【2026年版】ソウルのインターナショナルスクールおすすめ7選|学費相場と選び方も正直に解説

ソウルのインターナショナルスクールおすすめ7選を紹介する記事のキービジュアル

「ソウルで子どもをインターナショナルスクールに通わせたい。でも、どの学校がわが家に合うのか、そもそも入学できるのか、学費はどのくらいかかるのか——調べるほど分からなくなる」。そんなあなたへ。この記事では、ソウルで検討したい代表的なインターナショナルスクール7校を、カリキュラム・学費の目安・入学条件・向いている家庭まで正直に整理します。読み終わるころには、「わが家が次にすべきこと」がはっきり見えるはずです。

朝のソウルの街並みと遠くの山を背景に、通学する子どもと母親が手をつないで歩く様子
教育熱の高いソウル。選択肢が多いからこそ、そして入学条件があるからこそ、選ぶ軸を持つことが大切です。
目次

ソウルのインターナショナルスクール事情と学費相場

ソウルおよび近郊(京畿道・仁川松島など)には、40校以上のインターナショナルスクールが集まっています。1912年創立のSeoul Foreign Schoolのような歴史ある名門から、IBの全課程をそろえる新しいキャンパスまで、カリキュラムも価格帯も実に多様です。大きく分けると、米国式(アメリカン・カリキュラム)、英国式(IGCSE+Aレベル)、そして世界共通のIB(国際バカロレア)の3系統があり、学校ごとに「出口」となる進学の形が変わります。

学費の相場は、年間で約2,800万〜6,600万ウォン(日本円でおおよそ290万〜690万円)と幅があります。名門校ほど高く、松島のChadwick Internationalのように5,000万ウォン超(約540万円超)の学校もあれば、Dwight School Seoulのように比較的抑えめの選択肢もあります。これに加えて、入学金・寄付金(development fee)・スクールバス代・教材費などが初年度に上乗せされる点は、どの学校でも共通して意識しておきたいところです。

そしてソウルで最も見落とされがちな、しかし最も重要なのが「入学資格」です。韓国の「外国人学校(foreign school)」は、法律上あくまで外国籍の子どものために設けられた学校です。韓国籍の子どもが通うには、原則として「3年以上の海外居住・海外就学歴がある」または「両親のどちらかが外国籍である」といった条件を満たす必要があり、さらに外国人学校の在籍者に占める韓国籍生徒の割合は上限(多くの地域で定員の30%)が定められています。つまり、条件を満たさない現地韓国人家庭は、そもそも入りたくても制度的に入れないケースが少なくありません。国際的な学びを望みながら「資格が足りない」という壁にぶつかる家庭が一定数いる——これはソウルの学校選びを語るうえで避けて通れない現実です。

費用や進路の詳しい内訳は、インターナショナルスクールの学費の内訳を見るもあわせてご覧ください。なお、日本人家庭向けには日本語カリキュラムのソウル日本人学校という選択肢もありますが、本記事では英語で学ぶインターナショナルスクールを中心に紹介します。

ソウルのインターナショナルスクール選びで確かめたい、入学資格の有無・予算の持続性・カリキュラムの出口という3つの軸を示した図解
比べる前に、わが家の3つの軸をそろえておきましょう。

ソウルのインターナショナルスクールおすすめ7選

ここからは、知名度・カリキュラムの多様性・価格帯のバランスを意識して選んだ7校を紹介します。ランキングではなく、それぞれ「どんな家庭に合うか」を軸に読んでください。

1. Seoul Foreign School(ソウル外国人学校)

1912年創立、ソウル西大門区にある韓国最古のインターナショナルスクール。伝統と実績で常に名前が挙がる名門校です。英国式とIBを組み合わせた質の高い教育で知られ、緑豊かな広いキャンパスも魅力です。

  • カリキュラム:英国式(IGCSE)+IB(ディプロマ)
  • 対象年齢:2〜18歳(幼児〜高校)
  • 学費目安:年間約4,000万〜5,600万ウォン(約420万〜590万円)
  • こんな家庭に:伝統ある環境と確かな進学実績を重視し、予算に余裕のある家庭。

