【2026年版】千代田区のインターナショナルスクール全8校+2027年開校の新設校|学費相場と選び方も正直に解説

千代田区のインターナショナルスクール全8校と2027年開校の新設校を紹介する記事のキービジュアル

「千代田区でインターナショナルスクールを探しているのに、検索して出てくるのは、もう存在しない学校の名前ばかり」——番町・麹町・九段・神田のあたりで学校探しを始めた方から、いちばんよく聞く声です。実際、かつて四番町にあった千代田インターナショナルスクール東京(CHIST)は小中学部が2021年夏、高等部が2022年春に閉校しており、いまも多くのまとめ記事がそのまま掲載し続けています。千代田区は23区でもっとも人口が少ないのに、昼間は90万人が集まるという特殊な区。大使館・官庁・大企業本社が集中し、教育投資への意欲は都内屈指なのに、区内に実在するインターナショナルスクールの数は決して多くありません。この記事では、2026年8月時点で千代田区に実在する8校を対象年齢と学費で正直に整理し、2027年に開校が決まっている新設校、番町・麹町の公立ブランド校と迷ったときの考え方、そして学費や通学が壁になったときの「オンライン」という道までお伝えします。

はじめに基礎を押さえたい方へ:インターナショナルスクールとは?種類・学費・入学条件・選び方の完全ガイドで全体像を整理しています。

目次

結論:千代田区で選べる学校(早見)

ここだけ読めば全体像がつかめます。この記事で扱う学校と、オンラインという選択肢を、同じ粒度で並べました。

  • Phoenix House International School(四番町)|学費は年間約310万〜345万円 — 対象年齢:Prep 1〜Prep 6(おおむね5〜11歳)。学年は生年月日で決まり、9月1日〜8月31日生まれで区切る英国式/学費目安:授業料 年間約310万円(Prep 1-2)/約325万円(Prep 3-4)/約345万円(Prep 5-6)。いずれも消費税込み。別途Registration…
  • 東京中華学校(五番町)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:幼稚部〜高中部(おおむね3歳〜18歳)/学費目安:公式サイトでは公開されていないため、要問い合わせ
  • KIDS EDU インターナショナルプリスクール&アカデミー(五番町)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:2歳〜小学生(プリスクール+アカデミー)/学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ。3〜5歳は月額3.7万円まで、非課税世帯の0〜2歳は月額4.2万円までの無償化制度の対象
  • ウィズダムアカデミー PRIME 市ヶ谷飯田橋校(九段北)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:3歳〜高校3年生。プリスクール枠は1歳半頃から(クラス編成は要確認)/学費目安:会員種別・利用プランで大きく変わるため、要問い合わせ
  • ハイブリッドマム プリスクールナーサリー千代田富士見(富士見)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:0歳〜5歳児クラス(未就学)/学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ(無償化の対象可否もあわせて確認を)
  • Anchor Kids International School(鍛冶町)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:1〜6歳(未就学)/学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ
  • Au Pays des Sakuras(飯田橋)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:2〜4歳(未就学)/学費目安:公開情報がないため、要問い合わせ
  • FortuneStars(外神田)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:1〜5歳(未就学)/定員6名/学費目安:公開情報がないため、要問い合わせ
  • NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通学圏や学費が壁になる家庭の選択肢。

結論:千代田区のインターナショナルスクールから選ぶなら(早見)

