ハロウ安比の偏差値・学費・入試は?英国式全寮制インターとNGAの違い【2027年度入試】

ハロウ安比とNIJIN GLOBAL ACADEMYの違いを解説する記事のアイキャッチ

ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン(ハロウ安比)は、岩手県八幡平市の安比高原にある、11〜18歳のための英国式の全寮制インターナショナルスクールです。「ハロウ安比の偏差値は?」という問いへの答えは、「日本の模試で測る偏差値は公式には存在しない」です。日本の中学・高校入試のような模試の合格ラインはなく、入学選考は、数学・英語・非言語の力を見るオンラインテスト(約90分)、20分の英語ライティング、校長などとの面接で行われます。学費は、公式サイトによると2026-27年度の授業料(寮費込み)がYear 7〜8で年10,548,740円、Year 9〜11で年11,045,720円、Year 12〜13で年11,455,370円で、ほかに入学金1,000,000円などがかかります(2026年10月14日確認)。

「ハロウ安比 偏差値」「ハロウ インターナショナルスクール 偏差値」と調べているあなたは、「どれくらいの学力があれば入れるのか」「日本の私立中学の受験とどう違うのか」「年1,000万円を超える学費に何が含まれるのか」が気になっているのだと思います。この記事では、まずハロウ安比の公式サイトと岩手県の公的資料でその問いに答え、そのうえで、オンラインで学ぶNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)とは何が違い、どんな家庭にどちらが合うのかを整理します。

目次

結論:ハロウ安比とNIJIN GLOBAL ACADEMYの違い(早見)

  • 入試と偏差値:ハロウ安比には日本の模試の偏差値はありません。選考はオンラインテスト(数学・英語・非言語)、英語ライティング、面接です。NGAも学力入試(偏差値)がない学校で、偏差値はありません。
  • 学費:ハロウ安比は2026-27年度の授業料(寮費込み)が年10,548,740〜11,455,370円(学年で異なる)。入学金1,000,000円、出願料50,000円、保証金440,000円(返金あり・ビザ支援が必要な場合は880,000円)。NGAは非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)。
  • 学校の種類:ハロウ安比は岩手県知事の認可を受けた「各種学校」で、学校教育法第一条の学校(一条校)ではありません。NGAも一条校ではなく、日本の小中学校に籍を置いたまま放課後・週末に併用できます。
  • 英語の比重:ハロウ安比は外国語の授業を除き、授業も試験もすべて英語。英国式のIGCSEとAレベルへ進みます。NGAは日本語の支えを前提に、少しずつ英語で教科を学ぶ設計です。
  • 通い方と対象年齢:ハロウ安比は11〜18歳の全員が寮で暮らす全寮制。NGAは6〜18歳がオンラインで、家を離れずに学べます。
  • 帰国生枠:ハロウ安比の公式の募集要項には、帰国生枠という区分の記載はなく、全員が同じ選考を受けます。
山並みが見えるダイニングテーブルで、全寮制の学校案内とノートを広げて話し合う両親と小学校高学年の息子
11歳で家を離れて寮で暮らすかどうか。偏差値や学費の数字と同じくらい、家族で話したいテーマです。

2027年9月開校予定/2027年春プレ開校

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    ハロウ安比とは——基本情報と「一条校かどうか」

    ハロウ安比は、イギリス・ロンドンの名門パブリックスクール「ハロウ・スクール」の系列校として、2022年8月29日に安比高原で開校しました。八幡平市の広報では、運営は学校法人H.A.インターナショナルと紹介されています。公式サイトでは、450年の歴史をもつハロウ・スクールの伝統に根ざした学校として、11〜18歳(Year 7〜13)の生徒を受け入れていると説明しています。

    日本の保護者がまず確認しておきたいのが、学校の制度上の位置づけです。岩手県が公表している「岩手県私立学校一覧」(令和8年5月1日現在)では、ハロウ安比(Harrow International School Appi, Japan)は「各種学校」の表に載っており、設置者は学校法人H.A. International School、設置認可は令和4年3月24日です。つまり、日本の小学校・中学校・高校と同じ「一条校」ではなく、知事の認可を受けた各種学校のインターナショナルスクールです。

