「クリムゾン・エデュケーションって、結局いくらかかるの?」「口コミを見ると評価が割れているけれど、実際どうなの?」——海外大学への進学を考えはじめたご家庭が、必ず一度は検索する名前です。先に結論を書きます。Crimson Education(クリムゾン・エデュケーション)の日本語公式サイトには、料金表が掲載されていません。費用は、無料の個別相談を経て、お子さんの学年・志望校・必要な支援に合わせて個別に提示される仕組みです。
もうひとつ、最初に知っておくと混乱が消えることがあります。「Crimson」という名前の組織は2つあり、性格がまったく違います。海外大学の出願を支援する進学コンサルティングの Crimson Education と、オンラインのインターナショナルスクールである Crimson Global Academy(CGA) です。前者は料金非公開、後者は学費を公式サイトで公開しています。検索結果には両方の口コミや金額が混ざって出てくるので、「学費が高い」「安い」という声を読むときは、まずどちらの話なのかを見分けてください。
この記事では、公式に確認できた情報だけを使って、Crimson Educationの費用の決まり方、公表されている合格実績の読み方、そして無料相談で見積もりを受け取るときに確かめたい項目を整理します。私たちNIJIN GLOBAL ACADEMYも、2027年9月開校予定(2027年春プレ開校)のオンラインのインターナショナルスクールとして比較の場に立つ立場です。だからこそ、他社を持ち上げも貶めもせず、「どの家庭に何が向くか」で締めくくります。
結論:Crimson Educationの費用と評判を3行で
- 費用:公式サイトに料金表は無い。無料の個別相談のあと、学年・期間・支援内容に応じて個別に提示される(2026年9月21日、日本語公式サイトで確認)。
- 何を買うのか:学校ではなく、海外大学への出願準備の支援(戦略、エッセイ、課外活動・研究、SAT/ACT対策、元入学審査官による書類チェックなど)。卒業資格は出ない。
- 評判の読み方:公式サイトの合格率や合格者数は同社が公表している数字。もともと意欲と準備の進んだ生徒が集まるサービスであることを割り引いて読み、見積もりの中身で判断する。
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Crimson Educationとは——「学校」ではなく「海外進学コンサルティング」
Crimson Educationは、日本語公式サイト「私たちについて」によると、2013年に世界トップ大学へ進学した学生たちによって設立された海外進学のコンサルティング会社です。現在のCEOはハーバード大学出身の創業者ジェイミー・ビートン氏。日本の問い合わせ窓口は東京都台東区柳橋(浅草橋)にあります。
提供しているのは、アイビーリーグや英国のオックスブリッジなどを目指す生徒への出願準備の総合支援です。公式サイトには、志望校選定とスケジュール設計、課外活動・研究プロジェクトの支援、学術コンテストへの挑戦、エッセイ指導、SAT・ACTの個別指導、元入学審査官による出願書類のチェックといった項目が並んでいます。日本の感覚でいえば、「海外大学受験に特化した、個別指導型の総合塾」に近い存在です。
ここで大事なのは、Crimson Education自体は学校ではないという点です。通っている学校(日本の中学・高校でも、インターナショナルスクールでも)はそのままで、その上に出願準備の支援を「足す」サービスです。したがって、Crimson Educationに申し込んでも卒業資格や大学入学資格が得られるわけではありません。資格の側は、いま在籍している学校が担います。

