都立国際高校の偏差値・倍率・学費は?NIJIN GLOBAL ACADEMYとの違いを比較【2027年度入試】

都立国際高校とNIJIN GLOBAL ACADEMYの違いを解説する記事のアイキャッチ

都立国際高校(東京都立国際高等学校)は公立の高校なので、授業料は年額118,800円ですが、高等学校等就学支援金(令和8年度から所得制限撤廃)で原則として負担はなく、入学時に払うのは入学料5,650円です。そのほかに学年積立金などの学校徴収金があり、1年生は一般(レギュラー)の生徒で125,000円、IBコースの生徒で235,000円です(いずれも公式・2026年10月14日確認)。偏差値は学校や東京都教育委員会が出す数字ではありません。模試によって大きく違うため、この記事では数値を載せず、そのかわりに公式に出ている倍率と、令和9年度(2027年度)入試の配点を整理します。

「都立国際高校 偏差値」と調べているあなたは、「うちの子の成績で届くのか」「IBコースや帰国生の入試はふつうの入試とどう違うのか」「公立で本当にお金はかからないのか」を知りたいのだと思います。この記事では、まず東京都教育委員会と学校の公式情報でその問いに答え、そのうえで、オンラインで学ぶNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)とは何が違い、どんな家庭にどちらが合うのかを、どちらかを持ち上げることなく整理します。

目次

結論:都立国際高校とNIJIN GLOBAL ACADEMYの違い(早見)

  • 学費:都立国際高校は授業料年額118,800円を就学支援金でまかなうしくみで、入学料5,650円。学校徴収金は3年間で一般265,000円、IBコース495,000円(2026年4月入学者向け・公式)。NGAは非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)。
  • 入試と偏差値:都立国際高校の入口は、推薦・一般(学力検査)・海外帰国生徒対象・在京外国人生徒等対象・IBコースの5つ。偏差値は模試により異なり、公式の数字はありません。令和8年度の一般の受検倍率は1.6倍、推薦は2.8倍でした。NGAは学力選抜で偏差値をつける学校ではなく、偏差値はありません。
  • 英語の比重:国際学科(レギュラー)は英語を習熟度別の少人数で学び、第二外国語も選べます。IBコースは2・3年次に日本語以外の全科目を英語で学びます。NGAは日本語の支えを前提に、少しずつ英語で教科を学ぶ設計です。
  • 国際的な認定:都立国際高校は2015年5月にIBディプロマ・プログラムの認定を受けた公立の一条校です。
  • 帰国生・外国籍の生徒の枠:都立国際高校には帰国生(日本人学校・現地校出身)と在京外国人生徒等の専用の入試があり、9月入学の入試もあります。NGAは学力入試(偏差値)がない学校です(選考方法の詳細は未公表)。
  • 通い方・対象:都立国際高校は目黒区駒場の校舎に通う3年間の高校で、出願には原則として保護者と都内に住んでいることが必要です。NGAはオンラインで6〜18歳が対象。住む場所を選ばず、今の学校に籍を置いたまま併用することもできます。
明るいダイニングで、高校の学校案内と入試資料を広げて話し合う両親と中学生の娘
偏差値の数字だけでなく、入試の区分や英語の学び方まで並べてみると、家族で話すことが具体的になります。

2027年9月開校予定/2027年春プレ開校

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    都立国際高校とは——基本情報

    東京都立国際高等学校は、1989年(平成元年)4月に開校した都立高校です。公式の「沿革」によると、都の高校教育改善の提言で生まれた「新しいタイプの高校」のひとつで、2015年(平成27年)5月3日に国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDP)の認定を受けました。学科は国際学科で、その中にレギュラーコースとIBコース(国際バカロレアコース)があります。校舎は第一校舎(主にレギュラーコース)と第二校舎(主にIBコース)に分かれ、蔵書3万冊以上のうち5分の1以上が外国語の本という図書館があります。