    項目 内容(公式情報・公的資料・2026年10月14日確認)
    正式名称 ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン(Harrow International School Appi, Japan)
    所在地 岩手県八幡平市安比高原180-8
    制度上の位置づけ 各種学校(岩手県知事の認可・令和4年3月24日)。一条校ではない
    設置者 学校法人H.A. International School
    対象年齢・学年 11〜18歳(Year 7〜13)。Prep(11〜13歳)・Senior(13〜16歳)・Sixth Form(16〜18歳)の3段階
    寮 全寮制(通学生はいない)。男子4・女子3の計7つのハウス
    カリキュラム ハロウ独自のHarrow International Curriculum。IGCSEとAレベルの試験へ進む
    生徒数 339人(男子186人・女子153人、岩手県私立学校一覧・令和8年5月1日現在)。公式FAQでは2026年1月時点で生徒の約70%が海外出身
    開校 2022年8月29日

    岩手県には、ハロウ安比のほかにもインターナショナルスクールがあります。通学できる学校との違いや、県内全体の選択肢を比べたい場合は、岩手県のインターナショナルスクール一覧と学費もあわせて読むと、地域の全体像が見えてきます。

    ハロウ安比を見る3つのポイント(日本の模試の偏差値はなくテストと面接で選考・授業料は寮費込みで年1,054万〜1,145万円・一条校ではなく各種学校で11歳から全寮制)を示した図解
    ハロウ安比は「偏差値」「学費」「学校の種類」の3つを日本の私立中学とは別の物差しで見る必要があります。

    ハロウ安比に偏差値はある?——入学選考のしくみ

    日本の模試の偏差値は、公式には存在しない

    ハロウ安比は英国式の私立のインターナショナルスクールで、日本の中学受験・高校受験のように、模試の偏差値で合格の目安を示す学校ではありません。学校自身が偏差値を公表していないのはもちろん、日本の大手模試が合否の判定に使うような教科の筆記試験(国語・算数など)もありません。インターネット上で「ハロウ安比の偏差値は◯◯」と書かれていることがあっても、公式の根拠のある数字ではない点に注意してください。インターナショナルスクールで偏差値という物差しがどう扱われるかは、インターナショナルスクールに偏差値はある?で詳しく説明しています。

    ただし、「偏差値がない=学力を見ない」ではありません。テストと面接で、英語で学ぶ力と考える力を確かめる学校です。

    選考の流れ(公式の入学手続きページより)

    1. オンライン出願:OpenApplyで出願(出願料50,000円)
    2. オンライン試験(計約2時間):コンピューター上のテスト(90分)で数学・英語・非言語の認知能力を測り、続けて特定のトピックについての英語ライティング(20分)。公式は「テストへの特別な準備は必要ない」としています。公式FAQでは、全志願者がCAT4というテストと英語の作文、面接を受けると説明されています
    3. 面接:テストを通過した人が、校長などの教育者とオンラインまたは対面で面接
    4. 合否通知:合格者は通知から1週間以内に入学手続き
    5. 保証金と入学金の支払い:支払いで席が確定し、制服・備品・必要に応じてビザの手続きへ

    Year 12(シックスフォーム)からの志願者は、Aレベルで選ぶ予定の科目のテストを求められることがある、とも公式FAQに書かれています。

    入学できる学年と生年月日

    入学はYear 7〜Year 12で受け付けており、Year 13からの入学は受け付けていません。学年は8月末に始まり6月末に終わります。2027-28年度の生年月日の区切りは、公式によると次のとおりです。

    • Year 7(11〜12歳):2015年9月1日〜2016年8月31日生まれ。日本の学年では小学6年生前後にあたります
    • Year 9(13〜14歳):2013年9月1日〜2014年8月31日生まれ
    • Year 12(16〜17歳):2010年9月1日〜2011年8月31日生まれ

