「奈良県 インターナショナルスクール」と検索して、情報の少なさに驚いたのではないでしょうか。人口約130万人、奈良市には国際観光都市としての顔があり、生駒や学園前には教育熱心な家庭が集まる——それでも、県内で小学校以上まで英語で学び続けられる学校は、2026年7月時点で判明分がごくわずかです。ただ、奈良県には他の県にはない強みが3つあります。ひとつは1970年開校の関西クリスチャンスクールという、関西でも屈指に費用を抑えられる全日制インターが県内にあること。ふたつめは、奈良県立国際中学校・高等学校が近畿の公立で初めて国際バカロレアのMYPとDPの両方に認定されたこと。そして3つめが、大阪・京都という国際教育の集積地に、電車で30〜50分で出られるという地理です。この記事では、奈良県のインターナショナルスクールをエリア別に正直に整理し、英語で学べる一条校、大阪・京都への通学、そして通わないという選択肢まで、順にお伝えします。
結論:奈良県で選べる学校(早見)
ここだけ読めば全体像がつかめます。学校が確認できるエリアごとに校名を並べ、最後にオンラインという選択肢も同じ粒度で載せました。エリアごとの詳しい状況(学校が無いエリアを含む)は本文で正直に扱っています。
- 西和エリア(平群町・河合町・王寺町・斑鳩町) — 関西クリスチャンスクール/ノアインターナショナルスクール(北葛城郡河合町広瀬台2-11-7)
- 奈良市エリア(奈良市中心部・西大寺・富雄) — ダクールインターナショナルプリスクール(奈良市富雄元町1-14-17)/めばえ国際学園 奈良校(奈良市西大寺東町2-1-63 サンワシティ西大寺5F)
- 生駒・学研奈良登美ヶ丘エリア — キンダーキッズ インターナショナルスクール 奈良登美ヶ丘校(生駒市鹿畑町3021 リコラス登美ケ丘C棟)/英語のこども学園SUBARU(生駒市山崎町4-10 サンアイビル別館3F)
- 中和エリア(香芝市・広陵町・橿原市周辺) — ニコニコアカデミーキッズ
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通える範囲や学費が壁になる家庭の選択肢。

奈良県のインターナショナルスクール事情と学費相場
まず前提から。奈良県は、外国人住民の数でいえば全国的には多いほうではありません。出入国在留管理庁の在留外国人統計をもとにした第三者集計では、県内の在留外国人は2024年時点で19,257人。前年から約9%増と増加傾向にはあるものの、大阪府や兵庫県とは桁が違います。駐在員家庭が大量に流入する県ではないため、外国人コミュニティの需要だけで大型のインターナショナルスクールが成り立つ構造にはなっていません。
そのうえで県内を見渡すと、学校ははっきり3層に分かれます。第1層は、小学校以上まで受け入れる全日制のインターナショナルスクール。生駒郡平群町の関西クリスチャンスクール(KCS)と、北葛城郡河合町のノアインターナショナルスクールの2校です。第2層は、英語や国際バカロレアに本気で取り組む一条校(日本の正規の学校)。奈良市の奈良県立国際中学校・高等学校と育英西中学校・高等学校が、いずれもIBワールドスクールとして認定を受けています。そして第3層が、幼児を対象にした英語環境のプリスクール・英語保育園で、奈良市・生駒市・香芝市・広陵町などに点在しています。そもそもインターナショナルスクールと一条校では義務教育の扱いや卒業資格がどう違うのか、という基本はインターナショナルスクールとは?で整理しています。
学費の相場は層ごとに大きく変わります。全日制インターの関西クリスチャンスクールは、公開情報で年間106.5万〜126.5万円(学年による)。関西のインターナショナルスクールが年間150万〜250万円台に集まることを考えると、これはかなり抑えめの水準です。一条校のIB校は、公立の奈良県立国際であれば授業料は公立高校の水準。私立の育英西も一般的な私立中高の学費レンジです。プリスクールは月謝でおおむね月4万〜8万円台で、3〜5歳は幼児教育・保育の無償化により月額最大37,000円の給付対象になる施設もあります。
※学費等は2026年7月時点の公開情報です。改定される場合があるため、最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

奈良県のインターナショナルスクール一覧【エリア別】
ここからは、2026年7月時点で確認できた県内の学校・施設をエリア別に整理します。無理に数をそろえることはしません。判明分をそのままお伝えします。
