「西葛西でインターナショナルスクールを探しているけれど、出てくるのはインド系の学校ばかり。うちの子でも入れるの? 学費はいくら? 小学校からも通えるの?」——江戸川区で学校探しを始めた方の多くが、この3つで立ち止まります。江戸川区は外国人住民が54,314人と東京23区で最も多く、なかでもインド出身の住民は8,493人(15.6%)。西葛西駅周辺だけで4,596人が暮らす、日本でいちばんインドが身近な区です(いずれも江戸川区が公表する2026年4月30日時点のデータ)。その結果、江戸川区は23区のなかでもきわめて珍しい学校地図を持っています。この記事では、江戸川区に実在するインターナショナルスクール全8校を対象年齢と学費で正直に整理し、いちばん多く検索される「小学校の学費は年間いくらか」を入学金・授業料・施設費・教材費・バス代の内訳まで分解します。そのうえで、学費や通学が壁になったときの「オンライン」という道までお伝えします。読み終えるころには、お子さんに合う進路の輪郭がきっと見えてきます。
結論:江戸川区で選べる学校(早見)
- GIIS東京(グローバル・インディアン・インターナショナル・スクール東京/清新町・北葛西・西葛西・東葛西の4キャンパス)|3〜18歳(K-12)|年間およそ105万〜233万円(授業料+施設費・登録料別)|区内で唯一、幼稚部から高校まで通える。CBSEとIB/ケンブリッジの2ルート
- グローバルウィズダム・インターナショナルスクール(船堀・葛西)|2歳〜Grade 8|幼稚部 年間約81万円/小学部 年間約62万〜66万円|モンテッソーリ+ケンブリッジ。区内では学費がもっとも抑えめ
- スマイル インターナショナルスクール(西葛西・船堀)|満3〜6歳|月額7万8,000〜9万8,000円(入会金2万円)|幼児教育無償化で最大月8万円の補助対象
- イーグル インターナショナルスクール(東葛西・葛西駅徒歩1分)|1歳〜就学前|要問い合わせ|1987年開設、区内でもっとも歴史のあるオールイングリッシュ園
- キッズインターナショナル 西葛西センター|生後6か月〜就学前|月額7万7,000〜8万円|幼児教育無償化の対象施設。小学生向けのアカデミーもあり
- リトルガーデン インターナショナルスクール 小岩(東小岩)|0〜5歳|要問い合わせ(東京都認証保育所)|平日7:00〜19:00の長時間保育に対応
- ケリア インターナショナルスクール オブ ジャパン(小松川)|未就学(プリスクール・キンダーガーテン)|要問い合わせ|日英バイリンガル。政府の補助制度の対象施設
- ミントリーフ・インターナショナル・プリスクール 平井園|0歳〜|要問い合わせ|レッジョ・エミリアの考え方を取り入れた少人数の企業主導型
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン/2027年9月開校・6〜18歳・対面の約1/5の学費帯・日本語の支えあり)|通学せずに世界とつながるオンライン・インターナショナルスクール。現在は開校情報登録の受付中

江戸川区のインターナショナルスクール事情と学費相場
まず、江戸川区の学校地図をひとことで言うと「23区で唯一に近い、断絶のない区」です。東京23区でインターナショナルスクールを探すと、たいていの区では「未就学のプリスクールは複数あるのに、小学生以上が毎日通える全日制は1校かゼロ」という壁にぶつかります。ところが江戸川区では、3歳から18歳(Grade 12)まで区内で完結できる全日制が実在します。GIIS東京が4キャンパスで幼稚部から高校までをカバーし、グローバルウィズダムがGrade 8(中学2年相当)まで受け入れています。小学生・中学生の受け皿が区内にあるという点で、江戸川区は港区・渋谷区とはまったく別の理由で恵まれた区です。
その背景にあるのが、区の人口構成です。江戸川区の外国人住民は54,314人で東京23区最多。国籍別では中国18,568人(34.2%)に次いでインドが8,493人(15.6%)を占め、西葛西駅周辺に限れば外国人10,324人のうちインド出身が4,596人と、区全体の比率をはるかに上回ります(江戸川区・2026年4月30日時点)。この規模のコミュニティが20年以上かけて育てたのが、区内のインド系インターナショナルスクールです。つまり江戸川区のインターは「駐在員向けに外から持ち込まれた学校」ではなく、地元に根づいた学校だという点が、他区との最大の違いになります。
