King’s InterHigh(キングス・インターハイ)は、英国式のオンライン校のなかで学費を実額で公開している数少ない学校です。2026/27年度の年間契約は、Primary £4,395/Middle School £5,995/GCSE £7,250/A Levels £7,585/IB Diploma £10,990(公式Feesページ)。£1=211円で概算すると、GCSEで年間およそ153万円です。そして日本から検討するとき、学費と同じくらい効いてくるのが時差——英国時間で動く学校を、日本時間の生活にどう乗せるかという問題です。この記事では公式の実額を全部並べたうえで、日本から通う場合の現実的な論点を整理します。
2026/27年度の学費を、公式のまま全部並べる
King’s InterHighの料金は「年間契約(Annual Contract)」と「ローリング契約(Rolling Contract)」の二本立てです。年間契約は1年分をまとめて(または9月〜6月の10回払いで)支払う代わりに安く、ローリング契約はハーフターム(学期の半分)ごとに支払い、各ハーフタームの終わりで辞められる——柔軟さにお金を払う形です。
| 区分 | 年間契約(年額) | ローリング契約(ハーフタームごと) | 追加科目 |
|---|---|---|---|
| Primary | £4,395 約92.7万円 |
£955 | 年間 £405 / ローリング £83.50 |
| Middle School | £5,995 約126.5万円 |
£1,360 | 年間 £435 / ローリング £89 |
| GCSE | £7,250 約153.0万円 |
£1,590 | 年間 £835(assured科目 £545)/ ローリング £168(同 £127) |
| A Levels | £7,585 約160.0万円 |
£1,780 | — |
| IB Diploma | £10,990 約231.9万円 |
年間契約のみ | — |
出典:King’s InterHigh 公式 Fees(2026/27年度)。円換算は 2026年9月4日時点の £1=211円 による概算で、為替により変動します。公式サイト上、A LevelsとIB Diplomaの金額には注記(*)が付いています。
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見落とされがちな「学費以外」の初期費用
年額だけを見て予算を組むと、最初の請求で驚くことになります。公式に明記されている、学費とは別にかかるものが3つあります。
- 登録料 £100(一度きり・約2.1万円)。
- デポジット(保証金)。英国内の生徒は £500、英国外の生徒は £1,000(約21.1万円)。日本から出願する場合はこちらに当たります。
- 兄弟姉妹割引の案内が公式にあります。適用条件は問い合わせて確認してください。
つまり日本からGCSEを年間契約で始める場合、初年度は £7,250 + £100 + £1,000 がスタート地点。約176万円という規模感になります。デポジットが英国外だと倍という点は日本の家庭に実際に効く差なので、覚えておいて損はありません。
日本から通う場合、いちばんの論点は学費より時差
King’s InterHighは英国の学校で、授業も英国時間で組まれます。日本は英国より8〜9時間進んでいます(英国が夏時間の期間は8時間、冬時間は9時間)。英国の午前9時は、日本では夕方17時か18時。英国の午後3時は、日本では深夜23時か翌0時です。
これが何を意味するかというと、英国の標準的な時間割をそのまま受けると、日本の子どもにとっては「夕方から深夜までが学校」になるということです。日本の学校に通いながら併用しようとすると、放課後がまるごと英国の授業で埋まり、そのあとに宿題が来ます。フルタイムで英国式に切り替えるなら生活を英国時間に寄せる選択もありますが、日中に日本の学校がある家庭では、ここが最大のハードルになります。
検討するときは、学費の前にこの一点を確認してください——「わが家の生活時間に、この時間割は乗るか」。乗らないと判断したなら、それは学校の質の問題ではなく、単に構造が合わないだけです。日本時間に合わせて設計されたオンライン校を探すほうが、家族全員にとって現実的です。
King’s InterHighが向く家庭・向かない家庭
- 向いている:英国式の資格(GCSE/A Level/IB Diploma)を、価格が公開されている学校で正面から取りたい家庭。海外在住で英国に近いタイムゾーンにいる家庭。日本の学校をすでに離れていて、生活時間を組み替えられる家庭。
- 向いていないかもしれない:日本の学校に通いながら併用したい家庭(時差が構造的に厳しい)。短期間で合うかどうかを試したい家庭(ローリング契約という逃げ道はありますが、英国外デポジット £1,000 が先に必要です)。
時差の問題を回避したい場合、選択肢は大きく2つです。ひとつは日本時間の夕方〜夜に授業を置いている英国式の学校を選ぶこと。もうひとつは日本の生活時間を前提に設計されたオンラインインターナショナルスクールを選ぶことです。私たちNIJIN GLOBAL ACADEMYは後者で、日本の学校に通いながら併用できる時間割を前提に、2027年9月の開校(2027年春にプレ開校)を準備しています。
他校も含めて横並びで見たい方はオンラインインターナショナルスクール一覧(学費を実額で比較)を、資格の取得方法から確かめたい方はIGCSEはオンラインで取れる?をどうぞ。学費だけをもう一段深く見たい方にはオンラインインターナショナルスクール比較もあります。