西和エリア(平群町・河合町・王寺町・斑鳩町)
意外に思われるかもしれませんが、奈良県で「小学校以上まで英語で学べる学校」が集まっているのは、県北西部の西和エリアです。
関西クリスチャンスクール(KCS/生駒郡平群町大字三里282-2)は、1970年に関西の宣教師コミュニティのために開校した、県内で唯一のG1〜G12の全日制英語インターナショナルスクールです。米国式のカリキュラムを土台に、聖書に基づく教育を行い、校内のコミュニケーションはすべて英語。複式学級を取り入れており、第三者データベースの公開情報では在籍は約35名・9か国、1クラスの平均は6名(最大12名)とされています。日本語は追加言語として提供され、米国のACSI(Association of Christian Schools International)の認定校であることから、公式サイトでは日本の大学への出願資格についても言及されています。小規模である分、一人ひとりを丁寧に見る学校です。なお、第三者データベースではスクールバスの運行はないと記載されているため、通学手段は必ず学校に直接確認してください。
- カリキュラム:米国式+聖書に基づく教育・全授業英語(ACSI認定校)
- 対象年齢:6〜18歳(G1〜G12)・生駒郡平群町
- 学費目安:年間106.5万円(G1〜4)/116.5万円(G5〜8)/126.5万円(G9〜12)。ほかに出願料1万円、アセスメント料1万円、入学金10万円(2026/27年度の公開情報・最新は要確認)
- こんな家庭に:西和・生駒・大阪東部から、費用を抑えて高校まで英語で学ばせたい家庭に
ノアインターナショナルスクール(北葛城郡河合町広瀬台2-11-7)は、NPO法人が運営する、米国のA.C.E.(Accelerated Christian Education)認定校です。聖書に基づく人格教育を土台に、公式サイトによれば授業のほとんどが英語で行われます。幼稚園部と、それ以降の学年を対象としたクラスがあり、公式サイトでは募集学年・諸費用ともに「お問い合わせください」と案内されています。検討する場合は、受け入れ可能な学年と年間費用を最初の問い合わせで確認するのが確実です。
- カリキュラム:米国A.C.E.(Accelerated Christian Education)認定・聖書に基づく人格教育、授業の大半が英語
- 対象年齢:幼稚園部および以降の学年(募集学年は要問い合わせ)・北葛城郡河合町
- 学費目安:公式サイトで要問い合わせ(2026年時点で公開情報なし)
- こんな家庭に:王寺・河合・広陵・大和高田周辺で、少人数のキリスト教系英語環境を探している家庭に
奈良市エリア(奈良市中心部・西大寺・富雄)
県庁所在地の奈良市には、2026年7月時点で小学校以上まで通える全日制インターナショナルスクールは確認できませんでした。一方で、幼児期の英語環境と、後述するIB認定の一条校は奈良市に集まっています。
ダクールインターナショナルプリスクール(奈良市富雄元町1-14-17)は、1歳10か月から6歳(未就学児)までを対象に、日本語と英語のイマージョン教育で保育を行うプリスクールです。ジュニア/プレK/キンダーガーテン/シニアと年齢別にクラスが分かれ、ショートステイ(9:00〜14:00前後)とロングステイ(7:30〜18:00)を選べます。公式サイトの公開情報では、入園料70,000円、施設費月5,000円に加え、月謝は週5日のショートで56,000円(3歳以上)〜58,000円(ジュニア)、ロングで80,000〜83,000円。小学生向けの英会話アフタースクール(週2〜5日/17,500〜31,500円)も併設されています。
めばえ国際学園 奈良校(奈良市西大寺東町2-1-63 サンワシティ西大寺5F)は、0歳から小学生までを対象に、しつけと知能開発を土台にした英語指導を行う幼児教室・国際学園です。インターナショナル部門「グローバルキッズ」については、第三者の保育情報サイトで保育料75,816円〜103,680円(週数・利用時間により変動)という公開情報があります。近鉄大和西大寺駅周辺という、県内でも屈指の交通結節点にあるのが強みです。
生駒・学研奈良登美ヶ丘エリア
大阪へのアクセスがよく、教育環境を理由に移り住む家庭も多いエリアです。幼児から小学生までの英語環境は、県内でここが最も厚くなっています。
