「徳島県 インターナショナルスクール」と検索して、少し戸惑っているのではないでしょうか。出てくるのは英語の保育園やプリスクールばかりで、小学生になってからも英語で学び続けられる学校がどうしても見つからない——。それはあなたの調べ方が悪いわけではありません。2026年8月時点の公開情報を調べたかぎり、徳島県内に小学校段階以上の子どもを全教科英語で受け入れる全日制のインターナショナルスクールは確認できませんでした。一方で、日中を英語環境で過ごせる園は判明分で17施設あり、徳島市に8、板野郡北島町に3と、県北部にしっかり集まっています。そして徳島県には、他県ではあまり見かけない選択肢がひとつあります。1994年に西日本で初めてイマージョン英語コースを設けた私立小学校が、県内にあるのです。この記事では、徳島県で確認できた施設をエリア別に学費付きですべて並べたうえで、6歳の先をどうつなぐか——県内の一条校の英語コース、高松・神戸への通学圏、そして通わないという選択肢まで、正直に整理します。
結論:徳島県で選べる学校(早見)
ここだけ読めば全体像がつかめます。学校が確認できるエリアごとに校名を並べ、最後にオンラインという選択肢も同じ粒度で載せました。エリアごとの詳しい状況(学校が無いエリアを含む)は本文で正直に扱っています。
- 徳島市エリア — ラブインターナショナルスクール 八万校/ステラプリスクール 徳島校/ステラプリスクール 船場校ほか計5校
- 板野郡(北島町・藍住町)エリア — ソーレ・インターナショナル保育園 北島園/ソーレ・インターナショナル保育園 藍住園
- 小松島市・阿南市エリア(県南部) — 阿南5starインターナショナル保育園/SKY保育園
- 美馬市・神山町ほか(県西部・中山間部) — ソーレ・インターナショナル保育園 脇町園/ラブインターナショナルスクール 神山校
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通える範囲や学費が壁になる家庭の選択肢。
徳島県で「通えるインター」が見つからない方へ
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徳島県の英語プリスクール・インターナショナルスクール17施設【エリア別の校名と月謝】
- ラブインターナショナルスクール(八万校・神山校)|徳島市・名西郡神山町|2〜6歳+小学生アフタースクール|月4万1,000円(週5日)・入園料3万円
- カラーズインターナショナル(6園)|徳島市3園・板野郡北島町2園・小松島市1園|生後6か月〜就学前|企業主導型保育・0〜2歳で月4万1,000円前後(小松島園の例)
- ソーレ・インターナショナル保育園(4園)|徳島市・北島町・藍住町・美馬市|生後6か月〜3歳|月3万7,000円前後(脇町園の例)
- ステラプリスクール(徳島校・船場校)|徳島市|生後2か月〜5歳|企業主導型保育・7:30〜20:30の長時間保育
- イツモスマイル プリスクール|徳島市佐古|3〜5歳|ケンブリッジ・アーリー・イヤーズを県内で初導入・月3万6,000円(無償化対象)
- 阿南5starインターナショナル保育園 / SKY保育園|阿南市|0〜2歳(5star・定員19名)ほか|学費は要問い合わせ
- 生光学園 小学校・中学校 IECコース|徳島市|6〜15歳|算数・理科なども英語で学ぶ一条校。小学校は入学金20万円+月5万1,500円(授業料+施設充実費)
- 徳島県立徳島北高等学校 国際英語科|徳島市|15〜18歳|県内唯一の国際英語科。公立の学費水準
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン/2027年9月開校・6〜18歳・対面の約1/5の学費帯・日本語の支えあり)|住む場所を問わない。まだ開校前で、現在は開校情報の受付中です

徳島県のインターナショナルスクール事情と学費相場
前提として、徳島県は静かに、しかし確実に国際化が進んでいます。徳島労働局のまとめによると、県内で働く外国人労働者は令和7年10月末時点で7,324人。前年から13.5%増えて過去最多を更新し、10%を超える伸びは3年連続です。外国人を雇用する事業所も1,400か所(前年比7.8%増)に広がりました(出典: 徳島労働局「徳島県における外国人雇用状況の届出状況(令和7年10月末時点)」)。国籍別ではベトナム・インドネシア・中国が上位を占め、製造業や農業、介護を中心に多国籍な家庭が県内各地で暮らしています。
それでも、子どもが日中を英語で過ごせる場所となると、話は幼児期に強く集中します。2026年8月時点で確認できた施設は判明分で17。徳島市に8施設、板野郡北島町に3施設、阿南市に2施設、藍住町・小松島市・美馬市・神山町に各1施設という分布です。対象年齢はおおむね0歳〜就学前で、全教科を英語で学ぶ全日制の小学部・中等部を持つ学校は、県内では確認できませんでした。加えて、文部科学省のIB教育推進コンソーシアムが公開する国際バカロレア認定校・候補校の一覧にも、徳島県の学校は1校も掲載されていません。つまり徳島県で起きているのは、選択肢がないことではなく、6歳で英語漬けの日常が一度途切れることなのです。