    項目 内容(公式情報・2026年10月14日確認)
    所在地 東京都目黒区駒場2-19-59
    設置者・校種 東京都(都立)。全日制の高等学校(一条校)
    開校 1989年4月
    学科・コース 国際学科(レギュラーコース/国際バカロレアコース)
    国際的な認定 IBディプロマ・プログラム認定校(2015年5月3日)
    指定など 進学指導特別推進校、東京グローバル10指定校(学校公式「特色と取組」)
    入学時期 4月入学のほか、帰国生・在京外国人生徒等の9月入学あり
    都立国際高校を見る3つのポイント(授業料は就学支援金で原則負担なし・入試は推薦一般帰国生在京外国人IBの5区分・IBコースは日本語以外を英語で学ぶ)を示した図解
    公立なので学費の形はシンプル。そのぶん「どの入口から受けるか」で準備が大きく変わります。

    都立国際高校の学費(2026年4月入学者向け・公式)

    都立高校の学費は、私立と違って「入学金+授業料+施設費」の形ではありません。かかるのは、東京都の条例で決まっている入学料と授業料、そして学校が集める学校徴収金(学年積立金・PTA会費・生徒会費)です。学校公式の「授業料など諸経費」と東京都教育委員会の案内をもとに整理します。

    項目 一般(レギュラーコース) IBコース
    入学料 5,650円 5,650円
    授業料(年額) 118,800円(就学支援金・都の制度により原則負担なし) 同左
    学年積立金 1年生 125,000円 235,000円
    学年積立金 2年生 111,000円(修学旅行経費を含む) 203,000円(修学旅行経費を含む)
    学年積立金 3年生 29,000円 57,000円
    PTA会費(年額) 1年4,000円・2年4,000円・3年7,500円 同左
    生徒会費(年額) 各学年5,000円 同左

    授業料は月額9,900円・年額118,800円ですが、東京都教育委員会の「高等学校等就学支援金事業について」によると、令和8年度の制度改正で所得制限が撤廃されました。支援金は学校が授業料として受け取るしくみで、学校公式も「東京都の授業料無償化制度により、原則として負担はありません」としています。ただし手続きをしないと授業料を負担することになると明記されているので、入学後の案内は必ず確認してください。IBコースの学年積立金には、ディプロマ・プログラムの個人登録料が含まれています。

    ここから、授業料を就学支援金でまかなえた場合の目安を計算してみます(制服・体育着などの購入品は除く)。

    • 1年生(入学時を含む):一般は入学料5,650円+学年積立金125,000円+PTA会費4,000円+生徒会費5,000円=139,650円。IBコースは249,650円。
    • 3年間の合計:一般は5,650円+学年積立金265,000円+PTA会費15,500円+生徒会費15,000円=301,150円。IBコースは531,150円。

    このほか入学時の購入品として、制服(男子43,065円・女子43,010円)、体育着18,040円、体育館シューズ3,520円が公式に示されています。教材費や、IB以外の個別の費用は公式ページに記載がありません。学費のかからない公立の中でも、IBコースは学年積立金がおよそ2倍になる、というのが数字から見える違いです。

    学費の形は、学校の種類によって大きく変わります。都立国際高校のある目黒区やその周辺には、インターナショナルスクールや国際教育に力を入れる学校が集まっています。地域の学校をまとめて比べたい場合は、目黒区のインターナショナルスクールも参考にしてください。

    入試と偏差値——推薦・一般・帰国生・在京外国人・IBコース

    都立国際高校の特徴は、入口がいくつもあることです。2027年4月に入学する令和9年度入試の日程と検査内容は、2026年9月に東京都教育委員会が公表した実施要綱で確認できます。なお、令和9年度の募集人員は実施要綱では「別に定める」とされているため、人数は令和8年度の実績で示します。

