【2026-27年度】ブリティッシュスクール・イン東京(BST)の学費はいくら?授業料・入学金・卒業までの総額を公式情報で整理

ブリティッシュ・スクール・イン東京(BST)の学費はいくら?2026-27年度の授業料と総額を公式情報で整理した記事のアイキャッチ

「ブリティッシュスクール・イン東京の学費は、結局いくら用意すればいいのだろう」。英語の公式ページで授業料の表は見つかっても、入学時に一度だけかかるお金、毎年授業料とは別に請求される費目、3学期制の支払いタイミング、ここ数年の値上げ幅まで一つにまとまった情報は意外と少なく、あなたも何度も公式サイトと解説サイトを行き来してきたのではないでしょうか。

先に答えをお伝えします。ブリティッシュ・スクール・イン東京(The British School in Tokyo/BST)の2026-27年度の授業料は、学年により年額2,960,000円〜3,070,000円です(公式・2026年10月4日確認)。これとは別に、全学年共通の施設開発費(Capital Development)が毎年100,000円かかり、初年度は入学金500,000円と教材・教育資源費680,000円の計1,180,000円(ほかに出願料40,000円)が加わります。この記事では、学校の公式サイトに載っている数字だけを使って、学年別の授業料、初年度と2年目以降の違い、卒業までの総額、過去3年の値上げ幅、近い価格帯の学校との比較、そして入学条件や「偏差値」、就学支援金との関係まで順番に整理します。

目次

結論:ブリティッシュスクール・イン東京(BST)の学費(2026-27年度・早見)

  • 授業料(年額):Primary(Nursery・Reception〜Year 6)2,960,000円/Secondary Year 7〜9 2,980,000円/Secondary Year 10〜13 3,070,000円
  • 初年度だけかかるもの:入学金(Enrolment)500,000円+教材・教育資源費(Educational Resources)680,000円=1,180,000円(別に出願料40,000円・いずれも返金なし)
  • 毎年かかる授業料以外の費用:施設開発費(Capital Development)100,000円(全学年)。昼食・シャトルバス・制服・課外活動の一部・楽器レッスンなどは別途(金額は学費ページに記載なし)
  • Primaryで入学した場合:初年度4,240,000円(出願料は別)、2年目以降は年3,060,000円(授業料+施設開発費)
  • 値上げの傾向:Primaryの授業料は2023-24年度の2,605,000円から3年で355,000円上がっています(公式ページの過去掲載より)
  • きょうだい割引・奨学金:きょうだい割引は「行っていない」と公式に明記。家計の事情に応じた授業料の減額制度(Bursary・最大50%)があり、Nursery・Receptionは対象外
  • 学費が壁になるなら:NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンラインのインターナショナルスクール/2027年9月開校予定・対面インターの約1/5の学費帯を目指す・金額は開校情報登録者に先行案内)
東京の明るいマンションのリビングで、両親と小学生の娘が学校案内の資料とノートパソコンを見ながら費用について話し合っている様子
授業料の表に、入学時の一時金と毎年の施設開発費、学期ごとの支払い時期を重ねてみると、家計で準備すべき金額が具体的に見えてきます。

2027年9月開校予定/2027年春プレ開校

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    ブリティッシュ・スクール・イン東京とは——学費を見る前に押さえる基本情報

    ブリティッシュ・スクール・イン東京(BST)は、1989年に渋谷で開校した、英国式のインターナショナルスクールです。イングランドのナショナル・カリキュラムを土台に、日本で暮らす国際的な家庭の子どもに合わせた教育を3歳から18歳まで提供しています。開校後は渋谷教育学園、昭和女子大学との協力のもとで校舎を広げ、2023年8月には港区の麻布台ヒルズに小学部(Nursery〜Year 6)の新キャンパスを開設しました。中高(Year 7〜13)は世田谷区太子堂の昭和女子大学キャンパス内(三軒茶屋)にあり、学年によって通うキャンパスが港区と世田谷区に分かれるのが特徴です。

    港区には、BSTのほかにも幼児から高校まで多くのインターナショナルスクールがあり、学費の水準も学校ごとにかなり違います。エリア全体の候補を並べて見たい方は、港区のインターナショナルスクール一覧(学費と選び方)から全体像をつかんでおくと、BSTの位置づけが分かりやすくなります。

