「新宿区でインターナショナルスクールを探しているのに、出てくるのはプリスクールばかり。小学校から先はどうすればいいの?」——そんな引っかかりを抱えてこのページにたどり着いた方が、きっと多いと思います。新宿区は東京23区でもっとも外国籍の住民が多い区で、新大久保や高田馬場、四谷、神楽坂と、街の表情も驚くほど多彩です。それなのに、区内の国際教育の選択肢はきちんと整理された情報が見当たりません。この記事では、新宿区に実在するインターナショナルスクールを7校、公式サイトで確認できた学費とあわせて正直にご紹介します。あわせて、この区でいちばん大事な論点——「小中高まで通える学校は区内にあるのか」——に正面からお答えし、新宿区が公式に出している就学義務の注意点、近隣区の選択肢、そして学費や通学が壁になったときの「オンラインという第8の選択肢」までお伝えします。読み終えるころには、お子さんに合う道の輪郭が見えているはずです。
結論:新宿区で選べる学校(早見)
ここだけ読めば全体像がつかめます。この記事で扱う学校と、オンラインという選択肢を、同じ粒度で並べました。
- 東京早稲田インターナショナルクリスチャンスクール(WICS)|学費と特徴——区内で唯一、幼稚園から高校まで — 対象年齢:幼稚園(4〜5歳)〜小学校〜中高等学校(公式の学費表は6〜12年生の区分まで記載)・共学/対象年齢:幼稚園(4〜5歳)〜小学校〜中高等学校(公式の学費表は6〜12年生の区分まで記載)・共学
- 四谷インターナショナルスクール|学費と特徴——小中高一貫で、米国の卒業資格も — 対象年齢:小等部・中等部・高等部(高等部は中学卒業程度から最長3年で卒業資格取得)・共学/学費目安:公式サイトに金額の掲載がないため、要問い合わせ(入学係 03-3355-4990)
- 東京韓国学校|学費と特徴——初等部から中高等部までの一貫校 — 対象年齢:初等部・中学校・高等学校(各種学校)・共学/学費目安:公式サイトで一般向けに公開されていないため、要問い合わせ
- テゾーロ インターナショナルスクール|学費と特徴——市ヶ谷の少人数プリスクール — 対象年齢:2歳〜小学校入学前(1クラス20名までの少人数制)/学費目安:入園料92,400円。月額 週5日109,700円/週4日96,000円/週3日84,000円。年間設備費38,500円、ケータリングランチ 週5日 月14,000円…
- アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 早稲田キャンパス|学費と特徴——区内唯一のIB PYP認定園 — 対象年齢:1〜5歳/学費目安:公式サイトに金額の掲載がないため、要問い合わせ(見学・お問い合わせフォームで確認を)
- i Kids Star 四谷|学費と特徴——英語+知育+運動のバイリンガル幼児園 — 対象年齢:年少〜年長(3学年 合計定員90名)/学費目安:基本授業料 月89,250円。幼児教育・保育の無償化対象施設で、認定があれば月額最大37,000円の給付。入園時に入園金・制服代・教材費等が別途必要…
- フロンティアキッズ グローバルスクール|学費と特徴——モンテッソーリ×英語 — 対象年齢:2歳半〜5歳/学費目安:公式サイトに金額の掲載がないため、要問い合わせ
- NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン) — 6〜18歳/2027年9月開校・現在は開校情報の登録受付中/対面インターのおよそ1/5の学費帯/日本語の支えあり。通学圏や学費が壁になる家庭の選択肢。

はじめに基礎を押さえたい方へ:インターナショナルスクールとは?種類・学費・入学条件・選び方の完全ガイドで全体像を整理しています。
新宿区のインターナショナルスクール事情と学費相場——主役は「プリスクール」です
