【2026年版】シンガポールのインターナショナルスクールおすすめ7選|学費相場と選び方も正直に解説

シンガポールのインターナショナルスクールおすすめ7選を紹介する記事のキービジュアル

駐在や移住が決まって、シンガポールでの学校選びを始めたあなたへ。「学費が想像以上に高い」「学校が多すぎて違いが分からない」——そんな戸惑いは、多くの日本人家庭が通ってきた道です。この記事では、実在するシンガポールのインターナショナルスクールからおすすめの7校を、学費の目安レンジ・カリキュラム・向いているご家庭のタイプまで正直に整理します。読み終わる頃には、学費相場の全体像と「わが家に合う選び方」の軸が手に入るはずです。

朝のシンガポールの街並みを背景に、通学する子どもと母親が手をつないで歩く様子
教育熱の高いシンガポール。学校の選択肢が多いからこそ、選ぶ軸を持つことが大切です。
目次

シンガポールのインターナショナルスクール事情と学費相場

シンガポールには約50校のインターナショナルスクールがあり、IB(国際バカロレア)・英国式・米国式・ケンブリッジ式・インド系など、カリキュラムの選択肢はアジア随一です。英語と中国語の二言語環境、治安の良さ、大学進学実績の高さから、世界中の駐在・移住家庭が集まります。

一方で学費は世界トップクラス。年間の授業料はおおむねSGD 15,000〜55,000超(1SGD=約115円換算で約170万〜650万円)と幅広く、名門校では諸費用込みで年間600万円を超えることも珍しくありません。さらに入学申請料や入学金、施設費、スクールバス代などが上乗せされます。学費の内訳がどう積み上がるのかは、インターナショナルスクールの学費の内訳で詳しく解説しています。※学費等は2026年7月時点の公開情報です。最新は各校公式サイトでご確認ください。

人気校は待機リストが長く、希望学年に空きがないことも。だからこそ「有名だから」ではなく、予算・カリキュラム・お子さんの性格に合わせた選び方が欠かせません。

エリアで見るシンガポールのインターナショナルスクール(どの地域に多い?)

学校選びでは学費やカリキュラムに目が行きがちですが、住まいと通学のしやすさも満足度を大きく左右します。シンガポールは国土が狭いとはいえ、朝夕の渋滞やスクールバスの乗車時間は毎日のこと。主要校がどのエリアにあるかを、ざっくり地図感覚でつかんでおきましょう。

  • 西部(ブキ・ティマ/ドーバー/ジュロン方面)——駐在家庭に人気のエリア。UWCSEA(ドーバー)、Tanglin Trust、Dulwich College(ブキ・バトク)、OWIS(ナンヤン)などが集まります。日本人にもなじみのある住宅街が近く、選択肢が豊富です。
  • 北部(ウッドランズ方面)——Singapore American School(SAS)の巨大キャンパスがあるエリア。米系ファミリーが多く、広い住環境が魅力です。
  • 中部(ノベナ/セラングーン方面)——Stamford AmericanやOWIS(ニュートン)など。市街地へのアクセスがよく、共働き家庭にも通わせやすい立地です。
  • 北東部(プンゴル方面)——GIIS(SMARTキャンパス)やOWIS(プンゴル・デジタルキャンパス)など、最新設備の新興校が集まる発展エリア。学費が比較的抑えめの学校も多い傾向です。

同じ学校でもキャンパスによって立地が異なる場合があります。住居エリアを決める前に、候補校の所在地とスクールバスのルート・所要時間を必ず確認しましょう。ほかの都市と比較したい方は、バンコクのインターナショナルスクール東京のインターナショナルスクールの記事もあわせてどうぞ。

シンガポールのインターナショナルスクール選びで押さえたい、予算の持続性・カリキュラム・子どもとの相性という3つのポイントを示した図
学校を比べる前に、この3つの軸を持っておくと情報に振り回されません。

シンガポールのインターナショナルスクールおすすめ7選

ここからは、名門校から比較的手頃な学校まで、価格帯とカリキュラムのバランスを考えて7校を選びました。学費は各校公式サイト等の公開情報に基づく目安レンジです(1SGD=約115円で換算)。

1. UWCSEA(United World College of South East Asia)

1971年設立、世界のUWC運動を代表する超人気校。ドーバーとイーストの2キャンパスに約100か国の生徒が学び、IBディプロマの実績とサービスラーニング(社会貢献活動)の充実で知られます。入学は選考制で、待機リストが長いことでも有名です。

