【2026年版】鳥取県にインターナショナルスクールはある?全日制ゼロの現実と、県内から選べる4つの選択肢

鳥取県のインターナショナルスクールの現状と書かれた記事のキービジュアル

「鳥取県 インターナショナルスクール」と検索してこのページにたどり着いたあなたに、遠回りせずに結論からお伝えします。2026年8月時点で、鳥取県内に小学校から高校まで英語で通える全日制のインターナショナルスクールは確認できませんでした。県内にあるのは、幼児を対象にした完全英語のプリスクールが3施設と、小学生向けのオールイングリッシュの放課後スクールが2施設。ただし、これで「鳥取には何もない」と結論づけるのは早すぎます。鳥取県には、公立高校でありながら国際バカロレア(IB)ディプロマが取れる県立倉吉東高等学校という、全国的にも数の少ない選択肢が実在します。この記事では、県内で確認できた施設を米子・倉吉・鳥取市のエリア別に学費付きで整理し、そのうえで岡山・広島・兵庫といった近隣県の通学圏、そして通わずに国際教育を受けるという道まで、いま鳥取から現実に選べる4つの選択肢を正直に並べます。

目次

結論:鳥取県で選べる学校(早見)

ここだけ読めば全体像がつかめます。学校が確認できるエリアごとに校名を並べ、最後にオンラインという選択肢も同じ粒度で載せました。エリアごとの詳しい状況(学校が無いエリアを含む)は本文で正直に扱っています。

  • 米子市・県西部 — The Bright Future English School(ブライト・フューチャー・イングリッシュ・スクール)/RYUSHIN After School(旧AIC After School YONAGO)
  • 倉吉市・県中部 — My Little House International Montessori School
  • 鳥取市・県東部 — アフタースクールとっとり
  • NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通える範囲や学費が壁になる家庭の選択肢。

結論:鳥取県で選べる学校(早見)

  • The Bright Future English School|米子市|2〜6歳の完全英語プリスクール(幼稚園児・小学生・中高生クラスも併設)|週1回 月2万円〜週5回 月6万円・入会金2万円(第三者掲載情報/要確認)
  • Dandelion English インターナショナルクラス|倉吉市|3〜6歳|平日9:00〜14:00・延長あり|週1回 月2万円〜週5回 月6万円(第三者掲載情報/要確認)
  • My Little House International Montessori School|倉吉市|幼児(モンテッソーリ×英語)|費用は要問い合わせ
  • RYUSHIN After School(旧AIC After School YONAGO)|米子市|小学1〜6年のオールイングリッシュ学童|基本料 月2万2,000円+年会費6,000円
  • アフタースクールとっとり|鳥取市|年中〜小学生のオールイングリッシュ放課後スクール|費用は要問い合わせ
  • 鳥取県立倉吉東高等学校 IBコース|倉吉市|高校2年〜3年|日本語DP(DLDP)・2022年9月認定|県立高校の学費水準(IB関連費用は要確認)
  • NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン/2027年9月開校・6〜18歳・対面の約1/5の学費帯・日本語の支えあり)

※上記のうち、幼児期を過ぎたあとに「日中まるごと英語で教科を学ぶ」ことができる全日制インターナショナルスクールは、鳥取県内には確認できませんでした。NIJIN GLOBAL ACADEMYは2027年9月開校予定で、現在は開校情報の登録を受け付けている段階です。

鳥取砂丘の砂の稜線を背に、通学かばんを背負った子どもと母親が手をつないで海沿いの道を歩く朝の風景
選択肢が少ない県だからこそ、「どこに通わせるか」より「何年続けられるか」から考えたい。

鳥取県のインターナショナルスクールの現状

まず、鳥取県という土地の前提から。鳥取県は人口が全国で最も少ない県ですが、外国人住民は静かに増え続けています。鳥取県のまとめによると、県内の外国人住民は6,432人(令和7年12月末現在)。ベトナム1,548人、韓国・朝鮮853人、フィリピン862人、中国727人、ミャンマー558人という構成で、東南アジア出身の住民が伸びています(出典: 鳥取県「鳥取県内外国人住民数の推移」)。数としては都市部と比べようもありませんが、ゼロの県ではまったくありません。