最初に、新宿区の地図を正直に描いておきます。この区にあるインターナショナルスクールは、その大半が2〜6歳を対象にしたプリスクール/バイリンガル幼児園です。市谷田町、高田馬場、四谷、市谷加賀町、新宿御苑前、神楽坂——街ごとに小さな園が点在していて、選択肢の数だけを見れば決して少なくありません。ところが、そこから先。小学校・中学校・高校まで区内で通い続けられる学校は、ごく限られます。具体的には、大久保の東京早稲田インターナショナルクリスチャンスクール(WICS)と、四谷の四谷インターナショナルスクールの2校。加えて、若松町の東京韓国学校が初等部から中高等部までを持っていますが、こちらは主に韓国にルーツのある家庭を対象とした各種学校です。港区や渋谷区のように、大手のIB校が幼児から大学進学まで一本でつながっている——という区ではない、というのが新宿区の実像です。
では学費はどうでしょうか。ここは新宿区の、あまり知られていない強みです。港区・渋谷区の大手インターは年間の授業料が200万〜300万円台に入るのが一般的ですが、新宿区で小中高まで通えるWICSの年間学費は、公式サイトの掲載で幼稚園105.6万円、小学校111.48万円、中高等学校144.84万円(いずれも第1子・学生保険込/2026年時点の公式情報)。年間100万円台で小中高まで英語で学べるという価格帯は、都心では希少です。一方、区内のプリスクールは月額でおおむね8万円台〜11万円台(週5日)が中心。テゾーロインターナショナルスクールは週5日で月109,700円、i Kids Star四谷は基本授業料が月89,250円と、いずれも公式サイトに金額が掲載されています。
ただし、どの学校も授業料だけでは終わりません。入園料・入学金、施設費、教材費、給食費が別に必要です。判断は必ず総額と「何年続けられるか」で。学費の内訳をもう少し詳しく知りたい方はインターナショナルスクールの学費の内訳もあわせてご覧ください。
※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトで必ずご確認ください。

新宿区のインターナショナルスクールおすすめ7選|学費と特徴を正直に紹介
ここからは、新宿区に実在するインターナショナルスクールを1校ずつ見ていきます。無理に有名校を足して数を揃えることはしません。小中高まで通える学校が2校、韓国系の一貫校が1校、そして幼児期を支えるプリスクールが4校。カリキュラムも価格帯もまったく違うので、「有名だから」ではなく「わが家の年齢・予算・価値観に合うか」で読み進めてください。
1. 東京早稲田インターナショナルクリスチャンスクール(WICS)|学費と特徴——区内で唯一、幼稚園から高校まで
大久保2-23-9(小学部)と2-23-11(中高等部)に校舎を構える、キリスト教主義のインターナショナルスクール。2016年の開校で、2026年に10周年を迎えます。世界101か国に広がるACSI(Association of Christian Schools International)の加盟校で、授業は英語が中心。日本・韓国・中国をはじめ多様なルーツの子どもたちが同じ教室で学んでいます。新大久保・高田馬場という土地柄そのままに、多国籍で、しかし規模は大きすぎない——その距離感が魅力です。新宿区で「幼稚園から高校まで、英語で、区内で完結させたい」と考えるなら、まず候補に挙がる一校です。
- カリキュラム:キリスト教主義の国際カリキュラム(英語中心)。ACSI加盟校
- 対象年齢:幼稚園(4〜5歳)〜小学校〜中高等学校(公式の学費表は6〜12年生の区分まで記載)・共学
- 学費目安:年間学費(学生保険込・第1子)幼稚園1,056,000円/小学校1,114,800円/中高等学校1,448,400円。別途 施設費50,000円・教材費35,000円。一時金として入学選考料20,000円・入学金300,000円(第2子200,000円、第3子以降免除)。第3子以降は年間学費も軽減(公式サイトの公開情報)
- 通学:JR山手線 高田馬場駅/新大久保駅、東京メトロ東西線 落合駅方面から徒歩圏
- こんな家庭に:新宿・大久保・高田馬場エリアから、年間100万円台の負担で幼小中高までを英語環境で通わせたい家庭に
2. 四谷インターナショナルスクール|学費と特徴——小中高一貫で、米国の卒業資格も