    項目 内容(公式サイト・2026年10月4日確認)
    開校 1989年(渋谷で小学部として開校)
    キャンパス 麻布台ヒルズキャンパス(Nursery〜Year 6):東京都港区麻布台1-3-3/昭和キャンパス(Year 7〜13):東京都世田谷区太子堂1-7-57 昭和女子大学5号館。ほかに長沢のスポーツグラウンド
    対象年齢 3歳(Nursery)〜18歳(Year 13)。男女共学・通学制(寮はなし)
    カリキュラム イングランドのナショナル・カリキュラムが基礎。Year 12〜13で国際バカロレア・ディプロマ(IBDP)、Year 10〜13で学校独自のBST Diplomaを提供
    認定 WASC、COBIS(Council of British International Schools)、CIS(Council of International Schools)
    規模 生徒1,400名以上・約65の国籍(公式FAQの掲載値)
    クラス人数 Nursery・Receptionは通常20名、それ以外の学年は通常22名。小学部は各クラスに担任とアシスタントの2名体制
    言語 授業はすべて英語。日本語はNurseryから、フランス語はYear 4から。中高ではフランス語・日本語・スペイン語・中国語を選択

    ブリティッシュスクール・イン東京の授業料(2026-27年度・学年別)

    授業料は、公式サイトの「Fees」ページに掲載されています。金額はすべて日本円で、年額と、3つの学期(Term 1〜3)ごとの請求額が並んでいます。学校の区分どおりに並べると次のとおりです。消費税の扱いについての記載は、学費ページにはありません。

    区分(公式表記) 年額(2026-27年度) Term 1 Term 2 Term 3
    Primary School(Nursery・Reception〜Year 6) 2,960,000円 1,050,000円 960,000円 950,000円
    Secondary School(Year 7〜9) 2,980,000円 1,060,000円 970,000円 950,000円
    Secondary School(Year 10〜13) 3,070,000円 1,100,000円 1,000,000円 970,000円
    Capital Development(施設開発費・全学年) 100,000円 40,000円 30,000円 30,000円

    出典:The British School in Tokyo「Fees」(2026年10月4日確認)。

    この表で押さえておきたいのは3点です。1つめは、Nursery(3歳)から小学校最終学年のYear 6までが同じ料金で、幼児クラスでも小学部と同じ授業料がかかること。2つめは、学年が上がっても授業料の差が小さいこと(PrimaryとYear 10〜13の差は年110,000円)。3つめは、Term 1の請求額が最も大きいことで、年度の最初の学期に、年額の3分の1を超える金額をまとめて払う形になります。施設開発費も学期ごとに分けて請求されます。

    ブリティッシュ・スクール・イン東京の学費の内訳を「授業料」「初年度だけの費用」「毎年かかる授業料以外の費用」の3枚のカードで整理した図解
    学費は「授業料」「初年度だけ」「毎年の授業料以外」の3つに分けて見ると、総額を読み違えにくくなります。

    授業料以外にかかる費用——入学金・施設費・スクールバス・給食

    授業料表だけで予算を組むと、あとから「思っていたより多い」と感じやすいのがこの部分です。BSTの場合は、入学時の1,180,000円と、学費ページに金額が載っていない日々の費用の2つに注意が必要です。公式ページに書かれている費目を、金額が公開されているものと、されていないものに分けて並べます。

    費目(公式表記) 金額 かかるタイミング・注意点
    Application Fee(出願料) 40,000円 オンラインの出願フォームで支払い・返金なし
    Enrolment(入学金) 500,000円 新入生のみ・1回限り・返金なし
    Educational Resources(教材・教育資源費) 680,000円 新入生のみ・1回限り・返金なし。新入生の費用は請求日から2週間以内に全額支払い
    Capital Development(施設開発費) 年100,000円 全学年・毎年。学期ごとに40,000円/30,000円/30,000円
    授業料に含まれるもの (授業料内) 学習で使う本、全員参加が前提のカリキュラム上の宿泊行事・日帰り行事・イベント
    シャトルバス 学費ページに記載なし 麻布台ヒルズ・渋谷(SKG)・昭和キャンパスの3か所を結ぶ。Nurseryは利用不可。1学期分を前もって予約・支払い
    昼食 学費ページに記載なし 基本はお弁当の持参。麻布台ヒルズでは外部業者の配達を家庭が手配可能。Year 10以上は昭和女子大学の食堂を利用可
    制服 学費ページに記載なし 全員着用(Senior Schoolは服装規定)。指定のオンラインストアまたは店舗で購入。中高の体育着は別業者
    授業料に含まれないもの 非公開(項目ごとの実費) カリキュラム外の宿泊・日帰り旅行、特別な学習支援(SEN support)、一部の試験料、一部のスポーツ大会、楽器レッスン、一部の任意活動