2. Seoul International School(SIS)

ソウル近郊の京畿道城南市に位置する、米国式カリキュラムの伝統校。APやアメリカ式の進学サポートが充実しており、米国大学への進学を見据える家庭に人気です。

  • カリキュラム:米国式(AP)
  • 対象年齢:3〜18歳
  • 学費目安:年間約3,500万〜4,300万ウォン(約370万〜450万円)
  • こんな家庭に:アメリカ式の学びと大学進学を軸に考えたい家庭。

3. Yongsan International School of Seoul(YISS)

ソウル中心部の龍山区にある米国式のクリスチャンスクール。市街地からのアクセスがよく、少人数の面倒見の良さと信仰に根ざした価値教育で知られます。

  • カリキュラム:米国式(AP)・キリスト教主義
  • 対象年齢:5〜18歳
  • 学費目安:年間約3,300万〜3,800万ウォン(約340万〜400万円)
  • こんな家庭に:中心部で通いやすく、価値観教育やコミュニティを大切にしたい家庭。

4. Dwight School Seoul(ドワイト・スクール・ソウル)

ニューヨーク発祥のグローバルなDwightネットワークの一校で、ソウル恩平区に立地。IB全課程を提供しながら、名門校の中では比較的手が届きやすい価格帯で、一人ひとりの「情熱(spark)」を伸ばす教育理念が特徴です。

  • カリキュラム:IB(PYP・MYP・DP)
  • 対象年齢:2〜18歳
  • 学費目安:年間約2,800万〜3,600万ウォン(約290万〜380万円)
  • こんな家庭に:IB教育を、比較的抑えた予算で受けさせたい家庭。

5. Chadwick International(松島/チャドウィック)

ソウルから電車やバスでアクセスできる仁川・松島(ソンド)国際都市にある、IBの全課程(PYP・MYP・DP・CP)をそろえた大規模校。最新の施設と国際色豊かな環境で、韓国トップクラスの評価を受ける一方、学費も国内最高水準です。

  • カリキュラム:IB(全課程)
  • 対象年齢:4〜18歳(PK〜G12)
  • 学費目安:年間約5,200万〜6,600万ウォン(約540万〜690万円)
  • こんな家庭に:松島圏に住み、最高水準のIB環境と施設を求める家庭。

6. Korea International School(KIS)

京畿道板橋(パンギョ)に本校を、ソウル市内にもキャンパスを構える米国式の大規模校。ITやSTEM教育に力を入れ、活気ある学校生活と幅広い課外活動で知られます。

  • カリキュラム:米国式(AP)
  • 対象年齢:3〜18歳
  • 学費目安:年間約3,400万〜4,700万ウォン(約360万〜490万円)
  • こんな家庭に:板橋・ソウル南部圏で、活発な米国式の学校生活を望む家庭。

7. Dulwich College Seoul(ダリッジ・カレッジ・ソウル)

英国の名門Dulwich Collegeの国際ネットワーク校で、ソウル麻浦区に立地。英国式(IGCSE+Aレベル)を軸にIBパスウェイも用意し、英国式教育を志向する家庭に選ばれています。

  • カリキュラム:英国式(IGCSE・Aレベル)+IB
  • 対象年齢:3〜18歳
  • 学費目安:年間約4,300万〜4,800万ウォン(約450万〜500万円)
  • こんな家庭に:英国式の伝統的な教育とイギリス系大学への道を意識する家庭。

※学費等は2026年7月時点の公開情報です。学費は毎年改定され、入学条件・定員も学校や年度により変わります。最新は各校の公式サイトでご確認ください。

比較でわかる、わが家に合う選び方

7校を並べても、「結局どれがうちに合うの?」と迷うのが正直なところだと思います。大切なのは、学校を「名門インター」「中堅・新興」「オンライン国際校」という3タイプで捉え、わが家が何を最優先するかで絞ることです。費用の手頃さ、入学のしやすさ、通学の負担、対面の施設、日本語・母語の支え——どれを重視するかで、答えは自然と変わってきます。

