「島根県 インターナショナルスクール」と検索して、期待した答えが出てこなかったのではないでしょうか。表示されるのは英会話教室のランキングか、オンラインスクールの広告か、全国のインター紹介サイトで島根県のページだけが空白になっている——。それはあなたの探し方の問題ではありません。2026年8月時点の公開情報を、松江・出雲・浜田・益田と市町の名前を変えながら何度も調べ直したかぎり、島根県内に小学生以上を全日制で受け入れる通学型のインターナショナルスクールは確認できませんでした。日中をまるごと英語で過ごせる施設も、出雲市と松江市の2園だけです。ただし、これは「島根の子どもには国際教育が届かない」という意味ではまったくありません。県内の2園はどちらも小学生以降の受け皿を自前で用意していますし、松江駅から鳥取県米子駅まではJRでおよそ30分。この記事では、島根県内に実在する選択肢をエリア別に正直に並べたうえで、近隣県の通学圏、そして通わないという道まで、島根の家庭が今日から選べる4つの選択肢を整理します。
結論:島根県で選べる学校(早見)
ここだけ読めば全体像がつかめます。学校が確認できるエリアごとに校名を並べ、最後にオンラインという選択肢も同じ粒度で載せました。エリアごとの詳しい状況(学校が無いエリアを含む)は本文で正直に扱っています。
- 出雲市 — Step N’ Stones English Preschool(ステップンストーンズ)
- 松江市 — アサノ・インターナショナル・アカデミー(AIA)
- 中学生・高校生の選択肢 — 松徳学院高等学校/島根県立隠岐島前高等学校
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通える範囲や学費が壁になる家庭の選択肢。
結論:島根県で選べる学校(早見)
- Step N’ Stones English Preschool|出雲市今市町|2〜5歳(+小1〜小6の放課後プログラム)|月8万円前後+給食費(第三者掲載情報・要確認/幼児教育無償化の対象園)
- アップルリーフ プリスクールコース|松江市雑賀町|2〜5歳(+小学生の学童型コース・小中高の英会話クラス)|料金は非公開・要問い合わせ
- 全日制のインターナショナルスクール(小学生以上)|島根県内|2026年8月時点で確認できず|IB認定校も県内ゼロ
- 松徳学院高等学校 グローバルコース|松江市上乃木|高校|英検2級取得を目標とする普通科のコース(インターやIBではありません)
- ズー・フォニックス・アカデミー米子インターナショナルプリスクール|鳥取県米子市|2〜6歳+小学生クラス|松江駅からJRで約30分・510円
- 広島インターナショナルスクール(HIS)|広島市安佐北区|3〜18歳・IB一貫|年135.2万〜175.2万円(松江から高速バス約3時間・毎日の通学は現実的ではありません)
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン/2027年9月開校・6〜18歳・対面の約1/5の学費帯・日本語の支えあり)
※NIJIN GLOBAL ACADEMYは2027年9月開校予定で、現在は開校情報の登録を受け付けている段階です。実績はこれから積み上げます。

島根県のインターナショナルスクール事情と学費相場
まず前提として、島根県は静かに、しかし確実に国際化が進んでいる県です。県文化国際課の調べ(2026年1月1日現在の報道発表)によると、県内の外国人住民は11,437人。前年から986人増え、県人口およそ63万人の1.8%、つまり55人に1人が外国籍の住民という計算になります。国籍・地域は78にのぼり、最も多いのはブラジルでおよそ3割。近年はベトナムが2番手に伸び、フィリピンが中国を上回って3番手につけています。市町村別では出雲市が人数で最多、比率でみると吉賀町が4.0%、出雲市が3.1%と高い水準です(県のデータをまとめた解説記事)。
それだけ多国籍な家庭が暮らしていながら、英語を学びの言語として使い続けられる通学型の学校は、県内に見つかりません。国際バカロレア(IB)についても、文部科学省が所管するIB教育推進コンソーシアムの認定校一覧に島根県の学校は1校も掲載されていません。PYP・MYP・DPのいずれもゼロで、最も近いIB認定校は鳥取県立倉吉東高等学校(2022年9月にDP認定・日本語DP)です。全国のプリスクール検索データベースでも、島根県で掲載されているのは出雲市の1園のみ。松江市・浜田市・益田市・大田市・安来市・江津市・雲南市・奥出雲町・津和野町・隠岐の島町などは、いずれも0件と表示されます(Preschool Park)。県外や海外から探しても情報が出てこないのは、そういう構造だからです。
