【2026年版】香川県のインターナショナルスクール全7園をエリア別に|学費相場と、瀬戸大橋を渡るという選択肢

香川県のインターナショナルスクール一覧と書かれた記事のキービジュアル

「香川県 インターナショナルスクール」と検索して、ページを何枚かめくったところではないでしょうか。出てくるのは英語の保育園やプリスクールばかりで、小学校に上がってからの選択肢がなかなか見えてこない——。それはあなたの調べ方が悪いわけではありません。2026年7月時点の公開情報を調べたかぎり、香川県で日中をまるごと英語で過ごせる園は判明分で7つ。そのうち5つが高松市、2つが丸亀市にあり、坂出市・善通寺市・観音寺市・三豊市や島しょ部では常設の施設を確認できませんでした。小学生以上を全日制で受け入れているのは、県内でたった1校です。ただし香川県には、他の県にはない条件がひとつあります。瀬戸大橋です。高松駅から岡山駅まで快速マリンライナーで約55分、坂出駅から児島駅ならわずか15分ほど。海の向こうの選択肢が、現実的な距離にある県なのです。この記事では、香川県のインターナショナルスクールを学費付きでエリア別にすべて並べたうえで、6歳の先をどうつなぐか——県内唯一の全日制小学部、岡山への越境、そして通わないという道まで、4つの選択肢を正直に整理します。

目次

結論:香川県で選べる学校(早見)

ここだけ読めば全体像がつかめます。学校が確認できるエリアごとに校名を並べ、最後にオンラインという選択肢も同じ粒度で載せました。エリアごとの詳しい状況(学校が無いエリアを含む)は本文で正直に扱っています。

  • 高松市中心部(番町) — 高松インターナショナルスクール(TIS)
  • 高松市郊外(元山町・成合町・今里町・太田上町) — リバティー・インターナショナルアカデミー高松校(LIA)/アメリカンスクール/英語保育園リトル・ダビンチほか計4校
  • 丸亀市(中讃エリア) — ABCプレイスクール
  • NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通える範囲や学費が壁になる家庭の選択肢。
瀬戸大橋を望む香川県の海沿いの道を、通学かばんを背負った子どもと母親が手をつないで歩く朝の風景
香川県は日本でいちばん小さな県。だからこそ、県の外まで含めて考える価値があります。

香川県のインターナショナルスクールの現状と学費相場

前提として、香川県は着実に国際化が進んでいる県です。香川労働局のまとめによると、県内で働く外国人労働者は令和6年10月末時点で14,428人。前年比17.3%増で、届出が義務化された2007年以降でもっとも多い数字になりました。国籍別ではベトナムが3,726人(25.8%)、インドネシアが2,951人(20.5%)、フィリピンが2,191人(15.2%)と続き、製造業や農業を中心に、多国籍な家庭が高松・丸亀・三豊など県内各地で暮らしています。在留外国人数も2023年末時点で17,312人と10年でおよそ2倍になり、県人口のおよそ2%を占めるまでになりました。それだけの人が集まりながら、英語で学び続けられる場の数がまったく追いついていない——ここが香川県のインターナショナルスクール事情の核心です。

県内の施設は、幼児期に強く集中しています。判明分の7園のうち5園が高松市、2園が丸亀市にあり、対象年齢はおおむね1〜6歳。唯一の例外が、高松市番町の高松インターナショナルスクールが運営する全日制のPrimary(小学部)です。つまり香川県で起きているのは、選択肢がまったくないことではなく、6歳を境に道が一本にしぼられることなのです。さらに、県内には国際バカロレア(IB)の認定校がPYP・MYP・DPのいずれもありません。四国でIB認定校があるのは高知県だけで、香川・徳島・愛媛はゼロという状況です。

学費の相場は、この構造を反映しています。幼児向けの園は入園料がおよそ2万2,000円〜7万円、月額はおよそ3万円〜10万円で、年間にすると40万〜120万円ほどが目安。ただし3〜5歳児は幼児教育・保育の無償化の対象になる施設が多く、認可外保育施設でも条件を満たせば月額最大3万7,000円の給付を受けられるため、実際の負担はこれよりかなり下がる家庭もあります。一方、全日制の小学部は水準が変わります。高松インターナショナルスクールのPrimaryは、公開されている2023-2024年度の案内で年間授業料が183万円、これに出願料2万7,500円と入学金16万5,000円が加わります。首都圏の大手インターナショナルスクールが年間200万〜300万円という水準であることを考えれば近いレンジで、幼児期の手頃さとは別ものだと考えておいたほうがいいでしょう。そもそもインターナショナルスクールとは何か、一条校(日本の正規の学校)との違いや義務教育の扱いについてはインターナショナルスクールとは?で整理しています。
※学費等は2026年7月時点の公開情報です。改定される場合があるため、最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