四谷2-11、四ツ谷駅から徒歩5分。小等部・中等部・高等部を持つ小中高一貫のインターナショナルスクールで、こちらもACSI加盟校です。特徴は卒業資格の設計で、本校の卒業資格に加えてアメリカの高校卒業資格が取得でき、希望者は日本の高等学校卒業資格もあわせて取得できる仕組みになっています。英語力に応じて「英語中心」と「バイリンガル」の2種類から授業を選べるため、日本の学校から移ってくる子にも入口があります。転・編入を年間を通じて受け付けている点も、転勤や帰国のタイミングが読みにくい家庭には現実的です。校則にしばられない自由な校風を掲げ、音楽・美術・演劇などの選択コースや校外活動、留学制度も用意されています。
- カリキュラム:小中高一貫の国際カリキュラム。ACSI加盟校。米国の高校卒業資格+日本の高卒資格の同時取得が可能
- 対象年齢:小等部・中等部・高等部(高等部は中学卒業程度から最長3年で卒業資格取得)・共学
- 学費目安:公式サイトに金額の掲載がないため、要問い合わせ(入学係 03-3355-4990)
- 通学:JR中央・総武線/東京メトロ丸ノ内線・南北線 四ツ谷駅 徒歩5分
- こんな家庭に:日本の学校から英語環境へ移りたい、あるいは年度途中の編入先を探している家庭に
3. 東京韓国学校|学費と特徴——初等部から中高等部までの一貫校
若松町2-1にある、初等部・中学校・高等学校を擁する韓国系の学校(学校教育法上は各種学校)。韓国式教育課程と日本式教育課程に分かれた学級編成が特徴で、初等部では日・韓・英のトリリンガル教育を掲げています。生徒は在日コリアンの家庭と、韓国からの駐在員・留学生の子どもが中心です。「英語圏のインターナショナルスクール」とは性格が異なりますが、新宿区で小中高まで一貫して通える数少ない外国人学校であること、そして新大久保を抱える新宿区の地域性を考えると、選択肢として知っておく価値があります。入学資格や受け入れ枠は家庭の背景によって変わるため、まず学校へ直接の確認を。
- カリキュラム:韓国式教育課程/日本式教育課程の2系統。初等部は日韓英のトリリンガル教育
- 対象年齢:初等部・中学校・高等学校(各種学校)・共学
- 学費目安:公式サイトで一般向けに公開されていないため、要問い合わせ
- 通学:都営大江戸線 若松河田駅/東京メトロ東西線 早稲田駅から徒歩圏
- こんな家庭に:韓国にルーツがあり、母語と日本語の両方を保ちながら学ばせたい家庭に
4. テゾーロ インターナショナルスクール|学費と特徴——市ヶ谷の少人数プリスクール
市谷田町2-38-3、市ヶ谷駅から歩いてすぐ。2歳から小学校入学までを対象にした、1クラス20名までの少人数制インターナショナルプリスクールです。英語をスクール生活の共通語とするイマージョン環境で、国際幼児教育カリキュラム(IEYC)とJolly Phonicsを軸に、レッジョ・エミリアのアプローチを取り入れて表現力を育てます。オーガニック野菜を使ったケータリングランチや、毎日3〜4種類のフルーツタイムなど、食への配慮も丁寧です。週3日から選べるので、いきなりフルタイムは不安という家庭にも入口があります。新宿区のプリスクールでは珍しく、学費が公式サイトに明記されているのも安心材料でしょう。
- カリキュラム:IEYC(国際幼児教育カリキュラム)+Jolly Phonics、レッジョ・エミリアのアプローチを導入した英語イマージョン
- 対象年齢:2歳〜小学校入学前(1クラス20名までの少人数制)
- 学費目安:入園料92,400円。月額 週5日109,700円/週4日96,000円/週3日84,000円。年間設備費38,500円、ケータリングランチ 週5日 月14,000円、延長保育1,166円/時(公式サイトの公開情報)
- 通学:JR中央・総武線/東京メトロ有楽町線・南北線・都営新宿線 市ヶ谷駅 徒歩圏
- こんな家庭に:市ヶ谷・飯田橋・神楽坂エリアから、少人数で丁寧に見てもらえる英語環境を探している家庭に
5. アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 早稲田キャンパス|学費と特徴——区内唯一のIB PYP認定園
高田馬場1-14-8、高田馬場駅から徒歩6分・西早稲田駅から徒歩5分。1〜5歳を対象とした国際バカロレア(IB)プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)の認定校で、新宿区でIBの探究型学習に触れられる貴重な選択肢です。K3クラスからは年間4つのユニットでグローバルなテーマを掘り下げていきます。すぐそばの戸山公園で毎日外遊びをする環境、サッカー・体操・空手・バレエなどのアフタースクール、複数ルートのスクールバスと、都心の園としては動きのある一日が設計されています。卒園後にアオバの系列校(練馬・晴海など)へ進む家庭もあり、6歳以降の道筋を描きやすいのも特徴です。