  • カリキュラム——IB(PYP相当の独自プログラム〜IBDP)
  • 対象年齢——4〜18歳
  • 学費目安——年間約SGD 39,000〜50,000(約450万〜575万円・2026年時点の公式情報)
  • こんな家庭に——多様性と探究を重視し、世界中に友人を持たせたいご家庭

2. Tanglin Trust School

1925年創立、シンガポール最古の英国系インターナショナルスクール。英国式教育を軸に、シックスフォームではAレベルとIBDPの両方を選べる希少な学校です。落ち着いた校風と手厚い進路指導に定評があります。

  • カリキュラム——英国式(EYFS〜GCSE、AレベルまたはIBDP)
  • 対象年齢——3〜18歳
  • 学費目安——年間約SGD 34,770〜55,734(約400万〜640万円・2026年時点の公式情報)
  • こんな家庭に——英国式の丁寧な教育と伝統校の安心感を求めるご家庭

3. Singapore American School(SAS)

米国式カリキュラムの旗艦校で、AP(アドバンスト・プレイスメント)の選択肢の広さは世界屈指。広大なウッドランズのキャンパスに約4,000人が学ぶ、シンガポール最大級のインターナショナルスクールです。

  • カリキュラム——米国式+AP
  • 対象年齢——3〜18歳
  • 学費目安——年間約SGD 40,000〜50,000超(約460万〜580万円超・2026年時点の公開情報)
  • こんな家庭に——米国大学進学を視野に、スケールの大きい環境で学ばせたいご家庭

4. Dulwich College (Singapore)

400年以上の歴史を持つ英国名門ダリッジ・カレッジの姉妹校。英国式をベースに高等部はIBDPへ接続し、音楽・演劇など芸術教育の環境が充実しています。ブキバトクの緑豊かなキャンパスも魅力です。

  • カリキュラム——英国式(〜IGCSE)+IBDP
  • 対象年齢——2〜18歳
  • 学費目安——年間約SGD 20,270〜56,220(約230万〜650万円・幼児部の短時間コース〜高等部・2026年時点の公式情報)
  • こんな家庭に——英国名門の伝統と芸術・スポーツの環境を重視するご家庭

5. Stamford American International School

米国式とIBを組み合わせた「二刀流」が特徴の大規模校。IBDPに加えてAPコースや米国高校卒業資格も取得でき、進路の柔軟性は抜群です。日本人児童の受け入れ経験も豊富で、EAL(英語サポート)体制が整っています。

  • カリキュラム——米国式+IB(PYP〜DP)+AP
  • 対象年齢——2か月(乳幼児施設)〜18歳
  • 学費目安——小〜高で年間約SGD 47,000〜54,000(約540万〜620万円・2026年時点の公式情報)
  • こんな家庭に——進路の選択肢を最大限広げたい、英語サポートも欲しいご家庭

6. One World International School(OWIS)

「手頃な学費で質の高いIB教育を」を掲げる新興校。ナンヤン、プンゴルのデジタルキャンパスなど複数拠点で、一つの国籍が偏らないよう配慮された多国籍な環境が特徴です。コストと質のバランスで満足度が高いと評判です。

  • カリキュラム——IB(PYP・DP)+ケンブリッジ(IGCSE)
  • 対象年齢——3〜18歳
  • 学費目安——年間約SGD 24,000〜40,000(約280万〜460万円・キャンパスと学年による・2026年時点の公式情報)
  • こんな家庭に——学費を抑えつつ、IBと多国籍環境は譲りたくないご家庭

7. Global Indian International School(GIIS)

インド系最大手のグローバル校で、最新設備のSMARTキャンパス(プンゴル)が有名。CBSE(インド式)だけでなくIBやケンブリッジも選べ、シンガポールのインターナショナルスクールの中では学費が比較的手頃な部類に入ります。理数教育の強さにも定評があります。

  • カリキュラム——CBSE・IB(PYP/MYP相当〜DP)・ケンブリッジ
  • 対象年齢——3〜18歳
  • 学費目安——年間約SGD 14,500〜35,000(約170万〜400万円・カリキュラムと学年による・2026年時点の公開情報)
  • こんな家庭に——費用を抑えながら国際カリキュラムと理数の強さを求めるご家庭

