啓明学園の学費・偏差値・入試は?NIJIN GLOBAL ACADEMYとの違いを公式情報で比較【2027年度入試】

啓明学園とNIJIN GLOBAL ACADEMYの違いを解説する記事のアイキャッチ

啓明学園中学校の学費は、公式の2027年度生徒募集要項によると入学金320,000円、授業料・教育充実費・施設費・冷暖房費・諸会費を合わせた年額871,200円で、入学金と合わせた初年度の目安は1,191,200円です(2026年9月29日確認)。これとは別に、学年諸費やICT関連経費に充てる預り金(前年度実績320,000円・年度末に精算)がかかり、国際英語クラスなどを履修する場合は指導費が加わります。偏差値は学校が公表する数字ではなく、模試や入試回によって異なります。

「啓明学園 学費」と調べているあなたは、お子さんの小学校受験・中学受験・高校受験を考えながら、「帰国生や英語の得意な子はどんなクラスで学ぶのか」「小学校から高校まででいくらかかるのか」を知りたいのだと思います。この記事では、まず啓明学園の公式情報でその問いに答え、そのうえで、オンラインで学ぶNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)とは何が違い、どんな家庭にどちらが合うのかを、どちらかを持ち上げることなく整理します。

目次

結論:啓明学園とNIJIN GLOBAL ACADEMYの違い(早見)

  • 学費:啓明学園は中学・高校とも入学金320,000円+年額871,200円(中学)/872,400円(高校)+預り金。初等学校は入学金320,000円+年額903,600円(2027年度予定)。NGAは非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)。
  • 入試と偏差値:啓明学園は一般入試(2科・3科・適性検査型・英語1科型)や推薦入試などで選抜する私立の学校で、偏差値は模試・入試回で異なります。NGAは学力選抜で偏差値をつける学校ではなく、偏差値はありません。
  • 英語の比重:啓明学園は英語の授業を習熟度別に分け、英語圏からの帰国生などはネイティブ教員の「国際英語クラス」で学びます。NGAは日本語の支えを前提に、少しずつ英語で教科を学ぶ設計です。
  • 帰国生・国際生:啓明学園は帰国生入試・国際生入試・国際編入試験があり、公式サイトでは国際生がおよそ3割在籍。NGAは学力入試(偏差値)で選抜する学校ではなく、帰国生・国内生のどちらも日本語の支えを前提に英語で学びます(選考方法の詳細は未公表)。
  • 通い方:啓明学園は昭島市拝島町の校舎に通学(出願資格に「保護者のもとから通学が可能な者」)。NGAはオンラインで、住む場所を選びません。
  • 学校の種類:啓明学園は初等学校から高校までそろう一条校。NGAは一条校ではなく、今の学校に籍を置いたまま併用することもできます。
緑の木々が見える大きな窓辺のテーブルで、学校案内の冊子を広げて話す両親と小学生の息子
学費・入試・英語のクラス分け。数字を並べてみると、家庭ごとに大事にしたい軸が見えてきます。

2027年9月開校予定/2027年春プレ開校

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    啓明学園とは——基本情報

    啓明学園は、東京都昭島市にある私立の学校で、初等学校・中学校・高等学校が同じキャンパスにそろっています。公式の「教育理念・沿革」によると、1940年に、海外に勤務する家庭の子どもたちのために東京・赤坂で創立され、1943年に拝島へ移りました。キリストの教えに基づく人格教育を掲げ、創立以来、帰国生・外国籍の生徒・留学生を多く受け入れてきた学校です。

    項目 内容(公式情報・2026年9月29日確認)
    所在地 東京都昭島市拝島町5-11-15(拝島駅から徒歩20分またはスクールバス6分。JR八王子駅・京王八王子駅からもスクールバスあり)
    校種 私立の初等学校・中学校・高等学校(学校教育法第一条の学校=一条校)
    共学/別学 共学(募集要項の募集人員は「男女合わせて」)
    初等学校のコース 学び創造コース/英語特進コース
    中高の英語 習熟度別。国際英語クラス(Honours/Regular)・準国際英語クラス(中1)・一般英語クラス
    国際生への支援 国際プログレスクラス(国語・数学・理科・社会の取り出し授業)、外国語保持クラス(中国語・コリア語・フランス語・ドイツ語・スペイン語)
    国際生の割合 およそ30%(国際教育センターのトップページ。Q&Aでは「35%以上」)。40以上の国・地域から
    国際的なネットワーク Round Square加盟校
    IB(国際バカロレア) 今回確認した公式ページ(沿革・国際教育センター・募集要項)には、IB認定の記載は見当たりませんでした