香川県のインターナショナルスクール選びで先に知っておきたい、判明分7園はすべて高松市と丸亀市に集中し対象はほぼ1〜6歳・全日制の小学部は県内1校のみ・IB認定校は県内ゼロ、という3つのポイントを示した図解
比べる前にこの3つを知っておくと、香川での学校選びで迷わなくなります。

香川県のインターナショナルスクール一覧【エリア別】

ここからは、2026年7月時点で確認できた園を、判明分すべてエリア別にご紹介します。無理に「おすすめ7選」に水増しはしません。数は限られていますが、性格はそれぞれ違います。

高松市中心部(番町)——県内で唯一、小学部まで続く

県内でもっとも幅が広いのが、高松市番町の高松インターナショナルスクール(TIS)です。番町スクエア2階を拠点に、プリスクールからPrimary(小学部)、アフタースクール、季節講習までを一つの校舎で展開しています。四国で初めてケンブリッジ英語検定の本会場になった学校としても知られています。

プリスクールは満1歳〜5歳が対象で、1クラス15名の少人数制。英国の就学前教育の枠組みであるEYFS(Early Years Foundation Stage)を採用し、人格・社会性・情緒の発達、コミュニケーション、リテラシー、算数、身体発達、世界の理解、表現芸術の7領域を軸に組み立てられています。通園パターンは9:00〜11:30のSunrise Short Stay、9:00〜13:00のHarmony Half Day、9:00〜17:00のAmazing All Dayの3種類。入園料は3万5,000円で、月謝は通園日数と年齢に応じておよそ3万3,000円〜10万円です。8:00からの早朝保育や17:00以降の延長も別料金で用意されています。

そして香川県で唯一といえるのが、TIS Primary(小学部)です。英国式のYears 3〜6(Key Stage 2)を対象とした全日制で、平日9:00〜15:00に国語・算数・英語・理科・体育・美術・音楽・グローバル科目などを学びます。日本の学校でいえば小学校の中学年から高学年にあたる学年帯です。ただし対象は限定的で、公式サイトには芸能活動をしているお子さま、外国人スポーツ選手のお子さま、他県から転入し転校を希望するお子さま、英語圏に2年以上在住した帰国子女やギフテッドのお子さま、と明記されています。誰でも入れる全日制インターというより、特定の事情を持つ家庭のための受け皿という位置づけです。学費は2023-2024年度の公開情報で年間授業料183万円、出願料2万7,500円、入学金16万5,000円。加えて給食・遠足・教材・ICT費などがかかります。Primary卒業後については、神戸市のAscot International School Japanと教育提携があり、希望者はそちらへ進学する道が案内されています。小学生・中高生向けのアフタースクールやサマー・ウィンター・サタデースクールも併設されているため、地元の学校に通いながら英語を厚くしたい家庭の受け皿にもなっています。

高松市郊外(元山町・成合町・今里町・太田上町)

市の郊外には、幼児向けの園が点在しています。ことでん長尾線の元山駅から徒歩8分ほど、高松市元山町689-2にあるリバティー・インターナショナルアカデミー高松校(LIA)は、1歳になった4月から就学前までを受け入れるオールイングリッシュの保育園です。園内では日本語を使わず、複数の外国人講師に保育士や看護師が加わる体制で、月〜金の8:30〜18:20(早朝8:00から可)まで対応します。学費は英語バイリンガル保育園が入園料3万8,500円・月額6万1,600円〜、午後のバイリンガルクラスが入園料2万2,000円・月額3万800円。認可外保育施設で無償化の対象です。