    区分 令和9年度の検査(実施要綱) 令和8年度 募集人数と倍率(学校公式)
    推薦 調査書500点・個人面接200点(1分程度の自己PRを含む)・小論文300点。推薦枠30%。検査1月26日・27日、発表2月2日 42人。応募倍率2.8倍、実質倍率2.8倍
    一般(学力検査・第一次募集) 国数英社理の5教科。英語は自校作成(リスニング含む・50分)で100点満点を2倍。学力検査700点:調査書300点(7:3)+中学校英語スピーキングテスト20点。検査2月21日、発表3月1日 98人。受検倍率1.6倍、実質倍率1.6倍
    海外帰国生徒対象(4月入学) 国数英(帰国生徒対象共通問題)300点・調査書100点・個人面接100点。日本人学校出身者・現地校出身者とも同じ形。検査2月15日、発表2月17日 日本人学校15人(実質1.0倍)、現地校25人(実質1.0倍)
    在京外国人生徒等対象(4月入学) 作文400点・個人面接200点・調査書100点(日本語か英語を選べる)。検査2月15日、発表2月17日 25人。実質倍率3.0倍
    IBコース(4月入学) 英語運用能力検査・数学活用能力検査(適・不適の判定のみ)、小論文200点・個人面接200点・調査書30点。検査1月26日・27日、発表2月2日 日本人15人(実質3.9倍)、外国人5人(実質10.3倍)
    9月入学(帰国生・在京外国人等) 作文・面接(日本語か英語)。検査7月8日、発表7月13日 10人。実質倍率2.3倍

    大きな変更点として、令和9年度からIBコースの9月入学の選抜は廃止され、4月入学のみになります(東京都教育委員会の令和9年度入学者選抜の発表)。令和8年度は9月入学のIBコースで日本人3人・外国人3人を募集していたので、海外からの帰国時期に合わせてIBコースを考えていた家庭は注意が必要です。

    偏差値について:偏差値は、都立高校の受験生が受ける民間の模試(Vもぎ、W合格もぎなど)が出す目安で、学校や都教委の数字ではありません。模試や年度によって数字が変わり、今回、模試の公式資料で都立国際高校の最新の数値を確認できなかったため、この記事では範囲の数字を書きません。お子さんの位置を知りたい場合は、受けている模試の判定資料で確認するのが確実です。

    そのかわりに、公式の数字から読み取れることがあります。一般入試では英語の得点が2倍になるため、5教科の中でも英語の比重が大きい入試です。推薦は調査書500点に対して面接と小論文が合わせて500点あり、内申だけでは決まりません。IBコースは英語・数学の検査を含むすべての検査に基準点があり、一つでも届かないと選考の対象になりません。「偏差値がいくつなら受かる」よりも、「どの区分で、何が見られるか」を先に確かめるのが、この学校の入試の向き合い方です。偏差値という物差しそのものについては、インターナショナルスクールに偏差値はある?でも解説しています。

    帰国生入試の出願資格(令和9年度・4月入学):日本国籍があり、保護者に伴って外国に連続して住んでいた期間が2年以上3年未満なら帰国後1年以内、3年以上4年未満なら2年以内、4年以上なら3年以内(入学日現在)であることなどが条件です。出願前に学校で受検資格の確認を受ける必要があります。帰国後に英語をどう保つかは、帰国子女の英語力を維持するにはでまとめています。

    英語とカリキュラム——どれくらい英語で学ぶのか

    レギュラーコース:学校公式の「外国語教育」によると、英語は生徒のレベルに合わせた少人数・習熟度別で、科目によっては2クラスを最大5グループに分けて授業をします。ネイティブ教員と日本人教員が指導し、1年次の総合英語は読解中心と文法中心に分かれ、洋書を読む授業もあります。エッセイライティングは週2時間のうち1時間がネイティブ教員とのチームティーチングです。第二外国語は1年次からドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・韓国語・朝鮮語から選べ、すべての言語で専門のネイティブ教員が教えます。

