「荒川区でインターナショナルスクールを探しているのに、検索して出てくるのは1校だけ。しかも記事の日付が2020年で、本当にまだあるのか確かめようがない」——日暮里・町屋・南千住のあたりで学校探しを始めた方から、こうした声をよく聞きます。実際に荒川区の公的な名簿と各校の公式サイトを一つずつ突き合わせていくと、荒川区インターナショナルスクールの現在地はかなりはっきりしています。区内で英語漬けの環境を掲げる施設は全5校。そのうち、小学生年代を毎日受け入れると公式に告知しているのは1校だけです。ただしその1校は、23区の相場からすると驚くほど学費が抑えられています。この記事では、実在を確認できた全5校の対象年齢と学費、無償化の対象になっている施設、住所が変わっているのに古い掲載が残っている落とし穴、そして中学生以降に現実的な区外の選択肢までを、水増しせずにお伝えします。
結論:荒川区で選べる学校(早見)
- エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパン 荒川キャンパス(荒川8丁目・町屋)|2歳〜Grade V(幼児部+小学部)|授業料 月額50,000〜60,000円=年間約60万〜72万円(法人公式のFee Structure。入学金50,000〜60,000円・教材費25,000〜30,000円ほか別)|荒川区で唯一、小学生年代を英語で毎日受け入れると公表している学校
- 東京インターナショナルプリスクール 南千住キャンパス(南千住/届出名=南千住インターナショナルプリスクール)|1歳5ヶ月〜小学生|要問い合わせ(公式に金額の掲載なし)|週5日9時〜14時の幼稚部コースあり。区の無償化対象施設一覧に掲載
- AUBE町屋PREPSCHOOL(町屋2丁目)|未就学児|要問い合わせ|7時30分から20時30分まで。英語に加え曜日により中国語、保育時間中に水泳。区の無償化対象施設一覧に掲載
- アロハ インターナショナル プリスクール 南千住校(南千住1丁目)|生後9ヶ月〜小学6年(クラスによる)|要問い合わせ|オールイングリッシュ。ただし週5日制の幼稚部コースは足立区の北千住校のみ
- Kids Duo 日暮里(西日暮里1丁目・三河島)|年少〜小学6年|要問い合わせ(通学回数で変動)|放課後だけ英語漬け。全日制のインターナショナルスクールではありません
- MEESインターナショナルスクール 白山キャンパス小学部(文京区)|6〜12歳|フルデイ 年間1,515,938円=約152万円(2026-2027年度・公式/税別・入学金180,000円ほか別)|町屋・西日暮里から通学圏内にある、いちばん近い全日制小学部
- アオバジャパン・インターナショナルスクール 文京キャンパス(文京区本駒込)|Grade 10〜12|授業料 年間2,862,000円=約286万円(2026-2027年度・公式)|高校年代でIBディプロマまで進める区外の選択肢
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン/2027年9月開校・6〜18歳・対面の約1/5の学費帯・日本語の支えあり)|住む場所を選ばないオンライン国際校。まだ開校前で、現在は開校情報の登録を受付中です

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荒川区のインターナショナルスクール事情と学費相場
荒川区は、東京23区でもっとも国際色が濃い区のひとつです。区の公式統計によれば、2026年8月1日現在の人口226,694人のうち外国籍の方は26,403人。区民のおよそ8人に1人が外国籍という計算になります。しかも増えているのは外国籍住民のほうで、直近1か月でも日本人が20人減る一方、外国籍住民は286人増えています。南千住・町屋・日暮里の商店街を歩けば、その実感はすぐに得られるはずです。
にもかかわらず、「荒川区 インターナショナルスクール」で検索すると、出てくるのは1校だけ、しかも数年前の記事——という状態が長く続いてきました。理由のひとつは、荒川区の国際化が港区や渋谷区のような駐在員コミュニティ型ではなく、生活者としてこの街に根を下ろした家族によって進んできたからです。その結果、生まれた学校の性格も、都心の伝統校とはまったく違うものになりました。