それでも、子どもが日中を英語で過ごせる場所となると、話は一気に細くなります。私たちが2026年8月時点で確認できた常設の英語施設は、米子市に2つ、倉吉市に2つ、鳥取市に1つの計5施設。いずれも幼児のプリスクールか、小学生の放課後スクールで、小学校以降を英語で一貫して学べる全日制のインターナショナルスクールは1校も見つかりませんでした。全国のプリスクール検索データベースでも、鳥取県の登録は米子市2件・倉吉市2件だけで、鳥取市・境港市・岩美町・大山町・八頭町などはすべてゼロ表示になります(出典: Preschool Park 鳥取県のプリスクール)。同じ調べ方は、あなたの手元でも再現できます。プリスクール検索データベースで県名を開き、文部科学省IB教育推進コンソーシアムの認定校一覧で県名を検索し、県の届出保育施設一覧を見る——この3つで、その県に何があるかはほぼ把握できます。

学費については、選べる数が少ないので「相場」という言い方が成り立ちません。実額をそのまま並べると、幼児のプリスクールは週5日で月6万円前後、小学生の英語学童は月2万2,000円前後。首都圏の全日制インターナショナルスクールが年間200万〜300万円という水準であることを思えば桁がひとつ違いますが、それは「日中まるごと英語で教科を学ぶ場」が県内に無いことの裏返しでもあります。そもそもインターナショナルスクールとは何か、日本の一条校との違いや義務教育の扱いについてはインターナショナルスクールとは?で整理しています。
※学費等は2026年8月時点の公開情報です。改定される場合があるため、最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

鳥取県のインターナショナルスクール探しで先に知っておきたい、全日制インターはゼロ・英語施設は米子と倉吉と鳥取市に集中・公立の倉吉東高校で国際バカロレアが取れるという3つのポイントを示した図解
鳥取は「無い県」ではなく「形が違う県」。まずこの3点を押さえると迷いが減ります。

鳥取県内にある「国際教育に近い」選択肢【エリア別】

ここからは、2026年8月時点で確認できた施設を判明分すべて、エリア別にご紹介します。数は多くありません。無理に「おすすめ7選」に水増しはせず、あるものをあるまま、無いものは無いとお伝えします。

米子市・県西部——県内で最も選択肢が多いエリア

The Bright Future English School(ブライト・フューチャー・イングリッシュ・スクール)は、米子市西福原7-11-36にある鳥取県届出保育施設です。2006年10月に完全英語による日常保育を行うインターナショナル・プリスクールとして開校し、公式サイトによれば2023年11月にカリキュラムを刷新して現在に至っています。中心となるのは2〜6歳のインターナショナル・プリスクールで、平日9時台から午後にかけて英語だけで一日を過ごす形。加えて、プリスクール卒園生や帰国子女向けのアドヴァンス・クラス、1歳からのママ&ベビー・クラス、幼稚園児クラス、小学生クラス、中高生クラス、アダルトクラス、英検対策クラスまで用意されています。TOEFL・TOEIC・IELTSにも対応するとされており、英語のフリースクールの案内も出ています(内容と条件は要問い合わせ)。なお、同じ住所・同じ電話番号でズー・フォニックス・アカデミー米子校として紹介している第三者サイトも残っているため、検索すると別施設のように見えることがあります。料金は公式サイトに掲載がなく、第三者サイトでは週1回 月2万円〜週5回 月6万円・入会金2万円と案内されています(出典: インターナショナルスクールチョイス 鳥取県)。金額は必ず直接ご確認ください。

小学生になってからの受け皿としていま最も現実的なのが、RYUSHIN After School(旧AIC After School YONAGO)です。米子市旗ヶ崎2-16-32、学校法人柳心学園(米子自動車学校を運営する法人)が運営する英語学童で、対象は米子市立小学校に通う1〜6年生。平日は放課後から19時まで、土曜は8時〜18時、長期休業中は8時〜19時(7時30分からの早朝預かりは要予約)という、共働き家庭に現実的な時間設定です。料金は年会費6,000円、基本料が月2万2,000円(プログラム費1万4,000円+施設費8,000円)で、英語の指導は施設費に含まれます。夏季・土曜・振替休日は別途加算。送迎バスがあり、学校まで迎えに来てもらえます。英語が苦手でも日本人スタッフが宿題や生活面を一緒に支える設計だと案内されています。

