「NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)って、結局どんな学校なの?」——名前は見かけたけれど中身がつかめない、というあなたへ。結論から言います。NIJIN GLOBAL ACADEMYは、2027年9月に開校を予定している、6〜18歳のためのオンライン・インターナショナルスクールです。いちばんの特徴は、日本の学校を辞めずに「併用」できること。そして順位をつけない「脱偏差値」と、8名の少人数クラスでの対話。この記事では、公式に公開されている情報の範囲で、NGAが何を目指し、何ができて、そして何ができないのかまで正直に整理します。

NIJIN GLOBAL ACADEMYは、どんな「詰まり」から生まれたのか
この学校の輪郭は、多くのご家庭が抱える矛盾から見るといちばんよく見えます。「英語で世界とつながれる子に育ってほしい。でも、いまの学校を辞めさせるのは違う気がする」——日本に住むご家庭がインターナショナルスクールを検討するとき、足が止まる理由はだいたい3つに集約されます。
ひとつめは「辞めさせられない」。対面フルタイムのインターは、日本の学校を離れることが前提になりがちで、その先の進学ルートへの不安が残ります。ふたつめは「払いきれない」。国内の主要インターの学費は通学制で年間おおよそ約200万〜345万円(2026年時点・最新は要確認)が目安(出典:エグシス「国内トップ14校インターナショナルスクールの学費まとめ 2025–26年度版」ほか各校公開情報)で、バス代や制服なども別途かかるのが一般的です。みっつめは「届ききらない」。オンライン英会話や英語学童は始めやすい一方、週に数時間の会話練習では、算数や理科を英語で考える段階までなかなか届きません。NIJIN GLOBAL ACADEMYは、この3つの詰まりを同時にほどこうとして設計された学校です。

いまある選択肢が、あと一歩届かない理由
はじめに大切な前提を。日本の学校には確かな良さがあります。基礎学力、生活習慣、地域の友だち——手放す必要のないものばかりです。だからこそ多くのご家庭は「日本の学校+α」で世界を足そうとします。ところが、その「α」がそれぞれ別の壁に当たります。
オンライン英会話・英語学童は、費用も時間も始めやすいのが魅力です。ただし多くは「英語を学ぶ」レッスン。「英語で学ぶ」——つまり教科の内容を英語で考え、意見を言い合う段階とは別物です。この差についてはオンライン英会話だけでは足りない理由で詳しく整理しています。
対面フルタイムのインターナショナルスクールは、教科を英語で学べる本物の環境です。一方で制度の壁があります。文部科学省は、一条校(学校教育法第1条に定める学校)として認められていないインターナショナルスクールに日本国籍の子を就学させても、「就学義務を履行したことにはならない」と明記しています。多くのインターは各種学校または無認可で、その小学部を終えた子が中学から一条校への入学を希望しても認められない、とされています(出典:文部科学省)。この論点はインターと就学義務の関係にまとめました。費用の考え方はインターの学費が高すぎるときの代替案もあわせてどうぞ。※費用・制度は2026年7月時点の公開情報です。最新は各公式でご確認ください。
NIJIN GLOBAL ACADEMYとは——基本情報と4つの柱
NGAは「校舎を持たない」ことを選んだインターナショナルスクールです。まず、公式サイトで公開されている基本情報を整理します。
- 正式名称——NIJIN GLOBAL ACADEMY(略称:NGA)
- 開校予定——2027年9月
- 形態——校舎を持たない、オンラインのインターナショナルスクール
- 対象——6〜18歳(アジア・オセアニアの子どもたち)
- クラス——8名の少人数クラスで、毎日ライブで学ぶ
- 支え——一人ひとりに専属のバイリンガルメンター。英語がはじめての子には母語での支援
- 学び方——CEFRのレベル×内容で選ぶ授業、企業や自治体と取り組む社会共創プロジェクト(PBL)、毎月の国際交流。ケンブリッジのIGCSE/Aレベルは任意で選択できます
- 通い方——フルスクール型と、日本の学校と併用するダブルスクール型(放課後+週末)
- 運営——株式会社NIJIN(代表・星野達郎/ミッション「教育から、世界平和を実現する」)
- 掲げる言葉——「自分と世界を、好きになる。」
この設計を、ご家庭の視点から言い換えると4つの柱になります。(1)就学義務をクリアしたまま始められる——日本の学校に籍を残す併用型なので、進学ルートはそのまま。(2)対面インターのおよそ5分の1をめざす学費——校舎を持たないぶんを、手の届く価格に回す考え方です(具体的な金額は開校情報でご案内します)。(3)英会話ではなく「英語で教科を学ぶ」——レッスンではなく、対話とプロジェクトで内容を学びます。(4)脱偏差値——順位をつけず、8名の対話のなかで「自分と世界を、好きになる」を育てます。
ここは誤解のないように書いておきます。NGAは日本の学校の「代わり」ではありません。ダブルスクール型はあくまで在籍を日本の学校に残す併用の形で、日本の学校の良さに世界を「足す」設計です。もうひとつ正直に言えば、バイリンガルは簡単でも短期でもありません。英語で教科を理解できるようになるには年数がかかります。NGAが日本語の支えとバイリンガルメンターを前提に置いているのは、その現実を踏まえているからです。併用の全体像はダブルスクールのご案内ページ、考え方の詳細はダブルスクール完全ガイドで確認できます。