調べ方の話も正直にお伝えしておきます。インターナショナルスクールを名乗る施設は制度上の定義が曖昧で、まとめサイトには英会話教室や学習塾が混ざり、閉校した園の情報が何年も残っていることがあります。実際、島根県のページを開いても「情報検索中です」と表示されたまま更新が止まっているサイトもありました。気になる施設を見つけたら、掲載サイトの説明ではなく必ず公式サイトか電話で現況を確かめてください。もうひとつ確実なのは、お住まいの市が公開している認可外保育施設の一覧を直接見ることです。行政の一覧は更新が早く、広告も混ざりません。
学費の相場感も先にお伝えします。県内で日中を英語で過ごせる園は、月額でおおむね8万円前後(年額にすると100万円弱)が目安です。ただし2園とも認可外保育施設で、幼児教育・保育の無償化の対象になるため、3〜5歳児は条件を満たせば月最大3万7,000円まで給付を受けられ、実際の負担はこれよりかなり下がります。一方、県境を越えて広島や岡山の通学型インターを選ぶ場合は、年間135万円台から175万円台、全寮制なら年750万円超という世界になります。授業料以外に何がかかるのかはインターナショナルスクールの学費の内訳を解説した記事で整理していますので、家計の見通しを立てる前に一度ご覧ください。
※学費等は2026年8月時点の公開情報です。改定される場合があるため、最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

島根県内にある「国際教育に近い」選択肢【エリア別】
県内に通学型インターがないからといって、英語で過ごせる場所がゼロというわけではありません。2026年8月時点で確認できた実在の施設を、エリア別に正直に並べます。数を水増しするために英会話教室を並べることはしません。
出雲市——県内で唯一、小学生まで英語の時間を続けられる場所
JR出雲市駅から徒歩5分、出雲市今市町1189にあるStep N’ Stones English Preschool(ステップンストーンズ)は、島根県で最も本格的に英語で1日を過ごせる園です。2020年3月設立、運営は出雲市の株式会社AUDAX。英語と日本語の両方を使いながら、フォニックス、リーディング、算数といった学習と、音楽・体育・遊びを通した学びを組み合わせています。明るい教室のほかに全体活動用のホールと砂場つきの園庭があり、ケンブリッジ児童英検(YLE)を園で受験できるのも特徴です。
- 対象年齢——2歳から就学前まで(定員40名。2026年度の募集枠は2歳児6名・3歳児6名、4・5歳児は若干名で、5歳児は帰国子女またはプリスクール経験者が対象と案内されています)
- 時間——8:30〜15:00(早朝8:00〜8:30、延長15:00〜18:00)
- 学費目安——公式サイトに月額の記載はありません。第三者のまとめでは月額8万円前後(保育料と英語プログラム費の合計)に給食費が加わる形で紹介されています(掲載情報・最新は要確認)。入園料は3万円(2歳児の週3日利用は2万円)と公式の入園案内に記載があります
- 無償化——認可外保育施設指導監督基準を満たす対象園。3〜5歳児は条件を満たせば月最大3万7,000円まで給付を受けられます
- こんな家庭に——出雲市・大田市・雲南市あたりに住み、就学前の数年間で英語の土台をしっかり作っておきたい家庭に
島根県で貴重なのは、この園が放課後教育プログラムを持っていることです。小学1年生から6年生までが対象で、授業のある日は16:00〜19:00、学校の休業日は8:00〜19:00。リーディング、ライティングと文法、スピーキング(英語のみのルール)、レベル別の会話、英語圏の文化を学ぶクラス、そして英語で理数を扱うSTEMクラスまで、6つの柱で構成されています。年度単位の受講で6年生まで継続でき、年に一度ケンブリッジのYLEを受験します。卒園したら英語が途切れる、という県内でいちばん多い悩みに、ひとつの答えを出している設計です。
松江市——2010年から続く英語の保育園と、学童型コース
JR松江駅から徒歩10分、松江市雑賀町107-1にあるアップルリーフ(Apple Leaf)は、2010年から松江で英語教育を続けている学校で、在籍はおよそ200名。公式サイトでは、島根で初となる英語の保育園としてプリスクールコースを開いてきたと紹介されています。英語を科目としてではなく、日本語と同じコミュニケーションの道具として使わせる方針です。
