「勝どきのタワーマンションに引っ越して、まわりにも同い年の子がたくさんいる。英語で学ばせたいけれど、中央区でインターナショナルスクールを調べても出てくるのはプリスクールばかり。小学校からは、うちの子はどこへ通うんだろう」——月島・晴海・日本橋あたりで学校探しを始めた方の多くが、同じ場所で立ち止まります。中央区は今も人口が増え続け、月島地域だけで約9万2千人が暮らす子育て世帯の集積地。それなのに、区内で小学生年代を英語で受け入れる全日制インターナショナルスクールは、たった1校です。この記事では、中央区に実在するインターナショナルスクール8校を、いちばん混乱しやすい対象年齢と学費で正直に整理し、区内で見つからないときに広げるべき港区・江東区の選択肢、そして学費や通学が壁になったときの「オンライン」というもうひとつの道までお伝えします。
はじめに基礎を押さえたい方へ:インターナショナルスクールとは?種類・学費・入学条件・選び方の完全ガイドで全体像を整理しています。
結論:中央区で選べる学校(早見)
ここだけ読めば全体像がつかめます。この記事で扱う学校と、オンラインという選択肢を、同じ粒度で並べました。
- 中央インターナショナルスクール 東京キャンパス(湊・新富町)|学費は年間約104万〜136万円 — 対象年齢:3〜12歳(K1〜K3、G1〜G6)。中学年代以降は他校への進学が前提/学費目安:授業料 1学期あたり小学部 約35.8万円/幼稚部 約26万〜36.5万円、施設・教材費 1学期あたり約8.5万〜9.5万円(年3学期制)。年間合計はおおむね小学部…
- サンシャイン キッズ アカデミー 東京(湊・新富町)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:生後3か月〜3歳(プリスクール修了時点で3歳)/学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ
- アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 晴海キャンパス|学費は要問い合わせ — 対象年齢:1〜5歳(K1〜K5/未就学のみ)/学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ(幼児教育・保育の無償化の対象可否もあわせて確認を)
- 東京インターナショナルスクール 勝どきキンダーガーテン/アフタースクール|学費は要問い合わせ — 対象年齢:キンダーガーテン=年少〜年長/アフタースクール=小学1〜4年生(週2・3日以上)/学費目安:公式サイトでは資料請求・説明会での案内のため、要問い合わせ
- さくらインターナショナルスクール 日本橋校|学費は要問い合わせ — 対象年齢:0〜6歳(親子クラス/乳幼児部/幼稚園部)。小学部は南麻布/学費目安:公式サイトでは非公開のため、資料請求で要確認
- KOA International Preschool(日本橋富沢町)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:2〜6歳(プリスクール)/6〜10歳(アフタースクール)/学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ
- FUTURE児童園 日本橋園(日本橋富沢町)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:レギュラークラス 2〜6歳/プレイグループ 1歳半〜就学前/アフタークラス 4歳〜小学6年生/学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ(3〜5歳児は無償化により月額37,000円の補助対象)
- T.N.G Montessori Academy(築地)|学費は要問い合わせ — 対象年齢:0〜6歳(親子クラス〜就学前クラス)/学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通学圏や学費が壁になる家庭の選択肢。
結論:中央区のインターナショナルスクールから選ぶなら(早見)
- 中央インターナショナルスクール 東京キャンパス(湊・新富町)|3〜12歳(K1〜G6)|年間およそ104万〜136万円(授業料+施設・教材費)|区内で唯一、小学6年生まで通える全日制。モンテッソーリ+ケンブリッジ
- サンシャイン キッズ アカデミー 東京(湊・新富町)|生後3か月〜3歳|要問い合わせ|上の学校と同じ校舎にある0〜3歳部門。そのまま3歳から進める
- アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 晴海キャンパス|1〜5歳|要問い合わせ|晴海トリトンスクエア内。IBのPYPの枠組みを取り入れた探究型で8:00〜19:30
- 東京インターナショナルスクール 勝どきキンダーガーテン/アフタースクール|年少〜年長+小1〜小4|要問い合わせ|日本の小学校に通いながら放課後に英語を続けられる
- さくらインターナショナルスクール 日本橋校|0〜6歳|要問い合わせ|日英バイリンガルの探究学習。親子クラスは妊娠中から
- KOA International Preschool(日本橋富沢町)|2〜6歳(アフタースクールは6〜10歳)|要問い合わせ|レッジョ・エミリアの考え方にもとづくプロジェクト型
- FUTURE児童園 日本橋園(日本橋富沢町)|1歳半〜6歳(アフタークラスは小6まで)|要問い合わせ|7:30〜19:00の長時間保育。無償化の対象園
- T.N.G Montessori Academy(築地)|0〜6歳|要問い合わせ|モンテッソーリとレッジョ・エミリアを融合した少人数の環境
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン/2027年9月開校・6〜18歳・対面の約1/5の学費帯・日本語の支えあり)|通学なしで世界とつながるオンライン・インターナショナルスクール。現在は開校情報登録の受付中

中央区のインターナショナルスクール事情と学費相場
まず、中央区の学校地図をひとことで言うと「未就学は充実、小学生以上は1校、中学生以上はゼロ」です。日本橋・人形町・築地・八丁堀・月島・勝どき・晴海と、区内のどのエリアにも英語で過ごすプリスクールやキンダーガーテンがあります。ところが、そこから先——小学校の年代を英語で受け入れる全日制のインターナショナルスクールとなると、区内にあるのは中央インターナショナルスクール(中央区湊)の1校だけ。しかもGrade 6までで、中学年代を区内で完結できる学校はありません。
この構造は、中央区の人口動態と正面からぶつかります。中央区の人口は2026年8月時点で約19万2千人。うち月島地域(月島・佃・勝どき・晴海・豊海)だけで約9万2千人と、区の人口のおよそ半分がタワーマンションの集まるベイエリアに住んでいます。区の推計では人口は今後も増え、年少人口の割合も上がっていく見通しです。つまり「同学年の子どもは増え続けるのに、区内の受け皿は増えていない」のが今の中央区。だからこそ、2歳や3歳でプリスクールに入れる前に、6歳・12歳という2つの節目をどう越えるかを描いておくことが、ここでは特に効いてきます。
学費の相場はどうでしょうか。中央区で学費を公式サイトに明示している学校は多くありませんが、区内唯一の全日制である中央インターナショナルスクールは金額を公開しています。授業料は1学期あたり小学部(G1〜G6)が約35.8万円、幼稚部(K1〜K3)が約26万〜36.5万円。年3学期制なので、年間の授業料は小学部で約107万円、幼稚部で約78万〜110万円になります。これに施設・教材費(1学期あたり約8.5万〜9.5万円)が加わり、年間の合計はおおむね小学部で約133万〜136万円、幼稚部で約104万〜138万円。初年度はさらに入学金25万円と出願料2万円がかかります。
ここが中央区の意外な事実です。港区の西町インターナショナルスクールが2026-2027年度で授業料 年間約313万円(諸費を含めるとおよそ353万円)であることを思えば、中央区の全日制は都心では例外的に手が届く価格帯と言えます。もちろん安い高いは家庭ごとの判断ですし、学費は改定されます。判断は必ず総額で。学費の内訳をもう少し詳しく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳もあわせてご覧ください。
※学費等は2026年8月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

中央区のインターナショナルスクール全8校を、対象年齢と学費で正直に紹介
ここからは、中央区に実在するインターナショナルスクールを紹介します。無理に「7選」とは並べません。区内の主なスクールは8校。そのうち小学生年代を受け入れる全日制は1校だけで、残りは未就学が中心です。読むときは校名の知名度ではなく、まず対象年齢、次に学費、最後に教育の中身の順に見ていくと迷いにくくなります。