ただし、断絶がない代わりに「幅」はありません。区内の全日制はいずれもインド系の運営で、カリキュラムはCBSE(インドの国家カリキュラム)、IB、ケンブリッジのいずれか。アメリカ式・イギリス式の欧米系K-12インターは、江戸川区内にはありません。そこが合うかどうかは、家庭の価値観と進学の出口によって本当に分かれます。
学費の相場は、この区の大きな魅力です。区内の全日制インターの年間費用(授業料+施設費)はおおむね年間約62万〜233万円。下限側はグローバルウィズダム小学部の年間約62万円、上限側はGIIS東京のIBディプロマ(Grade 11-12)の年間約233万円です。港区や渋谷区のように「300万円前後がスタートライン」というエリアとはまるで事情が違い、年間100万円前後で全日制のインターに通わせられる区は、23区では例外的です。ただし授業料のほかに登録料・施設費・教材費・スクールバス代が上乗せされるため、判断は必ず総額で。学費の考え方そのものを整理したい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳もあわせてご覧ください。東京全体の選択肢を見比べたい方は東京のインターナショナルスクールのまとめが出発点になります。
※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

江戸川区のインターナショナルスクール全8校を、対象年齢と学費で正直に紹介
ここからは、江戸川区に実在するインターナショナルスクールを正直に整理します。無理に「7選」とはしません。区内で確認できるのは、全日制2校(法人単位)と未就学中心の6園、あわせて全8校です。年齢帯も学費もまったく違うので、「有名だから」ではなく「わが家の年齢・予算・出口に合うか」で読み進めてください。
1. GIIS東京(グローバル・インディアン・インターナショナル・スクール東京)
2006年に西葛西で50名から始まり、いまや区内4キャンパスを展開する、江戸川区を代表するインターナショナルスクールです。清新町(未就学)、北葛西(未就学+小学部)、西葛西(CBSEのGrade 3-12)、東葛西(小学部・中等部・高等部)と、年齢が上がるごとにキャンパスが移っていく構造。英語を唯一の指導言語としながら、生徒の国籍はインドだけでなく日本を含む多国籍で構成されています。CBSEルートとIB/ケンブリッジルートの2本立てで、IBディプロマ(DP)まで区内で完結できるのが最大の強みです。公式サイトはこちら/学費ページ
- カリキュラム:CBSE(Grade 1-12)、グローバル・モンテッソーリ・プラス(未就学)、IB PYP(Grade 1-5)、ケンブリッジCLSP(Grade 6-8)、IGCSE(Grade 9-10)、IBDP(Grade 11-12)
- 対象年齢:3歳(Nursery)〜18歳(Grade 12)・共学
- 学費目安:授業料+施設費で、未就学 年間約105万〜125万円/CBSE小学部(Grade 1-5)年間約125万円/CBSE Grade 11-12 年間約170万円/IB PYP 年間約164万円/IBDP 年間約233万円(2026-27年度の公式料金表より・登録料4万〜5万円別)
- こんな家庭に:小学校から高校まで区内で完結させたい/理数教育を重視したい/年間300万円台は難しいが本格的なIBやケンブリッジを目指したいご家庭に
2. グローバルウィズダム・インターナショナルスクール(Global Wisdom International School)
船堀(幼稚部)と葛西(小学部・中等部前期)の2キャンパスを持つ、江戸川区発のインターナショナルスクールです。幼稚部はモンテッソーリを軸にした2〜6歳のクラス、小学部からはケンブリッジ・プライマリーおよびロウアーセカンダリー(Grade 1-8)へと進みます。葛西キャンパスは葛西駅北口から徒歩2分、船堀キャンパスは船堀駅から徒歩4分と、通学のしやすさも特徴。区内の全日制のなかでは学費がもっとも抑えめで、「毎日英語で学ばせたいが年間100万円台は厳しい」という家庭の現実的な選択肢になっています。公式サイトはこちら
