【2026年版】群馬県のインターナショナルスクール全17校|太田・前橋・高崎などエリア別に学費と選び方を正直に解説

群馬県のインターナショナルスクール一覧と書かれた記事のキービジュアル

「群馬県 インターナショナルスクール」と検索したあなたは、たぶん少し驚いたのではないでしょうか。地方だから選択肢はほとんどないだろう——そう思って開いてみたら、太田市には国語以外のほとんどの教科を英語で学ぶ12年一貫校があり、玉村町には国際教育特区から生まれた私立小学校があり、前橋・高崎・太田・伊勢崎には英語で過ごすプリスクールが十校前後ある。実は群馬県は、北関東のなかでも国際教育の選択肢が厚い県です。理由もはっきりしています。県内で暮らす外国人住民は2025年12月末時点で87,544人。県人口の4.6%にあたり、4年連続で過去最多を更新しています。この記事では、2026年8月時点で確認できた群馬県内17校(英語で学べる一条校3校+インターナショナルプリスクール10校+外国人学校4校)を、東毛・中毛・西毛・北毛のエリア別に学費付きで整理します。そのうえで、幼児期から高校までをどうつなぐか、通学圏に無いときにどうするか——オンラインという道まで含めて、正直にお伝えします。

目次

結論:群馬県で選べる学校(早見)

ここだけ読めば全体像がつかめます。学校が確認できるエリアごとに校名を並べ、最後にオンラインという選択肢も同じ粒度で載せました。エリアごとの詳しい状況(学校が無いエリアを含む)は本文で正直に扱っています。

  • 東毛エリア(太田・伊勢崎・大泉・館林・桐生) — ぐんま国際アカデミー(GKA)/Milton’s International Academy/オカハンイングリッシュスクール(OCathain English School)
  • 中毛エリア(前橋・玉村・渋川) — GIS群馬インターナショナルスクール/群馬BEA International School/フェリーチェ玉村国際小学校
  • 西毛エリア(高崎・藤岡・富岡・安中) — GIS群馬インターナショナルスクール 高崎校
  • もうひとつの層 — エスコーラ・パラレロ各種学校/伯人学校イーエーエス太田/群馬朝鮮初中級学校ほか計4校
  • NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通える範囲や学費が壁になる家庭の選択肢。
赤城山を望む群馬県の田園地帯の道を、通学かばんを背負った子どもと母親が手をつないで歩く朝の風景
群馬県は東西に広く、住むエリアで選べる学校がまるで違います。まずは「どこに何があるか」から。

群馬県のインターナショナルスクール事情と学費相場

群馬県の国際教育を理解する鍵は、製造業と、そこに集まった外国人コミュニティです。群馬県の発表によると、2025年12月末時点の県内外国人住民は87,544人。前年から6,148人(7.6%)増えて過去最多となり、県人口1,893,898人の4.6%を占めます。市町村別では伊勢崎市17,320人、太田市16,695人、前橋市11,686人、大泉町9,011人、高崎市8,176人と、この5市町だけで県内の71.8%。国籍別ではベトナム、ブラジル、フィリピン、インドネシア、ネパールの順で、なかでも大泉町は町民に占めるブラジル人比率が全国的に知られるほど高いエリアです。人が集まったところに学校ができる——群馬県のインターナショナルスクール分布は、この原則にきれいに沿っています。

県内の選択肢は、大きく3つの層に分かれます。第1層が、小学校段階以上まで英語で学べる学校。太田市のぐんま国際アカデミー(GKA)、佐波郡玉村町のフェリーチェ玉村国際小学校、そして2026年4月に開校した吾妻郡長野原町のLCAきたかる森のインター小学校の3校で、いずれも学校教育法第1条に定められた一条校(日本の正規の学校)です。第2層が、英語で過ごす幼児中心のインターナショナルプリスクール。前橋・高崎・太田・伊勢崎・玉村に十校前後あります。そして第3層が、ブラジル系を中心とした外国人学校。太田市・大泉町・伊勢崎市に集まり、母国のカリキュラムで学べる場として機能しています。この3層が同じ県内に共存しているのは、全国的にも珍しい構図です。

学費の相場も層ごとに違います。プリスクールは月額おおむね3万7千円〜9万8千円。入園金や施設費を加えると年間おおよそ50万〜140万円ですが、3〜5歳は幼児教育・保育の無償化の対象になる施設が多く、実際の負担はぐっと下がります。小学校段階以上は、フェリーチェ玉村国際小学校が年間おおよそ80万〜90万円台、GKAが初等部で年間およそ124万円(初年度は入学金40万円が加算)、高等部はIB受講料を含めて年間およそ160万円。首都圏の大手インターナショナルスクールが年間200万〜300万円台であることを思えば、群馬県は「都心並みの中身を、地方の価格で」に近い水準といえます。そもそもインターナショナルスクールとは何か、一条校との違いや義務教育の扱いについてはインターナショナルスクールとは?で整理しています。
※学費等は2026年7月時点の公開情報です。改定される場合があるため、最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

群馬県のインターナショナルスクール選びで先に知っておきたい、英語で学べる一条校が2校ある・県内唯一のIB認定校はGKA・プリスクールは東毛と中毛に集中している、という3つのポイントを示した図解
群馬は「選択肢が無い県」ではありません。ただし、どこに住むかで景色が変わります。

群馬県のインターナショナルスクール一覧【エリア別】

ここからは、2026年8月時点で確認できた群馬県内17校のインターナショナルスクール・英語幼児園・外国人学校を、県内で一般的に使われる東毛・中毛・西毛・北毛の区分で整理します。「◯選」に絞らず、判明分をそのまま並べます。