同じ名前の「Crimson Global Academy(CGA)」との違い
検索で混ざりやすいのが、同じCrimsonグループのCrimson Global Academy(CGA)です。こちらはオンラインのインターナショナルスクールで、IGCSE・A-Level、米国の高校卒業資格(US High School Diploma)、AP などの課程を持ち、毎週の授業があります。学費も公式サイトで公開されています。
| 比べる点 | Crimson Education | Crimson Global Academy(CGA) |
|---|---|---|
| 何か | 海外大学の出願準備を支援する進学コンサルティング | オンラインのインターナショナルスクール(学校) |
| 料金の公開 | 公式サイトに料金表なし(個別に提示) | 公式サイトで公開 |
| 金額の例 | 非公開 | IGCSE フルタイム(10科目)年 ¥2,300,000/A-Level フルタイム(4科目)年 ¥2,400,000/US High School Diploma フルタイム(4.5単位)年 ¥2,090,000 |
| 毎週の授業 | なし(面談・個別指導が中心) | あり(ライブ授業+録画視聴) |
| 卒業資格 | 出ない(在籍校が担う) | 課程に応じて取得できる |
| 大学出願の支援 | サービスの中心 | フルタイム生の学費に「大学出願・進路カウンセリング」を含むと記載(学年条件あり) |
出典:Crimson Education 日本語公式サイト「私たちについて」、Crimson Global Academy 公式「学費」(いずれも2026年9月21日確認)。CGAの学費は年度学費で、IGCSE・A-Levelの外部試験費用などは別途。
「クリムゾンは年200万円以上かかる」という話を見かけたら、それは多くの場合CGA(学校)の学費のことです。CGAの学費の中身と他のオンライン校との比較は、クリムゾングローバルアカデミーの学費を公式の実額で比べた記事に、授業の雰囲気や評判はCrimson Global Academyの料金と評判の記事にまとめています。
費用はなぜ公開されていないのか——「個別設計のパッケージ」だから
Crimson Educationの料金が公開されていないのは、隠しているというより、商品の設計上、一律の定価をつけにくいからだと考えるのが自然です。同じ「海外大学の出願支援」でも、中学生から数年かけて準備する家庭と、高校2年の途中から出願までの短期間で走る家庭とでは、必要な面談の回数も、エッセイ指導の量も、テスト対策の有無もまったく違います。公式サイトの導線がどれも「無料個別相談に申し込む」に集約されているのは、その相談で支援の範囲を決め、それに応じた見積もりを出す流れになっているからです。
ブログや体験談の中には具体的な総額に触れているものもありますが、公式が公表した数字ではなく、支援内容も時期も家庭ごとに違います。他人の金額を自分の家の予算の目安にするのは危険です。比べるなら、次の3つの軸をそろえた見積もり同士で比べてください。

無料相談で見積もりを受け取るときに確かめたい5つのこと
定価が無いサービスでは、「何を買うのか」を言葉で確定させることがいちばんの節約になります。相談の場で、次の5つは必ず書面(メールでも可)で受け取っておくことをおすすめします。
- 基本料金に含まれるもの・含まれないもの——カウンセラーとの面談時間、エッセイ添削の回数、SAT/ACT対策、課外活動・研究プロジェクト支援、元入学審査官のレビュー。どれが別料金のオプションなのか。
- 期間と総額——月額ではなく、「いつ始めて、出願が終わるまでにいくらか」。始める学年が早いほど期間は長くなります。
- 担当者は誰か、変更できるか——相性は結果を大きく左右します。担当の経歴と、合わなかったときの変更の可否を確認します。
- 途中解約と返金の条件——進路が変わる(国内大学に切り替える等)ことは珍しくありません。解約時の扱いは契約前に。
- 在籍校との役割分担——成績証明、推薦状、履修科目の選択は在籍校の協力が要ります。コンサルに任せる部分と、学校で整える部分を分けて考えます。

評判・口コミの読み方——公表されている合格実績は「母集団」を割り引く
Crimson Educationの日本語公式サイトには、ハーバード(一般的な合格率3%に対しCrimson生26.2%)、スタンフォード(3.5%に対し31.1%)といった大学別の比較表や、「この10年間で6,000名を超える学生が延べ1万件以上の合格通知を手にした」という実績が掲載されています。これらは同社が自ら公表している数字です。
数字そのものを疑う必要はありませんが、読み方には注意が要ります。
- 母集団が違う:海外トップ大学を本気で目指し、費用をかけて準備する生徒が集まるサービスです。一般の受験生全体の合格率と比べると差が大きく見えるのは、支援の効果だけでなく、もともとの準備度の差も含んでいます。
- 「合格者数」と「合格通知の数」は違う:1人が複数の大学に合格すれば、合格通知は複数件になります。「延べ」という言葉がついているかを見てください。
- 口コミは「どちらのCrimsonか」「どの担当者か」で割れる:学校(CGA)の授業についての感想と、コンサル(Education)の担当者についての感想が同じ「クリムゾンの評判」として並んでいます。前者は授業・時差・課題量、後者は担当者との相性と連絡の頻度が論点で、まったく別の話です。
結局のところ、評判で決めるより、見積もりの中身と、担当予定の人と話した手応えで決めるほうが、後悔が少ない選び方です。

