「教員を辞めてよかった」と言える人は何が違うのか——辞める前に決めておく4つのこと

「『辞めてよかった』と言える人は辞める前に何を決めていたか」と書かれた採用記事のキービジュアル

「教員 辞めてよかった」——検索窓にその言葉を入れたとき、あなたが探していたのは、背中を押す言葉だけではなかったのではないでしょうか。本当に辞めてよかったと言えるのか。辞めた人は、今どんな暮らしをしているのか。もし違ったと感じたら、戻る道はあるのか。同じ言葉で検索する人の中には、明日にでも辞表を出すつもりの人もいれば、「そういう選択もある」と確かめて、また明日も教室に立つ人もいます。どちらも、まっとうな調べものです。

この記事は、辞めることを勧める記事ではありません。私たちが見てきた範囲で言えば、「辞めてよかった」と言えた人と、辞めてから後悔した人の差は、辞めたかどうかではなく、辞める前に何を決めていたかにありました。だからまず、辞めた後に実際に起きること——解放感と、その裏で失うもの——を正直に並べます。次に、辞める前に決めておきたいことを整理します。これはNGAと関係なく、辞めない人にも役立つ内容です。最後に、「辞める/続ける」の二択の外にある第三の道を、押し付けずにご紹介します。

平日の朝、木々の間から差す光の中を、トートバッグを持ってゆっくり歩く30代の元教員。時間が自分の手に戻ってきた穏やかな時間
辞めた人がまず語るのは、時間と体力が自分の手に戻る感覚。ただし、その裏で失うものも一緒に見ておきたいところです。
目次

「教員を辞めてよかった」の裏側で、実際に起きること

辞めた人の声で最初に語られるのは、たいてい解放感です。日曜の夜に胃が重くならない。持ち帰りの仕事がない。休みの日に、本当に休める。時間と体力が自分の手に戻ってくる感覚は、想像以上に大きいと言われます。長く続いた緊張がほどけるというだけで、人の生活は驚くほど変わります。

ただ、同じ人が少し時間が経ってから口にするのは、失ったものの話でもあります。よく挙がるのは四つです。第一に、子どもとの関係。あの子が初めてできるようになった瞬間に立ち会う仕事は、そう多くありません。第二に、安定。身分の安定や各種手当、見通しの立つ生涯設計を手放すことになります。第三に、同僚。同じ大変さを共有できる人がそばにいる環境は、当たり前ではありませんでした。第四に、収入や社会的信用の変化。転職直後は収入が一時的に下がることがありますし、住宅ローンや各種審査の場面で、勤務先や雇用形態が見られることもあります(基準は金融機関や制度により異なります)。

そしてもう一つ、正直にお伝えしておきたいことがあります。辞めて、戻る人もいます。一度現場を離れてから、教員採用試験を再受験して戻る人、講師として復帰する人。制度や採用の条件は自治体・学校によって異なるため一概には言えませんが、「辞めたら二度と戻れない」というのは、少なくとも常に正しいわけではありません。これを知っておくだけでも、決断を必要以上に「一度きりの賭け」にしなくて済みます。

「辞めてよかった」と言えた人の3つの共通点

では、後から振り返って「辞めてよかった」と穏やかに言える人は、何が違ったのでしょうか。声を集めていくと、驚くほど共通する要素が見えてきます。

「教員を辞めてよかった」と言えた人の3つの共通点を3枚のカードで整理した図。嫌なことと好きなことを切り分けていた・辞める理由と向かう先を別々に決めていた・生活の土台を守ってから動いた
違いは「辞めたかどうか」ではなく、「辞める前に何を決めていたか」。ここが、後の実感を大きく分けます。

共通していたのは、教えることが嫌になったから辞めたのではないという点です。多くの人は、教えること自体はむしろ好きなまま、それを取り巻く条件——仕事量、時間、評価のされ方——に限界を感じていました。だから、辞めた後も何らかの形で人に関わる仕事を選び、好きだったものを手放さずに済んでいます。逆に、つらさの正体を切り分けないまま職場ごと全部を手放した人は、あとから「あの部分だけは残しておきたかった」と感じやすい。後悔の多くは、辞めたこと自体ではなく、一緒に捨ててしまったものから生まれます。

辞める前に決めておきたい4つのこと

ここからが、この記事の主役です。以下は、NGAに応募するかどうかとは無関係に——それどころか、辞めないと決めた人にとっても——役に立つ内容です。

一つめは、何が嫌で、何が好きかを切り分けること。紙でもスマホのメモでも構いません。「授業」「子どもとの関わり」「教材づくり」「校務分掌」「勤務時間」「人間関係」「評価のされ方」——項目ごとに、好き/しんどいを書き分けてみてください。全部が嫌なわけではないと気づく人が、実はとても多いのです。二つめは、辞める理由と、向かう先を分けて考えること。「この働き方から離れたい」は辞める理由であって、行き先ではありません。この二つを混ぜたまま動くと、離れることだけが目的になり、次の場所を条件で選べなくなります。

三つめは、生活防衛。当面の生活費をどれくらい確保できるか、社会保険や年金の切り替えはどうなるか、家族には何をいつ話すか。数字と段取りが見えているだけで、判断から焦りが抜けます。四つめは、試してから決めること。兼業の可否は勤務先の規程によりますが、話を聞く、見学する、選考を受けてみるところまでは、辞めなくてもできます。体験してから決める——この順番が、後悔をいちばん確実に減らします。

教員を辞めると決める前にやっておく3ステップの図。好きなことと嫌なことを切り分ける・辞める理由と向かう先を分けて決める・生活を守りながら小さく試す
切り分ける→向かう先を決める→小さく試す。この順番を踏んだ人ほど、後から穏やかに振り返れています。

