【2026年版】新潟県のインターナショナルスクールは全日制ゼロ|県内7施設の学費と、県立ケンブリッジ校・長野通学・オンラインという選択肢

新潟県のインターナショナルスクール一覧と書かれた記事のキービジュアル

「新潟県 インターナショナルスクール」と検索して、途中で手が止まっていませんか。人口約210万人、政令指定都市の新潟市を抱える県なのに、検索結果に並ぶのは英語のプリスクールや英会話スクールばかりで、小学校以上まで英語で学び続けられる学校がどうしても出てこない——。それは、あなたの探し方が悪いからではありません。2026年7月時点で調べたかぎり、新潟県内に小学校段階以上を受け入れる常設の全日制インターナショナルスクールは確認できませんでした。国際バカロレア(IB)の認定校・候補校も、県内にはひとつもありません。ただし、それは「新潟の子どもに国際教育は無理」という意味ではまったく違います。この記事では、県内に実在する英語プリスクール・インターナショナルこども園をエリア別にすべて整理したうえで、2027年に南魚沼で開校予定の公立初のケンブリッジ国際教育プログラム校、上越から24分で行ける長野県の学校、そして通わないという選択肢まで、順に正直にお伝えします。読み終えるころには、「県内で完結させるか、県境をまたぐか、通学そのものを手放すか」の判断軸が手に入るはずです。

目次

結論:新潟県で選べる学校(早見)

ここだけ読めば全体像がつかめます。学校が確認できるエリアごとに校名を並べ、最後にオンラインという選択肢も同じ粒度で載せました。エリアごとの詳しい状況(学校が無いエリアを含む)は本文で正直に扱っています。

  • 新潟市中央区エリア(県内でもっとも選択肢が多い) — SMBインターナショナルスクール(Seven Mile Bridge)/グローバルツリーインターナショナルスクール 新潟校/NES International School 新潟駅南校
  • 新潟市西区・北区エリア — CUBBY HOUSE ENGLISH International Preschool
  • 長岡エリア(中越) — グローバルツリーインターナショナルスクール 新潟長岡校
  • NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通える範囲や学費が壁になる家庭の選択肢。
新潟市の萬代橋と信濃川を望む朝の歩道を、通学かばんを背負った子どもと母親が手をつないで歩く風景
新潟県は日本一長い県のひとつ。住むエリアによって、選べる学校の景色はまるで変わります。

新潟県のインターナショナルスクール事情と学費相場

まず前提として、新潟県は国際化と無縁の県ではありません。新潟日報の報道によれば、住民基本台帳に基づく調査で2024年1月1日時点の県内の外国人人口は21,145人となり、初めて2万人を超えて過去最多を記録しました。製造業や農業の現場を支える人材として、新潟市・長岡市・上越市をはじめ県内各地に多国籍な家庭が暮らしています。それでも「英語で教科を学び続けられる学校」の数は、まったく追いついていません。ここが新潟県のインターナショナルスクール事情の核心です。

県内の施設は、はっきり2層に分かれます。ひとつは0〜6歳ごろの幼児を対象に英語で保育・幼児教育を行うプリスクール/インターナショナルこども園の層で、新潟市の中央区・西区・北区と長岡市に、判明分で7施設ほどが集まっています。もうひとつは、小学生以降を対象にした英語のアフタースクールやオルタナティブスクールの層。こちらは学校の代わりというより、地元の小中学校に通いながら英語環境を足す形の施設です。つまり新潟県には、幼児期の入口と、放課後の補完はある。けれども「毎日そこに通って、英語で全教科を学び、卒業していく」全日制のインターナショナルスクールは、県内に見当たらないのが現実です。文部科学省のIB教育推進コンソーシアムが公開する認定校・候補校一覧(令和8年3月31日時点)にも、新潟県の学校は含まれていません(隣の長野県には8校、群馬県には3校あります)。そもそもインターナショナルスクールとは何か、一条校との違いや義務教育の扱いについてはインターナショナルスクールとは?で整理しています。

学費の相場も、この構造を反映しています。県内の英語プリスクールは、週2〜3回のコースで月3万〜5万円台、毎日通う全日型で月5万〜6万円台というのが公開情報から見えるレンジです。年額に直すとおおよそ40万〜100万円ほどですが、3〜5歳は幼児教育・保育の無償化の対象となる施設も多く、条件を満たせば月3万7,000円程度の補助で実質負担が大きく下がるケースがあります。首都圏の大手インターナショナルスクールが年間200万〜300万円という水準であることを考えると、新潟県内の選択肢は「数は限られるが、費用は現実的」と言えます。ただし繰り返しになりますが、その多くは6歳で終わります。
※学費等は2026年7月時点の公開情報です。改定される場合があるため、最新は各施設の公式サイトで必ずご確認ください。

新潟県のインターナショナルスクール選びで先に知っておきたい、全日制のインターは県内ゼロ・幼児向けは新潟市と長岡に7施設・2027年に南魚沼で公立初のケンブリッジ校が開校予定、という3つのポイントを示した図解
比べ始める前に、この3つを知っておくだけで迷う時間がぐっと減ります。