東毛エリア(太田・伊勢崎・大泉・館林・桐生)

県内で最も国際教育の層が厚いエリアです。中心にあるのがぐんま国際アカデミー(GKA)。2003年に全国初の構造改革特区として認定された太田市外国語教育特区を背景に2005年に開校した、学校法人太田国際学園の小中高12年一貫校です。国語以外のほとんどの教科を英語で学ぶ英語イマージョン教育を柱に、初等部は太田市西本町キャンパス、中高等部は内ヶ島町キャンパスに置かれています。国際バカロレアは2011年10月にDP(ディプロマプログラム)、2022年3月にMYP(中等課程)の認定を受けており、2026年7月時点で群馬県内唯一のIB認定校です。学費は公式サイトの2026年4月予定額で、入学金40万円、授業料月8万円(年96万円)、施設費年11万円、教材費年5万円、厚生費年6千円、初等部は給食費月1万円(8月を除く)。合計すると初等部で年間およそ124万円、高等部はIB受講料月4万円が加わって年間およそ160万円です。スクールバスが前橋駅・熊谷駅南口・太田駅南口・バスターミナルおおたなどから運行され、公式サイトも県内のほか栃木県・埼玉県から通う児童生徒がいると記しています。

  • カリキュラム:英語イマージョン(一条校)/IB MYP・DP認定校
  • 対象:初等部1年〜高等部12年(併設のプレスクールあり)
  • 学費目安:初等部 年間およそ124万円+初年度入学金40万円/高等部 年間およそ160万円(2026年4月予定額・制服等別)
  • こんな家庭に:英語で教科を学びつつ、日本の学籍と高校卒業資格も確保したい家庭に

公式サイトはこちら

幼児期の選択肢も豊富です。太田市泉町のMilton’s International Academyは2020年開設の認可外保育施設で、1歳0か月から5歳児クラスまで。英語・日本語に加えてフランス語・スペイン語にも触れる多言語環境が特徴で、平日7:00〜19:00と預かり時間も長め。第三者データベースの公開情報では月謝5万円(おやつ代別)、無償化の適用で3歳以上は月3万7千円、3歳未満は月4万2千円という水準です。同じ太田市西本町のオカハンイングリッシュスクール(OCathain English School)は英語イマージョンを掲げる園で、2〜6歳の全日プリスクールが月8万円(8:00〜15:00)または月9万8千円(8:00〜18:00)、入会金9万5千円、給食費月8千円、教材費3万円という公開情報があります。小学生向けの英語クラスは月1万2千円からで、幼児期から小学生まで英語環境を続けやすい設計です。

伊勢崎市には、安堀町の認定こども園インターナショナルキッズアカデミー。定員45名の小規模園で、生活のなかで英語に触れるイマージョン保育を行い、年間600時間以上の英語環境をうたっています。小学生向けの学童「放課後スクール i きっず」を併設しているのも、共働き家庭には現実的なポイントです。料金は要問い合わせとなっています。一方、桐生市・館林市・みどり市・邑楽町については、2026年7月時点で常設のインターナショナルスクール・プリスクールを確認できませんでした。東毛といっても、太田・伊勢崎に集中しているのが実態です。

中毛エリア(前橋・玉村・渋川)

県庁所在地の前橋市を含むエリアで、幼児期の選択肢が最も多い地域です。GIS群馬インターナショナルスクールは前橋市石倉町5丁目22-1に本校を置き(2026年8月時点の公式サイトおよび前橋市の証明書交付施設一覧で確認。以前は前橋市表町でした)、2歳から年長までを対象にしたデイコース(9:30〜14:00、ロングは8:00〜18:00)を運営。カナダ・オンタリオ州の教育カリキュラムを参考にした英語保育で、放課後の英語学童やアフターコース(英会話)も併設しています。料金は公式サイトに掲載がないため要問い合わせです。前橋市北代田町の前橋インターナショナルキンダーガーテンは2歳からの少人数園で、第三者データベースでは入会金8万円・月額5万円という公開情報があります。前橋市小屋原町の群馬BEA International School(特定非営利活動法人運営)は1歳から年長までのプリスクール・キンダーガーテンに加え、小学生向け英語クラスと学童も運営。朝の会からランチ、歯みがきまで一日のほとんどを英語で過ごしつつ、日本文化の授業も置いてバランスを取るのが特徴です。学費は問い合わせ制です。

そして中毛でいちばん見逃せないのが、佐波郡玉村町のフェリーチェ玉村国際小学校。2014年6月に内閣総理大臣の認定を受けた玉村町国際教育特区を背景に、2015年4月に開校した私立小学校です。1クラス20名前後の少人数で、外国人担任と日本人担任が組むダブル担任制。英語は週7時間で米国の国語(English)教科書を使い、卒業までに英検2級の取得を目標に掲げています。日本の学習指導要領に沿った一条校なので、国語・算数・理科・社会は日本語でしっかり学び、そのうえで英語を厚くする設計。ACSI(Association of Christian Schools International)に加盟するキリスト教主義の学校でもあります。児童数は2025年4月時点で210名。学費は開校時(2015年度)に公表された数字として入学金45万円(玉村町在住者は半額)、維持費5万円(入学時のみ)、月額授業料6万円、施設費年10万円(4月・10月)という情報があり、年間おおよそ80万〜90万円台が目安になりますが、現行年度の金額は必ず学校にご確認ください。同じ敷地には0歳から通えるフェリーチェ国際こども園があり、モンテッソーリと英語を組み合わせた保育から小学校へと接続できます。県内で「幼児期から小学校まで一本の線を引ける」数少ない場所です。