- カリキュラム:モンテッソーリ(幼稚部)、ケンブリッジ・プライマリー/ロウアーセカンダリー(Grade 1-8)
- 対象年齢:2歳〜Grade 8(中学2年相当)
- 学費目安:幼稚部(9:00〜14:00)月額7万円・年間一括81万円/小学部 月額5万5,000〜6万円・年間一括62万円(学期払いは年66万円)。入学金3万円、諸費 年1万〜1万5,000円、保険 月800円ほか(公式サイトの料金表より)
- こんな家庭に:費用を抑えて全日制の英語環境を続けたい/モンテッソーリからケンブリッジへ自然につなげたい/駅近で毎日の送迎を短くしたいご家庭に
3. スマイル インターナショナルスクール(Smile International School)
西葛西5丁目と船堀4丁目の2園を運営する、江戸川区の認可外保育施設です。満3歳から6歳までの多国籍の子どもたちが、1日7〜10時間の完全英語環境で過ごします。平日8:30〜18:30という長い保育時間があるため、共働きのご家庭でも組み立てやすいのが特徴。江戸川区の基準を満たし、条件に当てはまれば幼児教育無償化の補助(月額最大8万円)が使えます。公式サイトはこちら
- カリキュラム:完全英語(オールイングリッシュ)のプリスクール・キンダーガーテン。Pre-K/LKG/UKGのクラス編成
- 対象年齢:満3歳〜6歳(就学前)
- 学費目安:入会金2万円(返金不可)、月額7万8,000円(1日6時間・週5)〜9万8,000円(1日10時間・週5)。給食1食480円、Tシャツ1枚1,500円(公式サイトの料金ページより)
- こんな家庭に:共働きで長時間の預かりが必要/無償化の補助を使って費用を抑えたい/就学前にしっかり英語の耳を育てたいご家庭に
4. イーグル インターナショナルスクール(Eagle International School)
1987年に葛西で開設され、30年以上にわたって区内の幼児英語教育を引っ張ってきた老舗です。東京メトロ東西線・葛西駅から徒歩1分という立地で、ネイティブ講師によるオールイングリッシュの環境。2歳未満は週3日・午前3時間から、2歳以上は平日5〜9時間コースまで、年齢と家庭の事情に合わせて組み方を選べます。長く地域にあるぶん、卒園後の進路の実例が蓄積されているのも心強いところです。公式サイトはこちら
- カリキュラム:ネイティブ講師によるオールイングリッシュのプリスクール(制服あり)
- 対象年齢:1歳〜就学前(アフタークラスは小学生も対象)
- 学費目安:要問い合わせ(コース・時間数・年齢で大きく変わるため、公式サイトまたは直接ご確認ください)
- こんな家庭に:葛西駅すぐで送迎の負担を減らしたい/週3日など少ない日数から始めたい/実績のある園で様子を見たいご家庭に
5. キッズインターナショナル 西葛西センター
全国展開するキッズインターナショナルの西葛西拠点で、西葛西駅南口から徒歩5分。生後6か月から入会でき、9:30〜18:30の保育に延長保育も組み合わせられます。認可外保育施設の指導監督基準を満たす旨の証明書を取得しており、幼児教育無償化の対象施設。就学後もアカデミー(課外クラス)で英語を続けられるので、「小学校は日本の学校、英語は放課後で」という組み立てもしやすい園です。公式サイトはこちら
- カリキュラム:英語で過ごすインターナショナルプリスクール+小学生以上向けアカデミー(課外クラス)
- 対象年齢:生後6か月〜就学前(アカデミーは小学生以上)
- 学費目安:保育プログラムで1〜2歳児 月額8万円、3〜5歳児 月額7万7,000円(公式サイト記載・地域により助成金の対象となる場合あり)
- こんな家庭に:0歳台から英語環境に入れたい/無償化・助成を活用したい/小学校以降も英語を細く長く続けたいご家庭に
6. リトルガーデン インターナショナルスクール 小岩(LG小岩保育園)