LIAが特徴的なのは、小学生から中学生までを対象としたアメリカンスクール(英語学童)を持っていることです。アメリカの小学校のカリキュラムを再現する形で、英語力に応じた4レベルに分かれており、英検5級以上が目安。入会金2万2,000円・週2回で月額3万800円という設定で、全国どこからでも受けられるオンライン版も用意されています。プライベートレッスンは月2万2,000円(入会金1万1,000円)、2名以上のセミプライベートは1名あたり月1万3,200円です。

高松市成合町796-1のメリーGOランド高松園は、2005年に英語に特化した認可外保育園として開園し、2018年4月に地方裁量型の認定こども園へ移行した園です。職員25名のうち7名がネイティブ講師という体制で、英語を目的ではなく手段として使い、英語で各教科や活動を行う方針を掲げています。認定こども園なので、公開されている案内では保育料そのものは認定区分に応じて無償となる一方、入園料7万円、施設費が年1万円、英語教育費が年1万5,000円+月2万5,000円、給食費が月6,000〜7,200円という形。日本の保育制度の中にありながら英語環境を確保できる、費用面でもっとも入りやすい選択肢のひとつです。

高松市今里町2-14-10の英語保育園リトル・ダビンチは、2歳0か月〜5歳児クラスを平日9:00〜16:30で受け入れる少人数制の認可外保育園。英会話スクールを母体としているため、卒園後も同じ系列で英語学習を続けやすいのが特徴です。料金は公開情報が限られるため、要問い合わせと考えてください。高松市太田上町969のPreschool ENGLISH WORLDは2歳からのオールイングリッシュ・プリスクールで、幼児教育の経験がある外国人講師を中心に9:20〜14:00(延長あり)を英語で過ごします。入園料2万2,000円〜、年会費3万3,000円〜、月額の保育料はフルタイム・ショートタイムで変わる設定。無償化の対象施設で、条件を満たせば月3万7,000円の給付が受けられます。ただし公式サイトでは満員のため新規受け入れを停止している旨の案内が出ていた時期があり、空き状況は必ず直接ご確認ください。

丸亀市(中讃エリア)——県内2番目の集積地

高松市の外で唯一、複数の園がある市が丸亀市です。丸亀市柞原町620-4の英語こども園 Prince & Princessは、有限会社丸亀インターナショナルアカデミーが2007年4月に開設した認可外保育施設。定員は65名で、1歳から受け入れ、8:30〜18:00(延長あり)を園内オールイングリッシュで過ごします。外国人講師のもとで、園児が対等に英語で会話するようになる環境を掲げています。無償化の対象施設です。

丸亀市郡家町647-3のABCプレイスクールは、認定こども園と認可外保育施設を併せ持つ施設で、外国人講師と日本人保育士がチームを組み、日々の活動や行事の中で自然に英語に触れる形をとっています。1〜5歳が対象で、8:30〜17:30を基本に早朝保育・延長保育・土曜保育・給食まで整っており、1〜2歳児は月〜金の8:30〜14:00(有料延長あり)、3〜5歳児は1号・2号の認定区分によって変わります。園児以外の小学生を対象にした英会話クラスも開いています。料金は要問い合わせです。

坂出・善通寺・観音寺・三豊、そして島しょ部

正直にお伝えします。坂出市・善通寺市・観音寺市・さぬき市・東かがわ市・三豊市、そして宇多津町・綾川町・多度津町・琴平町・まんのう町・三木町、さらに土庄町・小豆島町・直島町には、2026年7月時点で常設のインターナショナルスクールやインターナショナルプリスクールを確認できませんでした。全国のプリスクール検索データベースでも、香川県の登録は高松市と丸亀市に限られ、他の市町は0件と表示されます。

英会話教室であれば各地にあります。たとえば三豊市高瀬町のステップバイステップキッズ英語教室は、1歳から高校生まで、幼児クラス月8,400円・小学生クラス月9,100円といった料金でレッスンを行っています。ただしこれは週に数十分から1時間の習い事であり、日中をまるごと英語で過ごす園とは性格がまったく違います。この差を混同すると、期待と現実がずれてしまいます。全国47都道府県のインターナショナルスクール一覧から、近隣県の状況もあわせて確認しておくと、判断の材料が増えます。

6歳の先をどうつなぐか——IB認定校ゼロの中で

県内にIB認定校がないぶん、香川県では「英語で教科を学び続ける道」を自分で組み立てる必要があります。とはいえ、国際教育に近い学びがまったくないわけではありません。