    支払いのルールも、家計の資金繰りに直結します。公式ページによると、支払いは銀行振込のみ(現金不可)で、在校生の授業料は請求日から4週間以内に全額支払う決まりです。請求書は通常、前の学期が終わる8〜14週間前に送られてきます。年度途中に入学した場合は学期単位で計算され、在籍時期により「1学期分の全額、または半額」が必要です。退学する場合は1学期分以上前に書面で届け出るか、1学期分の学費を支払う必要があり、返金は原則として保証されていません。

    勤務先が学費を負担する家庭向けには、企業が学校に寄付をし、それが社員の子どもの奨学金として使われる「Corporate Contribution Programme(CCP)」の案内もあります。公式ページでは、会社が学費を負担した場合に通常かかる保護者の所得税の追加負担がなくなる仕組みとして紹介されています。駐在などで該当しそうな方は、先に勤務先へ確認しておくと安心です。

    初年度と2年目以降、卒業までの総額の目安

    ここからは、公式に金額が出ている費目だけを足し算します。2026-27年度の金額が今後も変わらないと仮定した計算で、値上げは含みません。昼食・バス・制服・任意活動など、金額が公開されていないものは含めていません。1年ごとの表には出願料40,000円を含めていません。

    ケース 計算式 合計
    Primary(Nursery〜Year 6)で入学・初年度 入学金500,000+教材・教育資源費680,000+施設開発費100,000+授業料2,960,000 4,240,000円
    Year 7〜9で入学・初年度 1,180,000+100,000+授業料2,980,000 4,260,000円
    Year 10〜13で入学・初年度 1,180,000+100,000+授業料3,070,000 4,350,000円
    Primary・2年目以降(1年あたり) 授業料2,960,000+施設開発費100,000 3,060,000円
    Year 7〜9(1年あたり) 授業料2,980,000+100,000 3,080,000円
    Year 10〜13(1年あたり) 授業料3,070,000+100,000 3,170,000円

    Nursery(3歳)からYear 13卒業までの15年間を通した場合は、次のようになります。

    • 授業料:Primary 2,960,000円×8年(Nursery・Reception・Year 1〜6)=23,680,000円/Year 7〜9 2,980,000円×3年=8,940,000円/Year 10〜13 3,070,000円×4年=12,280,000円 → 計44,900,000円
    • 施設開発費:100,000円×15年=1,500,000円
    • 入学時:出願料40,000円+入学金500,000円+教材・教育資源費680,000円=1,220,000円
    • → 合計47,620,000円

    Year 1から入る場合(13年間)は41,500,000円、中高のYear 7から7年間通う場合は23,140,000円、IBディプロマの2年間(Year 12〜13)だけ在籍する場合は7,560,000円が目安です(いずれも入学時の1,220,000円を含み、バス・昼食などは別)。英国式の学年(Year)は年齢で決まり、日本の学年と1対1では対応しません。お子さんがどのYearに入るかは、公式サイトの「UK Year Group System」の表で生年月日から確認できます。

    ただし、これは「今年の金額がずっと続く」という前提の数字です。公式ページの過去の掲載(インターネットアーカイブに保存された同じURL)をたどると、授業料は毎年上がってきました。

    年度 Primary Year 7〜9 Year 10〜13 教材・教育資源費(入学時)
    2023-24 2,605,000円 2,650,000円 2,740,000円 580,000円
    2024-25 2,710,000円(+4.0%) 2,730,000円(+3.0%) 2,820,000円(+2.9%) 580,000円
    2025-26 2,820,000円(+4.1%) 2,840,000円(+4.0%) 2,930,000円(+3.9%) 680,000円
    2026-27 2,960,000円(+5.0%) 2,980,000円(+4.9%) 3,070,000円(+4.8%) 680,000円