  • カリキュラム:日本の学習指導要領+週7時間の英語(米国教科書)/ダブル担任制/ACSI加盟
  • 対象:小学1〜6年(併設のこども園は0歳〜)
  • 学費目安:入学金45万円・月額授業料6万円・施設費年10万円(開校時の公表値・最新は要確認)
  • こんな家庭に:日本語の学力も落とさず、少人数で英語を厚くしたい家庭に

公式サイトはこちら

西毛エリア(高崎・藤岡・富岡・安中)

県内最大の人口を抱える高崎市には、幼児向けの選択肢が3つあります。GIS群馬インターナショナルスクール 高崎校は2020年に高崎市並榎町で開校。2歳児から受け入れ、給食・送迎・サマースクール・延長保育まで整い、認可外保育施設として無償化の対象です。インターナショナルキンダーガーデン高崎駅前は高崎駅至近の九蔵町にあり、3〜5歳が中心(1〜2歳は一時預かり)。公開されている費用は入園料13万円、基本保育料月3万7千円に英語指導料月1万8千円〜2万9千円(年齢による)、施設・冷暖房費年7万円、給食月1万円、おやつ月2千円という構成です。高崎市引間町のミッシェルインターナショナルキンダーガーデンは企業主導型保育施設で、通常の保育生活を英語で行う園。公式サイトの料金表では0歳が月3万7,100円(地域枠3万9,600円)、1〜2歳が月3万7,000円(同3万9,500円)、3〜5歳は月0円(地域枠3千円)で、英語特別クラスなどは別途です。高崎・前橋方面へバスも運行しています。

ただし西毛には、小学校段階以上まで英語で学べる学校が確認できません。藤岡市・富岡市・安中市についても、2026年7月時点で常設のインターナショナルスクールは見つかりませんでした。高崎に住んで幼児期を過ごした家庭が、小学校入学のタイミングで太田のGKAや玉村のフェリーチェへ、あるいは県外へと視野を広げる——というのが西毛の典型的な流れです。GKAは前橋駅からスクールバスが出ているため、高崎からでも前橋駅まで出れば通学圏に入ります。

北毛エリア(渋川・沼田・みなかみ・中之条)

北毛エリアには、2026年4月に開校したLCAきたかる森のインター小学校(吾妻郡長野原町北軽井沢1924-44)があります。旧北軽井沢小学校の校舎を使い、長野原町の教育特区制度を背景に株式会社エデューレエルシーエーが設置した小学校で、群馬県私立学校名簿(令和8年5月1日現在)にも認可定員90名の小学校として掲載されています。外国人教師が担任を務め、1クラス15人に対して先生3人。ただし年間の費用は360万円前後で、募集も1学年15名程度です。それ以外の北毛では、2026年8月時点で常設のインターナショナルスクールもインターナショナルプリスクールも確認できませんでした。渋川市・沼田市・みなかみ町・中之条町・草津町などにお住まいの場合、県内の学校に通うだけでも片道1時間前後は覚悟する必要があります。冬季の路面状況を含めると、毎日の送迎はさらに重くなります。北毛の家庭にとっては、後述するオンラインという選択肢が現実的な第一候補になり得ます。

もうひとつの層——ブラジル系を中心とした外国人学校

群馬県には、英語系のインターとは別に、母国のカリキュラムで学べる外国人学校が集まっています。群馬県が公表する私立学校名簿(2025年5月1日現在)には、私立各種学校として太田市のエスコーラ・パラレロ各種学校伯人学校イーエーエス太田、前橋市の群馬朝鮮初中級学校が掲載されています。伯人学校イーエーエス太田は学校法人倉橋学園が運営するブラジル人学校ネットワークの一校で、全6校舎で約1,200名が学び、3歳から18歳までを受け入れています。大泉町には1991年開設の日伯学園もあり、未就学児から高校生までが在籍しています。授業がポルトガル語中心である点、日本の一条校ではない点は事前に理解しておく必要がありますが、「英語のインター」だけが国際教育ではないことを、群馬県はよく示しています。

群馬インターナショナルスクールの学費・料金 早見表【全7件を1表で比較】

ここまで各校ごとにお伝えしてきた費用を、1つの表に組み直します。群馬インターナショナルスクールを探すご家庭からいちばん多く届く問いが「結局いくらかかるのか」だからです。下の金額は、2026年8月時点で各校の公式サイト・募集要項・自治体の公表資料から確認できたものだけを並べています。推計で埋めた数字はありません。学費まとめサイトの数字も使っていません。金額を公表していない学校は、埋めずに表から外しました。

先に要点をお伝えします。群馬県で小学校段階以上を英語で学べる学校の年間費用は、およそ113万〜161万円と、約360万円の2つの層にはっきり分かれます。前者は首都圏の大手インターナショナルスクール(年間200万〜300万円台)の半分前後。未就学のプリスクールは、無償化や企業主導型保育の補助が効くため月0円〜5万円台に収まります。