公立では、香川県立高松商業高等学校の英語実務科が挙げられます。商業科・情報数理科と並ぶ3学科のひとつで、商業科目を履修せず、グローバル人材に必要な実践的な英語力と問題解決能力を育てることに特化した専門学科です。2年次の夏には海外語学研修が組まれており、卒業生の3割近くが国公立大学に合格しているとされています。県内の公立高校では、探究や海外校とのオンライン交流に力を入れる学校も増えてきました。

私立・民間では、先に触れた高松インターナショナルスクールのPrimaryと、その先の神戸市Ascot International School Japanへの提携ルートが、県内から接続できるもっとも国際的な進路のひとつです。ただしこれは中学以降で県外へ出ることを前提としたルートでもあります。香川県内で完結させたい場合は、地元の学校に籍を置きながら、LIAのアメリカンスクールやTISのアフタースクールで英語の時間を厚くする——という組み合わせが現実的な形になります。

比較でわかる、わが家に合う選び方

県内の幼児向けインター、瀬戸大橋を渡って岡山へ通う道、オンライン国際校。この3つは、どれが優れているかではなく、わが家の制約に合うかで選ぶものです。費用・入学のしやすさ・通学の負担・対面での体験・小学校以降も続けられるか——この5つの観点で並べると、迷いがかなり減ります。

香川県内の幼児向けインターナショナルスクール・瀬戸大橋を渡って岡山の学校へ通う道・オンライン国際校を、費用の手頃さ・入学のしやすさ・通学の負担・対面体験・小学校以降の継続性の5観点で比較した表
どれかが万能ということはありません。だから「わが家が譲れない1行」を先に決めます。

香川県の場合、引っかかるのはほぼ確実に最後の行です。県内の園は費用も通学も入学のしやすさも申し分ないのに、6歳でいったん道が細くなる。だから多くの家庭が、年長の秋になって初めて「その先」を探し始め、選べる時間が残っていないことに気づきます。逆に言えば、いま調べているあなたはまだ間に合います。費用の全体像をもう少し細かく知りたい方は、インターナショナルスクールの学費の内訳を解説した記事もあわせてどうぞ。授業料以外にかかるお金まで見えると、判断の精度が上がります。
オンラインでの学びのしくみを見る →

瀬戸内海の見える香川の自宅リビングで、子どもがノートパソコンでオンライン授業を受け、そばで母親が穏やかに見守る様子
通わずに世界とつながる学び方は、島しょ部も含めた香川の家庭にこそ現実的な選択肢です。

瀬戸大橋を渡るという選択肢——岡山への通学は現実的か

香川県の家庭には、他の県にはない切り札があります。瀬戸大橋です。JR瀬戸大橋線の快速マリンライナーは、高松駅から岡山駅までおよそ55分、運賃は普通車自由席で1,660円。日中は30分間隔で、1日70本以上が走っています。坂出駅から児島駅までなら約15分、宇多津や丸亀からでも岡山側はすぐそこです。地図の上では県境でも、生活圏としては地続きに近い距離感なのです。

そして岡山県側には、香川県よりずっと多くの選択肢があります。岡山市と倉敷市を中心に14の施設を確認しており、幼児向けプリスクールの学費はおよそ年間40万〜130万円。さらに、香川県にはないIB認定校が岡山県には4校あり、中等段階のIB認定校の学費はおよそ年間74万〜93万円という水準です。具体的な校名・カリキュラム・学費は岡山県のインターナショナルスクールの記事でエリア別に整理していますので、香川から通う前提で読んでみてください。特に坂出市・宇多津町・丸亀市にお住まいなら、児島や倉敷方面は通学圏として十分に検討する価値があります。

ただし、ここも正直にお伝えします。マリンライナーで55分という数字は、そのまま通学が楽だという意味ではありません。高松からだと駅までの移動を含めて片道1時間半近くになることも珍しくなく、往復の交通費は年間で数十万円規模。小学生が毎朝それを6年間続ける生活は、体力の面でも家庭の送迎負担の面でもかなり重いものです。実際に県外の学校を選ぶ家庭の多くは、通学時間が30分台で収まる坂出・宇多津周辺に住まいを移すか、保護者のどちらかが送迎に専念する形をとっています。志望校を絞る前に、通学時間だけでなく「その形を6年間続けられるか」を家族で一度話し合ってみてください。