新潟県のインターナショナルスクール・英語プリスクール一覧【エリア別】

ここからは、県内で確認できた施設をエリア別に整理します。無理に「7選」に水増しはしませんし、逆に見つかったものは小さな施設も落としません。いずれも幼児が中心で、小学校以降の受け皿にはならない点だけ、先にご承知おきください。

新潟市中央区エリア(県内でもっとも選択肢が多い)

SMBインターナショナルスクール(Seven Mile Bridge)は、新潟市中央区中大畑町にあるユニークな施設です。ひとつの建物のなかに、未就学児向けのプリスクール(認可外保育)、小中学生向けのアフタースクール、探究型のオルタナティブスクール、児童発達支援までを併設しています。英語環境での探究学習を掲げており、学校に行きづらさを感じている子どもの居場所としての機能も持っているのが特徴です。学費は公開されていないため要問い合わせとなります(公式サイト)。

グローバルツリーインターナショナルスクール 新潟校は、中央区西大畑町の異人池ヒルズにあります。満2歳から未就園児までのプリスクール(火〜金 14:00〜16:00)、満3歳からのアフタースクール園児クラス、小学1年生からのアフタースクール学童、小学5年生以上の語学クラス、そして認定ギフテッド在校生向けのクラスまでを持つ多層構成。校内は英語環境で、外国人講師による英語イマージョン指導を行っています。授業料は公式サイトのPDFで公開されています(公式サイト)。

NSGインターナショナルこども園ふるまちは、中央区古町通二番町にある定員17名の企業主導型保育施設です。外国人スタッフのいる環境で、月ごとのテーマに沿って英語に触れる保育を行っています。第三者データベースの公開情報では3歳児の保育料が月30,000円(従業員枠)/36,000円(地域枠)、英語教材費が年4,000円。少人数の家庭的な雰囲気を求める家庭に向いています(公式サイト)。もうひとつ、中央区南笹口のNES International School 新潟駅南校は、4〜10歳を対象にした英語学童型の施設。英語でのレッスンに加えてプログラミング・工作・英検対策などを日替わりで選べる設計で、小学生になってからも英語に触れ続けたい家庭の受け皿になっています。

新潟市西区・北区エリア

西区青山のCUBBY HOUSE ENGLISH International Preschoolは、2歳半〜6歳を対象にした本格的なプリスクールです。火〜金のなかから週2〜4回を選べ、時間は9:30〜13:30または9:30〜15:00。公式サイトの公開情報では月謝が週2回35,000円・週3回48,500円・週4回60,000円で、別途入会金・施設管理費・教材費がかかります。「英語で生活する環境で土台をつくる」という方針が明確で、通う回数を家庭の事情に合わせて調整できるのは、共働き・専業を問わず使いやすいポイントです(公式サイト)。

北区島見町の新潟医療福祉大学附属インターナショナルこども園は、大学のキャンパス内にある0〜5歳対象の園です。0〜2歳はテーマベース、3〜5歳はプロジェクトベースのカリキュラムで、外国人スタッフによる英語のレッスンが1日2回。大学の教員による保育サポートが入るという、他にはない環境も魅力です。保育料は公開されていないため要問い合わせとなります(公式サイト)。

長岡エリア(中越)

長岡市本町のグローバルツリーインターナショナルスクール 新潟長岡校は、2021年4月に開校した施設で、県内では数少ない全日型のバイリンガル幼児園を持っています。年少〜年長を対象に、最長7:30〜18:30で預かる設計。加えて満2歳からのプリスクール(火〜金 10:00〜13:00)、アフタースクール、長期休暇のシーズンスクールもあります。第三者データベースの公開情報では入会金110,000円、バイリンガル幼児園が月額59,840円で、保育無償化の対象児には月37,000円の補助が出るとされています(金額は変動する可能性があるため要確認)。中越エリアで毎日英語の環境に入れたいなら、まず候補に挙がる施設です(公式サイト)。

上越・下越・魚沼のその他エリア

正直にお伝えします。上越市・三条市・柏崎市・新発田市・燕市・魚沼地域などについては、2026年7月時点で常設のインターナショナルスクールやインターナショナルプリスクールを確認できませんでした。プリスクール検索サイトの掲載数も、新潟市中央区・西区と長岡市を除くとゼロというのが現状です。県土が広く、車社会で、雪の季節がある新潟県では、「隣の市まで通う」こと自体が想像以上の負担になります。だからこそ、次に紹介する県内の高校段階の新しい選択肢と、県外・オンラインという道を早めに知っておくことに価値があります。全国47都道府県のインターナショナルスクール一覧から、他県の状況もあわせて確認できます。

2027年、南魚沼に「公立初のケンブリッジ校」——新潟県内の国際教育に近い選択肢

新潟県の話でいちばん見落とされているのが、ここです。新潟県立国際フロンティア高等学校が、2027年(令和9年)4月に南魚沼市浦佐で開校を予定しています。県立国際情報高等学校の校舎内に設置される全日制・共学の高校で、全国の公立高校としては初となるケンブリッジ国際教育プログラムの導入を目指しています。1年生でIGCSE、2年生からASレベル、3年生でAレベルへと段階的に進み、数学・理科・地理など英語以外の教科を英語で学ぶカリキュラム。募集は2学級80人で、うち40人が学校設定枠、県外からの入学枠も設けられています。入学時の英語力の目安は英検2級・CEFR B1相当が望ましいとされ、寮も男女各1棟が整備される予定です。