倉吉市・県中部——幼児向けが2施設、そして県内唯一のIB校

Dandelion English インターナショナルクラスは、倉吉市生田688番地12にある3〜6歳向けのプリスクールです。シュタイナーとモンテッソーリの要素を組み合わせ、100%英語の環境で保育を行うとされています。平日9:00〜14:00(延長保育あり)で、自由遊び・外遊び・歌・ダンス・ヨガ・工作・お話・ガーデニング・料理といった活動を英語で行い、イースターやハロウィン、クリスマスなど海外の行事も取り入れています。料金は週1回 月2万円、週2回 月3万6,000円、週3回 月4万8,000円、週4回 月5万6,000円、週5回 月6万円。これに年会費(週1回なら4,000円、週5回なら8,000円)と給食費が加わります(出典: Preschool Park Dandelion English インターナショナルクラス)。県中部で毎日英語に触れさせたい家庭にとって、現時点でいちばん密度の高い選択肢です。

同じ倉吉市には、My Little House International Montessori School(倉吉市東町422-1)もあります。「あたたかい家庭のような雰囲気の、陽のあたる子どもの家」を掲げる小規模なモンテッソーリ園で、算数・理科、アート・音楽・楽器、サッカーや体操といった運動まで取り入れています。対象年齢・開所時間・料金は公開情報からは確認できず、要問い合わせです。

鳥取市・県東部——放課後にオールイングリッシュ

県庁所在地の鳥取市には、全日制のインターナショナルスクールも、日中まるごと英語で過ごすプリスクールも確認できませんでした。代わりにあるのがアフタースクールとっとり(鳥取市幸町142-2、英会話のミネル運営)です。年中・年長から小学生を対象にした「オールイングリッシュの放課後留学」を掲げ、外国人講師のレッスンに日本人講師のサポートが付く形。英語で教科的なテーマを扱うCLIL活動を取り入れ、小学校卒業までに英検3級以上という具体的な目標を置いています。レベルは英検Jr.から英検準拠で5段階。春・夏・冬の季節スクールもあります。料金は公式サイトに掲載がないため要問い合わせですが、1回無料体験と有料の2回体験が用意されています。

境港市・八頭町・大山町など、その他の市町村——常設施設は確認できず

正直にお伝えします。境港市、岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町、日吉津村、大山町、南部町、伯耆町、日南町、日野町、江府町には、2026年8月時点で常設のインターナショナルスクールやインターナショナルプリスクールを確認できませんでした。これらの地域にあるのは週1〜2回の子ども英会話教室が中心で、日中を英語で過ごす園という意味での選択肢は、現状ありません。県外も含めて全体像を見たい方は、全国47都道府県のインターナショナルスクール一覧から近隣県の状況もあわせてご確認ください。

県内で唯一、公立でIBが取れる——鳥取県立倉吉東高等学校

ここが、鳥取県の学校選びでいちばん見落とされているポイントかもしれません。文部科学省IB教育推進コンソーシアムの認定校一覧を見ると、鳥取県内の国際バカロレア認定校は鳥取県立倉吉東高等学校(倉吉市下田中町801番地)の1校のみ。しかも県立、つまり公立高校でディプロマプログラム(DP)が取れるという、全国的にも数の限られた学校です(出典: 文部科学省IB教育推進コンソーシアム 認定校・候補校一覧)。

公式サイトによれば、認定は2022年9月。採用しているのは日本語ディプロマプログラム(DLDP)で、言語B(英語)に加えてもう1科目を英語で履修する形です。学習期間は高校2年生の4月から高校3年生の10月末まで、11月に世界統一試験を受けるスケジュール。つまり全日制インターのように6歳から英語漬けにするのではなく、日本の学校で日本語の土台を育てたうえで、高校の後半にIBに挑戦するという設計です。進学情報サイトでは高校2年次から最大20名程度がIBコースへ進むとされていますが、募集人数や出願方法は年度によって変わるため、鳥取県教育委員会高等学校課の情報と学校(IB部・0858-22-5205)への直接確認をおすすめします。