1. 中央インターナショナルスクール 東京キャンパス(湊・新富町)|学費は年間約104万〜136万円
東京メトロ有楽町線・新富町駅、日比谷線・八丁堀駅から歩ける中央区湊にある、中央区で唯一の「3歳から小学6年生まで通える」インターナショナルスクール。モンテッソーリ教育と、世界で通用するケンブリッジ・カリキュラムを組み合わせた英語イマージョン環境が特徴です。幼稚部(K1〜K3/3〜6歳)、小学部低学年(G1〜G3/6〜9歳)、小学部高学年(G4〜G6/9〜12歳)という3層構成で、3〜12歳向けのアフタースクールも併設。千葉・新浦安にも姉妹キャンパスがあります。学費を公式サイトで明示している点、家計状況に応じて授業料の最大45%までを支援する奨学金制度がある点、兄弟姉妹割引(第2子10%・第3子25%)がある点は、比較検討する側にとって大きな安心材料です。
- カリキュラム:モンテッソーリ+ケンブリッジ・カリキュラム(英語イマージョン)
- 対象年齢:3〜12歳(K1〜K3、G1〜G6)。中学年代以降は他校への進学が前提
- 学費目安:授業料 1学期あたり小学部 約35.8万円/幼稚部 約26万〜36.5万円、施設・教材費 1学期あたり約8.5万〜9.5万円(年3学期制)。年間合計はおおむね小学部 約133万〜136万円、幼稚部 約104万〜138万円。別途、入学金25万円・出願料2万円。奨学金・兄弟割引あり
- こんな家庭に:八丁堀・築地・月島エリアから、小学校の6年間を英語で学ばせたい家庭に
2. サンシャイン キッズ アカデミー 東京(湊・新富町)|学費は要問い合わせ
上で紹介した中央インターナショナルスクールと同じ校舎(中央区湊3-5-10)に入る0〜3歳の部門。生後3か月から36か月までを受け入れ、モンテッソーリ教材とケンブリッジ・アーリーイヤーズを組み合わせた、手で触れて学ぶ環境を大切にしています。「目的のある遊び」や日常生活の練習を通じて、英語と生活習慣の土台を同時につくる設計です。最大の利点は接続のよさ。3歳になったタイミングで同じ建物の幼稚部(K1)へ進めるため、乳児期から小学6年生まで1か所で11年以上をつなげられるのは、中央区ではここだけの選択肢です。
- カリキュラム:モンテッソーリ教育+ケンブリッジ・アーリーイヤーズ
- 対象年齢:生後3か月〜3歳(プリスクール修了時点で3歳)
- 学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ
- こんな家庭に:0歳から預け先を決め、そのまま小学部までの道筋を早く固めたい共働き家庭に
3. アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 晴海キャンパス|学費は要問い合わせ
大江戸線・勝どき駅から歩ける晴海トリトンスクエアの2階にある、ベイエリア屈指の通いやすさを持つプリスクール。国際バカロレア(IB)のPYPの枠組みを取り入れた探究型の学びを軸に、K3クラスからは年間4つのユニットをテーマにした探究活動が始まります。基本の保育時間は9:00〜17:00で、朝8:00からと夕方19:30までの延長保育に対応。晴海・勝どき・月島のタワーマンションから徒歩や自転車で通える立地は、ベイエリアに暮らす家庭にとって何よりの価値でしょう。小学校からは系列の他校舎や別の進路を検討することになるため、6歳以降の道筋は入園前に確認しておきたいところです。
- カリキュラム:IBのPYPの枠組みを取り入れた探究型のバイリンガル幼児教育
- 対象年齢:1〜5歳(K1〜K5/未就学のみ)
- 学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ(幼児教育・保育の無償化の対象可否もあわせて確認を)
- こんな家庭に:晴海・勝どきのタワーマンションから、通勤前後に無理なく送迎したい共働き家庭に
4. 東京インターナショナルスクール 勝どきキンダーガーテン/アフタースクール|学費は要問い合わせ
勝どき3丁目のフォアフロントタワー1階にある、キンダーガーテンとアフタースクールの複合校舎。南麻布に本校を置く東京インターナショナルスクールのグループで、IB認定校である本校の探究型カリキュラムと英語指導を組み合わせた学びを英語で行います。この校舎の大きな特徴は、キンダーガーテン(年少〜年長)と小学1〜4年生向けのアフタースクールが同じ場所にあること。中央区の公立小学校に通いながら放課後に英語環境を続ける「ダブルスクール」型の受け皿として機能します。土曜の週1回コースやシーズンスクール、オンラインのアカデミックコースも用意されています。
