玉川学園中学部に一般クラスで入学する場合、公式Q&Aに載っている2026年度の学費は、入学金150,000円に、7年生(中学1年)の授業料等合計1,274,300円を足した1,424,300円が初年度の目安です(別に父母会費 年額7,200円)。国際バカロレア(IB)クラスでは授業料等合計が1,792,300円になり、入学金と合わせた初年度は1,942,300円です(いずれも2026年9月29日確認)。偏差値は学校が公表する数字ではなく、模試やクラス・入試の型によって大きく異なります。
「玉川学園 学費」と調べているあなたは、お子さんの中学受験や高校受験、あるいは小学校からの一貫教育を考えながら、「一般クラスとIBクラスで何がどれくらい違うのか」「6年間でいくらかかるのか」「帰国生でなくてもIBクラスに入れるのか」を知りたいのだと思います。この記事では、まず玉川学園の公式情報でその問いに答え、そのうえで、オンラインで学ぶNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)とは何が違い、どんな家庭にどちらが合うのかを、どちらかを持ち上げることなく整理します。
結論:玉川学園とNIJIN GLOBAL ACADEMYの違い(早見)
- 学費:玉川学園(中学部・2026年度)は入学金150,000円+授業料等合計が一般クラス1,274,300円/IBクラス1,792,300円(7年生)。NGAは非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)。
- 入試と偏差値:玉川学園は学科試験と面接で選抜する私立の一貫校で、一般クラスは4科・2科・英語資格利用型から選べます。偏差値は模試・クラスで異なります。NGAは学力選抜で偏差値をつける学校ではなく、偏差値はありません。
- 英語の比重:一般クラスは日本語で学び、英語は習熟度別3段階。IBクラスは国語・音楽・体育などを除く授業を英語で行います。NGAは日本語の支えを前提に、少しずつ英語で教科を学ぶ設計です。
- 帰国生枠:玉川学園は一般入試で海外経験をプラス要素として考慮し、IBクラスには12月の帰国生入試があります(保護者の転勤に伴う海外在住1年以上などの条件)。NGAは学力入試(偏差値)で選抜する学校ではなく、帰国生・国内生のどちらも日本語の支えを前提に英語で学びます(選考方法の詳細は未公表)。
- 通い方:玉川学園は町田市の広大なキャンパスに毎日通学(受験資格に「保護者のもとから通学できる者」、通学時間は約60分が目安)。NGAはオンラインで、住む場所を選びません。
- 学校の種類:玉川学園は幼稚部から高等部までがそろう一条校で、IBのMYP・DPの認定校です。NGAは一条校ではなく、今の学校に籍を置いたまま併用することもできます。

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玉川学園とは——基本情報
玉川学園は、東京都町田市にある私立の総合学園です。創立は1929年(昭和4年)で、創立以来「全人教育」を教育理念の中心に置いてきました。同じキャンパスに幼稚部から大学・大学院までが集まっているのが大きな特徴で、中学部・高等部の生徒も大学の講義や研究に触れる機会があります。小学部から中学部、中学部から高等部へは入学試験がなく、学年進行型で進級していく仕組みです。
| 項目 | 内容(公式情報・2026年9月29日確認) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都町田市玉川学園6-1-1(小田急線「玉川学園前」駅北口から正門まで徒歩3分。K-12の東山校舎・中央校舎は正門から徒歩約15分) |
| 校種 | 私立の幼稚部・小学部・中学部・高等部(学校教育法第一条の学校=一条校)。同じキャンパスに玉川大学・大学院 |
| 共学/別学 | 共学(公式Q&Aでは「なるべく男女同数になるように合格者を出す」) |
| 学年の呼び方 | 1〜12年生の通し学年(中学1年=7年生、高校1年=10年生) |
| 中学部・高等部のクラス | 一般クラス(学習指導要領に沿った課程)と国際バカロレア(IB)クラスの2つのプログラム。1学年5〜8クラス、1クラス35名程度 |