学校名 エリア 対象 年間の目安 内訳(公開情報) 備考
ぐんま国際アカデミー 初等部(GKA) 太田市西本町 小1〜小6 約124万円 授業料 月80,000円(年960,000円)/施設費 年110,000円(4月・10月に各55,000円)/教材費 年50,000円/厚生費 年6,000円/給食費 月10,000円(8月を除く11か月) 初年度は入学金400,000円が加算。制服・翻訳教科書代は別。2026年4月予定額
ぐんま国際アカデミー 中等部 太田市内ヶ島町 7〜9年生(中1〜中3相当) 約113万円 授業料 月80,000円(年960,000円)/施設費 年110,000円/教材費 年50,000円/厚生費 年6,000円(給食費なし) 入学金400,000円は途中入学者のみ。2026年4月予定額
ぐんま国際アカデミー 高等部 太田市内ヶ島町 10〜12年生(高1〜高3相当) 約161万円 中等部の内訳に加えて IB受講料 月40,000円(年480,000円) 高等学校等就学支援金(群馬県より支給)の対象。県内唯一のIB認定校(2011年10月20日認定)
フェリーチェ玉村国際小学校 佐波郡玉村町飯塚 小1〜小6 約122万〜132万円 授業料 月68,000円(年816,000円)/施設費 100,000円(4月・10月)/給食費 月12,000円/学級費 月2,000円/積立金 月5,000円/ロボッチャ費 月1,800円/冷暖房費 4,000円(6月・11月)/英語教科書代 30,000〜40,000円(5月)ほか 入学時に入学金400,000円+維持費50,000円。玉村町在住者と第2子以降は入学金250,000円。令和9(2027)年度募集要項
LCAきたかる森のインター小学校 吾妻郡長野原町北軽井沢 小1〜(2026年4月開校) 約360万円前後 授業料 月240,000円(年2,880,000円)/給食費 月15,000円(税別)/スクールバス協力金 月45,000円(税別) 初年度は入学金600,000円+保証金300,000円が加算。受験料30,000円。兄弟姉妹割引あり。2027年度
Milton’s International Academy 太田市泉町 0歳〜5歳 月50,000円 月額保育料50,000円。補助の適用時は0〜2歳に42,000円、3〜5歳に37,000円の補助 平日7:00〜19:00。日本語・英語・フランス語・スペイン語に触れる多言語環境
ミシェルインターナショナルキンダーガーデン 高崎市引間町 0歳〜5歳 月0円〜39,600円 0歳 月37,100円(地域枠39,600円)/1〜2歳 月37,000円(同39,500円)/3〜5歳 月0円(地域枠3,000円) 英語特別クラス等は別途。高崎市の無償化対象施設(令和6年9月3日証明)

※2026年8月時点で、ぐんま国際アカデミー公式サイトの学費ページ、フェリーチェ玉村国際小学校の令和9(2027)年度児童募集要項、LCAきたかる森のインター小学校の入学案内、各園の公式料金ページ、および群馬県私立学校名簿(令和8年5月1日現在)・群馬県および高崎市の認可外保育施設一覧から確認できた金額です。年間の目安は各校の公表項目を12か月分で足し上げた概算で、フェリーチェの施設費は募集要項に「10万円(4月、10月)」とのみ記載されているため納入回数の読み方で幅が出ます。GIS群馬インターナショナルスクール、前橋インターナショナルキンダーガーテン、群馬BEA International School、オカハンイングリッシュスクール、フェリーチェ国際こども園、インターナショナルキッズアカデミーは、公式サイトに金額の掲載がないためこの表には含めていません(要問い合わせ)。制服・教材・行事費・スクールバスの扱いは学校ごとに異なります。実際の請求額は必ず学校にご確認ください。

この表からわかる、群馬の3つの構造

①群馬は「英語で学べる一条校」が3校ある、全国的にも珍しい県。ぐんま国際アカデミー(太田市)、フェリーチェ玉村国際小学校(玉村町)、そして2026年4月に開校したLCAきたかる森のインター小学校(長野原町)。いずれも学校教育法第1条の学校で、通えば就学義務を果たしたことになります。多くの県では「英語で学ぶ=一条校ではないインターに通う」という二択になりますが、群馬にはその二択の外側に道があります。GKA初等部は年間およそ124万円。私立小学校としてはごく普通の水準で国際教育に届く、という意味では、費用の話としても大きな違いです。

②同じ一条校でも、費用は3倍近く違う。GKA初等部の約124万円、フェリーチェの約122万〜132万円に対して、LCAきたかるは約360万円前後。1クラス15人に対して先生3人という極少人数と、月45,000円のスクールバス協力金が効いています。「一条校だから安い」ではありません。群馬インターナショナルスクールの費用を比べるときは、学校の種別ではなく1校ずつの内訳で見てください。

③幼児期は安く、小学校で一気に上がり、しかも選択肢が細る。ミシェルインターナショナルキンダーガーデンは3〜5歳が月0円(地域枠3,000円)、Milton’s も補助の適用で実負担が下がります。ところが小学校からは無償化の枠外で、年間100万円台が前提になります。同時に、県内で小学校段階以上を英語で受け入れる学校は太田市・玉村町・長野原町の3か所しかありません。費用が上がるタイミングと、選択肢が減るタイミングが重なる——これが群馬でいちばん見落とされやすい構造です。年長の夏に慌てないよう、年中のうちに一度は資料を取り寄せておくことをおすすめします。

太田・高崎・前橋——群馬インターナショナルスクールを市別に見る

エリア別の一覧に続けて、検索されることの多い3市と、一条校のあるもう1町を、市の単位で見ていきます。各市について最初にお答えするのは「その市に住んだまま、小学校からインターナショナルスクールに通えるのか」——群馬インターナショナルスクール選びで、いちばん結果を左右する一点だからです。