費用面も現実的です。地域みらい留学に掲載された学校情報によると、初年度の納入金は合計27万8,550円(授業料・教科書副教材費・学校諸費などを含む目安)。これとは別に海外研修の参加費が約50万円の見込みで、県立寮の寮費は検討中ながら参考事例として月6万4,000円が示されています(いずれも2026年7月時点の公開情報・要確認)。年間200万円以上が当たり前のインターナショナルスクールと比べれば、桁がひとつ違う世界です。新潟県が公開しているQ&A集に最新の詳細がまとまっています。

高校段階では、同じ南魚沼市の新潟県立国際情報高等学校(国際文化科・情報科学科)や、胎内市の開志国際高等学校(学校法人大彦学園・普通科に国際情報コースなどを設置、敷地内に男女寮あり)も、英語や国際理解に力を入れる選択肢です。ただしいずれも日本の高校であり、全教科を英語で学ぶ英語イマージョン型ではありません。「日本の学籍を保ちながら国際性を伸ばす」ことが目的なら十分に現実的ですが、「英語で教科を学ぶ」ことが目的なら、届かない部分が残ることは理解しておきたいところです。

近隣県のインターナショナルスクール(通学圏として考える)

新潟県は8つの県と接していますが、雪と距離を考えると現実的な通学圏はかなり限られます。それでも、エリアによっては意外な近さがあります。

上越・妙高エリアの家庭にとって有力なのが長野県です。上越妙高駅から長野駅までは北陸新幹線でおよそ24分。長野市には0歳児から中学部までを受け入れるInternational School of Nagano(ISN)があり、公式サイトによれば一部キャンパスがIBのPYP認定を受けています。県内の隣町へ車で1時間かけるより、新幹線で長野に出るほうが速い——上越からはそれが起こり得ます。詳しくは長野県のインターナショナルスクールの記事で、校名・学費・エリアまで整理しています。軽井沢には全寮制の高校もあるため、高校段階では住まいを動かさずに選択肢を広げることもできます。

南魚沼・湯沢エリアなら、関東方面が視野に入ります。越後湯沢駅から高崎駅までは上越新幹線で25分前後、東京駅までもおよそ1時間15分。群馬県や埼玉県のインターナショナルスクールが、時間だけを見れば通えない距離ではありません。一方、新潟市から東京駅までは上越新幹線の最速列車でおよそ1時間半。単純な所要時間は「通勤圏」でも、小学生が毎日往復するには体力的にも費用的にも現実的とは言えません。新幹線通学は交通費が年間数十万円規模になりますし、送迎する保護者の時間も同じだけ消えていきます。志望校を絞る前に、必ず「所要時間×6年分」と定期代を電卓で出してみてください。

新潟県のインターナショナルスクール 学費早見表【県内9件を1表で比較】

ここまでエリア別にお伝えしてきた費用を、1つの表に組み直します。新潟県で学校を探すご家庭からいちばん多く届くのが「結局いくらかかるのか」という問いだからです。下の金額は、2026年8月に各施設の公式サイト・公式の料金表PDF、および新潟県が公表している資料で1件ずつ確認したものだけを並べています。第三者の学費まとめサイトの金額は使っていません。公表されていない項目は、推計で埋めずに「掲載なし」と書いています。

先に要点をお伝えします。新潟県には小学校段階以上を全日で受け入れるインターナショナルスクールが無いため、県内の費用は「年間いくら」ではなく「月額いくら×通う回数」で決まります。幼児向けで毎日通う形なら月6万〜13万円台、週2〜3回なら月3万〜5万円台。そして2027年4月、南魚沼に公立高校の学費水準でケンブリッジ国際教育を受けられる県立高校が生まれる予定です。この表は、その全体像を1枚で見るためのものです。