  • Phoenix House International School(四番町)|5〜11歳(Prep 1-6)|年間約310万〜345万円|区内唯一の全日制インター。英国ナショナルカリキュラム
  • 東京中華学校(五番町)|幼稚部〜高中部(12年一貫)|要問い合わせ|中国語・日本語・英語の三言語教育。1929年創立の華僑学校
  • KIDS EDU インターナショナルプリスクール&アカデミー(五番町)|2歳〜小学生|要問い合わせ(無償化対象施設)|米国クリエイティブ・カリキュラム+モンテッソーリ+STEAM
  • ウィズダムアカデミー PRIME 市ヶ谷飯田橋校(九段北)|3歳〜高校生|要問い合わせ|英語イマージョン型のアフタースクール。22時までの預かり
  • ハイブリッドマム プリスクールナーサリー千代田富士見(富士見)|0〜5歳|要問い合わせ|英語・日本語のデュアルランゲージ。保護者用ラウンジ併設
  • Anchor Kids International School(鍛冶町)|1〜6歳|要問い合わせ|神田駅徒歩1分。「旅育」を掲げる英語教育型保育
  • Au Pays des Sakuras(飯田橋)|2〜4歳|要問い合わせ|区内唯一のフランス語アトリエ型プリスクール
  • FortuneStars(外神田)|1〜5歳|要問い合わせ|定員6名の超少人数インターナショナルプリスクール
  • ECC International Preschool Kojimachi(麹町・2027年4月開校予定)|2〜3歳から順次拡大|要問い合わせ|IEYC+ECC独自の日英ハイブリッド型
  • NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン/2027年9月開校・6〜18歳・対面の約1/5の学費帯・日本語の支えあり)|通学不要のオンライン・インターナショナルスクール。現在は開校情報の登録を受付中
千代田区の皇居周辺の緑とオフィス街を背景に、通学かばんを持った子どもと親が朝の歩道を並んで歩く様子
番町から丸の内まで、千代田区の学校選びは「区内で完結しない」ことを前提に考えると楽になります。

千代田区のインターナショナルスクール事情と学費相場

千代田区の学校地図をひとことで言うと「校数は少ないが、粒ぞろい」です。区の人口は約6.98万人(2025年)と23区で最少。それでいて昼間人口は約90万人、昼夜間人口比率は1355.4(2020年国勢調査)という、日本でもっとも極端な「昼と夜の差」を持つ区です。住んでいる家庭の数が少ないぶん、居住者向けの教育施設もそもそも多くはつくられません。目黒区や世田谷区のようにプリスクールが何十とひしめくエリアとは、構造がまったく違います。

その少ない選択肢が、番町・麹町・九段という皇居の西側に集中しているのも特徴です。四番町のPhoenix House、五番町の東京中華学校とKIDS EDU、九段北のウィズダムアカデミー、富士見のハイブリッドマム——市ヶ谷駅・麹町駅・九段下駅を中心とした半径1キロほどの範囲に、区内の主要校のほとんどが収まっています。一方、神田・外神田・鍛冶町といった東側は、Anchor KidsやFortuneStarsといった小規模なプリスクールが点在するかたち。丸の内・大手町・霞が関のオフィス街には、居住者向けの学校はほぼありません。

学費の相場はどうでしょうか。千代田区で年間学費を公式に明示しているのは、実質的にPhoenix House International Schoolの1校だけです。2026-27年度の公式「Finance and Fees Policy」によれば、授業料は年間約310万円(Prep 1-2)/約325万円(Prep 3-4)/約345万円(Prep 5-6)(消費税込み・年間エンリッチメント費と施設維持費を含む)。これに入学時のRegistration Fee 6万円、Enrolment Fee 50万円、School Development Fee 50万円が加わります。スクールバスを利用する場合はさらに年間36万円ほど上乗せされる設定です。港区・渋谷区の名門校と同じ、年間300万円台のレンジと考えてよいでしょう。

それ以外の未就学スクールは、いずれも学費を公式サイトで公開しておらず、見学や説明会での案内となります。判断はかならず授業料単体ではなく、入学金・施設費・教材費・給食費・バス代まで含めた総額で。学費の内訳をもう少し詳しく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳もあわせてご覧ください。
※学費等は2026年8月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトでご確認ください。

千代田区のインターナショナルスクール選びで押さえたい、閉校情報の確認・6歳以降の受け皿・総額での判断という3つのポイントを示した図解
比べる前に、この3つの軸を決めておくと千代田区の学校選びは迷いにくくなります。