    出願の締切日は設けられておらず通年で受け付けていますが、入学枠が限られているため、前年度のなるべく早い時期(9月〜1月)の出願がすすめられています。

    英語力の目安と帰国生枠

    授業と試験は外国語の授業を除いてすべて英語のため、選考では英語力も評価されます。公式が示す目安は、Year 7・8がCEFRのA2、Year 9がA2+〜B1、Year 10がB1、Year 11・12がB1〜B2です。入学後には英語を母語としない生徒のためのEALの支援があり、英語に不安がある場合はアドミッションオフィスに相談するよう案内されています。

    なお、公式の募集要項には、日本の私立中学・高校にあるような「帰国生枠」「一般枠」という区分の記載はありません。国籍や海外経験にかかわらず、全員が同じ流れで選考を受ける形です。

    ハロウ安比の学費(2026-27年度・公式)

    ここでは、2026年10月14日時点でハロウ安比の公式サイト(学費・奨学金のページ)に掲載されていた2026-27年度の金額を使います。2027-28年度の金額は、確認した時点では公式サイトに掲載されていませんでした。

    授業料(寮費込み・年額)

    学年 授業料(寮費込み・2026-27年度)
    Year 7・Year 8 10,548,740円
    Year 9・Year 10・Year 11 11,045,720円
    Year 12・Year 13 11,455,370円

    授業料には寮費が含まれ、各学期が始まる前の3回に分けて支払います。定期的な日帰りの校外学習や遠征も授業料に含まれます。

    出願・入学時の費用

    • 出願料:50,000円(出願時)
    • 入学金:1,000,000円(合格を受け入れたとき)
    • 保証金:440,000円(ビザ支援が不要な場合)/880,000円(ビザ支援が必要な場合)。規約に基づき返金あり

    授業料に含まれない主な費用

    • 学年旅行(必須・国内または海外):通常200,000〜600,000円(行程による)。春学期の請求に加算
    • 制服(必須):通常約260,000円
    • 山の環境に合わせた私服、ノートパソコン・文具(必須・金額は家庭による)
    • 任意の海外旅行・宿泊旅行、楽器やスポーツの個人レッスン、一部のアクティビティなど

    初年度と在学期間の目安(計算式)

    公式に「初年度合計」や「7年間の総額」の表はないため、公式の数字から計算します。2026-27年度の金額が在学中も変わらないと仮定し、出願料・返金される保証金・学年旅行・制服などは含めていません。

    • Year 7入学の初年度:入学金1,000,000円+授業料10,548,740円=11,548,740円
    • Year 9入学の初年度:1,000,000円+11,045,720円=12,045,720円
    • Year 7からYear 13までの7年間:1,000,000円+10,548,740円×2年+11,045,720円×3年+11,455,370円×2年=78,145,380円
    • Year 12から入る2年間:1,000,000円+11,455,370円×2年=23,910,740円

    学費は年度ごとに見直されることがあるため、在学中に改定される可能性も考えておく必要があります。ネット上の古い金額ではなく、公式サイトの最新の数字で確認してください。

    奨学金・きょうだい割引

    公式の奨学金ポリシー(Scholarships, Bursaries, and Awards Policy)によると、奨学金は学業・スポーツ(スノースポーツ・テニス・ゴルフ)・舞台芸術の3分野で、給付は一般に授業料の最大30%、Year 12に入る特に優れた志願者は最大100%まで増える場合がある、とされています。公式FAQでは、奨学金の対象はYear 10またはYear 12に入る志願者と説明されています。在校生向けには、1年以上在籍した生徒が家計の事情で申請できるバーサリー(経済的支援)もあります。きょうだいが同時に在籍する場合、3人目は5%、4人目は10%、5人目以降は15%の割引があります(2人目は割引なし)。

    英語とカリキュラム——どれくらい英語で学ぶのか

    ハロウ安比のカリキュラムは、ハロウ独自の「Harrow International Curriculum」です。Prep(11〜13歳)、Senior(13〜16歳)、Sixth Form(16〜18歳)の3段階で学び、英国の中等教育修了の試験であるIGCSE、大学進学の試験であるAレベルへ進みます。主要な教科はすべて英語で教えられ、英語で評価されます。

