「神戸でインターナショナルスクールを探しているけれど、学費がどれくらいかかるのか分からない」「歴史ある名門から新しい学校まであるみたいだけど、わが子に合うのはどこだろう」——そんな思いで検索されたのではないでしょうか。結論からお伝えすると、神戸で通えるインターナショナルスクールの年間学費はおよそ84万〜370万円と幅が大きく、カリキュラムもIB・英国式・米国式・ドイツ/欧州式と学校ごとに大きく異なります。そして神戸ならではの事実がもう一つ。神戸は大阪に次ぐ関西第2のインター集積地で、100年以上の歴史をもつ名門から新設の英国系まで、多様な学校がそろっています。この記事では、神戸に実在するインターナショナルスクール7校を、良いところも注意点も正直に整理します。読み終わる頃に、「わが家の場合はどこを見て選べばいいか」をご自身で判断できるようになる——それがこの記事のゴールです。

はじめに基礎を押さえたい方へ:インターナショナルスクールとは?種類・学費・入学条件・選び方の完全ガイドで全体像を整理しています。
神戸のインターナショナルスクール事情と学費相場
開港以来、神戸は多くの外国人が暮らしてきた日本有数の国際都市です。北野の異人館街や六甲アイランドに象徴されるように、外国人コミュニティの歴史が長く、大阪に次いで関西で2番目にインターナショナルスクールが集まるエリア。1913年創立のカナディアン・アカデミーのような老舗から、近年開校した英国名門ノース・ロンドン・カレッジエイト・スクールまで、IB・英国式・米国式・ドイツ/欧州式と多様な選択肢がそろうのが神戸の強みです。
学費の相場は、通学型インターで年間おおよそ130万〜370万円が中心帯。幼児部・小規模校はこれより手頃で、フル一貫の名門校ほど高くなります。授業料に加えて入学金・登録料(15万〜65万円程度)、施設費・バス代などが上乗せされるため、授業料だけでなく総額と「何年続けられるか」で見ることが大切です。詳しくはインターナショナルスクールの学費の内訳で解説しています。学校は神戸市東部(東灘区・灘区)や中央区に多く集まっており、大阪・関西全体まで視野を広げると選択肢はさらに増えます。大阪・関西全体の選択肢はこちら→大阪のインターナショナルスクールもあわせてご覧ください。※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトでご確認ください。

神戸のインターナショナルスクールおすすめ7選
ここからは、神戸市内から、カリキュラムと価格帯のバランスで7校を紹介します。どの学校が優れているかではなく、ご家庭の条件によって最適解は変わります。「どのカリキュラム型か」「何歳まで英語で学べるか」に注目してご覧ください。
1. カナディアン・アカデミー(Canadian Academy)
1913年創立、神戸市東灘区の六甲アイランドにある、関西を代表する老舗インターです。約40の国籍の子どもたちが学び、IBのPYP・MYP・DPをフルに提供する幼小中高一貫・全授業英語のフルカリキュラム校。通学に加えて寮(ボーディング)も備え、海外大学への進学実績も豊富です。神戸で「高校まで英語で通しで」を考えるなら、まず基準になる学校です。
- カリキュラム——国際バカロレア(PYP/MYP/DP)・全授業英語
- 対象年齢——3〜18歳(幼児部〜G12)・神戸市東灘区(六甲アイランド)
- 学費目安——年間約240万〜367万円(2026-27年度公式)+登録料40万・資本拠出金60万・開発費30万/年等(最新は要確認)
- こんな家庭に——高校まで英語一貫のIB教育を、実績ある名門で受けさせたいご家庭
2. マリスト・ブラザーズ・インターナショナルスクール(Marist Brothers)
神戸市須磨区の海沿いに位置する、カトリック系の伝統校です。米国式カリキュラムをベースにIBディプロマ(DP)にも対応し、幼児から高校まで一貫して英語で学べる数少ない学校のひとつ。少人数で面倒見がよく、価値教育を大切にする校風で知られます。カナディアン・アカデミーと並ぶ、神戸の「高校まで英語で」の選択肢です。
- カリキュラム——米国式+国際バカロレアDP・カトリック(全授業英語)
- 対象年齢——3〜18歳(幼児部〜G12)・神戸市須磨区
- 学費目安——年間約192万〜232万円(2026-27年度公式)+登録料65万・出願料7万等(最新は要確認)
- こんな家庭に——少人数で価値教育を重視し、高校まで英語一貫で学ばせたいご家庭
3. セント・ミカエルズ・インターナショナルスクール(St. Michael’s)