    英語以外にも、「文化理解」「社会理解」「環境・表現」の3領域からなる国際理解科目と、2年次・3年次に1テーマずつ取り組んで論文と発表にまとめる課題研究があります。つまりレギュラーコースは、日本語で教科を学びながら、英語と国際理解の時間を厚く取る学び方です。英語の授業時間数(単位数)は公式ページに記載がありません。

    IBコース:1年目は学習指導要領の必履修科目の多くを英語で学び(体育・国語・日本史などは日本語)、2・3年目のディプロマ・プログラムでは日本語以外のすべての科目を英語で学びます。6つのグループから1科目ずつ選び、課題論文(EE)・知の理論(TOK)・創造性・活動・奉仕(CAS)にも取り組みます。修了すると日本の高校卒業資格とIBディプロマの資格を得られ、フルディプロマには世界共通の統一試験で45点満点中24点以上が必要です。

    進路について、学校公式は「国公立大学や難関私立大学へ進学する生徒が多い」「毎年10〜20名の生徒が海外大学に進学している」としています。大学ごとの合格実績は学校公式の「合格実績」ページで公開されています。一条校とインターナショナルスクールで卒業資格や進路の考え方がどう違うかは、一条校・インター・オルタナティブスクールの違いで整理しています。

    都立国際高校とNIJIN GLOBAL ACADEMYを比べる(公式情報で確認した比較表)

    ここからがNGAとの比較です。どちらが上という話ではなく、「そもそも種類が違う学校」なので、何が違うのかを項目ごとに並べます。

    観点 都立国際高校 NIJIN GLOBAL ACADEMY
    学校の種類 都立(公立)の一条校。全日制の高校(3年間) オンライン・インターナショナルスクール。一条校ではない
    学費(初年度) 授業料は就学支援金で原則負担なし。入学料5,650円+学校徴収金など。1年生の目安は一般139,650円、IBコース249,650円(制服等は別・公式) 非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)
    入試・偏差値 推薦・一般(5教科・英語2倍)・帰国生・在京外国人・IBコース。偏差値は模試により異なる(公式の数字なし) 学力選抜で偏差値をつける学校ではない(偏差値はない)
    英語の比重 レギュラーは習熟度別の英語+第二外国語。IBコースは2・3年次に日本語以外を英語で学ぶ 日本語の支えを前提に、少しずつ英語で教科を学ぶ
    帰国生枠・出願資格 帰国生(海外在住2年以上など)・在京外国人生徒等の専用入試、9月入学あり。IBコースの9月入学は令和9年度で廃止 学力入試(偏差値)がない(選考方法の詳細は未公表)
    通い方・場所 目黒区駒場の校舎に通学。出願には原則として保護者と都内在住が必要 オンライン。地方・海外在住でも参加できる。今の学校と併用も可
    対象学年 高校1〜3年(中学卒業後) 6〜18歳
    開校・実績 1989年開校。合格実績は公式サイトで公開 2027年9月開校(予定)、2027年4〜5月にプレ開校。実績はこれから
    都立国際高校とNIJIN GLOBAL ACADEMYを、校舎と部活・行事、英語で教科を学ぶ機会、学力入試の有無、住む場所の自由、今の学校との併用、小中学生のうちから学べるかの6観点で比べた○△×の比較図
    校舎での3年間と公立ならではの学費の軽さは都立国際高校の強み。NGAは場所と年齢の壁がないことが違いです。

    出典:東京都立国際高等学校 公式サイト(授業料など諸経費、入学選抜結果、IBコース、沿革、特色と取組、外国語教育)、東京都教育委員会(令和9年度東京都立高等学校入学者選抜の実施要綱・別表、高等学校等就学支援金事業、入学料の納付について)。2026年10月14日確認。NGAの情報は運営元の株式会社NIJINによるものです。