施設名 エリア 対象 費用の目安 内訳(公開情報) 備考
SMBインターナショナルスクール(セブンマイルブリッジ)認可外保育園 新潟市中央区中大畑町 プレ〜年長(3歳〜就学前) 月42,090円〜130,120円 週1回 月謝38,000円+設備維持管理費2,000円+給食2,090円/週3回 87,000円+3,000円+6,160円/週5回 115,000円+5,000円+10,120円(いずれも税込)。入学金33,000円 幼児教育・保育の無償化の対象施設。月〜土8:30〜14:30(19:00まで延長可・1回2,000円/月上限25,000円)。定員は各年齢約6名・合計19名以下。奨学金制度あり。2026年秋頃から英語教材・外部講師費 月7,700円が加わる予定
SMBインターナショナルスクール フリースクール(オルタナティブスクール) 新潟市中央区中大畑町 小学生〜中学生 月謝は公式サイトに掲載なし・要問い合わせ 入学金33,000円/おやつ代150円(1回)/送迎 片道350円・月上限5,500円(片道20分以内) 月〜金10:00〜15:00、定員1日10名、スクール提供の給食あり。県内で確認できたなかで、小中学生が平日の日中に英語環境で過ごせる唯一の常設の場
グローバルツリーインターナショナルスクール 新潟校 新潟市中央区西大畑町 満2歳〜(プリスクール)/小1〜(アフタースクール学童)/小5〜(語学クラス) 公式サイトの授業料一覧PDFに掲載(本記事では金額を確定せず) 入会金は同法人の長岡校の料金表に「一律 100,000円(税込110,000円)」と明記 プリスクールは火〜金14:00〜16:00の2時間。新潟校には全日型の幼児園はない(全日型は長岡校のみ)
グローバルツリーインターナショナルスクール 新潟長岡校 バイリンガル幼児園 長岡市本町 年少児〜年長児 月59,840円または96,800円(税込) 週5日9:00〜14:00=54,400円(税込59,840円)+保育併用/週5日8:00〜18:00=88,000円(税込96,800円)。入会金一律100,000円(税込110,000円) 保育認定を受けた3才児以上には保育無償化に伴う補助金37,000円が支給される。早朝・延長保育は要問い合わせ。一時保育(在校生のみ)30分500円(税込550円)。県内で唯一確認できた全日型のバイリンガル幼児園
CUBBY HOUSE ENGLISH International Preschool 新潟市西区青山 2歳半〜6歳(アフタースクールは小1〜小6) 月35,000円〜60,000円 週2回35,000円/週3回48,500円/週4回60,000円。別途 入会金・施設管理費・教材費 火〜金9:30〜13:30(上のクラスは15:00まで)。新潟市認可外保育施設。通う回数を家庭の事情に合わせて選べる
NSGインターナショナルこども園ふるまち 新潟市中央区古町通二番町 生後6か月〜3歳児 月30,000円〜38,000円(無償化後は0円〜4,000円) 従業員枠=0歳34,000円/1〜2歳32,000円/3歳30,000円。地域枠=0歳38,000円/1〜2歳38,000円/3歳36,000円。無償化後は地域枠で0歳900円・1〜2歳1,000円・3歳4,000円。3歳児は給食代5,400円が別途 企業主導型保育。定員17名(0歳3・1歳6・2歳6・3歳2)。月〜土8:00〜19:00。保育料に1か月分の英語学習プログラム料を含む
新潟医療福祉大学附属インターナショナルこども園 新潟市北区島見町 生後6か月〜5歳児 月12,800円〜40,800円 地域枠=3〜5歳15,600円(基本保育料10,200円+主食費900円+副食費4,500円)/1〜2歳38,800円(住民税非課税世帯1,800円)/0歳40,800円(同3,700円)。従業員・共同利用枠=3〜5歳12,800円/1〜2歳36,000円/0歳38,000円 7:30〜18:30(最終閉園19:00)。英語教育プログラム料は基本保育料に含まれる。別途カラー帽子(入所時)・教材費・行事費。大学キャンパス内という他にない環境
NES International School 新潟駅南校 新潟市中央区南笹口 年中〜小学3年生 月13,920円〜57,920円 週1日 授業料11,920円+管理費(教材込)2,000円/週3日 31,920円+4,000円/週5日 51,920円+6,000円。入会金10,000円 火〜金14:30〜18:30、土10:00〜15:00。JR新潟駅から徒歩5分。英語のレッスンにプログラミング(ScratchJr)や工作を組み合わせた放課後型
新潟県立国際フロンティア高等学校(仮称・2027年4月開校予定) 南魚沼市浦佐 高校1年〜3年 公立高校の学費水準 県のQ&A集は「一般的な公立高校と同様に、教材費や生徒会費などを徴収します」と説明。加えてケンブリッジの教材が1科目あたりおよそ1万円前後、ケンブリッジ国際資格の検定料 全国の公立高校で初めてケンブリッジ国際教育プログラムを導入する予定の単位制・全日制高校。2学級80人募集。県立寮を整備予定。初年度納入金の総額・寮費・海外研修費は現時点で県の公式資料では公表されていない

※2026年8月時点で、各施設の公式サイト・公式料金表PDF、および新潟県が公開している「新潟県立国際フロンティア高校(仮称)学校概要についてQ&A集」等で確認できた金額です。入学金・給食費・施設維持費・教材費・送迎・延長保育などの扱いは施設ごとに異なります。実際の請求額は必ず各施設にご確認ください。グローバルツリー新潟校のプリスクール・アフタースクールの月額は公式サイトの授業料一覧PDFに掲載されていますが、本記事では金額を確定できなかったため表に数字を入れていません。SMBのフリースクールの月謝も公式サイトに掲載がないため空欄にしています。

この表からわかる、新潟の3つの構造

①新潟の学費は「回数」で決まる。だから家計に合わせて調整できる。週2回なら月35,000円(CUBBY HOUSE)、週3回なら月87,000円台(SMB)、毎日通うなら月59,840円〜130,120円。同じ県内で、いちばん軽い形といちばん重い形の差が3倍以上あります。首都圏の大手インターナショナルスクールが年間200万〜300万円で回数の選択肢を持たないことを思えば、ここは新潟の弱点ではなく、むしろ使いどころです。さらに幼児教育・保育の無償化が効く施設が複数あり、NSGふるまちの地域枠は無償化後で月0円〜4,000円、新潟医療福祉大学附属の3〜5歳は月15,600円(給食費込み)。「インターは高い」という前提を、新潟ではいったん外して考えてください。