1946年創立、神戸市中央区(北野・三宮に近い中山手通)にある、関西で唯一の本格的な英国式初等教育校です。3〜11歳を対象に、英国式カリキュラムとIPC(国際小学校カリキュラム)を組み合わせ、少人数で丁寧に見る早期・初等教育に定評があります。小学校段階まで英国式でしっかり、という設計で、その先(中学以降)の接続は別途考える必要があります。
- カリキュラム——英国式+IPC(幼児部〜小学部)
- 対象年齢——3〜11歳(幼児部〜G5)・神戸市中央区
- 学費目安——年間約159万〜178万円(2026-27年度公式)+初年度一時金 約40万円(最新は要確認)・兄弟姉妹15%割引あり
- こんな家庭に——小学校段階まで英国式の環境でじっくり学ばせたいご家庭
4. ドイツ学院神戸/ヨーロピアンスクール(Deutsche Schule Kobe)
六甲アイランドにある、ドイツ語をベースにした欧州系インターナショナルスクールです。ドイツ語・英語・フランス語に触れられる多言語環境が特徴で、幼児部から小学部までヨーロッパの教育観に根ざした学びを提供します。英語圏一辺倒ではない、欧州系の教育を神戸で受けられる貴重な一校。ドイツ語圏からの駐在家庭や、多言語環境を望むご家庭に選ばれています。
- カリキュラム——ドイツ/欧州式・多言語(独・英・仏)、一部IB要素
- 対象年齢——2〜11歳前後(幼児部〜小学部)・神戸市東灘区(六甲アイランド)
- 学費目安——年間約147万〜178万円(公開データベース・年度により非公開・最新は要確認)
- こんな家庭に——ドイツ語圏出身、または多言語・欧州系の教育を望むご家庭
5. 関西国際学園 神戸校(Kansai International Academy)
神戸市灘区を拠点に、乳幼児から高校までIB一貫(PYP・MYP・DP)を日英バイリンガルで提供するインターナショナルスクールです。英語だけでなく日本語の力も育てるバイリンガル探究学習が特徴で、日本人家庭の子どもへの導入にも配慮があります。神戸で「英語も日本語も」を両立させたいご家庭に向く選択肢です。
- カリキュラム——国際バカロレア(PYP/MYP/DP)・日英バイリンガル
- 対象年齢——0〜18歳(乳幼児部〜高等部)・神戸市灘区
- 学費目安——初等部 授業料 年間約84万円〜+給食・バス・諸費用、入学金20万円(公開情報・中高やIB DPは上がる・最新は要確認)
- こんな家庭に——日本語の力も残しつつ、英語でIBまで学ばせたいご家庭
6. アスコット・インターナショナルスクール(Ascot International School)
神戸市内にある、ケンブリッジ国際カリキュラム認定・WASC認定の英国式インターナショナルスクールです。2〜18歳と幅広い年齢を受け入れ、比較的手の届きやすい学費で高校段階まで英語で学べる設計。ケンブリッジ式で高校まで、をコストを抑えて探すご家庭に選ばれています。日本の学びとの両立にも配慮があります。
- カリキュラム——ケンブリッジ国際・英国式(WASC認定)
- 対象年齢——2〜18歳・神戸市内
- 学費目安——年間約132万〜197万円(2026-27年度公開データベース・最新は要確認)
- こんな家庭に——費用を抑えつつ、ケンブリッジ式で高校まで英語で学ばせたいご家庭
7. ノース・ロンドン・カレッジエイト・スクール神戸(NLCS Kobe)
英国屈指の名門校ノース・ロンドン・カレッジエイト・スクールが神戸に開いた、新しいインターナショナルスクールです。まず初等部(ジュニアスクール)が開校し、IBを軸に少人数で質の高い教育を提供。中高等部(シニアスクール)は2028年開校予定で、将来的に高校まで英語一貫が見込まれます。神戸で最新かつプレミアムな英国系を検討するご家庭向けです。
- カリキュラム——国際バカロレア(PYP)+英国名門校の教育、全授業英語
- 対象年齢——6〜12歳(初等部・中高等部は2028年開校予定)・神戸市
- 学費目安——年間約320万〜330万円(2026-27年度公開データベース・最新は要確認)
- こんな家庭に——最新・プレミアムな英国名門の環境を、早い段階から選びたいご家庭
比較でわかる、わが家に合う選び方
7校を見てわかるのは、神戸には幼小中高フル一貫の名門(カナディアン・アカデミー、マリスト、関西国際学園)から、初等段階に強い専門・小規模校(セント・ミカエルズ、ドイツ学院)まで幅広くそろうということです。ここで神戸のインター選びを「大手一貫インター」「専門・小規模インター」「オンライン国際校」の3タイプに分け、観点別にくらべてみましょう。