    正直に言えば、公立の授業料のしくみで学べる費用の軽さ、ネイティブ教員と少人数で学ぶ英語の授業、帰国生や外国にルーツを持つ同級生と同じ校舎で過ごす毎日、体育祭や桜陽祭などの行事や部活動、そしてIBの学びを経て日本の卒業資格まで得られる3年間——これらはNGAでは同じ形では得られません。一方で、都立国際高校で学ぶには、中学卒業の時点で入試を受け、都内に住んで駒場に通う必要があります。その「前提」が合わない家庭や、高校より前の時期に英語で学ぶ時間を持ちたい家庭にとっての選択肢がNGAです。

    夕方の明るいリビングで、ノートパソコンのオンライン英語授業を一緒に見る父親と小学生の息子
    高校受験までの数年をどう過ごすか。英語で考える時間を家の中に少しずつ増やすという道もあります。

    こういう家庭には都立国際高校、こういう家庭にはNGA

    学校選びに正解はひとつではありません。よくある4つのパターンで考えてみます。

    1. 都内に住み、高校受験で英語を軸に国際学科を目指したい家庭には都立国際高校

    都内に住み、中学3年生で都立高校を受ける予定なら、都立国際高校は「公立の学費で、英語と国際理解を厚く学べる」数少ない選択肢です。一般入試は英語が2倍になる5教科の入試なので、中学のうちから英語を得意科目に育てておくことが、そのまま準備になります。推薦を考えるなら、面接と小論文で自分の考えを言葉にする力も大切です。

    2. 英語で大学進学まで見すえたい家庭には都立国際高校のIBコース

    海外大学や国内大学のIB入試を視野に入れ、高校の段階から英語で教科を学びたいなら、IBコースが候補になります。帰国生でなくても日本人生徒募集で受けられますが、英語運用能力検査と数学活用能力検査には基準点があり、令和8年度の実質倍率は日本人3.9倍でした。令和9年度からは4月入学のみになる点も押さえておきましょう。

    3. 都外・海外に住んでいる、または小中学生のうちから英語で学びたい家庭にはNGA

    都立国際高校は都内在住が出願の前提で、入口は中学卒業の時点です。「地方や海外に住んでいて駒場には通えない」「高校受験を待たずに、小学生のうちから英語で教科を学ぶ経験をさせたい」という家庭にとっては、条件そのものが合いません。NGAには学力選抜で偏差値をつける入試がなく、オンラインなので住む場所を選びません。順位をつけない少人数の対話中心の授業で、日本語の支えを前提に英語で教科を学んでいきます。

    4. 併用(ダブルスクール)という使い方

    選択は「どちらか一方」だけではありません。たとえば、地元の小学校・中学校に通いながら、放課後や週末にNGAで英語で教科を学ぶ時間を足す、という使い方ができます。NGAは一条校ではないため、日本の小中学校に籍を置いたまま併用できます。将来、都立国際高校のIBコースや一般入試を考える場合も、英語で考え、英語で話す時間を早めに持つことは準備の一つになり得ます(合否や検査の基準到達を約束するものではありません)。具体的な時間の使い方はダブルスクールという選び方で紹介しています。

    都立国際高校かNGAか、併用かを決める3ステップ(都内から駒場に通えるか・どの入試区分で受けるか・それまでの英語の時間をどう足すか)の図解
    通学・入試区分・それまでの英語の時間の3つを順に考えると、家庭に合う形が見えてきます。

    ほかの学校との違いも知りたい場合は、広尾学園とNGAの違いや三田国際学園とNGAの違いも読んでみてください。同じ「英語や国際教育に力を入れる学校」でも、私立の中高一貫校と都立高校では、入る時期や学費の形がかなり違います。

    学費・通学・受験が壁なら——オンラインという選択肢

    NIJIN GLOBAL ACADEMYは、株式会社NIJINが運営する、2027年9月開校(予定)のオンライン・インターナショナルスクールです。2027年4〜5月には体験クラスとしてプレ開校を予定しています。NIJINが日本で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には、1000名以上の子どもたちが在籍しています。