    出典:BST公式「Fees」ページの2023年9月・2024年9月・2025年10月時点の保存版と、2026年10月4日確認の現行ページ。この3年間、出願料40,000円・入学金500,000円・施設開発費100,000円は変わっていません。一方で授業料の上げ幅は年々大きくなっており、公式ページにも「授業料は毎年見直され、変更されることがある」と書かれています。長く通う前提なら「総額は上の計算より大きくなる可能性が高い」と見込んでおくのが現実的です。ほかの学校の費目の数え方も知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳や都市別のインターナショナルスクール学費データベースも参考にしてください。

    港区・世田谷区の近い学校と学費を比べる

    BSTを検討するご家庭が一緒に見ることが多い、都内の大規模なインターと並べてみます。数字はすべて各校の公式サイトに掲載されている2026-27年度の金額で、「小学校1年生相当で入学した場合の初年度」と「2年目以降の1年分」を、公式に載っている費目だけで同じ条件に揃えて計算しました(出願料・バス・給食・端末代などは除く)。

    ブリティッシュ・スクール・イン東京、近隣の対面インター、オンライン国際校を学費の負担・通学・校舎や行事・対面の友人関係・英語環境の観点で○△×比較した図解
    費用だけでなく、通学や校舎・行事、友人関係など「何を得たいか」の観点で並べると、選び方が整理しやすくなります。
    学校 所在地・形態 小学部の年額授業料 高校の年額授業料 小学部で入学した初年度(公式費目のみ・出願料除く) 2年目以降(1年あたり) 出典
    ブリティッシュ・スクール・イン東京 港区麻布台(小学部)・世田谷区太子堂(中高)・共学・英国式/IB 2,960,000円 3,070,000円(Year 10〜13) 4,240,000円(入学金500,000+教材・教育資源費680,000+施設開発費100,000+授業料) 3,060,000円 公式(2026-27年度)
    アメリカン・スクール・イン・ジャパン 調布市(幼児部は港区六本木)・共学・米国式/AP 3,498,000円(K〜G5) 3,826,000円 5,573,000円(登録料300,000+建物維持費1,525,000+施設負担金250,000+授業料) 3,748,000円 公式(2026-27年度)
    西町インターナショナルスクール 港区元麻布・共学・K〜G9(高校なし) 3,129,000円(K〜G9共通) —(高校なし) 4,654,000円(登録料300,000+建物維持費825,000+年間費400,000+授業料) 3,529,000円 公式(2026-27年度)
    セント・メリーズ・インターナショナル・スクール 世田谷区瀬田・男子校・IB 2,860,000円(Elementary) 3,050,000円 4,460,000円(登録料400,000+Development Fund 1,000,000+維持費200,000+授業料) 3,060,000円 公式(2026-27年度)
    清泉インターナショナルスクール 世田谷区用賀・女子校(幼稚部は共学)・IB 2,650,000円(G1〜5) 2,700,000円 3,800,000円(登録料300,000+土地・建物開発費700,000+建物維持費150,000+授業料) 2,800,000円 公式(2026-27年度)
    NIJIN GLOBAL ACADEMY オンライン・2027年9月開校予定 非公開(対面の約1/5を目指す) 開校情報登録者に先行案内 当サイト

    ※学費は2026年10月4日時点で各校公式サイトに掲載されていた情報です。改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。

    公式の数字で並べると、BSTの小学部の初年度・2年目以降の負担は、この5校の中では低いほうから2番目の水準(2年目以降はセント・メリーズとほぼ同額)にあります。ただし、学校ごとに「授業料に何が含まれるか」は違い、BSTはカリキュラム上の宿泊行事や教材が授業料に含まれる一方、昼食やバスは別に手配します。男女の扱い(セント・メリーズは男子校、清泉は女子校)、カリキュラム(英国式・米国式・IB)、通える学年(西町は中学まで)、キャンパスの場所も違うため、金額だけで比べられるものではありません。「お子さんに合う学び方」と「家計が無理なく続くか」を分けて考えるのがおすすめです。中高の昭和キャンパスがある世田谷区の学校も含めて比べたい方は、世田谷区のインターナショナルスクール一覧も参考になります。