    一方で、日本語と中国語の授業もあり、カリキュラムの多くの時間を言語の学習にあてていると公式は説明しています。日本国籍の生徒は、日本の大学に進学できるレベルまで日本語を学び続けられ、全生徒が日本の文化も学びます。学級は少人数で、公式の学業FAQでは指導グループは4〜17人とされています。

    進路は、Year 9から段階的なキャリア・大学進学の指導があり、日本・英国・東アジア・北米などの大学への出願を支援すると紹介されています。寮での生活や週末の活動も含め、英語は「毎日の生活で使う言葉」になる環境です。

    日本国籍の子どもが小中学生の年齢で入る場合の注意

    ハロウ安比は一条校ではないため、文部科学省の説明では、日本国籍の子どもが義務教育の年齢(日本の中学3年生まで。おおむねYear 7〜Year 10ごろにあたる時期)に一条校でないインターナショナルスクールに通っても、法律で定められた就学義務を果たしたことにはなりません。また、一条校でない学校で学んだ期間は、日本の小学校・中学校の卒業資格にはならず、途中で日本の公立中学校などへ移る場合の扱いにも注意が必要です。入学を考える場合は、住民票のある市区町村の教育委員会に事前に相談しておくと安心です。一条校とインターナショナルスクールの違いは、インターナショナルスクールと義務教育や一条校・インター・オルタナティブスクールの違いで整理しています。

    ハロウ安比とNIJIN GLOBAL ACADEMYを比べる(公式情報で確認した比較表)

    ここからがNGAとの比較です。ハロウ安比は11歳から全員が寮で暮らす英国式の学校、NGAは6〜18歳がオンラインで学ぶ学校で、そもそも種類が違います。どちらが上という話ではなく、何が違うのかを項目ごとに並べます。

    観点 ハロウ安比 NIJIN GLOBAL ACADEMY
    学校の種類(一条校か) 岩手県知事の認可を受けた各種学校のインターナショナルスクール。一条校ではない オンライン・インターナショナルスクール。一条校ではない
    学費(初年度) Year 7入学で入学金1,000,000円+授業料(寮費込み)10,548,740円(2026-27年度)。ほかに出願料・保証金・制服・学年旅行など 非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)
    入試・偏差値 オンラインテスト(数学・英語・非言語)、英語ライティング、面接。日本の模試の偏差値はない 学力入試(偏差値)がない。偏差値はない
    英語の比重 外国語の授業を除き、授業・試験はすべて英語。IGCSE・Aレベルへ 日本語の支えを前提に、少しずつ英語で教科を学ぶ
    帰国生枠・出願資格 帰国生枠の区分は記載なし。学年ごとの生年月日と英語力の目安(Year 7はCEFR A2など) 学力入試(偏差値)がない(選考の詳細は未公表)
    通い方・場所 岩手県八幡平市・安比高原のキャンパスで全寮制 オンライン。地方・海外在住でも参加できる。今の学校と併用も可
    対象学年 11〜18歳(Year 7〜13) 6〜18歳
    開校・実績 2022年8月開校。生徒339人(令和8年5月1日現在) 2027年9月開校(予定)、2027年4〜5月にプレ開校。実績はこれから
    ハロウ安比とNIJIN GLOBAL ACADEMYを、寮生活と行事、学力入試(偏差値)がない、すべて英語で学ぶ、家を離れずに学べる、小学校低学年から学べる、今の学校との併用の6観点で比べた○△×の比較図
    どちらも日本の模試の偏差値を使わない学校。違いは「何歳から・どこで・どれだけ英語で」学ぶかです。

    出典:ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン公式サイト(学費・奨学金、入学手続き、入学FAQ、学業FAQ、カリキュラム、寮、大学進学)、Harrow Appi Scholarships, Bursaries, and Awards Policy(PDF)、岩手県「岩手県私立学校一覧(各種学校・令和8年5月1日現在)」、文部科学省「学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」。2026年10月14日確認。NGAの情報は運営元の株式会社NIJINによるものです。