太田市——群馬インターナショナルスクールの中心。小学校から高校まで一本で通える唯一の市

小学校から通えます。それも県内で唯一、小1から高3(12年生)まで進学先を変えずに通えます。中心にあるのがぐんま国際アカデミー(GKA)。群馬県私立学校名簿(令和8年5月1日現在)では、初等部が太田市西本町69-1・認可定員540名、中等部と高等部が太田市内ヶ島町1361-4・各認可定員270名として掲載され、いずれも学校法人太田国際学園の設置、群馬県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例に基づいて太田市長が認可した学校です。公式サイトは授業の「全体の約7割をすべて英語で授業展開する」と説明し、国際バカロレアについては2011年10月20日にIB World Schoolとして認定されたことを明記しています。

入学を考えるうえで、いちばん先に知っておきたいのは入口が2種類あり、求められるものがまったく違うことです。1年生からの入学は、公式FAQが「英語力よりも重要なことは、肌の違い、異言語、多文化、多国籍教師に対する受容・柔軟性、新しいことに対する興味・関心を持てる感性を育てておくことです」と述べているとおり、入学時点の英語力は問われません。一方で途中からの編入・転入は「帰国子女、若しくは帰国子女相当の英語力を有していること」が条件で、算数・国語も在校生の平均レベル以上が求められ、試験は国語・算数(数学)・英語・面接。つまり実質的には小1で入るのが本線で、あとから入るには別の準備がいる、という設計です。2027年度の初等部入試は募集人員90名、出願が2026年9月15日〜9月30日17時、試験日が2026年11月6日、検定料25,000円と公表されています。

通学の条件も明確です。公式は「在学中(入学後)は本校まで概ね1時間で通学可能な地域に保護者と同居し通学することが基本」としており、市内在住である必要はありません。スクールバスは初等部の登校時が「太田駅南口→GKA初等部」「バスターミナルおおた→GKA初等部→GKA中高等部」「前橋駅→ガーデン前橋→GKA初等部」「熊谷駅南口→トイザらス熊谷店前→妻沼行政センター」の各ルート。中高等部の定期代は月額5,500円(8月のみ1,100円)、10枚つづりの回数券が2,750円で、熊谷方面の定期券は税込85,800円と案内されています。足利方面には保護者運営のプライベートバスがあり、中高等部は原則4km以内なら申請により自転車通学も可能です。初等部の敷地内には学童(委託事業)があり、通常18:30、延長で19:00まで預かってもらえます。共働きのご家庭にとっては、この1行が決め手になることもあります。

幼児期の受け皿も太田市に厚みがあります。Milton’s International Academy(太田市泉町1513-4)は0歳児から5歳児までを平日7:00〜19:00で預かる認可外保育施設で、群馬県の認可外保育施設一覧では定員36名。日本語・英語に加えてフランス語・スペイン語にも触れる多言語環境です。オカハンイングリッシュスクール(株式会社オカハンイングリッシュエデュケーションセンター・2005年設立)は太田市西本町68-29、公式サイトが「ぐんま国際アカデミー初等部のすぐ近く」と記すとおりの立地で、2〜6歳のプリスクール(フルタイム/パートタイム)とアフタースクールのほか、年長児対象の「GKA新一年生準備コース」(月・水・木 16:00〜19:00)や「GKA入試対策」のプライベートレッスンまで用意されています。同じ運営の太田国際保育園(OCATHAIN ENGLISH EDUCATION CENTER)は太田市藤阿久町492-4・定員31名。「GKAに入るための準備」が地域の産業として成立している——これは県内のほかの市には見られない、太田市だけの特徴です。料金はいずれも公式サイトに金額の掲載がないため、要問い合わせになります。

高崎市——小学校から通える学校はまだ無い。ただし前橋駅発のバスが効く

正直にお伝えします。2026年8月時点で、高崎市内に小学校段階以上を英語で受け入れる学校は確認できません。県内最大の人口を抱える市でありながら、選択肢は未就学に限られます。

しかも、状況は数年前より整理が必要になっています。高崎市の認可外保育施設一覧(2026年8月1日更新)で「インターナショナル」を名に持つ施設は、ミシェルインターナショナルキンダーガーデン(高崎市引間町722-2・企業主導型・無償化対象/令和6年9月3日証明)の1園のみです。GIS群馬インターナショナルスクール高崎校とインターナショナルキンダーガーデン高崎駅前は同一覧に掲載がなく、GISの公式サイトもアクセス・スクール概要のいずれも前橋市石倉町の1拠点だけを案内しています。高崎駅前の園については公式ドメインが失効している状態も確認しました。2〜3年前の情報をまとめた記事やポータルには、まだ両園が載っています。高崎市で園を探している方は、必ず高崎市保育課の一覧か園への直接連絡で現況を確かめてください。ここは私たち自身、既存の記述を今回改めた箇所です。

では高崎市に住んだまま、小学校から英語で学ばせたい場合はどうするか。現実解はGKAの前橋駅発スクールバスです。公式FAQによれば前橋駅の発車は朝6時45分、駒形駅は7時10分。高崎からはJR両毛線などで前橋駅へ出ることになるので、逆算すると自宅を出るのは6時前後。これを6年間、雨の日も雪の日も続けられるかどうかが、高崎のご家庭にとっての本当の判断材料です。もう一つの候補である玉村町のフェリーチェ玉村国際小学校は、高崎市南部からなら車でのアクセスが現実的な範囲に入ります。県境を越える案も含めて考えるなら、GKAのスクールバスが熊谷駅南口から出ている埼玉県のインターナショナルスクールもあわせて見ておくと、視野が広がります。