| 小学部のクラス | JPクラスと、授業の6割を英語で行うEPクラス(EPは5年生まで。6年生からIBクラスのMYPへ進む道がある) |
| IB(国際バカロレア) | 2007年4月にIBの教育プログラムを導入。2009年3月にMYP(6〜10年生)、2010年7月にDP(11〜12年生)の認定 |
| ICT | 7年生から個人のノートパソコン等を持参するBYODを導入 |

玉川学園の学費(2026年度・公式)
ここでは、2026年9月29日時点で公式サイトのQ&A(中学部・高等部、IBクラス、小学部)に掲載されている「2026年度の学費」をそのまま使います。2027年度に入学する場合の学費は、今回確認した公式ページには掲載がなかったため、出願時に入学試験要項で必ず確認してください。
中学部・一般クラス(年額)
| 費目(年額) | 7年生(中1) | 8年生(中2) | 9年生(中3) |
|---|---|---|---|
| 入学金 | 150,000円 | - | - |
| 授業料 | 863,000円 | 870,000円 | 877,000円 |
| 教育諸料 | 147,300円 | 147,300円 | 147,300円 |
| 教育情報料 | 44,000円 | 44,000円 | 44,000円 |
| 施設設備金 | 220,000円 | 220,000円 | 220,000円 |
| 授業料等合計(入学金除く) | 1,274,300円 | 1,281,300円 | 1,288,300円 |
このほか、父母会費(年額7,200円)が別に必要です。授業料は学年ごとに7,000円ずつ上がります。
高等部・一般クラス(年額)
| 費目(年額) | 10年生(高1) | 11年生(高2) | 12年生(高3) |
|---|---|---|---|
| 入学金 | 150,000円 | - | - |
| 授業料 | 879,000円 | 886,000円 | 893,000円 |
| 教育諸料・教育情報料・施設設備金 | 147,300円・44,000円・220,000円 | 同左 | 同左 |
| 授業料等合計(入学金除く) | 1,290,300円 | 1,297,300円 | 1,304,300円 |
IBクラス(7〜12年生・年額)
| 費目(年額) | 7〜11年生 | 12年生 |
|---|---|---|
| 授業料 | 1,371,000円 | 1,373,000円 |
| 教育諸料 | 157,300円 | 157,300円 |
| 教育情報料 | 44,000円 | 44,000円 |
| 施設設備金 | 220,000円 | 220,000円 |
| 授業料等合計(入学金除く) | 1,792,300円 | 1,794,300円 |
IBクラスは、入学時に入学金150,000円と、父母会費(年額7,200円)が別に必要です。一般クラスとの差は主に授業料で、7年生どうしで比べると授業料等合計の差は年518,000円です。なお公式Q&Aによると、IBクラスは授業時間数も多く(中学課程で補習クラスを含め週37〜39時間、一般クラスは週32〜34時間)、IBプログラムを教える資格を持つ教員が英語で授業を行います。
町田市やその周辺で、インターナショナルスクールも含めて通学先を比べたい場合は、町田のインターナショナルスクールと近隣校の学費もあわせて読むと、一条校のIBクラスとインターの費用感の違いがつかみやすくなります。
初年度にかかるお金(入学金+授業料等)
| 入学の形 | 入学金 | 授業料等合計 | 初年度の合計 |
|---|---|---|---|
| 中学部・一般クラス(7年生) | 150,000円 | 1,274,300円 | 1,424,300円 |
| 中学部・IBクラス(7年生) | 150,000円 | 1,792,300円 | 1,942,300円 |
| 高等部・一般クラス(10年生) | 150,000円 | 1,290,300円 | 1,440,300円 |