キンダーキッズ インターナショナルスクール 奈良登美ヶ丘校(生駒市鹿畑町3021 リコラス登美ケ丘C棟)は、近鉄けいはんな線「学研奈良登美ヶ丘」駅から徒歩1分。1歳から5歳までを対象としたオールイングリッシュのバイリンガル保育を行っており、全国展開のスクールならではのカリキュラムの標準化が特徴です。公式サイトでは、条件を満たす3〜5歳の家庭は幼児教育・保育の無償化により月額最大37,000円の給付対象になり得ると案内されています(料金は要問い合わせ)。
英語のこども学園SUBARU(生駒市山崎町4-10 サンアイビル別館3F)は、未就園児・幼児から学童までを対象にした英語スクールで、生駒駅周辺の家庭にとって通いやすい選択肢です。Kids Duo 生駒(生駒市谷田町844-6)は、3〜12歳を対象にしたオールイングリッシュの英語学童・アフタースクール。生駒駅3番出口から徒歩約6分で、放課後の時間を英語で過ごす形にできます。県内で「小学生が英語に触れ続ける場」を探すなら、まず候補に挙がるエリアです。
中和エリア(香芝市・広陵町・橿原市周辺)
中和・南和エリアは、県内でも英語環境がぐっと薄くなる地域です。2026年7月時点で、橿原市・大和高田市・桜井市・天理市・五條市・宇陀市に常設のインターナショナルスクールは確認できませんでした。この事実は、正直にお伝えしておきます。
そのなかで選択肢になるのが、株式会社ニーズ・カンパニーが運営するニコニコアカデミーキッズです。香芝市の五位堂駅前園(香芝市瓦口2153)と、北葛城郡広陵町のエコール・マミ真美ヶ丘園があり、幼児教育保育園・プリスクールとして、ネイティブ講師による英会話やECC英語、モンテッソーリ的な取り組みを含む多彩な専任指導を行っています。オールイングリッシュのインターナショナルスクールではなく、英語を柱のひとつに据えた幼児教育施設という位置づけです。第三者データベースの公開情報では、五位堂駅前園の保育料は0〜2歳が週5日で50,000〜60,000円、3〜6歳が週5日で40,000〜45,000円とされています(出典・最新は要確認)。
奈良県で小学校から通えるインターナショナルスクールは2校——違いを1表で
「奈良県 インターナショナルスクール 小学校」で調べている方がいちばん知りたいのは、6歳を過ぎても英語で学び続けられる場所が県内にあるのかどうかだと思います。答えは、あります。ただし2校だけで、どちらも県北西部の西和エリアにあります。奈良市にも生駒市にも、小学校段階以上を全教科英語で受け入れる学校は2026年時点で確認できませんでした。まずこの2校を、家計と通学の物差しで並べます。
| 学校名 | 所在地 | 対象学年 | カリキュラム・認定 | 年間学費の目安(公開情報) |
|---|---|---|---|---|
| 関西クリスチャンスクール(KCS) | 生駒郡平群町大字三里282-2 | G1〜G12(6〜18歳) | 米国式+聖書に基づく教育・全授業英語。ACSI認定校 | G1〜4 約106.5万円/G5〜8 約116.5万円/G9〜12 約126.5万円。ほかに出願料1万円・アセスメント料1万円・入学金10万円(2026/27年度の公開情報) |
| ノアインターナショナルスクール | 北葛城郡河合町広瀬台2-11-7 | 幼稚園部および以降の学年(募集学年は要問い合わせ) | 米国A.C.E.認定・聖書に基づく人格教育、授業の大半が英語 | 公式サイトで要問い合わせ(2026年時点で公開情報なし) |
「小学校から」を考えるときに、先に決めておく2つのこと
ひとつめは日本の卒業資格をどう扱うかです。この2校はどちらも日本の一条校ではありません。義務教育段階では地元の小中学校に籍を置いたまま通うのが一般的な形になり、高校段階では海外大学進学や高卒認定を前提に設計することになります。関西クリスチャンスクールはACSI認定校であることから、公式サイトで日本の大学への出願資格にも言及しています。進路の出口を先に決めておくと、途中で迷いません。この論点はインターナショナルスクールとは?で制度面から整理しています。
ふたつめは通学です。関西クリスチャンスクールは第三者データベースでスクールバスの運行なしと記載されています。平群町までの送迎を、6年から12年続けられるか。奈良市・橿原市・桜井市方面から通う場合は、この一点が学費より重い制約になることがあります。実際に朝の時間帯で一度走ってみることを強くおすすめします。
県内2校が合わないときの、奈良ならではの逃げ道