- カリキュラム:国際バカロレア PYP認定の探究型バイリンガル教育(東京都認可外保育施設証明書 交付済み)
- 対象年齢:1〜5歳
- 学費目安:公式サイトに金額の掲載がないため、要問い合わせ(見学・お問い合わせフォームで確認を)
- 通学:JR山手線/西武新宿線/東京メトロ東西線 高田馬場駅 徒歩6分、副都心線 西早稲田駅 徒歩5分。スクールバスあり
- こんな家庭に:幼児期からIBの探究型学習に触れさせたい、将来的にIB校への進学も視野に入れたい家庭に
6. i Kids Star 四谷|学費と特徴——英語+知育+運動のバイリンガル幼児園
左門町6-7、四谷三丁目駅から徒歩3分・信濃町駅から徒歩7分。英語だけに振り切らず、知育教育(99種類の教材)、運動指導、ライフスキル教育、プログラミング教育までを組み合わせたバイリンガル幼児園です。年少・年中・年長の3学年で、合計の定員は90名。幼児教育・保育の無償化の対象施設で、保育の必要性の認定がある場合は月額最大37,000円の給付を受けられます。基本授業料が月89,250円なので、無償化が適用されれば実質の負担はぐっと下がる計算です。「英語も、それ以外の力も」と考える家庭に向いています。
- カリキュラム:英語教育+知育(99種類の教材)+運動指導+ライフスキル・プログラミング教育のバイリンガル幼児園
- 対象年齢:年少〜年長(3学年 合計定員90名)
- 学費目安:基本授業料 月89,250円。幼児教育・保育の無償化対象施設で、認定があれば月額最大37,000円の給付。入園時に入園金・制服代・教材費等が別途必要(公式サイトの公開情報)
- 通学:東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅 徒歩3分、JR中央・総武線 信濃町駅 徒歩7分
- こんな家庭に:四谷・信濃町・市ヶ谷エリアから、英語に加えて知育や運動もバランスよく積ませたい家庭に
7. フロンティアキッズ グローバルスクール|学費と特徴——モンテッソーリ×英語
市谷加賀町2-4-27、牛込柳町駅から徒歩5分の落ち着いた住宅エリアにあります。モンテッソーリ教育をベースに、外国人教師による英語コミュニケーションを重ねる設計が最大の特徴。異年齢のクラス編成で、年上の子が年下の子に教える光景が日常にあります。国際理解週間(International Awareness Week)やSDGsを扱う時間も設けられ、英語を「教科」ではなく「世界とつながる道具」として扱う姿勢が一貫しています。リトミック、体操などの活動も充実。英語一色の環境よりも、子どもの自主性と集中を大切にしたい家庭に響く園です。
- カリキュラム:モンテッソーリ教育+外国人教師による英語コミュニケーション、国際理解・SDGs教育(認可外保育施設)
- 対象年齢:2歳半〜5歳
- 学費目安:公式サイトに金額の掲載がないため、要問い合わせ
- 通学:都営大江戸線 牛込柳町駅 徒歩5分、都営新宿線 曙橋駅 徒歩12分
- こんな家庭に:詰め込みではなく、子ども自身のペースと集中を尊重する環境で英語に触れさせたい家庭に
このほか区内には、ブライトンナーサリースクール新宿御苑(新宿1-19-8)、サニーバニー インターナショナルプリスクール神楽坂教室、MAXインターナショナルスクール(高田馬場)など、乳児期から英語に触れられる園がまだあります。ただし、そのほとんどが就学前まで。「6歳の春にどこへ通うのか」を、入園前に描いておくこと——これが新宿区でいちばん大切な準備です。小学校以降の選択肢を広げたいなら、区の境をひとつまたぐのが現実的です。新宿区からなら、副都心線・大江戸線・都営新宿線で渋谷区のインターナショナルスクールへ、丸ノ内線・南北線で港区のインターナショナルスクールへ、いずれも30分圏内。東西線・南北線で文京区、山手線で豊島区も十分に通学圏です。東京全体から俯瞰したい方は東京のインターナショナルスクールをご覧ください。