| 高等部・IBクラス(10年生) | 150,000円 | 1,792,300円 | 1,942,300円 |
父母会費(年7,200円)は含めていません。制服・学用品、BYODのノートパソコン等、寄付金の有無や金額は今回確認した公式Q&Aに記載がないため、入学試験要項で確認してください。
中学3年間・中高6年間の総額(計算式)
公式に「6年総額」という表はないため、2026年度の学年別の金額を当てはめて計算します。実際には毎年改定される可能性があり、あくまで目安です。入学金・授業料等合計のみを足し、父母会費・制服・PCなどは含めていません。
- 中学3年間(一般クラス):150,000円+1,274,300円+1,281,300円+1,288,300円=3,993,900円
- 中学3年間(IBクラス):150,000円+1,792,300円×3=5,526,900円
- 中高6年間(一般クラス):中学3年間3,993,900円+高校3年間(1,290,300円+1,297,300円+1,304,300円)=7,885,800円
- 中高6年間(IBクラス):150,000円+1,792,300円×5+1,794,300円=10,905,800円
中学部から高等部へ内部進学する際に、高等部の入学金150,000円がかかるかどうかは、今回確認した公式ページに記載がないため、上の6年総額には含めていません。気になる場合は学校に確認してください。
小学部から入る場合(2026年度・参考)
小学部JPクラスは入学金220,000円、1年生の授業料等合計1,155,300円。英語で授業の6割を行うEPクラスは、授業料等合計(入学手続金を含む)が1〜6年生とも1,792,300円です(6年生はIBクラス)。小学部から中学部へは約90%が内部進学すると公式Q&Aに書かれています。
入試と偏差値——一般・帰国生・IBクラス
中学入試は、一般クラスが2月の4回、IBクラスが2月の2回と12月の帰国生入試です。以下は2027年度の募集要項ページの内容です。
| 入試(2027年度・中学) | 日程 | 募集人員 | 科目 |
|---|---|---|---|
| 一般クラス 第1回 | 2027年2月1日 午前 | 第1・2回で65名程度 | 4科(国算理社)または2科(国算/英語型=英語+国語か算数/算理) |
| 一般クラス 第2回 | 2月1日 午後 | 2科(国算)または英語資格利用型(国語か算数+英語資格点) | |
| 一般クラス 第3回 | 2月2日 午前 | 第3・4回で45名程度 | 4科または2科(国算/算理) |
| 一般クラス 第4回 | 2月2日 午後 | 2科(国算)または英語資格利用型 | |
| IBクラス 帰国生入試 | 2026年12月1日 | 若干名 | 日本語・英語・算数(英語で出題)+受験生面接・保護者同伴面接 |
| IBクラス 一般入試 | 2027年2月1日・2日 午前 | 15名程度 | 日本語・英語・算数(英語で出題)+面接(IBクラス独自問題) |
出願資格・検定料の要点は次のとおりです。
- 共通:2027年3月小学校卒業見込みの者(同等の資格を有する者を含む)で、入学後に保護者(父母等)のもとから通学できる者。インターナショナルスクールに在籍している場合は相談
- 英語資格利用型:英検3級以上(他の検定は相談)。英語資格点は英検2級以上100点、準2級プラス90点、準2級85点、3級70点として換算
- 海外帰国生:保護者の転勤に伴い海外在住1年以上かつ帰国後3年以内(2024年4月以降帰国)、または受験日現在、保護者の転勤に伴い海外在住1年以上で2027年3月31日までに帰国予定の者
- 検定料:1回30,000円(一般クラスは2回以上の同時出願で40,000円、IBクラスは2回同時出願で40,000円)
一般クラスの帰国生は、別枠ではなく一般入試と同じ日程・同じ問題で受験し、合否判定の際に語学力や海外での生活経験をプラス要素として考慮する仕組みです。通学時間は約60分が目安ですが、長短が合否に影響することはないと公式Q&Aに明記されています。
高等部の一般入試(2027年2月11日)は、一般クラス80名程度(国語・英語・数学+面接)、IBクラス10名程度(日本語・英語・数学はIBクラス独自問題+保護者同伴の面接。英検2級以上または同等以上の英語力が必要)です。
