「アメリカの名門オンライン高校を調べていたら、Dwight Global(ドワイト・グローバル)とStanford Online High School(スタンフォード・オンライン・ハイスクール、以下Stanford OHS)の2校がいつも上位に出てくる」。英語で学ぶ道を本気で考えているご家庭ほど、この2校を比べる場面に行き着きます。Dwight Globalの評判を調べ始めると、比較相手として必ず名前が挙がるのがStanford OHSです。
どちらも少人数のライブ授業を売りにし、海外の生徒を受け入れ、学費は日本円で年数百万円。似ているように見えますが、公式サイトを読み込むと、取れる資格(IBかどうか)、クラスの人数、授業が日本時間で何時になるかの3点で、はっきり性格が分かれます。この記事では、Dwight GlobalとStanford OHSを2026-27年度の公式情報だけで比べ、Dwight Globalの評判を確かめたい方が「わが家に合うのはどちらか」を判断できるように整理します。為替は1ドル=約158円(2026年10月9日)で計算しています。

Dwight GlobalとStanford OHSを比較する前に:2校の基本
Dwight Globalは、ニューヨークの私立校Dwight Schoolが運営するオンライン校です。対象は6〜12年生で、公式サイトによると生徒は421人、34か国から在籍しています。卒業時にはDwight Schoolが出すDwight Global Diplomaを受け取ります。
Stanford OHSは、スタンフォード大学の中にあるオンラインの私立中高です。対象は7〜12年生で、生徒は約1,090人、55か国から。卒業証書(Stanford OHS diploma)を受け取るには、最後の2年間をフルタイムで在籍する必要があります。公式サイトは、スタンフォード大学への「進学ルート校(feeder school)ではない」とも明記しています。
どちらも海外からの入学を受け付けていますが、学生ビザは関係ありません(オンラインで完結するため)。Stanford OHSは、英語力の試験(TOEFL・IELTS)のスコアを求めず、提出も受け付けないとしています。
「通えるインターが近くにない」ご家庭へ
NIJIN GLOBAL ACADEMYは、校舎を持たないオンラインのインターナショナルスクールです。日本の学校に通いながら世界とつながって学べます(ダブルスクール)。対面インターのおよそ1/5の学費。
🎁 ご登録の方に学校案内PDF(日本語版・英語版)を自動返信でその場でお届けします。学費・体験クラスの先行案内もいち早くお送りします。
登録は無料。いつでも解除できます。
オンラインインターナショナルスクール NIJIN GLOBAL ACADEMYってどんな学校? 特徴と1日の流れを見る →
学費の比較:Dwight Globalは年43,600ドル、Stanford OHSは31,900ドル
2026-27年度の学費は、次のとおりです。

Dwight Globalは6〜12年生まで同額で、年43,600ドル(約690万円)。教材費、実験の材料費、一部のIB科目、第1学期の終了後に入学する場合などは別料金ですが、金額は公開されていません。パートタイムや1科目だけの料金も公表されていません。
Stanford OHSはフルタイムが年31,900ドル(約505万円)、パートタイムが19,140ドル(約303万円)、1科目だけなら6,380ドル(約101万円)です。出願料は100ドル(免除の申請も可能)、教材費は科目により約30〜1,300ドル。海外の生徒も国内と同じ学費です。
どちらも奨学金は家計の状況に応じた支援(ニードベース)だけで、成績による奨学金はありません。Stanford OHSは2025-26年度に145人へ計250万ドルを支給し、多くは学費の75〜100%をカバーしたと公表しています。Dwight Globalも海外の家庭が申請でき、対象は学費のみです。
授業の形と人数:平均6人のDwight、平均12人のStanford OHS
Dwight Globalは、事前に動画や資料で学び、ライブのセミナーで議論する「反転授業」の形です。公式サイトでは平均クラス人数6人・最大15人。ライブ授業はすべて録画されます。ライブと自習の比率は公表されていません。
Stanford OHSは、大学のゼミのようなセミナー形式です。授業の多くは月・水か火・木の週2回(語学は週3回)で、ライブは1科目につき週2.5時間。金曜日は授業がありません。FAQでは平均12人・最大17人、2026-27年度の学校案内では平均13人としています。

資格とカリキュラム:IBがほしいならDwight Global
いちばん大きな違いはここです。Dwight Globalは11〜12年生でIBディプロマ(国際バカロレア)をオンラインで提供しています。Dwight自身は、完全オンラインでIBディプロマを出せる学校は世界に7校しかないと説明しています。IBのほかにAP科目も21あり、全148科目です。
Stanford OHSはIBを提供していません。しかも2024年秋にAP科目をすべて独自の発展科目(大学準備〜大学レベル)に置き換えました。代わりに、毎年の哲学のコア科目など、独自のカリキュラムで学びます(全141科目)。APの試験そのものは、外部で受けることができます。
IBディプロマで海外の大学を目指したいならDwight Global、大学レベルの深い科目で学びたいならStanford OHS、という分かれ方になります。IBそのものについては 国際バカロレア(IB)とは で詳しく解説しています。
2校とも認定校です。Dwight GlobalはCognia、Stanford OHSはWASC(2010年)とCAIS(2019年、どちらも2025年に更新)の認定を受けています。認定の読み方は オンライン国際学校の「認定」の見分け方 にまとめました。
日本時間で何時? Dwight GlobalとStanford OHSの時差
日本から通う場合、実はこれが最も生活に響きます。
Stanford OHSの授業の多くは太平洋時間の7時15分〜21時に組まれ、海外の生徒は現地時間の6時〜22時半の範囲で時間割を組みます。日本に当てはめると、授業はおおむね朝6時から13時ごろ(冬は14時ごろ)に集中します。日本の学校と並行するのは難しく、フルタイムで在籍するなら、平日の朝〜昼の時間帯に授業が重なる日が多くなります。
Dwight Globalは、早朝の回と夜の回から選べると案内していますが、具体的な時刻は公表していません。運営校があるニューヨーク(米国東部)と日本の時差は、夏時間で13時間、冬は14時間です。日本で何時になるかは、出願前に必ず学校に確認してください。
ここまで読んで「時差の大きい授業より、アジアの昼間に、少人数で話しながら学べる場所はないのか」と感じた方は、NGAの 学びのしくみ も比べる材料にしてみてください。
Dwight Global・Stanford OHS・NGAを比較
2校と、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)を6つの観点で並べました。NGAに×がつく項目もそのまま載せています。