    ほかの学校の学費:アメリカンスクール・イン・ジャパンの学費/セント・メリーズ・インターナショナル・スクールの学費/西町インターナショナルスクールの学費/清泉インターナショナルスクールの学費

    入学条件と出願の流れ——費用より先に確認したいこと

    学費を準備できても、入学条件に当てはまらなければ出願はできません。BSTの公式サイト(Applications/Admissions FAQ)には、問い合わせフォームの前に確認する「Eligibility Checklist(出願資格の確認)」として、次の3つが示されています。

    • 英語力:本人が年齢相応に英語を使えること。英語が第一言語でない場合は、話す・書く力の評価があります。保護者の少なくとも1人も、英語で学校と十分にやり取りできることが必要です
    • 保護者のパスポート:保護者の少なくとも1人が、日本以外の有効なパスポートを持っていること。日本国籍のみのご家庭は、この条件に当てはまるかを最初に確認してください
    • 居住:少なくとも保護者の1人と同居し、通学できる範囲に住むこと。寮はなく、学生ビザの支援もしていないため、保護者のビザの「家族滞在」等で入学前にビザを持っている必要があります

    出願の流れは、問い合わせフォーム(Enquiry Form)を送る→学校から連絡があり、オンラインの出願フォームが案内される→出願料40,000円を支払い、必要書類と現在の学校からの推薦(reference)をそろえる→空きが見込まれる場合に面接・アセスメントの日程が組まれる、という順番です。翌年度の出願は例年11月中旬に始まり、毎年あらためて出願が必要です。選考や合否の連絡は2月から夏にかけて段階的に進み、定員に達している学年では5月以降まで空きが分からないこともあると案内されています。公式FAQには「ほとんどの学年は通常満席」とも書かれているため、合格が分かった時点で入学時の1,180,000円を2週間以内に用意する前提で、出願の段階から資金の準備を始めておくと慌てずに済みます。

    就学義務・無償化・就学支援金との関係

    日本国籍のお子さんの場合、費用と同じくらい大切なのが就学義務の問題です。学校教育法では、日本人の保護者は小1〜中3の期間、子どもを「一条校」(学校教育法第1条に定める学校)に就学させる義務を負います。BSTは一条校ではないため、在籍しても日本の義務教育を修了したことにはならず、中学卒業後に日本の高校を受験する際の資格などに影響する可能性があります。今回確認したBSTの入学関連ページには、この点についての記載は見当たりませんでした(そもそも保護者の1人が日本以外のパスポートを持つことが出願条件です)。二重国籍などで該当する場合は、住民票のある自治体の教育委員会に、検討段階で一度相談しておくと安心です。

    高校段階については、文部科学省が公表していた「高等学校等就学支援金制度の対象として指定した外国人学校等の一覧」(令和8年3月1日現在・国立国会図書館の保存版)に、「ブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和」の第十一学年から第十三学年までの課程が、文部科学大臣が指定する各種学校として掲載されています(2026年10月4日確認)。つまり、昭和キャンパスのYear 11〜13が就学支援金の対象として指定されている、ということです。ただし、文部科学省の高等学校等就学支援金の新制度(令和8年度から)での扱いや支給額、世帯の要件、申請の窓口は、制度改正の直後でもあるため、学校と東京都に必ず確認してください。なお、Nursery〜Year 10の授業料について、公的な無償化や支援の対象になるという記載は学校の学費ページにはありません。

    都心の緑の多い明るい並木道を、母親と小学生の娘が手をつないで話しながら歩いている様子
    費用や制度の確認は大切ですが、最後に決め手になるのは「この子がどんな毎日を送りたいか」という対話かもしれません。

    学費が壁なら——「オンライン」という選択肢

    ここまで見てきたように、BSTでNurseryからYear 13まで学ぶと、公式の費目だけでも4,700万円を超える計算になり、ここ数年は授業料の上げ幅も大きくなってきました。「英国式の教育や国際的な視野は大切にしたい、でもこの金額を十数年続けるのは難しい」。そう感じたとしても、それはあなたの努力不足ではありません。対面のインターナショナルスクールは、都心のキャンパスや施設、少人数の教員体制を支えるために、どうしてもこの価格帯になりやすい仕組みなのです。