    正直に言えば、世界各地から集まった同世代と寮で寝食をともにする毎日、安比高原のキャンパスでのスポーツや行事、英国式のIGCSE・Aレベルへ進む課程——これらはNGAでは同じ形では得られません。一方で、ハロウ安比は11歳で家を離れることが前提で、学費も年1,000万円を超えます。小学生のうちや、家を離れずに英語で学びたい時期の選択肢として考えられるのがNGAです。

    夕方のキッチンのテーブルで、母親と小学生の娘が並んでノートパソコンのオンライン英語授業を見て、娘が手を挙げている様子
    家にいながら英語で考える時間を少しずつ増やす。寮に入るかどうかを決める前の準備の形もあります。

    こういう家庭にはハロウ安比、こういう家庭にはNGA

    ハロウ安比は11歳から、NGAは6歳から学べるため、「どちらか」よりも「どの時期に、どちらを」と考えるほうが現実的です。よくある4つのパターンで考えてみます。

    1. 11歳から英国式の全寮制で学ぶ覚悟がある家庭にはハロウ安比

    お子さん自身が寮生活に前向きで、英語で授業を受ける準備ができていて、IGCSE・Aレベルを経て海外や国内の大学をめざしたい——そんな家庭には、日本にいながら英国のパブリックスクールの寮生活を体験できるハロウ安比は大きな選択肢です。学費の総額は7年間で7,800万円を超える計算になるため、奨学金の対象学年(Year 10・12)や在学中の費用の変化も含めて、早めに家計の計画を立てておくことが大切です。

    2. 小学生のうちはNGA、11歳以降にハロウ安比を考える

    ハロウ安比の選考では、英語のテストと英語ライティング、面接がそのまま問われます。小学生のうちは今の学校に通いながら、放課後や週末にNGAで英語で教科を学び、少人数の対話で自分の意見を英語で伝える経験を重ねておく——そのうえでYear 7やYear 9のタイミングでハロウ安比への出願を考える、という順番が考えられます。NGAは一条校ではないため、日本の小学校に籍を置いたまま併用できます。具体的な時間の使い方はダブルスクールという選び方で紹介しています。

    3. 日本の中学受験も並行して考えたい家庭

    ハロウ安比を候補に入れながら、日本の私立中学の受験も考える家庭もあるでしょう。日本の中学受験は国語・算数などの教科の筆記試験が中心で、ハロウ安比とは準備の中身が大きく違います。両方を準備するなら、英語を「受験の教科」と「考えを伝える道具」の両方として伸ばしていく必要があります。受験と英語の両立の考え方は、受験と英語は両立できる?が参考になります。

    4. 家を離れず、地元や海外の今の環境で英語で学び続けたい家庭にはNGA

    11歳で寮に入ることが子どもに合わない、家族の事情で家を離れられない、学費の負担が大きい、海外に住んでいて日本の学校の選択肢が限られる——そんな場合は、オンラインで住む場所を選ばないNGAが選択肢になります。順位をつけない少人数の対話中心の授業で、日本語の支えを前提に英語で教科を学んでいきます。

    ハロウ安比かNGAか、両方を時期で使い分けるかを決める3ステップ(11歳で寮に入るか・一条校でない学校を義務教育期間に選ぶか・7年間の学費をどう考えるか)の図解
    寮生活・学校の種類・学費の3つを順に考えると、家庭に合う形が見えてきます。

    ほかの全寮制や国際教育の学校との違いも知りたい場合は、軽井沢の全寮制高校を取り上げたUWC ISAK JapanとNGAの違いや、同じ軽井沢の軽井沢風越学園とNGAの違いも読んでみてください。

    学費・寮生活・距離が壁なら——オンラインという選択肢

    NIJIN GLOBAL ACADEMYは、株式会社NIJINが運営する、2027年9月開校(予定)のオンライン・インターナショナルスクールです。2027年4〜5月には体験クラスとしてプレ開校を予定しています。NIJINが日本で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には、1000名以上の子どもたちが在籍しています。