ここまで整理すると、選択肢は「今の学校に残る」か「教育を離れて転職する」かの二つだけではないことが見えてきます。教える喜びは残したまま、働き方の条件だけを入れ替える——そういう三つめの置き場所があるのです。

NIJIN GLOBAL ACADEMYの創業メンバー募集を見る →

自宅の明るいデスクからヘッドセットを着け、少人数のオンライン授業で子どもの話に耳を傾けて対話する教員。働き方を変えても教える喜びは残る
教える喜びまで手放す必要はありません。完全リモートで少人数の対話を中心にすれば、条件だけを入れ替えることもできます。

第三の道——教える喜びを保ったまま、働き方だけを変える

私たち NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月に開校するオンライン国際学校です。今、その開校に向けて創業メンバーを募集しています。まず、三つの道を公平に並べてみます。

今の学校に残る・教育を離れて転職する・オンライン国際学校の創業メンバーになるの3つの道を、教える喜び・時間の自由・場所の自由・収入の複線化・安定と実績の5観点で比較した表
どの道にも一長一短があります。開校前のNGAは「安定・実績」ではまだ及びません。誇張せず、正直に並べます。

表のとおり、創業メンバーという道が万能なわけではありません。開校前だからこそ、既存校のような安定や実績は、これから一緒に育てる段階です。それでも、教える喜びを手放したくない人にとって、この働き方には意味のある要素があります。第一に、完全リモート。「世界中を旅しながら働く」ことを前提に設計されており、通勤も勤務地の制約もありません。教員を辞めて、時間と場所を自分の側に取り戻したい人にも、家庭の事情などで在宅を軸に働きたい人にも、そこは同じように開かれています。第二に、5つの働き方。教える以外に、マーケティング・Web・事業提携・HRなどから関わり方を選べ、パートからフルまで負荷を調整できます。つまり、いきなり辞めなくてもパートから試せるということです。

第三に、給与テーブルの公開。職種別のテーブルを公表しており、複線的な収入として月25万円〜114万円+のレンジが示されています(具体的な条件や金額は選考の中でご説明します)。第四に、脱偏差値という理念。テストの点数で子どもを並べず、「あなたはどう思う?」から始まる少人数の対話を中心に置きます。その考え方は私たちの学びのかたちにまとめました。応募に求めるのは英語CEFR B2+目安と、未経験でもゼロから創ることを楽しめる姿勢です。選考は書類→グループ面接→NIJIN Academyでのインターン→最終プレゼンという流れで、「試してから決める」時間が組み込まれています。

よくある質問

本当に「辞めてよかった」と言えるようになりますか?

それは辞め方によります。教えること自体ではなく環境がつらかった人は、環境だけを入れ替えられたときに、いちばん穏やかな「よかった」に近づくようです。逆に切り分けないまま全部を手放すと、好きだった部分まで失いやすくなります。

辞めた後に、やっぱり教職に戻ることはできますか?

戻る人はいます。教員採用試験を再受験する、講師として復帰するなど道はありますが、受験資格・年齢・採用の状況は自治体や学校によって異なるため、必ず最新の募集要項をご確認ください。「戻る道もある」と知っておくことは、決断を軽くするのではなく、冷静にするために役立ちます。

収入が下がるのが怖いです。

その不安は現実的で、正しい感覚です。だからこそ生活防衛を先に済ませ、収入の当てを確かめてから動くことをおすすめします。NGAが給与テーブルを公開しているのも、応募前に数字を見て判断してほしいからです(詳細は選考で)。

英語にそこまで自信がありません。

目安はCEFR B2+ですが、ネイティブ級の完璧さを求めてはいません。英語を使って子どもや世界の仲間とやりとりし、これからも伸ばしていく姿勢を大切にしています。今の力よりも、伸びしろと意欲を見ています。

開校は2027年9月です。今の学校を続けながら応募できますか?

はい。開校前の今だからこそ、学びの中身から一緒に設計に関われます。働き方はパートからフルまで選べるため、今の仕事を続けながら関わり方を相談することも可能です(兼業の可否はお勤め先の規程をご確認ください)。詳しくは創業メンバー募集のページをご覧ください。

辞めるかどうかより、何を残すかで決めていい。

教員という仕事は、誰にでもできる仕事ではありません。今日も教室に立っているあなたの毎日には、確かな誇りがあるはずです。だから私たちは「辞めましょう」とは言いません。ただ、もし今のままの働き方が続けられないと感じているなら、失うものと残したいものを一度並べてみてください。切り分けて、向かう先を決めて、生活を守って、小さく試す。そこまでやってから出した答えなら、辞める選択も、辞めない選択も、きっとあなたの納得と一緒に残ります。あなたが積み上げてきた教える力は、どの道を選んでも、あなたの財産として付いてきます。

インターで働く——ほかの記事を読む

教える情熱を、次の働き方へ。

創業メンバーに応募する →

よかったらシェアしてね!Share this article!

X Threads Facebook LINE WhatsApp
2027年9月開校

NIJIN GLOBAL ACADEMYの
開校情報を受け取りませんか?

手の届く学費で、世界とつながるオンラインインターナショナルスクール。
入学案内・体験クラス・最新ニュースを、いち早くメールでお届けします。

開校情報をメールで受け取る

登録は無料。いつでも解除できます。

Opening September 2027

Get NIJIN GLOBAL ACADEMY
opening updates

An affordable online international school that connects your child with the world.
Admissions news, trial classes and the latest updates — straight to your inbox.

Get opening updates by email

Free to join. Unsubscribe anytime.

目次