荒川区が公表している2つの公的な資料——認可外保育施設名簿(令和8年4月27日現在届出済施設)と認証保育所・認可外保育施設 無償化対象施設一覧(令和7年11月1日現在)——を突き合わせると、区内でインターナショナル/英語を掲げて子どもを日中預かっている届出施設は、エベレスト・キッズ荒川、南千住インターナショナルプリスクール、AUBE町屋PREPSCHOOL(および系列のAUBE町屋保育園、2026年4月開設のAUBE町屋PREP PLUS)です。ここに、届出名簿には載っていないものの公式サイトで現在も生徒募集を行っているアロハ インターナショナル プリスクール南千住校と、放課後型のKids Duo 日暮里を加えると、区内の選択肢は全5校(系列を1校として数えた場合)になります。
年齢帯で並べると、荒川区インターナショナルスクールの構造はこうなります。
- 0〜2歳:アロハのMusic & Movement(生後9ヶ月〜)、東京インターナショナルプリスクールのPreschool(1歳5ヶ月〜)、AUBE系列。選択肢はある
- 3〜5歳(未就学):全5校すべてが受け皿を持つ、荒川区のピーク。無償化の給付が視野に入る施設も3つある
- 小学生(6〜12歳):毎日通える全日制はエベレスト荒川キャンパス(Grade I〜V)の1校。あとは放課後型(Kids Duo 日暮里、アロハのアフタースクール、東京インターナショナルプリスクールのElementaryクラス)
- 中学生・高校生(13〜18歳):区内に選択肢なし。文京区・北区・江東区へ通学圏を広げるか、通学しない形を検討することになります
学費の相場も、この構造をそのまま映しています。荒川区の特徴は、はっきり言って「安い」ことです。エベレスト荒川キャンパスは法人公式のFee Structureで幼児部が月額60,000円、小学部(Grade I〜X)が月額50,000円。年額に直すと約60万〜72万円で、これは港区や渋谷区の英語プリスクールが年間150万〜250万円になりがちなのと比べると、桁がひとつ違う感覚です。他の3園は公式サイトに金額の掲載がなく要問い合わせですが、区の無償化対象施設一覧に載っている施設なら、3〜5歳児クラスで要件を満たした場合に月額上限37,000円までの給付を受けられる可能性があります。ここは家計へのインパクトが大きいので、必ず区の窓口でご自身の家庭のケースを確認してください。
一方、中学生以降で全日制を求めて区外に出た瞬間、金額の桁が変わります。文京区の全日制小学部で年間約152万円、高校年代のIB校では年間約286万円。学費の内訳をどう読むかはインターナショナルスクールの学費の内訳で詳しく整理しているので、比較の前に一度目を通しておくと判断が速くなります。東京全体の地図から見たい方は東京のインターナショナルスクール全体の選択肢もあわせてどうぞ。

荒川区のインターナショナルスクール全5校を正直に紹介
ここからは、2026年9月時点で実在を確認できた区内の5校を、対象年齢・学費・向いている家庭という順に見ていきます。どれも「インターナショナル」を名乗ってはいますが、性格はかなり違います。順番は、学齢期をカバーする学校から並べました。
1. エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパン 荒川キャンパス(荒川8丁目)
Everest International School, Japan(EISJ)は、2013年4月に設立された英語で学ぶインターナショナルスクールです。ネパール出身の家庭の子どもたちに加え、日本人やその他の国籍の生徒も受け入れており、掲げているのは「質の高い、そして手の届く英語での教育」。荻窪・新大久保・阿佐ヶ谷にキャンパスを持ち、その4つ目として2025年に荒川キャンパス(荒川8-22-3、千代田線・京成線・都電の町屋駅から徒歩圏)を開設しました。
荒川区の認可外保育施設名簿には「エベレスト・キッズ荒川」の名称で、定員60名・9時〜17時・事業開始 令和7年4月21日として登録されています。さらに区の無償化対象施設一覧にも令和7年11月1日付で確認済みとして掲載されました。学校側の公式な告知では、Playgroup・Nursery・Lower Kindergarten・Upper Kindergartenの幼児部に加えてGrade I〜Vの小学部も荒川キャンパスで受け入れるとしており、これが荒川区内で唯一、小学生年代が毎日英語で学べる選択肢になっています。
- カリキュラム:英語で行う国際カリキュラム。法人全体ではGrade Xの修了資格やGrade XI〜XII、ケンブリッジのコースまで用意されています
- 対象年齢:2歳〜(Playgroup/Nursery/LKG/UKG)+Grade I〜V(荒川キャンパスの告知による)
- 学費目安:法人公式のFee Structureで、Nursery〜UKGが月額60,000円(入学金60,000円・教材費30,000円・保証金1ヶ月分は返金あり)、Grade I〜Xが月額50,000円(入学金50,000円・教材費25,000円)。年額に直すと約60万〜72万円。荒川キャンパスは開設期の優遇措置を告知していることがあるため、実際の負担額は必ず直接ご確認ください