    啓明学園の「国際生」とは、海外からの帰国生、国内インターナショナルスクールの経験者、外国籍の生徒、複数の言語・文化の中で育った生徒などを指す学校独自の呼び方です。帰国生だけでなく、多様な言語経験をもつ子どもを受け入れる仕組みがそろっていることが、この学校の大きな特徴です。

    啓明学園を見る3つのポイント(学費は年額87万円台+預り金・入試は一般と帰国生・国際生で別・英語は習熟度別クラス)を示した図解
    啓明学園は「どの入試で入り、どの英語クラスで学ぶか」で、準備も費用も変わります。

    啓明学園の学費(2027年度・公式)

    ここでは、2026年9月29日時点で公式サイトに掲載されている2027年度の生徒募集要項(初等学校・中学校・高等学校)の「学校納付金等」の数字をそのまま使います。募集要項には「入学金・学費は2027年度予定、他は前年度実績」と書かれており、諸会費・預り金などは金額が変わることがあります。

    中学校・高等学校(年額)

    費目(年額) 中学校 高等学校
    入学金 320,000円 320,000円
    授業料 516,000円 516,000円
    教育充実費 103,200円 103,200円
    施設費 196,800円 196,800円
    冷暖房費 30,000円 30,000円
    生徒会費 7,200円 8,400円
    親の会費 18,000円 18,000円
    年額合計(入学金を除く) 871,200円 872,400円
    初年度(入学金+年額) 1,191,200円 1,192,400円
    預り金(学年諸費・行事費・教科書副教材費・模試検定料・ICT関連経費など) 320,000円 340,000円
    預り金を含めた初年度 1,511,200円 1,532,400円

    授業料・教育充実費・諸会費は年一括払い(5月)が原則で、年9回または年3回の分割も選べます。預り金は概算で預かり、年度末に実績で精算される費用です。このほか募集要項には、中学3年次の修学旅行(マレーシア・シンガポールを予定。2026年度入学生は420,000円を徴収)、高校2年次の修学旅行(2026年度入学生は150,000円を徴収)が別途と書かれています。入学後には任意の寄付のお願いもあります。

    多摩エリアで、インターナショナルスクールも含めて通学先を比べたい場合は、八王子・多摩エリアのインターナショナルスクール一覧と学費もあわせて読むと、一条校とインターの費用感の違いがつかみやすくなります。都内全体で見たい場合は東京のインターナショナルスクール一覧も参考になります。

    英語・国際生向けクラスの指導費(年額)

    啓明学園の特徴的なクラスは、学費とは別に指導費がかかります。中学・高校の募集要項に載っている金額は次のとおりです。

    • 国際英語クラス:192,000円/中学生対象の準国際英語クラス:144,000円
    • 国際プログレスクラス:国語144,000円、数学60,000円、理科・社会90,000円(高校は保健36,000円、高2・高3の選択科目1科目36,000円もあり)
    • 外国語保持クラス:120,000円(国際英語または国語を履修する場合は72,000円、両方を履修する場合は36,000円)

    国際プログレスクラスの指導費は学期払い(年3回)です。たとえば中学で国際英語クラスを履修する場合、初年度は1,191,200円+192,000円=1,383,200円(預り金を除く)が目安になります。

    初等学校(2027年度・公式)

    費目 金額
    入学金 320,000円
    授業料 549,600円
    教育充実費 148,200円
    施設費 151,800円
    冷暖房費 30,000円
    児童会費・親の会会費 6,000円・18,000円
    年額合計(入学金を除く) 903,600円
    初年度(入学金+年額) 1,223,600円
    預り金(学年諸費・副教材費・検定料・ICT経費等) 150,000円
    英語特進クラス指導費(A) 240,000円
    国際プログレス(国語・算数)指導費(B) 288,000円(A・B両方の場合は422,400円)