学費の相場は、この構造を反映して首都圏よりかなり抑えめです。英語の園はおおむね月3万5,000円〜4万5,000円、年間にすると40万〜55万円前後が中心。たとえばラブインターナショナルスクール八万校は週5日で月4万1,000円(週4日3万7,000円・週3日3万3,000円)、入園料3万円・施設費年1万5,000円。ソーレ・インターナショナル保育園脇町園は月3万7,000円前後、イツモスマイル プリスクールの3〜5歳クラスは月3万6,000円です。しかもこれらの多くは認可外保育施設または企業主導型保育事業のため、3〜5歳では幼児教育・保育の無償化(月上限3万7,000円)の対象になるケースが多く、実質負担はさらに下がります。首都圏の全日制インターナショナルスクールが年間200万〜300万円という水準であることを考えれば、費用の壁は徳島ではずいぶん低い。ただしその手頃さは「6歳で終わる」ことと表裏一体でもあります。そもそもインターナショナルスクールとは何か、一条校(日本の正規の学校)との違いや義務教育の扱いについてはインターナショナルスクールとは?で整理しています。
※学費等は2026年8月時点の公開情報です。改定される場合があるため、最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

徳島県のインターナショナルスクール一覧【エリア別】
ここからは、2026年8月時点で確認できた施設を、判明分すべてエリア別にご紹介します。無理に「おすすめ7選」に絞り込みも水増しもしません。数は決して少なくありませんが、性格はそれぞれ違います。
徳島市エリア——17施設のうち8つが集中
県内でもっとも選択肢が厚いのが徳島市です。なかでも歴史があるのが、徳島市八万町下福万のラブインターナショナルスクール 八万校。1996年に名西郡神山町で始まったミッション系のスクールで、2001年に八万校を開設、2014年から英語プリスクールを始めました。対象は2〜6歳、平日9:00〜14:00を軸に14:00〜18:00の延長にも対応し、アメリカ・フィリピン出身のネイティブ講師と日本人の有資格スタッフが一日を英語で組み立てます。小学生向けのアフタースクールもあり、卒園後も英語を落とさない受け皿になっているのが特徴です。学費は入園料3万円(申込料1万円)、月謝は週5日4万1,000円・週4日3万7,000円・週3日3万3,000円、これに施設費年1万5,000円と活動費月6,500円が加わります。
徳島市で園数がもっとも多いのがカラーズインターナショナルです。市内には川内園(川内町大松)・八万園(八万町内浜)・沖洲園(南沖洲一丁目)の3園があり、いずれも企業主導型保育施設。生後6か月から就学前までを対象に、多言語の講師による少人数の英語レッスン、朝のサークルタイム、アート・ダンス・ミュージックといった特別プログラムを組み合わせています。年中無休で朝7時30分から夜20時まで開いている園もあり、共働き家庭には現実的な選択肢です。系列の学童・英会話部門「カラーズアカデミー」は昭和町・北島町・沖洲・佐古の4拠点にあり、小学生になってからも英語の時間を確保できます。
徳島市北佐古一番町のステラプリスクール 徳島校と東船場町のステラプリスクール 船場校は、生後2か月(57日)から5歳児クラスまでを受け入れる企業主導型保育施設。平日・土曜とも7:30〜20:30という長時間保育が最大の特徴で、英語スキルを備えた保育スタッフが毎日英語のシャワーを浴びせる方針を掲げています。第三者の地域情報サイトに掲載された月額は7万5,240〜8万6,680円と幅がありますが、企業主導型は保護者の就労状況で負担額が変わる仕組みのため、実費は必ず直接ご確認ください。
徳島市三軒屋町のソーレ・インターナショナル保育園 三軒屋園は、一般社団法人民間教育健全育成協会が2018年9月に開いた定員18名の企業主導型保育施設。アメリカの乳幼児保育の現場で使われている国際基準のカリキュラムを取り入れ、外国人・日本人の英語講師と日本人保育士が一緒に保育にあたります。0〜3歳が中心という点で、他の園とは対象の重心が違います。そして徳島市佐古一番町のイツモスマイル プリスクールは、2025年4月からケンブリッジ・アーリー・イヤーズ・イングリッシュ・プログラムを導入。ケンブリッジ大学監修のCEFR準拠カリキュラムを徳島県で初めて取り入れた園で、7:00〜18:00(延長19:00まで)、プログラミングや体育、ピアノまで含めた設計です。3〜5歳クラスの月額は3万6,000円で無償化の対象になります。
板野郡(北島町・藍住町)エリア——県北の集積地
徳島市のベッドタウンとして人口が増えている板野郡にも、4施設が集まっています。北島町鯛浜にはカラーズインターナショナル 北島園(川久保64-1・2017年10月開園・生後6か月〜就学前・年中無休7:30〜20:00)とカラーズインターナショナル 北島ノース園、そしてソーレ・インターナショナル保育園 北島園(西中野84-1・2018年4月開園・定員30名)があります。藍住町奥野にはソーレ・インターナショナル保育園 藍住園(猪熊67-2・2018年4月開園・定員30名)。いずれも企業主導型保育で、幼児教育・保育の無償化の対象です。徳島市中心部まで車で20〜30分の圏内なので、市内勤務の家庭が送迎しやすいのもこのエリアの強みです。参考までに、藍住町にはア・リトルミー保育ルーム藍住園(2か月〜5歳・月4万5,000円前後)のように、海外と日本双方の教育観を取り入れると掲げる園もあります。