- こんな家庭に:学費を現実的な範囲に収めながら、小学生年代も英語で学ばせたいご家庭。多国籍の子どもたちの中で育ってほしいと考えるご家庭
2. 東京インターナショナルプリスクール 南千住キャンパス(南千住8丁目)
東京インターナショナルプリスクールの南千住キャンパスは、荒川区南千住8-8-1、東京フロンティアシティ パーク&パークスのマザーズハウス1階、南千住駅西口ロータリー内にあります。JR常磐線・つくばエクスプレス・東京メトロ日比谷線が集まる南千住駅の目の前という立地は、通勤経路に組み込むという点でこの区で最も強い場所のひとつです。運営は株式会社グローバルキッズガーデンで、荒川区の認可外保育施設名簿には「南千住インターナショナルプリスクール」の名称、定員54名、月〜土9時〜18時10分、事業開始 平成23年9月1日として登録されています。
コースは、Preschool(1歳5ヶ月〜3歳・フルタイム9時〜13時/ハーフタイム9時〜11時・1クラス10名)、KINDERGARTEN DIVISION(幼稚園該当年齢・週5日9時〜14時・定員10〜12名の少人数2人担任制)、After Kinder(幼稚園生〜小学1年・15時40分〜17時、土曜は9時〜13時30分の長時間コースも)、Elementary(小学生・17時10分〜18時10分)という構成。幼稚部コースは午後の1時間を算数・国語・図工・モンテッソーリにあて、最長17時までの預かり、バス送迎、給食またはお弁当の選択制と、共働き家庭への配慮が厚いのが特徴です。
- カリキュラム:オールイングリッシュ。幼稚部は英語に加え算数・国語・図工・モンテッソーリ、週1回の体育。認可外保育施設(区の無償化対象施設一覧に掲載)
- 対象年齢:1歳5ヶ月〜小学生(コースにより異なる。全日制は未就学まで)
- 学費目安:公式サイトに金額の掲載がないため要問い合わせ。無償化対象施設一覧に掲載があり、3〜5歳児クラスは要件次第で給付の対象になり得ます
- こんな家庭に:南千住駅を毎日使うご家庭。小学校は日本の学校に通わせつつ、英語の時間だけは同じ場所で切らさず続けたいご家庭
3. AUBE町屋PREPSCHOOL(町屋2丁目)
AUBE INTERNATIONAL株式会社が運営するプリスクールで、荒川区町屋2-21-2 フレスコ町屋1階にあります。荒川区の認可外保育施設名簿には定員30名・7時30分〜20時30分・事業開始 令和3年4月1日として登録され、区の無償化対象施設一覧にも掲載されています。特徴は預かり時間の長さと、英語だけに閉じないカリキュラム設計。保育時間中に水泳教室を実施し、曜日によっては中国語のセッションもあります。
系列には、AUBE町屋保育園(荒川6-4-11 町屋伸和ビル101号室・企業主導型保育・7時〜22時・定員12名・2019年3月開園)と、2026年4月に開設されたばかりのAUBE町屋PREP PLUS(町屋1-21-11 1階・定員15名・7時30分〜20時30分)があります。町屋駅周辺という狭いエリアに同じ運営会社の施設が3つ並んでいる形で、家庭の事情に合わせて園を選び直しやすいのは、この区では珍しい強みです。
- カリキュラム:英語を中心に、曜日により中国語セッション。保育時間中の水泳教室あり
- 対象年齢:未就学児(系列園により受け入れ年齢が異なるため要確認)
- 学費目安:公式に金額の掲載がないため要問い合わせ。区の無償化対象施設一覧に掲載
- こんな家庭に:朝早くから夜遅くまでの預かりが必要なご家庭。英語だけでなく複数の言語や運動にも触れさせたいご家庭
4. アロハ インターナショナル プリスクール 南千住校(南千住1丁目)
アロハ インターナショナル プリスクールの南千住校は、荒川区南千住1-43-1、都電荒川線「荒川区役所前」から徒歩3分、東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅から徒歩8分の場所にあります。オールイングリッシュの環境で、国際バカロレア(IB)PYPの認定校となったことを2025年に公表しており、探究型の保育を掲げているのが特徴です。