    英語特進コースで入学する場合、初年度は1,223,600円+240,000円=1,463,600円(預り金を除く)です。体験学習(3〜5年生)・修学旅行(6年生)の積立金は別途と書かれています。

    6年間の総額(計算式)

    公式に「6年総額」という表はないため、募集要項の数字から計算します。2年目以降も同じ年額と仮定し、入学金と年額(学費+諸会費)だけを足しています。預り金(精算あり)・指導費・修学旅行・制服・寄付金は含めていません。

    • 中学3年間:320,000円+871,200円×3年=2,933,600円
    • 中高6年間(中学から入学):320,000円+871,200円×3年+872,400円×3年=5,550,800円
    • 初等学校6年間(学び創造コース):320,000円+903,600円×6年=5,741,600円
    • 初等学校6年間(英語特進コース):上記+240,000円×6年=7,181,600円

    中学から高校へ、初等学校から中学へ内部進学する際の入学金などの扱いは、今回確認した募集要項には記載がないため、学校に確認してください。学費は在学中に改定されることがある、とも書かれています。

    特待制度と助成金

    中学は一般入試(第1〜4回・適性検査型)と国際生入試で成績が優秀な場合、「入学金」または「入学金および1年次の授業料」が免除されます(英語1科型入試を除く。国際生入試は英語型で入学金免除)。高校は推薦・一般入試で成績優秀な場合に入学金免除です。都内在住なら東京都私学財団の授業料軽減助成金の対象になり得ることも、募集要項に書かれています。

    入試と偏差値——一般・帰国生・国際生

    啓明学園の中学入試は、2月の一般入試、秋〜冬の帰国生入試、2月2日の国際生入試に分かれています。以下は2027年度中学生徒募集要項の内容です。

    入試区分(中学・2027年度) 日程 科目
    第1回 午前/午後 2027年2月1日 午前:2科(国語・算数)または3科選択(国算+英語・理科・社会から1つ)/午後:2科
    第2回 午前/午後 2月2日 午前:2科・3科(国算英)/午後:2科
    適性検査型 2月2日 午前 適性Ⅰ・適性Ⅱ(受験料10,000円)
    得意科目(英語1科型) 2月2日 午後 エッセイ40分+インタビュー10分(概ね英検準2級〜2級程度)
    第3回/第4回 2月3日/2月5日 第3回:2科・3科(国算英)/第4回:2科
    国際生入試 2月2日(来校型のみ) 英語型:英語作文・日本語作文・面接(英語・日本語)/外国語型:外国語作文・日本語作文・面接
    帰国生入試 第1回11月21日・第2回12月19日・第3回1月22日(来校型の場合) 日本語・英語・外国語(学習言語)のいずれかで実施。オンライン型(英語型のみ)も選べる

    出願資格と費用の要点は次のとおりです。

    • 一般入試:2027年3月に小学校卒業見込み、保護者のもとから通学が可能、本校の教育方針を理解する者。受験料は2科・3科・英語1科型が27,000円(複数回受けても一律)、適性検査型が10,000円
    • 募集人員:第1回が男女合わせて50名、第3回10名、第4回若干名、国際生入試5名
    • 国際生入試:上記に加えて、国内インターナショナルスクールに2年以上在籍、多言語環境にある、1年以上合法的に滞在できる外国籍、のいずれかに当てはまる者。受験料27,000円。試験前に保護者同席のオンライン「プレインタビュー」(試験ではない)がある
    • 帰国生の目安:一般入試の募集要項では、「1年以上の海外の学校に在籍し、帰国予定、あるいは帰国後3年以内」の児童は帰国生入試か国際生入試を受けるよう案内され、英語1科型は受けられません

    英語1科型は、英語での学習・生活経験はないものの、英語が好きで学んできた子のための入試と説明されています。英語1科型では中1の「準国際英語クラス」の判定も行われ、そのレベルに届かないと判断された場合でも一般合格となることがあります。帰国生入試の募集人員や試験科目の細部は、別冊の「2027年度 帰国生入試 生徒募集要項」で確認してください。