    • 対象は6〜18歳。脱偏差値(順位をつけない)で、少人数の対話中心の授業
    • 英語で教科を学ぶ。ただし日本語の支えを前提に、少しずつ英語の比重を上げていく
    • 大切にしている言葉は「自分と世界を、好きになる」
    • 学費は非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)
    • 一条校ではないため、日本の小中学校に籍を置いたまま併用できる

    正直にお伝えしておくと、NGAは開校前で、実績はこれからです。寮で世界中の仲間と暮らす毎日や、キャンパスでのスポーツ・行事・遠征と同じ体験は、オンラインでは提供できません。そのうえで、「家を離れる」「費用」「住んでいる場所」の壁で英語で学ぶ環境をあきらめかけている家庭や、将来の挑戦に向けて早めに土台をつくりたい家庭に、別の道を用意したいと考えています。

    オンラインでの学びのしくみを見る →

    よくある質問

    Q. ハロウ安比の偏差値はどれくらいですか?

    A. 日本の模試で測る偏差値は、公式には存在しません。ハロウ安比は英国式の私立のインターナショナルスクールで、選考はオンラインテスト(数学・英語・非言語、約90分)、英語ライティング(20分)、面接で行われ、日本の中学受験のような教科の筆記試験の合格ラインはないためです。学校も偏差値を公表していません。偏差値の考え方はこちらのFAQで解説しています。

    Q. 7年間でいくらかかりますか?

    A. 公式に7年間の総額の表はありません。2026-27年度の授業料(寮費込み)が続くと仮定し、Year 7から13まで在籍すると、入学金1,000,000円を含めて78,145,380円です。これに出願料、学年旅行(通常年200,000〜600,000円)、制服、パソコン、帰省の交通費などが加わります。学費は年度ごとに見直されることがあります。

    Q. 帰国生でなくても入れますか?英語はどれくらい必要?

    A. 公式の募集要項に帰国生枠の区分はなく、全員が同じ選考を受けます。授業は外国語を除きすべて英語のため、英語力の目安(Year 7・8はCEFR A2、Year 9はA2+〜B1など)が示されています。入学後の英語の支援(EAL)もありますが、具体的な可否は学校のアドミッションオフィスに確認してください。

    Q. ハロウ安比は一条校ですか?日本の中学校の卒業資格はもらえますか?

    A. 一条校ではありません。岩手県の私立学校一覧では、知事の認可を受けた「各種学校」として載っています。そのため、在籍しても日本の小学校・中学校の卒業資格にはなりません。日本国籍で義務教育の年齢の場合は、住民票のある市区町村の教育委員会に事前に相談してください。

    Q. NGAに入試はありますか?ハロウ安比と併用できますか?

    A. NGAは学力入試(偏差値)がない学校で、偏差値はありません。選考方法の詳細は、現時点ではまだ公表していません。ハロウ安比は全寮制で毎日の授業と寮生活があるため、在学中の併用は現実的ではありません。小学生のうちにNGAで英語で学ぶ土台をつくり、11歳以降にハロウ安比を考える、という時期による使い分けが現実的です。

    11歳の決断も、その前の毎日も、お子さんのペースで

    安比高原で世界中の仲間と暮らしながら英国式の教育を受ける7年間は、きっと大きな経験になります。けれど、その道に向かうかどうか、いつ向かうかは、お子さん自身の気持ちと家族の事情で決めてよいことです。年1,000万円を超える学費や「偏差値がわからない」不安だけで判断する必要も、逆に「早く決めなければ」と急ぐ必要もありません。

    まずは、お子さんが「どこで、どんな言葉で、誰と学びたいか」を家族で話してみてください。その答えの中に「今の場所にいながら、順位をつけずに、英語で学ぶ」という形が入りそうなら、NGAの開校情報を受け取って、ゆっくり比べてみてください。

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    ※学費・入試情報は2026年10月14日時点で各校公式サイトに掲載されていた情報です。改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。

    出典(2026年10月14日確認)

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