IBクラスに必要な英語力
公式Q&Aでは、IBクラスは「英語の学習をこれから始める」よりも「英語で学習がスタートできる状態」が望まれるとし、英語力の目安を7年生で英検2級・TOEFL iBT 60、8・9年生で英検準1級・TOEFL iBT 80、10年生で英検準1級・TOEFL iBT 100と示しています。日本語力も原則として学年相当が求められます。
ここで大事なのは、IBクラスの一般入試や転・編入試は、帰国生でなくても受験できることです。2027年度のIBクラス一般入試(中学)の受験資格には海外在住経験の条件がなく、公式Q&Aでも、転・編入試について国内の学校に在籍していても学力と上記の英語力があれば出願資格があるとされています。海外や国内の転居にあわせて随時行う「ローリング入試」もあります。
偏差値について
偏差値は学校が公表する数字ではなく、大手模試(四谷大塚・首都圏模試・SAPIXなど)が合格可能性の目安として出すものです。玉川学園は一般クラスとIBクラスで試験がまったく違ううえ、一般クラスも4科・2科・英語資格利用型と型が分かれ、模試によって母集団も異なります。この記事では、確認できる公式の数字がないため具体的な偏差値は載せません。志望する回・型の数字は、お子さんが受けている模試の最新資料で確かめるのが確実です。偏差値という物差しそのものについては、インターナショナルスクールに偏差値はある?で詳しく説明しています。
英語とカリキュラム——どれくらい英語で学ぶのか
「玉川学園は英語で学ぶ学校」というイメージは、クラスによって大きく変わります。公式のクラス紹介とQ&Aから分かる範囲をまとめます。
- 一般クラス:学習指導要領に沿った日本語の教育課程。英語は習熟度別に3段階(基礎から学ぶコース、発展的に学ぶコース、帰国生など英語力のある生徒のコース)で、ネイティブスピーカーを含むELF(共通語としての英語)教員が指導します。小学校で英語を学んでいなくても、英検3級以上の力があっても学べる設計です。
- IBクラス:国際バカロレア機構のプログラムで、国語・音楽・体育などの一部教科を除き、授業を英語で行います。担当する外国人教員は全員が自国の教員免許を持ち、IBの研修を受けていると公式に説明されています。毎日2〜4時間程度の家庭学習が必要とされています。
- 小学部EPクラス:授業の6割を英語で行い、日本語でのサポートもあります。英語の能力を評価する入試は行わず、5年生まで。6年生から学内推薦を受けてIBクラスのMYPへ進むか、一般クラスへ進みます。
IBクラスのDP(11〜12年生)では、6教科に加えて課題論文(EE)・知識の理論(TOK)・創造性・活動・奉仕(CAS)が必修です。公式Q&Aでは、玉川学園のIBクラスは一条校なので、卒業時に日本の高校卒業資格が得られ、あわせてIBの統一試験に合格すればIBディプロマ資格も得られると説明されています。IBディプロマを取得できなかった場合でも、日本の高校卒業資格で国内外の大学に出願できます。
進路は、例年約70%の生徒が玉川大学以外の大学を希望すると公式サイトに書かれています。玉川大学へは平均GPA3.0以上などの条件を満たせば学内入試で進学でき、海外大学の合格実績も公開されています。
学校の種類による違い(一条校とインターナショナルスクールで卒業資格や進路がどう変わるか)は、一条校・インター・オルタナティブスクールの違いで整理しています。
玉川学園とNIJIN GLOBAL ACADEMYを比べる(公式情報で確認した比較表)
ここからが、NGAとの比較です。どちらが上という話ではなく、「そもそも種類が違う学校」なので、何が違うのかを項目ごとに並べます。
| 観点 | 玉川学園(中学部・高等部) | NIJIN GLOBAL ACADEMY |
|---|---|---|
| 学校の種類 | 私立の一条校(幼稚部〜高等部)。IBのMYP・DP認定校 | オンライン・インターナショナルスクール。一条校ではない |