前橋市——プリスクールは県内最多。小学校からは市外へ

小学校から通える学校は、前橋市内にはありません。前橋市の私立小学校は共愛学園小学校(前橋市小屋原町1097-2)で、英語教育に力を入れてはいますが、英語イマージョンの学校ではありません。一方で未就学の選択肢は県内で最も多く、前橋市が公表する認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書交付施設一覧(2026年5月25日更新)には、次の3園が並んでいます。

  • GIS群馬インターナショナルスクール(前橋市石倉町5-22-1/令和4年2月22日交付)— 運営は株式会社T&K HD、設置届出2018年10月1日、定員160名。カナダ・オンタリオ州教育省のカリキュラムを採用し、米国WASCの認可を受けたコロンビアインターナショナルスクール(CIS)グループの一員です。デイコースは2歳児〜年長(レギュラー9:30〜14:00/ロング8:00〜18:00/早朝保育7:30〜)、アフターコースは幼児〜小学6年生まで。給食とスクールバスがあります。※本記事は以前「前橋市表町」と記載していましたが、公式サイトと前橋市の一覧のいずれも現在は石倉町です。
  • 前橋インターナショナルキンダーガーテン(前橋市北代田町9-10/令和4年10月1日交付)— 少人数の園で、幼児クラスのほかに他クラスの案内もあります。料金は公式サイトに掲載がなく要問い合わせ。
  • BEA International School(群馬BEA International School)(前橋市小屋原町494-1/平成25年10月22日交付)— 特定非営利活動法人の運営で、1歳0か月〜5歳児クラスのプリスクールに加え、小学生向けの英語学童(アフタースクール)を持っています。平日9:00〜19:00、土曜9:00〜12:00。

前橋市の強みは、実は小学校に上がったあとにあります。GKAのスクールバスが前橋駅(6:45発)と駒形駅(7:10発)から出ているため、前橋在住なら太田まで通えます。「幼児期は市内のプリスクール、小学校からGKA」という接続を、地理の上では素直に描ける市です。加えて、地元の小学校に通いながら英語の学びを足すダブルスクールの受け皿(GISのアフターコース、BEAの英語学童)が市内に揃っているのも前橋の特徴で、全日制インターか公立かの二択にしなくてよい数少ない市だといえます。

玉村町——通学区域の指定が無い私立小学校がある町

小学校から通えます。佐波郡玉村町飯塚のフェリーチェ玉村国際小学校は、群馬県私立学校名簿に認可定員240名・平成26年10月10日認可の小学校として掲載されています。前橋市・高崎市・伊勢崎市のいずれからも近く、太田まで出られないご家庭にとって現実的な選択肢です。

入試の設計を、公式の令和9(2027)年度児童募集要項から具体的に見ておきます。募集は新1年生40名と編入生(各学年若干名)。受験は第1回(試験日2026年9月12日)から第4回(2027年1月30日)まで4回あり、第1回だけ単願枠(他校受験不可)が設けられています。受験料は15,000円。試験内容は知能学力検査(比較推理・数量・図形・分ける・覚える)、英語力(アルファベット・語彙力・コミュニケーション能力)、遊び方(言語・社会性・生活習慣・行動観察・表現)、そして原則として両親そろっての保護者面接です。ここで見逃せないのが、併設のフェリーチェ国際こども園から進む内部生は、英語力と遊び方がこども園からの内申点で代替されるという一文。こども園(玉村町飯塚328・7:30〜19:00・県の一覧では定員194名)から続けて通う設計が、入試の段階から組み込まれています。

そしてもう一つ、GKAとの決定的な違いがあります。募集要項に通学区域や居住地の要件がありません。出願資格として書かれているのは「保護者は、本校の教育方針に賛同され、ご協力いただけること」「本校の教育方針を理解し、入学後も学校と連携を図れるご家庭であること」の2点だけです(GKAは概ね1時間以内の通学と保護者との同居が基本)。玉村町在住であれば入学金が40万円から25万円になり、第2子以降も同額。施設費も、きょうだいが同時に在籍していれば2人目は半額、3人目以降は全額免除です。「定員に達した場合、以降の入学試験は行いません」とも明記されているので、第3回・第4回を当てにした計画は立てないほうが安全です。

群馬県で英語で学べる一条校という選択肢——ぐんま国際アカデミーとフェリーチェ玉村国際小学校

ここからは、他県の読者にはほとんど存在しない群馬だけの話をします。群馬県には、英語で学びながら「一条校」に在籍できる小学校が3校ある——これが、群馬インターナショナルスクールを考えるうえで最大の差別化点です。ぐんま国際アカデミー(太田市)、フェリーチェ玉村国際小学校(玉村町)、そして2026年4月に開校したLCAきたかる森のインター小学校(長野原町北軽井沢)。多くの県では、英語で学ぶ選択は「一条校ではない学校に通う」ことと同義です。群馬はそうではありません。

一条校とは何か——そして、なぜそれが費用より先に効いてくるのか

一条校とは、学校教育法第1条に定められた学校(小学校・中学校・高等学校など、日本の正規の学校)のことです。日本のインターナショナルスクールの多くは、この第1条ではなく各種学校として認可されているか、認可を受けていません。この違いが最初に効いてくるのが、就学義務です。文部科学省は「学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」で、「保護者が日本国籍を有する子を一条校として認められていないインターナショナルスクールに就学させたとしても、法律で規定された就学義務を履行したことにはなりません」と明記しています。一条校でないインターを選ぶ場合、この点をどう扱うかを市町村の教育委員会と相談することになります。制度上、こうした整理が不要になるのが一条校です。