東小岩4丁目にある、東京都認証保育所のインターナショナルスクールです。0歳児から5歳児まで定員90名、平日7:00〜19:00・土曜7:00〜18:00という保育時間で、外国人講師とバイリンガル講師が日常的に関わります。「英語だけ」ではなく日本語とのバランスを重視した設計なので、就学後に日本の小学校へ進む前提のご家庭にも選ばれています。小岩駅から徒歩約13分。公式サイトはこちら
- カリキュラム:英語・日本語のバランスを取るバイリンガル保育(東京都認証保育所)
- 対象年齢:0歳児〜5歳児(定員90名)
- 学費目安:要問い合わせ(東京都認証保育所のため、世帯状況により区の補助が受けられる場合があります)
- こんな家庭に:小岩・新小岩エリアで探している/長時間保育が必要/日本語も育てながら英語に触れさせたいご家庭に
7. ケリア インターナショナルスクール オブ ジャパン(Kerria International School of Japan)
小松川3丁目、都営新宿線・東大島駅から近いビルの2階・4階にあるプリスクールです。日英バイリンガルを掲げ、テーマに沿った活動のなかで子どもが自分から学びに入っていく形をとります。認知・手指・感覚・ごっこ遊びを組み合わせた遊びベースの設計で、江東区側からも通いやすい立地。日本政府の補助制度の対象施設として認められています。公式サイトはこちら
- カリキュラム:日英バイリンガル、テーマ型・遊びベースのプリスクール/キンダーガーテン
- 対象年齢:未就学(プリスクール・キンダーガーテンのクラス編成)
- 学費目安:要問い合わせ(政府の補助制度の対象施設。学期制のため、年額は学期ごとの合計で確認を)
- こんな家庭に:小松川・平井・東大島エリアで探している/遊びのなかで自然に英語に触れさせたい/江東区側からも通いたいご家庭に
8. ミントリーフ・インターナショナル・プリスクール 平井園
JR平井駅から徒歩3分、定員30名の企業主導型保育施設です。外国人講師が常駐し、日本語と英語の両方を使うバイリンガル環境。レッジョ・エミリア・アプローチの考え方を取り入れた独自のメソッドで、テストで測れない力(非認知能力)を育てることを掲げています。区の東側(平井・小松川)で英語環境を探すご家庭の受け皿になっている園です。公式サイトはこちら
- カリキュラム:レッジョ・エミリアの考え方を取り入れたバイリンガル保育(企業主導型保育・定員30名)
- 対象年齢:0歳〜就学前
- 学費目安:要問い合わせ(企業主導型保育のため、勤務先の枠や地域枠で条件が変わります)
- こんな家庭に:平井・小松川エリアで探している/少人数の環境がいい/0〜2歳から英語と日本語の両方に触れさせたいご家庭に
江戸川区インターナショナルスクールの学費・費用を、年間の内訳で見る
「江戸川区 インターナショナルスクール 学費」で調べている方がいちばん知りたいのは、たぶん総額です。ここでは公式の料金表をもとに、授業料だけでなく入学金(登録料)・施設費・教材費・スクールバス代まで含めて分解します。金額はすべて2026-27年度の公表値で、消費税10%込みです。
小学校(小学生)の学費は年間いくら?
江戸川区で小学生が毎日通える全日制は2校。年間の授業料+施設費は次のとおりです。
- グローバルウィズダム 小学部(葛西):月額5万5,000〜6万円。1学期(4か月)22万円×3学期=年間66万円、年間一括なら62万円。別途、入学金3万円・諸費 年1万5,000円・保険 月800円・教材費(実費)
- GIIS東京 CBSE Grade 1-5:授業料 37万8,616円+施設費 3万8,081円=1学期41万6,697円×3=年間125万0,091円。別途、登録料4万円(初回のみ)
- GIIS東京 IB PYP Grade 1-5:授業料 50万6,358円+施設費 3万8,830円=1学期54万5,188円×3=年間163万5,564円。別途、登録料5万円(初回のみ)
つまり江戸川区で小学生を全日制インターに通わせる場合、年間62万円台から164万円台まで、およそ2.6倍の幅があります。同じ区内でこれだけ差が出るのは、カリキュラムの認定コスト(IBやケンブリッジは認定校としての費用がかかります)の違いが大きいためです。「どちらが良い学校か」ではなく「どの出口を目指すか」で選ぶ場面だと考えてください。
中学生・高校生になると学費はどう上がる?