②9件のうち8件が新潟市と長岡市。しかも6件が新潟市に集まっている。中央区に4件、西区に1件、北区に1件、長岡市に1件、そして南魚沼市に2027年開校予定の県立高校が1件。裏を返すと、上越・魚沼・下越・佐渡には常設の施設が確認できません。新潟県での学校選びは、学費より先に「住んでいる場所」で候補が決まってしまう——これがいちばん残酷で、いちばん早く知っておくべき事実です。だからこそ、通学を前提にしない選択肢を早い段階で並べておく価値があります。

③幼児期と高校段階に選択肢があり、小学校・中学校がぽっかり空いている。表の対象年齢の列を上から下へ眺めると、0歳から就学前までは7件が並ぶのに、小学生以上を平日の日中に受け入れる場はSMBのフリースクール1件だけ。そして2027年、高校段階に県立の選択肢が加わります。新潟の課題は「インターが無いこと」ではなく、「6歳から15歳までの9年間が空いていること」です。この9年をどう設計するかが、新潟のご家庭にとっての本当の論点になります。

新潟県立国際フロンティア高等学校(南魚沼・2027年4月開校予定)——公立の学費水準でケンブリッジ国際教育を受けるという選択

新潟県の話でもっとも見落とされているのが、ここです。記事の前半でも触れましたが、この学校は新潟県内の国際教育でいま起きている、いちばん大きな変化なので、県の公表資料でわかることだけを使って、もう一段深くお伝えします。

先に正式名称の話をします。新潟県が公開している資料では、令和8年6月時点でも「国際フロンティア高等学校(仮称)」「グローバル探究科(仮称)」と、校名・学科名ともに仮称の表記が続いています。一方で県教育委員会のお知らせや県のホームページでは「国際フロンティア高校(令和9年4月開校予定)」と呼ばれています。検索するときは「国際フロンティア高校 新潟県」で県の公式ページに当たるのがいちばん確実です。

新潟県が公表している事実(2026年8月時点)

  • 開校時期:令和9年(2027年)4月開校予定。県立国際情報高校の校舎を活用し、令和9年度は国際フロンティア高校の1年生と、国際情報高校の2・3年生が同居します。
  • 場所:新潟県南魚沼市。最寄りは上越新幹線の浦佐駅(東京から約1時間半)で、学校まで約1.6km。世界60か国以上から留学生が集まる国際大学が同じ地域に立地しています。
  • 学校の形:単位制による全日制高校。全国の公立高校で初めてケンブリッジ国際教育プログラムを導入する予定です。県のQ&Aによれば、日本国内でこのプログラムの認定校は現在25校ありますが、公立高校の認定校はありません。
  • 卒業資格:日本の高等学校としての卒業資格を得られます。特別な教育課程を実施するため、文部科学省に「教育課程特例校」の指定申請を行うとしています。
  • 導入科目:1年生で英語と数学に導入予定。2・3年生では選択科目として地理、数学、理科(物理・化学・生物)、外国語の一部、演劇に導入予定です。すべての授業が英語というわけではなく、他の公立高校と同じように検定教科書を使って日本語で行う授業もあります。
  • 募集:2学級80人の予定。募集地域の設定は無く、県内外から幅広く志願できます。
  • :令和9年度の開校に向けて県立寮を整備予定。学校の近くに民間寮もあります。寮の食事は、開校までに温かい食事を提供できる体制を整える予定とされています。
  • 2年生以降:3つのパス(コース)に分かれる予定で、海外大学進学を目指す生徒は「ケンブリッジパス」を選び、Aレベル等の国際資格の取得につなげます。国際Aレベルで一定水準の成績を収めると、世界の2,200校以上の大学・カレッジへの入学資格が得られるとされています。

「国際フロンティア高校 偏差値」を調べている方へ——開校前の学校に偏差値はありません

この学校名で検索される方の多くが、あわせて「偏差値」を調べています。当然のことだと思います。ただ、ここははっきりお伝えしておきたいところです。偏差値は、実際に受検した生徒の得点分布から後から算出される数字です。まだ1人も受検していない学校に、偏差値は存在しません。いまネット上で見かける数値があるとすれば、それは前身にあたる国際情報高校のものか、誰かの推測です。推測の数字で進路を決めないでください。

代わりに見るべきものは、すでに県が公表しています。新潟県の「令和9年度新潟県公立高等学校 学校・学科ごとの募集人数と選抜方法等」(令和8年6月26日更新)に、この学校の選抜方法が配点まで載っています。偏差値より、こちらのほうがはるかに正確に「何が求められているか」を教えてくれます。

選抜の要素 配点 中身
学力検査(5教科) 700点 国語100/社会100/数学200/理科100/英語200。数学と英語だけが2倍の傾斜配点
調査書(学習の記録) 300点 各学年の5段階評定165点分(数学と外国語のみ30点、他教科は15点)を300点に換算
その他の検査等 150点 英語と日本語による集団面接。あわせて志願理由書の提出を求める
英語資格による加点 最大150点 文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表(平成30年3月)」に基づき、CEFR B2以上で150点、B1で100点、A2で50点を加算。加点を希望する場合は資格を証明できる書類を事前提出
学校設定枠の総合得点 1,300点満点 学校設定枠の募集人数は40人