シンガポール インターナショナルスクール 学費早見表【7校比較・エリアつき】

7校の学費・カリキュラム・エリアを一覧にまとめました。年間授業料の目安レンジ(各校公開情報・2026年時点)で、幼児部から高等部まで学年により大きく変わります。1SGD=約115円で日本円の目安を併記しています。

学校名 主なカリキュラム 年間学費(SGD目安) 円換算目安 主なエリア
UWCSEA IB 39,000〜50,000 約450万〜575万円 ドーバー(西部)/イースト
Tanglin Trust 英国式+A/IBDP 34,770〜55,734 約400万〜640万円 ポーツダウン(西部)
Singapore American(SAS) 米国式+AP 40,000〜50,000超 約460万〜580万円超 ウッドランズ(北部)
Dulwich College 英国式+IBDP 20,270〜56,220 約230万〜650万円 ブキ・バトク(西部)
Stamford American 米国式+IB+AP 47,000〜54,000 約540万〜620万円 セラングーン(中部)
One World(OWIS) IB+ケンブリッジ 24,000〜40,000 約280万〜460万円 ナンヤン(西部)/プンゴル
Global Indian(GIIS) CBSE・IB・ケンブリッジ 14,500〜35,000 約170万〜400万円 プンゴル(北東部)

表を眺めると、おすすめの選び方が見えてきます。予算最優先ならGIISやOWIS、英国式の伝統ならTanglinやDulwich、米国大学志向ならSASやStamford、多様性とIB実績ならUWCSEA——といった具合です。学費は同じ学校でも学年で倍近く変わるため、必ず「入学予定学年」の実額を各校公式サイトで確認してください。

学費だけじゃない——入学時にかかる諸費用の早見表

見落としがちなのが、授業料以外の費用です。出願料や施設費、スクールバス代などを合わせると、実際の年間支出は授業料の15〜25%増しになることも珍しくありません。目安を整理しました(公開情報に基づく一般的なレンジ・2026年時点)。

費目 目安(SGD) タイミング
出願・選考料 2,000〜4,000 出願時(返金不可のことが多い)
入学金/デポジット 概ね1学期分の授業料相当 入学時(一部返金される場合あり)
施設費(Building Levy) 2,000〜5,000/年 毎年
スクールバス 3,500〜5,800/年 毎年(利用する場合)
制服・端末(ノートPC等) 800〜2,500 初年度中心
給食 1,500〜2,800/年 毎年(利用する場合)
試験料(IB/IGCSE等) 1,800〜3,200 該当学年のみ

つまり、授業料が年間SGD 35,000の学校でも、諸費用を足すと実質SGD 45,000前後になることも。予算を見積もるときは「授業料+2〜3割」を目安に、無理のない持続可能なラインで考えるのが安心です。費目ごとの詳しい仕組みは学費の内訳ガイドもご覧ください。

入学・ウェイティング・MOE免除の実情

シンガポールのインター校選びで、学費と並んで壁になりやすいのが「そもそも入れるか」という問題です。人気校ほど倍率が高く、手続きも独特なので、早めに全体像をつかんでおきましょう。

ウェイティング(待機リスト)は当たり前。UWCSEAをはじめとする人気校は、幼児部から待機リストがあり、希望学年に空きが出るまで数か月〜1年以上待つケースもあります。駐在辞令が出たら、第一志望だけでなく複数校に同時出願しておくのがシンガポールの常識です。

入学審査は学校ごとに異なります。多くの学校で、英語力の確認(面談やアセスメント)、過去の成績表、推薦状などが求められます。学年が上がるほど英語の入学条件は厳しくなる傾向があり、EAL(英語サポート)の有無・対象学年・追加費用も学校ごとに違います。

シンガポール国籍のお子さんは「MOE免除(waiver)」が必要。シンガポールは義務教育制度があり、シンガポール国籍の小学1年生相当以上の子どもがインター校(外国制度校=Foreign System School)に通うには、教育省(MOE)から義務教育の免除を得る必要があります。この申請は保護者が直接行うのではなく、空きを確保した学校側が申請し、可否はMOEの裁量で個別に判断されます(出典: MOEUWCSEA)。永住権のない外国籍の駐在・移住家庭には、通常この免除申請は当てはまりません。

比較でわかる、わが家に合う選び方

7校を見てきて、「結局どう選べばいいの?」と感じたかもしれません。大手名門・中堅新興・そしてオンライン国際校という3つのタイプで観点別に比べると、それぞれの得意と不得意が見えてきます。