千代田区のインターナショナルスクール全8校を、対象年齢と学費で正直に紹介

ここからは、2026年8月時点で千代田区に実在するスクールを紹介します。無理に「7選」とは並べません。区内で確認できたのは8校で、そのうち小学生以上が毎日英語で学べる全日制はPhoenix Houseの1校のみ。読むときは校名の知名度ではなく、まず対象年齢、次に学費、最後に教育の中身の順に見ていくと迷いにくくなります。

1. Phoenix House International School(四番町)|学費は年間約310万〜345万円

市ヶ谷駅・麹町駅・半蔵門駅から歩ける四番町にある、千代田区で唯一の全日制インターナショナルスクール。イングランドのナショナルカリキュラムに沿った英国式のプレップスクール(小学校段階の私立校)で、Prep 1からPrep 6までの6学年、定員288名という規模です。2021年8月、閉校した千代田インターナショナルスクール東京の校舎を引き継ぐかたちで開校しました。運営はCEA Private Schools(Clarence Education Asia系)で、同グループは2023年開校のラグビー・スクール・ジャパンも手がけています。北海道に「North Peak」というエンリッチメント・キャンパスを持ち、そこでの宿泊型プログラムの費用が授業料に含まれているのが、他校にはない特徴です。学費を年度ごとにPDFで全公開している姿勢も、比較検討する側にはありがたいところ。

  • カリキュラム:イングランドのナショナルカリキュラム(英語・算数・理科・人文・現代語・音楽・コンピューティング・美術・技術・体育)。学校クラブは授業料に含まれる
  • 対象年齢:Prep 1〜Prep 6(おおむね5〜11歳)。学年は生年月日で決まり、9月1日〜8月31日生まれで区切る英国式
  • 学費目安:授業料 年間約310万円(Prep 1-2)/約325万円(Prep 3-4)/約345万円(Prep 5-6)。いずれも消費税込み。別途Registration Fee 6万円、Enrolment Fee 50万円、School Development Fee 50万円。スクールバス利用時は年間約346万〜381万円。2026-27年度の公式情報
  • こんな家庭に:番町・麹町エリアから、小学校段階を英国式の少人数環境で通わせたい家庭に

公式サイトはこちら学費(Finance and Fees Policy)

2. 東京中華学校(五番町)|学費は要問い合わせ

市ヶ谷駅からほど近い五番町にある、1929年創立の華僑学校。小学部・中学部・高中部(高等部)をあわせた12年一貫教育で、幼稚部も設けています。2008年に学校法人としての認可を受けました。特徴は中国語・日本語・英語の三言語教育。英語圏のインターナショナルスクールとは性格が異なりますが、「日本語を失わずに複数言語で育てたい」という家庭にとっては、区内で数少ない現実的な選択肢です。小学部の定員は1学年40名で、欠員が出た学年のみ転編入試験を実施する方式のため、空き状況の確認が必須になります。

  • カリキュラム:中国語・日本語・英語の三言語教育を軸にした12年一貫課程(各種学校から学校法人へ)
  • 対象年齢:幼稚部〜高中部(おおむね3歳〜18歳)
  • 学費目安:公式サイトでは公開されていないため、要問い合わせ
  • こんな家庭に:中華圏にルーツがある家庭、または英語一辺倒ではない多言語環境を求める家庭に

公式サイトはこちら

3. KIDS EDU インターナショナルプリスクール&アカデミー(五番町)|学費は要問い合わせ

JR市ヶ谷駅から徒歩4分、四ツ谷駅から徒歩8分の五番町にあるプリスクール兼アフタースクール。米国で広く使われる幼児教育カリキュラム「クリエイティブ・カリキュラム」を土台に、モンテッソーリの要素とSTEAM English プログラムを組み合わせています。9:00から19:00までの長時間開校で、共働き家庭にも現実的。プリスクールだけで終わらず、小学生向けのアフタースクール(英語・STEM/プログラミング・ピアノ・バイオリンなど)まで続けられるのが、この区では貴重なポイントです。小学校受験を見据えた幼児クラスも用意されています。幼児教育・保育の無償化の対象施設です。