    高校入試(2027年度)は、推薦入試(男女合わせて40名・適性検査は国語・数学・英語各40分)、一般入試(50名・国語・数学・英語各50分。単願・フリーは面接あり)、国際生入試(5名・英語型または外国語型)に分かれています。推薦と一般の併願優遇には内申基準があり、英検・数検・漢検や部活動などによる加点制度もあります。

    偏差値について

    偏差値は学校が公表する数字ではなく、大手模試(四谷大塚・首都圏模試・SAPIXなど)が合格可能性の目安として出すものです。啓明学園は2科・3科・適性検査型・英語1科型と入試の形が多く、同じ学校でも回ごとに難易度や受験生の層が違います。この記事では、確認できる公式の数字がないため具体的な偏差値は載せません。志望する回の数字は、お子さんが受けている模試の最新資料で確かめるのが確実です。偏差値という物差しそのものについては、インターナショナルスクールに偏差値はある?で詳しく説明しています。

    英語とカリキュラム——どれくらい英語で学ぶのか

    啓明学園の英語教育は「全員が英語で授業を受ける」形ではなく、英語力に合わせてクラスを分ける形です。公式サイトから分かる範囲をまとめます。

    • 国際英語クラス(中高):主に英語圏からの帰国生や、日本のインターで英語教育を受けた生徒が対象。HonoursクラスとRegularクラスがあり、アメリカ・イギリス・オーストラリアの教育システムで経験を積んだ教員が、学校独自のカリキュラムで文学・スピーチ・ディベートなどを扱います。高校ではSAT・IELTS・TOEFL iBTなどに慣れる選択科目もあります。
    • 準国際英語クラス(中1):2025年度から開講。週1回は日本人教員が文法などを教え、残り4回はネイティブ教員による対話中心の授業です。
    • 一般英語クラス:主に日本で教育を受けてきた生徒が対象。日本人教員が中心で、一部はネイティブ教員とのティーム・ティーチングです。
    • 初等学校:すべての学年で最大週6時間英語を学び、レベル別に3クラス。英語特進コースは英語圏の学年相当かそれに近い英語力の子が、英語圏のカリキュラムをもとにした独自カリキュラムで学びます。

    英語以外の教科については、公式の時間割例を見ると、国際生は国語・数学・理科・社会を必要に応じて「国際プログレスクラス」で学び、追いついた教科からホームルームクラスで国内生と一緒に学ぶ形がとられています。つまり啓明学園は、「英語はネイティブ教員の授業で伸ばし、教科は日本の学校として日本語で学ぶ」ことを、一人ひとりの時間割で調整する学校です。

    進学面では、公式の進路データに国内の国公立・私立大学と海外大学の合格実績、指定校推薦先などが公開されています。学校の種類による違い(一条校とインターナショナルスクールで卒業資格や進路がどう変わるか)は、一条校・インター・オルタナティブスクールの違いで整理しています。

    啓明学園とNIJIN GLOBAL ACADEMYを比べる(公式情報で確認した比較表)