- カリキュラム:探究型(インクワイアリー・ベース)の英語教育
- 対象年齢:キンダーガーテン=年少〜年長/アフタースクール=小学1〜4年生(週2・3日以上)
- 学費目安:公式サイトでは資料請求・説明会での案内のため、要問い合わせ
- こんな家庭に:日本の小学校に通わせながら、放課後の英語環境を無理なく続けたい家庭に
5. さくらインターナショナルスクール 日本橋校|学費は要問い合わせ
日比谷線・小伝馬町駅から徒歩6分、日本橋小舟町の1・2階を使う日英バイリンガルのプリスクール。神戸の関西国際学園を母体とするグループで、探究学習と英語保育を組み合わせ、テストで測れない非認知能力を育てることを掲げています。妊娠中から参加できる親子クラス、1〜2歳児の乳幼児部(ショート/ロングコース)、年少〜年長の幼稚園部という段階的な構成で、0歳台から少しずつ英語との距離を縮めたい家庭に向きます。なお、この校舎は0〜6歳が対象で、小学部(初等部)は港区南麻布のキャンパスになります。日本橋から通うか、別の道を選ぶかは6歳のタイミングで判断が必要です。
- カリキュラム:日英バイリンガルの探究学習+英語保育(非認知能力の育成を重視)
- 対象年齢:0〜6歳(親子クラス/乳幼児部/幼稚園部)。小学部は南麻布
- 学費目安:公式サイトでは非公開のため、資料請求で要確認
- こんな家庭に:日本橋・人形町エリアで、日本語も大切にしながら英語の土台をつくりたい家庭に
6. KOA International Preschool(日本橋富沢町)|学費は要問い合わせ
馬喰横山・東日本橋・人形町・小伝馬町という4駅が使える日本橋富沢町の1階校舎。イタリア発祥のレッジョ・エミリア・アプローチを採り入れ、子ども一人ひとりの興味や強みを尊重したグループプロジェクトを軸に活動します。「英語を教え込む」よりも「英語で自分を表現する」ことに重心があるタイプで、少人数で丁寧に見てもらいたい家庭に向く校風。2〜6歳のプリスクールに加えて、6〜10歳を対象としたアフタースクールもあるため、小学校に上がったあとも英語環境を続けやすいのが強みです。
- カリキュラム:レッジョ・エミリア・アプローチにもとづくプロジェクト型の英語教育
- 対象年齢:2〜6歳(プリスクール)/6〜10歳(アフタースクール)
- 学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ
- こんな家庭に:日本橋エリアで、詰め込みではなく子どもの興味から広げる学びを望む家庭に
7. FUTURE児童園 日本橋園(日本橋富沢町)|学費は要問い合わせ
KOAと同じ日本橋富沢町にある、英語で過ごす児童園。レギュラークラスは7:30〜19:00という長時間保育で、都心で働く家庭にとって現実的な選択肢です。英語に加えて知育・アート・音楽・ダンス・体操などのレッスンを組み込み、「英語のシャワーを浴びながら」経験の幅を広げる設計。1歳半〜就学前のプレイグループ(月・水・金の午前)と、4歳から小学6年生までのアフタークラス(週1回から)もあり、小学生になってからも通い続けられるのが中央区では貴重です。3〜5歳児は幼児教育・保育の無償化の対象園で、月額37,000円の補助が受けられると公式サイトに明記されています。
- カリキュラム:英語による保育+知育・アート・音楽・ダンス・体操のレッスン
- 対象年齢:レギュラークラス 2〜6歳/プレイグループ 1歳半〜就学前/アフタークラス 4歳〜小学6年生
- 学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ(3〜5歳児は無償化により月額37,000円の補助対象)
- こんな家庭に:フルタイム勤務で預かり時間を最優先したい、日本橋・人形町エリアの家庭に
8. T.N.G Montessori Academy(築地)|学費は要問い合わせ
築地6丁目のビルに複数フロアを構える、モンテッソーリ・メソッドとレッジョ・エミリア教育を融合させた独自プログラムのスクール。親子で参加するPARENT & CHILD、幼児向けのLITTLE PEOPLE、就学前のSAPLINGSという段階に分かれ、0〜6歳を一貫して見ています。創造力・協働・自主性を重視し、子どもが自分で選んで取り組む時間を大切にする校風。1歳半から6歳を対象としたサマーキャンプも開かれています。築地・明石町・湊エリアからは徒歩圏で、聖路加国際病院の近くという落ち着いた環境も特徴です。
- カリキュラム:モンテッソーリ・メソッド+レッジョ・エミリア教育を融合した独自プログラム