名門インター・中堅新興校・オンライン国際校を、費用の手頃さ・入学のしやすさ・通学の負担・対面の施設・日本語の支えの5観点で比較した表
タイプごとに強み・弱みは異なります。わが家の優先順位に重ねて考えてみてください。

対面のインターには、広い校庭・施設や、その場でしか得られない仲間との時間という大きな価値があります。一方で、学費や入学条件がハードルになる家庭も少なくありません。まずは学びの中身から比べたい方は、オンラインでの学びのしくみを見る →もご覧ください。

ソウルの自宅リビングで、親子がノートパソコンを囲んでオンライン学習について話し合う様子
通学だけが道ではない時代。家にいながら世界とつながる学びも選択肢になりました。

学費や通学が壁なら——「オンライン」という第8の選択肢

ここまで7校を見て、「学費が続けられるか不安」「そもそも外国人学校の入学条件を満たせない」「通える範囲に合う学校がない」と感じた方もいるかもしれません。その気持ちは、まったく自然なものです。そして、あなたのような家庭にこそ知ってほしいのが、オンラインという第8の選択肢です。

私たちNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、2027年9月開校予定のオンライン・インターナショナルスクールです。日本の株式会社NIJINが運営し、母体である日本のオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」には、すでに1000名以上の子どもたちが在籍しています。

NGAが大切にするのは、テストの点数で子どもを並べない「脱偏差値」の考え方と、少人数の対話を中心にした学び。「自分と世界を、好きになる」を合言葉に、アジア・オセアニアの6〜18歳を対象としています。住む場所を選ばないので、韓国の外国人学校の入学条件や、通学圏という壁に左右されません。日本語の支えを前提に、少しずつ英語に触れられる設計なので、「いきなりオール英語は不安」という家庭にも寄り添えます。学費は対面インターの約5分の1を目指しています。

正直にお伝えすべき点もあります。NGAはまだ開校前で、卒業生の進学実績はこれから積み上げていく段階です。広い校庭で走り回る体験や、対面ならではの空気感を、そのまま置き換えられるわけでもありません。それでも、「制度や費用や距離で、国際的な学びをあきらめなくていい」——そんな選択肢を必要とする家庭に、まっすぐ届けたいと考えています。

よくある質問

Q. 何歳から入れますか?

A. ソウルの対面インターの多くは2〜5歳の幼児クラスから受け入れています(学校により異なります)。NGAは6〜18歳を対象としています。低年齢からの英語環境を望むか、小学校以降でオンラインという選択肢を検討するかで、見るべき学校が変わってきます。

Q. 韓国籍でも入学できますか?

A. 韓国の外国人学校は、韓国籍の子どもの場合「3年以上の海外居住・就学歴」または「親の一方が外国籍」などの条件があり、在籍割合にも上限が定められています。条件を満たさないと入学できないことがあるため、必ず志望校と管轄の教育庁に確認してください。オンラインのNGAはこうした国籍要件に縛られない学びの場です。

Q. 日本語のサポートはありますか?

A. 対面のインターは基本的に英語(または英語+韓国語)が中心で、日本語での手厚いサポートは学校により大きく異なります。NGAは日本語の支えを前提に設計しているため、英語に少しずつ移行したい日本人家庭でも安心して始めやすいのが特徴です。

「入れる学校」ではなく、「わが子が伸びる学び」を

ソウルには素晴らしいインターナショナルスクールがたくさんあります。同時に、学費や入学条件という現実の壁があるのも事実です。大切なのは、条件で消去法的に「入れる学校」を選ぶことではなく、わが子がのびのびと自分らしく学べる環境を、家族で選び取ること。その選択肢の中に、通学もオンラインも、対等に並んでいていいのだと思います。焦らなくて大丈夫。あなたの一歩を、私たちは応援しています。

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