    ここからが、NGAとの比較です。どちらが上という話ではなく、「そもそも種類が違う学校」なので、何が違うのかを項目ごとに並べます。

    観点 啓明学園 NIJIN GLOBAL ACADEMY
    学校の種類 私立の一条校(初等学校・中学校・高等学校) オンライン・インターナショナルスクール。一条校ではない
    学費(初年度) 中学:入学金320,000円+年額871,200円+預り金(2027年度・公式)。初等学校:入学金320,000円+年額903,600円+預り金 非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)
    入試・偏差値 学力試験・適性検査・英語1科型などで選抜。偏差値は模試・入試回で異なる 学力選抜で偏差値をつける学校ではない(偏差値はない)
    英語の比重 英語は習熟度別(国際英語クラスはネイティブ教員)。教科は日本語中心で、国際生は取り出し授業で支援 日本語の支えを前提に、少しずつ英語で教科を学ぶ
    帰国生枠・出願資格 帰国生入試(オンライン型も可)、国際生入試(国内インター2年以上・多言語環境・外国籍など)、国際編入試験 学力入試(偏差値)がない。日本語の支えを前提に英語へ(選考の詳細は未公表)
    通い方・場所 昭島市拝島町の校舎に通学(保護者のもとから通学が可能な者) オンライン。地方・海外在住でも参加できる。今の学校と併用も可
    対象学年 小学1年〜高校3年 6〜18歳
    開校・実績 1940年創立。進路データは公式サイトで公開 2027年9月開校(予定)、2027年4〜5月にプレ開校。実績はこれから
    啓明学園とNIJIN GLOBAL ACADEMYを、校舎と部活・行事、帰国生の受け入れ体制、学力入試の有無、英語で教科を学ぶ比率、住む場所の自由、今の学校との併用の6観点で比べた○△×の比較図
    校舎での毎日や帰国生を支える仕組みは啓明学園の強み。NGAは場所と入試の壁がないことが違いです。

    出典:啓明学園 公式サイト(2027年度 初等学校児童募集要項、中学校・高等学校生徒募集要項、国際教育センター、教育理念・沿革)。2026年9月29日確認。NGAの情報は運営元の株式会社NIJINによるものです。

    正直に言えば、広いキャンパスで毎日友だちと顔を合わせること、部活や行事、40以上の国・地域から集まる仲間との学校生活、そして帰国した子が日本語の教科学習に追いつくための手厚い取り出し授業——これらはNGAでは同じ形では得られません。一方で、啓明学園に通うには、拝島まで通える場所に住み、入試を経る必要があります。その「前提」を満たせない、あるいは満たしたくない家庭にとっての選択肢がNGAです。

    午後の公園のベンチでおやつを分け合いながら話す父親と小学生の姉弟
    通学して学ぶか、家から英語で学ぶ時間を足すか。子どもの声を聞く時間が、いちばんの判断材料です。

    こういう家庭には啓明学園、こういう家庭にはNGA

    学校選びに正解はひとつではありません。よくある4つのパターンで考えてみます。

    1. 多摩エリアに住み、日本の学校で学びながら英語も伸ばしたい家庭には啓明学園

    昭島・八王子・立川・福生など拝島に通える地域に住み、2科・3科や適性検査型、英語1科型の入試に向けて準備できるなら、啓明学園は「日本の一条校で学びながら、英語は力に合ったクラスで伸ばす」を実現できる選択肢です。中学受験と英語学習をどう両立させるかは、中学受験と英語は両立できる?が参考になります。

    2. 帰国生・国際生で、日本語の教科学習に不安がある家庭には啓明学園

    海外の現地校やインターで学んできて、日本語での授業に追いつけるか心配な場合、国際プログレスクラスで教科を一つずつキャッチアップしながら、英語は国際英語クラスで保てる啓明学園の仕組みは心強いものです。帰国生入試はオンライン型(英語型)も選べるため、海外にいるうちに受験することもできます。帰国後の英語の保ち方は、帰国子女の英語力を維持するにはでまとめています。

    3. 受験の負担を避けたい・遠方や海外に住んでいる・今の学校を続けたい家庭にはNGA

    NGAには学力選抜で偏差値をつける入試がなく、オンラインなので住む場所を選びません。順位をつけない少人数の対話中心の授業で、日本語の支えを前提に英語で教科を学んでいきます。「英語で学ぶ環境は欲しいが、今の地域や学校を離れたくない」という家庭に向いています。

    4. 併用(ダブルスクール)という使い方

    選択は「どちらか一方」だけではありません。たとえば、小学生のうちは今の小学校に通いながら放課後や週末にNGAで英語で教科を学ぶ土台をつくり、そのうえで啓明学園の中学入試(英語1科型や3科の英語選択など)を目指す、という使い方もできます。NGAは一条校ではないため、日本の小中学校に籍を置いたまま併用できます。具体的な時間の使い方はダブルスクールという選び方で紹介しています。中学受験を否定するものではなく、「英語で考える時間」を早めに持つための選択肢です。