  • カリキュラム:クリエイティブ・カリキュラム+モンテッソーリ+STEAM English。アフタースクールでSTEMONやピアノ等
  • 対象年齢:2歳〜小学生(プリスクール+アカデミー)
  • 学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ。3〜5歳は月額3.7万円まで、非課税世帯の0〜2歳は月額4.2万円までの無償化制度の対象
  • こんな家庭に:番町・麹町エリアで、就学前から小学生まで同じ場所で英語環境を続けたい家庭に

公式サイトはこちら

4. ウィズダムアカデミー PRIME 市ヶ谷飯田橋校(九段北)|学費は要問い合わせ

九段北のセブンアネックスビル4階、JR市ヶ谷駅から徒歩3分。かつて「SUPER GLOBAL PRESCHOOL 市ヶ谷飯田橋校」の名でも知られた施設で、現在はウィズダムアカデミーPRIMEとして、幼児から高校3年生までを対象にした英語イマージョン型のアフタースクールを展開しています。Jolly Phonicsによるフォニックス、ICTを使ったDiscovery Time、SEL(社会性と情動の学習)、STEAM Labなど、いわゆる「英語を教える塾」とは異なる設計。約30種類の習い事プログラムを組み合わせられ、22時まで預かりに対応しています。日本の学校に通いながら英語環境を確保するダブルスクール型の受け皿として考えるのが現実的です。

  • カリキュラム:英語イマージョンのアフタースクール(フォニックス/SEL/STEAM Lab/約30種の習い事)
  • 対象年齢:3歳〜高校3年生。プリスクール枠は1歳半頃から(クラス編成は要確認)
  • 学費目安:会員種別・利用プランで大きく変わるため、要問い合わせ
  • こんな家庭に:区立の小中学校に通わせながら、放課後に英語環境と預かりを両立させたい共働き家庭に

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5. ハイブリッドマム プリスクールナーサリー千代田富士見(富士見)|学費は要問い合わせ

飯田橋駅・九段下駅から歩ける富士見1丁目にある、認可外のプリスクールナーサリー。英語と日本語のデュアルランゲージによるイマージョン教育を掲げ、外国人講師とバイリンガル保育士が組んで保育にあたります。科学・数学的な要素を横断的に扱うカリキュラムや、バイリンガル調理師によるキッズクッキング・食育も特徴。園内の様子をWebカメラで確認できる仕組みや、保護者が仕事をできるコミュニケーションラウンジを併設しているなど、働く親の使い勝手にかなり寄せた設計です。0歳から受け入れており、土曜保育にも対応しています。

  • カリキュラム:英語・日本語のデュアルランゲージによるイマージョン保育+食育・探究要素
  • 対象年齢:0歳〜5歳児クラス(未就学)
  • 学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ(無償化の対象可否もあわせて確認を)
  • こんな家庭に:飯田橋・九段エリアで、0歳から英語に触れつつ日本語も残したい共働き家庭に

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6. Anchor Kids International School(鍛冶町)|学費は要問い合わせ

JR神田駅から徒歩1分、鍛冶町のゆたか倶楽部ビルにある英語教育型の保育施設。2022年10月に開設され、定員は29名です。知育・体育・徳育に加えて「旅育」という独自の概念を掲げているのが最大の特徴で、教育と旅のプロがカリキュラムを設計しています。ネイティブ講師とバイリンガル講師が組んで全クラスを担当し、午後のレッスンは日本語と英語を選べる設計。8:30〜18:30の開所で、神田・新日本橋・岩本町の各駅から通えます。丸の内・大手町方面に通勤する家庭にとっては、区内でもっとも「職住近接」で使いやすい立地かもしれません。

  • カリキュラム:バイリンガル保育+「旅育」。午後は日本語/英語の選択制
  • 対象年齢:1〜6歳(未就学)
  • 学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ
  • こんな家庭に:神田・大手町周辺で働きながら、送迎の負担を最小にしたい家庭に

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7. Au Pays des Sakuras(飯田橋)|学費は要問い合わせ