奈良県の強みは、県境の向こうが大阪と京都だということです。生駒市や奈良市北部からなら、大阪市内のインターナショナルスクールが片道1時間以内に入ります。さらに奈良県には公立でIBのMYPとDPを受けられる学校があり、これは全国的にも数少ない条件です。詳しくは後段の「英語で学べる一条校」と「大阪・京都に通うという、奈良ならではの選択肢」をご覧ください。県内2校で足りない=奈良では無理、ではありません。
英語で学べる一条校——奈良県は「公立でIB」が成立する数少ない県
ここが、奈良県のいちばん語られていない強みです。インターナショナルスクールという枠の外に、国際バカロレアを本格的に導入した一条校が2校あります。日本の卒業資格が得られる点が、インターとの決定的な違いです。
奈良県立国際中学校・高等学校(奈良市二名町)は、高等学校が2020年、中学校が2023年に開校した公立の中高一貫校です。2024年12月に国際バカロレアのMYP(中等教育プログラム)の認定を受けて奈良県の公立で初のIBワールドスクールとなり、さらに2025年10月3日にはDP(ディプロマプログラム)の認定を取得。近畿で初の公立MYP&DP校となりました。MYPは中学1年から高校1年までの全生徒に4年間実施されます。高校1年では中国語・韓国語・スペイン語・フランス語・ドイツ語の5言語を各8時間ずつ学び、2年次から一つを選んで深めるという、全国的にも珍しいカリキュラムを持ちます。定期考査を置かず、発表・レポート・議論への参加で評価する方式を採り、卒業論文は日本語と英語の両方で書きます。公立校なので、学費は公立の水準です。公式サイトで募集要項と入学者選抜の方法を必ず確認してください。
育英西中学校・高等学校(奈良市三松)は、私立の女子中高一貫校です。2021年5月7日に国際バカロレアMYPの認定を受け、女子校としては日本初、そして奈良県で初のIBワールドスクールとなりました。立命館大学との交流協力協定に基づく立命館コースも設置されており、探究型の学びと国内大学進学を両立させたい家庭に向く学校です。女子校であるため、対象になるご家庭は限られます。公式サイトでコース構成と学費をご確認ください。
「インターナショナルスクールでなくてもいい。ただ、英語と国際的な学び方で育ってほしい」——そう考えるご家庭にとって、奈良県はむしろ選択肢の多い県です。地元の学校に籍を置いたまま英語の学びを足すダブルスクールという形も、この県では現実的に機能します。
大阪・京都に通うという、奈良ならではの選択肢
奈良県の学校選びで最も大切な視点が、これです。奈良県は「県内が少ない県」ではなく、「関西全体を通学圏にできる県」です。近鉄奈良駅から大阪難波駅までは快速急行でおよそ37〜40分。JR奈良駅から大阪駅までは大和路快速でおよそ50分。近鉄奈良駅から京都駅までは特急でおよそ35分です。栃木県や長野県のような内陸県とは、前提がまったく違います。
特に見落とされがちなのが、京都府南部です。木津川市の同志社国際学院国際部(DISK)はG1〜G12の12年一貫インターナショナルスクールで、2014年に日本で最初のIB認定インターナショナルスクールとなりました。京田辺市のKIU Academyは、米国のWASCとACSIの認定を受けた日英バイリンガル校です。いずれも奈良市・生駒市からは府県境をまたぐだけで、距離としては県内の平群町に通うのと大きく変わりません。詳しくは京都府のインターナショナルスクールの記事で整理しています。
大阪方面は、選択肢の幅がさらに広がります。IBの一貫教育を掲げる大阪YMCAインターナショナルスクールや、箕面市の関西学院大阪インターナショナルスクールなど、幼児から高校卒業まで英語で学べる学校が複数あり、スクールバスの運行範囲も学校ごとに設定されています。ただし学費は年間200万円台に届く学校も多く、費用の前提が県内とは変わります。候補校の一覧と学費レンジは大阪のインターナショナルスクールの記事にまとめました。関西以外も含めた全体像は、全国47都道府県のインターナショナルスクール一覧からご覧いただけます。
正直な注意点も書いておきます。時間の上で通えることと、6年・12年続けられることは別の話です。乗り換えを含む片道1時間の通学を、小学1年生が毎朝続けられるか。定期代と学費を足した総額が、家計として何年もつか。志望校を絞る前に、この2つを必ず数字にしてみてください。
奈良のインターナショナルプリスクール・英語幼稚園を市町村別に【幼稚園を探している方へ】