- 対象年齢:0〜6歳(親子クラス〜就学前クラス)
- 学費目安:公式サイトでは非公開のため、要問い合わせ
- こんな家庭に:築地・明石町エリアで、少人数のモンテッソーリ環境をじっくり探している家庭に
このほか中央区内には、東京インターナショナルプリスクールの月島キャンパス(月島駅直結のキャピタルゲートプレイス)と日本橋人形町校、アウルインターナショナルスクールの日本橋校・月島校、勝どき駅前のリバーシティ イングリッシュスクールなど、英語で過ごせる小規模なスクールが複数あります。就学前の英語環境という意味では、中央区の選択肢は決して少なくありません。一方で、繰り返しになりますが小学生年代を受け入れる全日制は中央インターナショナルスクールの1校のみ。ここが中央区の学校選びの核心です。
中央区で見つからないとき——港区・江東区に広がるインターナショナルスクールの選択肢
「6歳以降」、そしてそれ以上に「12歳以降」の受け皿を中央区内だけで探そうとすると、必ず行き詰まります。そこで現実的なのが、橋を渡って通学圏を広げることです。西隣の港区は日本有数のインター密集地で、元麻布の西町インターナショナルスクール(Kindergarten〜Grade 9/授業料 年間約313万円、教育充実費などを含めるとおよそ353万円・2026-2027年度の公式情報)をはじめ、幼稚部から中学部までを一貫して英語で学べる学校が集まっています。銀座・築地からタクシーや地下鉄で向かえる距離感なので、通学時間は思ったほど負担にならない場合もあります。詳しくは港区のインターナショナルスクールにまとめています。
東隣の江東区も見逃せません。晴海・勝どきから見れば豊洲・有明は目と鼻の先で、ベイエリアの再開発とともに英語のプリスクールや英語学童が増えているエリアです。晴海通りや環状2号線を使えば通学圏はぐっと広がります。あわせて江東区のインターナショナルスクールもご覧ください。日本橋・築地から南に下るなら品川区のインターナショナルスクールも候補になります。区の枠を外して、渋谷区・世田谷区も含めた全体から比べたい方は、東京全体のインターナショナルスクールはこちらが出発点になります。
比較でわかる、わが家に合う選び方
学校を並べても、「結局どう選べば?」と迷うのが正直なところだと思います。中央区の選択肢は、①区内の全日制インター(中央インターナショナルスクール)、②区外へ通う大手インター(港区・江東区など)、③通学しないオンライン国際校という3タイプで考えると整理しやすくなります。下の表は、費用・続けやすさ・通学の負担などの観点で、それぞれの傾向を正直に示したものです。

中央区内の全日制1校は、年間130万円台という都心としては例外的に抑えめの学費と、徒歩・自転車圏で完結する通学が魅力です。一方で1校しかない以上、学年によっては空きが出ないという現実があり、Grade 6で必ず「次」を探す必要もあります。区外の大手インターは幼稚部から中学部・高等部まで一貫して選べる代わりに、学費は年間300万円台に跳ね上がり、毎日の往復も長くなります。そして、意外と見落とされているのが3つ目の道です。通学時間ゼロで世界とつながるオンラインなら、住む場所や通学の可否に学びが左右されません。中央区の公立小学校に通わせながら国際教育も、と考えている方にはインターナショナルスクールは高すぎる?という記事も、判断の材料になるはずです。

中央区だけで判断せず、他都市の相場と見比べたい方へ:インターナショナルスクールの学費データベース(都市別の相場・内訳と無償化の現実)で、国内・アジア主要都市16校の年間授業料を出典付きで一覧にしています。あわせて、インターナショナルスクールの学費はなぜ高いのか(相場の内訳と、対面の約1/5に下げる方法)で、費用の構造そのものを分解しています。
学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢
中央区は、日本橋の街並み、銀座の近さ、月島や晴海の水辺と公園、そして区の手厚い子育て支援まで、都心のなかでも子育てに恵まれた街です。それでも、小学生年代が通える全日制インターが区内に1校しかないこと、その1校もGrade 6で区外へ出ることになること、区外の名門校を選べば学費が年間300万円台になること——これらが現実の壁になる家庭は少なくありません。「国際的な学びを受けさせたいけれど、この負担が何年も続くのは……」と迷うなら、通学を前提としないオンライン・インターナショナルスクールという、もうひとつの選択肢があります。