この表は、はっきり3つのことを語っています。

①数学と英語が、他の教科の2倍重い。学力検査でも調査書でも、この2教科だけが倍の配点です。ケンブリッジのプログラムを1年生で英語と数学から始める学校ですから、当然といえば当然です。5教科をまんべんなく上げるより、数学と英語に時間を寄せたほうが、この学校に対しては効きます。

②英語の資格が、最大150点になる。1,300点満点のうち150点、率にして11.5%です。CEFR B2以上なら150点、B1なら100点、A2でも50点。県のQ&A集では、入学段階の目安として「英検2級、CEFR B1レベル相当」が望ましいとされています。英検2級はCEFRのB1に相当しますから、目安どおりに取っておけば100点。準1級(B2)まで届けば150点。中学生のうちに英語の資格を取っておくことが、そのまま得点になる設計です。ただし県は「国際的な学びに取り組む意欲も重視しています」とも書いており、資格だけで決まるわけではありません。

③英語と日本語の集団面接がある。150点分です。県のアドミッション・ポリシーは「英語『を』学ぶだけでなく、英語『で』学び、自分の考えを世界に発信する意欲のある生徒」を求めると明記しています。点数を取る英語ではなく、話す英語が要るということです。県は令和8年度に体験授業を予定しており、第1回オープンスクールは令和8年8月22日に開催されました。英語で行われる授業を体感できる場は、いまのところここだけです。

公立であるがゆえの学費水準と、まだ公表されていないこと

費用について、県のQ&A集はこう説明しています。「一般的な公立高校と同様に、教材費や生徒会費などを徴収します」。そのうえで、ケンブリッジの教材は1科目あたりおよそ1万円前後と日本の教材に比べてやや高価であること(為替で変動)、ケンブリッジ国際資格の検定料が別途かかることが明記されています。つまり、年間200万〜300万円が当たり前のインターナショナルスクールとは、そもそも桁が違う世界です。国内で25校しかないケンブリッジ認定校の学びに、公立高校の費用体系で届く——これは全国的にも珍しい選択肢です。

一方で、正直に書いておきます。2026年8月時点で、県の公式資料からは確認できない項目がいくつもあります。初年度納入金の総額、県立寮の寮費、海外研修の実施可否と参加費(県のQ&Aでは「現在検討を進めております」)、制服・校則、部活動の設置——いずれも検討中、または未公表です。ネット上にはこれらの金額を挙げている情報もありますが、県の一次資料で裏の取れない数字を家計の前提にしないでください。説明会やオープンスクールで直接聞くのが、いまのところ唯一の確実な方法です。最新情報は新潟県教育委員会 高等学校教育課のホームページと県教育委員会のnoteで更新されています。

新潟市のインターナショナルスクール——中央区・西区・北区のどこに何があるか

新潟県で確認できた9件のうち、6件が新潟市内にあります。ですので「新潟市で探す」ことは、実質的に「新潟県で探す」ことにかなり近い。ただし政令指定都市の8区すべてに散らばっているわけではなく、中央区・西区・北区の3区に固まっています。まず地図の感覚から整理します。

施設名 対象年齢 特徴 費用の目安
中央区 SMBインターナショナルスクール(セブンマイルブリッジ) プレ〜年長/小中学生 認可外保育園・アフタースクール・フリースクール・児童発達支援を1つの建物に併設。レッジョ・エミリア教育法の探究型 保育園:月42,090円〜130,120円(入学金33,000円)
中央区 グローバルツリーインターナショナルスクール 新潟校 満2歳〜高校生 プリスクール・アフタースクール園児・アフタースクール学童・語学クラス・ギフテッドクラスの多層構成。外国人講師による英語イマージョン 公式サイトの授業料一覧PDFに掲載
中央区 NSGインターナショナルこども園ふるまち 生後6か月〜3歳児 定員17名の企業主導型保育。外国人スタッフのいる環境で月ごとのテーマに沿って英語に触れる 月30,000円〜38,000円(無償化後0円〜4,000円)
中央区 NES International School 新潟駅南校 年中〜小学3年生 JR新潟駅から徒歩5分。英語のレッスンにプログラミング(ScratchJr)や工作を組み合わせた放課後型 月13,920円〜57,920円(入会金10,000円)
西区 CUBBY HOUSE ENGLISH International Preschool 2歳半〜6歳(アフタースクールは小1〜小6) 1日4時間、挨拶・支度・食事まで英語で生活する設計。通う回数を週2〜4回から選べる 月35,000円〜60,000円
北区 新潟医療福祉大学附属インターナショナルこども園 生後6か月〜5歳児 大学キャンパス内。0〜2歳はテーマベース、3〜5歳はプロジェクトベース。7:30〜18:30で預かる 月12,800円〜40,800円
東区・江南区・秋葉区・南区・西蒲区 2026年8月時点で常設のインターナショナルスクール・プリスクールは確認できませんでした

※2026年8月時点で各施設の公式サイトから確認できた情報です。東区・江南区・秋葉区・南区・西蒲区については、常設のインターナショナルスクールやインターナショナルプリスクールを確認できませんでした。「無い」ことの証明はできないため、お住まいの区で心当たりがある場合は市の認可外保育施設一覧もあわせてご確認ください。