| 学費(初年度) | 入学金150,000円+授業料等合計 一般クラス1,274,300円/IBクラス1,792,300円(2026年度・7年生) | 非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内) |
| 入試・偏差値 | 学科試験と面接で選抜。偏差値は模試・クラス・入試の型で異なる | 学力選抜で偏差値をつける学校ではない(偏差値はない) |
| 英語の比重 | 一般クラスは日本語中心(英語は習熟度別)、IBクラスは一部教科を除き英語で授業 | 日本語の支えを前提に、少しずつ英語で教科を学ぶ |
| 帰国生枠・出願資格 | 一般入試で海外経験を考慮。IBクラスに帰国生入試(保護者の転勤に伴う海外在住1年以上等)。IBクラスは英語力の目安あり | 学力入試(偏差値)がない。日本語の支えを前提に英語へ(選考の詳細は未公表) |
| 通い方・場所 | 町田市のキャンパスに通学(保護者のもとから通学できる者・通学時間は約60分が目安) | オンライン。地方・海外在住でも参加できる。今の学校と併用も可 |
| 対象学年 | 幼稚部〜12年生(高校3年)。IBクラスは6〜12年生 | 6〜18歳 |
| 開校・実績 | 1929年創立。進学実績は公式サイトで公開 | 2027年9月開校(予定)、2027年4〜5月にプレ開校。実績はこれから |

出典:玉川学園 公式サイト(中学部・高等部Q&A、IBクラスQ&A、小学部Q&A、2027年度 一般入試・IBクラス入試・帰国生入試の募集要項ページ、クラス設定、進路・進学、沿革)。2026年9月29日確認。NGAの情報は運営元の株式会社NIJINによるものです。
正直に言えば、幼稚部から大学までがそろう広いキャンパスで毎日友だちと過ごすこと、クラブ活動や学園の行事、そして一条校でありながらIBのDPまで一貫して学べる環境——これらはNGAでは同じ形では得られません。一方で、玉川学園に通うには、町田のキャンパスに通える場所に住み、受験を突破する必要があります。その「前提」を満たせない、あるいは満たしたくない家庭にとっての選択肢がNGAです。

こういう家庭には玉川学園、こういう家庭にはNGA
学校選びに正解はひとつではありません。よくある4つのパターンで考えてみます。
1. 町田・多摩・神奈川の通学圏に住み、中学受験に向けて準備できる家庭には玉川学園(一般クラス)
小田急線沿線や横浜線沿線などから通え、受験勉強を続けられるなら、玉川学園の一般クラスは、4科・2科・英語資格利用型から受け方を選べる、間口の広い入試です。英語は習熟度別なので、小学生のうちに身につけた英語力を活かしやすい面もあります。中学受験と英語学習をどう両立させるかは、中学受験と英語は両立できる?が参考になります。
2. 英語で学ぶ力があり、日本の卒業資格とIBの両方を目指したい家庭にはIBクラス
帰国生はもちろん、国内在住でも7年生で英検2級程度の英語力があれば、IBクラスの一般入試に挑戦できます。海外大学も国内大学も視野に入れたい家庭には、一条校でDPまで学べる数少ない選択肢のひとつです。帰国後の英語の保ち方は、帰国子女の英語力を維持するにはでまとめています。
3. 受験の負担を避けたい・遠方や海外に住んでいる・今の学校を続けたい家庭にはNGA
NGAには学力選抜で偏差値をつける入試がなく、オンラインなので住む場所を選びません。順位をつけない少人数の対話中心の授業で、日本語の支えを前提に英語で教科を学んでいきます。「英語で学ぶ環境は欲しいが、今の地域や学校を離れたくない」「入学時点で英検2級という条件はまだ遠い」という家庭に向いています。
4. 併用(ダブルスクール)という使い方
選択は「どちらか一方」だけではありません。たとえば、小学生のうちは今の小学校に通いながら放課後や週末にNGAで英語で教科を学ぶ土台をつくり、そのうえで玉川学園のIBクラスのように「英語で学び始められる力」を求める学校を目指す、という使い方もできます。NGAは一条校ではないため、日本の小中学校に籍を置いたまま併用できます。具体的な時間の使い方はダブルスクールという選び方で紹介しています。中学受験を否定するものではなく、「英語で考える時間」を早めに持つための選択肢です。