ただし、コース構成には注意が必要です。南千住校で受けられるのはMusic & Movement(生後9ヶ月〜1歳11ヶ月・週1回・14時〜14時50分)、Preschool(1歳5ヶ月〜3歳・週1〜5日・10時〜14時)、Afterschool(3歳〜小学6年・週1日〜・16時〜18時)の3つで、週5日制のKindergarten(3〜6歳)は足立区の北千住校のみの開講です。スクールバスも北千住校からの運行のみとなっています。もうひとつ、荒川区の認可外保育施設名簿(令和8年4月27日現在)にも無償化対象施設一覧(令和7年11月1日現在)にも南千住校の記載は見当たりません。無償化の適用可否は、区の窓口と園の両方に必ずご確認ください。
- カリキュラム:オールイングリッシュ。探究型(IB PYP認定校・2025年公表)
- 対象年齢:生後9ヶ月〜小学6年(南千住校で受けられるコースは上記3つ)
- 学費目安:公式に金額の掲載がないため要問い合わせ
- こんな家庭に:まずは週1〜2日から英語環境を試したいご家庭。荒川区役所・三ノ輪エリアにお住まいのご家庭
5. Kids Duo 日暮里(西日暮里1丁目)
Kids Duo 日暮里は、荒川区西日暮里1-3-6 エスプリビル2階、JR常磐線の三河島駅から徒歩3分、京成線の新三河島駅から徒歩6分にある英語学童・アフタースクールです。名前は日暮里ですが、実際の所在地は三河島駅側なので、見学の際は駅を間違えないようご注意ください。対象は年少から小学6年まで、月〜金の11時〜20時。ネイティブとバイリンガルスタッフの二人体制で、預かり時間はすべて英語で過ごすという設計です。
- カリキュラム:英語で過ごす学童・アフタースクール(教科学習型のインターではありません)
- 対象年齢:年少〜小学6年
- 学費目安:週あたりの通学回数によって変わるため要問い合わせ
- こんな家庭に:区立小学校に通わせつつ、放課後の時間を英語に使いたいご家庭。学童機能も同時に必要なご家庭
要注意——荒川区インターナショナルスクールの「古い掲載」と住所違い
この記事を書くにあたって一番時間がかかったのが、まとめサイトに残っている情報の裏取りでした。荒川区は特に、更新が止まったまま上位に残っている記事が多いエリアです。批判ではなく、実務的な注意として共有しておきます。
- 南千住インターナショナルプリスクールの住所が2種類ある:多くのまとめ記事と、区の無償化対象施設一覧(令和7年11月1日現在)は「南千住7-28-2 永楽ビル2階」と記載しています。一方、区の認可外保育施設名簿(令和8年4月27日現在)と学校公式サイトはいずれも「南千住8-8-1 東京フロンティアシティ パーク&パークス」。見学の予約を入れる前に、必ず最新の所在地を電話でご確認ください
- 「荒川区のインターナショナルスクールは1校だけ」という記述:ポータルサイトの多くが1校しか掲載していませんが、これは2025年開設のエベレスト荒川キャンパスや2026年開設のAUBE町屋PREP PLUSが反映されていないためです。区の名簿を直接見るのがいちばん確実です
- 2020〜2022年時点の「まとめ」が検索上位に残っている:荒川区は動きが少ない区と思われがちですが、この2年で全日制の選択肢がひとつ増え、系列園もひとつ増えています。記事の日付を必ず確認してください
- アロハ南千住校の名簿記載:公式サイトは現在も稼働しており2026年7月付の募集告知もありますが、区の2つの公的名簿には記載が見当たりません。無償化の対象になるかどうかは、思い込みで判断せず区と園の双方にご確認ください
「一覧に1校しか載っていなかったのに、実際には5つ選択肢があった」——荒川区で起きているのは、そういうギャップです。だからこそ、区の公式PDFを一度自分の目で見る一手間が、結果的にいちばん時間を節約してくれます。
中学生以降は区外が現実的——荒川区から通えるインターナショナルスクール
エベレスト荒川キャンパスがGrade Vまでをカバーしているとはいえ、中学生年代以降に荒川区内で毎日通える全日制インターナショナルスクールはありません。幸い、荒川区は日暮里・西日暮里という山手線の結節点と、町屋の千代田線を持っています。文京区・北区・江東区へは、通学圏として決して悪くない距離です。
6. MEESインターナショナルスクール 白山キャンパス小学部(文京区)
MEESインターナショナルスクールの白山キャンパスは、都営三田線の白山駅から徒歩5分。400平方メートルのオープンスペースにメーカースタジオと体育施設を備え、プロジェクト型学習(PBL)を中核に据えた小学部を運営しています。IBのPYP候補校です。2026-2027年度のフルデイプログラム(8時30分〜15時)は年間1,515,938円、これに出願料20,000円・入学金180,000円・教材費40,000円・施設整備費50,000円が加わります(いずれも税別、給食込み・公式)。スクールバスは年間220,000円、午後の英語サポートは月額30,000〜40,000円です。町屋から千代田線で千駄木まで4分、西日暮里から山手線・三田線の乗り継ぎでも30分圏内。荒川区の家庭にとって、いちばん近い全日制の小学部です。