中央区に4件が集中しているのは偶然ではありません。西大畑・古町・新潟駅南という、新潟市のなかでも歩ける範囲に生活と仕事が詰まっているエリアだからです。逆にいえば、区が違うだけで送迎の前提は大きく変わります。西区青山から中央区中大畑町まで、北区島見町から新潟駅南まで——地図上の距離以上に、朝の時間帯と冬の路面が効きます。見学の予約を入れる前に、実際の時間帯で一度だけ車を走らせてみることを強くおすすめします。

新潟市に「小学校」のインターナショナルスクールはあるのか——結論から

結論からお伝えします。2026年8月時点で、新潟市に小学校段階を全日で受け入れるインターナショナルスクールは確認できませんでした。新潟市だけでなく、新潟県全体で確認できません。国際バカロレア(IB)の認定校・候補校も県内にはありません。お子さんが年長で、来年から英語で全教科を学ばせたいと考えているご家庭にとっては、いちばん聞きたくない答えだと思います。ごまかさずに書きます。

そのうえで、「新潟市で、小学生が英語の環境に通う」道は3つあります。

①平日の日中に通う——SMBのフリースクール(中央区)。県内で唯一確認できた、小学生・中学生が平日10:00〜15:00に英語環境で過ごせる常設の場です。定員は1日10名、スクール提供の給食あり、入学金33,000円。オルタナティブスクールですので、学籍は地元の小学校に置いたまま通う形になります。学校に行きづらさを感じているお子さんの居場所としての機能も持っています。月謝は公式サイトに掲載がないため、要問い合わせです。

②放課後に通う——市内に4つ。SMBのアフタースクール(未就学児〜中学生)、グローバルツリー新潟校のアフタースクール学童(小1〜)と語学クラス(小5〜)、NES新潟駅南校(年中〜小3・火〜金14:30〜18:30と土曜)、CUBBY HOUSEのアフタースクール(小1〜小6)。費用は月13,920円からで、全日制インターの学費とは桁が違います。地元の小学校に通いながら英語で過ごす時間を足す、いわゆるダブルスクールの形です。新潟のように選択肢が限られる地域では、これは妥協ではなく合理的な設計です。

③通学そのものを外す。①も②も、中央区か西区か北区に通えることが前提です。同じ新潟市でも西蒲区や南区から毎日通うのは現実的ではありませんし、市外ならなおさらです。その場合に残るのがオンラインという道で、これは次の章で詳しくお伝えします。

そして、小学校段階が空いていること自体は、9年後まで続く話ではありません。2027年4月に南魚沼で県立国際フロンティア高校が開校すれば、高校段階には公立の学費水準で国際教育を受けられる出口ができます。小学生のお子さんがいるご家庭にとって、いま英語で学ぶ時間を積んでおくことは、その出口に向けた準備として意味を持ちます——選抜で英語の資格が最大150点になる学校ですから、なおさらです。

セブンマイルブリッジ(SMBインターナショナルスクール)——新潟市で校名そのままに検索されている1校

新潟市内の施設のなかで、校名を直接検索されているのがセブンマイルブリッジです。公式サイトで確認できる範囲を整理します。

所在地は新潟市中央区中大畑町536-6、西大畑公園のすぐそば。2026年4月1日にSMBインターナショナルスクールとして開校したことが公式サイトのお知らせに掲載されています。ひとつの建物のなかに、認可外保育園(キンダーガーテン:プレ・年少・年中・年長)、児童発達支援、アフタースクール、フリースクールの4つが併設されているのが最大の特徴です。イタリアのレッジョ・エミリア教育法(子ども中心の探究型教育)を掲げ、英語を中心とした環境で過ごします。

  • 保育園(キンダーガーテン):月〜土8:30〜14:30(19:00まで延長保育可)。定員は各年齢約6名・合計19名以下。園提供の給食あり。基本保育時間はプレ・年少が9:00〜13:30、年中・年長が9:00〜14:30。
  • 費用:入学金33,000円。月謝は週1回38,000円/週2回67,000円/週3回87,000円/週4回99,000円/週5回115,000円(税込)。これに設備維持管理費2,000〜5,000円と給食費2,090〜10,120円が加わります。延長保育は1回2,000円(18:00〜19:00は10分毎200円・月上限25,000円)。幼児教育・保育の無償化の対象施設で、奨学金制度もあります。
  • フリースクール:小学生〜中学生、月〜金10:00〜15:00、定員1日10名、入学金33,000円。給食あり、おやつ代150円(1回)。月謝は掲載なし。
  • 0〜2歳の親子クラス(カンガルークラブ):保護者と一緒に参加する形で、週1回 月謝10,000円/週2回 15,000円(いずれも施設維持管理費2,000円が別途)。
  • 送迎:片道1回350円・月上限5,500円。自宅・園・学校・習い事の区間で利用でき、範囲は片道20分以内。共働きのご家庭にとっては、ここが実際の可否を分ける条件になることがあります。

週1回から週5回まで刻める料金設計と、送迎、そして無償化の対象——この3つが揃っているのは、新潟市内では珍しい形です。ただし定員が合計19名以下と小さいため、検討している方は空き状況の確認を早めに。見学は随時受け付けているとされています。

