「アメリカのオンラインスクールを調べていたら、Connections Academy(コネクションズアカデミー)とK12(ケートゥエルブ)が何度も出てくる。どちらも“無料のオンライン公立校”と書いてあるけれど、日本に住むわが家でも使えるの?」。この記事は、そんな疑問を持った方のためのコネクションズアカデミー K12 比較です。
先に結論をお伝えします。2つとも、無料なのは「参加しているアメリカの州に住んでいる家庭」だけです。日本やアジアに住む家庭が使えるのは、それぞれの有料の私立版、つまりPearson Online Academy(旧International Connections Academy)とK12 Private Academyです。この記事では、両校の公式サイト(2026年10月時点)の情報だけで、運営元・学費・授業のスタイル・認定・時差を正直に並べ、最後にNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)の位置づけもお伝えします。

コネクションズアカデミー K12 比較【早見表】
どちらも「州の公立校(無料)」と「私立校(有料)」の2つの顔を持っています。ここが混乱の原因です。
| 項目 | Connections Academy | Stride K12 |
|---|---|---|
| 運営・支援 | Connections Education(Pearson傘下) | Stride, Inc.(旧K12 Inc.) |
| 無料の公立版 | 約30の州にある州ごとのオンライン公立校 | 参加州のK12-poweredオンライン公立校 |
| 無料の条件 | その州に住み、居住証明を出すこと | その州に住み、学年要件と居住証明を満たすこと |
| 海外から入れる版 | Pearson Online Academy(私立) | K12 Private Academy など(私立) |
| 私立版の全日制年額 | $5,450〜$8,250 | $4,495〜$7,995(2026-27) |
| 授業 | LiveLesson(1回およそ1時間、録画されることが多い)+自分のペース | ライブ授業+自分のペース(私立は録画視聴も可) |
| 認定 | Connections EducationがCognia認定 | K12-poweredの学校はCognia認定 |
出典:connectionsacademy.com、pearsononlineacademy.com、k12.com、k12privateacademy.com(2026年10月4日確認)。米ドル建て。年度表記がないページもあるため、出願前に公式サイトで必ず確認してください。
「通えるインターが近くにない」ご家庭へ
NIJIN GLOBAL ACADEMYは、校舎を持たないオンラインのインターナショナルスクールです。日本の学校に通いながら世界とつながって学べます(ダブルスクール)。対面インターのおよそ1/5の学費。
🎁 ご登録の方に学校案内PDF(日本語版・英語版)を自動返信でその場でお届けします。学費・体験クラスの先行案内もいち早くお送りします。
登録は無料。いつでも解除できます。
オンラインインターナショナルスクール NIJIN GLOBAL ACADEMYってどんな学校? 特徴と1日の流れを見る →
いちばん大事な事実:「無料」はアメリカの州に住む家庭だけ
Connections Academyの公式サイトは、学費が無料なのは「州の税金でまかなわれているから」と説明しています。つまり、日本の公立小学校と同じしくみです。実際、テキサス州の学校の入学ページには「テキサス州に住み、居住の証明を出すこと」が条件として書かれています。
K12も同じです。公式サイトでは、無料の対象は「そのオンライン公立校がある州に住んでいる生徒」とされ、海外からアクセスすると「お住まいの地域には無料の選択肢は今のところありません。学費のかかるK12-poweredの私立校から選べます」と案内されます。

つまり日本に住む家庭にとっての本当の比較は「Pearson Online Academy と K12 Private Academy のどちらにするか」です。
学費と、学費以外にかかるお金
Pearson Online Academy(Connections Academyの私立版)
全日制の年額は、小学校(K〜5年)$5,450、中学校(6〜8年)$7,050、高校(9〜12年)$8,250です。一括払いなら5%引きで、それぞれ$5,178・$6,698・$7,838になります。登録料はありません。ただし、アメリカ本土の外へ教材を送る場合は送料がかかると明記されています。1科目だけ受ける場合は、K〜8年が1科目$335、高校は$435〜$850です。
K12 Private Academy(Stride K12の私立版)
2026-27年度の全日制の年額は、Pre-K $4,495、小学校 $5,995、中学校 $6,995、高校 $7,995です。2人以上を同時に全日制で入れると、2人目以降の学費が10%引きになります。たとえば高校生を4年間通わせると、学費だけで$7,995×4=$31,980です(料金が据え置きの場合)。
注意したいのは、K12 Private Academyには入学できない国のリストがあることです。イギリス・アイルランド・EUの多くの国、中国、インドなどが挙がっています。日本・韓国・シンガポールは2026年10月時点のリストにありませんが、引っ越しの予定がある家庭は確認が必要です。
学費以外のお金
どちらも、インターネット回線、パソコン、文具、プリンターのインクなどは基本的に家庭の負担です。公立版には州によってパソコン貸与などがありますが、海外の私立版では自分で用意する前提が安全です。
授業のスタイル:ライブと「自分のペース」の組み合わせ
2校とも、先生のライブ授業と、教材を使って自分のペースで進める学習の組み合わせです。Connections Academyのライブ授業はLiveLessonと呼ばれ、1回およそ1時間。録画されることが多く、生徒のカメラは推奨ですが必須ではありません。パソコンでの学習の割合は、公立版で小学校約30%・中学校約75%・高校約90%と公表されています。
そして、2校に共通する大事な前提がLearning Coach(家庭で伴走する大人)です。K12は、小学生なら1日4〜6時間、中高生でも1日1〜3時間、保護者などが関わることを目安にしています。「学費が安い」の裏側には、家庭が先生の役割の一部を担う設計があります。