1日の流れと、始め方の3ステップ
私たちNGAのフルスクール型の1日は、9:30の語彙アプリとチェックイン(15分)から始まり、10:00のホームPE・朝読書(週3回)、10:30の選択授業とクラス会議(8名の対話)、昼食をはさんで13:30の社会共創プロジェクト(PBL)、14:30のリフレクションジャーナルという流れです(時間は地域のタイムゾーンに合わせて調整されます)。「詰め込んで覚える」ではなく、対話と探究に時間を配分しているのが特徴です。
日本の学校に通いながらのダブルスクール型は、生活を大きく変えません。放課後スタイル(学校から帰ったあとの夕方に週数コマ、1回およそ60〜90分)、週末スタイル(平日は日本の学校に集中し、土日にプロジェクトと対話を)、長期休みブースト(夏・冬・春の休みに集中して参加)。参加ペースはご家庭の生活に合わせて調整でき、入試や選抜はありません。詳しい学び方は学びのしくみのページにまとまっています。

正直に——向いている家庭と、向いていない家庭
ブランドの紹介として、良いことだけを並べるのはフェアではありません。向いているのは、日本の学校は続けたいけれど国際教育も足したいご家庭、英会話の先に「英語で教科を学ぶ」を求めているご家庭、順位や競争のなかで自信を失いかけているお子さん、そして近くに通えるインターがない地域にお住まいのご家庭です。
一方で向いていないご家庭もあります。校庭で走り回ること、部活動、毎日顔を合わせる友だちとの放課後——そうした対面ならではの時間を最優先したいなら、対面の学校のほうが確実に合います(オンラインのNGAでは、ここは正直に×です)。短期間で成績や試験のスコアを上げたい場合も、目的が違います。NGAは順位をつけず、時間をかけて自己肯定感と英語での思考を育てる学校だからです。そして実績で選びたいご家庭には、いま最も正直な情報をお伝えします。NGAは2027年9月開校の、まだ開校前の学校です。卒業生も進学実績もこれからです。判断材料になるのは、運営元である私たち株式会社NIJINが日本のオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」で800名以上の子どもと積み重ねてきた、脱偏差値・対話中心の実践のほうです(同社および代表の星野達郎は、JCI TOYP2025グランプリ(青年版国民栄誉賞)、Forbes JAPANでの紹介、キッズデザイン賞などで評価されています)。開校準備中のため、最新の詳細は公開時点の公式サイトでご確認ください。
よくある質問
Q. NIJIN GLOBAL ACADEMYに入ると、就学義務や進学はどうなりますか?
A. ダブルスクール型は、お子さんが日本の学校に在籍したまま通い続けることが前提です。日本の学校に通っている以上、就学義務は通常どおり履行され、中学・高校への進学ルートもそのまま残ります。ここが、非一条校の対面インターにフルタイムで通う場合との決定的な違いです。
Q. 英語がまったくできなくても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。一人ひとりに専属のバイリンガルメンターがつき、英語がはじめての子には母語での支援があります。授業もCEFRのレベルに合わせて選べます。ただし繰り返しになりますが、英語で教科を理解できるようになるには年数がかかります。焦らず積み上げることが、結果的にいちばんの近道です。
Q. 学費はいくらですか?いつわかりますか?
A. NGAは対面インターのおよそ5分の1をめざしていますが、具体的な金額は公表前です。学費・日程・1期生募集・無料体験クラスの案内は、開校情報のご登録をいただいた方へ先にお届けします(隠れ費用はなく、きょうだい割引をご用意する予定です)。憶測ではなく、公式の案内でご確認ください。
「辞めるか、続けるか」で悩まなくていい
NIJIN GLOBAL ACADEMYは、まだ完成した学校ではありません。だからこそ、いま言えることだけを正直に書きました。日本の学校の良さは残したまま、そこに世界を少し足す。順位ではなく対話で、お子さんが「自分と世界を、好きになる」時間をつくる。それがこの学校の目指すところです。急いで大きな決断をする必要はありません。まずはダブルスクールのご案内を眺めて、ご家庭で話してみるところから。開校までの一年一年は、準備のための時間でもあります。