知らずに進めると危険——新宿区が公式に示す「就学義務」とインターナショナルスクールの関係
ここは、他のどのまとめ記事よりも先にお伝えしておきたいところです。新宿区は「インターナショナルスクール等への就学をお考えの方へ」という公式ページを設け、はっきりと注意を促しています。ポイントは国籍によって扱いが変わることです。
お子さんが日本国籍のみの場合、学校教育法第1条に定める学校(いわゆる一条校)以外への就学は就学義務違反にあたるとされています。さらに新宿区は、インターナショナルスクール等を卒業したとしても区立中学校への入学は認められないと明記しています。「小学校はインターで、中学から区立に戻ればいい」という想定は、新宿区では通らないということです。進路を決める前に、教育委員会事務局 学校運営課 学事係(03-5273-3089)へ事前に相談するよう案内されています。
日本国籍と外国籍の重国籍の場合は、「就学猶予・免除」の申請という道があります。重国籍を証明する書類(パスポートの写しや出生証明など)と、通う学校の在学証明書・入学証明書等を提出し、将来的に外国籍を選択する可能性が高く、他に教育機会が確保されていると認められる場合に適用されます。外国籍のみの場合で区立学校を希望するときは「外国籍就学申請」が必要で、在留カードまたは特別永住者証明書が求められます。なお、インターナショナルスクールの長期休業中だけ一時的に区立学校へ通う、といった扱いは認められていません。
もうひとつ。インターナショナルスクールの中には一条校の認定を受けている学校もあり、その場合は就学義務の扱いが変わります。「その学校が一条校かどうか」は必ず各校に直接確認してください。この記事で紹介した学校の多くは各種学校または認可外保育施設です。制度の話は地味ですが、ここを飛ばして進めた家庭ほど、あとで進路の選び直しに苦労します。詳しくは新宿区の公式ページ(インターナショナルスクール等への就学をお考えの方へ)をご確認ください。
比較でわかる、わが家に合う選び方
学校を並べても、「結局どう選べば?」と迷うのが正直なところだと思います。新宿区の選択肢は、①小中高まで通える学校(WICS・四谷インターナショナルスクール)、②区内に多いプリスクール、③そして通学しないオンライン国際校、という3タイプで考えると整理しやすくなります。下の表は、費用・6歳以降の継続性・通学負担などの観点から、それぞれの傾向を正直に示したものです。

新宿区の強みは、なんといっても交通の便と、学費の価格帯です。区内のどこからでも主要路線に出やすく、WICSのように年間100万円台で幼小中高まで通える学校があるのは、都心では稀なことです。その代わり、大手のIB一貫校や広い校庭を持つ大規模校は区内にありません。プリスクールは月8万〜11万円台で始めやすい一方、ほとんどが就学前で終わります。「今」だけでなく「6歳の春」と「12歳の春」を同時に考えること。それが新宿区での後悔しない選び方です。日本の学校に通いながら国際教育も、と考えている方にはダブルスクールという選び方も参考になるはずです。

新宿区だけで判断せず、他都市の相場と見比べたい方へ:インターナショナルスクールの学費データベース(都市別の相場・内訳と無償化の現実)で、国内・アジア主要都市16校の年間授業料を出典付きで一覧にしています。あわせて、インターナショナルスクールの学費はなぜ高いのか(相場の内訳と、対面の約1/5に下げる方法)で、費用の構造そのものを分解しています。
学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢
新宿区は、どこへ行くにも便利で、公園も多く、多文化が日常にある街です。それでも、区内のインターナショナルスクールの多くが就学前で終わること、小中高まで通える学校が2校に限られること、そして日本国籍のお子さんの場合は就学義務という制度上の壁があること——これらが現実の悩みになる家庭は少なくありません。「国際的な学びを受けさせたいけれど、6歳から先の道が見えない」と迷うなら、通学を前提としないオンラインインターナショナルスクール一覧という第8の選択肢があります。