日本時間に直すと
アメリカ東部の朝9時〜午後3時は、日本時間ではおよそ夜10時〜朝4時(夏時間の場合)。西部ならおよそ深夜1時〜朝7時です。どちらの学校も、海外向けのライブ授業を何時に組んでいるかは公式サイトで公表していません。K12 Private Academyは留学生向けのページで「ライブに参加するか、後で録画を見るかを選べる」としています。日本から通う場合、ライブより録画中心の学びになる可能性が高いことは知っておきたいポイントです。
録画で自分のペースに進むのが合う子も、その場で先生や友だちと話して伸びる子もいます。考えるヒントとして、NGAの学びのしくみものぞいてみてください。
認定・卒業資格・学年
Connections Academyは「Connections Educationの一部門で、Cognia(コグニア)の認定を受けている」と公表しています。Pearson Online Academyは、SACS CASI・Northwest Accreditation Commission・NCA CASI・Middle Statesなどの認定を挙げています。K12も「K12-poweredの学校はCogniaに認定されている」とし、運営会社Strideが2025年のCogniaの評価で「学びの文化」の項目で最高の4を得たと紹介しています。
学年は、どちらの私立版もK〜12年生(K12 Private AcademyはPre-Kから)。高校を修了すればアメリカの高校卒業資格(ディプロマ)につながります。ただし日本の小中学生の場合、海外の学校にオンラインで在籍するだけでは日本の就学義務を果たしたことにはならない点は押さえておきましょう。アメリカ式とイギリス式の違いはイギリス式とアメリカ式のオンラインスクールの違いで詳しく書いています。
コネクションズアカデミー K12 比較で「評判」によく出る声
口コミは家庭によって分かれます。よく出る論点を公式情報と照らして整理します。
- 「無料のはずでは?」:無料は州の居住者だけ。海外からは有料の私立版になります。
- 「親の負担が思ったより大きい」:小学生では1日数時間の伴走が公式の目安です。
- 「友だちとの関わりが少ない」:録画で代替できる分、ライブに出なければ人との接点は減ります。時差のある日本ではなおさらです。
4つの選択肢を並べてみる

アメリカ式のオンラインスクールをもっと広く見たい方は、アメリカのオンラインスクールの比較や、ライブ型と自分のペース型の違いがよくわかるStanford OHSとLaurel Springsの比較もあわせてご覧ください。
日本から選ぶときの3ステップ

無料版か有料版か、録画中心の学びが子どもに合うか、家庭の伴走時間はあるか。この3つを順に確かめます。日本の家庭向けの選び方全体は、オンラインインターナショナルスクールの選び方やオンラインインターナショナルスクールの比較にまとめています。

NIJIN GLOBAL ACADEMY の位置づけ
NGAは、2027年9月開校予定のオンラインの国際学校です。Connections AcademyやK12のように「アメリカの家庭向けの学校を海外からも使う」のではなく、日本やアジアに住む子どもが、アジアの時間帯で先生や仲間と少人数のライブ授業で学べることを前提に設計を進めています(時間割は開校情報で公表します)。学力試験の点数(偏差値)による選抜は行わず、英語がこれからのお子さんも学び始められるようにしています。運営する株式会社NIJINのNIJINアカデミーなどでは、延べ1000名を超える子どもたちが学んできました。
正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、認定も卒業生もありません。学費は開校情報でお知らせします。アメリカの卒業資格を確実に取りたいなら、Pearson Online AcademyやK12 Private Academyは筋の通った選択肢です。そのうえで、「先生や仲間とその場で話しながら学ぶこと」を大事にしたいご家庭には、NGAという選択肢もあると知っていただけたらうれしいです。
よくあるご質問
Connections Academyは日本から無料で受けられますか?
受けられません。無料なのは、学校がある州に住み、居住証明を出せる家庭だけです。日本からは、私立のPearson Online Academy(全日制で年$5,450〜$8,250)が対象になります(2026年10月4日確認)。
International Connections Academyの学費はいくらですか?
International Connections Academyは、現在のPearson Online Academyの旧名です。公式サイトの全日制年額は小学校$5,450、中学校$7,050、高校$8,250で、一括払いは5%引きです。
K12は日本から入学できますか?
無料の公立版は入れませんが、私立のK12 Private Academyは海外の生徒を受け入れており、2026年10月時点の入学できない国のリストに日本はありません。2026-27年度の全日制年額は$4,495〜$7,995です。
コネクションズアカデミーとK12、どちらがいいですか?
全日制の学費は、小学校ならPearson Online Academy($5,450)、高校ならK12 Private Academy($7,995)が少し安く、差は年数百ドル程度です。認定はどちらも受けています。違いは小さく、どちらも時差のため録画中心になりやすい点は共通です。海外向けのライブ授業の時間帯と教材の送料は、必ず問い合わせてください。
「どこが一番か」より「わが家の毎日に合うか」
Connections AcademyとK12の強みは、「アメリカの州に住む家庭」のために磨かれてきました。日本から選ぶときは、学費より先に、時差・録画中心の学び・伴走時間の3つを、お子さんの毎日に置いて考えてみてください。
NIJIN GLOBAL ACADEMYは2027年9月開校(予定)、2027年4〜5月にプレ開校(体験クラス)を予定しています。時間割や学費が決まり次第、メールでいち早くお届けします。
今日決める必要はありません。お子さんに「先生とその場で話すのと、録画で自分のペースで進むの、どっちが好き?」と聞いてみる。それだけで、選ぶべき学校の形が少し見えてきます。