    啓明学園かNGAか、併用かを決める3ステップ(拝島に通えるか・どの入試とクラスを目指すか・英語で学ぶ時間をどう足すか)の図解
    通学・入試・英語の3つを順に考えると、家庭に合う形が見えてきます。

    ほかの学校との違いも知りたい場合は、広尾学園とNGAの違いや開智日本橋学園とNGAの違いも読んでみてください。同じ「英語や国際教育に力を入れる私立」でも、学費や入試の形はかなり違います。

    学費・通学・受験が壁なら——オンラインという選択肢

    NIJIN GLOBAL ACADEMYは、株式会社NIJINが運営する、2027年9月開校(予定)のオンライン・インターナショナルスクールです。2027年4〜5月には体験クラスとしてプレ開校を予定しています。NIJINが日本で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には、1000名以上の子どもたちが在籍しています。

    • 対象は6〜18歳。脱偏差値(順位をつけない)で、少人数の対話中心の授業
    • 英語で教科を学ぶ。ただし日本語の支えを前提に、少しずつ英語の比重を上げていく
    • 大切にしている言葉は「自分と世界を、好きになる」
    • 学費は非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)
    • 一条校ではないため、日本の小中学校に籍を置いたまま併用できる

    正直にお伝えしておくと、NGAは開校前で、実績はこれからです。校舎での毎日の生活や部活、行事と同じ体験は、オンラインでは提供できません。そのうえで、「場所」「受験」「費用」の壁で英語で学ぶ環境をあきらめかけている家庭に、別の道を用意したいと考えています。

    オンラインでの学びのしくみを見る →

    よくある質問

    Q. 啓明学園の偏差値はどれくらいですか?

    A. 偏差値は学校が公表する数字ではなく、模試ごと・入試回ごとに異なります。この記事では公式に確認できる数字がないため掲載していません。お子さんが受けている模試の最新資料で、志望する回の数字を確認してください。偏差値の考え方はこちらのFAQで解説しています。

    Q. 帰国生でなくても国際英語クラスで学べますか?

    A. 公式の説明では、クラスは英語の習熟度とインタビューテストで判定され、英語圏以外からの帰国生が国際英語クラスに入ることもあります。海外経験のない子向けには、中学の英語1科型入試で中1の「準国際英語クラス」を判定する仕組みがあり、Q&Aでは一般英語クラスから国際英語クラスへのステップアップも可能(条件あり)とされています。個別の条件は学校に確認してください。

    Q. 啓明学園は6年間でいくらかかりますか?

    A. 公式に6年総額の表はありません。2027年度の募集要項の数字から計算すると、中学から高校までの6年間で入学金と年額(学費+諸会費)の合計が5,550,800円です。これに預り金(中学320,000円・高校340,000円/年・精算あり)、修学旅行費、英語・国際生向けクラスの指導費、制服などが加わります。

    Q. 啓明学園とNGAは併用できますか?

    A. NGAは一条校ではないため、制度上は日本の学校に在籍したまま放課後や週末に学ぶ「ダブルスクール」の形がとれます。ただし啓明学園の授業・行事・部活との時間のかね合いは家庭ごとに違うため、無理のない範囲で考えるのがおすすめです。

    Q. NGAに入試はありますか?

    A. NGAは学力選抜で偏差値をつける学校ではなく、偏差値はありません。選考方法の詳細は、現時点ではまだ公表していません。

    どの道を選んでも、お子さんが自分の言葉で世界とつながれるように

    啓明学園を目指すことも、今の学校を続けながら英語で学ぶ時間を足すことも、どちらもお子さんの未来を真剣に考えた選択です。大事なのは、学費や偏差値の数字だけで決めるのではなく、お子さんが「毎日どんな場所で、どんな言葉で、誰と学ぶと一番のびのびできるか」を家族で話し合うことだと思います。

    もしその答えの中に「オンラインで、順位をつけずに、英語で学ぶ」という形が入りそうなら、NGAの開校情報を受け取って、ゆっくり比べてみてください。急いで決める必要はありません。

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    ※学費・入試情報は2026年9月29日時点で各校公式サイトに掲載されていた情報です。改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。

    出典(2026年9月29日確認)

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