- 対象年齢——プリスクールコースは2〜5歳。第三者の掲載情報ではハーフデイ(8:30〜13:00)とフルデイ(8:30〜18:00)の2コース制と紹介されています(最新は要確認)
- 小学生以降——学年別の週1回50分グループレッスン(小1〜小6)に加え、放課後や長期休業中に英語で過ごす学童型コースがあります。中高生向けには会話・ディベート、文法・英検・受験対策のクラスも
- 学費目安——プリスクールコースの料金は公式サイトで公開されておらず、要問い合わせです。英会話クラスについては第三者サイトに入会費1万100円〜、月謝7,150円〜という掲載があります(最新は要確認)
- こんな家庭に——松江市・安来市・出雲市東部に住み、就学前から高校まで同じ場所で英語を続けたい家庭に
松江市西津田4-9-11のアサノ・インターナショナル・アカデミー(AIA)も、名前にインターナショナルとありますが、英会話・英作文・英検やTOEIC対策を個別に指導する塾です。90分2,000円(税込)など、料金を明快に公開しているのが誠実な点。全日制の学校ではないので、その前提で検討してください。
ここは混同しないでほしいところです。学童や英会話教室は、週に数時間から十数時間、英語に触れる場です。日中の生活すべてを英語で行う通学型インターとは、言語に浸る量がまったく違います。この差を先に理解しておくと、期待と現実がずれません。そもそもインターナショナルスクールとは何か、日本の一条校との違いや義務教育の扱いについてはインターナショナルスクールとは?で整理しています。
浜田・益田・大田・安来・江津・雲南・隠岐——確認できなかったエリアと、別のかたちの国際教育
正直にお伝えします。出雲市と松江市以外の市町——浜田市・益田市・大田市・安来市・江津市・雲南市・奥出雲町・飯南町・川本町・美郷町・邑南町・津和野町・吉賀町・海士町・西ノ島町・知夫村・隠岐の島町には、2026年8月時点で日中を英語で過ごせる常設のプリスクールやインターナショナルスクールを確認できませんでした。ペッピーキッズクラブやセイハ英語学院、イーオンキッズといった英会話教室は各市にありますが、これは週1回のレッスンです。
一方で、出雲市には別のかたちの国際教育が根づいています。山陰の市町村で最多となるおよそ5,000人の外国人住民が暮らし、その大半が日系ブラジル人。市は小中学校に日本語指導員を派遣し、コミュニティセンターで日本語教室を開いてきました。民間でも、アバンセコーポレーションがポルトガル語のできる従業員や教員経験者を配置した放課後児童クラブ「わくわく児童クラブ」を開設し、日系ブラジル人の中学生の補完学習を担っています(山陰中央新報の報道)。同じ報道では、日本語指導が必要な生徒の高校進学率がおよそ7割にとどまることも指摘されています。島根県では、外国にルーツを持つ子どもがブラジル人学校のような外国人学校に通うのではなく、公立の小中学校に通いながら支援を受けるのが基本の形です。県内に外国人学校が見当たらない理由も、ここにあります。
中学生・高校生の選択肢——県内で国際性を厚くする道
中高生の年代であれば、県内にも視野を世界に開く進路があります。松江市上乃木の松徳学院高等学校は、普通科にアドバンスコースとグローバルコースを置き、英検2級の取得を目標に据えた英語教育を行っています。IBでもインターでもありませんが、県内で英語に軸足を置きたい生徒の現実的な受け皿です。
島根県ならではの選択肢が、離島の高校です。海士町の島根県立隠岐島前高等学校は、全国・海外から生徒を受け入れる「島留学」で知られ、島全体を教室にする地域創造の学びと、地域国際交流部などの活動を通じてグローカル人材の育成を掲げています。生徒のおよそ半分が島外出身という環境そのものが、国際教育に近い刺激をもたらします。県内の各校の受け入れ状況はしまね留学にまとまっています。IBを学びたい場合は、県外に目を向けることになります。全国47都道府県のインターナショナルスクール一覧から近隣県の状況もあわせて見ておくと、判断の材料が増えます。
近隣県のインターナショナルスクール(通学圏)
島根県は東西に長く、どの市に住んでいるかで「いちばん近い県外」がまったく変わります。県東部なら鳥取、県中部・南部なら広島と岡山、県西部なら山口。順に、通学の現実味も含めて見ていきます。
鳥取県米子市——松江・安来から毎日通える唯一の県外