    そこで選択肢の一つとしてご紹介したいのが、NIJIN GLOBAL ACADEMYです。株式会社NIJINが運営する、2027年9月開校予定のオンライン・インターナショナルスクールで、2027年4〜5月には体験クラスとしてのプレ開校を予定しています。偏差値で子どもを測らず、少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」ことを大切にした学びを目指しています。学費は対面インターの約1/5の水準を目指して設計中で、具体的な金額は開校情報にご登録いただいた方へ先行してご案内します。運営会社のNIJINは、日本でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営しており、1000名以上の子どもたちが在籍しています。

    ただし、正直にお伝えしておきたいこともあります。NIJIN GLOBAL ACADEMYはまだ開校前で、卒業生の進学実績などはこれから積み上げていく段階です。また、オンラインである以上、BSTのような都心のキャンパスでの行事やスポーツ、毎日同じ教室で過ごす友人関係と同じ体験を提供できるわけではありません。対面のインターと比べて「何を得られて、何を別の形で補うのか」を、ご家庭で見極めていただければと思います。

    オンラインでの学びのしくみを見る →

    よくある質問

    Q. ブリティッシュスクール・イン東京に、きょうだい割引や奨学金はありますか?

    A. 公式の学費ページに「きょうだい割引は行っていない」と明記されています。その代わり、家計の事情で学費の全額を払えない家庭向けの「Bursary(授業料の減額)」があり、授業料(施設開発費を含む)の最大50%が減額されます。対象は在籍者数の7%までで、英国式の教育を受ける明確な利点があること、支払いが難しいことを税務書類などで示せることが条件です。Nursery・Receptionは対象外で、毎年審査があります。上の子の学費は審査上の所得計算から差し引かれるため、下の子についてBursaryを申請できると説明されています。2026-27年度の受付は終了しており、2027-28年度の日程は2027年2月に公表予定とされています。

    Q. 年度の途中から入学した場合、学費はどうなりますか?

    A. 公式ページには「年度開始後に入学した生徒の授業料は学期単位で計算し、入学日によって1学期分の全額または半額が必要」と書かれています。入学金と教材・教育資源費は新入生に1回かかる費用なので、途中入学でも必要と考えておくのが安全です。ただし、公式FAQでは「ほとんどの学年は通常満席」とされているため、まず空き状況を入学事務局に問い合わせてください。

    Q. ブリティッシュスクール・イン東京に偏差値はありますか?

    A. インターナショナルスクールには、日本の私立中高のような模試ベースの偏差値は一般的にありません。BSTも公式FAQで「学力で選抜する学校ではない(not an academically selective school)」と明言しています。ただし授業はすべて英語のため、年齢相応の英語力が入学の条件で、英語が第一言語でない場合は話す・書く力の評価があります。学年は年齢で決まり、学年を上げ下げした配置は行わないとしています。インターと偏差値の関係については、インターナショナルスクールの偏差値の考え方で詳しく解説しています。

    Q. 入学時に寄付金は必須ですか?

    A. 学費ページの費目に寄付金は含まれていません。公式サイトには任意の年次寄付(Annual Fund)などの案内がありますが、出願や入学の条件として寄付を求める記載は見当たりませんでした。企業が学費の代わりに寄付をするCCPは、勤務先が学費を負担する場合の仕組みで、家庭が個人で求められるものではありません。

    数字を知ることは、お子さんの未来を真剣に考えている証拠

    学費の総額や値上げの幅を一つずつ積み上げていくと、大きな金額に不安を覚えるかもしれません。でも、ここまで具体的に調べてきたあなたは、それだけお子さんの学びと未来を真剣に考えている、ということです。ブリティッシュスクール・イン東京を選ぶにしても、ほかの学校やオンラインという道を選ぶにしても、「公式の数字」と「わが家に合う学び方」の両方を手元に置いておけば、後悔の少ない選択に近づけます。

    NIJIN GLOBAL ACADEMYでは、開校までの準備状況や学費の詳細、プレ開校の体験クラスの案内を、メールで順次お届けしていきます。選択肢の一つとして、気軽に受け取ってみてください。

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