対面の校庭や施設・日常的な英語漬け環境は通学型の強み、費用と通学負担の軽さ・住む場所を選ばないことはオンライン型の強みです。神戸で特に効いてくるのは、「学費の総額を何年続けられるか」と「小学校のあと、英語で通える中高につながるか」という視点。専門・小規模校は初等段階が中心で、その先は転校が必要になることもあります。学費は小中高と続けば10年以上の投資。日英バイリンガル志向のご家庭にとっては日本語をどう保つかも大切で、ともだちじゃぱんのような子ども向け日本語オンライン(NIJIN運営)を併用する手もあります。通学時間・家計・お子さんの性格を合わせて、続けられる形を選んでください。オンラインで世界とつながる学びのかたちはオンラインでの学びのしくみを見る →でご覧いただけます。

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢
ここまで読んで、「名門は魅力的だけれど年間300万円超は続けられない」「六甲アイランドや須磨まで毎日通うのは負担が大きい」と感じた方もいるかもしれません。学校が神戸市東部・中央に集まる神戸では、通学圏の壁も現実的です。通学型だけが答えではありません。私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月に開校するオンライン・インターナショナルスクールです。運営は株式会社NIJIN。国内のオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には、すでに1000名以上が学んでいます。
NGAが目指すのは、テストの点数で子どもを並べない脱偏差値の学びと、対面インターのおよそ5分の1という手の届きやすい学費。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳で、六甲アイランドや須磨まで遠い郊外でも、住む場所を選びません。日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れていける設計なので、英語がはじめてでも大丈夫です。正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で実績はこれから。校庭や理科室のような対面の環境と同じ体験ができるわけでもありません。それでも、学費と通学という神戸の壁には比べる価値のある選択肢だと考えています。
よくある質問
神戸のインターナショナルスクールには何歳から入れますか?
多くの学校が2〜3歳前後の幼児部から受け入れています。関西国際学園のように乳幼児(0歳〜)から受け入れる学校もあります。小学部からの入学・編入も可能ですが、学年が上がるほど英語力の要件が高くなる傾向があります。定員や入学条件は年度によって変わるため、必ず各校に直接ご確認ください。
神戸で高校まで英語で通える学校はありますか?
幼児〜高校まで英語で一貫して学べるのは、カナディアン・アカデミー、マリスト・ブラザーズ、関西国際学園などです。セント・ミカエルズやドイツ学院は初等段階が中心のため、その先は転校を見据える必要があります。だからこそ、小学校段階から「その先の接続」まで計画しておくことが大切です。大阪・関西全体まで広げると選択肢はさらに増えます。
編入のタイミングはいつがよいですか?
多くのインターナショナルスクールは8〜9月始まりで、学期の切り替わりが編入しやすいタイミングです。ただし人気校は学期途中でも空きが出れば受け入れる場合があります。神戸は名門校ほど定員が埋まりやすいため、希望校が決まったら早めにウェイティングリストの状況を問い合わせるのがおすすめです。
「神戸だから」を、選択肢を狭める理由にしない。
神戸には、100年の歴史をもつ名門から欧州系の専門校、新設の英国名門、そしてオンラインまで、関西でも屈指の選択肢があります。ただ、学費が高めで学校が市の東部・中央に集まるため、家計と通学の現実は正直に見ておく必要があります。焦って「一番有名な学校」を選ぶ必要はありません。学費の総額・通学・お子さんの性格、そして「何歳まで、何年続けられるか」を照らし合わせて、わが子がいちばん自分らしく学べる場所を、あわてず選んでください。
NIJIN GLOBAL ACADEMYは2027年9月開校。脱偏差値・手の届く学費・世界とつながる少人数の対話という学びのしくみや、1期生募集の情報を、メールでいち早くお届けします。