飯田橋駅近く、飯田橋1丁目の光陽ビル2階にある、2〜4歳を対象としたフランス語のアトリエ型プリスクール。千代田区で唯一、英語以外のヨーロッパ言語で就学前を過ごせる場所です。フランス語圏の家庭はもちろん、将来的に東京国際フランス学園などを視野に入れる家庭にとっては最初の一歩になり得ます。少人数のワークショップ形式で規模は小さく、開所日や在籍枠は流動的なので、必ず直接ご確認ください。

  • カリキュラム:フランス語によるアトリエ・ワークショップ型の幼児教育
  • 対象年齢:2〜4歳(未就学)
  • 学費目安:公開情報がないため、要問い合わせ
  • こんな家庭に:フランス語圏にルーツがある家庭、英語以外の言語環境を探している家庭に

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8. FortuneStars(外神田)|学費は要問い合わせ

末広町駅から徒歩4分、外神田5丁目にある2021年開設のインターナショナルプリスクール。定員6名という超少人数が最大の特徴で、1〜5歳を一人ひとり手厚く見る方針を掲げています。延長保育・一時保育・給食の自園調理・連絡アプリなど、小規模ながら必要な機能はひととおり備えています。集団が苦手なお子さん、あるいは大人数のプリスクールで疲れてしまった経験のあるお子さんにとって、区内では貴重な受け皿です。ただし枠が極端に少ないため、検討するなら早めの問い合わせを。

  • カリキュラム:少人数の英語保育(早期の英語環境づくりを重視)
  • 対象年齢:1〜5歳(未就学)/定員6名
  • 学費目安:公開情報がないため、要問い合わせ
  • こんな家庭に:外神田・秋葉原・湯島エリアで、少人数のあたたかい環境を探している家庭に

※本記事作成時点(2026年8月)で、この園の公式サイトは確認できませんでした。保育施設検索サイト等に掲載されているURLは現在別の事業者のページに変わっているため、見学・空き状況は園へ直接お問い合わせください。

【2027年4月開校予定】ECC International Preschool Kojimachi(麹町)

2026年4月に発表された、千代田区にとって久しぶりの新設校です。麹町3-2のヒューリック麹町ビル(仮称)2階に、ECCにとって初となるインターナショナルプリスクールが2027年4月に開校予定。世界60か国以上で導入されている探究型カリキュラムIEYC(International Early Years Curriculum)とECCの英語教育を組み合わせ、外国人講師とバイリンガル保育士のチーム保育を行います。開校時は2歳児・3歳児クラスが各15名、4歳児クラスは2028年、5歳児クラスは2029年に順次開設予定。基本時間は9:00〜16:00、延長は8:00〜19:00。理念は「Learn to Play, Play to Learn」で、英語だけに寄せず日本の生活習慣や規律も学ぶハイブリッド型を打ち出しています。いま2歳前後のお子さんがいるご家庭は、選択肢に入れておく価値があります。

公式サイトはこちら

閉校情報にご注意——千代田区は「消えた学校」が多い区です

千代田区で学校を調べるとき、いちばん時間を無駄にしやすいのがすでに閉じた学校を追いかけてしまうことです。代表例が千代田インターナショナルスクール東京(CHIST)。武蔵野大学が母体となり2018年4月に四番町で開校し、全12学年480名規模のK-12インターとして大きく報じられましたが、小中学部は2021年7月末、高等部は2022年3月末で閉校しています。それでも検索上位のまとめ記事や不動産サイトの一覧には、いまだに名前が残っています。

もうひとつ、岩本町にあった「さくらインターナショナルスクール千代田校」も注意が必要です。自治体系の施設一覧や保育園検索サイトには掲載が残っていますが、運営元である関西国際学園の公式サイトの校舎一覧に千代田校の記載はなく、千代田校のURLにアクセスすると日本橋校(中央区)のページへ転送される状態です(2026年8月時点)。在籍・募集の有無は必ず直接ご確認ください。千代田区のように校数が少ない区では、この「情報の鮮度」だけで候補の数が半分になることがあります。