小松島市・阿南市エリア(県南部)
小松島市中田町にはカラーズインターナショナル 小松島園があります。生後6か月〜5歳、0〜2歳の月額は4万1,000円前後で、無償化の対象、送迎あり、食育プログラムありという構成です。阿南市には2つ。阿南5starインターナショナル保育園(宝田町川原15-5)は、株式会社英語保育所サービスが2020年6月に開いた定員19名の小規模認可保育園で、対象は生後6か月〜2歳児クラス。同じ建物に英語学童と英会話教室があり、毎日外国人講師と触れ合える環境をつくっています。平日7:30〜19:00、土曜7:30〜18:00。もうひとつが羽ノ浦町のSKY保育園で、こちらも英語保育を掲げる園です。どちらも料金は公開されていないため要問い合わせとなります。
美馬市・神山町ほか(県西部・中山間部)
美馬市脇町のソーレ・インターナショナル保育園 脇町園は2018年9月開園、定員19名。生後6か月〜3歳が対象で、月額は3万7,000円前後、無償化の条件を満たせば実質負担が大きく下がります。ネイティブ講師が少人数で関わる環境が、県西部で唯一と言っていい英語保育の場です。名西郡神山町阿野にはラブインターナショナルスクール 神山校(南行者屋56-2)。1996年からこの町で続くスクールで、2歳から受け入れ、アフタースクールや延長保育、音楽・アート・スポーツまで組み合わせています。
正直にお伝えします。鳴門市・吉野川市・阿波市・三好市・板野町・石井町などには、2026年8月時点で常設のインターナショナルプリスクールを確認できませんでした。あるのはECCジュニアなどの週1回型の子ども英会話教室が中心で、日中を英語で過ごす園という意味での選択肢はありません。全国のプリスクール検索データベースでも、徳島県の登録は徳島市・小松島市・阿南市・美馬市・神山町・北島町・藍住町に限られ、他の市町村はゼロと表示されます。全国47都道府県のインターナショナルスクール一覧から、他県の状況もあわせて確認できます。
県内にある「国際教育に近い」選択肢——徳島にはIECコースがある
ここが、徳島県のいちばん面白いところです。全教科英語の全日制インターは県内にありませんが、日本の一条校のなかに、英語で教科を学ぶ仕組みを30年以上前から持っている学校があります。
徳島市の生光学園小学校は、1994年に西日本で初めてIEC(イマージョン・イングリッシュ・コース)を設けた私立小学校です。公式サイトによると、1年生から「English」の授業が週5時間(年170時間)あり、それに加えて算数・社会・理科・生活・音楽・図工・体育といった教科も英語で行います。英語に触れる年間の授業時数は442時間。日本人教員と外国人教員のコ・ティーチング体制で、ハワイのイノベーション・パブリック・チャータースクールとの姉妹校交流や、TOEIC Bridgeによる到達度の確認まで組み込まれています。学費は公式サイト掲載の案内で入学金20万円、授業料月4万円、施設充実費月1万1,500円。年間にすると授業料と施設充実費で約62万円で、首都圏のインターナショナルスクールとは桁が違います(スクールバスは往復月7,000円・片道月5,300円、兄弟姉妹の授業料半額制度あり)。
その先には生光学園中学校のIECコースがあります。2017年に設置されたコースで、英語が週6時間(日本人教員5時間+ネイティブ教員1時間)、さらに「グローバル・アウェアネス(GA)」という探究の授業が週5時間。ICTと英語を使って世界規模の課題を扱い、英語でプレゼンテーションまで行います。中国語の授業も週1時間あり、TOEFL Junior・TOEFLに挑戦し、卒業までに英検2〜3級相当を目標にする設計です。高校段階では、徳島県立徳島北高等学校の国際英語科(徳島市)が県内唯一の国際英語科として知られています。英語4技能をバランスよく育て、海外の姉妹校2校との交流やオーストラリアの公立大学での語学研修(1年生40名がホームステイを含む研修に参加)を実施しています。公立なので費用面のハードルも低い。
また、15歳以上という限定つきですが、神山町には2023年4月に開校した私立の神山まるごと高等専門学校があります。テクノロジー・デザイン・起業家精神を柱にした5年制の高専で、企業11社による100億円規模の奨学金基金によって全学生の授業料が実質無償化されているという、全国でも例のない学校です。インターナショナルスクールではありませんが、徳島県内に「世界を前提にした学び」の場が生まれていることは知っておく価値があります。目的が「英語で教科を学ぶこと」なのか「国際的な視野に触れること」なのかで、これらの評価は大きく変わります。
比較でわかる、わが家に合う選び方
県内の幼児向けインター、高松や神戸など県外の学校、オンライン国際校。この3つは、どれが優れているかではなく、わが家の制約に合うかで選ぶものです。費用・入学のしやすさ・通学の負担・対面での体験・6歳以降も続けられるか——この5つの観点で並べると、迷いがかなり減ります。