私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月に開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。運営は、日本で1000名以上が在籍するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を手がける株式会社NIJIN。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」の考え方のもと、少人数の対話を中心に「自分と世界を、好きになる」学びを目指します。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳で、住む場所を選びません。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計です。学費は対面インターのおよそ5分の1を目指しています。
正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれからです。校庭や施設での対面の体験は、通学型の学校と同じようには提供できません。それでも、通学の負担なく、費用を抑えて世界とつながる学びは、中央区で選択肢を比べているあなたにとって、検討する価値のある一つの道だと考えています。
よくある質問
Q. 中央区のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?
A. 未就学であれば、早い学校で0歳台から入れます。サンシャイン キッズ アカデミー東京が生後3か月から、さくらインターナショナルスクール日本橋校とT.N.G Montessori Academyが0歳(親子クラス)から、アオバジャパン・バイリンガルプリスクール晴海キャンパスとFUTURE児童園日本橋園がおおむね1歳〜1歳半から、KOA International Preschoolが2歳から、東京インターナショナルスクール勝どきキンダーガーテンが年少(3歳)からです。全日制の中央インターナショナルスクールはK1(3歳)からとなっています。まずはお子さんの年齢で受け入れ可能な学校を絞り込むのが第一歩です。
Q. 中央区で小学生以上が通えるインターはありますか? 日本語のサポートは?
A. 区内で小学生年代を受け入れる全日制は、中央インターナショナルスクール東京キャンパス(Grade 6まで)の1校です。それ以外は基本的に未就学が対象なので、小学校以降は区外(港区・江東区・品川区など)や、日本の小学校+放課後の英語環境という組み合わせを検討することになります。放課後型なら東京インターナショナルスクール勝どきアフタースクール(小1〜小4)、KOA(6〜10歳)、FUTURE児童園日本橋園(小6まで)が中央区内の受け皿です。日本語のサポートは学校ごとに時間数も方針も大きく違うため、入学前に必ず確認を。英語環境が長くなるほど日本語が心配になるご家庭には、姉妹サービスのともだちじゃぱん(NIJIN運営・子ども向け日本語オンライン)もおすすめです。
Q. 途中からの編入はできますか? 時期はいつがいいですか?
A. 多くの学校で編入枠はありますが、中央区のように全日制が1校しかないエリアでは、そもそも空きが出るかどうかが大きな変数になります。中央インターナショナルスクールは9月始まりの3学期制(Term 1が9〜12月)なので、9月入学に合わせた動きが基本。プリスクールは4月始まりが中心です。英語力の確認テストや面接、保護者面談が課される場合もあるため、入りたい時期の1年ほど前から各校へ直接問い合わせ、説明会やオープンハウスに足を運んでおくと安心です。プリスクールからの持ち上がりがある学校では、外部からの枠がさらに狭くなる点も頭に入れておいてください。
迷う時間も、お子さんを想う時間です
学校選びに「正解」はありません。中央区のように、子どもは増えているのに全日制の受け皿が1校しかない区では、なおさら「どれが一番いいか」より「わが家が何年続けられるか」が問われます。学費も、通学の距離も、お子さんの性格も——どれも家庭ごとに事情が違います。だからこそ、あなたが今こうして迷っている時間そのものが、お子さんの未来を真剣に想っている証拠です。焦らず、まずは2〜3校を実際に見学して、空気を比べてみてください。そのうえで「通学以外の道」も知っておきたいと思われたら、私たちの開校情報もそっと候補に入れていただけたら嬉しいです。
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