番町・麹町の公立ブランドと、インターナショナルスクールのあいだで

千代田区の学校選びには、他区にはない独特の迷いがあります。それは公立の評価が非常に高いということです。番町小学校から麹町中学校へという進み方は、長く「都心の公教育ブランド」として語られてきました。区立九段中等教育学校という中高一貫の選択肢もあります。だからこそ、この区では「インターか、公立か」という問いが、他のどの区よりも切実に立ち上がります。

ここに正解はありません。ただ、判断の助けになる整理はできます。一つめは「何のための英語か」。海外大学を視野に入れるのか、日本の教育の中で国際感覚を持たせたいのか。後者なら、区立校+放課後の英語環境という組み合わせが費用面でも現実的です。二つめは「何年払えるか」。Phoenix Houseなら小学校6年間で2000万円規模になり、中学以降は区外に出るため、その先の学費も見込む必要があります。三つめは「お子さんの居場所」。人口の少ない区で少人数の学校に通うということは、合わなかったときの逃げ場も少ないということです。そして見落とされがちなのが、区内で完結する必要はまったくないという事実。半蔵門線・有楽町線・都営新宿線が通る千代田区は、都内でもっとも移動しやすい区のひとつです。

千代田区で見つからないとき——港区・新宿区・渋谷区へ広がるインターナショナルスクールの選択肢

小学校以降の受け皿を千代田区内だけで探すと、Phoenix Houseと東京中華学校の2つでほぼ打ち止めになります。そこで現実的なのが、通学圏を隣接区まで広げることです。もっとも相性がいいのは港区。麹町から永田町・赤坂を抜ければ十数分で、区内には歴史ある全日制インターが集まっています。詳しくは港区のインターナショナルスクールをご覧ください。

西隣の新宿区も有力です。市ヶ谷駅は千代田区と新宿区の境目にあり、番町エリアからは実質的に「歩ける区外」。新宿区のインターナショナルスクールには、四谷・信濃町方面の選択肢がまとまっています。学費帯やカリキュラムの幅を広げたいなら渋谷区のインターナショナルスクール、湾岸のタワーマンションからの通学も視野に入れるなら江東区のインターナショナルスクールも比較対象になります。区の枠を外して東京全体から比べたい方は、東京全体のインターナショナルスクールはこちらが出発点になります。

比較でわかる、わが家に合う選び方

学校を並べても、「結局どう選べば?」と迷うのが正直なところだと思います。千代田区の選択肢は、①区内の全日制インター(Phoenix House・東京中華学校)、②区内のプリスクール・英語アフタースクール、③通学しないオンライン国際校という3タイプで考えると整理しやすくなります。下の表は、費用・入りやすさ・通学の負担などの観点で、それぞれの傾向を正直に示したものです。

千代田区の全日制インター・区内のプリスクールと英語アフタースクール・オンライン国際校を、費用の手頃さ・入学枠の見つけやすさ・通学の負担・対面体験・6歳以降も続けられるかの5観点で比較した表
どのタイプにも長所と制約があります。わが家が何を最優先するかで答えは変わります。

区内唯一の全日制であるPhoenix Houseは、学費を全公開している誠実さと少人数の環境が魅力ですが、6学年で定員288名という規模のため、学年によっては空きが出ないという現実があります。プリスクールは徒歩や自転車で通える気軽さが最大の強みで、無償化の対象になるケースもある一方、多くは6歳で「次」を探すことになります。そして意外と見落とされているのが3つ目の道です。通学時間ゼロで世界とつながるオンラインなら、住む場所や通学の可否に学びが左右されません。都心の限られた住居から毎日どこへ通うか——その問い自体が消えます。

オンラインでの学びのしくみを見る →

千代田区のマンションの自宅で、子どもがタブレットでオンライン授業を受けるそばで親が穏やかに見守る様子
通学せずに世界とつながる学びも、千代田区の家庭にとって現実的な選択肢になりつつあります。

千代田区だけで判断せず、他都市の相場と見比べたい方へ:インターナショナルスクールの学費データベース(都市別の相場・内訳と無償化の現実)で、国内・アジア主要都市16校の年間授業料を出典付きで一覧にしています。あわせて、インターナショナルスクールの学費はなぜ高いのか(相場の内訳と、対面の約1/5に下げる方法)で、費用の構造そのものを分解しています。