就学義務のほかにも、実務上の違いはいくつもあります。日本の学籍と卒業資格がそのまま得られること。高等学校段階では高等学校等就学支援金の対象になり得ること(GKAは高等部の学費案内に「高等学校等就学支援金(群馬県より支給)」と明記しています)。そして大学受験資格で個別の確認が要らないこと。費用の比較を始める前に、この一段を先に決めてしまうほうが、選択肢はずっと絞りやすくなります。制度の全体像はインターナショナルスクールとは?もあわせてご覧ください。

3校は、成り立ちがそれぞれ違う

同じ「英語で学べる一条校」でも、群馬の3校は生まれ方が違います。群馬県私立学校名簿(令和8年5月1日現在)を読むと、その違いが名簿の作り方そのものに表れています。

  • ぐんま国際アカデミー(学校法人太田国際学園)— 名簿では私立小学校・中学校・高等学校の本表に掲載され、初等部・中等部が平成16年12月24日、高等部が平成22年10月20日の認可。いずれも「群馬県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例に基づき、太田市長が認可」との注記が付いています。学校法人が設置する、制度上もっとも標準的な形の一条校です。公式サイトは「全ての生徒が英語でMYPとDPを学ぶ一条校は、日本で唯一本校のみです」と述べています。
  • フェリーチェ玉村国際小学校(株式会社群馬フェリーチェ学園)— こちらは学校法人ではなく株式会社が設置する学校(学校設置会社立)。名簿には「構造改革特別区域法に基づき学校設置会社による学校設置事業の特区認定を受けた玉村町長が認可」と記され、私立小学校の本表ではなく(参考)として別掲されています。認可は平成26年10月10日、認可定員240名。背景には2014年6月に内閣総理大臣から認定を受けた玉村町国際教育特区があります。
  • LCAきたかる森のインター小学校(株式会社エデューレエルシーエー)— 2026年4月開校。旧北軽井沢小学校の校舎を使い、長野原町の教育特区制度を背景に設置された学校設置会社立の小学校で、名簿には認可定員90名・吾妻郡長野原町北軽井沢1924-44として掲載されています。外国人教師が担任を務め、1クラス15人に対して先生3人、高学年でも5割以上の教科を英語で学ぶ設計です。北軽井沢という土地柄もあり、軽井沢エリアのインターナショナルスクールとあわせて検討される方が多い学校でもあります。

名簿が学校設置会社立の2校を本表の校数に含めていないのは事実ですが、これは一条校でないという意味ではありません。構造改革特別区域法は、学校教育法第2条が学校の設置主体を国・地方公共団体・学校法人に限っているところに例外を設け、特区内で株式会社が学校教育法第1条に規定する学校を設置できるようにした制度です。認可権者が知事ではなく町長になるため、名簿上は別枠になっているというのが実際のところです。ぐんま国際アカデミー公式サイトフェリーチェ玉村国際小学校公式サイトLCAきたかる森のインター小学校公式サイトで、それぞれの一次情報を確認できます。

学費は「私立小中の水準」。ただし1校だけ例外がある

費用の実感として大きいのは、GKA初等部が年間およそ124万円、フェリーチェが年間およそ122万〜132万円という点です。これは首都圏の私立小学校とほぼ同じ、大手インターナショナルスクール(年間200万〜300万円台)の半分前後にあたります。英語で学ぶことに、必ずしもインター価格が必要なわけではない——群馬はそれを実例で示している県です。

ただし例外があります。LCAきたかるは年間360万円前後で、3校のなかでは大きく水準が異なります。1学年15名程度という極少人数と、月45,000円のスクールバス協力金がその主な理由です。「一条校=手が届く」と一括りにしないことは、正直にお伝えしておきます。

誤解しないでいただきたい、2つのこと

ひとつめ。一条校であることは、「英語だけで6年間を過ごせる」という意味ではありません。GKAは授業のおよそ7割を英語で行いますが、国語は日本語で学びますし、公式FAQは日常会話まで英語に限定しない理由を、子どもの精神的負担を減らし健全な成長を支えるためだと説明しています。フェリーチェも日本の教科は日本語で学ぶ設計です。海外のインターナショナルスクールと同じ環境を期待して入ると、ここでずれが生じます。

ふたつめ。選べる場所が、太田市・玉村町・長野原町の3か所しかないという事実は変わりません。制度上は誰にでも開かれていても、毎朝の通学が続けられなければ意味がありません。GKAは「概ね1時間で通学可能な地域に保護者と同居」が基本ですし、北軽井沢は冬の路面も考える必要があります。一条校という選択肢があることと、それがあなたのご家庭で成立することは、別の問題です。だからこの記事は、通学が壁になるご家庭に向けて、次の章でもうひとつの道もお伝えします。

比較でわかる、わが家に合う選び方

県内の一条校型インター(GKA・フェリーチェ)、県内のプリスクール、そしてオンライン国際校。この3つは優劣ではなく、家庭の制約との相性で選ぶものです。費用・入学のしやすさ・通学の負担・対面での体験・高校まで続けられるか——この5観点で並べると、迷いはかなり減ります。

群馬県内の一条校型インターナショナルスクール・県内のインターナショナルプリスクール・オンライン国際校を、費用の手頃さ・入学のしやすさ・通学の負担・対面体験・高校まで続けやすさの5観点で比較した表
どれかが万能ということはありません。だから「わが家が譲れない1行」を先に決めます。