徳島県の場合、引っかかるのはほぼ確実に最後の行です。県内の園は費用も通学も入学のしやすさも申し分ないのに、就学と同時に環境が変わってしまう。だから多くの家庭が、年長の秋になって初めて「その先」を探し始め、選べる時間が残っていないことに気づきます。逆に言えば、いま調べているあなたはまだ間に合います。費用の全体像をもう少し細かく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳を解説した記事もあわせてどうぞ。授業料以外にかかるお金まで見えると、判断の精度が上がります。
オンラインでの学びのしくみを見る →

近隣県のインターナショナルスクール(通学圏として現実的か)
徳島県から小学校段階以上の英語環境を求めるなら、県外に目を向けることになります。四国のなかでもっとも近いのは香川県の高松インターナショナルスクール(TIS)です。高松市番町にあり、プリスクールに加えて授業をすべて英語で行うPrimary(小学部)を持っています。徳島駅からはJR高徳線の特急うずしおで約1時間10分、高速バス「高徳エクスプレス」でも約1時間30分。四国のなかでは例外的に近い距離です。ただしPrimaryは公開されている2023-2024年度の案内で年間授業料183万円、さらに対象となる家庭の条件も設定されています。詳しくは香川県のインターナショナルスクールの記事にまとめました。
本州側では、神戸が現実的な視野に入ります。徳島駅前から三宮・新神戸までは高速バスで約2時間30分、片道3,600円(徳島バス神戸線)。神戸市にはカナディアン・アカデミーやマリスト・ブラザーズ、セント・ミカエルズなど、幼児部から高校まで英語で通せる学校が集まっています。詳しくは兵庫県のインターナショナルスクールの記事をご覧ください。また高知県には、四国で唯一の国際バカロレア認定校である高知県立高知国際中学校・高等学校(MYP・DP)があります。徳島駅前から高知駅までは高速バスで約2時間40分、片道4,000円。公立校なので出願資格や通学区域の条件は必ず事前にご確認ください。愛媛県は距離があって日常の通学圏には入りませんが、松山市を中心に幼児期の選択肢が集まっています(愛媛県のインターナショナルスクールの記事)。
ただし、ここも正直にお伝えします。特急で1時間10分という数字は、通学が現実的だという意味ではありません。駅までの移動と待ち時間を足せば片道2時間近くになりますし、往復の交通費は年間で数十万円規模になります。小学生が毎朝特急や高速バスに乗る生活を6年間続けるのは、体力の面でも家庭の送迎負担の面でもかなり重いものです。実際に県外の学校を選ぶ家庭の多くは、転居するか、保護者のどちらかが平日だけ別居する形をとっています。志望校を絞る前に、通学時間だけでなく「その形を6年間続けられるか」を家族で一度話し合ってみてください。
通える範囲に見つからないなら——オンラインという選択肢
ここまで読んで、「県内に全日制のインターはない。生光学園のIECコースは魅力的だけれど、県西部や県南部からは通えない。高松や神戸まで毎日通わせるのも無理だし、転居もできない」と感じた方も多いはずです。そんな家庭のために、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は2027年9月開校のオンラインインターナショナルスクール一覧を準備しています。
運営は、日本でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJIN。NIJINアカデミーにはすでに1000名以上の子どもたちが在籍しています。NGAが大切にしているのは、脱偏差値——テストの点数で子どもを並べないこと。少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」学びを設計しています。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。住む場所を選ばないので、徳島市でも鳴門でも阿南でも、そして三好市や那賀町、海陽町、美波町といった山間部・沿岸部でも、条件はまったく変わりません。徳島市まで車で2時間かかる町に暮らしていても、教室までの距離は同じゼロです。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計にしているのも、日本の家庭にとって現実的だと考えているからです。学費は対面のインターナショナルスクールの約5分の1を目指しています。
地元の学校に籍を置いたまま、放課後や週末にオンラインで英語で学ぶダブルスクールという形もあります。いきなり学びの中心を移すのが不安なら、こちらから始める家庭も少なくありません。
正直な注意点もお伝えします。NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げる段階です。そして、校庭で走り回る体験や、同じ教室で肩を並べる感覚は、対面の学校と同じようには提供できません。それでも「近くに無いから、あきらめる」を「通わなくても、続けられる」に変えられる家庭が、徳島県には確かにいるはずだと考えています。