7. アオバジャパン・インターナショナルスクール 文京キャンパス(文京区本駒込)
アオバジャパン・インターナショナルスクールの文京キャンパスは、Grade 10〜12を受け入れる高校年代のキャンパスで、国際バカロレアのディプロマプログラムまで進めます。2026-2027年度の授業料はG6〜G12が2,862,000円(公式)。初年度は入学金と施設整備費が加わり、給食費・バス代は別途です。西日暮里から山手線と南北線を乗り継いで20分ほど。高校段階でIBを取りにいくなら、荒川区から現実的に通える有力な選択肢になります。
このほか、日比谷線で乗り換えなしに向かえる江東区にも、K.インターナショナルスクール東京(授業料 年間約285万〜302万円)やインディア インターナショナル スクール イン ジャパン 東京校(年間約60万円)といった全日制がそろっています。詳しくは江東区のインターナショナルスクールをご覧ください。隣接区の状況をひととおり見ておきたい方は、台東区・北区・文京区・墨田区の記事もあわせてどうぞ。
※学費等は2026年9月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトでご確認ください。
比較でわかる、わが家に合う選び方

荒川区で学校を選ぶとき、いちばん効くのは未就学の話と学齢期の話を、はじめから分けて考えることです。区内の未就学の園は、費用も通いやすさも決して悪くありません。けれど小学校入学のタイミングで、必ず一度は選択を迫られます。エベレスト荒川キャンパスの小学部に進むのか、区立小学校+放課後の英語で続けるのか、文京区の全日制へ通うのか、あるいは通学そのものをやめて別の形にするのか。ここを先に描いておくと、園選びの基準そのものが変わります。
次に効くのが、無償化の「確認済み」かどうかを名簿で見ることです。区の無償化対象施設一覧に載っていない施設は、どれだけ良い園でも給付の対象にはなりません。逆に載っていれば、3〜5歳児クラスで月額上限37,000円までが視野に入ります。一方で給食費、延長保育、送迎、教材費は対象外。「授業料が安く見えたのに、支払総額はそこまで下がらなかった」というズレは、この境目で起きます。
最後に、荒川区ならではの注意点として住所を名簿と公式サイトの両方で確かめることを挙げておきます。この区は施設の移転と新設が続いていて、行政の資料の中でさえ新旧の住所が混在しています。見学に行く日の朝に地図を開いて焦る、という事態は、電話一本で防げます。

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢
ここまで読んで、「区内の全日制は実質1校。合わなかったときの代わりがない」「中学生以降は結局、区外に出るしかないのか」と感じた方も多いと思います。その気持ちは、まっとうです。そして、そこにもうひとつの道があります。
NIJIN GLOBAL ACADEMYは、2027年9月に開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。運営するのは日本の株式会社NIJIN。国内でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営しており、そこには1000名以上の子どもたちが在籍しています。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。オンラインなので住む場所を選ばず、荒川区のご自宅からそのまま通えます。
大切にしているのは、脱偏差値——テストの点数で子どもを並べないという姿勢です。少人数の対話を中心に据え、「自分と世界を、好きになる」ことを軸にしたカリキュラムを設計しています。学費は対面のインターナショナルスクールの約1/5を目指しており、日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れていける設計になっています。いきなり全部英語、ではありません。
ただし、正直にお伝えしておくべきことが2つあります。ひとつは、まだ開校前だということ。実績はこれからで、現時点で卒業生の進路をお見せすることはできません。もうひとつは、対面と同じ体験にはならないということです。校庭で走り回ることも、給食を並んで食べることも、オンラインでは代わりになりません。それでも、学齢期の受け皿が区内に1校しかない荒川区のご家庭にとって、「通学距離ゼロで世界とつながれる」という条件が意味を持つ場面は確実にあると考えています。