学年が上がるほど費用は上がります。GIIS東京の2026-27年度の公式料金表では、授業料+施設費の年額は次のように推移します。
- CBSEルート:Grade 1-5 約125万円 → Grade 6-8 約135万円 → Grade 9-10 約149万円 → Grade 11-12 約170万円
- IB/ケンブリッジルート:IB PYP(Grade 1-5)約164万円 → ケンブリッジCLSP(Grade 6-8)約166万円 → IGCSE(Grade 9-10)約198万円 → IBDP(Grade 11-12)約233万円
グローバルウィズダムはGrade 8までなので、その先は区内ならGIIS東京、あるいは区外へ広げることになります。12年間の総額で考えると、CBSEルートで約1,700万円前後、IB/ケンブリッジルートで約2,200万円前後という規模感です(学費改定がない前提のおおよその目安)。初年度の金額ではなく、この総額で「何年払い続けられるか」を先に決めておくことを強くおすすめします。
未就学(プリスクール)の費用の目安
未就学の相場は、月額で見るとおおむね7万〜10万円です。スマイル インターナショナルスクールが月額7万8,000〜9万8,000円(時間数による)、キッズインターナショナル西葛西が1〜2歳児 月額8万円・3〜5歳児 月額7万7,000円、グローバルウィズダム幼稚部が月額7万円(半日なら5万円)。GIIS東京の未就学は年間105万〜125万円なので、月額換算で約8万7,000〜10万4,000円になります。
ここで見落とせないのが幼児教育・保育の無償化です。認可外保育施設でも条件を満たせば月額最大8万円までの補助が使える場合があり、実質負担が大きく変わります。スマイル インターナショナルスクールやキッズインターナショナル西葛西は対象施設として案内しているので、区の窓口で自分の家庭が該当するかを必ず確認してください。
授業料以外にかかる費用——入学金・施設費・教材費・バス代
ここがいちばん見落とされる部分です。GIIS東京の公式料金表(2026-27年度)を例に、授業料以外の項目を並べます。
- 入学金(登録料):4万円(未就学・CBSE)/5万円(IB・ケンブリッジ系)。一度きり・返金不可
- 施設費(Building Fee):1学期3万8,081円(未就学・CBSE)または3万8,830円(IB系)。年間で約11万4,000〜11万7,000円が授業料に上乗せされます
- 教材費・制服:教科書と制服は別途実費。購入後の交換期限が1日と短いので、サイズ確認は購入時に
- スクールバス代:ルートにより1学期11万4,941〜17万7,694円、年間で約34万5,000〜53万3,000円。加えてバス登録料2万5,000円(初回のみ)。より短距離のシャトル便なら1学期5万820円(年間約15万2,000円)+登録料1万円
- アフタースクール(希望者):1学期8万8,800円(13:00〜15:15)〜25万500円(13:00〜18:30)。年間では約26万6,000〜75万2,000円
つまり、CBSE小学部で授業料+施設費が年間125万円でも、バスを使えば年間160万円前後、アフタースクールまで付ければ200万円を超えることがあります。逆に、徒歩や自転車で通える場所に住んでいれば年間34万〜53万円のバス代がまるごと不要になる——江戸川区で「どこに住むか」が学費に直結するのは、このためです。なお、GIIS東京は第2子で授業料25%割引・バス代25%割引、第3子で授業料50%割引という兄弟姉妹割引を公表しています。きょうだいで通わせる前提なら、この差はかなり大きく効きます。
※学費は改定される可能性があります。定員・入学条件・割引の適用範囲も含め、必ず各校の公式サイトと直接のお問い合わせでご確認ください。
比較でわかる、わが家に合う選び方
ここまで見てきたとおり、江戸川区は「全日制がある」という点で恵まれている一方、「選べる系統が限られている」という制約もあります。だからこそ、比べる順番が大事です。

最初に決めるべきはカリキュラムの出口です。CBSEはインドの大学・専門教育への接続に強く、理数の積み上げに定評があります。IBやケンブリッジ(IGCSE/IBDP)は世界各国の大学出願で使いやすい資格です。日本の高校・大学を主な出口に考えている場合は、そもそも全日制インターが最適解とは限らないので、日本の学校+放課後の英語という組み合わせも同じ土俵に並べて比べてください。
次が通学圏の広げ方です。もし「欧米系のカリキュラムも見てみたい」「もう少し選択肢を比べたい」ということなら、東西線一本でつながる江東区のインターナショナルスクール、さらに数駅の中央区のインターナショナルスクールまで広げるのが現実的です。江戸川区からだと、清澄白河・木場あたりまでは十分に通学圏に入ります。
そして最後が続けられるかどうか。上で見たように、江戸川区の全日制は年間62万〜233万円と幅があり、バス代や兄弟割引で総額はさらに動きます。「入学できるか」より「12年払い続けられるか」を先に置くと、選択肢の見え方が変わります。オンラインでの学びのしくみを見る →