群馬県で最も引っかかりやすいのは、実は3行目の「通学の負担」です。県内の英語で学べる一条校は太田市・玉村町・長野原町の3か所に限られ、高崎・渋川・沼田・桐生・館林から通うとなると、毎日の移動が家族の生活設計そのものを左右します。逆に、太田・伊勢崎・前橋・玉村の周辺にお住まいなら、群馬県は全国的に見てもかなり恵まれた環境です。近隣県まで視野を広げるなら、栃木県(佐野市の英語イマージョン校は東毛から近い)、埼玉県(GKAのスクールバスが熊谷駅南口から運行)、長野県茨城県のIB校も候補になります。全国47都道府県のインターナショナルスクール一覧から、周辺県の状況もあわせて確認できます。費用の全体像をもう少し細かく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳を解説した記事もどうぞ。授業料以外にかかるお金まで見えると、判断の精度が上がります。
オンラインでの学びのしくみを見る →

群馬県の自宅リビングで、子どもがノートパソコンでオンライン授業を受け、そばで母親が穏やかに見守る様子
通わずに世界とつながる学び方も、群馬の家庭にとって現実的な選択肢になりつつあります。

通える範囲に見つからないなら——オンラインという選択肢

ここまで読んで、「うちは北毛だから毎日太田までは無理」「高崎から前橋駅経由で6年間は現実的じゃない」と感じた方もいるはずです。地元の学校に通いながら英語での学びを足すダブルスクールという形もありますが、もう一歩進んだ選択肢として、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は2027年9月開校のオンラインインターナショナルスクールを準備しています。

運営は、日本でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJIN。NIJINアカデミーにはすでに1000名以上の子どもたちが在籍しています。NGAが大切にしているのは、脱偏差値——テストの点数で子どもを並べないこと。少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」学びを設計しています。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。住む場所を選ばないので、太田でも沼田でもみなかみでも、条件はまったく変わりません。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計にしているのも、日本の家庭にとって現実的だと考えているからです。学費は対面のインターナショナルスクールの約5分の1を目指しています。

正直な注意点もお伝えします。NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げる段階です。そして、校庭で走り回る体験や、同じ教室で肩を並べる感覚は、対面の学校と同じようには提供できません。それでも「近くに無いから、あきらめる」を「通わなくても、続けられる」に変えられる家庭が、群馬県には確かにいるはずだと考えています。

よくある質問

Q. 群馬県内のどこからでも通えますか?

A. 均等には通えません。英語で学べる一条校は太田市・玉村町・長野原町、プリスクールは前橋・高崎・太田・伊勢崎・玉村に集中しており、北毛(渋川・沼田・みなかみ)や桐生・館林からは片道1時間前後かかるのが一般的です。ただしGKAは前橋駅・熊谷駅南口・太田駅南口などからスクールバスを運行しており、中高等部の定期は月5,500円(初等部は年間定期制)という公開情報があります。まず通学経路と所要時間を具体的に調べ、そのうえで「毎朝この時間を6年間続けられるか」を家族で確認することをおすすめします。

Q. 近隣県の学校に群馬から通う家庭はいますか?

A. 逆方向も含めてあります。GKAは公式サイトで栃木県・埼玉県から通う児童生徒がいると記しており、熊谷駅南口からスクールバスも出ています。東毛からは栃木県佐野市の英語イマージョン校が近く、東武伊勢崎線で太田駅から足利市駅方面へ出れば10分台。西毛からは高崎駅を起点に、埼玉県北部や東京方面も時間の上では通えない距離ではありません。ただし新幹線や特急を使う通学は交通費が年単位で大きな額になりますし、小学生の長距離移動は体力面の負担も伴います。志望校を絞る前に、必ずスクールバスの停留所と定期代の両方を確認してください。

Q. 英語漬けにすると日本語が中途半端になりませんか?

A. これは群馬県の家庭からもよく聞く不安です。県内の一条校型(GKA・フェリーチェ玉村国際小学校)は日本の学習指導要領に沿って国語も学ぶため、日本語の土台は保ちやすい設計になっています。一方でプリスクールや外国人学校は環境によって差があります。日本語が不安なご家庭には、姉妹サービス〈ともだちじゃぱん〉(NIJIN運営・子ども向けオンライン日本語)もおすすめです。学校選びの際は「日本語をどう担保するか」を必ず質問リストに入れ、パンフレットの説明ではなく実際の週間時間割を見せてもらいましょう。

「通えるか」ではなく「続けられるか」で選ぶ

群馬県のインターナショナルスクール探しは、実は選択肢が無いことより、選択肢の「場所」に悩む探し方になります。英語で学べる一条校が3校、プリスクールが十校前後、ブラジル系を中心とした外国人学校が複数——数だけ見れば北関東では恵まれています。けれど、それが自宅から通える場所にあるかどうかは、住む市町村で決まってしまいます。

大切なのは、入学できる学校を探すことより、お子さんが何年も安心して続けられる学びを選ぶことです。焦らなくて大丈夫です。まずは今日、通学経路をひとつ調べてみる。あるいは、通わない道が自分の家庭に合うかを考えてみる。それだけでも、選択肢の景色は変わります。

近隣県・全国のインターナショナルスクールガイド

開校情報をメールで受け取る →

よかったらシェアしてね!Share this article!

X Threads Facebook LINE WhatsApp
2027年9月開校

NIJIN GLOBAL ACADEMYの
開校情報を受け取りませんか?

手の届く学費で、世界とつながるオンラインインターナショナルスクール。
入学案内・体験クラス・最新ニュースを、いち早くメールでお届けします。

開校情報をメールで受け取る

登録は無料。いつでも解除できます。

Opening September 2027

Get NIJIN GLOBAL ACADEMY
opening updates

An affordable online international school that connects your child with the world.
Admissions news, trial classes and the latest updates — straight to your inbox.

Get opening updates by email

Free to join. Unsubscribe anytime.

目次