大手インター・中堅新興校・オンライン国際校を、費用の手頃さや入学のしやすさなど5つの観点で比較した表
どのタイプにも得意と不得意があります。「わが家は何を優先するか」が選び方の出発点です。

大手名門校は環境も実績も申し分ない一方、費用と入学ハードルが高い。中堅・新興校は費用と質のバランスが良い一方、歴史や施設では一歩譲る。そしてオンライン国際校は費用と場所の自由が強みですが、対面の校庭や施設はありません。「一番良い学校」ではなく「わが子に一番合う学校」を探す——その視点に立てば、答えは意外と絞れてきます。オンラインでの学びのしくみを見る →

シンガポールの自宅リビングで、親子がノートパソコンを囲んでオンライン学習について話し合う様子
通学だけが道ではない時代。家にいながら世界とつながる学びも選択肢になりました。

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢

ここまで読んで、「良い学校ばかりだけれど、年間数百万円は続けられない」「帰国や転勤の予定があって通学校を決めきれない」と感じた方もいるはずです。そんなご家庭に、第8の選択肢として私たち NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)を紹介させてください。

NGAは、2027年9月に開校するオンライン・インターナショナルスクールです。運営は株式会社NIJIN。日本で運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には、すでに1000名以上の子どもたちが在籍しています。テストの点数で子どもを並べない脱偏差値の学びを掲げ、少人数の対話を通じて「自分と世界を、好きになる」ことを育てます。対象はアジア・オセアニアの6〜18歳。シンガポールからでも日本からでも、住む場所を選びません。日本語の支えを前提に少しずつ英語に触れられる設計なので、英語がまだ不安なお子さんでも始めやすく、学費は対面インターの約5分の1を目指しています。

正直にお伝えすると、NGAはまだ開校前で、実績はこれから積み上げていく段階です。対面校の校庭や施設とまったく同じ体験を提供できるわけでもありません。それでも「学費や場所の壁で国際教育を諦めない」ための選択肢として、比較の土台に載せていただけたらうれしいです。

よくある質問

シンガポールのインターナショナルスクールには何歳から入学できますか?

多くの学校は3歳前後の幼児クラスから受け入れており、Stamford Americanのように乳幼児施設を持つ学校もあります。ただし人気校は幼児部から待機リストがあるため、渡航が決まったら早めに複数校へ問い合わせるのが安心です。

英語ができない日本人の子どもでも入学できますか?

多くの学校にEAL(英語を母語としない子ども向けサポート)がありますが、学年が上がるほど英語力の入学条件は厳しくなる傾向があります。サポートの有無・追加費用・対象学年は学校ごとに異なるため、出願前に必ず確認しましょう。

年度の途中でも編入できますか?

シンガポールのインター校の多くは8月始業ですが、空きがあれば学期途中の編入を受け入れる学校も少なくありません。ただし人気校・人気学年は空き待ちになることが多いため、駐在辞令が出た時点で動き始めることをおすすめします。

結局、シンガポールで一番おすすめのインターナショナルスクールはどこですか?

「万人向けの一番」は存在しません。多様性とIB実績ならUWCSEA、英国式の伝統ならTanglin TrustやDulwich、米国大学志向ならSASやStamford American、学費を抑えたいならOWISやGIIS——というように、ご家庭の優先順位で最適解は変わります。上の学費早見表とエリア情報を出発点に、2〜3校に絞って見学するのがおすすめです。

学費のトータルはどのくらい見ておけばいいですか?

授業料の目安は年間SGD 15,000〜55,000超ですが、出願料・施設費・スクールバス・給食・試験料などを足すと、実際の年間支出は授業料の15〜25%増しになるのが一般的です。予算は「授業料+2〜3割」を目安に、卒業までの数年間を無理なく続けられる持続可能なラインで考えましょう。

学校選びの正解は、わが子の中にある。

シンガポールには素晴らしい学校がそろっています。でも、ランキングの上位校がわが子に合うとは限りませんし、学費のために家計や暮らしが苦しくなっては本末転倒です。予算・カリキュラム・お子さんの性格という3つの軸で、あわてず、比べて、選んでください。その選択肢の一つに、場所も学費も壁にしないオンラインの学びがあることも、どうか覚えていてほしいのです。

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