    • 対象は6〜18歳。脱偏差値(順位をつけない)で、少人数の対話中心の授業
    • 英語で教科を学ぶ。ただし日本語の支えを前提に、少しずつ英語の比重を上げていく
    • 大切にしている言葉は「自分と世界を、好きになる」
    • 学費は非公開(対面インターの約1/5を目指す・開校情報登録者に先行案内)
    • 一条校ではないため、日本の小中学校に籍を置いたまま併用できる

    正直にお伝えしておくと、NGAは開校前で、実績はこれからです。校舎での毎日の生活や部活、行事と同じ体験は、オンラインでは提供できません。そのうえで、「住んでいる場所」「受験の時期」「偏差値という物差し」の壁で、英語で学ぶ環境をあきらめかけている家庭に、別の道を用意したいと考えています。

    オンラインでの学びのしくみを見る →

    よくある質問

    Q. 都立国際高校の偏差値はどれくらいですか?

    A. 偏差値は学校や東京都教育委員会が公表する数字ではなく、Vもぎ・W合格もぎなど民間の模試が出す目安です。模試や年度で数字が変わり、今回は模試の公式資料で最新の数値を確認できなかったため、この記事では載せていません。公式の数字では、令和8年度の一般入試の受検倍率は1.6倍、推薦は2.8倍でした。一般入試は英語の得点が2倍になる点も特徴です。偏差値の考え方はこちらのFAQで解説しています。

    Q. 帰国生でなくてもIBコースに入れますか?

    A. 入れます。令和9年度のIBコースの実施要綱では、日本人生徒募集の対象に中学校を卒業する見込みの人が含まれています。ただしIBコースを第1志望とすることが条件で、都立高校の推薦入試などとは併願できません。英語運用能力検査・数学活用能力検査には基準点があり、令和9年度からは4月入学のみの選抜になります。

    Q. 3年間でいくらかかりますか?

    A. 授業料を就学支援金でまかなえた場合、入学料・学年積立金・PTA会費・生徒会費の合計は、一般で301,150円、IBコースで531,150円です(2026年4月入学者向けの公式の金額から計算)。これに制服・体育着などの購入品が加わります。教材費は公式ページに記載がないため、学校に確認してください。

    Q. 都立国際高校とNGAは併用できますか?

    A. NGAは一条校ではないため、制度上は日本の学校に在籍したまま放課後や週末に学ぶ「ダブルスクール」の形がとれます。ただし都立国際高校は英語や課題研究の授業が多く、在学中に併用する必要性や時間のかね合いは家庭ごとに違います。どちらかといえば、受験前の小学生・中学生の時期や、通学圏外の家庭の使い方として考えるのが現実的です。

    Q. NGAに入試はありますか?

    A. NGAは学力選抜で偏差値をつける学校ではなく、偏差値はありません。選考方法の詳細は、現時点ではまだ公表していません。

    どの道を選んでも、お子さんが自分の言葉で世界とつながれるように

    中学3年生で都立国際高校を目指すことも、今の学校を続けながら英語で学ぶ時間を足すことも、どちらもお子さんの未来を真剣に考えた選択です。模試の偏差値が思うように伸びない時期があっても、住んでいる場所が東京から遠くても、それで英語で学ぶ道が閉ざされるわけではありません。大事なのは、偏差値や倍率の数字だけで決めるのではなく、お子さんが「どんな場所で、どんな言葉で、誰と学ぶと一番のびのびできるか」を家族で話し合うことだと思います。

    もしその答えの中に「オンラインで、順位をつけずに、英語で学ぶ」という形が入りそうなら、NGAの開校情報を受け取って、ゆっくり比べてみてください。急いで決める必要はありません。

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    ※学費・入試情報は2026年10月14日時点で各校公式サイトに掲載されていた情報です。改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。

    出典(2026年10月14日確認)

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