よくある質問
Q. 徳島県に、小学生が通えるインターナショナルスクールはありますか?
A. 全教科を英語で学ぶ全日制のインターナショナルスクールは、2026年8月時点の公開情報では確認できませんでした。ただし徳島県には、一条校でありながら算数・理科なども英語で行う生光学園小学校のIECコース(徳島市)があり、これが県内でもっとも「英語で教科を学ぶ」形に近い選択肢です。そのほか小学生向けにあるのは、ラブインターナショナルスクールやカラーズアカデミーのアフタースクール、阿南5starの英語学童といった放課後型の英語環境になります。地元の小学校に通いながら英語の時間を厚くする形か、生光学園、県外への転居、オンラインのいずれかを検討することになります。
Q. 三好市や海部郡など、徳島市から遠い地域に住んでいます。国際教育はあきらめるしかないですか?
A. 通学という形にこだわるなら、正直に言って厳しいです。三好市池田町から徳島市までは車でおよそ1時間30分、海陽町からも1時間30分以上かかり、毎日の送迎はまず成立しません。県西部で英語保育があるのは美馬市脇町の1園のみで、対象も3歳までです。ただし国際教育イコール通学ではありません。オンラインの国際校であれば、三好市に暮らす家庭と徳島市の家庭とで条件はまったく同じになります。実際に、通学圏という考え方から自由になった瞬間に選択肢が一気に増えるのは、都市部から遠い家庭のほうです。
Q. 英語を増やすと、日本語の力が中途半端になりませんか?
A. よくいただく不安です。徳島県の場合、県内の施設はほとんどが日本の制度の中にある認可外保育施設や企業主導型保育施設で、日本人の保育士が日本語で関わる時間が確保されている園が多いため、日本語の土台は保たれやすい環境にあります。生光学園のIECコースも一条校のカリキュラムが土台にあります。一方で、英語の時間を大きく増やす場合は、日本語をどう担保するかを先に決めておくことが大切です。日本語が不安なご家庭には、姉妹サービス〈ともだちじゃぱん〉(NIJIN運営・子ども向けオンライン日本語)もおすすめです。学校選びの際は、パンフレットの説明ではなく実際の週間時間割を見せてもらいましょう。
徳島で小学校以降を英語で学ぶには——徳島文理小学校ほか、一条校という選択肢
ここまで見てきたとおり、徳島県の英語環境は就学前に集中しています。6歳から先を全教科英語で過ごす全日制インターナショナルスクールは、県内には事実上ありません。では小学校からどうするのか。県外通学や転居を検討する前に、まず確かめておきたいのが、学校教育法第1条に定める学校——いわゆる一条校のなかで、英語に厚みを持たせている私立・公立です。就学義務を満たしながら英語の時間を増やせるという点で、インターナショナルスクールとは性格がまったく違いますが、徳島に住み続けながら選べる現実的な受け皿になります。
徳島文理小学校——1年生から週2時間、高学年はネイティブ教員が指導
徳島市山城町東浜傍示68-10にある徳島文理小学校は、同一学園内に幼稚園から大学までを持つ一貫教育のなかの私立小学校です。公式サイトの教育の特色によると、英語は教科として特設されており、各学年とも週に2時間の授業があり、高学年ではネイティブスピーカーの教師が指導します。1年生から6年生まで段階的・発展的に授業が展開され、4年生は学習発表会で英語劇を発表します(いずれも2026年9月時点の公式サイト記載)。
ただし、ここは正直にお伝えします。週2時間の英語は、算数や理科まで英語で学ぶイマージョンとは別のものです。この記事の前半で触れた生光学園小学校のIECコースが、県内で「教科そのものを英語で学ぶ」ほぼ唯一の道であるという位置づけは変わりません。徳島文理小学校は、日本の学校のカリキュラムを土台にしながら、公立よりも英語に触れる時間と場面を確保している学校、と理解するのが正確です。「英語の授業が多い学校」と「英語で学ぶ学校」を混同したまま出願すると、入学後に期待とのずれが出ます。
徳島文理小学校の学費(2026年9月時点・令和9年度児童募集要項)
金額は公式サイトの児童募集要項(令和9年度)に掲載されているものだけを、そのまま記載します。第三者のまとめサイトの数字は使っていません。
| 費目 | 金額 | 納入の区分 |
|---|---|---|
| 入学検定料 | 20,000円 | 出願時 |
| 入学金 | 200,000円 | 入学時 |