もう一つ、鳥取市には私立の中高一貫校青翔開智中学校・高等学校があります。「探究・共成・飛躍」を建学の精神に掲げ、2018年から文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定されている学校で、英語科は「教室を超えて、世界と共感しよう」を目標に、留学経験のある日本人教員とネイティブ講師による授業、オンライン・スピーキング・トレーニングを組み合わせています。2024年4月からは中1〜高2にAI英語発話支援サービスのELSA Speakを導入。インターナショナルスクールではありませんが、鳥取県東部で国際的な視野を育てたい家庭には検討する価値があります。

比較でわかる、わが家に合う選び方

県内の英語施設、県立倉吉東高校のIB、近隣県への通学、そしてオンライン。この4つは、どれが優れているかではなく、わが家の制約に合うかで選ぶものです。費用・入学のしやすさ・通学の負担・英語で教科を学べる度合い・対面での体験——この5つの観点で並べると、判断はぐっと楽になります。

鳥取県内の英語プリスクールと学童・県立倉吉東高校のIBコース・オンライン国際校を、費用の手頃さ・入学のしやすさ・通学の負担・英語で教科を学べる度合い・対面体験の5観点で比較した表
どれかが万能ということはありません。だから「わが家が譲れない1行」を先に決めます。

鳥取県の場合、多くの家庭が引っかかるのは4行目——英語で教科を学べる度合いです。県内の施設は幼児期と放課後に集中していて、小学校の6年間を英語で学び続けられる場所がありません。ここを埋めるには、県外へ出るか、家庭で組み立てるか、オンラインを使うかの三択になります。費用の全体像をもう少し細かく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳を解説した記事もあわせてどうぞ。授業料以外にかかるお金まで見えると、判断の精度が上がります。
オンラインでの学びのしくみを見る →

窓の外に大山の稜線と田園が広がる鳥取の自宅リビングで、子どもがノートパソコンでオンライン授業を受け、そばで母親が穏やかに見守る様子
教室までの距離は、県内のどこにいても同じゼロにできます。

近隣県のインターナショナルスクール(通学圏)

県内に全日制インターが無い以上、多くの家庭が次に考えるのが県外です。ただし鳥取県は東西に長く、県東部(鳥取市)と県西部(米子市)では向く方向がまったく違います。ここは冷静に距離から考えてください。

県西部(米子・境港・大山)からは岡山県が近いです。米子駅から岡山駅までは特急やくもで約2時間12分、片道5,570円(出典: 駅探 米子駅→岡山駅)。岡山県には英語で学べるプリスクールから、朝日塾中等教育学校や岡山理科大学附属高等学校のIBコースまで揃っています。詳しくは岡山県のインターナショナルスクールの記事にまとめました。また、米子から広島へは高速バス「メリーバード号」で約3時間40分・通常運賃3,900円。広島県には3〜18歳を一貫して英語で学べる広島インターナショナルスクールに加え、大崎上島の公立全寮制IB校である広島県立広島叡智学園や、神石高原町の神石インターナショナルスクールといった寮のある学校があり、遠方の家庭ほど検討する価値があります(広島県のインターナショナルスクールの記事)。

県東部(鳥取市・八頭・岩美)からは京阪神が近いです。鳥取駅から姫路駅までは特急スーパーはくとで約1時間29分、三ノ宮駅までは乗り換えなしで約2時間8分〜2時間24分。兵庫県には神戸・芦屋・西宮に高校まで英語で通せる学校が集まっており、公立の兵庫県立芦屋国際中等教育学校という選択肢もあります(兵庫県のインターナショナルスクールの記事)。西隣の島根県も、松江市までは米子から30分ほどですが、島根県内も英語のプリスクールが中心で、全日制インターは確認できていません。

ただし、正直に書きます。特急で片道2時間の距離は、毎日の通学が成り立つ距離ではありません。実際に県外の学校を選ぶ家庭は、転居するか、寮を利用するか、保護者のどちらかが現地で暮らす形をとっています。志望校を絞る前に、通学時間だけでなく「その形を何年続けられるか」を家族で一度話し合ってみてください。

