今日決める必要はありません。ただ、並べられる候補が多いほど、あとで「こんなはずじゃなかった」は減ります。

    開校情報をメールで受け取る →

    よかったらシェアしてね!Share this article!

    X Threads Facebook LINE WhatsApp
    2027年9月開校

    NIJIN GLOBAL ACADEMYの
    開校情報を受け取りませんか?

    手の届く学費で、世界とつながるオンラインインターナショナルスクール。
    入学案内・体験クラス・最新ニュースを、いち早くメールでお届けします。

    開校情報をメールで受け取る

    登録は無料。いつでも解除できます。

    Opening September 2027

    Get NIJIN GLOBAL ACADEMY
    opening updates

    An affordable online international school that connects your child with the world.
    Admissions news, trial classes and the latest updates — straight to your inbox.

    Get opening updates by email

    Free to join. Unsubscribe anytime.

    目次