| 授業料 | 36,000円 | 毎月 |
| 施設費 | 13,000円 | 毎月 |
| 図書費 | 400円 | 毎月 |
| 校友会費 | 200円 | 毎月 |
| 体育後援会費 | 200円 | 毎月 |
| 毎月納入学費の合計 | 49,800円 | 毎月 |
| 保護者会 | 入会金3,000円・会費月200円 | 入学時/毎月 |
| 放課後預かり教室 | 月額11,000円(おやつ代を含む) | 利用する場合 |
毎月納入分は合計4万9,800円です。仮に12か月分を単純に足すと年59万7,600円になりますが、納入月数の扱いは要項に明記がないため、正確な年額は学校へご確認ください。給食費・教材費・制服代・通学バス代は募集要項に金額の掲載がありません。通学バスについては公式サイトに「バス通生」の活動記録があり、運行そのものは確認できますが、路線と料金の掲載は見当たりませんでした。ここは推測で埋めず、説明会で直接聞くべき項目です。
入試は令和9年度入学者向けに、募集人員が第1学年男女80名、前期試験日が令和8年11月29日(日)、後期試験日が令和9年1月5日(火)。入試説明会は令和8年10月10日(土)で、8時40分受付開始(9時5分までに受付)、9時10分から体験授業・授業参観・校舎見学、10時20分から入試および問題の説明と質疑応答という流れです。会場は同校2階自由活動室・4階大講義室、予約不要(事前申し込みは令和8年10月9日17時締切)、駐車場あり、未就学児の同伴も歓迎とされています。学校見学は随時受け付けとの記載もあるので、説明会の日程が合わなくても個別に依頼できます。
その先の接続——徳島文理中学校・高等学校と、公立の選択肢
小学校から先の接続として、同じ学園内に徳島文理中学校・高等学校(徳島市山城西4丁目20)があります。公式サイトは教育方針に「21世紀をリードする国際人の育成」を掲げ、オーストラリア語学研修の実施を報告しています。ただし、コース構成や英語の授業時数といった中身は公式サイトの表側からは読み取れませんでした(2026年9月時点)。ここも数字を作らず、学校説明会やオープンスクールで直接確認してください。
公立では、徳島市北田宮の徳島県立城ノ内中等教育学校があります。公式サイトのグローバル教育のページには、オーストラリア(シドニー)での語学研修の報告と、タイで開かれた国際生徒会議への参加報告が掲載されています。6年間を一続きで設計できる中等教育学校で、公立なので費用面の負担は私立とは比べものになりません。一方で、学校設定科目や英語の授業時数、入学者選抜の要件はスクールガイドのPDFや学校への問い合わせでの確認が必要です。高校段階については、この記事の前半で触れた徳島県立徳島北高等学校の国際英語科が県内唯一の国際英語科です。
まとめると、徳島で小学校以降に英語の量を確保したい場合、選択肢は「生光学園のIECコースで教科を英語で学ぶ」「徳島文理小学校や城ノ内中等教育学校のように、日本のカリキュラムの上で英語と国際交流の機会を厚くする」の二方向になります。前者は県内で1つ、後者は通える範囲にいくつかある。ここを分けて理解すると、志望校選びの軸がはっきりします。参考までに、週2時間の授業を年間35週で単純計算すると年70時間ほど。全教科英語の環境が年1,000時間を超えることを思えば、桁が違います。だから一条校を選ぶご家庭ほど、家庭やオンラインでの英語をどう並走させるかを、入学前に決めておく価値があります。
費用は月謝だけでは決まらない——徳島の無償化と施設等利用給付を確かめる
この記事の前半で挙げた月3万〜4万円台という金額は、あくまで園が示す利用料です。実際に家計から出ていく額は、その園がどの制度区分の施設かと、ご家庭が市町村の認定を受けられるかで大きく変わります。ここは第三者サイトの情報がもっとも当てにならない領域なので、国と県と市の公的な資料だけで整理します(2026年9月時点)。
1|認可外保育施設の無償化には、市町村の「保育の必要性の認定」が要る
こども家庭庁の説明では、認可外保育施設等を利用する場合、3〜5歳児クラスは月額3.7万円まで、0〜2歳児クラスは住民税非課税世帯に限り月額4.2万円まで無償とされています。そのうえで、お住まいの市区町村へ申請して保育の必要性の認定を受ける必要があり、就労等の要件を満たすことが前提です。さらに対象になるのは、都道府県に届出をして国が定める基準を満たす認可外保育施設のみ。つまり「英語の園だから対象外」でも「英語の園だから対象」でもなく、施設の届出状況と家庭の就労状況の二つで決まります。