通える範囲に見つからないなら——オンラインという選択肢

ここまで読んで、「県内には続けられる学校が少ない。でも毎日岡山まで通わせるのは無理だし、転居もできない」と感じた方も多いはずです。そんな家庭のために、私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は2027年9月開校のオンラインインターナショナルスクール一覧を準備しています。

運営は、日本でオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJIN。NIJINアカデミーにはすでに1000名以上の子どもたちが在籍しています。NGAが大切にしているのは、脱偏差値——テストの点数で子どもを並べないこと。少人数の対話を中心に、「自分と世界を、好きになる」学びを設計しています。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。住む場所を選ばないので、高松でも丸亀でも観音寺でも、そして小豆島や直島でも、条件はまったく変わりません。フェリーに乗らないと本土へ渡れない島に暮らしていても、教室までの距離は同じゼロです。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計にしているのも、日本の家庭にとって現実的だと考えているからです。学費は対面のインターナショナルスクールの約5分の1を目指しています。

地元の学校に籍を置いたまま、放課後や週末にオンラインで英語で学ぶダブルスクールという形もあります。いきなり学びの中心を移すのが不安なら、こちらから始める家庭も少なくありません。
正直な注意点もお伝えします。NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げる段階です。そして、校庭で走り回る体験や、同じ教室で肩を並べる感覚は、対面の学校と同じようには提供できません。それでも「近くに無いから、あきらめる」を「通わなくても、続けられる」に変えられる家庭が、香川県には確かにいるはずだと考えています。

よくある質問

Q. 香川県に、小学生が通えるインターナショナルスクールはありますか?

A. 全日制としては、高松市の高松インターナショナルスクールのPrimary(Years 3〜6)が2026年7月時点で確認できる唯一の選択肢です。ただし対象が芸能活動をしているお子さま、外国人スポーツ選手のお子さま、他県からの転入者、英語圏在住2年以上の帰国子女やギフテッドのお子さまと限定されており、学費も年間183万円(2023-2024年度)と幼児期とは水準が変わります。それ以外の家庭が現実的に選べるのは、地元の小学校に通いながら、LIAのアメリカンスクール(英語学童)やTISのアフタースクールで英語の時間を厚くする形か、瀬戸大橋を渡って岡山県の学校を検討する形、そしてオンラインです。

Q. 小豆島や直島など島に住んでいます。国際教育はあきらめるしかないですか?

A. 通学という形にこだわるなら、正直に言って厳しいです。島から高松市までフェリーで往復する毎日は現実的ではありません。ただし国際教育=通学ではありません。オンラインの国際校であれば、島に住んでいても本土の家庭とまったく同じ条件で学べます。実際に、通学圏という考え方から自由になった瞬間に選択肢が一気に増えるのは、島に暮らす家庭のほうです。

Q. 英語を増やすと、日本語の力が中途半端になりませんか?

A. よくいただく不安です。香川県の場合、県内の園の多くが認定こども園や認可外保育施設として日本の制度の中にあるため、日本語の土台は比較的保たれやすい環境にあります。一方で、英語の時間を大きく増やす場合は、日本語をどう担保するかを先に決めておくことが大切です。日本語が不安なご家庭には、姉妹サービス〈ともだちじゃぱん〉(NIJIN運営・子ども向けオンライン日本語)もおすすめです。学校選びの際は、パンフレットの説明ではなく実際の週間時間割を見せてもらいましょう。

「通えるか」ではなく「続けられるか」で選ぶ

香川県のインターナショナルスクール探しは、簡単ではありません。日中を英語で過ごせる園は高松市と丸亀市の7つだけ。全日制の小学部は1校で、しかも対象が限られる。IB認定校は県内にゼロ。それでも、あなたのお子さんに国際教育は無理という意味ではまったくありません。県内の幼児向けインター、県内の英語学童やアフタースクール、瀬戸大橋を渡って岡山へ、そしてオンライン——道は一本ではなく、いま4本あります。日本でいちばん小さな県だからこそ、県境の外まで含めて考えられるのが香川県の強みです。

大切なのは、入れる学校を探すことより、お子さんが何年も安心して続けられる学びを選ぶことです。焦らなくて大丈夫です。まずは今日、気になった園をひとつ見学予約してみる。それだけでも、選択肢の景色は変わります。

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