私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。運営は、日本で1000名以上が在籍するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を手がける株式会社NIJIN。テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」の考え方のもと、少人数の対話を中心に「自分と世界を、好きになる」学びを目指します。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳で、住む場所を選びません。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計です。学費は対面インターのおよそ5分の1を目指しています。
正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれからです。校庭や理科室での対面の体験は、通学型の学校と同じようには提供できません。日本国籍のお子さんの就学義務の扱いについても、上でお伝えしたとおり、お住まいの自治体への確認が必要です。それでも、通学の負担なく、費用を抑えて世界とつながる学びは、新宿区で選択肢を比べているあなたにとって、検討する価値のある一つの道だと考えています。
よくある質問
Q. 新宿区のインターナショナルスクールは何歳から入れますか?
A. 早いところで1歳からです。アオバジャパン・バイリンガルプリスクール早稲田キャンパスが1歳から、フロンティアキッズ グローバルスクールが2歳半から、テゾーロ インターナショナルスクールが2歳から、i Kids Star四谷が年少(3歳児クラス)からの受け入れです。小中高まで通える学校では、東京早稲田インターナショナルクリスチャンスクールが幼稚園(4〜5歳)から、四谷インターナショナルスクールは小等部からのスタートになります。人気の園は年度の1年前から動くこともあるため、入園を考える年の前年春には見学を始めておくと安心です。
Q. 日本語のサポートはありますか? 日本語が遅れないか心配です。
A. 新宿区の園は、いわゆる「英語一色」ではなくバイリンガル設計の園が多いのが特徴です。i Kids Star四谷のように英語と知育・運動を組み合わせる園、フロンティアキッズのようにモンテッソーリを土台に英語を重ねる園、東京韓国学校のように日本式教育課程を選べる学校もあります。とはいえ、日本語をどう保つかはインター選びで最も後悔が生まれやすいところ。週あたりの日本語の時間数と、レベル分けの有無を入学前に必ず確認してください。ご家庭で日本語の力をもう一段支えたいときは、姉妹サービスのともだちじゃぱん(NIJIN運営・子ども向け日本語オンライン)もおすすめです。
Q. 途中からの編入はできますか? 学年の途中でも入れますか?
A. 四谷インターナショナルスクールは年間を通じて転・編入を受け付けており、英語力に応じて「英語中心」か「バイリンガル」かの授業を選べます。プリスクールも空きがあれば年度途中の入園が可能な園がほとんどです。ただし学年や時期によって空き状況は大きく変わり、面接や英語力の確認が課されるのが一般的。また学費は毎年見直されるため、手元の資料の数字が最新とは限りません。入りたい時期の半年〜1年前から各校へ直接問い合わせておくと安心です。日本国籍のお子さんの場合は、あわせて新宿区教育委員会への事前相談も忘れずに。
迷っている時間は、お子さんを想っている時間です
学校選びに「正解」はありません。新宿区のように、幼児期の選択肢は豊かなのに6歳から先が細くなる区では、なおさら「どれが優れているか」より「わが家がどこまで続けられるか」が問われます。学費も、毎朝の通学も、制度の手続きも、お子さんの性格も——どれも家庭ごとに事情が違います。だからこそ、あなたが迷っているその時間そのものが、お子さんの未来を真剣に想っている証拠です。焦らず、いくつかの学校を実際に訪ねて、比べてみてください。そしてもし「通学以外の道」も知っておきたいと思われたら、私たちの開校情報もそっと候補に入れていただけたら嬉しいです。
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