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第9の選択肢
ここまで読んで、「区内に全日制があるのはありがたいけれど、カリキュラムがうちの子に合うかは分からない」「年間150万円を12年は現実的じゃない」と感じた方もいると思います。そういう方に、もうひとつだけお伝えしたい選択肢があります。
私たちNIJIN GLOBAL ACADEMYは、2027年9月に開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。運営は日本の株式会社NIJIN。すでに日本国内でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営しており、1000名以上の子どもたちが在籍しています。
私たちが大切にしているのは脱偏差値——テストの点数で子どもを並べない、ということです。少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」ことを目指します。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。オンラインなので住む場所を選ばず、江戸川区から引っ越しても、海外に移っても、同じ学校に通い続けられます。学費は対面のインターナショナルスクールの約5分の1を目指しています。そして、いきなり全部英語ではなく、日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れられる設計にしています。英語環境で日本語の力が心配になるご家庭には、姉妹サービスのともだちじゃぱん(NIJIN運営・子ども向け日本語オンライン)もおすすめです。
正直に書いておきたいこともあります。私たちはまだ開校前で、卒業生の進学実績はこれからです。そして、校庭で走り回ることや、放課後に友だちと寄り道することは、オンラインでは同じようには提供できません。対面のインターと同じ体験にはならない、というのは事実です。そのうえで、「学費」「通学」「合うカリキュラムがない」という壁にぶつかっている江戸川区のご家庭にとっては、検討する価値のある一つの道だと考えています。
よくある質問
Q. 江戸川区のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?
A. 未就学であれば、早い園で0歳台から入れます。キッズインターナショナル西葛西が生後6か月から、リトルガーデン小岩とミントリーフ平井園が0歳から、イーグル インターナショナルスクールが1歳から、グローバルウィズダムが2歳から、スマイル インターナショナルスクールが満3歳からです。全日制のGIIS東京は3歳(Nursery)から受け入れています。まずはお子さんの年齢で受け入れ可能な園を絞り込むのが第一歩です。
Q. 江戸川区で小学生以上が通えるインターはありますか? 日本語のサポートは?
A. あります。ここが江戸川区の大きな特徴で、GIIS東京がGrade 12(高校3年相当)まで、グローバルウィズダムがGrade 8(中学2年相当)まで、区内で毎日通える全日制を提供しています。23区では珍しい環境です。ただしどちらもインド系の運営で、指導言語は英語。日本語の授業は第2・第3言語という位置づけの学校もあるため、日本語をどの程度確保できるかは入学前に必ず確認してください。また、インターナショナルスクールは日本の学校教育法上の「一条校」ではないため、義務教育の扱いについても区の教育委員会に事前相談しておくと安心です。英語環境が長くなるほど日本語が心配になるご家庭には、姉妹サービスのともだちじゃぱんもあわせて検討していただければと思います。
Q. 途中からの編入はできますか? 時期はいつがいいですか?
A. GIIS東京は4月始まりの3学期制(Term 1が4〜7月、Term 2が8〜11月、Term 3が12〜3月)で、2026-27年度の出願を受け付けています。グローバルウィズダムも4月始まりの3学期制です。日本の学校暦と揃っているぶん、9月始まりの欧米系インターより日本の学校からの編入はイメージしやすいでしょう。ただし人気キャンパスは学年によって空きが出にくく、英語力の確認や面接が課される場合もあります。入りたい時期の半年〜1年前には各校へ直接問い合わせ、キャンパスツアーやオープンハウスに足を運んでおくと安心です。バス路線に自宅が含まれるかも、この段階で確認しておきましょう。
迷う時間も、お子さんを想う時間です
学校選びに「正解」はありません。江戸川区のように、区内で高校まで通える全日制がある一方で、選べる系統は限られている——そんな区では、なおさら「どれが一番いいか」より「わが家が何年続けられるか」「この出口でうちの子は幸せか」が問われます。学費も、通学の距離も、お子さんの性格も、どれも家庭ごとに事情が違います。だからこそ、あなたが今こうして迷っている時間そのものが、お子さんの未来を真剣に想っている証拠です。焦らず、まずは2〜3校を実際に見学して、教室の空気を比べてみてください。そのうえで「通学以外の道」も知っておきたいと思われたら、私たちの開校情報もそっと候補に入れていただけたら嬉しいです。