2|2026年10月から、上限額が引き上げられる
ここは今まさに変わる部分です。徳島市の公式ページによれば、認可外保育施設等の上限額は月額4万2,000円〜3万7,000円ですが、令和8年10月以降は4万5,700円〜4万300円になります。幼稚園の預かり保育も1万1,300円から1万2,300円へ引き上げられます。子ども・子育て支援法施行令の改正によるもので、2026年秋から入園を検討している方は、古い3.7万円という数字のまま見積もらないよう注意してください。
3|徳島県は0〜2歳で独自の上乗せをしている
徳島県は国の制度に加えて独自の保育料無償化を進めています。県の公式ページによると、令和7年9月から第1子以降を対象に拡充し、令和8年4月からは、認可保育施設が利用できない世帯を対象に、認可外保育施設を利用する0〜2歳児の保育料無償化を実施するとされています。ただし所得要件があり、国基準の所得階層8区分のうち第5区分まで(世帯年収約640万円未満相当)の世帯が対象です。また対象になるのは市町村から保育の必要性の認定を受けた世帯に限られます。市町村独自の減免措置を実施しているところもあるため、詳細は各市町村の保育担当窓口が正解を持っています。徳島県内の英語系の園は0〜2歳から受け入れる小規模施設が多いので、この県独自制度は効き方が大きい部分です。
4|企業主導型保育は、無償化ではなく利用料の減額という別のしくみ
ここが徳島でいちばん取り違えやすいところです。前半で見たとおり、県内の英語系の園はカラーズインターナショナルやソーレ・インターナショナル保育園、ステラプリスクールをはじめ企業主導型保育施設が多くを占めます。こども家庭庁の概要では、企業主導型保育事業はこれまでの利用料から年齢に応じた一定の金額が減額されるしくみで、手続きも市町村ではなく、利用している企業主導型保育施設へ必要書類を提出する形です。3〜5歳は保育の必要性のあるこども、0〜2歳は住民税非課税世帯であって保育の必要性のあるこどもが対象とされています。認可外保育施設の施設等利用給付とは、上限額の考え方も申請先も違うということです。
5|申請日より前にはさかのぼれない
見落とすと実損が出るのがこの一点です。徳島市の令和8年度 施設等利用給付認定の案内には、認定開始日は認定申請日(すべての必要書類が不備なく窓口等で受理された日)より前にさかのぼることができない、と明記されています。入園してから手続きすればいいと考えていると、その分は自己負担のままです。令和8年4月1日からの認定を希望する場合の受付期間は令和7年12月1日から令和8年1月23日まで、と締切も決まっていました。支給は償還払いが基本で、いったん保護者が利用料を払い、後から市に請求します(請求は利用月の翌月初日から2年以内)。認可外保育施設を利用していて認可保育施設に申し込んでいない場合は、別途、理由書の提出が必要とされています。
個別の園が無償化の対象になるかどうかは、この記事では断定しません。制度区分も認定要件も、園ごと・家庭ごと・年度ごとに変わるからです。確かめ方は二本立てで十分です。園には、認可外保育施設として県への届出をしているか、企業主導型か、指導監督基準を満たす旨の証明書の交付を受けているかを聞く。市町村(徳島市なら子ども保育課)には、その施設が施設等利用費の対象として市の確認を受けているか、わが家は認定の要件を満たすかを聞く。この二つを押さえれば、月謝表だけでは見えない実質負担がはっきりします。
徳島でプリスクールを選ぶとき、見学で必ず確認する7つのこと
徳島県内の施設は数が限られている分、一つひとつを丁寧に見られます。逆に言えば、雰囲気がよかったという印象だけで決めてしまいがちでもあります。見学の日に、この7つだけは必ず持ち帰ってください。
| 確認すること | なぜ効くか | どこで確かめるか |
|---|---|---|
| 1. 施設の制度区分 | 費用と補助のしくみが根本から変わる | 園に直接/徳島県の公表資料 |
| 2. わが家が認定を受けられるか | 認定がないと補助はゼロ。さかのぼれない | 市町村の保育担当窓口 |
| 3. 月謝に含まれないお金 | 入園料・施設費・給食・バス・延長で年10万円単位で動く | 園の料金表を紙でもらう |