もっとも現実的なのが、鳥取県米子市西福原7-11-36のズー・フォニックス・アカデミー米子インターナショナルプリスクールです。2006年設立の認可外保育施設で、2歳から6歳までのインターナショナル・プリスクールに加え、卒園生や帰国子女向けのアドバンス・クラス、1歳からの親子クラス、幼稚園児・小学生のクラスまで開いています。平日9:00〜15:00、定員は30名以下。スプリングスクールやサマースクール、ハロウィーンやイースターといった行事も行われています(施設情報・学費は要問い合わせ)。
通学のしやすさも具体的に見ておきましょう。JR松江駅から米子駅までは、普通列車でおよそ30分・510円、特急やくもなら約24分・1,600円。安来市からはさらに近くなります。県境をまたぐと聞くと身構えますが、松江から米子は、大都市圏の隣町へ出るのと変わらない距離感です。県東部に住んでいるなら、島根県内だけで探すのはもったいない、というのが正直なところです。
広島県・岡山県——通学ではなく、転居の話になる距離
全日制のインターナショナルスクールを本気で探すなら、目的地は広島か岡山になります。広島市安佐北区の広島インターナショナルスクール(HIS)は1962年開校の老舗で、3歳から18歳までIBのPYP・MYP・DPをすべて備えた一貫校。公式サイトの学費(private students)はEarly Childhood・Kindergartenが年1,352,000円、Grade 1〜8が年1,719,000円、Grade 9〜12が年1,752,000円で、これに登録料220,000円などの一時金が加わります。神石高原町の神石インターナショナルスクール(JINIS)は日本初の全寮制小学校で、通学の問題を根本から消してくれる代わりに年750万円超という費用が壁になります。広島県内の学校の全体像は広島県のインターナショナルスクールの記事にまとめました。
岡山県には、IB認定校が3校(朝日塾小学校のPYP、朝日塾中等教育学校のMYP・DP、岡山理科大学附属高等学校のDP)あるほか、Abroad International School Okayamaをはじめとするプリスクールが岡山市・倉敷市に集まっています。詳しくは岡山県のインターナショナルスクールの記事をご覧ください。
ただし、距離は正直に見ておく必要があります。松江駅から広島バスセンターまでは高速バス「グランドアロー」でおよそ3時間・4,800円。出雲市駅から岡山駅までは特急やくもでおよそ3時間です。片道3時間は、小学生が毎朝続けられる距離ではありません。実際に広島・岡山の学校を選ぶ島根の家庭は、学校の近くへ住まいを移すか、寮に入るかのどちらかを選んでいます。志望校を絞る前に、通学時間ではなく「その暮らしを6年間続けられるか」を家族で一度話し合ってみてください。
山口県——益田市・津和野町からの西向きの道
県西部の益田市や津和野町からは、JR山口線の特急スーパーおきで山口県内へ直通できます。津和野駅から新山口駅まではおよそ1時間。ただし、山口県内も全日制のインターナショナルスクールは限られており、山口市や下関市のプリスクール・アフタースクールが中心です。県西部から探すなら、状況は島根県内とよく似ていると理解したうえで検討してください。詳しくは山口県のインターナショナルスクールの記事にまとめています。
比較でわかる、わが家に合う選び方
県内の英語園・英語学童、県外(米子・広島・岡山)へ通う、あるいは移る道、オンライン国際校。この3つは、どれが優れているかではなく、わが家の制約に合うかで選ぶものです。費用・入学のしやすさ・通学の負担・対面での体験・小学生以降も続けられるか——この5つの観点で並べると、迷いがかなり減ります。

島根県の場合、引っかかるのはほぼ確実に最後の行です。県内の2園は費用も通学も入学のしやすさも申し分なく、放課後プログラムや学童型コースという受け皿まで用意されている。それでも週に数時間の英語と、1日まるごとの英語では、積み上がるものが違います。だから多くの家庭が、年長の秋になってから「その先」を探し始め、選べる時間が残っていないことに気づきます。逆に言えば、いま調べているあなたはまだ間に合います。
オンラインでの学びのしくみを見る →

通わずに国際教育を受ける——オンラインという選択肢
ここまで読んで、「県内には小学生以上が全日制で通える学校がない。でも毎日広島まで通わせるのは無理だし、転居もできない」と感じた方も多いはずです。そんな家庭のために、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は2027年9月開校のオンラインインターナショナルスクールを準備しています。