「奈良 インターナショナルスクール 幼稚園」「プリスクール 奈良」で探している場合、探すべきものは学校ではなく認可外保育施設・幼児教室としての英語園です。呼び名は園によってプリスクール、インターナショナルスクール、国際学園とばらばらですが、制度上の位置づけと費用感はおおむね共通しています。奈良県内で確認できた園を、市町村別に整理します。
| 園名 | 市町村 | 対象年齢 | 費用の目安(公開情報) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ダクールインターナショナルプリスクール | 奈良市富雄元町 | 1歳10か月〜6歳 | 入園料7万円/施設費 月5,000円/月謝は週5日ショート5万6,000〜5万8,000円・ロング8万〜8万3,000円 | 日英イマージョン。ショート(9:00〜14:00前後)とロング(7:30〜18:00)を選べる。小学生向け英会話アフタースクールを併設(週2〜5日/1万7,500〜3万1,500円) |
| めばえ国際学園 奈良校 | 奈良市西大寺東町 | 0歳〜小学生 | インターナショナル部門は保育料7万5,816円〜10万3,680円(週数・利用時間により変動/第三者サイトの公開情報) | 近鉄大和西大寺駅すぐ。しつけと知能開発を土台にした英語指導 |
| キンダーキッズ インターナショナルスクール 奈良登美ヶ丘校 | 生駒市鹿畑町 | 1〜5歳 | 要問い合わせ。条件を満たす3〜5歳は幼児教育・保育の無償化で月額最大3万7,000円の給付対象になり得ると公式が案内 | 近鉄けいはんな線「学研奈良登美ヶ丘」駅から徒歩1分。オールイングリッシュ |
| 英語のこども学園SUBARU | 生駒市山崎町 | 未就園児・幼児〜学童 | 要問い合わせ | 生駒駅周辺。幼児から学童まで通える |
| Kids Duo 生駒 | 生駒市谷田町 | 3〜12歳 | 要問い合わせ | オールイングリッシュの英語学童・アフタースクール。生駒駅3番出口から徒歩約6分 |
| ニコニコアカデミーキッズ 五位堂駅前園 | 香芝市瓦口 | 幼児 | 0〜2歳 週5日 5万〜6万円/3〜6歳 週5日 4万〜4万5,000円(第三者データベースの公開情報) | ネイティブ講師の英会話・ECC英語・モンテッソーリ的な取り組み。オールイングリッシュ型ではない |
| ニコニコアカデミーキッズ エコール・マミ真美ヶ丘園 | 北葛城郡広陵町 | 幼児 | 要問い合わせ | 同上。中和エリアの数少ない選択肢 |
※費用は各園・第三者データベースの公開情報にもとづく2026年時点の目安です。改定されるため、最新は各園の公式サイトで必ずご確認ください。
英語幼稚園を選ぶときに、奈良で必ず確認したい3点
①無償化の対象かどうか。認可外保育施設として自治体の確認を受けている園なら、3〜5歳は幼児教育・保育の無償化で月額3万7,000円までが給付対象になり得ます。この有無で実質負担が年間40万円以上変わります。園に「無償化の対象施設ですか」と一言聞くだけで確認できます。
②オールイングリッシュか、英語のある園か。表の右端に書き分けたとおり、同じインターナショナルという名前でも中身は違います。一日を英語で過ごす園と、日本語の保育に英語のプログラムが入っている園とでは、卒園時の英語量が桁で変わります。どちらが良いという話ではなく、ご家庭の目的とずれていないかだけを確かめてください。
③卒園後の受け皿を先に見ておく。奈良県でいちばん多い後悔は、6歳で英語環境が途切れることです。上の表の園はほぼすべて未就学児が対象で、小学校以降まで続くのは前段の2校か、県外通学か、オンラインになります。入園を決める前に、卒園後の行き先まで地図の上で決めておく——奈良ではこれが効きます。
比較でわかる、わが家に合う選び方
県内のインターナショナルスクール、大阪・京都への通学、オンライン国際校。この3つは優劣ではなく、わが家の制約に合うかどうかで選ぶものです。費用・入学のしやすさ・通学の負担・対面での体験・高校まで続けられるか——この5つで並べると、判断がかなり楽になります。

奈良県の場合、いちばん引っかかりやすいのは通学の行です。県内の全日制インターは西和エリアに寄っているため、奈良市北部や中南和からは片道1時間近くかかることもあります。逆に大阪・京都の学校は選択肢が豊富ですが、費用と通学時間がまとめて跳ね上がります。授業料以外にかかるお金まで含めた全体像は、インターナショナルスクールの学費の内訳を解説した記事で確認しておくと、比較の精度が上がります。