どんな家庭にCrimson Educationが向くか、向かないか
向いているのは、志望校がある程度はっきりしていて(米国・英国のトップ大学など)、出願までのスケジュールを専門家と一緒に組みたい家庭です。在籍校に海外大学の出願に詳しい進路担当がいない場合、エッセイや課外活動の設計を外部の専門家に頼る価値は大きくなります。
慎重に考えたいのは、まだ「海外に行くかどうか」自体が決まっていない段階の家庭です。出願支援は、学びの土台(英語で考えて書く力、自分の関心を深めた経験)ができているほど効きます。土台づくりの段階で必要なのは、コンサルよりも日々の学びの環境かもしれません。

海外大学を目指すルートの全体像——「コンサル」と「学校」は組み合わせるもの
日本から海外大学を目指すとき、選択肢は大きく3層に分かれます。
- 学校(資格の土台):日本の高校、国内のインターナショナルスクール、オンラインのインターナショナルスクール。卒業資格と成績はここで決まります。どの資格がどの大学の入学資格になるかは、インターの卒業資格と大学入学資格の記事で整理しています。
- 学びの上乗せ:IGCSE・A-Level・APなどの国際課程を部分的に取る方法。オンラインで取れる国際的な卒業資格のルートも参考になります。
- 出願支援:Crimson Educationのような進学コンサルティング。
コンサルは3層目です。1層目と2層目が固まっていないまま3層目にお金をかけても、効果は出にくい。逆に、学校選びの段階で迷っているなら、まずはオンラインインターナショナルスクールの一覧(学費を実額で比較)や日本から選べるオンライン校の比較で、土台になる学校の選択肢を見渡してみてください。
私たちNIJIN GLOBAL ACADEMYは、偏差値ではなく「自分と世界を好きになる」ことを軸にした、脱偏差値のオンラインインターナショナルスクールとして2027年9月の開校(2027年春プレ開校)を準備しています。日本の学校に通いながら、英語で学ぶ時間を足す「ダブルスクール」の形もとれます。海外大学かどうかを決める前の、学びの土台づくりの選択肢のひとつとして、比べる候補に入れていただければうれしいです。
よくある質問
Crimson Educationの料金はいくらですか?
公式サイトに料金表は掲載されていません(2026年9月21日確認)。無料の個別相談を経て、学年・期間・支援内容に応じて個別に提示されます。比較するときは「含まれるサービス」「出願完了までの総額」「解約条件」をそろえて比べてください。
Crimson EducationとCrimson Global Academyは同じですか?
同じグループですが別のサービスです。Crimson Educationは海外大学の出願支援を行う進学コンサルティング、Crimson Global Academyはオンラインのインターナショナルスクールで、学費は公式に公開されています。
Crimson Educationに入れば卒業資格はもらえますか?
もらえません。Crimson Educationは学校ではないため、卒業資格や大学入学資格は在籍している学校で取得します。
公式サイトの合格率は信用できますか?
同社が公表している数字です。支援を受ける生徒はもともと準備の進んだ層が多く、一般の合格率と単純に比べると差が大きく見える点を割り引いて読むのがおすすめです。「延べ」の合格通知数か、合格者の人数かも確認してください。
最後に——金額が見えないサービスほど、「何を買うか」を先に決める
Crimson Educationの費用が検索で見つからないのは、家庭ごとに中身が違う商品だからです。だからこそ、無料相談に行く前に「わが家が買いたいのは、出願の戦略なのか、エッセイの指導なのか、日々の学びそのものなのか」を話し合っておくと、見積もりを受け取ったときに迷わずに済みます。学校(資格の土台)と出願支援を分けて考えること——それが、クリムゾンという名前に振り回されないいちばんの近道です。
※本記事の情報は2026年9月21日時点で各公式サイトに掲載されている内容にもとづきます。サービス内容・学費は変更される可能性があるため、最新の情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。