運営は、日本でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJIN。NIJINアカデミーにはすでに1000名以上の子どもたちが在籍しています。NGAが大切にしているのは、脱偏差値——テストの点数で子どもを並べないこと。少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」学びを設計しています。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。住む場所を選ばないので、松江市でも出雲市でも、浜田でも益田でも、隠岐の島でも条件はまったく変わりません。冬に山陰線が止まっても、教室までの距離はゼロのままです。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計にしているのも、日本の家庭にとって現実的だと考えているからです。学費は対面のインターナショナルスクールの約5分の1を目指しています。
地元の学校に籍を置いたまま、放課後や週末にオンラインで英語で学ぶダブルスクールという形もあります。いきなり学びの中心を移すのが不安なら、こちらから始める家庭も少なくありません。
正直な注意点もお伝えします。NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げる段階です。そして、校庭で走り回る体験や、同じ教室で肩を並べる感覚は、対面の学校と同じようには提供できません。それでも「近くに無いから、あきらめる」を「通わなくても、続けられる」に変えられる家庭が、島根県には確かにいるはずだと考えています。
よくある質問
Q. 島根県内に、小学生が英語で学べる学校は本当にないのですか?
A. 全日制で、学びの言語として英語を使う通学型の学校は、2026年8月時点の公開情報では確認できませんでした。県内で小学生が使えるのは、出雲市のStep N’ Stonesの放課後教育プログラム(小1〜小6)や、松江市アップルリーフの学童型コース・グループレッスンです。これらは地元の小学校に通いながら英語の時間を厚くする形で、日中まるごと英語のインターとは性格が異なります。全日制を望むなら、広島や岡山への転居、寮のある学校、あるいはオンラインという3つの道になります。
Q. 島根県内なら、どこに住んでいても通えますか?
A. 残念ながら、通えるエリアはかなり限られます。県内の2園は出雲市駅と松江駅の徒歩圏にあり、宍道湖沿いの東部エリアからは現実的です。一方、浜田市から松江市までは車でおよそ1時間30分、益田市からは2時間以上。隠岐諸島からはフェリーが必要です。県西部や離島に住んでいる場合、県内の園に毎日通うこと自体が難しいのが実情です。だからこそ、県西部や隠岐の家庭ほど、通学を前提にしない選択肢を早めに検討する価値があります。
Q. 英語を増やすと、日本語の力が中途半端になりませんか?
A. よくいただく不安です。島根県の場合、県内で使える施設はいずれも認可外保育施設や学童として日本の制度の中にあり、地元の学校に籍を置いたまま英語を足す形になるため、日本語の土台は比較的保たれやすい環境にあります。一方で、英語の時間を大きく増やすときは、日本語をどう担保するかを先に決めておくことが大切です。日本語が不安なご家庭には、姉妹サービス〈ともだちじゃぱん〉(NIJIN運営・子ども向けオンライン日本語)もおすすめです。学校や園を選ぶときは、パンフレットの説明ではなく、実際の週間時間割を見せてもらいましょう。
近くにないことは、あきらめる理由になりません
島根県のインターナショナルスクール探しは、簡単ではありません。日中を英語で過ごせる園は出雲と松江に1つずつ。全日制のインターは県内にゼロ。IB認定校もゼロ。それでも、あなたのお子さんに国際教育は無理という意味ではまったくありません。県内2園と、その先に用意された放課後・学童の受け皿。JRで30分の米子。3時間先の広島と岡山。そしてオンライン——道は一本ではなく、いま4本あります。人口63万人の県で55人に1人が外国籍という現実は、島根がすでに世界とつながり始めていることの証でもあります。
大切なのは、入れる学校を探すことより、お子さんが何年も安心して続けられる学びを選ぶことです。焦らなくて大丈夫です。まずは今日、気になった園や学校をひとつ見学予約してみる。それだけでも、選択肢の景色は変わります。
近隣県・全国のインターナショナルスクールガイド
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