| 4. 英語に触れる実時間と担い手 | 英語保育の中身は園ごとに大きく違う | 見学中に時計を見る |
| 5. 職員体制と安全のしくみ | 認可外は基準の満たし方に差がある | 園に直接/県の立入調査の情報 |
| 6. 卒園後の接続 | 徳島では6歳の先が最大の分かれ道 | 園に直接 |
| 7. 子どもの表情と職員の声かけ | 説明ではわからない部分が出る | 自分の目 |
1つめ、施設の制度区分。認可保育所なのか、認可外保育施設なのか、企業主導型保育施設なのか。徳島県のページによれば、認可外保育施設は児童福祉法に基づき県への届出が義務づけられており(事業開始後1か月以内)、県は運営状況の報告徴収や立入調査を実施しています。「英語の園」という呼び名は制度上の区分ではありません。ここを聞かずに費用の話を始めると、話が噛み合いません。
2つめ、わが家が認定を受けられるか。就労、疾病・障害、介護・看護、妊娠・出産、求職活動、就学、災害復旧、DV等が保育の必要性の事由として挙げられています(徳島市の案内より)。園に聞いても答えは出ません。市町村の窓口に、自分の勤務形態を具体的に伝えて確かめるのが最短です。前章のとおり、認定は申請日より前にさかのぼれません。
3つめ、月謝に含まれないお金。入園料、施設費や設備費、教材費、給食・おやつ代、スクールバス代、延長保育料、行事費、冷暖房費。前半の一覧で示した月額は多くが基本の保育料です。年間の実額を出すには、この内訳を紙でもらうしかありません。口頭の説明はメモが残らず、後から確認できなくなります。
4つめ、英語に触れる実時間と担い手。1日のうち英語が使われるのは何分か。誰が話すのか(外国人講師、英語のできる日本人保育士、担任)。自由遊びや給食の時間は何語か。ここは園によって本当に幅があります。見学のときに時計を見て、実際に英語が飛び交っていた時間を測るのがいちばん正確です。パンフレットの英語シャワーという言葉は、内容を教えてくれません。
5つめ、職員体制と安全のしくみ。徳島県の資料では、認可外保育施設の指導監督基準として、保育に従事する職員のおおむね3分の1以上が保育士または看護師の資格を有すること、乳児おおむね3人につき1人といった配置基準が挙げられています。県は基準をすべて満たす施設に、その旨の証明書を交付し公表しています。証明書の有無、直近の立入調査の結果、睡眠中の呼吸確認の方法、賠償責任保険への加入。この4つを聞いて嫌な顔をされる園は、それ自体が情報です。
6つめ、卒園後の接続。徳島では、これが最大の分かれ道になります。卒園生は実際どこへ進んでいるのか。系列の学童やアフタースクール、英会話部門があるか。小学生向けの受け入れがある園なら、週何回どの時間帯か。園によっては小学生アフタースクールを併設しています。就学と同時に英語がゼロになる家庭が多いのは、この質問を年長の秋までしないからです。
7つめ、子どもの表情と職員の声かけ。最後は数字でも制度でもありません。子どもたちが何をしているとき、いちばん生き生きしているか。職員が子どもを呼ぶときの声の高さ、しゃがむかどうか、泣いている子への向き合い方。説明会の資料には絶対に載らない部分で、しかも入園後の毎日を決めるのはここです。特定の園の評判をインターネットで探すより、30分の見学で自分の目で見たことのほうが、はるかに信頼できます。
7つのうち、1と2と5は電話や窓口でも確かめられます。3と6は見学の場で必ず口に出す。4と7は現地でしか手に入りません。この7項目をメモにして持っていくだけで、同じ30分の密度が変わります。
「通えるか」ではなく「続けられるか」で選ぶ
徳島県のインターナショナルスクール探しは、思っていたより選択肢がある——というのが、調べ切ったあとの正直な感想です。日中を英語で過ごせる園は判明分で17施設。全日制のインターはなく、IB認定校もゼロですが、その代わりに1994年から続くIECコースという、他県にはあまりない道が県内にあります。そして高松までは特急で1時間10分、神戸までは高速バスで2時間30分。四国のなかでは、外へ出る道もいちばん開けている県です。
大切なのは、入れる学校を探すことより、お子さんが何年も安心して続けられる学びを選ぶことです。焦らなくて大丈夫です。まずは今日、気になった施設をひとつ見学予約してみる。それだけでも、選択肢の景色は変わります。
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