オンラインでの学びのしくみを見る →

通える範囲に見つからないなら——オンラインという選択肢
ここまで読んで、「県内の2校は通学がむずかしい。大阪や京都に毎日通わせるのは、費用も体力も現実的でない」と感じた方もいるはずです。そんな家庭のために、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は2027年9月開校のオンラインインターナショナルスクールを準備しています。
運営は、日本でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJIN。NIJINアカデミーにはすでに1000名以上の子どもたちが在籍しています。NGAが大切にしているのは、脱偏差値——テストの点数で子どもを並べないことです。少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」学びを設計しています。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。住む場所を選ばないので、奈良市でも五條市でも吉野でも、条件はまったく変わりません。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計にしているのも、日本の家庭にとって現実的だと考えているからです。学費は対面のインターナショナルスクールの約5分の1を目指しています。
正直な注意点もお伝えします。NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げる段階です。そして、校庭で走り回る体験や、同じ教室で肩を並べる感覚は、対面の学校と同じようには提供できません。それでも「通えないから、あきらめる」を「通わなくても、続けられる」に変えられる家庭が、奈良県には確かにいるはずだと考えています。
よくある質問
Q. 奈良県内のどこからでも通えますか?
A. 残念ながら、均等には通えません。全日制のインターナショナルスクールは平群町と河合町という西和エリアに寄っており、プリスクールも奈良市・生駒市・香芝市・広陵町に集中しています。橿原市・桜井市・五條市・宇陀市・吉野郡などからは、県内の学校でも片道1時間前後かかることが一般的です。まずは実際の乗り換え経路と所要時間を調べ、そのうえで「毎朝この時間を6年間続けられるか」を家族で確認することをおすすめします。
Q. 大阪や京都の学校に、奈良から通う家庭は多いですか?
A. 現実的な選択肢として機能しています。近鉄奈良駅から大阪難波駅まで快速急行で約37〜40分、近鉄奈良駅から京都駅まで特急で約35分。木津川市や京田辺市の学校であれば、県内の学校に通うのと所要時間が変わらないケースもあります。ただしスクールバスの運行範囲は学校ごとに大きく異なり、定期代は年単位で見ると無視できない額になります。志望校を絞る前に、バスルートと定期代の両方を必ず確認してください。
Q. 日本語のサポートはどうなりますか?
A. 学校によります。関西クリスチャンスクールは日本語を追加言語として提供していますが、授業は英語で進みます。一方、奈良県立国際のような一条校であれば日本語の学籍と学力が前提になります。インターに通わせると日本語の力が中途半端になるのでは、と不安に感じる方は少なくありません。日本語が不安なご家庭には、姉妹サービス〈ともだちじゃぱん〉(NIJIN運営・子ども向けオンライン日本語)もおすすめです。学校選びの際は「日本語をどう担保するか」を必ず質問リストに入れ、パンフレットの説明ではなく実際の週間時間割を見せてもらいましょう。
「県内で探す」から「関西で設計する」へ
奈良県のインターナショナルスクール探しは、県内だけを見ていると行き詰まります。全日制の英語インターは2校、中南和には常設のインターがない——それが事実です。けれど視野を県境の外に少し広げるだけで、この県の景色は一変します。公立でIBのMYPとDPが受けられる奈良県立国際があり、電車で40分の大阪と35分の京都があり、そして通学そのものを前提にしない道もあります。
大切なのは、入学できる学校を探すことより、お子さんが何年も安心して続けられる学びを選ぶことです。焦らなくて大丈夫です。まずは今日、通学経路をひとつ調べてみる。それだけでも、選択肢の景色は変わります。
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