ほかの学校との違いも知りたい場合は、広尾学園とNGAの違いや三田国際学園とNGAの違いも読んでみてください。同じ「英語に強い私立」でも、学費や入試の形はかなり違います。
学費・通学・受験が壁なら——オンラインという選択肢
NIJIN GLOBAL ACADEMYは、株式会社NIJINが運営する、2027年9月開校(予定)のオンライン・インターナショナルスクールです。2027年4〜5月には体験クラスとしてプレ開校を予定しています。NIJINが日本で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には、1000名以上の子どもたちが在籍しています。
- 対象は6〜18歳。脱偏差値(順位をつけない)で、少人数の対話中心の授業
- 英語で教科を学ぶ。ただし日本語の支えを前提に、少しずつ英語の比重を上げていく
- 大切にしている言葉は「自分と世界を、好きになる」
- 学費は非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)
- 一条校ではないため、日本の小中学校に籍を置いたまま併用できる
正直にお伝えしておくと、NGAは開校前で、実績はこれからです。広いキャンパスでの毎日の生活やクラブ活動、学園の行事と同じ体験は、オンラインでは提供できません。そのうえで、「場所」「受験」「費用」の壁で英語で学ぶ環境をあきらめかけている家庭に、別の道を用意したいと考えています。
よくある質問
Q. 玉川学園の偏差値はどれくらいですか?
A. 偏差値は学校が公表する数字ではなく、模試ごと・入試回ごと・クラスごとに異なります。とくに一般クラスとIBクラスでは試験の内容がまったく違います。この記事では公式に確認できる数字がないため掲載していません。お子さんが受けている模試の最新資料で、志望する回の数字を確認してください。偏差値の考え方はこちらのFAQで解説しています。
Q. 帰国生でなくてもIBクラスに入れますか?
A. 入れます。2027年度のIBクラス一般入試の受験資格は小学校卒業見込みで保護者のもとから通学できる者で、海外在住経験の条件はありません。ただし公式Q&Aでは、7年生で英検2級・TOEFL iBT 60程度が英語力の目安とされ、「英語で学習がスタートできる状態」が望まれています。帰国生入試(12月)は、保護者の転勤に伴う海外在住1年以上などの条件がある別の枠です。
Q. 玉川学園は6年間でいくらかかりますか?
A. 公式に6年総額の表はありません。2026年度の学年別の金額を当てはめて計算すると、入学金と授業料等合計の合計で一般クラス約789万円、IBクラス約1,091万円です。これに父母会費(年7,200円)、制服、BYODのノートパソコン等の費用が加わります。内部進学時の高等部入学金の扱いは公式ページに記載がないため、学校に確認してください。
Q. 玉川学園とNGAは併用できますか?
A. NGAは一条校ではないため、制度上は日本の学校に在籍したまま放課後や週末に学ぶ「ダブルスクール」の形がとれます。ただしIBクラスは授業時間数が多く、毎日2〜4時間の家庭学習が必要とされているため、無理のない範囲で考えるのがおすすめです。
Q. NGAに入試はありますか?
A. NGAは学力選抜で偏差値をつける学校ではなく、偏差値はありません。選考方法の詳細は、現時点ではまだ公表していません。
どの道を選んでも、お子さんが英語で世界とつながれるように
玉川学園の一般クラスやIBクラスを目指すことも、今の学校を続けながら英語で学ぶ時間を足すことも、どちらもお子さんの未来を真剣に考えた選択です。大事なのは、学費や偏差値の数字だけで決めるのではなく、お子さんが「毎日どんな場所で、どんな言葉で、誰と学ぶと一番のびのびできるか」を家族で話し合うことだと思います。
もしその答えの中に「オンラインで、順位をつけずに、英語で学ぶ」という形が入りそうなら、NGAの開校情報を受け取って、ゆっくり比べてみてください。急いで決める必要はありません。
※学費・入試情報は2026年9月29日時点で各校公式サイトに掲載されていた情報です。改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。