Dwight Globalの評判を確かめるときに見ておきたいこと
「Dwight Global 評判」で調べると、在校生や保護者の口コミが見つかることがあります。ただ、オンライン校の評判は、どの学年で、どの時間帯の授業を、どの国から受けていたかで大きく変わります。口コミを読むときは、次の3つを公式情報と照らし合わせるのがおすすめです。
- 進学実績の出し方:Dwight Globalは合格・進学先の大学名を公表していますが、テストのスコアは公表していません。Stanford OHSは2024〜2026年の合格先リストに加え、2026年卒のSATの中央50%(1470〜1560)を公表しています。
- 合格率:どちらも公表していません。Stanford OHSは「合格水準に達していても全員は入れない」と書いています。
- 出願の時期:Stanford OHSは秋入学で、2027-28年度の出願締切は2027年1月7日(太平洋時間)、結果は3月中旬です。Dwight Globalは2026年10月1日に2027-28年度の受付を始めていますが、締切は公表していません。
出口から逆算して学校を選ぶ考え方は、オンラインの国際学校を出た子はどこへ進めるのか で詳しく扱っています。Stanford OHSとLaurel Springsの比較は こちらの記事、米国のオンライン校をまとめて見たい方は アメリカのオンラインスクール5校の比較 もどうぞ。

NIJIN GLOBAL ACADEMY の立ち位置
NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月開校予定の、6〜18歳のためのオンラインの国際学校です。運営する株式会社NIJINは、日本で不登校の子どもの学びの場であるNIJINアカデミーなどを運営し、これまで1000名以上の子どもたちが学んできました。偏差値による学力選抜はせず、8人前後の少人数のライブ授業で、英語で学ぶ教科を日英バイリンガルのメンターが支える形を考えています。時間割はアジア・オセアニアの日中を中心に組む予定です。
正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、認定も受けていません(未認定)。学費は未公表で、卒業生もいません。IBディプロマも、Stanford OHSのような大学レベルの科目もありません。長い実績を持つ2校の代わりにはなれません。そのうえで、「小学生のうちから英語で考え、話す力を育てたい」「アメリカ時間ではなく、アジアの昼間に学ばせたい」というご家庭にとって、高校でDwight GlobalやStanford OHSを目指す前の土台づくりの場として、候補のひとつになれたらと考えています。
よくあるご質問
Dwight GlobalとStanford OHS、学費はどちらが高いですか?
フルタイムで比べると、Dwight Globalが年43,600ドル(約690万円)、Stanford OHSが年31,900ドル(約505万円)で、Dwight Globalのほうが高くなります。Stanford OHSは1科目6,380ドルから受講でき、Dwight Globalは1科目単位の料金を公表していません。
日本から入学できますか?
どちらも海外の生徒を受け入れています。Stanford OHSは海外の生徒も同じ学費で、英語の試験スコアは求めません。ただし日本に住む日本国籍の小中学生の場合、海外のオンライン校に在籍するだけでは、保護者の就学義務を果たしたことにはなりません。
IBディプロマを取れるのはどちらですか?
Dwight Globalです。11〜12年生でIBディプロマをオンラインで提供しています。Stanford OHSはIBを提供しておらず、AP科目も2024年秋に独自の発展科目へ置き換えました。
Stanford OHSに通うと、スタンフォード大学に入りやすくなりますか?
公式サイトは、スタンフォード大学への「進学ルート校(feeder school)ではない」と明記しています。合格先リストは公表されていますが、大学への推薦枠のような仕組みは案内されていません。
「どちらが名門か」より「わが家の時間と進路に合うか」
Dwight GlobalとStanford OHSは、どちらも世界中の家庭が選ぶ実績ある学校です。だからこそ、比べるべきは評判の良し悪しではなく、「IBディプロマが必要か」「日本時間の授業に生活を合わせられるか」「学費と奨学金の見通しが立つか」の3つです。この3つに答えれば、どちらの公式サイトを開いても、読むべきページはすぐに見つかるはずです。
NIJIN GLOBAL ACADEMY は2027年9月開校(予定)、2027年4〜5月にプレ開校(体験クラス)を予定しています。カリキュラムや時間割が決まり次第、メールでいち早くお届けします。
今日すべてを決める必要はありません。まずは、お子さんの平日の1日を書き出して、「英語で学ぶ時間をどこに置けるか」を家族で眺めてみてください。それが、2校のどちらが合うかを決める、いちばん確かな手がかりになります。