よくある質問
Q. 荒川区のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?
アロハ インターナショナル プリスクール南千住校のMusic & Movementは生後9ヶ月から、東京インターナショナルプリスクール南千住キャンパスのPreschoolは1歳5ヶ月から、エベレスト荒川キャンパスは2歳(Playgroup)から受け入れています。つまり1歳前後から入れる園はあるということです。ただし小学生年代まで毎日通えるのは現状エベレスト荒川キャンパスの1校なので、入園の時点で6歳以降の道筋を考えておくことを強くおすすめします。
Q. 日本語のサポートはありますか? 日本語が育たなくなるのが心配です。
荒川区の園はオールイングリッシュを掲げるところが中心ですが、東京インターナショナルプリスクールの幼稚部コースのように、午後に国語や算数の時間を組み込んでいる園もあります。とはいえ、英語環境の時間が増えれば増えるほど、日本語の読み書きをどこで支えるかという課題は必ず出てきます。国語の力は放っておいて育つものではないので、家庭での読み聞かせや、日本語を体系的に学ぶ場を別に用意しておくと安心です。日本語が不安なご家庭には姉妹サービス〈ともだちじゃぱん〉もおすすめです(NIJIN運営の子ども向け日本語オンライン)。
Q. 途中からの編入はできますか? 年度の途中でも大丈夫でしょうか。
区内の未就学の園はいずれも認可外保育施設なので、空きがあれば年度途中の入園も相談できるのが一般的です。エベレスト荒川キャンパスも随時の入学案内を出しています。一方、区外の全日制インターナショナルスクールは、学年やクラスの定員、そしてお子さんの英語力によって受け入れ可否が変わります。MEESのように午後の英語サポートを別料金で用意している学校もありますが、枠自体に限りがあります。編入を考えている場合は、希望時期の半年から1年前には各校へ直接問い合わせておくと選択肢が広がります。定員・入学条件・学費はいずれも改定される可能性があるため、必ず最新の情報をご確認ください。
選択肢が少ないと思っていた街に、実は道は5本ある
荒川区でインターナショナルスクールを探すのは、正直に言って簡単ではありません。検索すれば1校しか出てこないし、まとめ記事の住所は古いままで、確かめる作業そのものに時間がかかります。
けれど、区の名簿を開いて一つずつ当たっていけば、この街には5つの入り口があり、そのうち1つは小学生年代まで英語で学べて、しかも学費は23区の相場から見て驚くほど抑えられていることがわかります。6歳以降をどうするか——その一点さえ先に決めておけば、残りの判断はずっと軽くなる。区内の園に通わせながら文京区の学校見学に行く家庭も、区立小学校と放課後の英語を組み合わせる家庭も、通学をやめてオンラインを選ぶ家庭も、どれも間違いではありません。大事なのは、小学校入学の直前になって慌てないことだけです。
迷っている時間は、お子さんのことを真剣に考えている時間です。その時間を、どうか自分を責めるためには使わないでください。あなたが今こうして調べていること自体が、もうお子さんへの十分な行動です。
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