通わずに国際教育を受ける——オンラインという選択肢

ここまで読んで、「岡山も神戸も無理。でも英語で学ばせたい気持ちは消えない」と感じた方も多いはずです。そんな家庭のために、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は2027年9月開校のオンラインインターナショナルスクールを準備しています。

運営は、日本でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJIN。NIJINアカデミーにはすでに1000名以上の子どもたちが在籍しています。NGAが大切にしているのは、脱偏差値——テストの点数で子どもを並べないこと。少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」学びを設計しています。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。住む場所を選ばないので、鳥取市でも米子市でも、日野町の山あいでも境港の港町でも、条件はまったく変わりません。特急に乗る必要も、雪道の送迎も要りません。教室までの距離は、県内のどこにいても同じゼロです。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計にしているのも、日本の家庭にとって現実的だと考えているからです。学費は対面のインターナショナルスクールの約5分の1を目指しています。

地元の小中学校に籍を置いたまま、放課後や週末にオンラインで英語で学ぶダブルスクールという形もあります。鳥取のように県内の選択肢が幼児期と放課後に偏っている地域では、この組み合わせが一番無理なく続く、という家庭も少なくありません。
正直な注意点もお伝えします。NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げる段階です。そして、校庭で走り回る体験や、同じ教室で肩を並べる感覚は、対面の学校と同じようには提供できません。それでも「近くに無いから、あきらめる」を「通わなくても、続けられる」に変えられる家庭が、鳥取県には確かにいるはずだと考えています。

よくある質問

Q. 鳥取県内に、小学生から英語で通えるインターナショナルスクールはありますか?

A. 2026年8月時点で、小学校段階を日中まるごと英語で過ごせる全日制のインターナショナルスクールは、鳥取県内に確認できませんでした。小学生が英語に毎日触れられる場としては、米子市のRYUSHIN After School(旧AIC After School YONAGO・小1〜小6のオールイングリッシュ学童、基本料 月2万2,000円)、鳥取市のアフタースクールとっとり(年中〜小学生・費用は要問い合わせ)、米子市のThe Bright Future English Schoolの小学生クラスがあります。いずれも放課後型で、日本の小学校に通いながら併用する形になります。

Q. 境港市や日南町など、県内の他の市町村から通える学校はありますか?

A. これらの地域には常設の英語施設が確認できないため、現実的な選択肢は3つです。米子・倉吉・鳥取市の施設まで通う(週何回なら続くかを先に決めてください)、県立倉吉東高校のIBを高校段階の目標に置く、あるいはオンラインを使う。県外に出る場合は、県西部なら岡山・広島、県東部なら京阪神が現実的な方向になりますが、いずれも毎日通える距離ではないため、寮や転居を含めて考えることになります。

Q. 英語を増やすと、日本語の力が中途半端になりませんか?

A. よくいただく不安です。鳥取県の場合、選べるのが幼児期のプリスクールと放課後スクールなので、日本の学校に通いながらの併用が前提になり、日本語の土台が崩れる心配はほとんどありません。むしろ県立倉吉東高校のIBのように、日本語で土台をつくってから高校で英語に踏み込む設計は、日本の家庭にとって無理が少ない道です。それでも日本語が不安なご家庭には、姉妹サービス〈ともだちじゃぱん〉(NIJIN運営・子ども向けオンライン日本語)もおすすめです。学校選びの際は、パンフレットの説明ではなく実際の週間時間割を見せてもらいましょう。

「近くに無い」は、「できない」ではありません

鳥取県のインターナショナルスクール探しは、たしかに簡単ではありません。全日制の学校は無く、幼児期の英語環境も5施設。県外に目を向ければ特急で2時間の距離が待っています。それでも、この県には公立でIBが取れる高校があり、毎日英語で過ごせる園があり、送迎バスで迎えに来てくれる英語学童があります。無いものを数えるより、あるものをどう組み合わせるかを考えたほうが、道はずっと見つかりやすいはずです。

大切なのは、入れる学校を探すことより、お子さんが何年も安心して続けられる学びを選ぶこと。県内の施設、倉吉東高校のIB、近隣県への進学、そしてオンライン——道は一本ではなく、いま4本あります。焦らなくて大丈夫です。まずは今日、気になった施設をひとつ、体験予約してみる。それだけでも、選択肢の景色は変わります。

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