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢

千代田区は、皇居の緑、番町の落ち着いた街並み、公立学校の評判の高さまで、子育てにとても恵まれた街です。それでも、小学生以上が毎日英語で学べる全日制が区内に1校しかないこと、その学費が年間300万円台からであること、そして区外の名門校を選べば毎日の通学が加わること——これらが現実の壁になる家庭は少なくありません。「国際的な学びを受けさせたいけれど、この負担が何年も続くのは……」と迷うなら、通学を前提としないオンライン・インターナショナルスクールという、もうひとつの選択肢があります。

私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月に開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。運営は、日本で1000名以上が在籍するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を手がける株式会社NIJIN。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」の考え方のもと、少人数の対話を中心に「自分と世界を、好きになる」学びを目指します。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳で、住む場所を選びません。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計です。学費は対面インターのおよそ5分の1を目指しています。

正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれからです。校庭や施設での対面の体験は、通学型の学校と同じようには提供できません。それでも、通学の負担なく、費用を抑えて世界とつながる学びは、千代田区で選択肢を比べているあなたにとって、検討する価値のある一つの道だと考えています。

よくある質問

Q. 千代田区のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?

A. 未就学であれば0歳から。ハイブリッドマム プリスクールナーサリー千代田富士見が0歳から、Anchor KidsとFortuneStarsが1歳から、KIDS EDUが2歳から、Au Pays des Sakurasが2歳からの受け入れです。全日制ではPhoenix House International SchoolがPrep 1(おおむね5歳)から、東京中華学校が幼稚部から。2027年4月にはECC International Preschool Kojimachiが2歳児・3歳児クラスで開校予定です。まずはお子さんの年齢で受け入れ可能な学校を絞り込むのが第一歩です。

Q. 千代田区で小学生以上が通えるインターはありますか? 日本語のサポートは?

A. 区内で小学生以上が毎日英語で学べる全日制は、四番町のPhoenix House International School(Prep 1-6)の1校です。中学生年代以降は区内に受け皿がないため、港区・新宿区・渋谷区などへ広げるか、日本の学校+放課後の英語環境という組み合わせを検討することになります。三言語で12年間通えるという意味では、五番町の東京中華学校も選択肢のひとつです。日本語のサポートは学校ごとに時間数も方針も大きく違うため、入学前に必ず確認を。英語環境が長くなるほど日本語が心配になるご家庭には、姉妹サービスのともだちじゃぱん(NIJIN運営・子ども向け日本語オンライン)もおすすめです。

Q. 番町小学校・麹町中学校のような区立校とインター、どちらを選ぶべきですか?

A. どちらが上ということはありません。判断の軸は「何のための英語か」「何年払い続けられるか」「お子さんに合う集団の大きさはどれくらいか」の3つです。日本の教育の中で国際感覚を育てたいなら、区立校+放課後の英語環境(ウィズダムアカデミーPRIMEなど)という組み合わせが費用面でも現実的です。海外大学や海外での生活を視野に入れるなら、早い段階から英語で学ぶ環境に置く意味は大きくなります。なお千代田区は転出入が多く学級規模も年によって変動するため、区立校を選ぶ場合も最新の学校公開や説明会で実際の空気を確かめることをおすすめします。

迷う時間も、お子さんを想う時間です

学校選びに「正解」はありません。千代田区のように選択肢が限られ、しかも公立の評価も高い区では、なおさら「どれが一番いいか」より「わが家が何年続けられるか」が問われます。学費も、通学の距離も、お子さんの性格も——どれも家庭ごとに事情が違います。だからこそ、あなたが今こうして迷っている時間そのものが、お子さんの未来を真剣に想っている証拠です。焦らず、まずは2〜3校を実際に見学して、空気を比べてみてください。そのうえで「通学以外の道」も知っておきたいと思われたら、私たちの開校情報もそっと候補に入れていただけたら嬉しいです。

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