比較でわかる、わが家に合う選び方

県内の英語プリスクール、県外(長野・関東)の学校、オンライン国際校。この3つは「どれが優れているか」ではなく「わが家の制約に合うか」で選ぶものです。費用・入学のしやすさ・通学の負担・対面での体験・小学校以降も続けられるか——この5つで並べると、判断がぐっとしやすくなります。

新潟県内の英語プリスクール・長野や関東など県外の学校・オンライン国際校を、費用の手頃さ・入学のしやすさ・通学の負担・対面体験・小学校以降も続けられるかの5観点で比較した表
万能な選択肢はありません。だから「わが家が譲れない1行」を先に決めます。

新潟県の場合、いちばん引っかかるのは最後の行です。県内の施設は幼児期を手厚く支えてくれますが、小学校に上がる年に必ず一度、選び直しが来ます。逆に県外通学は続けられる代わりに、費用と通学負担が跳ね上がる。費用の全体像をもう少し細かく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳を解説した記事もあわせてどうぞ。授業料以外にかかるお金まで見えると、判断の精度が上がります。地元の学校に籍を置いたまま英語で学ぶ時間を足すダブルスクールという形も、新潟のように選択肢が限られる地域では現実的です。
オンラインでの学びのしくみを見る →

新潟県の自宅リビングで、子どもがノートパソコンでオンライン授業を受け、そばで母親が穏やかに見守る様子
通わずに世界とつながる学び方は、新潟の家庭にとってこそ現実的な一手になります。

通える範囲に見つからないなら——オンラインという選択肢

ここまで読んで、「県内には小学校以降の学校がない。でも長野や東京まで毎日通わせるのは無理だ」と感じた方もいるはずです。そんな家庭のために、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は2027年9月開校のオンライン・インターナショナルスクールを準備しています。

運営は、日本でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJIN。NIJINアカデミーにはすでに1000名以上の子どもたちが在籍しています。NGAが大切にしているのは、脱偏差値——テストの点数で子どもを並べないこと。少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」学びを設計しています。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。住む場所を選ばないので、新潟市でも長岡でも上越でも佐渡でも、条件はまったく変わりません。冬の朝、雪で電車が止まっても学びが止まらないというのは、新潟の家庭にとって小さくない意味を持つはずです。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計にしているのも、日本の家庭にとって現実的だと考えているからです。学費は対面のインターナショナルスクールの約5分の1を目指しています。

正直な注意点もお伝えします。NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げる段階です。そして、校庭で走り回る体験や、同じ教室で肩を並べる感覚は、対面の学校と同じようには提供できません。それでも「近くに無いから、あきらめる」を「通わなくても、続けられる」に変えられる家庭が、新潟県には確かにいるはずだと考えています。

よくある質問

Q. 新潟県内のどこからでも通えますか?

A. 残念ながら、均等には通えません。確認できた施設は新潟市の中央区・西区・北区と長岡市に集中しており、上越市・三条市・柏崎市・新発田市・魚沼地域などからは、県内であっても片道1時間前後かかるケースが一般的です。加えて新潟県は冬に積雪があり、12月〜3月の送迎負担は他県より重くなります。まずは実際の通学経路と冬の所要時間を調べ、「毎朝この時間を何年続けられるか」を家族で確認することをおすすめします。

Q. 長野や関東の学校に新潟から通う家庭はいますか?

A. エリア次第では現実的です。上越妙高駅から長野駅までは北陸新幹線で約24分、越後湯沢駅から高崎駅までは上越新幹線で25分前後と、県境をまたいだほうが速い地域があります。ただしスクールバスの運行範囲は学校ごとに大きく違い、新幹線を使う場合は定期代が年単位で大きな額になります。志望校を絞る前に、必ずバスルートと定期代の両方を確認してください。高校段階なら、寮のある学校を選んで住まいごと動かすという手もあります。

Q. 日本語のサポートはどうなりますか?

A. 施設によります。新潟県内のプリスクールは日本人スタッフと外国人講師が併走する形が多く、日本語が失われる心配は比較的小さいのが実情です。一方で英語の比率を高めるほど、日本語の読み書きをどこで担保するかという課題は出てきます。日本語が不安なご家庭には、姉妹サービス〈ともだちじゃぱん〉(NIJIN運営・子ども向けオンライン日本語)もおすすめです。見学の際は「日本語をどう担保するか」を必ず質問リストに入れ、パンフレットの説明ではなく実際の週間スケジュールを見せてもらいましょう。

「通えるか」ではなく「続けられるか」で選ぶ

新潟県のインターナショナルスクール探しは、簡単ではありません。全日制のインターは県内に確認できず、IB認定校もゼロ。幼児期の施設は7つあっても、多くは6歳で道が途切れます。でも、それは「あなたのお子さんに国際教育は無理」という意味ではまったくありません。県内のプリスクールで土台をつくる、2027年開校の県立国際フロンティア高校を高校段階の目標に置く、長野や関東の学校へ県境をまたぐ、そしてオンラインで通学そのものを手放す——道は一本ではなく、いま4本あります。

大切なのは、入れる学校を探すことより、お子さんが何年も安心して続けられる学びを選ぶことです。焦らなくて大丈夫です。まずは今日、気になる施設をひとつ調べて、見学の日程を聞いてみる。それだけでも、選択肢の景色は変わります。

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